JPH1176593A - 玉貸機の球誘導樋 - Google Patents

玉貸機の球誘導樋

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JPH1176593A
JPH1176593A JP24154497A JP24154497A JPH1176593A JP H1176593 A JPH1176593 A JP H1176593A JP 24154497 A JP24154497 A JP 24154497A JP 24154497 A JP24154497 A JP 24154497A JP H1176593 A JPH1176593 A JP H1176593A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球貸機の球誘導樋に関し、状況に応じてフレ
キシブルな姿勢をとらせることができ、多様化した球供
給皿の高さに対しても、姿勢を変えることで、的確にか
つ簡単に対応できるようにする。 【解決手段】 この発明の球貸機の球誘導樋5は、回動
部6の水平回動角度、第1関節通路部7の上下方向回動
角度、および第2関節通路部8の上下方向回動角度の各
々の角度設定により任意の姿勢をとり、その任意の姿勢
から、玉貸機本体10からの球が回動部6、第1関節通
路部7、および第2関節通路部8に誘導され、後段通路
81先端の球出口81bから球供給皿90に入るように
なる姿勢を選択設定可能とした、ことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機とパ
チンコ機との間に設置された玉貸機本体から供給された
貸球をパチンコ機の球供給皿まで誘導する玉貸機の球誘
導樋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機とパチンコ機との間に
設置され、球誘導樋をパチンコ機側に向けた状態で硬貨
や紙幣、カードを投入すると、玉貸機本体から流下した
貸球を球誘導樋を通してパチンコ機の球供給皿に直接供
給することができ、一方、球誘導樋を前方に向けた状態
で硬貨や紙幣、カードを投入し、球取出筒に手を当てて
上昇させると、玉貸機本体から流下した球を手の上に取
り出すことができるようにした玉貸機が公知である。
【0003】そして、この玉貸機の球誘導樋は、その根
元で上下方向に揺動可能となるように構成され、パチン
コ機の新規入れ替え作業時や、パチンコ機の前面枠を開
放しての修理時等に邪魔となる場合や、球供給皿上方に
位置するため遊技者が邪魔と感じるような場合は、この
球誘導樋の姿勢を起こし、邪魔にならないように直立さ
せておくことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の玉
貸機の球誘導樋では、その根元で姿勢を変えられるもの
の、多くの場合、水平か垂直かのどちらかの姿勢しか選
択できず、そのときの状況に応じたフレキシブルな姿勢
をとらせることはできなかった。また、パチンコ機の新
規入れ替えによってパチンコ機の球供給皿の高さが変更
になった場合、球誘導樋の姿勢を変更してその高さに対
応できれば、その高さ調整も簡単に済ませることができ
るが、球誘導樋の姿勢は水平か垂直にしか変更できない
ため、姿勢変更による高さ調整は無理であり、そのよう
な簡単な姿勢変更によって高さ調整を行うことができる
球誘導樋が要望されるようになっていた。
【0005】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
そのときの状況に応じてフレキシブルな姿勢をとらせる
ことができ、多様化した球供給皿の高さに対しても、姿
勢を変えることで、的確にかつ簡単に対応することがで
きる玉貸機の球誘導樋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、パチンコ機とパチンコ機
との間に設置された玉貸機本体から供給された貸球をパ
チンコ機の球供給皿まで誘導する玉貸機の球誘導樋にお
いて、上記玉貸機本体に対し前方に突出した状態で設け
られたケース内に水平方向に回動自在に収納され、内部
に所定の球経路が形成されるとともに外周側面にケース
側面の窓部から突き出す前段通路が突設され、玉貸機本
体から流入してきた球を所定の球経路を介して前段通路
に流下させる回動部と、上記前段通路の球出口側に上下
動可能に支持されてその前段通路との間で第1関節を形
成すると共に、前段通路からの球を受け入れる中段通路
が形成された第1関節通路部と、上記中段通路の球出口
側に上下動可能に支持されてその中段通路との間で第2
関節を形成すると共に、中段通路からの球を受け入れる
後段通路が形成された第2関節通路部と、を有し、上記
回動部の水平回動角度、第1関節通路部の上下方向回動
角度、および第2関節通路部の上下方向回動角度の各々
の角度設定により任意の姿勢をとり、その任意の姿勢か
ら、玉貸機本体からの球が回動部、第1関節通路部、お
よび第2関節通路部に誘導され後段通路先端の球出口か
ら球供給皿に入るようになる姿勢を選択設定可能とし
た、ことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、上記第1
関節通路部は、前段通路の球出口側での側壁と中段通路
の球入口手前側での側壁とを嵌合させることにより軸支
され、回動部に対して着脱自在となり、上記第2関節通
路部は、中段通路の球出口側での側壁と後段通路の球入
口手前側での側壁とを嵌合させることにより軸支され、
第1関節通路部に対して着脱自在となる、ことを特徴と
している。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、上記した
請求項2に記載の発明の構成に加えて、上記前段通路の
球出口側での側壁外面に、軸を突設するとともにその軸
から第1の所定距離の位置に係止突起を形成し、上記中
段通路の球入口手前側での側壁には、軸受孔を穿設する
とともにその軸受孔から上記第1の所定距離の位置に複
数の係止孔を穿設し、前段通路の球出口側での側壁と中
段通路の球入口手前側での側壁との嵌合時に、軸受孔に
軸を嵌入させて軸支するとともに、第1関節を上下方向
に回動させつつ選択した係止孔に係止突起を嵌入させ、
あるいは中段通路の球入口手前側での側壁の一側端を係
止突起に掛けることで、第1関節の姿勢をセッティング
可能とした、ことを特徴としている。
【0009】さらに、請求項4に記載の発明は、上記し
た請求項3に記載の発明の構成に加えて、上記第1関節
の姿勢は、係止孔の選択に応じて略水平から略垂直まで
段階的に可変となる、ことを特徴としている。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、上記した
請求項2から4のいずれかに記載の発明の構成に加え
て、上記中段通路の球出口側での側壁外面に、軸を突設
するとともにその軸から第2の所定距離の位置にネジ穴
を形成し、上記後段通路の球入口手前側での側壁には、
軸受孔を穿設するとともにその軸受孔から上記第2の所
定距離の位置にスライド用長孔を穿設し、中段通路の球
出口側での側壁と後段通路の球入口手前側での側壁との
嵌合時に、軸受孔に軸を嵌入させて軸支するとともに、
スライド用長孔にネジを挿通しネジ穴に累着させ、第2
関節をそのスライド用長孔のストローク内で上下方向に
回動させつつ選択した姿勢でネジを締め付けることで、
第2関節の姿勢をセッティング可能とした、ことを特徴
としている。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、上記した
請求項5に記載の発明の構成に加えて、上記第2関節
は、スライド用長孔のストローク内で上下方向に回動
し、中段通路に対して略水平の姿勢から下方傾斜の姿勢
まで連続的に可変となる、ことを特徴としている。
【0012】さらに、請求項7に記載の発明は、上記し
た請求項1から6のいずれかに記載の発明の構成に加え
て、上記回動部上端から延設した腕部材を前段通路の開
放上面および中段通路球入口側の開放上面に遊嵌させて
前段通路および中段通路球入口側の蓋とするとともに、
上記第1関節を上方に回動させたとき、その腕部材はそ
のまま静止することで腕部材先端は中段通路球入口側を
塞ぎ、その腕部材先端で、前段通路からの球の流下、お
よび第1関節の上方への回動時に中段通路、後段通路に
滞留していた球の中段通路球入口への逆流を規制するよ
うにした、ことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機列に設
置した玉貸機の正面図、図2は球誘導樋を玉貸機前方に
向けた状態での側面断面図、図3は球誘導樋をパチンコ
機側に向けた状態での平面図、図4は球誘導樋を分解し
た状態を示す斜視図、図5、図6および図7は球誘導樋
の第1関節および第2関節による姿勢設定の説明図、図
8は後段通路を起こしたときの球流れの規制を説明する
ための図である。
【0014】玉貸機1…は、図1に示すように、パチン
コ機9とパチンコ機9との間に設置され、縦に細長い直
方体状の玉貸機本体10の前面には、硬貨投入口11、
カード挿入口12、硬貨返却口13、貸出表示ランプ1
4などを設けるとともに、ケース2を前方に突出した状
態で設け、このケース2に球誘導樋5の基端である回動
部6を水平方向に回動可能に取り付けてある。また、玉
貸機本体10の内部には、投入された硬貨やカードに基
づいて要求されている金額に対応する所定数の貸球の流
下を案内する球流下樋101を設け、この球流下樋10
1の下端出口を、図2に示すように、ケース2の背面に
連通させてある。
【0015】ケース2は、図4に示すように、金属板を
屈曲した略蒲鉾形であって、高さのほぼ半分の位置に第
1仕切板21を水平方向に固定することにより内部を上
室と下室とに区画し、上室の前面から、一方の側面2a
には深く切り込んで他方の側面2bには浅く切り込ん
で、窓部22を開設し、図2に示すように、開放背面に
は入口形成部材23a,23bを止着することで球通過
口24を形設し、開放上面は蓋部材25を被せて塞いで
ある。また、下室は第2仕切板26を縦方向に固定する
ことにより内部を前室と後室とに区画し、前室は球取出
筒27を上下動可能に取り付け、後室には第1仕切板2
1に球入口28を開設したバイパス流路29を縦方向に
形成し、バイパス流路29の傾斜下端は第2仕切板26
に開設した球出口30に臨んでいる。
【0016】球取出筒27は、前室の断面形状に対応さ
せた形状に成形した金属製の筒体であり、背面の中程よ
り少し下方にシャッター口31を開設してあり、常態に
おいては自重により所定位置まで下降し球取出筒27の
背面がバイパス流路29の球出口30を球が通過し得な
い大きさとなるように塞ぎ、球取出筒27を上昇させる
と、シャッター口31が上がって球出口30を球が十分
通過し得る大きさとする。
【0017】回動部6は、ケース2の上室内に収納し得
る大きさの半透明のプラスチック製円柱体であり、外周
側面に第1球入口61と第2球入口62とをほぼ90度
位相を変えて開口するとともに、第1球入口61からほ
ぼ180度、第2球入口62からほぼ90度位相を変え
た位置から前段通路63を半径方向外方に向けて延設
し、内部には所定の球経路、すなわち第1球入口61に
連通して下端出口が底面に開口し縦方向の球流路64
と、第2球入口62と前段通路63とを連通する内部通
路65とを形成し、上面には斜め下方に延設した腕部材
601を有する円板状のキャップ60をネジ111,1
11によって止着してある。なお、腕部材601の先端
には、水平に屈曲したプレート部分の半分を切り欠い
て、係止片601aを形成してある。
【0018】球誘導樋5は、図4に示すように、上記の
回動部6を基端とし、この回動部6に第1関節通路部7
を、また第1関節通路部7に第2関節通路部8を、それ
ぞれ着脱可能に取り付けることで構成され、玉貸機本体
10からの貸球を、球1個が通過可能な第2球入口6
2、内部通路65、前段通路63、後述する中段通路7
1および後段通路81に沿って列状に誘導し、球供給皿
90に導く。なお、これらの第1関節通路部7および第
2関節通路部8は、上記の回動部6と同様に、半透明プ
ラスチックで形成されている。
【0019】上記の回動部6の前段通路63には、階段
状に段差を設けてあり、その上段側は球半分程度の長さ
を有し、下段側は球1個半程度の長さを有している。下
段側(球出口側)での側壁67,67には、外面略中央
に軸67a,67aを突設するとともに、その軸67
a,67aの球出口寄り斜め下方で軸67a,67aか
ら所定距離の位置に係止突起67b,67bを突設し、
軸67a,67aの下方にサブ係止孔67c,67cを
穿設してある。また、前段通路63の下段側での底壁6
8は、通路中央が下方に少し突き出して湾曲しており、
その底壁68には通路幅中央の位置に、段差を成す壁か
ら球出口に向けて漸次高さが低くなる突条69が湾曲状
に形成してある。
【0020】第1関節通路部7は、上面が開放し球数個
分の長さを有する中段通路71と、その中段通路71の
球入口手前側で中段通路71の側壁72,72および底
壁73の各々に延設した嵌合用側壁76,76および底
壁77とから成っている。
【0021】嵌合用側壁76,76は、中段通路71の
側壁72,72に対しては外側に膨らむように段状に連
接しており、その形状は前段通路63の下段側の側壁6
7,67と大体同じで、その側壁67,67に対しては
嵌合するようになっている。この嵌合用側壁76,76
には、その上部に軸受孔76a,76aを、またその軸
受孔76a,76aの下方で軸受孔76a,76aから
所定距離(側壁67の軸67aから係止突起67bまで
の距離と同一)の位置に、それぞれ3つの係止孔76b
…,76c…,76d…を、それぞれ穿設するととも
に、内面下方にはサブ係止突起76e,76eを突設し
てある。
【0022】底壁77は、幅が中段通路71や前段通路
63の各通路幅より少し広く、長さが前段通路63の底
壁68と略同一若しくは若干長くなっている。底壁77
の一端縁は、底壁68の球入口側の湾曲形状に整合する
ように少し上方に反っている。また、底壁77と中段通
路71側の底壁73との上面には、幅方向中央の位置に
1本の突条79が連設されている。この突条79は、底
壁68の球出口側の湾曲形状に整合するように底壁77
の中央から底壁73の球入口まで湾曲しつつ漸次高さが
高くなり、底壁73の球入口では約1〜2mm程度の一
定高さとなって球出口まで続いている。
【0023】中段通路71の側壁72,72外面には、
底壁73より低くなっている下部の球出口側に軸72
a,72aを突設し、上部の球出口側にサブ突起72
b,72bを突設するとともに、一方の側壁72には軸
72aに対して球入口寄り横方向で軸72aから所定距
離の位置にネジ穴72cを形成してある。
【0024】第2関節通路部8は、細長い筒体の後段通
路81と、その後段通路81の球入口手前側で後段通路
81の側壁82,82および上壁83の各々に延設した
嵌合用側壁86,86および上壁87とから成ってい
る。
【0025】上壁87は、後段通路81の上壁83より
幅が狭くなって、嵌合用側壁86,86とは所定の間隙
を保っている。また、上壁87の先端には、半分を切り
欠いて、係止片87aを形成してある。この上壁87
は、球誘導樋5の組み付け時には、中段通路71の蓋と
なり、その先端の係止片87aと、上記の腕部材601
の係止片601aとは、図3に示すように、互いにその
切り欠いた部分に入り込んで遊合している。
【0026】嵌合用側壁86,86は、後段通路81の
側壁82,82に対しては外側に膨らむように段状に連
接しており、縦横の長さは中段通路71の側壁72,7
2と略同一に形成され、その側壁72,72に対しては
嵌合するようになっている。この嵌合用側壁86,86
には、その下部の後段通路81寄りに軸受孔86a,8
6aを穿設してあり、またその軸受孔86a,86aに
対して側壁一端寄り横方向で軸受孔86aから所定距離
(側壁72の軸72aからネジ穴72cまでの距離と同
一)の位置に、縦長のスライド用長孔86bを穿設して
ある。
【0027】後段通路81は、上壁83と側壁82,8
2とが一体に逆U字状に形成され、この上壁83と側壁
82,82との成すコーナ部分には、係止孔81a…を
穿設し、底壁84には係止爪84a…を立設し、係止爪
84a…を係止孔81a…に係合させることで、底壁8
4を側壁82,82に固定するようになっている。後段
通路81の先端には、球出口81bが開口している。
【0028】上記構成の回動部6、第1関節通路部7お
よび第2関節通路部8を組み付けて球誘導樋5を構成す
るには、先ずキャップ60を外した状態の回動部6を、
ケース2の窓部22からケース2の上室内に挿入し、前
段通路63を窓部22からケース2の外部に突出させ、
回動部6の底面中央に突設した軸66を第1仕切板21
の軸孔32内に遊嵌する。そして、キャップ60をケー
ス2の開放上面から挿入し、ネジ111,111で回動
部6の上面に止着する。このとき、腕部材601は、斜
め下方に中段通路71の球入口まで伸び、前段通路63
の開放上面、および中段通路71の球入口側の開放上面
に遊嵌して、通路の蓋となる。
【0029】次に、キャップ60の中央に突設した軸6
02を蓋部材25の軸孔25a内に遊嵌するとともに、
スプリング603で付勢した当接子604を蓋部材25
の突条25b内に当接した状態で蓋部材25をケース2
の開放上面に被せて回動部6をケース2内に止着する。
このようにして回動部6をケース2の上室内に軸着する
と、回動部6の外周面がケース2の内周曲面に近接した
状態で位置し、回動部6が軸66,602を中心にして
水平方向に回動可能となる。
【0030】球誘導樋5が前方に向いた第1状態では回
動部6の当接子604が突条25bの一端の深溝部25
cに嵌合し、球誘導樋5をパチンコ機9側に向けた第2
状態では上記当接子604が突条25bの他端の深溝部
25dに嵌合する。したがって、球誘導樋5が振動など
によって不用意に水平方向に回動することを防止するこ
とができ、手で回動した際のクリック感を付与して節度
ある水平回動を可能とする。
【0031】続いて、ケース2から突出している前段通
路63の下段側の側壁67,67に、第1関節通路部7
の嵌合用側壁76,76を嵌合させる。このとき、軸6
7a,67aが軸受孔76a,76aに嵌入し、これに
より、第1関節通路部7は、軸67a,67aに軸支さ
れて上下動自在となり、第1関節通路部7を上下動させ
たとき、係止突起67b,67bはその上下動に応じて
3つの係止孔76b…,76c…,76d…のいずれか
に嵌入すし、さらに係止孔76d,76dに嵌入したと
きには、サブ係止突起76e,76eがサブ係止孔67
c,67cに嵌入する。
【0032】このように、側壁67,67に嵌合用側壁
76,76を嵌合させて第1関節通路部7を前段通路6
3に組み付けるので、第1関節通路部7は、前段通路6
3に対して着脱自在となり、また、軸67a,67aが
軸受孔76a,76aに嵌入することで、第1関節通路
部7は、前段通路63との間で第1関節を形成し、この
第1関節によって上下動自在となる。
【0033】この第1関節の姿勢は、係止突起67b,
67bを3つの係止孔76b…,76c…,76d…の
いずれかに嵌入することで、水平姿勢(図5)、および
2段階の斜め上方姿勢(図6、図7の一点鎖線)の3つ
のいずれかにセッティング可能となる。また、第1関節
通路部7をさらに上げて玉貸機本体10に近づけると、
嵌合用側壁76,76の一側端761,761が係止突
起67b,67bの上端縁に掛かった状態となること
で、垂直姿勢(図7の実線)にセッティング可能とな
る。これらの姿勢は、いずれもクリック感を伴って確実
にセッティングされ、したがって、第1関節通路部7が
自重や振動、球の衝撃などによって不用意に上下方向に
回動することを防止することができ、節度ある上下方向
の回動を可能としている。さらに、第1関節を水平にし
たときには、サブ係止突起76e,76eがサブ係止孔
67c,67cに嵌入するので、クリック感のある節度
ある回動を保持しつつ、同時にその水平姿勢のセッティ
ングをよりしっかりしたものにしている。
【0034】続けて、中段通路71の側壁72,72
に、第2関節通路部8の嵌合用側壁86,86を嵌合さ
せる。このとき、軸72a,72aが軸受孔86a,8
6aに嵌入し、これにより、第2関節通路部8は、軸7
2a,72aに軸支されて上下動自在となり、スライド
用長穴86bにネジ112を挿通しネジ穴72cに緩く
ネジ止めした後、スライド用長穴86bに案内されてそ
のストローク内で第2関節通路部8を上下動させたと
き、第2関節通路部8は、中段通路71に対して水平の
姿勢から下方傾斜の所定姿勢まで連続的に可変となり
(図5)、所望の姿勢でネジ112を固く締め付けるこ
とで、その所望の姿勢にセッティング可能となる。ま
た、サブ突起72b,72bは、嵌合用側壁86,86
の内面に比較的強く当接するので、第2関節通路部8の
上下動はそのサブ突起72b,72bによって少しブレ
ーキが掛かった状態となり、安定した使用感を与えてい
る。
【0035】このように、側壁72,72に嵌合用側壁
86,86を嵌合させて第2関節通路部8を中段通路7
1に組み付けるので、第2関節通路部8は、中段通路7
1に対して着脱自在となり、また、軸72a,72aが
軸受孔86a,86aに嵌入することで、第2関節通路
部8は、中段通路71との間で第2関節を形成し、この
第2関節によって上下動自在となる。
【0036】上記のようにして組み付けた球誘導樋5の
姿勢変動について、図3、図5、図6および図7を用い
て説明する。先ず、回動部6はケース2に対して水平方
向に回動自在に軸支されているので、図3に示すよう
に、球誘導樋5は、窓部22の開口度合いに応じて、パ
チンコ機9側に向いた第2状態からパチンコ機9の前方
を向く第1状態、さらには、隣のパチンコ機の方へ少し
入り込んだ第3状態まで、連続的に可変となる。また、
使用頻度の多い第1状態と第2状態とでは、上記したよ
うにクリック感を伴ってその姿勢に確実にセッティング
することができる。
【0037】また、第1関節部7は、前段通路63との
間で第1関節を形成して上下動自在となり、第2関節通
路部8は、中段通路71との間で第2関節を形成して上
下動自在となるので、例えば図5に示すように、球誘導
樋5をパチンコ機9側に向けた第2状態で、第1関節に
おいて係止突起67b,67bを係止孔76d,76d
に嵌入させると、第1関節通路部7は水平状態となり、
その水平状態でスライド用長孔86bに挿通したネジ1
12を緩めておいて、第2関節を中心にして第2関節通
路部8を上下させると、後段通路81は、略水平状態か
ら下方傾斜した状態まで連続的に可変となる。したがっ
て、パチンコ機9の機種が変わり球供給皿90の高さが
変動しても、その高さに応じた調整が可能となり、遊技
店の店員は、球誘導樋5の球出口81bが丁度球供給皿
90の上方にくるように、第2関節通路部8の姿勢を調
整し、その姿勢でネジ112を締め付けることで、高さ
調整に的確にかつ簡単に対応することができる。
【0038】次に、図5の状態で、例えば遊技者が球供
給皿90の上方に位置する球誘導樋5を邪魔に感じるよ
うなときは、遊技者が手で少し後段通路81を押し上げ
ると、第1関節の回動によって係止突起67b,67b
が係止孔76c,76cに嵌入し、第1関節通路部7
は、図6に示すような斜め上方を向いた姿勢でクリック
感を伴って停止する。また、さらに後段通路81を押し
上げると、第1関節の回動によって係止突起67b,6
7bが係止孔76b,76bに嵌入し、第1関節通路部
7は、図7の一点鎖線に示すようなより斜め上方を向い
た姿勢でクリック感を伴って停止する。このように、球
誘導樋5の姿勢をフレキシブルに変えることができ、遊
技者は所望の位置に簡単にセッティングでき、したがっ
て遊技を中断されることなく、その後も快適に遊技を進
めることができる。
【0039】また、例えばパチンコ機9の新規入れ替え
作業時や、パチンコ機9の前面枠を開放しての修理時等
に、球誘導樋5が邪魔になるようなときは、後段通路8
1を手で押し上げることにより、最終的に球誘導樋5は
図7の実線で示すような垂直姿勢をとり、上述したよう
に、そのとき嵌合用側壁76,76の一側端761,7
61は係止突起67b,67bの上端縁に掛かった状態
で、クリック感を伴って停止する。このように、球誘導
樋5を垂直姿勢とすることにより、店員は、球誘導樋5
に邪魔されずに作業を継続して行うことができる。しか
も、この垂直姿勢のままで、さらに水平方向に、図7の
二点鎖線で示す玉貸機1の前方位置に、あるいは隣のパ
チンコ機の方にまで回動することもできるので、その場
合は、球誘導樋5の存在をほとんど考慮せずに、快適に
作業を進めることができる。
【0040】次に、上記の球誘導樋5における球流れに
ついて説明する。先ず、球誘導樋5をケース2の前面か
ら突出する第1状態にすると、図2に示すように、回動
部6の第1球入口61が球通過口24に連通する。した
がって、この状態で例えば硬貨投入口11に硬貨を投入
すると、玉貸機本体10からの貸球が、流下樋101を
介して球通過口24から第1球入口61を通って回動部
6の球流路64内に流入し、先頭の数個はそのままバイ
パス流路29内に流下して最先の球が、球取出筒27が
下降しているため狭くなっている球出口30に塞がれて
停止する。バイパス流路29の内部で停止し得る球数は
僅かなので、バイパス流路29内に入り切れない残りの
球は回動部6の球流路64内、および球流下樋101内
で停止し待機する。この状態で遊技者が手で球取出筒2
7を上昇すると、シャッター口31と球出口30とが十
分な大きさで連通するので、バイパス流路29およびそ
の上流で待機していた球が球出口30とシャッター口3
1を通って球取出筒27内に流入し、下端の出口から遊
技者の手の上に流下する。
【0041】一方、球誘導樋5を第1状態からほぼ90
度回動して横向きの第2状態に変換し、また第1関節を
回動して第1関節通路部7を水平状態にすると、球誘導
樋5先端の球出口81bがパチンコ機9の球供給皿90
上方に位置し(図5)、回動部6がほぼ90度回動し
て、図3に示すように、第2球入口62が球通過口24
に連通する。したがって、この状態で例えば硬貨投入口
11に硬貨を投入すると、玉貸機本体10からの貸球
が、球流下樋9を介して球通過口24から第2球入口6
2を通って回動部6の内部通路65内に流入し、そのま
ま前段通路63、中段通路71、および後段通路81を
通って球供給皿90に直接供給される。
【0042】上記球流れ時に、前段通路63には階段状
に段差が付いているので、内部通路65からの球は、こ
の前段通路63で勢いを付けて流下していき、しかもそ
の前段通路63の下段側の底壁68には、湾曲状の突条
69を形成してあるので(図2)、その段差部分でも不
自然な流下とはならず極めて円滑に流下していく。さら
に、この第1関節通路部7が水平になっているときに
は、図2に示すように、上記の突条69に、第1関節通
路部7の底壁77,73に形成した突条79が連続する
ので、この点からも、球を円滑に流下させることができ
る。
【0043】また、上記の球流れ時の球誘導樋5の姿勢
のうち、図5に示すように、第2関節通路部8(後段通
路81)を傾斜させた姿勢をとると、中段通路71の底
壁73と後段通路81の底壁84との間に若干の空隙s
1が生じるが、その空隙s1は球に比べて十分に小さい
ので何ら問題なく、球は円滑に流下していく。
【0044】ところで、玉貸機1からの貸球数が多いと
きなどには、球供給皿90が満杯となり、球誘導樋5内
に貸球が滞留する場合もあり、このような状況のときに
遊技者が球供給皿90の上方に位置している球誘導樋5
を邪魔に思って、図8に示すように、後段通路81を手
で押し上げることもある。そのような場合、前段通路6
3および中段通路71球入口側の蓋として機能していた
腕部材601は、そのままの姿勢で静止し、腕部材60
1の先端に形成した係止片601aが、中段通路71の
球入口側を塞ぎ、その係止片601aで、前段通路63
からの球の流下を規制し、また、中段通路71、後段通
路81に滞留していた球が前段通路63側へ逆流しよう
とするのを規制している。したがって、後段通路81を
押し上げても、球誘導樋5内に滞留している球を整然と
的確に規制でき、球は外にこぼれたりしないので、遊技
者にとっても使い勝手が良く、安心して使用できるよう
になっている。また、球を整然と規制しているので、次
に球誘導樋5の姿勢を変えるときでも、その姿勢変更を
支承なくスムーズに行うことができる。
【0045】また、上記の場合、前段通路63の球P
(図8)は、突条69に案内されて第1関節通路部7の
底壁77に形成した突条79に誘導され、双方の突条6
9,79が形成する湾曲面に収まるようになっており、
このような場合でも狭いスペースの中で球が整然と配列
し、したがって、次回の球誘導樋5の姿勢変動に直ちに
対応することができる。
【0046】さらに、上記の場合、前段通路63の底壁
68と第2関節通路部7の底壁77とは、後段通路81
を手で押し上げた状態のときでも、その曲面同士で整合
し重なっているため、そこに空隙が生じることはなく、
従来生じていた根元屈曲部での空隙からの球の落下も、
完全に防止することができる。
【0047】また、後段通路81を手で押し上げたと
き、図8に示すように、腕部材601先端の係止片60
1aと、第2関節通路部8の上壁87先端の係止片87
aとの間には、空隙s2が生じるが、この空隙s2に
は、上壁側の係止片87aが深く臨むんで、空隙s2を
球に比べて小さくしているので、この空隙s2から球が
こぼれることはなく、どのようなときでも安心して後段
通路81を起こし上げることができる。
【0048】以上述べたように、この実施形態では、玉
貸機1のケース2に回動部6を水平方向に回動自在に収
納し、その回動部6に第1関節通路部7を上下動可能に
支持し、さらにその第1関節通路部7に第2関節通路部
8を上下動可能に支持したので、水平方向のみならず、
上下方向においても球誘導樋5を任意の姿勢に設定する
ことができる。したがって、例えばパチンコ機9の機種
が変わり球供給皿90の高さが変動しても、遊技店の店
員は、その高さ調整に的確にかつ簡単に対応することが
できるし、また、遊技者が球供給皿90の上方に位置す
る球誘導樋5を邪魔に感じるようなときは、遊技者は所
望の位置に簡単にセッティングできるのでその後も快適
に遊技を進めることができ、また、パチンコ機9の新規
入れ替え作業時や、パチンコ機9の前面枠を開放しての
修理時等に、球誘導樋5が邪魔になるようなときは、球
誘導樋5を垂直姿勢とすることで、店員は、球誘導樋5
に邪魔されずに作業を継続して行うことができ、しか
も、この垂直姿勢のままで、さらに水平方向に隣のパチ
ンコ機の方にまで回動させることもできるので、球誘導
樋5の存在をほとんど考慮せずに、快適に作業を進める
ことができる。
【0049】また、回動部6に対して第1関節通路部7
を、また第1関節通路部7に対して第2関節通路部8を
それぞれ着脱自在としたので、部品毎に分解した状態で
梱包し運送でき、したがって、コンパクトな梱包となっ
て、運送時に発生しやすい破損等を防止することができ
る。また、遊技店でもワンタッチで次々と組み付けるこ
とができ、組み付け作業を短時間で容易に行うことがで
きる。
【0050】また、第1関節の姿勢を、係止突起67
b,67bを3つの係止孔76b…,76c…,76d
…のいずれかに嵌入させることで、あるいは嵌合用側壁
76,76の一側端761,761を係止突起67b,
67bに掛けることで、水平姿勢、2段階での斜め上方
姿勢、垂直姿勢のいずれかにセッティング可能としたの
で、第1関節通路部7の姿勢を手で簡単にセッティング
することができるとともに、手で回動した際のクリック
感を付与して節度ある上下方向の回動を可能とし、第1
関節通路部7が自重や振動、球の衝撃などによって不用
意に上下方向に回動することを防止して姿勢セッティン
グをしっかりしたものとすることができる。
【0051】さらに、第2関節の姿勢を、スライド用長
穴86bのストローク内で上下動させることで水平の姿
勢から下方傾斜の所定姿勢まで連続的に可変となるよう
にしたので、その連続的な姿勢の中から所望の姿勢を選
択することができ、しかもその選択した姿勢はネジ11
2を固く締め付けることでセッティング可能となり、例
えば遊技店の店員は、球誘導樋5の球出口81bが丁度
球供給皿90の上方にくるように調整し、その姿勢でネ
ジ112を締め付ければよく、店員はその高さ調整に的
確にかつ簡単に対応することができる。
【0052】また、第1関節を上方に回動させたとき、
腕部材601の先端に形成した係止片601aで、前段
通路63からの球の流下を規制し、また、中段通路71
や後段通路81に滞留していた球の前段通路63側への
逆流を規制したので、第1関節の上方への回動時に球誘
導樋5内に滞留している球は外にこぼれたりせず、しか
も整然と的確に規制でき、したがって、遊技者にとって
も使い勝手が良く、安心して使用できるようになってい
る。また、滞留している球を整然と規制できるので、次
に球誘導樋5の姿勢を変えるときでも、その姿勢変更を
支承なくスムーズに行うことができる。
【0053】以上本発明を図示した実施形態について説
明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない
限り適宜に実施できる。
【0054】
【発明の効果】この発明は上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。請求
項1に記載の発明では、玉貸機のケースに回動部を水平
方向に回動自在に収納し、その回動部に第1関節通路部
を上下動可能に支持し、さらにその第1関節通路部に第
2関節通路部を上下動可能に支持したので、水平方向の
みならず、上下方向においても球誘導樋を任意の姿勢に
設定することができ、したがって、例えばパチンコ機の
機種が変わり球供給皿の高さが変動しても、遊技店の店
員は、その高さ調整に的確にかつ簡単に対応することが
できるし、また、遊技者が球供給皿の上方に位置する球
誘導樋5を邪魔に感じるようなときは、遊技者は所望の
位置に簡単にセッティングできるのでその後も快適に遊
技を進めることができ、また、パチンコ機の新規入れ替
え作業時や、パチンコ機の前面枠を開放しての修理時等
に、球誘導樋が邪魔になるようなときは、球誘導樋を垂
直姿勢とすることで、店員は、球誘導樋に邪魔されずに
作業を継続して行うことができ、しかも、この垂直姿勢
のままで、さらに水平方向に隣のパチンコ機の方にまで
回動させることもできるので、球誘導樋の存在をほとん
ど考慮せずに、快適に作業を進めることができる。
【0055】請求項2に記載の発明では、回動部に対し
て第1関節通路部を、また第1関節通路部に対して第2
関節通路部をそれぞれ着脱自在としたので、部品毎に分
解した状態で梱包し運送でき、したがって、コンパクト
な梱包となって、運送時に発生しやすい破損等を防止す
ることができる。また、遊技店でもワンタッチで次々と
組み付けることができ、組み付け作業を短時間で容易に
行うことができる。
【0056】また、請求項3に記載の発明では、第1関
節の姿勢を、係止突起を複数の係止孔のいずれかに嵌入
することで、あるいは中段通路の球入口手前側での側壁
の一側端を係止突起に掛けることで、例えば略水平から
略垂直まで段階的にセッティング可能としたので、第1
関節通路部の姿勢を手で簡単にセッティングすることが
できるとともに、手で回動した際のクリック感を付与し
て節度ある上下方向の回動を可能とし、第1関節通路部
が自重や振動、球の衝撃などによって不用意に上下方向
に回動することを防止して姿勢セッティングをしっかり
したものとすることができる。
【0057】さらに、請求項5に記載の発明では、第2
関節の姿勢を、スライド用長穴のストローク内で上下動
させることで、例えば水平の姿勢から下方傾斜の所定姿
勢まで連続的に可変となるようにしたので、その連続的
な姿勢の中から所望の姿勢を選択することができ、しか
もその選択した姿勢はネジを固く締め付けることでセッ
ティング可能となり、例えば遊技店の店員は、球誘導樋
の球出口が丁度球供給皿の上方にくるように調整し、そ
の姿勢でネジを締め付ければよく、店員はその高さ調整
に的確にかつ簡単に対応することができる。
【0058】また、請求項7に記載の発明では、第1関
節を上方に回動させたとき、腕部材の先端で、前段通路
からの球の流下を規制し、また、中段通路や後段通路に
滞留していた球の前段通路側への逆流を規制したので、
第1関節の上方への回動時に球誘導樋内に滞留している
球は外にこぼれたりせず、しかも整然と的確に規制で
き、したがって、遊技者にとっても使い勝手が良く、安
心して使用できるようになっている。また、滞留してい
る球を整然と規制できるので、次に球誘導樋の姿勢を変
えるときでも、その姿勢変更を支承なくスムーズに行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機列に設置した玉貸機の正面図であ
る。
【図2】球誘導樋を玉貸機前方に向けた状態での側面断
面図である。
【図3】球誘導樋をパチンコ機側に向けた状態での平面
図である。
【図4】球誘導樋を分解した状態を示す斜視図である。
【図5】球誘導樋の第1関節および第2関節による姿勢
設定の説明図である。
【図6】球誘導樋の第1関節および第2関節による姿勢
設定の説明図である。
【図7】球誘導樋の第1関節および第2関節による姿勢
設定の説明図である。
【図8】後段通路を起こしたときの球流れの規制を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 玉貸機 10 玉貸機本体 101 球流下樋 2 ケース 2a,2b 側面 21 第1仕切板 22 窓部 23a,23b 入口形成部材 24 球通過口 25 蓋部材 25a 軸孔 25b 突条 25c,25d 深溝部 26 第2仕切板 27 球取出筒 28 球入口 29 バイパス流路 30 球出口 31 シャッター口 32 軸孔 5 球誘導樋 6 回動部 60 キャップ 601 腕部材 601a 係止片 602 軸 603 スプリング 604 当接子 61 第1球入口 62 第2球入口 63 前段通路 64 球流路 65 内部通路 66 軸 67,67 側壁 67a,67a 軸 67b,67b 係止突起 67c,67c サブ係止孔 68 底壁 69 突条 7 第1関節通路部 71 中段通路 72,72 側壁 72a,72a 軸 72b,72b サブ突起 72c ネジ穴 73 底壁 76,76 嵌合用側壁 76a,76a 軸受孔 76b,76b 係止孔 76c,76c 係止孔 76d,76d 係止孔 76e,76e サブ係止突起 761 一側壁 77 底壁 79 突条 8 第2関節通路部 81 後段通路 81a,… 係止孔 81b 球出口 82,82 側壁 83 上壁 84 底壁 84a,… 係止爪 86,86 嵌合用側壁 86a,86a 軸受孔 86b スライド用長孔 87 上壁 87a 係止片 9 パチンコ機 90 球供給皿 s1,s2 空隙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機とパチンコ機との間に設置さ
    れた玉貸機本体から供給された貸球をパチンコ機の球供
    給皿まで誘導する玉貸機の球誘導樋において、 上記玉貸機本体に対し前方に突出した状態で設けられた
    ケース内に水平方向に回動自在に収納され、内部に所定
    の球経路が形成されるとともに外周側面にケース側面の
    窓部から突き出す前段通路が突設され、玉貸機本体から
    流入してきた球を所定の球経路を介して前段通路に流下
    させる回動部と、 上記前段通路の球出口側に上下動可能に支持されてその
    前段通路との間で第1関節を形成すると共に、前段通路
    からの球を受け入れる中段通路が形成された第1関節通
    路部と、 上記中段通路の球出口側に上下動可能に支持されてその
    中段通路との間で第2関節を形成すると共に、中段通路
    からの球を受け入れる後段通路が形成された第2関節通
    路部と、 を有し、 上記回動部の水平回動角度、第1関節通路部の上下方向
    回動角度、および第2関節通路部の上下方向回動角度の
    各々の角度設定により任意の姿勢をとり、その任意の姿
    勢から、玉貸機本体からの球が回動部、第1関節通路
    部、および第2関節通路部に誘導され後段通路先端の球
    出口から球供給皿に入るようになる姿勢を選択設定可能
    とした、 ことを特徴とする玉貸機の球誘導樋。
  2. 【請求項2】 上記第1関節通路部は、前段通路の球出
    口側での側壁と中段通路の球入口手前側での側壁とを嵌
    合させることにより軸支され、回動部に対して着脱自在
    となり、 上記第2関節通路部は、中段通路の球出口側での側壁と
    後段通路の球入口手前側での側壁とを嵌合させることに
    より軸支され、第1関節通路部に対して着脱自在とな
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の玉貸機の球誘導樋。
  3. 【請求項3】 上記前段通路の球出口側での側壁外面
    に、軸を突設するとともにその軸から第1の所定距離の
    位置に係止突起を形成し、 上記中段通路の球入口手前側での側壁には、軸受孔を穿
    設するとともにその軸受孔から上記第1の所定距離の位
    置に複数の係止孔を穿設し、 前段通路の球出口側での側壁と中段通路の球入口手前側
    での側壁との嵌合時に、軸受孔に軸を嵌入させて軸支す
    るとともに、第1関節を上下方向に回動させつつ選択し
    た係止孔に係止突起を嵌入させ、あるいは中段通路の球
    入口手前側での側壁の一側端を係止突起に掛けること
    で、第1関節の姿勢をセッティング可能とした、 ことを特徴とする請求項2に記載の玉貸機の球誘導樋。
  4. 【請求項4】 上記第1関節の姿勢は、係止孔の選択に
    応じて略水平から略垂直まで段階的に可変となる、 ことを特徴とする請求項3に記載の玉貸機の球誘導樋。
  5. 【請求項5】 上記中段通路の球出口側での側壁外面
    に、軸を突設するとともにその軸から第2の所定距離の
    位置にネジ穴を形成し、 上記後段通路の球入口手前側での側壁には、軸受孔を穿
    設するとともにその軸受孔から上記第2の所定距離の位
    置にスライド用長孔を穿設し、 中段通路の球出口側での側壁と後段通路の球入口手前側
    での側壁との嵌合時に、軸受孔に軸を嵌入させて軸支す
    るとともに、スライド用長孔にネジを挿通しネジ穴に累
    着させ、第2関節をそのスライド用長孔のストローク内
    で上下方向に回動させつつ選択した姿勢でネジを締め付
    けることで、第2関節の姿勢をセッティング可能とし
    た、 ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の玉
    貸機の球誘導樋。
  6. 【請求項6】 上記第2関節は、スライド用長孔のスト
    ローク内で上下方向に回動し、中段通路に対して略水平
    の姿勢から下方傾斜の姿勢まで連続的に可変となる、 ことを特徴とする請求項5に記載の玉貸機の球誘導樋。
  7. 【請求項7】 上記回動部上端から延設した腕部材を前
    段通路の開放上面および中段通路球入口側の開放上面に
    遊嵌させて前段通路および中段通路球入口側の蓋とする
    とともに、上記第1関節を上方に回動させたとき、その
    腕部材はそのまま静止することで腕部材先端は中段通路
    球入口側を塞ぎ、その腕部材先端で、前段通路からの球
    の流下、および第1関節の上方への回動時に中段通路、
    後段通路に滞留していた球の中段通路球入口への逆流を
    規制するようにした、 ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の玉
    貸機の球誘導樋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009136317A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Copcom Co Ltd ゲーム機

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JP2009136317A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Copcom Co Ltd ゲーム機

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