JP3978027B2 - 弾球遊技機の遊技球検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は弾球遊技機に関し、さらに詳しくは、弾球遊技機において遊技球が貯留されるタンク部材に設けられて、ここに位置する遊技球が所定量以上あるか否かを検出する遊技球検出装置を備えた弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機の代表例として例示されるパチンコ機では、機体の上部に上面開放の容器状に形成されたタンク部材を備え、遊技盤における所定の入賞状態に基づいて賞球払出装置を作動させ、タンク部材に貯留された遊技球を上下の球皿に払い出すように構成される。タンク部材の上方には遊技施設の遊技球供給装置に繋がる供給ダクトが配設されており、この供給ダクトからタンク部材に遊技球の補給が行われるように構成されている。
【0003】
ここで、賞球払出装置による遊技球の払い出しは、遊技盤における所定の入賞状態に応じて行われるため、タンク部材に貯留された遊技球の減少状況は常時一定ではない。このため、パチンコ機にはタンク部材に貯留された遊技球が所定量以上あるか否かを検出する遊技球検出装置(「賞球切れ検出装置」と称される)が設けられ、タンク内に貯留された遊技球が所定量未満になったときに遊技球補給装置に遊技球の補給を促すように構成されている。
【0004】
このような遊技球検出装置としては、タンク部材の貯留空間に臨んで揺動自在に配設され、ここに位置する遊技球からの押圧力に応じて揺動変位可能なレバー部材と、レバー部材の揺動角度位置を検出する検出スイッチとを有し、レバー部材の揺動角度位置を検出することでタンク部材に貯留された遊技球が所定量以上であるか否かを検出する装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような従来の遊技球検出装置では、貯留する遊技球からの押圧力を受けて上下揺動するレバー部材がタンク部材側に揺動自在に枢支される一方で、このレバー部材の揺動角度位置を検出する検出スイッチが裏セット盤や前枠等のタンク取付部側に取り付けられていた。このため、タンク部材をタンク取付部に取り付けようとするときに、自重で下傾しようとするレバー部材を上方に引き上げ、この状態を保持したままタンク部材を取り付ける必要があり、作業が繁雑であるという問題があった。
【0006】
また、従来の遊技球検出装置では、検出スイッチなどの細かい構成部品類が、主要機構が装備される裏セット盤や前枠等の遊技機本体に順次、直接的に取り付けられる構成のため、遊技機本体の組立工程が複雑化し、効率的な生産が行いにくい要因のひとつになっていた。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑みて成されたものであり、遊技球検出装置の組付作業を容易化するとともに、組み立て工程におけるメインフローを簡明化して生産効率を向上させた弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明は、前面側に遊技部品が設けられた遊技盤を立設姿勢で収容保持する前枠と、前枠の後面側に遊技盤の裏面を覆う閉鎖姿勢と後方に開いた開放姿勢とに変化可能に配設された裏セット盤と、裏セット盤の上部に取り付けられ、上面開放の容器状に形成されて遊技球を貯留させるとともに底面下流部に設けられた出口開口から貯留された遊技球を供給するタンク部材と、このタンク部材の底面に位置してタンク部材に上下に揺動自在に枢支され貯留された遊技球からの押圧力に応じて揺動変位可能なレバー部材と、レバー部材の下部に位置してタンク部材に取り付けられレバー部材の揺動角度位置を検出する検出スイッチとを備えて構成され、検出スイッチによりレバー部材の揺動角度位置を検出してタンク部材に貯留された遊技球が所定量以上であるか否かを検出する弾球遊技機の遊技球検出装置であるそのうえで、本発明の遊技球検出装置では、タンク部材の底部に、レバー部材を上下に挿通させるレバー開口が開口形成されるとともに、当該レバー開口の後方に位置してタンク部材の底面から下方に延びる立設壁面の前面側にレバー部材を揺動可能に枢支するレバー取り付け部と検出スイッチが取り付けられるスイッチ取り付け部とが形成されてレバー部材および検出スイッチが備えられ、タンク部材が裏セット盤の上部に取り付けられたときに検出スイッチが裏セット盤の前面側に露出して配設され、裏セット盤を前枠の後方に開いた開放姿勢において裏セット盤の前面側から検出スイッチを着脱可能に構成される。
【0009】
上記構成の弾球遊技機の遊技球検出装置では、遊技球からの押圧力に応じて揺動変位可能なレバー部材と、このレバー部材の揺動角度位置を検出する検出スイッチとがともにタンク部材に一体的に組み付けられ、このようにして遊技球検出装置の主要機構が組み付けられたタンク部材を裏セット盤の上部に取り付けることで遊技球検出装置が構成される。すなわち、レバー部材と検出スイッチとは、おのおのが弾球遊技機の本体に取り付けられる以前に既に相互に整合した状態でタンク部材に組み付けられており、本体組立時にこれらの相互位置関係(整合状態)を気遣いながら組立作業を行う必要がない。このため、タンク部材を取り付けるときに、レバー部材を引き上げ保持する必要がなく、組立作業を容易化することができる。
【0010】
また、レバー部材と検出スイッチとの部分組立作業は、遊技機本体の組み立て作業と並行して行うことができるため、遊技機本体の組立工程を簡明化して効率的な生産を行うことができる。
なお本発明において、レバー取り付け部とスイッチ取り付け部との間に、レバー部材が下方に揺動されたときに当該レバー部材の下面を支持して当該レバー部材が所定の揺動角度位置を超えて揺動することを規制するストッパ面を形成することが好ましい。なお、「所定の揺動角度位置」は、検出スイッチに過剰な負荷を与えないような角度に設定される。
また、レバー開口がタンク部材における前方の底面に開口形成され、裏セット盤の上部にタンク部材の前方の底面を支持するタンク受容部が形成されるとともに、レバー開口の下側に位置するタンク受容部にスイッチ取り付け部を上下に挿通させる検出開口が形成され、スイッチ取り付け部に取り付けられた検出スイッチが検出開口を通って裏セット盤の前面側に露出して配設されるように構成することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。実施例では本発明に係る弾球遊技機の代表例としてパチンコ機を採り上げ、このパチンコ機のタンク部材に本発明を適用した場合を主として説明する。まず、本発明が適用されるパチンコ機PMについて、その概要構成を図1から図3を参照して要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを正面から見た正面図、図2はパチンコ機PMを裏面から見た背面図、図3は遊技球の流下経路を示すため裏セット盤BSPから各種回路基盤やカバー類を取り外した状態で示す背面図である。なお、図2では遊技盤の裏面構成を記載省略している。
【0012】
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠を成す外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ部材3a,3bにより横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して外枠1と係合された閉鎖状態で遊技に供される。
【0013】
前枠2の正面側には、前枠2の前側面域に合わせた方形状のガラス扉5、および遊技球を貯留して整列させる上球皿6が、ともに横開き開閉および着脱が可能に組付けられており、常には施錠装置4および図示しないロック機構を利用して前枠2の前面を覆う閉止状態で保持される。前枠2の下部には下球皿7および遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が取り付けられている。
【0014】
ガラス扉5の背後に位置する前枠2の裏面上部には、図示省略する方形枠状の収容枠が前枠2と一体に成形されており、この収容枠に所定のゲージ設定で構成された遊技盤20が複数の係合レバー17,17…により着脱交換可能にセット保持されその前面域をガラス扉5に臨ませている。
【0015】
遊技盤20は、表面にセルが貼り付けられた化粧板21の前面側に、帯状の外レール22aおよび内レール22bが円弧状に固設され、この内側に遊技領域PAが区画される。遊技領域PAには多数本の遊技釘とともに、複数の風車23、一般入賞具24や始動入賞具25並びに大入賞口26などの入賞具、周囲に飾り部を有した図柄表示装置28などが設けられ、遊技領域PAの下端には入賞具に入賞せずに落下した遊技球を排出させるアウト口27が設けられている。入賞具に落入した遊技球(「セーフ球」という)は、各入賞具に設けられた入賞球検出センサで検出され、化粧板21を貫通するセーフ球通路孔を通って遊技盤20の裏面側に排出される。また、アウト口27に集められたアウト球は化粧板21を貫通するアウト球通路孔を通って遊技盤20の裏面側に排出される。
【0016】
前枠2の裏面下部には打球発射装置9が取り付けられており、打球発射装置9と遊技盤20との間には、打球発射装置9によって打ち出された遊技球を遊技盤20の外レール22aに向けて案内する発射レールや、効果音を発生させるスピーカ等が取り付けられている。発射レールやスピーカ等は上球皿6の裏側に位置する前枠2の中間領域(「遊技補助盤」と称される)に取り付けられており、常には閉鎖状態に保持される上球皿6によりその表面側が覆われている。
【0017】
また、前枠2の裏側には、裏セット盤BSPが上下のヒンジ18,18で横開き開閉および着脱が可能に装備され、常には閉鎖レバー19,19…を利用して遊技盤20の裏面を覆うように閉鎖保持される。裏セット盤BSPは、全体として収容枠の背面外郭サイズよりも大きめの縦長方形形状を成し、中央に遊技盤20から突出する画像制御基板97を受容する窓口31を有して一体成形された基枠体30をベースとして構成される(図4を参照)。
【0018】
裏セット盤BSPには、窓口31の上部に装備されて遊技球の貯留・供給処理を行う球貯留供給機構40や、窓口31の右側方に装備されて球貯留供給機構40から導かれる遊技球の払い出し処理を行う賞球払出機構50などの賞球機構が設けられるとともに、賞球払出機構50の下方に位置して同機構50から払い出された遊技球(「賞球」という)を上・下の球皿6,7に排出するための賞球払出経路60、窓口31の下方に位置して遊技盤20の裏面側に排出されるアウト球およびセーフ球(これらをまとめて「遊技済み球」という)を集合させ、遊技施設側の回収バケットに排出させる遊技済み球排出経路70などが形成されている。
【0019】
また、裏セット盤BSPの裏面側には、このパチンコ機の作動を統括的に制御する主制御基板91や、賞球の払出制御を行う賞球制御基板92、効果照明や効果音の作動制御を行うランプ・音声制御基板93、各制御基板や電子部品に所定の電力を供給する電源基板94、複数のコネクタが取り付けられて制御信号や電力の中継等を行う中継基板95、遊技機の作動状態を遊技施設側に出力するためのターミナル基板96などの各種回路基板や、賞球カセット53などの電子部品が取り付けられ、各機器が図示しないワイヤーハーネスで接続される。
【0020】
パチンコ機PMは、上球皿6およびガラス扉5が閉止施錠された状態(図1に示す状態)で遊技に供され、上球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。操作ハンドル8の操作レバーが回動操作されると、上球皿6に貯留した遊技球がこの球皿に装備された球送り装置によって1球ずつ発射レール上に送出され、打球発射装置9のハンマーに打ち出されて遊技盤20の遊技領域PAに導かれ、以降パチンコゲームが展開される。
【0021】
次に、このように概要構成されるパチンコ機PMにおける遊技球の流れについて、図3および図4を参照して説明する。ここで、図4は裏セット盤BSPを構成する各種構成部品等を取り付ける前の状態の基枠体30の単体構成を斜視図として示したものである。なお、以降では裏セット盤BSPを裏側から見た構成を主として説明するため、説明の便宜上、図3に示す背面図における左右方向を左方または右方と称し、紙面直交方向の向こう側(パチンコ機前面側)を前方、手前側(同裏面側)を後方と称して説明する。
【0022】
球貯留供給機構40は、基枠体30の上部に取り付けられて遊技球を貯留するタンク部材41と、このタンク部材41の下部に位置して基枠体30に取り付けられる整列樋部材42とを主体として構成される。整列樋部材42はタンク部材41と賞球払出機構50との間を結んで緩い勾配をもって配設され、タンク部材41から供給される遊技球を流下させる過程で前後二列に整列させ、下流端部の偏向出口43から賞球払出機構50に送り出す。
【0023】
賞球払出機構50は、偏向出口43から送られた遊技球を受けて所定数量の遊技球を待機保持させる賞球待機通路52と、この賞球待機通路52の下端部に配設されて待機保持された遊技球を払い出す賞球カセット53、賞球カセット53から送り出された賞球を計数して賞球制御基板92にフィードバックする賞球検出センサ54などを有して構成される。賞球カセット53は、ケース内部に回転可能に支持されたインペラとこのインペラを回転させるモータとを有し、入賞具24,25,26への遊技球の入賞状態に応じて賞球制御基板92から出力される払出指令信号に基づいてインペラを回転作動させ、指令信号に応じた数量の遊技球を賞球として賞球払出経路60に払い出す。
【0024】
賞球払出経路60は、上球皿6に通じる上球皿払出通路61と、下球皿7に通じる下球皿払出通路65とからなり、両通路は仕切壁62で仕切られつつこの壁面の上部で連通し、一体となって賞球払出機構50の出口に繋がっている。上球皿払出通路61には賞球カセット53の下方に位置して賞球出口61eが設けられており、賞球カセット53から払い出された賞球は、上球皿払出通路61を落下して賞球出口61eを通り上球皿6に送り出される。
【0025】
一方、基枠体30と蓋部材32とには仕切壁62の上端を通ってそれぞれ前後に突出し左方に下傾する第1迂回路63aおよび第2迂回路63bが形成されている。このため、上球皿6に貯留する遊技球が一杯になって賞球出口61eから賞球を排出できなくなり、仕切壁62の上端まで賞球が充満した状態で、さらに賞球払い出し機構50から賞球が払い出されたときに、溢れ出る賞球がこれらの迂回路63a,63bを通ってスムーズに下球皿払出通路65に導かれ、下球皿払出通路65および前枠2に固定された賞球バケット68を通って下球皿7に送り出される。
【0026】
なお、下球皿払出通路65の下部には、球詰まり検出装置66が設けられている。この検出装置は、基枠体30に揺動自在に支持された球詰まり検知レバー66aと、この検知レバーの傾動角度位置を検出する球詰まり検知スイッチ66bとを主体として構成される。球詰まり検知レバー66aは捻りバネを利用して下球皿払出通路65の内方に向けて付勢支持されており、この検知レバー66aが遊技球に押圧されて所定角度以上傾動されたときに検知スイッチ66bの接点が開または閉作動されるように構成されている。このため、下球皿7に貯留する遊技球が一杯となり下球皿払出通路65の下部にまで賞球が充満すると、球詰まり検知レバー66aが充満する遊技球によって通路外方に押圧されて傾動し、球詰まり検知スイッチ66bの接点が開または閉作動されて下球皿払出通路65の球詰まり状態(賞球の充満状態)を検出できるようになっている。
【0027】
また、遊技済み球排出経路70は、基枠体30の表面側に形成された遊技済み球集合通路71と、基枠体30の裏面側に多段に屈曲した溝形状に形成された遊技済み球排出通路75とからなり、両通路71,75が基枠体30の前後を連通する導出口74で接続されている。遊技済み球集合通路71は左右側端から中央の導出口74に向けて下傾した樋面を有して蓋状に形成されており、裏セット盤BSPを前枠2に閉鎖した閉鎖姿勢において遊技盤20の裏面下部を覆うように配設される。このため、前述したセーフ球通路孔およびアウト球通路孔を通って遊技盤20の裏面側に排出された遊技済み球は、遊技済み球集合通路71の樋面に落下してこの樋面上を転がり、導出口74に集められる。導出口74を通って遊技済み球排出通路75に落下した遊技済み球は、この通路に形成された各段差部で受け止められて落下速度が緩和され、通路下端に位置して配設されるダクト76を通って遊技施設側の回収バケットに排出される。
【0028】
以上のように構成されるパチンコ機PMにあって、球貯留供給機構40に賞球切れ検出装置が設けられている。まず、図5および図6を参照して賞球切れ検出装置が取り付けられるタンク部材41および基枠体30の周辺構造について説明したのち、続けて図7〜図11を参照しつつ第1実施形態の賞球切れ検出装置100について説明する。
【0029】
ここで、図5はタンク部材41が基枠体30に取り付けられた状態での賞球切れ検出装置の位置関係を示す背面図(部分断面図)、図6はタンク部材41を基枠体30に取り付ける前の状態を示す平面図、図7は本実施形態の賞球切れ検出装置100を斜め前方から見た分解斜視図、図8は部分組立された検出アッセンブリ100Aの取付形態を基枠体30の裏面側から見た斜視図、図9は基枠体30に取り付けられた賞球切れ検出装置100の正面図(部分断面図)、図10は図9の主要部を拡大して示す正面図(部分断面図)、図11は図10中の矢印XI−XIに沿った断面図を示している。
【0030】
なお、第1実施形態の賞球切れ検出装置100は、スイッチベース110と、スイッチベース110に揺動自在に枢支されるレバー部材120と、このレバー部材120の揺動角度位置を検出する検出スイッチ130と、検出スイッチ130をスイッチベース110に固定保持するスイッチカバー140とからなり、レバー部材120および検出スイッチ130がスイッチベース110に一体的に組み付けられて検出アッセンブリ100Aを構成し、このように部分組立された検出アッセンブリ100Aを基枠体30に取り付けることで、レバー部材120がタンク部材41の底面の所定位置に臨むように配設される遊技球検出装置である。
【0031】
タンク部材41は、前後左右を取り囲む壁面とこれらの壁面と繋がる底面とから構成され、上面が開放された横長矩形箱状の形態をなし、底面上部に遊技球を貯留する容器状の貯留空間410を形成する。タンク部材41は基枠体30と同様の樹脂材料、例えばABS樹脂等の樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により図示する形状に一体的に形成される。底面は右壁面から左壁面に向けて下傾する右底面411aと、後壁面から前方に向けて傾斜する後底面411bとからなり、これらの底面が交わる左中央部に出口開口412が形成される。
【0032】
出口開口412の前側には、この出口開口412の前方壁面をなし、基枠体30の通路壁面34と滑らかに繋がる膨出部413が形成される一方で、膨出部413の上方および右側方の領域でタンク部材41の前壁面が通路壁面34よりも前方(遊技盤側)に張り出して形成されている。これにより、貯留空間410の容積を確保するとともに、球流路が出口開口412に向けて滑らかに繋がり、貯留空間410の上流から流下する遊技球をスムーズに出口開口412に案内するように構成されている。
【0033】
膨出部413の立設壁面には、アース金具45の上端部に形成された舌片状の嵌入片部45sを受容して係合し、この嵌入片部を覆う庇部413sが形成されるとともに、アース金具45に突出形成された係合部45tを受容して嵌合する円孔状の係合孔が形成され、アース金具45をタンク部材41に仮止め保持した状態で一体的に基枠体30に取付可能に構成されている。
【0034】
アース金具45には、取付姿勢において整列樋部材42の左端壁面よりも左方に突出するタブ状のアース金具取り付け部が形成されており、アース線46の丸形圧着端子とともに基枠体30にねじ止めされ、機械的に固定されるとともに、電気的にアース電位に地落される。なお、アース線46は基枠体30の前面側に形成された支持桟部38上を横行して、ターミナル基板96のアース端子に接続されている。
【0035】
膨出部413の右側(上流側)に位置する右底面411aには、賞球切れ検出装置100のレバー部材120を貯留空間410に臨ませるレバー開口415が形成されている。またタンク部材41の左右壁面には、それぞれ左右外方に突出して、基枠体30に形成されたダボ33b,33bと係合可能な受容取付部414,414が一体に形成されている。
【0036】
一方、基枠体30の上部にはタンク部材41が取り付けられる、タンク部材取り付け部33が形成されている。タンク部材取り付け部33はタンク部材41の形状に合わせて成型されており、受容開口412よりも前方に突出するタンク部材41の前壁面を受容するように凹状のタンク受容部33aが形成され、その左右には後方に突出して受容取付部414,414と係合可能な円筒状のダボ33b,33bが形成されている。
【0037】
また、タンク部材取り付け部33の下側に、アース金具45の取り付け部が形成されている。このアース金具取り付け部36は、アース金具45の形状に合わせて金具の板厚分だけ凹状に形成されており、アース金具45の取り付け姿勢において金具表面が通路壁面34と同一面になるように構成されている。なお、アース金具取り付け部36には、アース金具45およびアース線46を固定するためのねじ穴36nが形成され、その上方にアース線を挿通させるケーブル挿通孔36hが形成されている。
【0038】
そして、タンク部材取り付け部33の上向き面を主として、検出アッセンブリ100Aが取り付けられるアッセンブリ取り付け部35が形成される。アッセンブリ取付部35には、この面を上下に貫通する検出開口35aが形成され、検出開口35aの左右にスイッチベース110におけるレバー取付部の左右端部を挟持する係合リブ35bおよび係合壁面35cが形成されている。また、通路壁面34を挟んだ基枠体30の前面側(遊技盤側)には、前方に突出して水平に延びるリブ状の支持桟部38が形成されており(図9参照)、検出開口35aの下方奥部にあたる支持桟部上にスイッチベース110におけるスイッチ取り付け部115の左右端面を挟持する係合突起35d,35dが形成されている。
【0039】
さて、このように構成されるアッセンブリ取り付け部35に、検出アッセンブリ100Aが取り付けられ、その上方にタンク部材41が取り付けられて、遊技球の押圧力を受けるレバー部材120がレバー開口415から貯留空間410に臨んで配設される。検出アッセンブリ100Aは、アッセンブリのベースとなるスイッチベース110、スイッチベース110に揺動自在に枢支されるレバー部材120、このレバー部材120の下部に位置して配設されレバー部材120の揺動角度位置を検出する検出スイッチ130、検出スイッチ130をスイッチベース110に固定保持するスイッチカバー140から構成される。
【0040】
スイッチベース110は、大別すると、検出レバー120が取り付けられる検出レバー取り付け部113と、その下部に延出されて検出スイッチ130が取り付けられるスイッチ取り付け部115とからなり、左右に延びるストッパ面111と上下に延びる被係合面112とを有して一体に構成される。スイッチベース110は、タンク部材41と同様の樹脂材料、例えばABS樹脂等を用いて射出成形等の公知の成形手段で図示する形状に一体成型される。
【0041】
検出レバー取り付け部113には、基端側にレバー部材120の側端面を受ける座面が形成され、先端側にねじ孔を有する円筒状の支軸114が突出形成されている。また、ストッパ面111は、支軸114に支持されたレバー部材120が所定角度を超えて下方に傾動することを規制し、検出スイッチ130に過剰な負荷を与えないように、レバー部材120の先端下部に位置するように形成されている。
【0042】
スイッチ取り付け部115には、この立設壁面から前方に突出し検出スイッチ130の下面および側面を覆うL字状のベース部116、段付ピン形状に形成されて先端のピンで検出スイッチ130の取付孔137と係合し、基端側の座面で検出スイッチ130の取付孔137周辺を支持する支持ピン117、支持ピン117の座面(段付面)と同一面で水平に延びる支持面を有するとともに、検出スイッチ130の取付孔138と位置整合してねじ孔が形成された支持片部(不図示)、ベース部116から前方に突出成形されたカバー支持ピン116aなどが形成されている。
【0043】
また、ストッパ面111および被係合面112は、アッセンブリ取り付け部35における係合リブ35bおよび係合壁面35cと、それぞれ係合可能に位置寸法が規定されており、スイッチベース110(検出アッセンブリ100A)をアッセンブリ取り付け部35に装着したときに、ストッパ面111の側端面(取り付け姿勢における左側端面)が係合リブ35bと係合し、被係合面112が係合面35cと係合して、スイッチベース110が係合リブ35bと係合壁面35cとの間に挟持されるように構成されている。
【0044】
レバー部材120は、前後方向に貫通しスイッチベース110の支軸114と嵌合自在な軸受孔124、レバー部材120の上面側にタンク部材の右底面411aの傾きに合わせて平坦に形成された球受け面125、レバー部材下面の揺動端側に下向きに突出成形されてストッパ面111と当接し得る規制突起121、レバー部材下面の左右略中間位置に下向きに突出成型されて検出スイッチ130の検出レバー132と係合する検出突起122などからなり、タンク部材41やスイッチベース110等と同様の成形手段により形成される。
【0045】
検出スイッチ130は、いわゆるマイクロ・リミットスイッチであり、本体部131に検出レバー132が上下に揺動可能に取り付けられ、常にはスイッチ本体の内部に配設されたバネで上方に付勢支持されている。本体部131にはこのスイッチを取り付けるための取付孔137,138が本体部を貫通して形成されてる。また、本体部131にはこの検出スイッチの接点信号を入出力する信号線がコネクタ接続されており、信号線は支持桟38の上面に支持されてこの桟上を横行し、アース線46と同様にターミナル基板96に接続される。
【0046】
検出スイッチ130の前面側(遊技盤側)に、この検出スイッチ130を固定するスイッチカバー140が取り付けられる。スイッチカバー140は、ベース部116と対向して同様にL字状に形成されたリブ146および検出スイッチ本体部の側面を覆うカバー面からなるカバー体141と、このカバー体141から前方に突出して端部が下方に屈曲成形された保持片部142と、カバー面と保持片部の上辺との間を繋ぐように形成された摘み部143とを有して形成される。
【0047】
カバー体141には、ベース部116から前方に突出するカバー支持ピン116aと係脱可能な支持孔146aと、検出スイッチの取付孔138と位置整合して形成された固定孔148とが形成されている。スイッチカバー140は、スイッチベース110、レバー部材120等と同様の樹脂材料を用いて同様の成形手段により成形される。
【0048】
そして、これらの各構成部材110、120、130、140を組み立てて検出アッセンブリ100Aを構成させる。
【0049】
レバー部材120の取り付けは、軸受孔124を支軸114に嵌挿してレバー部材120を支軸114に枢支させ、支軸114の先端から座付きねじ154等をねじ込むことにより行われ、これによりレバー部材120がスイッチ取り付け部113に揺動自在に枢結される。レバー部材120が取り付けられると、レバー部材120が所定の揺動角を超えて下傾しようとするときに規制突起121がストッパ面111と当接してその傾動を規制し、検出スイッチ130に過剰な押圧負荷が作用しないように機能する。
【0050】
一方、検出スイッチ130の取り付けは、まず、検出スイッチ130の取付孔137を支持ピン117の先端側のピンに嵌合接続させる。この嵌合接続により検出スイッチ130の上下・左右方向の位置が位置決めされる。次いで、摘み部143をつまんでスイッチカバーの支持孔146aをカバー支持ピン116aに嵌合させ、カバー体141が検出スイッチ130の前方を覆うようにスイッチカバー140を取り付ける。そしてカバー体141の前面側から固定孔148および検出スイッチの取付孔138を通して固定ねじ158を挿通させ、支持片部のねじ孔にねじ止めする。これにより、検出スイッチ130が支持ピン117の座面および支持片部の前端面と、スイッチカバー140のカバー体141との間に挟持されるように固定され、スイッチベース110に取り付けられる。
【0051】
なお、支持ピン117のピン径を取付孔137の孔径よりも幾分小径とし、スイッチカバー140のスイッチ保持面側に取付孔137と略同一径の係合ピンを突出成形して、スイッチカバー140の係合ピンと検出スイッチ130の取付孔137とを先に嵌合接続させる形態としてもよい。すなわち、まず、スイッチカバー140の係合ピンに検出スイッチ130の取付孔137を嵌合接続(圧入接続)させてスイッチカバー140に検出スイッチ130を保持させ、次いで、摘み部143をつまんで検出スイッチ130とスイッチカバー140とを一体的にスイッチベース110に取り付ける構成としてもよい。このような構成によれば、パチンコ機の組立が完成して遊技施設に設置された後、例えば検出スイッチ130の保守交換等を行うときに、基枠体前面側の比較的奥まった場所に位置するスイッチ取り付け部115に対して、検出スイッチ130の着脱交換を容易に行うことができる(図11中の二点鎖線を参照)。
【0052】
これらの構成では、検出スイッチ130がスイッチカバー140を介してねじ止めされるため、固定ねじ158の座面からの締め付け力がスイッチカバー140で分散されてスイッチ本体131に無理な締め付け力が作用することなく、検出スイッチ130を損傷させてしまうようなおそれがない。また、本構成では検出スイッチ取付部に設けた支持ピン117またはスイッチカバーに設けた支持ピンを利用して検出スイッチ130の位置決めを行い、固定ねじ158を用いてスイッチカバー140とともに固定する構成のため、わずか一本のねじをねじ止めする簡単な作業で検出スイッチ130を正確な位置に位置決めして取り付けることができる。
【0053】
このようにして、スイッチベース110にレバー部材120と検出スイッチ130とが取り付けられると、レバー部材120と検出スイッチ130とが相互の配設位置関係において整合状態に保持される検出アッセンブリ100Aが構成される。検出アッセンブリ100Aでは、通常の配設姿勢においてレバー部材の検出突起122と検出スイッチ130の検出レバー132とが上下に係合して、検出スイッチ130に内蔵されたバネ力によりレバー部材120が常時上方に付勢された揺動角度位置に保持される。
【0054】
検出アッセンブリ100Aは、図8に示すように、基枠体30の裏面側からアッセンブリ取り付け部35に装着される。作業者は、検出アッセンブリ100Aを把持してスイッチ取り付け部115の下端部を検出開口35aに挿入し、係合壁面35cに被係合面112を当接させて係合壁面35cにガイドさせるようにして検出アッセンブリ100Aを下動させてゆく。
【0055】
そして、ストッパ面111の下面を検出開口35a周辺の上面と当接するまで下動させて、ストッパ面111の側端面と係合リブ35bの側端面とを係合させ、スイッチベース110を係合リブ35bと係合壁面35cとの間に挟持保持させる。また、このとき、スイッチ取り付け部115の左右下端部が、検出開口35aの下方奥部にあたる支持桟部38上に形成された係合突起35d,35dに挟持保持される。これにより、検出アッセンブリ100Aがアッセンブリ取り付け部35に取り付けられ、検出レバーの球受け面125が上方に向かう取り付け姿勢で保持される。
【0056】
また、検出アッセンブリ100Aが取り付けられると、スイッチカバー140の下面と基枠体の支持桟部38の上面との間にアース線46等のケーブルを送通させるケーブル保持空間が形成され、スイッチカバーの保持片部142がこの保持空間の前方に位置して、ケーブルをこの保持空間内に保持させる。これにより、支持桟部38の上面を通るケーブル類の脱落を効果的に防止する。
【0057】
次いで、基枠体上方のタンク部材取り付け部33にタンク部材41を取り付ける。タンク部材41の取り付けは、タンク部材41にアース金具45を仮止め保持させた状態で、タンク部材の左右の受容取り付け部414,414を基枠体側のダボ33b,33bに係合させ、受容取り付け部414,414側からねじ止めすることにより行われる。また、アース金具45は上記タンク部材41の取り付けに伴ってアース金具取り付け部36に移行され、アース線46の丸形圧着端子とともにねじ穴36nにねじ止めされ、機械的に固定されるとともに電気的にアース電位に地落される。
【0058】
こうしてタンク部材41が取り付けられると、レバー開口415が検出アッセンブリ100Aの上方に位置して開口し、レバー部材120とレバー開口415とが位置整合状態にセットされて、レバー部材の球受け面125がレバー開口415から貯留空間410に臨むように配設される。
【0059】
このため、タンク部材の貯留空間410に多数の遊技球が貯留し、球受け面125の上部にも遊技球が位置するときには、レバー部材120が遊技球からの押圧力(質量)を受けて下方に揺動され、検出スイッチの検出レバー132を下方に揺動させて、一般的には、スイッチ接点が閉の状態(逆論理の場合には開の状態)に保持させる。
【0060】
一方、タンク部材の貯留空間410に貯留する遊技球が賞球装置53の払出作動等によって減少し、球受け面125の上部に遊技球がなくなったとき(球切れ状態)には、レバー部材120に作用する遊技球からの押圧力が解除されるため、検出スイッチ130に内蔵されたバネの付勢力によってレバー部材120が上方に傾動され、一般的には、検出スイッチ130のスイッチ接点が開の状態(逆論理の場合には閉の状態)に保持される。
【0061】
これらの、検出スイッチ130の検出信号はターミナル基盤96を介して遊技施設側の遊技球供給装置に伝達されており、遊技球供給装置はこの検出スイッチ130からの検出信号に基づいて、貯留空間410に貯留された遊技球が球切れ状態になったとき(所定量未満に減少したとき)に所定数量の遊技球をタンク部材41に補給する。
【0062】
次に、図12〜図15を参照しつて第2実施形態の賞球切れ検出装置200について説明する。ここで、図12は本実施形態の賞球切れ検出装置200を斜め前方から見た分解斜視図、図13はタンク部材41を基枠体30に取り付ける前の状態を示す平面図、図14は図10に対応して賞球切れ検出装置200の主要部を拡大して示す正面視の部分断面図、図15は図14中の矢印XV−XVに沿った断面図を示している。
【0063】
なお、本実施形態の賞球切れ検出装置200は、タンク部材41に一体的に成型されたスイッチベース部210を有し、このスイッチベース部210に前述したと同様のレバー部材120、検出スイッチ130、スイッチカバー140等が組み付けられて、賞球切れ検出装置の主要部がタンク部材41の底部に形成される遊技球検出装置である。すなわち、賞球切れ検出装置200は、前述した賞球切れ検出装置100におけるスイッチベース110が、スイッチベース部210としてタンク部材41の底部に一体的に成型されており、このスイッチベース部210に前述同様の検出機構が形成される形態の賞球切れ検出装置である。
【0064】
そこで、以下ではレバー部材等の構成部品やアッセンブリ取り付け部35等の構造については、既に説明したと同様の構成を有する部材や構造に対して同一番号を付して重複説明を省略し、異なる構成部分すなわちスイッチベース部210を主として説明する。
【0065】
スイッチベース部210は、タンク部材41のレバー開口415の下部に位置してタンク部材41と一体に形成される。スイッチベース部210は、大別すると、レバー開口415に繋がり検出レバー120が取り付けられる検出レバー取り付け部213と、その下部にさらに下方に延出されて検出スイッチ130が取り付けられるスイッチ取り付け部215とからなる。スイッチ取り付け部213には左右に延びるストッパ面211が形成されるとともに、左側のストッパ面が上方に延びて被係合面212が形成されている。
【0066】
検出レバー取り付け部213は、前述した検出レバー取り付け部113と同様に構成される。具体的には、検出レバー取り付け部213には基端側にレバー部材120の側端面を受ける座面が形成され、先端側にねじ孔を有する円筒状の支軸214が突出形成されている。また、ストッパ面211は、支軸214に支持されたレバー部材120が所定角度を超えて下方に傾動することを規制し、検出スイッチ130に過剰な負荷を与えないように、レバー部材120の先端下部に位置するように形成されている。
【0067】
スイッチ取り付け部215は、前述したスイッチ取り付け部115と同様に構成される。具体的には、スイッチ取り付け部215には、この立設壁面から前方に突出して検出スイッチ130の下面および側面を覆うL字状のベース部216、段付ピン形状に形成されて先端のピンで検出スイッチ130の取付孔137と係合し、基端側の座面で検出スイッチ130の取付孔137周辺を支持する支持ピン217、支持ピン217の座面(段付面)と同一面で水平に延びる支持面を有するとともに、検出スイッチ130の取付孔138と位置整合してねじ孔が形成された支持片部(不図示)、ベース部216から前方に突出成形されたカバー支持ピン216aなどが形成されている。
【0068】
また、ストッパ面211および被係合面212は、アッセンブリ取り付け部35における係合リブ35bおよび係合壁面35cと、それぞれ係合可能に位置寸法が規定されており、タンク部材41をタンク部材取り付け部33に取り付けたときに、ストッパ面211の側端面が係合リブ35bと係合し、被係合面212が係合面35cと係合して、これらの間に挟持されるように構成されている。
【0069】
このように構成されるスイッチベース部210に、検出レバー120と検出スイッチ130とが取り付けられる。これらを簡単に概説すると、検出レバー120は、軸受け孔124を支軸214に嵌挿させて枢支させ、支軸214の先端から座付きねじ154等を螺着させることにより支軸214に揺動自在に枢結される。ストッパ面211はレバー部材120が所定の揺動角を超えて下傾しようとするときに規制突起121と当接してその傾動を規制し、検出スイッチ130に過剰な押圧負荷が作用しないように機能する。
【0070】
また、検出スイッチ130は、検出スイッチ130の取付孔137を支持ピン217のピンに嵌合接続させて検出スイッチを位置決めさせ、次いで、スイッチカバーの摘み部143をつまんで支持孔146aをカバー支持ピン216aに嵌合させ、カバー体141が検出スイッチ130の前方を覆うようにスイッチカバー140を取り付ける。そしてカバー体141の前面側から固定孔148および検出スイッチの取付孔138を通して固定ねじ158を挿通させ、ねじ止めすることにより、検出スイッチ130がスイッチカバー140に挟持されるようにしてスイッチ取り付け部215に取り付けられる。なお、前述同様に検出スイッチ130をスイッチカバー140に仮止め保持可能な構成としても良く、このような構成によれば、検出スイッチ130の着脱交換を容易に行うことができる(図15中の二点鎖線を参照)。
【0071】
このようにして、スイッチベース部210にレバー部材120と検出スイッチ130とが組み付けられると、レバー部材の球受け面125がレバー開口415から貯留空間410に臨んで配設されるとともに、レバー部材120と検出スイッチ130とが整合状態に保持され、タンク部材41の底面下部に賞球切れ検出装置の主要機構が一体的に組み立てられた状態になる。
【0072】
そこで、このように組み立てられたタンク部材を基枠体のタンク部材取り付け部33に取り付けることで、同時に、賞球切れ検出装置200が基枠体のアッセンブリ取り付け部35に取り付けられる。
【0073】
すなわち、作業者はタンク部材41を把持し、タンク部材の上端部をわずかに後傾させた姿勢で、スイッチ取り付け部215の下端部を検出開口35aから挿入する。ここで、タンク部材の左右に形成された受容取付部414,414は下面が開放形態に構成されており、タンク部材41の上端部が基枠体30の上端部に後方に突出成型された補強リブを越えた後に、タンク部材41を前傾させてその前壁面をタンク受容部33aの取付面に当接させ、この面に沿って鉛直方向に下動可能に構成されている。そこで、作業者は上記タンク受容部33aの取付面および係合壁面35cに被係合面212をガイドさせるようにして下動させる。そして、ストッパ面211の側端面と係合リブ35bの側端面とを係合させて、スイッチベース部210を係合リブ35bと係合壁面35cとの間に挟持させる。このとき、スイッチ取り付け部215の左右下端部が、検出開口35aの下方奥部の支持桟部38上に形成された係合突起35d,35dに挟持保持される。次いで、タンク部材41およびアース金具45を基枠体に固定する。これにより、賞球切れ検出装置200を有したタンク部材が基枠体30に取り付けられる。
【0074】
また、タンク部材41が取り付けられると、スイッチカバー140の下面と基枠体の支持桟部38の上面との間にアース線46等のケーブルを送通させるケーブル保持空間が形成され、スイッチカバーの保持片部142がこの保持空間の前方に位置して、ケーブルをこの保持空間内に保持させる。これにより、支持桟部38の上面を通るケーブル類の脱落を効果的に防止する。
【0075】
そして、このようにして賞球切れ検出装置200が構成されると、タンク部材の貯留空間410に多数の遊技球が貯留し、球受け面125の上部にも遊技球が位置するときには、レバー部材120が遊技球からの押圧力(質量)を受けて下方に揺動され、検出スイッチの検出レバー132を下方に揺動させて、一般的には、スイッチ接点が閉の状態(逆論理の場合には開の状態)に保持させる。
【0076】
一方、タンク部材の貯留空間410に貯留する遊技球が賞球装置53の払出作動等によって減少し、球受け面125の上部に遊技球がなくなったとき(球切れ状態)には、レバー部材120に作用する遊技球からの押圧力が解除されるため、検出スイッチ130に内蔵されたバネの付勢力によってレバー部材120が上方に傾動され、一般的には、検出スイッチ130のスイッチ接点が開の状態(逆論理の場合には閉の状態)に保持される。
【0077】
これらの、検出スイッチ130の検出信号はターミナル基盤96を介して遊技施設側の遊技球供給装置に伝達されており、遊技球供給装置はこの検出スイッチ130からの検出信号に基づいて、貯留空間410に貯留された遊技球が球切れ状態になったとき(所定量未満に減少したとき)に所定数量の遊技球をタンク部材41に補給する。
【0078】
なお、以上示した実施例では、係合突起35d,35dがスイッチ取り付け部115,215の左右側端面を挟持する形態を例示したが、これらの係合突起がスイッチ取り付け部115,215の前面側と当接して、スイッチ取り付け部を係合突起と通路壁面34との間に前後方向に挟持するように構成しても良い。また、実施例では、検出開口35aを上面にのみ開口する場合を例示したが、例えば、第2実施形態の賞球切れ検出装置200において、検出開口を基枠体30の裏面側(通路壁面34側)まで拡大して設けてもよい。このような構成によれば、タンク部材41を基枠体30に対して水平に着脱させることができ、賞球切れ検出装置やアース金具の取り付けを容易に行うことが出きる。
【0079】
また、実施例では、揺動自在なレバー部材とこのレバー部材の揺動角度位置を検出して遊技球が所定量以上であるか否かを検出する遊技球検出装置の一例として、タンク部材に貯留された遊技球の存否を検出する賞球切れ検出装置に適用した場合を例示したが、本発明は係る実施形態のみに限定されるものではなく、遊技球が貯留されあるいは通る他の通路(例えば、賞球待機通路52や賞球払出経路60、遊技済み球排出経路70など)にも適用することができる。このような通路あるいは貯留部に設けられる遊技球検出装置として、例えば、実施例中に説明した球詰まり検出装置66を挙げることができ、この装置についても同様に適用し、同様の効果を得ることができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遊技球検出装置は、タンク部材の底面に位置して上下に揺動自在に枢支され、このタンク部材に貯留された遊技球からの押圧力に応じて揺動変位可能なレバー部材と、このレバー部材の下部に位置して配設されレバー部材の揺動角度位置を検出する検出スイッチとが、ともにタンク部材に一体的に組み付けられ、こうして主要機構が組み付けられたタンク部材を裏セット盤の上部に取り付けることで遊技球検出装置を備えた弾球遊技機が構成される。従ってタンク部材の着脱にあたって、レバー部材を引き上げ保持する等の余計な気遣いを必要とせず、組立作業を容易化することができる。また、タンク部材へのレバー部材と検出スイッチとの組み付け作業は、遊技機本体の組み立て作業と並行して行うことができるため、遊技機本体の組立工程を簡明化して効率的な生産を行うことができる。さらに本構成によれば、裏セット盤を前枠の後方に開いた状態で裏セット盤の前面側から検出スイッチを着脱交換することができる。なお、当該レバー部材が所定の揺動角度位置を超えて揺動することを規制するストッパ面が形成される構成によれば、検出スイッチに過剰な押圧負荷が作用するようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。
【図2】上記パチンコ機の裏面側を示す背面図である。
【図3】上記パチンコ機を構成する裏セット盤から回路基板やカバー等を取り外した状態で示す背面図である。
【図4】上記裏セット盤を構成する基枠体の単体構成を示す斜視図である。
【図5】賞球切れ検出装置の位置関係を示すために裏セット盤の上部を示す背面図(部分断面図)である。
【図6】第1実施形態の賞球切れ検出装置の構成を示す説明図であり、検出アッセンブリおよびタンク部材を基枠体に取り付ける前の状態を示す平面図である。
【図7】第1実施形態の賞球切れ検出装置の構成を示す分解斜視図である。
【図8】上記賞球切れ検出装置の検出アッセンブリと、このアッセンブリが取り付けられる裏セット盤の検出アッセンブリ取り付け部の構成を示す斜視図である。
【図9】上記賞球切れ検出装置の取り付け状態を示す正面図(部分断面図)である。
【図10】図9における賞球検出装置の主要部を拡大して示す部分断面図である。
【図11】図10の矢印XI−XIに沿った断面図である。
【図12】第2実施形態の賞球切れ検出装置の構成を示す分解斜視図である。
【図13】第2実施形態の賞球切れ検出装置の構成を示す説明図であり、タンク部材を基枠体に取り付ける前の状態を示す平面図である。
【図14】上記賞球切れ検出装置の主要部の取り付け状態を示す正面図(部分断面図)である。
【図15】図14の矢印XV−XVに沿った断面図である。
【符号の説明】
BSP 裏セット盤
PA 遊技領域
PM パチンコ機
OP 操作ピン
1 外枠
2 前枠
3a,3b ヒンジ部材
4 施錠装置
5 ガラス扉
6 上球皿
7 下球皿
8 操作ハンドル
9 打球発射装置
17 係合レバー
18 ヒンジ
19 閉鎖レバー
20 遊技盤
21 化粧板
22a 外レール
22b 内レール
23 風車
24 一般入賞具
25 始動入賞具
26 大入賞口
27 アウト口
28 図柄表示装置
30 基枠体
31 窓口
32 蓋部材
33 タンク部材取付部(33a タンク受容部、33b ダボ)
34 通路壁面
35 アッセンブリ取り付け部(35a 検出開口、35b 係合リブ、35c 係合壁面、35d係合突起)
36 アース金具取り付け部(36h ケーブル挿通孔、36n ねじ穴)
38 支持桟
39 ケーブルフック
40 球貯留供給機構
41 タンク部材
42 整列樋部材
43 偏向出口
45 アース金具(45s 嵌入片部、45t 係合部)
46 アース線
50 賞球払出機構、
52 待機通路
53 賞球カセット
54 賞球検出センサ
60 賞球払出経路
61 上球皿払出通路(61e 賞球出口)
62 仕切壁
63a 第1迂回路
63b 第2迂回路
65 下球皿払出通路
66 球詰まり検出装置(66a 球詰まり検知レバー、 66b 球詰まり検知スイッチ)
68 賞球バケット
70 遊技済み球排出経路
71 遊技済み球集合通路
74 導出口
75 遊技済み球排出通路
76 ダクト
91 主制御基板
92 賞球制御基板
93 ランプ・音声制御基板
94 電源基板
95 中継基板
96 ターミナル基板
97 画像制御基板
100 賞球切れ検出装置
100A 検出アッセンブリ
110 スイッチベース
111 ストッパ面
112 被係合面
113 検出レバー取り付け部(114 支軸)
115 スイッチ取付部(116 ベース部、116a カバー支持ピン、 117 支持ピン)
120 レバー部材(121 規制突起、122 検出突起、124 軸受孔、125 球受け面)
130 検出スイッチ(131 本体部、132 検出レバー、137,138 取付孔、)
140 スイッチカバー(141 カバー体、142 保持片部、146 リブ、146a 支持孔、 148 固定孔)
154 座付きねじ
158 固定ねじ
200 賞球切れ検出装置(第2実施形態)
210 スイッチベース部
211 ストッパ面
212 被係合面
213 検出レバー取り付け部(214 支軸)
215 スイッチ取付部(216 ベース部、216a カバー支持ピン、 217 支持ピン)
410 貯留空間
411a 右底面
411b 後底面
412 出口開口
413 膨出部(413s 受容溝、413t 被係合部)
414 受容取付部
415 レバー開口

Claims (3)

  1. 前面側に遊技部品が設けられた遊技盤を立設姿勢で収容保持する前枠と、
    前記前枠の後面側に前記遊技盤の裏面を覆う閉鎖姿勢と後方に開いた開放姿勢とに変化可能に配設された裏セット盤と、
    前記裏セット盤の上部に取り付けられ、上面開放の容器状に形成されて遊技球を貯留させるとともに底面下流部に設けられた出口開口から前記貯留された遊技球を供給するタンク部材と、
    前記タンク部材の底部に位置して前記タンク部材に上下に揺動自在に枢支され、前記貯留された遊技球からの押圧力に応じて揺動変位可能なレバー部材と、
    前記レバー部材の下部に位置して前記タンク部材に取り付けられ、前記レバー部材の揺動角度位置を検出する検出スイッチとを備え、
    前記検出スイッチにより前記レバー部材の揺動角度位置を検出して前記タンク部材に貯留された遊技球が所定量以上であるか否かを検出する弾球遊技機の遊技球検出装置において、
    前記タンク部材の底部に、前記レバー部材を上下に挿通させるレバー開口が開口形成されるとともに、当該レバー開口の後方に位置して前記タンク部材の底面から下方に延びる立設壁面の前面側に前記レバー部材を揺動可能に枢支するレバー取り付け部と前記検出スイッチが取り付けられるスイッチ取り付け部とが形成されて前記レバー部材および前記検出スイッチが備えられ、
    前記タンク部材が前記裏セット盤の上部に取り付けられたときに前記検出スイッチが前記裏セット盤の前面側に露出して配設され、前記裏セット盤を前記前枠の後方に開いた前記開放姿勢において前記裏セット盤の前面側から前記検出スイッチを着脱可能に構成したことを特徴とする弾球遊技機の遊技球検出装置。
  2. 前記レバー取り付け部と前記スイッチ取り付け部との間に、前記レバー部材が下方に揺動されたときに当該レバー部材の下面を支持して当該レバー部材が所定の揺動角度位置を超えて揺動することを規制するストッパ面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の遊技球検出装置。
  3. 前記レバー開口が前記タンク部材における前方の底面に開口形成され、
    前記裏セット盤の上部に前記タンク部材の前方の底面を支持するタンク受容部が形成されるとともに、前記レバー開口の下側に位置する前記タンク受容部に前記スイッチ取り付け部を上下に挿通させる検出開口が形成され、
    前記スイッチ取り付け部に取り付けられた前記検出スイッチが前記検出開口を通って前記裏セット盤の前面側に露出して配設されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機の遊技球検出装置。
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