JP2003275426A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003275426A
JP2003275426A JP2002079411A JP2002079411A JP2003275426A JP 2003275426 A JP2003275426 A JP 2003275426A JP 2002079411 A JP2002079411 A JP 2002079411A JP 2002079411 A JP2002079411 A JP 2002079411A JP 2003275426 A JP2003275426 A JP 2003275426A
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JP
Japan
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ball
passage
prize
prize ball
payout
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Application number
JP2002079411A
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English (en)
Inventor
Kenkichi Yoshida
賢吉 吉田
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Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機内に残る予備賞球を全て球抜き通
路を介して弾球遊技機の外部に排出させることができる
弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 枠部材と、枠部材に取り付けられた遊技
盤と、枠部材の裏面側に取り付けられた裏セット盤とを
備える弾球遊技機において、賞球を貯留するタンク部材
と、賞球を整列させて流下させる整列樋部材と、賞球を
払い出す賞球払出装置と、賞球を貯留する球皿と、賞球
を球皿に導く賞球払出通路と、賞球を賞球払出装置に導
く賞球待機通路と、整列樋部材の出口通路から分岐して
賞球を弾球遊技機の外部に導く球抜き通路と、整列樋部
材の出口通路に設けられた上部通路切替手段と、賞球払
出通路の上流部に設けられた下部通路切替手段と、下部
通路切替手段を所定作動させる操作手段と、操作手段の
操作に基づいて下部通路切替手段が賞球を球抜き通路へ
切り替えて導くように制御する切替制御手段とを備えて
弾球遊技機が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に代表
される弾球遊技機に関し、さらに詳しくは、賞球を貯留
するタンク部材に貯留された賞球やタンク部材と賞球払
出装置との間の球通路等に残留する賞球を強制的に排出
させる構造に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機に代表される弾球遊技機は、
遊技盤を着脱自在に装着し打球発射装置等が取り付けら
れた開閉搭載枠たる前枠に、賞球払出装置や各種制御基
板が装備された裏セット盤が横開き開閉自在に取り付け
られて構成される。裏セット盤の上部には遊技施設側か
ら供給される遊技球(「予備賞球」という)を貯留する
タンク部材が取り付けられ、タンク部材の下部にはタン
ク部材から供給される予備賞球を傾斜下方に向けて整列
させ流下させる整列樋部材が取り付けられている。整列
樋部材の傾斜端部すなわち予備賞球通路の終端部は略直
角に折り曲げられて下方に開く偏向出口が形成され、こ
の偏向出口の下部に予備賞球の欠乏を検出する球切れ検
出スイッチ、および所定数の予備賞球を待機させる賞球
待機通路を介して賞球払出装置が取り付けられている。
賞球払出装置下部の裏セット盤には払い出された遊技球
(「賞球」という)を前枠前方の上球皿または下球皿に
導く賞球経路が形成されており、遊技盤における所定の
入賞条件に基づいて賞球払出装置から払い出される賞球
が上球皿または下球皿に払い出されるように構成され
る。 【0003】このようなパチンコ機において、遊技に使
用する遊技球の清掃作業や裏セット盤各部の遊技球の通
路(球通路)の清掃作業、球切れ検出スイッチや賞球装
置の保守点検作業および交換作業、パチンコ機の交換作
業等を行うときには、パチンコ機に残留する予備賞球を
排出させる球抜き作業が必要になる。このため、パチン
コ機には機内に残留する予備賞球を遊技施設側の回収バ
ケットに強制的に排出させる球抜き装置が設けられてい
る。 【0004】このうち、タンク部材に貯留する予備賞球
を排出させる球抜き装置は、一般に予備賞球通路の終端
である偏向出口領域に設けられていた。すなわち、偏向
出口では予備賞球の流れ方向が傾斜する整列樋部材の底
面に沿った方向から、出口開口が開く下方に向けて偏向
されており、このように予備賞球の流れ方向を下方に偏
向させる予備賞球通路の外周壁面を揺動開閉可能に構成
するとともに、この壁面の背後に賞球待機通路と並んで
下方に延びる専用の球抜き通路を設けて、流れ出る予備
賞球を裏セット盤の外部(すなわちパチンコ機の外部)
に排出させるように構成されている。 【0005】ところが、上記のような球抜き装置による
球抜き操作のみでは、この装置により排出される予備賞
球が偏向出口の近傍部よりも上流側(タンク部材側)に
位置する球に限られるため、偏向出口よりも下流に位置
する予備賞球がパチンコ機の機内に残留したままの状態
になってしまう。このため、パチンコ機の中には、パチ
ンコ機の背面側、例えば裏セット盤の背面に専用の球抜
きスイッチを設け、この球抜きスイッチが操作されたと
きに賞球払出装置を作動させて予備賞球を上球皿または
下球皿に排出させる強制排出装置を備えたものがある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような強制排出装置では、賞球カセットにより払い出さ
れた賞球が上球皿に排出され、上球皿に連通する球送り
装置に賞球(遊技球)が流入してしまう。そのため、例
えば製造時のように弾球遊技機の動作確認をした後、弾
球遊技機内に残る遊技球を完全に排出する必要がある場
合には、作業者が上球皿を開放して球送り装置内の賞球
(遊技球)を排除しなければならず、作業が煩雑となっ
ていた。 【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、弾球遊技機内に残る予備賞球を全て球抜き
通路を介して弾球遊技機の外部に排出させることができ
る弾球遊技機を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、枠部材(例えば、実施形態にお
ける前枠2)と、枠部材に取り付けられた遊技盤と、枠
部材の裏面側に開閉自在に取り付けられるとともに遊技
盤の裏面側を覆う閉止位置に保持されて用いられる裏セ
ット盤とを備える弾球遊技機において、枠部材もしくは
裏セット盤の上部に設けられて賞球(予備賞球)を貯留
するタンク部材と、タンク部材の下部に設けられてタン
ク部材から供給される賞球(予備賞球)を整列させて流
下させる整列樋部材と、整列樋部材の下方に設けられて
遊技盤における所定の入賞状態に基づいて賞球を払い出
す賞球払出装置と、枠部材に設けられて賞球を貯留する
球皿(例えば、実施形態における上球皿6および下球皿
7)と、賞球払出装置から払い出された賞球を球皿に導
く賞球払出通路と、整列樋部材と賞球払出装置との間に
設けられて整列樋部材で整列された賞球(予備賞球)を
賞球払出装置に導く賞球待機通路と、整列樋部材の出口
通路から分岐して、賞球待機通路と並行して下方へ伸び
るとともに賞球払出通路の上流部と並行し、整列樋部材
を流下する賞球(予備賞球)を弾球遊技機の外部に導く
球抜き通路(例えば、実施形態における上部球抜き通路
77および下部球抜き通路)と、整列樋部材の出口通路
に設けられ、出口通路に到達した賞球(予備賞球)を賞
球待機通路および球抜き通路に選択的に切り替えて導く
ように構成された上部通路切替手段(例えば、実施形態
における上部球抜き機構420)と、賞球払出通路の上
流部に設けられ、上流部に到達した賞球を賞球払出通路
および球抜き通路に選択的に切り替えて導くように構成
された下部通路切替手段(例えば、実施形態における球
抜き機構部100)と、下部通路切替手段を所定作動さ
せるために操作される操作手段(例えば、実施形態にお
ける球抜き検出スイッチ426)と、下部通路切替手段
が操作手段の操作に基づいて上流部に到達した賞球を球
抜き通路に切り替えて導くように制御する切替制御手段
(例えば、実施形態における払出制御装置200)とを
備えて弾球遊技機が構成される。 【0009】このような構成の弾球遊技機によれば、操
作手段の操作に基づいて、下部通路切替手段が賞球払出
通路の上流部に到達した賞球を並行する球抜き通路に切
り替えて導くように切替制御手段が制御することによ
り、賞球払出装置から払い出された賞球が全て弾球遊技
機の外部に導く球抜き通路へ導かれるため、弾球遊技機
内に残る予備賞球を全て球抜き通路を介して弾球遊技機
の外部に排出(球抜き)させることが可能となり、製造
時等における予備賞球の球抜き操作の作業性を向上させ
ることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について添付図面を参照しながら説明する。実施例では
本発明に係る弾球遊技機の代表例としてパチンコ機を採
り上げ、このパチンコ機の裏セット盤に本発明を適用し
た場合を主として説明する。まず、本発明が適用される
パチンコ機PMについてその概要構成を図1および図2
を参照して要約説明する。ここで、図1はパチンコ機P
Mを正面から見た正面図、図2はパチンコ機PMを裏面
から見た背面図である。 【0011】パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構
成されて縦向きの固定保持枠を成す外枠1の開口前面
に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載
用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ部
材3a,3bにより横開き開閉および着脱可能に取り付
けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して外
枠1と係合された閉鎖状態で遊技に供される。 【0012】前枠2の正面側には、前枠2の前側面域に
合わせた方形状のガラス扉5、および遊技球を貯留して
整列させる上球皿6が、ともに横開き開閉および着脱が
可能に組付けられており、常には施錠装置4および図示
しないロック機構を利用して前枠2の前面を覆う閉止状
態で保持される。前枠2の下部には下球皿7および遊技
球の発射操作を行う操作ハンドル8が取り付けられてい
る。 【0013】ガラス扉5の背後に位置する前枠2の裏面
上部には、図示省略する方形枠状の収容枠が前枠2と一
体に成形されており、この収容枠に所定のゲージ設定で
構成された遊技盤20が複数の係合レバー17,17…
により着脱交換可能にセット保持されその前面域をガラ
ス扉5に臨ませている。 【0014】遊技盤20は、表面にセルが貼り付けられ
た化粧板21の前面側に、帯状の外レール22aおよび
内レール22bが円弧状に固設され、この内側に遊技領
域PAが区画される。遊技領域PAには多数本の遊技釘
とともに、複数の風車23、一般入賞具24や始動入賞
具25並びに大入賞口26などの入賞具、周囲に飾り部
を有した図柄表示装置28などが設けられ、遊技領域P
Aの下端には入賞具に入賞せずに落下した遊技球を排出
させるアウト口27が設けられている。入賞具に落入し
た遊技球(「セーフ球」という)は、化粧板21を貫通
するセーフ球通路孔を通って遊技盤20の裏面側に排出
される。また、アウト口27に集められたアウト球は化
粧板21を貫通するアウト球通路孔を通って遊技盤20
の裏面側に排出される。 【0015】前枠2の裏面下部には打球発射装置9が取
り付けられており、打球発射装置9と遊技盤20との間
には、打球発射装置9によって打ち出された遊技球を遊
技盤20の外レール22aに向けて案内する発射レール
や、効果音を発生させるスピーカ等が取り付けられてい
る。発射レールやスピーカ等は上球皿6の裏側に位置す
る前枠2の中間領域(「遊技補助盤」と称される)に取
り付けられており、常には閉鎖状態に保持される上球皿
6によりその表面側が覆われている。 【0016】また、前枠2の裏側には、裏セット盤BS
Pが上下のヒンジ18,18で横開き開閉および着脱が
可能に装備され、常には閉鎖レバー19,19…を利用
して遊技盤20の裏面を覆うように閉鎖保持される。裏
セット盤BSPは、全体として収容枠の背面外郭サイズ
よりも大きめの縦長方形形状を成し、中央に遊技盤20
から突出する画像制御基板(図示せず)を受容する窓口
31を有して成形された基枠体30をベースとして構成
される(図2を参照)。 【0017】裏セット盤BSPには、窓口31の上部に
装備されて遊技球の貯留・供給処理を行う球貯留供給機
構40や、窓口31の右側方に装備されて球貯留供給機
構40から導かれる遊技球(「予備賞球」という)の払
い出し処理を行う賞球払出機構50などの賞球機構が設
けられるとともに、賞球払出機構50の下方に位置して
同機構50から払い出された遊技球(「賞球」という)
を上・下の球皿6,7に排出するための賞球払出経路6
0、窓口31の下方に位置して遊技盤20の裏面側に排
出されるセーフ球を集合させ、遊技施設側の回収バケッ
トに排出させる入賞球集合排出路(図示せず)、そし
て、窓口31の下方に位置して遊技盤20の裏面側に排
出されるアウト球を遊技施設側の回収バケットに排出さ
せる下部球抜き通路などが形成されている。 【0018】また、裏セット盤BSPの裏面側には、こ
のパチンコ機の作動を統括的に制御するメイン基板91
や、賞球の払出制御を行う球払出基板92、効果音の作
動制御を行う音声制御基板93、遊技機の作動状態を遊
技施設側に出力するためのターミナル基板94などの各
種回路基板や、賞球カセット53などの電子部品が取り
付けられ、各機器が図示しないワイヤーハーネスで接続
される。 【0019】パチンコ機PMは、上球皿6およびガラス
扉5が閉止施錠された状態(図1に示す状態)で遊技に
供され、上球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8
を回動操作することにより遊技が開始される。操作ハン
ドル8の操作レバーが回動操作されると、上球皿6に貯
留した遊技球がこの球皿に装備された球送り装置によっ
て1球ずつ発射レール上に送出され、打球発射装置9の
ハンマーに打ち出されて遊技盤20の遊技領域PAに導
かれ、以降パチンコゲームが展開される。 【0020】次に、このように概要構成されるパチンコ
機PMにおける予備賞球および賞球の流れについて、図
3を参照して説明する。ここで、図3は賞球払出機構5
0およびその周辺を示す背面図である。なお、以降では
裏セット盤BSPを裏側から見た構成を主として説明す
るため、説明の便宜上、図2に示す背面図における左右
方向を左方または右方と称し、紙面直交方向の向こう側
(パチンコ機前面側)を前方、手前側(同裏面側)を後
方と称して説明する。 【0021】球貯留供給機構40は、図2に示すよう
に、基枠体30の上部に取り付けられて予備賞球を貯留
するタンク部材41と、このタンク部材41の下部に位
置して基枠体30に取り付けられる整列樋部材42とを
主体として構成される。詳細図示しないが、整列樋部材
42は前後の壁面に囲まれた樋状体をなし、この樋内に
前後二列の予備賞球通路42aを形成する。整列樋部材
42はタンク部材41と賞球払出機構50との間を結ん
で緩い勾配をもって配設され、タンク部材41から供給
される予備賞球を上記二列の予備賞球通路42aに整列
させて流下させる。そして、整列樋部材42の傾斜端部
すなわち予備賞球通路42aの終端部は下方に略直角に
折り曲げられ、予備賞球通路42aの終端部には予備賞
球通路42aと繋がって下方へ伸びる前後二列の出口通
路42bが形成される。さらに、この出口通路42bの
下端に下方へ向けて開口する偏向出口43が形成され
て、この偏向出口43から予備賞球が賞球払出機構50
に送り出される。 【0022】賞球払出機構50は、偏向出口43から送
り出された予備賞球を受けて所定数量の予備賞球を待機
保持する賞球待機通路52と、この賞球待機通路52の
下端部に配設されて賞球待機通路に待機保持された予備
賞球を所定の払出条件に基づいて払い出す賞球カセット
53、そして、賞球待機通路52および賞球待機通路5
2の右側方に形成された上部球抜き通路77の後面壁を
なす蓋部材55などを有して構成される。 【0023】また、偏向出口43と賞球待機通路52と
の間には、賞球として払い出すのに充分な予備賞球が賞
球待機通路52にあるか否かを検出するための球切れ検
出スイッチ51が着脱可能に取り付けられており、球切
れ検出スイッチ51の右側に位置して蓋部材55に傾動
可能に取り付けられた扇形の傾動部材56を図3に示す
ような球切れ検出スイッチ51を覆う位置に傾動させる
ことにより、球切れ検出スイッチ51は基枠体30に固
定される。 【0024】賞球待機通路52の通路面には、帯電した
予備賞球の電荷を受け取るアース金具57が取り付けら
れており、図示しないアース線でパチンコ機PMのアー
ス端子に接続されている。アース金具57は、賞球待機
通路52の通路面から蓋部材55のスリット孔(図示せ
ず)を通り抜けて折れ曲がり、図3に示すような蓋部材
55の表面を覆う薄板状に形成され、蓋部材55と基枠
体30に共締め固定される。 【0025】賞球カセット53は、ケース内部に回転可
能に支持されたインペラとこのインペラを回転させるモ
ータとを有し、入賞具24,25,26への遊技球の入
賞状態に応じて球払出基板92から出力される駆動信号
に基づいてインペラを回転作動させ、指令信号に応じた
数量の遊技球を賞球として賞球払出経路60に払い出
す。なお、具体的な賞球の払出制御については後述す
る。また、賞球カセット53の内部には、賞球払出経路
60に払い出される賞球の数量を計測する払出数計数機
構(図示せず)が設けられている。 【0026】賞球払出経路60は、図3に示すように、
賞球払出機構50の出口と繋がって上球皿6に通じる上
球皿払出通路61と、上球皿払出通路61から分岐して
下球皿7に通じる下球皿払出通路65とからなり、両通
路は仕切壁62で仕切られつつこの壁面の上部で連通し
ている(図6および図7も参照)。上球皿払出通路61
には賞球カセット53の下方に位置して賞球出口(図示
せず)が設けられており、賞球カセット53から払い出
された賞球は、上球皿払出通路61を落下して賞球出口
を通り上球皿6へ流下する。 【0027】一方、蓋部材32には、仕切壁62の上端
を通って後方に突出し左方に下傾する迂回路63が形成
されている(図3および図7を参照)。このため、上球
皿6に貯留する遊技球が一杯になって賞球出口から賞球
を排出できなくなり、仕切壁62の上端まで賞球が充満
した状態で、さらに賞球払い出し機構50から賞球が払
い出されたときに、溢れ出る賞球がこの迂回路63を通
ってスムーズに下球皿払出通路65に導かれ、下球皿払
出通路65に配設された賞球バケット(図示せず)を通
って下球皿7に送り出される。 【0028】また、図3に示すように、整列樋部材42
の出口通路42bには上部球抜き機構420が設けられ
ている。上部球抜き機構420は、大別して、整列樋部
材42と隣接して基枠体30の裏面側に揺動可能に枢支
される流路切り替え部材421と、基枠体30の表面側
に取り付けられて流路切り替え部材421の作動操作を
行う操作部とから構成される。 【0029】流路切り替え部材421は、整列樋部材4
2の出口通路42bの右側壁を形成する壁面形状を有し
た通路壁部421a、流路切り替え部材421を揺動可
能に枢支する枢支軸425が通り抜ける支軸孔部(図示
せず)、通路壁部421aを下方に揺動させて出口通路
42bの右側壁面を閉止させた待機揺動角度位置で操作
部に形成された係合突起部423aと係合する閉止保持
係合辺421c、通路壁部421aを上方に揺動させて
出口通路42bの右側壁面を開放させた球抜き揺動角度
位置で係合突起部423aと係合する開放保持係合辺4
21dなどを有し、ABS樹脂等の樹脂材料を用いて射
出成形により一体成形されている。流路切り替え部材4
21は、支軸孔部を枢支軸424に挿通させて枢支軸4
24を基枠体30に固定することにより、基枠体30の
裏面側に揺動可能に取り付けられる。 【0030】操作部は、ネジ等の固定手段により基枠体
30に固定される固定部材422と、この固定部材42
2と揺動自在に枢結されるレバー部材423とから構成
され、固定部材422およびレバー部材423はABS
樹脂等の樹脂材料を用いて射出成形によりそれぞれ一体
成形される。固定部材422とレバー部材423とは枢
結軸425により枢結され、これによりレバー部材42
3は枢結軸425の中心軸を中心として揺動自在に固定
部材422と枢結される。 【0031】レバー部材423には、レバー部材423
の左端から後方に突出する係合突起部423aや、レバ
ー部材423の上部から右側方に突出するレバー部42
3bなどが形成されている。係合突起部423aは円筒
状を成すとともにその先端部が半球状に形成されてお
り、操作部が基枠体30に取り付けられた状態で、係合
突起部423aが流路切り替え部材421の閉止保持係
合辺421cと係合するように構成されている。また、
レバー部423bは取付状態で基枠体30の右端から右
側方に突出しており、このレバー部423bが前方から
押圧操作(または裏セット盤BSPの裏面側から引込み
操作)されると、レバー部材の下部が前方へ揺動変位し
て係合突起部423aと閉止保持係合辺421cとの係
合を解除可能に構成されている。 【0032】このように係合突起部423aが流路切り
替え部材421の閉止保持当接辺421cと係合した状
態では、通路壁部421aが出口通路42bの右側壁を
形成し、この通路を通る予備賞球は偏向出口43を通っ
て賞球カセット53に向かう賞球待機通路52に導かれ
る。また、流路切り替え部材421は、係合突起部42
3aと閉止保持係合辺421cとの係合により自由な揺
動が規制され、出口通路42bの右側壁を形成する揺動
角度位置(待機揺動角度位置)に保持される。 【0033】一方、レバー部423bが前方から押圧操
作(または裏セット盤BSPの裏面側から引込み操作)
されると、係合突起部423aが前方へ揺動変位して係
合突起部423aと閉止保持係合辺421cとの係合が
解除され、それまで規制されていた流路切り替え部材4
21の揺動規制が解除される。整列樋部材42(すなわ
ち予備賞球通路42aおよび出口通路42b)に予備賞
球が貯留された状態では、流路切り替え部材421の通
路壁部421aが予備賞球通路42aおよび出口通路4
2b内に位置する予備賞球の自重による押圧力を受けて
おり、揺動規制が解除されると予備賞球の押圧力によっ
て枢支軸424まわりに揺動し、出口通路42bの右側
壁面が開放されて、この通路に位置する予備賞球を上部
球抜き通路77に導く球抜き揺動角度位置に変位する。 【0034】ここで、流路切り替え部材421が球抜き
揺動角度位置に変位した状態では、閉止保持係合辺42
1cが係合突起部423aの左方に位置し、かわりに開
放保持係合辺421dが係合突起部423aの左側に位
置するように構成されている。このため、流路切り替え
部材421が球抜き揺動角度位置に変位した状態で、レ
バー部423bの押圧力を解除してレバー部材423を
押圧前の揺動角度位置に変位させると、係合突起部42
3aが後方へ揺動変位して開放保持係合辺421dの右
側方に位置し、流路切り替え部材421を球抜き揺動角
度位置に係止保持する。これにより、レバー部423b
を常時押圧していなくとも、流路切り替え部材421を
球抜き揺動角度位置に切り替えた状態で保持させること
ができ、上部球抜き機構420が配設された球通路より
も上流側に位置する予備賞球が全て上部球抜き通路77
に導かれる。 【0035】なお、裏セット盤BSPを前枠2に閉鎖保
持させた状態でレバー部423bの前方に位置する前枠
2およびガラス扉5には、レバー部423bと対峙する
位置に操作ピンOPを挿通させる球抜き操作孔2h,5
hが形成されており(図1を参照)、パチンコ機PMの
前面側から球抜き操作孔5h,2hを通して操作ピンO
Pを挿入し、パチンコ機外部からレバー部423bを押
圧操作可能に構成されている。 【0036】このため、例えば、タンク部材41に貯留
する予備賞球を全量球抜きするような場合には、前枠2
を開放して直にレバー部423bを操作することなく、
前枠2を閉鎖させた状態のまま操作ピンOPを用いてパ
チンコ機前面側からレバー部423bを揺動操作するこ
とができ、前方からワンプッシュするのみの簡単な操作
で流路切り替え部材421を待機揺動角度位置から球抜
き揺動角度位置に切り替えて、この通路を通る予備賞球
を上部球抜き通路77に導き、継続して球抜きを行わせ
ることができる。 【0037】また、球抜きが完了し、賞球待機通路の上
部に予備賞球がなくなったときには、球抜き操作と同様
にレバー部423bを前方からワンプッシュして係合突
起部423aと開放保持係合辺421dとの係合を解除
し、係合突起部423aによる揺動規制を解除する。す
ると、すでに予備賞球からの押圧力が解除された流路切
り替え部材421は、その自重によって枢支軸424ま
わりに揺動し通路壁部421aを閉鎖させた待機揺動角
度位置に変位する。そして、レバー部423bへの押圧
力を解除し係合突起部423aを後方へ揺動させて、係
合突起部423aが閉止保持係合辺423cの上部に位
置したときに、再び閉止保持係合辺423cと係合突起
部423aとが係合し、流路切り替え部材421が待機
揺動角度位置に保持される。 【0038】なお、図3に示すように、流路切り替え部
材421の右側には球抜き検出スイッチ426が設けら
れており、この球抜き検出スイッチ426の左方に揺動
支点を有して左方へ付勢され突出する検知レバー426
aを有している。そして、流路切り替え部材421が出
口通路42bの右側壁面を開放する球抜き揺動角度位置
に位置すると、流路切り替え部材421の右側に形成さ
れた検知レバー当接部421eにより検知レバー426
aが右方に押圧されて揺動変位し、スイッチ内の接点を
閉鎖するように構成されている。一般に、流路切り替え
部材421が球抜き揺動角度位置に位置するときにスイ
ッチ回路がクローズ(閉)となり、流路切り替え部材4
21が出口通路42bの右側壁面を閉鎖する待機揺動角
度位置に位置するときにスイッチ回路がオープン(開)
となるように構成されている。 【0039】また、以上のように構成される上部球抜き
機構420に対し、流路切り替え部材421が待機揺動
角度位置に位置することにより開放された出口通路42
bの右側壁面から下方に向けて上部球抜き通路77が形
成されている。上部球抜き通路77は、図3に示すよう
に、出口通路42bの右側壁面から賞球待機通路52右
側方を並行して下方へ伸びるとともに、賞球払出通路5
2の上流部の右側方を並行したのち基枠体30の中央部
で下部球抜き通路(図示せず)に繋がるように形成され
ており、流路切り替え部材421が待機揺動角度位置に
位置することにより開放された出口通路42bの右側壁
面から流れ出る予備賞球(以下、「抜き球」という)を
受容して流下させるように構成される。そして、下部球
抜き通路に達した抜き球は、下部球抜き通路を流下して
パチンコ機PMから排出され、遊技施設側の回収バケッ
トに回収される。 【0040】以上のようにして賞球が賞球カセット53
から払い出されるパチンコ機PMにあって、賞球払出経
路60における上球皿払出通路61の上流部には賞球を
上部球抜き通路77へ導くための球抜き機構部100が
設けられている。まず、図4〜図8を参照しつつ、球抜
き機構部100について説明する。なお、図4は球抜き
機構部100の背面図(裏セット盤BSPをパチンコ機
PMの裏面側から見た図)、図5は球抜き機構部100
の正面図(裏セット盤BSPをパチンコ機PMの前面側
から見た図)、図6は球抜き機構部100の平断面図、
図7は球抜き機構部100の側断面図、そして図8は球
抜き機構部100に構成される球受け部材101の斜視
図である。 【0041】球抜き機構部100は、各図に示すよう
に、賞球払出経路60における上球皿払出通路61の上
流部に、賞球払出経路60を閉鎖して賞球払出経路60
を流下する賞球を受け止める球受け位置と、図4の二点
鎖線で示すように賞球払出経路60を開通する非球受け
位置とに左右方向に傾動可能に設けられた球受け部材1
01と、球受け部材101を枢支するネジ状の支軸10
2と、球受け部材101を滑らかに傾動させるため球受
け部材101とともに支軸102に取り付けられる座金
103と、基枠体30の前面側に取り付けられたソレノ
イド110とから構成される。 【0042】球受け部材101は、図4および図8に示
すように、板状の形態をなして、基枠体30と同様の樹
脂材料、例えばABS樹脂等の樹脂材料を用いて射出成
形等の成形手段により図示する形状に一体に形成され、
球受け部材101が球受け位置に位置したときに、賞球
払出経路60を閉鎖するように構成される。球受け部材
101の一端には、円筒状の部材取付部101aが形成
されており、さらに部材取付部101aには、支軸10
2が通過する支軸穴101bが形成されている。球受け
部材101の中央前面側には、係合ピン104が前方へ
垂直に伸びて一体に形成されており、ソレノイド110
と係合するように構成されている。 【0043】なお、係合ピン104をソレノイド110
との係合箇所よりもさらに前方へ突出させて、手動によ
る球受け部材101の傾動操作が可能な手動操作部(図
示せず)を形成してもよく、また、係合ピン104を球
受け部材101と別体に設けてもよい。さらに、図9に
示すように、例えば一端が球受け部材101の係合ピン
104に取り付けられるとともに、他端が基枠体30の
前面側に取り付けられ、球受け部材101が球受け位置
および非球受け位置に位置するように付勢する方向付勢
バネ109を設けてもよい。このようにすれば、手動に
よる球受け部材101の傾動操作を行っても、方向付勢
バネ109の付勢力により球受け部材101を球受け位
置および非球受け位置に固定することができる。 【0044】球受け部材101の後側方部には、側壁部
105が、球受け部材101が球受け位置に位置した状
態で、球受け部材101の後方側部から上方へ垂直に伸
びて一体に形成されており、球受け部材101で受け止
められた賞球が迂回路63に流下するのを防止するよう
に構成されている。球受け部材101の両底面上には、
複数の球受けリブ106が球受け部材101の一端(す
なわち部材取付部101a)から他端に向けて外部から
球受け部材101の両底面上へそれぞれ傾斜するように
形成されており、球受け部材101が球受け位置に位置
したときには、球受け部材101の一方の底面上に位置
する球受けリブ106が球受け部材101に達した賞球
を受け止めて詳細は後述する球抜き連絡樋130へ滑ら
かに導くように構成されるとともに、球受け部材101
が非球受け位置に位置したときには、他方の底面上に位
置する球受けリブ106により賞球がこの球受けリブ1
06に当接しても滑らかに上球皿払出通路61を流下で
きように構成される。 【0045】また、上球皿払出通路61の上流部におけ
る球受け部材101の取り付け位置に球受け部材取付ボ
ス120が形成され、さらに球受け部材101の右側に
は、球受け部材101で受け止められた賞球を上部球抜
き通路77へ導くための球抜き連絡樋130が形成され
ている。球受け部材取付ボス120は、支軸102がネ
ジ止め固定されるネジ孔121を有して基枠体30の前
面側へ突出するように形成され、図4〜図7に示すよう
に、支軸102が座金103の穴部(図示せず)を通過
し、続いて球受け部材101の支軸穴101bを通過し
てネジ孔121でネジ止め固定されることにより、球受
け部材101は球受け部材取付ボス120に左右方向へ
傾動可能に取り付けられる。 【0046】なお、図4および図5に示すように、係合
ピン104の移動範囲と整合して、係合ピン逃げ穴12
2が基枠体30に円弧状に形成されており、図6および
図7に示すように、係合ピン104はこの係合ピン逃げ
穴122を通過して基枠体30の前面側へ突出するよう
になっている。 【0047】球抜き連絡樋130は、図4および図6に
示すように、前後の壁面に囲まれた樋状体をなし、球受
け部材101の右方に位置して基枠体30と一体に形成
されており、賞球払出経路60における上球皿払出通路
61と上部球抜き通路77とを連通するように構成され
る。そして、球抜き連絡樋130の内部には、球受け部
材101で受け止められて球抜き連絡樋130に導かれ
た賞球(以下「残り球」という)を整列して上部球抜き
通路77へ導くためのガイドリブ131が設けられてい
る。 【0048】ガイドリブ131は、図6に示すように、
球抜き連絡樋130の前面壁から後方へ垂直に伸びて、
ガイドリブ131の縁部が左方から右方へ向かうにつれ
後方へ傾斜するように形成されており、球抜き連絡樋1
30内を流下する残り球を整列して上部球抜き通路77
へ導くように構成されている。 【0049】ソレノイド110は、詳細図示しないが、
主としてコイルを巻かれた固定鉄心(図示せず)と、直
線移動可能な可動鉄心であるプランジャ110aとを有
して構成され、コイルに通電して得られる磁力によりプ
ランジャ110aが直線移動するように構成されてい
る。また、プランジャ110aの先端部分には、球受け
部材101の係合ピン104と係合するプランジャ係合
部110bが長穴状の係合口110cを有して設けられ
ており、この係合口110cに係合ピン104が係合す
ることにより、球受け部材101とプランジャ110a
とが枢結される。さらに、プランジャ110aの外周部
には圧縮バネ112が取り付けられており、この圧縮バ
ネ112の付勢力によりプランジャ係合部110bが押
圧されるように構成されている。 【0050】そしてこのような構成のソレノイド110
が、図6および図7に示すように、プランジャ110a
の先端が右方へ向くように取付アングル111を用いて
基枠体30の前面側に取り付けられており、ソレノイド
110を作動させないときには、圧縮バネ112の付勢
力によりプランジャ係合部110bが押圧されて、プラ
ンジャ係合部110bがプランジャ110aとともに右
方へ直線移動し、ソレノイド110を作動させると、プ
ランジャ係合部110bがプランジャ110aとともに
圧縮バネ112の付勢力に抗して左方へ直線移動するよ
うになっている。 【0051】このように構成される球抜き機構部100
において、ソレノイド110が作動しないときには、圧
縮バネ112の付勢力によりプランジャ係合部110b
が押圧されて、プランジャ係合部110bがプランジャ
110aとともに右方へ直線移動するとともに、プラン
ジャ110aと枢結された球受け部材101が支軸10
2の中心軸を中心に右方へ傾動し、球受け部材101は
図4の二点鎖線で示す非球受け位置に固定される。この
とき、賞球払出経路60が開通するとともに、球受け部
材101が球抜き連絡樋130の左方に隣接して球抜き
連絡樋130が略閉止状態となる。 【0052】そのため、賞球カセット53から払い出さ
れた賞球は、そのまま賞球払出経路60における上球皿
払出通路61を流下して賞球出口を通り上球皿6へ流下
する。また、上球皿6に貯留する賞球が一杯になって賞
球出口から賞球を排出できなくなり、仕切壁62の上端
まで賞球が充満した状態で、さらに賞球払出機構50か
ら賞球が払い出されたときには、溢れ出る賞球が迂回路
63を通ってスムーズに下球皿払出通路65に導かれ
る。 【0053】一方、ソレノイド110を作動させると、
プランジャ係合部110bがプランジャ110aととも
に圧縮バネ112の付勢力に抗して左方へ直線移動する
とともに、プランジャ110aと枢結された球受け部材
101が支軸102の中心軸を中心に左方へ傾動し、球
受け部材101は図4の実線で示す球受け位置に固定さ
れる。このとき、球受け部材101が賞球払出経路60
を閉鎖するとともに、球抜き連絡樋130が開放状態と
なる。 【0054】そのため、賞球カセット53から払い出さ
れた賞球は、賞球払出経路60を流下して球受け部材1
01の球受けリブ106で受け止められて、滑らかに球
抜き連絡樋130へ導かれる。球抜き連絡樋130へ導
かれた賞球は、残り球として球抜き連絡樋130の内部
へ流入し、球抜き連絡樋130の内部に設けられたガイ
ドリブ131で整列されて、上部球抜き通路77へ導か
れる。上部球抜き通路77へ導かれた残り球は、そのま
ま上部球抜き通路77を流下して、上部球抜き通路77
と繋がる下部球抜き通路へ達する。そして、下部球抜き
通路に達した残り球は、下部球抜き通路を流下してパチ
ンコ機PMから排出され、遊技施設側の回収バケットに
回収される。 【0055】次に、賞球の払出を行う払出制御装置20
0について以下に説明する。まず、払出制御装置200
の構成を図10に示しており、この払出制御装置200
は主にメイン基板91と、球払出基板92と、入賞検出
スイッチ201と、球切れ検出スイッチ51と、球抜き
検出スイッチ426と、ソレノイド110と、モータ2
02と、球抜き動作ランプ203とを有して構成され
る。なお、モータ202として、上述の実施例中におい
てステッピングモータが用いられている。 【0056】入賞検出スイッチ201は、遊技球の通過
を磁気的、光学的または電気的手段等により検出するセ
ンサを有して構成され、入賞球集合排出路の下流部に取
り付けられている。各入賞具24,25,26に遊技球
が入賞すると、入賞したセーフ球は入賞球集合排出路を
流下し入賞球集合排出路の下流部に取り付けられた入賞
球検出スイッチ201によって検出され、その検出信号
はメイン基板91へ出力されるように構成されている。 【0057】遊技用制御装置としてのメイン基板91に
は、入賞検出スイッチ201および球有無検出スイッチ
としての球切れ検出スイッチ51からの検出信号が入力
ポート(図示せず)を介して入力される。メイン基板9
1は、払出指令出力判定部(図示せず)および払出指令
出力部(図示せず)を有しており、払出指令出力判定部
は、入賞検出スイッチ201および球切れ検出スイッチ
51からの検出信号の検出状態により払出指令信号を出
力するかどうかを判定し、払出指令出力部は、払出指令
出力判定部の判断に基づいて払出指令信号を出力する。 【0058】球払出制御装置としての球払出基板92に
は、メイン基板91からの払出指令信号、球切れ検出ス
イッチ51からの検出信号、球抜き検出スイッチ426
からの検出信号、そしてCR機における球貸し指令信号
が入力ポート(図示せず)を介して入力される。球払出
基板92は、駆動判定制御部210と、計時駆動制御部
220と、球抜き動作ランプ制御部230とを有して構
成され、入力された各検出信号、払出指令信号および球
貸し指令信号に基づいて球抜き用駆動源としてのソレノ
イド110を作動させたり、球払出装置内駆動源として
のモータ202(ステッピングモータ)を回転作動させ
たり、球抜き動作ランプ203の点灯制御を行ったりす
る。 【0059】球抜き動作ランプ203は、パチンコ機P
Mの図1に示す位置に取り付けられており、作業者が外
部から球抜き作業中であることを確認することができ
る。なお、球抜き動作ランプ203を独立して設けず
に、パチンコ機PMに既存のランプを併用してもよい。 【0060】駆動判定制御部210は、駆動部211を
有して構成され、駆動部211には、球切れ検出スイッ
チ51からの検出信号、メイン基板91からの払出指令
信号、CR機における球貸し指令信号、そして計時駆動
制御部220からの払出開始信号および払出終了信号が
入力される。そして、駆動部211に払出指令信号が入
力されると、駆動部211がモータ202(ステッピン
グモータ)へ駆動信号を出力してステッピングモータを
時計回りに回転させ、指令信号に応じた数量の予備賞球
が賞球として賞球払出経路60に払い出される。 【0061】また、駆動部211に球貸し指令信号が入
力されると、球切れ検出スイッチ51の検出通路に予備
賞球が存在するときには、駆動部211がモータ202
(ステッピングモータ)へ駆動信号を出力してステッピ
ングモータを時計回りに回転させ、指令信号に応じた数
量の予備賞球が貸し球として賞球払出経路60に払い出
される。 【0062】さらに、球抜き検出スイッチ426の入力
に基づく払出開始信号が計時駆動制御部220から駆動
部211に入力されると、駆動部211がモータ202
(ステッピングモータ)へ駆動開始信号を出力してステ
ッピングモータを時計回りに回転させ、予備賞球が残り
球として賞球払出経路60に払い出される。一方、所定
時間経過による払出終了信号が計時駆動制御部220か
ら駆動部211に入力されると、駆動部211がモータ
201(ステッピングモータ)へ駆動終了信号を出力し
てステッピングモータの回転作動を停止させる。 【0063】計時駆動制御部220には、球抜き検出ス
イッチ426からの検出信号が入力され、この検出信号
の検出状態に応じて、計時駆動制御部220は駆動部2
11に払出開始信号および払出終了信号を出力したり、
球抜き動作ランプ制御部230に球抜き動作ランプ20
3の表示指令信号を出力したり、ソレノイド110にソ
レノイド駆動信号を出力したりする。 【0064】球抜き動作ランプ制御部230には計時駆
動制御部220からの表示指令信号が入力される。そし
て、球抜き動作ランプ制御部230は球抜き動作ランプ
203の点灯、点滅もしくは消灯表示制御を行う。 【0065】このような構成の払出制御装置200にお
いて、球払出基板92による賞球の払出制御内容につい
て説明する。パチンコ機PMによる遊技中に、遊技球が
遊技盤20のいずれかの入賞具24,25,26内に入
賞すると、その入賞が入賞検出スイッチ201により検
出され、その検出信号がメイン基板91の払出指令出力
判定部に送られる。また、球切れ検出スイッチ51から
の検出信号も上記払出指令出力判定部に入力されてお
り、払出指令出力判定部に入賞検出スイッチ201から
の入賞検出信号が入力され、球切れ検出スイッチ51か
ら球切れ検出スイッチ51の検出通路に予備賞球が存在
する状態を示す検出信号が入力されると、払出指令出力
部が球払出基板92の駆動部211に払出指令信号を出
力する。 【0066】駆動部211に払出指令信号が入力される
と、駆動部211がモータ202(ステッピングモー
タ)へ駆動信号を出力してステッピングモータを時計回
りに回転させ、指令信号に応じた数量の予備賞球が賞球
として賞球払出経路60に払い出される。 【0067】CR機における球貸し操作が行われたとき
には、球貸し指令信号が駆動部211に入力される。駆
動部211に球貸し指令信号が入力されると、球切れ検
出スイッチ51の検出通路に予備賞球が存在するときに
は、駆動部211がモータ202(ステッピングモー
タ)へ駆動信号を出力してステッピングモータを時計回
りに回転させ、指令信号に応じた数量の予備賞球が貸し
球として賞球払出経路60に払い出される。 【0068】パチンコ機PMに残留する予備賞球を排出
させるときには、まず、上部球抜き機構420の流路切
り替え部材421を球抜き揺動角度位置に位置させる。
そうすると、上部球抜き機構420による球抜きが行わ
れるとともに、流路切り替え部材421が球抜き揺動角
度位置に位置するのに連動して球抜き検出スイッチ42
6のスイッチ回路がクローズ(閉)となる。そして、球
抜き検出スイッチ426からの検出信号は計時駆動制御
部220に送られる。 【0069】続いて、計時駆動制御部220が行う計時
駆動制御部処理(ステップS10)について、図11を
参照して説明する。この処理において、前述の球抜き操
作によって、その検出信号が入力される(S11)と、
ステップS12に進み、球抜き動作ランプ制御部230
へ球抜き動作ランプ203の点滅表示開始指令信号を出
力し、球抜き動作ランプ制御部230はこれを受けて球
抜き動作ランプ203を点滅表示させる。すなわち、上
部球抜き機構420による球抜きが行われている状態が
表示される。 【0070】次に、ステップS13に進み、球抜きウェ
イトタイマWTを所定時間(例えば、上部球抜き機構4
20による球抜きが完了するのに充分な時間)にセット
する。 次に、ステップS14に進み、球抜きウェイト
タイマWTが0か否かを判定し、球抜きウェイトタイマ
WTが0になる、すなわち、上部球抜き機構420によ
る球抜きが完了するのに充分な時間が経過したときに
は、ステップS15に進み、球抜き動作ランプ制御部2
30へ球抜き動作ランプ203の点滅表示終了指令信号
を出力し、球抜き動作ランプ制御部230はこれを受け
て球抜き動作ランプ203の点滅表示を停止させる。 【0071】次に、ステップS16に進み、モータ駆動
時間タイマTを所定時間(例えば、上部球抜き機構42
0の取付位置より下流に位置する予備賞球を全て払い出
すのに充分な時間)にセットする。次に、ステップS1
7に進み、球抜き用駆動源すなわちソレノイド110に
ソレノイド駆動開始信号を出力してソレノイド110を
作動させ、球受け部材101を球受け位置に位置させ
る。次に、ステップS18に進み、駆動部211に払出
開始信号を出力して球払出装置内駆動源すなわちモータ
202(ステッピングモータ)を時計回りに回転させ、
予備賞球が残り球として賞球払出経路60に払い出され
る。そして、賞球払出経路60へ払い出された残り球
は、球受け部材101で受け止められて上部球抜き通路
77へ導かれる。 【0072】次に、ステップS19に進み、球抜き動作
ランプ制御部230へ球抜き動作ランプ203の点灯表
示指令信号を出力し、球抜き動作ランプ制御部230は
これを受けて球抜き動作ランプ203を点灯表示させ
る。すなわち、上部球抜き機構420の取付位置より下
流に位置する予備賞球が払い出されている状態が表示さ
れる。なお、ステップS19はステップS16の直前で
行ってもよく、さらにステップS17またはステップS
18の直前で行ってもよい。 【0073】次に、ステップS20に進み、モータ駆動
時間タイマTが0か否かを判定し、モータ駆動時間タイ
マTが0になる、すなわち、上部球抜き機構420の取
付位置より下流に位置する予備賞球を全て払い出すのに
充分な時間が経過したときには、ステップS21に進
み、駆動部211に払出終了信号を出力して球払出装置
内駆動源すなわちモータ202(ステッピングモータ)
の回転作動を停止させる。次に、ステップS22に進
み、球抜き用駆動源すなわちソレノイド110にソレノ
イド駆動終了信号を出力してソレノイド110の作動を
停止させ、球受け部材101を非球受け位置に位置させ
る。 【0074】次に、ステップS23に進み、球抜き動作
ランプ制御部230へ球抜き動作ランプ203の消灯表
示指令信号を出力し、球抜き動作ランプ制御部230は
これを受けて球抜き動作ランプ203を消灯させて、当
該処理を終了する。すなわち、球抜きが完了する。な
お、計時駆動制御部処理(ステップS10)において、
所定開始指令を行って所定条件になると所定終了指令を
行う(例えば、ステップS12において球抜き動作ラン
プ制御部230へ点滅表示開始指令信号を出力し、ステ
ップS14においてウェイトタイマWTが0になるとス
テップS15に進み点滅表示終了指令信号を出力する)
ように構成されているが、所定条件になるまで所定処理
を繰り返す(例えば、ウェイトタイマWTが0になるま
で球抜き動作ランプ制御部230へ点滅表示指令信号の
出力を繰り返す)ようにしてもよい。 【0075】このため、以上のような構成のパチンコ機
PMによれば、球抜き検出スイッチ426の操作に基づ
いて、球抜き機構部100が賞球払出経路60における
上球皿払出通路61の上流部に到達した賞球を上部球抜
き通路77に切り替えて導くように払出制御装置200
が制御することにより、賞球払出機構50から払い出さ
れた賞球が全てパチンコ機PMの外部に導く上部球抜き
通路77および下部球抜き通路へ導かれるため、パチン
コ機PM内に残る予備賞球を全て上部球抜き通路77お
よび下部球抜き通路を介してパチンコ機PMの外部に排
出(球抜き)させることが可能となり、製造時等におけ
る予備賞球の球抜き操作の作業性を向上させることがで
きる。 【0076】なお、操作ピンOPを用いてパチンコ機前
面側からレバー部423bを揺動操作させ、流路切り替
え部材421を待機揺動角度位置から球抜き揺動角度位
置に切り替えれば、前枠2を閉鎖させた状態のままパチ
ンコ機PM内に残る予備賞球を全てパチンコ機PMの外
部に排出(球抜き)させることができる。 【0077】また、上述の実施例において、上部球抜き
機構420が球切れ検出スイッチ51の検出通路よりも
上流に位置しているため、計時駆動制御部処理(ステッ
プS10)が図11に示すフローチャートの形態となっ
ているが、上部球抜き機構420が球切れ検出スイッチ
51の検出通路よりも下流に位置している場合には、図
12に示すような計時駆動制御部処理(ステップS3
0)のフローチャートの形態にすることもできる。 【0078】具体的には、この計時駆動制御部処理(ス
テップS30)において、球抜き操作による検出信号が
入力される(S31)と、ステップS32に進み、球抜
き動作ランプ制御部230へ球抜き動作ランプ203の
点滅表示開始指令信号を出力し、球抜き動作ランプ制御
部230はこれを受けて球抜き動作ランプ203を点滅
表示させる。 【0079】次に、ステップS33に進み、球有無検出
スイッチすなわち球切れ検出スイッチ51の検出通路に
予備賞球が存在しないか否かを判定する。すなわち、本
処理では球切れ検出スイッチ51の出力状態を監視し
て、所定時間球切れ検出スイッチ51の出力がないとき
に球無しと判定する。そして、球切れ検出スイッチ51
の検出通路に予備賞球が存在しないときには、ステップ
S34に進み、球抜き動作ランプ制御部230へ球抜き
動作ランプ202の点滅表示終了指令信号を出力し、球
抜き動作ランプ制御部230はこれを受けて球抜き動作
ランプ202の点滅表示を停止させる。 【0080】次に、ステップS35に進み、ステップS
35〜ステップS42の処理を、図11に示す計時駆動
制御部処理(ステップS10)のステップS16〜ステ
ップS23と同じ処理にすれば、ステップS10の計時
駆動制御部処理と同様の効果を得ることができる。 【0081】次に、上述の実施形態における払出制御装
置の第二実施例について以下に説明する。まず、第二実
施例の払出制御装置250の構成を図13に示す。払出
制御装置250は主にメイン基板91と、球払出基板2
92と、入賞検出スイッチ201と、球切れ検出スイッ
チ51と、球抜き検出スイッチ426と、ソレノイド1
10と、モータ202とを有して構成される。 【0082】球払出制御装置としての球払出基板292
には、遊技用制御装置としてのメイン基板91からの払
出指令信号、球有無検出スイッチとしての球切れ検出ス
イッチ51からの検出信号、球抜き検出スイッチ426
からの検出信号、そしてCR機における球貸し指令信号
が入力ポート(図示せず)を介して入力される。球払出
基板292は、駆動判定制御部260と、計時駆動制御
部270と、球切れ・球抜き判定部280とを有して構
成され、入力された各検出信号、払出指令信号および球
貸し指令信号に基づいて球抜き用駆動源としてのソレノ
イド110を作動させたり、球払出装置内駆動源として
のモータ202(ステッピングモータ)を回転作動させ
たりする。 【0083】球切れ・球抜き判定部280には、球切れ
検出スイッチ51からの検出信号および球抜き検出スイ
ッチ426からの検出信号が入力される。そして、球抜
き検出スイッチ426のスイッチ回路がクローズ(閉)
になると、球切れ・球抜き判定部280は、計時駆動制
御部270へ予備賞球の球抜きを行わせる出力(以下、
球抜き出力と称する)を行う。また、球切れ検出スイッ
チ51の検出通路に予備賞球が存在し、且つ球抜き検出
スイッチ426のスイッチ回路がオープン(開)である
ときには、球切れ・球抜き判定部280は、後述する駆
動部261へ球切れ検出スイッチ51の検出通路に予備
賞球が存在する状態を示す出力(以下、球有り出力と称
する)を行う。 【0084】ここで、球切れ・球抜き判定部280につ
いて図14を参照してさらに詳しく説明する。球切れ・
球抜き判定部280は主に、抵抗Raと、比較部IC1
と、反転部IC2と、第一AND回路部IC3と、第二
AND回路部IC4とを有して構成され、駆動源制御部
としての駆動部261、球抜き駆動部としての計時駆動
制御部270および球抜き検出手段としての球抜き検出
スイッチ426と図14(B)に示すように接続され
る。球抜き検出手段としての球抜き検出スイッチ426
は、抵抗Rbと、接続子426bと、接続端子部426
cとを有して構成され、球切れ・球抜き判定部280お
よび球有無検出スイッチとしての球切れ検出スイッチ5
1と図14(A)に示すように接続される。 【0085】以上のような構成において、電圧+Vが球
抜き検出スイッチ426に出力されると、図14(A)
に示すように、球切れ検出スイッチ51のスイッチ回路
がオープン(開)で、且つ球抜き検出スイッチ426の
スイッチ回路がオープン(開)であるときには、比較部
IC1の+端子には0が入力される。さらに、電圧+V
は比較部IC1へ出力され、抵抗Raを通り、電圧降下
して電圧+Vaが比較部IC1の−端子に入力される。
すると、比較部IC1は反転部IC2および第二AND
回路部IC4の一方の端子にロー信号を出力する。そし
て、反転部IC2は第一AND回路部IC3の一方の端
子にハイ信号を出力する。 【0086】また、球抜き検出スイッチ426から第一
AND回路部IC3および第二AND回路部IC4の他
方の端子にはロー信号が入力される。そのため、第一A
ND回路部IC3は駆動部261へロー信号を出力し、
第二AND回路部IC4は計時駆動制御部270へロー
信号を出力する。すなわち、球切れ検出スイッチ51の
スイッチ回路がオープン(開)で、且つ球抜き検出スイ
ッチ426のスイッチ回路がオープン(開)であるとき
には、球切れ・球抜き判定部280は駆動部261への
球有り出力および計時駆動制御部270への球抜き出力
を行わない。 【0087】球切れ検出スイッチ51のスイッチ回路が
クローズ(閉)で、且つ球抜き検出スイッチ426のス
イッチ回路がオープン(開)であるときには、電圧+V
が球抜き検出スイッチ426に出力されると、抵抗Rb
を通り、電圧降下して電圧+Vbが比較部IC1の+端
子に入力される。さらに、電圧+Vは比較部IC1へ出
力され、抵抗Raを通り、電圧降下して電圧+Vaが比
較部IC1の−端子に入力される。ここで、抵抗Raの
抵抗値は抵抗Rbの抵抗値より低くなるように構成され
ており、これによりVa>Vbとなるため、比較部IC
1は反転部IC2および第二AND回路部IC4の一方
の端子にロー信号を出力する。そして、反転部IC2は
第一AND回路部IC3の一方の端子にハイ信号を出力
する。 【0088】また、球抜き検出スイッチ426から第一
AND回路部IC3および第二AND回路部IC4の他
方の端子にはハイ信号が入力される。そのため、第一A
ND回路部IC3は駆動部261へハイ信号を出力し、
第二AND回路部IC4は計時駆動制御部270へロー
信号を出力する。すなわち、球切れ検出スイッチ51の
スイッチ回路がクローズ(閉)で、且つ球抜き検出スイ
ッチ426のスイッチ回路がオープン(開)であるとき
には、球切れ・球抜き判定部280は駆動部261への
球有り出力のみを行う。 【0089】接続端子部426cが接続子426bと接
続して、球抜き検出スイッチ426のスイッチ回路がク
ローズ(閉)になるときには、球切れ検出スイッチ51
のスイッチ回路の開閉に拘わらず、電圧+Vが球抜き検
出スイッチ426に出力されると、電圧+Vbが比較部
IC1の+端子に入力される。さらに、電圧+Vは比較
部IC1へ出力され、抵抗Raを通り、電圧降下して電
圧+Vaが比較部IC1の−端子に入力される。V>V
aであるため、比較部IC1は反転部IC2および第二
AND回路部IC4の一方の端子にハイ信号を出力す
る。そして、反転部IC2は第一AND回路部IC3の
一方の端子にロー信号を出力する。 【0090】また、球抜き検出スイッチ426から第一
AND回路部IC3および第二AND回路部IC4の他
方の端子にはハイ信号が入力される。そのため、第一A
ND回路部IC3は駆動部261へロー信号を出力し、
第二AND回路部IC4は計時駆動制御部270へハイ
信号を出力する。すなわち、球抜き検出スイッチ426
のスイッチ回路がクローズ(閉)になるときには、球切
れ検出スイッチ51のスイッチ回路の開閉に拘わらず、
球切れ・球抜き判定部280は計時駆動制御部270へ
の球抜き出力のみを行う。 【0091】駆動判定制御部260は、駆動部261を
有して構成され、駆動部261には、球切れ・球抜き判
定部280からの出力信号、メイン基板91からの払出
指令信号、CR機における球貸し指令信号、そして計時
駆動制御部270からの払出開始信号および払出終了信
号が入力される。そして、駆動部261に払出指令信号
が入力されると、駆動部261がモータ202(ステッ
ピングモータ)へ駆動信号を出力してステッピングモー
タを時計回りに回転させ、指令信号に応じた数量の予備
賞球が賞球として賞球払出経路60に払い出される。 【0092】また、駆動部261に球貸し指令信号およ
び球有り出力信号(ハイ信号)が入力されると、駆動部
261がモータ202(ステッピングモータ)へ駆動信
号を出力してステッピングモータを時計回りに回転さ
せ、指令信号に応じた数量の予備賞球が貸し球として賞
球払出経路60に払い出される。 【0093】さらに、球切れ・球抜き判定部280の入
力に基づく払出開始信号が計時駆動制御部270から駆
動部261に入力されると、駆動部261がモータ20
2(ステッピングモータ)へ駆動開始信号を出力してス
テッピングモータを時計回りに回転させ、予備賞球が残
り球として賞球払出経路60に払い出される。一方、所
定時間経過による払出終了信号が計時駆動制御部270
から駆動部261に入力されると、駆動部261がモー
タ202(ステッピングモータ)へ駆動終了信号を出力
してステッピングモータの回転作動を停止させる。 【0094】計時駆動制御部270には、球切れ・球抜
き判定部280からの出力信号が入力される。そして、
計時駆動制御部270に球抜き出力信号(ハイ信号)が
入力されると、計時駆動制御部270は駆動部211に
払出開始信号および払出終了信号を出力したり、ソレノ
イド110にソレノイド駆動信号を出力したりする。 【0095】このような構成の払出制御装置250にお
いて、球払出基板292による賞球の払出制御内容につ
いて説明する。パチンコ機PMによる遊技中に、遊技球
が遊技盤20のいずれかの入賞具24,25,26内に
入賞すると、その入賞が入賞球検出スイッチ201によ
り検出され、その検出信号がメイン基板91の払出指令
出力判定部に送られる。また、球切れ検出スイッチ51
からの検出信号も上記払出指令出力判定部に入力されて
おり、払出指令出力判定部に入賞検出スイッチからの入
賞検出信号が入力され、球切れ検出スイッチ51から球
切れ検出スイッチ51の検出通路に予備賞球が存在する
状態を示す検出信号が入力されると、払出指令出力部が
球払出基板292の駆動部261に払出指令信号を出力
する。 【0096】駆動部261に払出指令信号が入力される
と、駆動部261がモータ202(ステッピングモー
タ)へ駆動信号を出力してステッピングモータを時計回
りに回転させ、指令信号に応じた数量の予備賞球が賞球
として賞球払出経路60に払い出される。 【0097】CR機における球貸し操作が行われたとき
には、球貸し指令信号が駆動部261に入力される。駆
動部261に球貸し指令信号が入力されると、球切れ・
球抜き判定部280から球有り出力信号(ハイ信号)が
入力されているときには、駆動部261がモータ202
(ステッピングモータ)へ駆動信号を出力してステッピ
ングモータを時計回りに回転させ、指令信号に応じた数
量の予備賞球が貸し球として賞球払出経路60に払い出
される。 【0098】パチンコ機PMに残留する予備賞球を排出
させるときには、まず、上部球抜き機構420の流路切
り替え部材421を球抜き揺動角度位置に位置させる。
そうすると、上部球抜き機構420による球抜きが行わ
れるとともに、流路切り替え部材421が球抜き揺動角
度位置に位置するのに連動して球抜き検出スイッチ42
6のスイッチ回路がクローズ(閉)となる。球抜き検出
スイッチ426からの検出信号は球切れ・球抜き判定部
280に送られており、球抜き検出スイッチ426のス
イッチ回路がクローズ(閉)となると、球切れ・球抜き
判定部280は計時駆動制御部270に球抜き出力信号
(ハイ信号)を出力する。 【0099】続いて、計時駆動制御部270が行う計時
駆動制御部処理(ステップS50)について、図15を
参照して説明する。この処理において、計時駆動制御部
270に球抜き出力信号(ハイ信号)が入力される(S
51)と、ステップS52に進み、球抜きウェイトタイ
マWTを所定時間(例えば、上部球抜き機構420によ
る球抜きが完了するのに充分な時間)にセットする。 【0100】次に、ステップS53に進み、球抜きウェ
イトタイマWTが0か否かを判定し、球抜きウェイトタ
イマWTが0になる、すなわち、上部球抜き機構420
による球抜きが完了するのに充分な時間が経過したとき
には、ステップS54に進み、モータ駆動時間タイマT
を所定時間(例えば、上部球抜き機構420の取付位置
より下流に位置する予備賞球を全て払い出すのに充分な
時間)にセットする。次に、ステップS55に進み、球
抜き用駆動源すなわちソレノイド110にソレノイド駆
動開始信号を出力してソレノイド110を作動させ、球
受け部材101を球受け位置に位置させる。次に、ステ
ップS56に進み、駆動部261に払出開始信号を出力
して球払出装置内駆動源すなわちモータ202(ステッ
ピングモータ)を時計回りに回転させ、予備賞球が残り
球として賞球払出経路60に払い出される。そして、賞
球払出経路60へ払い出された残り球は、球受け部材1
01で受け止められて上部球抜き通路77へ導かれる。 【0101】次に、ステップS57に進み、モータ駆動
時間タイマTが0か否かを判定し、モータ駆動時間タイ
マTが0になる、すなわち、上部球抜き機構420の取
付位置より下流に位置する予備賞球を全て払い出すのに
充分な時間が経過したときには、ステップS58に進
み、駆動部261に払出終了信号を出力して球払出装置
内駆動源すなわちモータ202(ステッピングモータ)
の回転作動を停止させる。次に、ステップS59に進
み、球落下ウェイトタイマBTを所定時間(例えば、賞
球払出経路60へ払い出された残り球が球受け部材10
1で受け止められて上部球抜き通路77へ流下するのに
充分な時間)にセットする。 【0102】次に、ステップS60に進み、球落下ウェ
イトタイマBTが0か否かを判定し、球落下ウェイトタ
イマBTが0になる、すなわち、賞球払出経路60へ払
い出された残り球が球受け部材101で受け止められて
上部球抜き通路77へ流下するのに充分な時間が経過し
たときには、ステップS61に進み、球抜き用駆動源す
なわちソレノイド110にソレノイド駆動終了信号を出
力してソレノイド110の作動を停止させ、当該処理を
終了する。すなわち、球抜きが完了する。なお、計時駆
動制御部処理(ステップS50)において、所定開始指
令を行って所定条件になると所定終了指令を行う(例え
ば、ステップS56において駆動部261に払出開始信
号を出力し、ステップS57においてモータ駆動時間タ
イマTが0になるとステップS58に進み払出終了信号
を出力する)ように構成されているが、所定条件になる
まで所定処理を繰り返す(例えば、モータ駆動時間タイ
マTが0になるまで駆動部261へ払出指令信号の出力
を繰り返す)ようにしてもよい。 【0103】このため、以上のような構成のパチンコ機
PMによれば、球抜き検出スイッチ426の操作に基づ
いて、球抜き機構部100が賞球払出経路60における
上球皿払出通路61の上流部に到達した賞球を上部球抜
き通路77に切り替えて導くように払出制御装置250
が制御することにより、賞球払出機構50から払い出さ
れた賞球が全てパチンコ機PMの外部に導く上部球抜き
通路77および下部球抜き通路へ導かれるため、パチン
コ機PM内に残る予備賞球を全て上部球抜き通路77お
よび下部球抜き通路を介してパチンコ機PMの外部に排
出(球抜き)させることが可能となり、製造時等におけ
る予備賞球の球抜き操作の作業性を向上させることがで
きる。 【0104】なお、操作ピンOPを用いてパチンコ機前
面側からレバー部423bを揺動操作させ、流路切り替
え部材421を待機揺動角度位置から球抜き揺動角度位
置に切り替えれば、前枠2を閉鎖させた状態のままパチ
ンコ機PM内に残る予備賞球を全てパチンコ機PMの外
部に排出(球抜き)させることができる。また、上述の
払出制御装置250に、球抜き動作ランプ203の点
灯、点滅もしくは消灯表示制御を行う球抜き動作ランプ
制御部をさらに設けてもよい。 【0105】なお、上述の第一および第二実施例におい
て、球受け部材101が板状の形態をなして左右方向に
傾動可能に設けられているが、これに限られるものでは
なく、例えば、図16(A)に示すように、球受け部材
151が、左方および後方を覆う側壁部151aと、こ
の側壁部151aと繋がる底部151bから構成され
て、前面、右側面および上面が開放された横長矩形箱状
の形態をなして前後方向へスライド移動可能に設けられ
てもよい。 【0106】詳細には、球受け部材151の側壁部15
1aおよび底部151bが賞球払出経路60を閉鎖する
ように形成され、さらに、底部151bの上面側には球
受け部材151の内部へ流入した賞球を右方へ導く複数
のガイドリブ151cが形成され、底部151bの下面
側には基枠体30に設けられたスライドレール(図示せ
ず)に前後方向へスライド移動可能に支持される左右一
対のスライドリブ151dが形成されるとともに、基枠
体30の前面側に前後方向へ水平移動可能に取り付けら
れたアーム152と枢結されるアーム取付リブ151e
が形成され、アーム152を前後方向へ水平移動させる
ことにより、球受け部材151が球受け位置と非球受け
位置とにスライド移動可能に構成される。これにより、
球受け部材151を球受け位置に位置させて、球受け部
材151の取付位置に到達した賞球を右方、すなわち上
部球抜き通路77へ導くようにすれば、同様の効果を得
ることができる。 【0107】また、図16(B)に示すように、球受け
部材161が、左方および後方を覆う側壁部161a
と、この側壁部161aと繋がる底部161bから構成
されて、前面、右側面および上面が開放された横長矩形
樋状の形態をなして前後方向に傾動可能に設けられても
よい。 【0108】詳細には、球受け部材161の側壁部16
1aおよび底部161bが賞球払出経路60を閉鎖する
ように形成され、さらに、底部161bの上面側には球
受け部材161の内部へ流入した賞球を右方へ導くガイ
ドリブ161cが形成され、底部161bの下面側には
基枠体30に設けられた回転軸部(図示せず)に前後方
向へ傾動可能に取り付けられる左右一対の回転軸係合部
161dが形成されるとともに、側壁部161aの左側
から上前方へ突出して、基枠体30の前面側に取り付け
られたソレノイド165のプランジャ当接部165bと
当接する球受け部材当接部161eが形成され、ソレノ
イド165のプランジャ165aを上下動させることに
より、球受け部材161が球受け位置と非球受け位置と
に前後方向へ傾動可能に構成される。これにより、球受
け部材161を球受け位置に位置させて、球受け部材1
61の取付位置に到達した賞球を右方、すなわち上部球
抜き通路77へ導くようにすれば、同様の効果を得るこ
とができる。 【0109】また、上述の第一および第二実施例におい
て、球抜き機構部100における球受け部材101が球
受け位置に位置したときに、賞球払出経路60における
上球皿払出通路61を流下する賞球を受け止めて上部球
抜き通路77へ導くように構成されているが、これに限
られるものではなく、図17の二点鎖線で示すように、
球抜き機構部300における球受け部材301が非球受
け位置に位置したときに、賞球払出経路60を流下する
賞球が上部球抜き通路77と繋がる球抜き連絡樋330
の内部へ導かれるように構成されてもよい。 【0110】具体的には、球抜き機構部300が主に、
図17の実線で示すように賞球払出経路60を開放し賞
球払出経路60における上球皿払出通路61を流下する
賞球を受け止めて上球皿払出通路61の下流側へ導く球
受け位置と、図17の二点鎖線で示すように球抜き連絡
樋330の後面壁をなすとともに賞球払出経路60を閉
鎖する非球受け位置とに前後方向へ傾動可能に設けられ
た球受け部材301と、基枠体30の前面側に取り付け
られて、球受け部材301と枢結されるソレノイド31
0とを有して構成される。 【0111】そして、ソレノイド310が作動しないと
きには、ソレノイド310のプランジャ310aがその
自重および圧縮バネ312の付勢力により図17に示す
下動位置に位置するとともに、プランジャ310aと枢
結された球受け部材301が前方へ傾動して球受け位置
に位置し、賞球払出経路60における上球皿払出通路6
1を流下する賞球が球受け部材301で受け止められて
上球皿払出通路61の下流側または迂回路63へ導か
れ、ソレノイド310を作動させたときには、圧縮バネ
312の付勢力に抗してプランジャ310aが鉛直上方
へ直線移動するとともにプランジャ310aと枢結され
た球受け部材301が後方へ傾動し、球受け部材301
が非球受け位置に位置して賞球払出経路60を流下する
賞球が球抜き連絡樋330の内部へ導かれるようにすれ
ば、同様の効果を得ることができる。 【0112】また、上述の第一および第二実施例におい
て、流路切り替え部材421の右側に球抜き検出スイッ
チ426を設け、流路切り替え部材421の切替操作に
連動して本発明の球抜き装置による球抜きを行っている
が、これに限られるものではなく、操作可能なスイッチ
を独立して設け、このスイッチ操作により球抜きを行う
ようにしてもよい。このようにすれば、パチンコ機PM
内に残る予備賞球を全て賞球払出機構50から払い出し
て上部球抜き通路77および下部球抜き通路を介してパ
チンコ機PMの外部に排出(球抜き)させることが可能
となり、流路切り替え部材421等を有して構成される
上部球抜き機構420を設けなくても予備賞球の球抜き
を行うことができる。なお、このスイッチは、操作ピン
OPを用いてパチンコ機PMの前面側から操作可能にし
てもよい。 【0113】さらに、上述の第一および第二実施例にお
いて、ステッピングモータを作動させて賞球の払出を行
っているが、これに限られるものではなく、賞球の払出
駆動源としてACモータもしくはDCモータを用いても
よく、さらにソレノイドを用いてもよい。 【0114】また、上述の第一および第二実施例におい
て、上部球抜き通路77が下部球抜き通路と繋がって形
成され、パチンコ機PM内に残る予備賞球が全て下部球
抜き通路を介してパチンコ機PMの外部に排出されてい
るが、これに限られるものではなく、直接パチンコ機P
Mの外部と繋がるように上部球抜き通路を形成してもよ
い。 【0115】さらに、上述の第一および第二実施例にお
いて、予備賞球を貯留するタンク部材41と、タンク部
材41の下部に位置して取り付けられる整列樋部材42
とを有して構成される球貯留供給機構40が裏セット盤
BSPに設けられているが、これに限られるものではな
く、前枠2に設けられてもよい。 【0116】また、上述の第一および第二実施例におい
て、ソレノイド110を作動させることにより、球受け
部材101を傾動させて球受け位置に位置させるように
しているが、これに限られるものではなく、球受け部材
に手動による傾動操作が可能な手動操作部(図示せず)
を形成し、そして一端が球受け部材の手動操作部に取り
付けられるとともに、他端が基枠体30の前面側に取り
付けられ、球受け部材が球受け位置および非球受け位置
に位置するように付勢する方向付勢バネ(図示せず)を
設け、手動操作により球受け部材を球受け位置および非
球受け位置に位置させるようにしてもよい。 【0117】さらに、上述の第一および第二実施例にお
いて、側壁部105が、球受け部材101が球受け位置
に位置した状態で、球受け部材101の後方側部から上
方へ垂直に伸びて一体に形成され、球受け部材101で
受け止められた賞球が迂回路63に流下するのを防止す
るように構成されているが、迂回路63の形成位置によ
っては側壁部105を設けなくてもよい。 【0118】 【発明の効果】以上説明したように、本発明による弾球
遊技機によれば、操作手段の操作に基づいて、下部通路
切替手段が賞球払出通路の上流部に到達した賞球を並行
する球抜き通路に切り替えて導くように切替制御手段が
制御することにより、賞球払出装置から払い出された賞
球が全て弾球遊技機の外部に導く球抜き通路へ導かれる
ため、弾球遊技機内に残る予備賞球を全て球抜き通路を
介して弾球遊技機の外部に排出(球抜き)させることが
可能となり、製造時等における予備賞球の球抜き操作の
作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る弾球遊技機の一例として示すパチ
ンコ機の正面図である。 【図2】上記パチンコ機の裏面側を示す背面図である。 【図3】賞球払出機構およびその周辺を示す背面図であ
る。 【図4】球抜き機構部の背面図である。 【図5】球抜き機構部の正面図である。 【図6】球抜き機構部の平断面図である。 【図7】球抜き機構部の側断面図である。 【図8】球抜き機構部に構成される球受け部材の斜視図
である。 【図9】球抜き機構部の別形態を示す背面図である。 【図10】第一実施例の払出制御装置の構成を示すブロ
ック図である。 【図11】第一実施例の払出制御装置における計時駆動
制御部処理の制御内容を示すフローチャートである。 【図12】第一実施例におけるフローチャートの別形態
を示す図である。 【図13】第二実施例の払出制御装置の構成を示すブロ
ック図である。 【図14】(A)は球切れ検出スイッチおよび球抜き検
出スイッチの回路構成を示す回路図であり、(B)は球
切れ・球抜き判定部の回路構成を示す回路図である。 【図15】第二実施例の払出制御装置における計時駆動
制御部処理の制御内容を示すフローチャートである。 【図16】(A)、(B)ともに球受け部材の別形態を
示す斜視図である。 【図17】球受け機構部の別形態を示す側面図である。 【符号の説明】 BSP 裏セット盤 PA 遊技領域 PM パチンコ機 OP 操作ピン IC1 比較部 IC2 反転部 IC3 第一AND回路部 IC4 第二AND回路部 Ra 抵抗 Rb 抵抗 1 外枠 2 前枠(2h 球抜き操作孔) 3a,3b ヒンジ部材 4 施錠装置 5 ガラス扉(5h 球抜き操作孔) 6 上球皿 7 下球皿 8 操作ハンドル 9 打球発射装置 17 係合レバー 18 ヒンジ 19 閉鎖レバー 20 遊技盤 21 化粧板 22 案内レール(22a 外レール、22b 内レー
ル) 23 風車 24 一般入賞具 25 始動入賞具 26 大入賞口 27 アウト口 28 図柄表示装置 30 基枠体 31 窓口 32 蓋部材 40 球貯留供給機構 41 タンク部材 42 整列樋部材(42a 予備賞球通路、42b 出
口通路) 43 偏向出口 50 賞球払出機構 51 球切れ検出スイッチ 52 待機通路通路 53 賞球カセット 55 蓋部材 56 傾動部材 57 アース金具 60 賞球払出経路 61 上球皿払出通路 62 仕切壁 63 迂回路 65 下球皿払出通路 77 上部球抜き通路 91 メイン基板 92 球払出基板 93 音声制御基板 94 ターミナル基板 100 球抜き機構部 101 球受け部材 (101a 部材取付部、101b 支軸穴) 102 支軸 103 座金 104 係合ピン 105 側壁部 106 球受けリブ 109 方向付勢バネ 110 ソレノイド (110a プランジャ、110b プランジャ係合
部、110c 係合口) 111 取付アングル 112 圧縮バネ 120 球受け部材取付ボス 121 ネジ孔 122 係合ピン逃げ穴 130 球抜き連絡樋 131 ガイドリブ 151 球受け部材(151a 側壁部、151b 底
部、151c ガイドリブ、151d スライドリブ、
151e アーム取付リブ) 152 アーム 161 球受け部材(161a 側壁部、161b 底
部、161c ガイドリブ、161d 回転軸係合部、
161e 球受け部材当接部) 165 ソレノイド(165a プランジャ、165b
プランジャ当接部) 200 払出制御装置 201 入賞検出スイッチ 202 モータ(ステッピングモータ) 203 球抜き動作ランプ 210 駆動判定制御部 211 駆動部 220 計時駆動制御部 230 球抜き動作ランプ制御部 250 払出制御装置 260 駆動判定制御部 261 駆動部 270 計時駆動制御部 280 球切れ・球抜き判定部 292 球払出基板 300 球抜き機構部 301 球受け部材 310 ソレノイド(310a プランジャ) 312 圧縮バネ 330 球抜き連絡樋 420 上部球抜き機構 421 流路切り替え部材(421a 通路壁部、42
1c 閉止保持係合辺、421d 開放保持係合辺、4
21e 検知レバー当接部) 422 固定部材 423 レバー部材(423a 係合突起部、423b
レバー部) 424 枢支軸 425 枢結軸 426 球抜き検出スイッチ(426a 検知レバー、
426b 接続子、426c 接続端子部)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 枠部材と、前記枠部材に取り付けられた
    遊技盤と、前記枠部材の裏面側に開閉自在に取り付けら
    れるとともに前記遊技盤の裏面側を覆う閉止位置に保持
    されて用いられる裏セット盤とを備える弾球遊技機にお
    いて、 前記枠部材もしくは前記裏セット盤の上部に設けられて
    賞球を貯留するタンク部材と、 前記タンク部材の下部に設けられて前記タンク部材から
    供給される賞球を整列させて流下させる整列樋部材と、 前記整列樋部材の下方に設けられて前記遊技盤における
    所定の入賞状態に基づいて賞球を払い出す賞球払出装置
    と、 前記枠部材に設けられて賞球を貯留する球皿と、 前記賞球払出装置から払い出された賞球を前記球皿に導
    く賞球払出通路と、 前記整列樋部材と前記賞球払出装置との間に設けられて
    前記整列樋部材で整列された賞球を前記賞球払出装置に
    導く賞球待機通路と、 前記整列樋部材の出口通路から分岐して、前記賞球待機
    通路と並行して下方へ伸びるとともに前記賞球払出通路
    の上流部と並行し、前記整列樋部材を流下する賞球を前
    記弾球遊技機の外部に導く球抜き通路と、 前記整列樋部材の前記出口通路に設けられ、前記出口通
    路に到達した賞球を前記賞球待機通路および前記球抜き
    通路に選択的に切り替えて導くように構成された上部通
    路切替手段と、 前記賞球払出通路の前記上流部に設けられ、前記上流部
    に到達した賞球を前記賞球払出通路および前記球抜き通
    路に選択的に切り替えて導くように構成された下部通路
    切替手段と、 前記下部通路切替手段を所定作動させるために操作され
    る操作手段と、 前記下部通路切替手段が前記操作手段の操作に基づいて
    前記上流部に到達した賞球を前記球抜き通路に切り替え
    て導くように制御する切替制御手段とを備えて構成され
    ていることを特徴とする弾球遊技機。
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