JP2003245442A - 弾球遊技機の球抜き装置 - Google Patents

弾球遊技機の球抜き装置

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JP2003245442A
JP2003245442A JP2002048303A JP2002048303A JP2003245442A JP 2003245442 A JP2003245442 A JP 2003245442A JP 2002048303 A JP2002048303 A JP 2002048303A JP 2002048303 A JP2002048303 A JP 2002048303A JP 2003245442 A JP2003245442 A JP 2003245442A
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prize ball
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Kenkichi Yoshida
賢吉 吉田
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Samy KK
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Sammy Corp
Samy KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機内に残る予備賞球を全て球抜き通
路を介して弾球遊技機の外部に排出させることができる
弾球遊技機の球抜き装置を提供する。 【解決手段】 枠部材と、枠部材に取り付けられた遊技
盤と、枠部材の裏面側に取り付けられた裏セット盤とを
備える弾球遊技機において、賞球を貯留するタンク部材
と、タンク部材から供給される賞球を整列させる整列樋
部材と、賞球を払い出す賞球払出装置と、賞球払出装置
から払い出された賞球を貯留する球皿と、賞球払出装置
から払い出された賞球を球皿に導く賞球払出通路と、賞
球払出通路から分岐して賞球払出通路を通る賞球を弾球
遊技機の外部に導く球抜き通路と、賞球払出通路から球
抜き通路が分岐する分岐部に設けられ、分岐部に到達し
た賞球を賞球払出通路および球抜き通路に選択的に切り
替えて導くように構成された通路切替手段とを備えて弾
球遊技機の球抜き装置が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に代表
される弾球遊技機に関し、さらに詳しくは、遊技盤の裏
側に常には閉鎖状態に保持される裏セット盤に設けら
れ、賞球を貯留するタンク部材に貯留された賞球やタン
ク部材と賞球払出装置との間の球通路等に残留する賞球
を強制的に排出させる球抜き装置に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機に代表される弾球遊技機は、
遊技盤を着脱自在に装着し打球発射装置等が取り付けら
れた開閉搭載枠たる前枠に、賞球払出装置や各種制御基
板が装備された裏セット盤が横開き開閉自在に取り付け
られて構成される。裏セット盤の上部には遊技施設側か
ら供給される遊技球(「予備賞球」という)を貯留する
タンク部材が取り付けられ、タンク部材の下部にはタン
ク部材から供給される予備賞球を傾斜下方に向けて整列
させ流下させる整列樋部材が取り付けられている。整列
樋部材の傾斜端部すなわち予備賞球通路の終端部は略直
角に折り曲げられて下方に開く偏向出口が形成され、こ
の偏向出口の下部に予備賞球の欠乏を検出する球切れ検
出スイッチ、および所定数の予備賞球を待機させる賞球
待機通路を介して賞球払出装置が取り付けられている。
賞球払出装置下部の裏セット盤には払い出された遊技球
(「賞球」という)を前枠前方の上球皿または下球皿に
導く賞球経路が形成されており、遊技盤における所定の
入賞条件に基づいて賞球払出装置から払い出される賞球
が上球皿、または上球皿が充満しているときには下球皿
に払い出されるように構成される。 【0003】このようなパチンコ機において、遊技に使
用する遊技球の清掃作業や裏セット盤各部の遊技球の通
路(球通路)の清掃作業、球切れ検出スイッチや賞球装
置の保守点検作業および交換作業、パチンコ機の交換作
業等を行うときには、パチンコ機に残留する予備賞球を
排出させる球抜き作業が必要になる。このため、パチン
コ機には機内に残留する予備賞球を遊技施設側の回収バ
ケットに強制的に排出させる球抜き装置が設けられてい
る。 【0004】このうち、タンク部材に貯留する予備賞球
を排出させる球抜き装置は、一般に予備賞球通路の終端
である偏向出口領域に設けられていた。すなわち、偏向
出口では予備賞球の流れ方向が傾斜する整列樋部材の底
面に沿った方向から、出口開口が開く下方に向けて偏向
されており、このように予備賞球の流れ方向を下方に偏
向させる予備賞球通路の外周壁面を揺動開閉可能に構成
するとともに、この壁面の背後に賞球待機通路と並んで
下方に延びる専用の球抜き通路を設けて、流れ出る予備
賞球を裏セット盤の外部(すなわちパチンコ機の外部)
に排出させるように構成されている。 【0005】ところが、上記のような球抜き装置による
球抜き操作のみでは、この装置により排出される予備賞
球が偏向出口の近傍部よりも上流側(タンク部材側)に
位置する球に限られるため、偏向出口よりも下流に位置
する予備賞球がパチンコ機の機内に残留したままの状態
になってしまう。このため、パチンコ機の中には、パチ
ンコ機の背面側、例えば裏セット盤の背面に専用の球抜
きスイッチを設け、この球抜きスイッチが操作されたと
きに賞球払出装置を作動させて予備賞球を上球皿または
下球皿に排出させる強制排出装置を備えたものがある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような強制排出装置では、賞球カセットにより払い出さ
れた賞球が上球皿に排出され、上球皿に連通する球送り
装置に賞球(遊技球)が流入してしまう。そのため、例
えば製造時のように弾球遊技機の動作確認をした後、弾
球遊技機内に残る遊技球を完全に排出する必要がある場
合には、作業者が上球皿を開放して球送り装置内の賞球
(遊技球)を排除しなければならず、作業が煩雑となっ
ていた。 【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、弾球遊技機内に残る予備賞球を全て球抜き
通路を介して弾球遊技機の外部に排出させることができ
る弾球遊技機の球抜き装置を提供することを目的とす
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る弾球遊技機の球抜き装置は、枠部材
(例えば、実施形態における前枠2)と、枠部材に取り
付けられた遊技盤と、枠部材の裏面側に開閉自在に取り
付けられるとともに遊技盤の裏面側を覆う閉止位置に保
持されて用いられる裏セット盤とを備える弾球遊技機に
おいて、枠部材もしくは裏セット盤の上部に設けられて
賞球(予備賞球)を貯留するタンク部材と、タンク部材
の下部に設けられてタンク部材から供給される賞球(予
備賞球)を整列させて流下させる整列樋部材と、整列樋
部材の下方に設けられて遊技盤における所定の入賞状態
に基づいて賞球を払い出す賞球払出装置と、枠部材に取
り付けられて賞球払出装置から払い出された賞球を貯留
する球皿(例えば、実施形態における上球皿6および下
球皿7)と、賞球払出装置から払い出された賞球を球皿
に導く賞球払出通路と、賞球払出通路から分岐して賞球
払出通路を通る賞球を弾球遊技機の外部に導く球抜き通
路(例えば、実施形態における上部球抜き通路77、中
間球抜き通路78および下部球抜き通路70)と、賞球
払出通路から球抜き通路が分岐する分岐部(例えば、実
施形態における球受け部材101の取付位置)に設けら
れ、分岐部に到達した賞球を賞球払出通路および球抜き
通路に選択的に切り替えて導くように構成された通路切
替手段(例えば、実施形態における球受け部材101)
とを備えて構成される。 【0009】このような構成の弾球遊技機の球抜き装置
によれば、通路切替手段を用いて分岐部に到達した賞球
を球抜き通路に導くように切り替えることにより、賞球
払出装置から払い出された賞球が全て弾球遊技機の外部
に導く球抜き通路へ導かれるため、弾球遊技機内に残る
予備賞球を全て球抜き通路を介して弾球遊技機の外部に
排出(球抜き)させることが可能となり、製造時等にお
ける予備賞球の球抜き操作の作業性を向上させることが
できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について添付図面を参照しながら説明する。実施例では
本発明に係る弾球遊技機の代表例としてパチンコ機を採
り上げ、このパチンコ機の裏セット盤に本発明を適用し
た場合を主として説明する。まず、本発明が適用される
パチンコ機PMについてその概要構成を図1および図2
を参照して要約説明する。ここで、図1はパチンコ機P
Mを正面から見た正面図、図2はパチンコ機PMを裏面
から見た背面図である。 【0011】パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構
成されて縦向きの固定保持枠を成す外枠1の開口前面
に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載
用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ部
材3a,3bにより横開き開閉および着脱可能に取り付
けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して外
枠1と係合された閉鎖状態で遊技に供される。 【0012】前枠2の正面側には、前枠2の前側面域に
合わせた方形状のガラス扉5、および遊技球を貯留して
整列させる上球皿6が、ともに横開き開閉および着脱が
可能に組付けられており、常には施錠装置4および図示
しないロック機構を利用して前枠2の前面を覆う閉止状
態で保持される。前枠2の下部には下球皿7および遊技
球の発射操作を行う操作ハンドル8が取り付けられてい
る。 【0013】ガラス扉5の背後に位置する前枠2の裏面
上部には、図示省略する方形枠状の収容枠が前枠2と一
体に成形されており、この収容枠に所定のゲージ設定で
構成された遊技盤20が複数の係合レバー17,17…
により着脱交換可能にセット保持されその前面域をガラ
ス扉5に臨ませている。 【0014】遊技盤20は、表面にセルが貼り付けられ
た化粧板21の前面側に、帯状の外レール22aおよび
内レール22bが円弧状に固設され、この内側に遊技領
域PAが区画される。遊技領域PAには多数本の遊技釘
とともに、複数の風車23、一般入賞具24や始動入賞
具25並びに大入賞口26などの入賞具、周囲に飾り部
を有した図柄表示装置28などが設けられ、遊技領域P
Aの下端には入賞具に入賞せずに落下した遊技球を排出
させるアウト口27が設けられている。入賞具に落入し
た遊技球(「セーフ球」という)は、各入賞具に設けら
れた入賞球検出センサ24a,25a,26aで検出さ
れ、化粧板21を貫通するセーフ球通路孔を通って遊技
盤20の裏面側に排出される。また、アウト口27に集
められたアウト球は化粧板21を貫通するアウト球通路
孔を通って遊技盤20の裏面側に排出される。 【0015】前枠2の裏面下部には打球発射装置9が取
り付けられており、打球発射装置9と遊技盤20との間
には、打球発射装置9によって打ち出された遊技球を遊
技盤20の外レール22aに向けて案内する発射レール
や、効果音を発生させるスピーカ等が取り付けられてい
る。発射レールやスピーカ等は上球皿6の裏側に位置す
る前枠2の中間領域(「遊技補助盤」と称される)に取
り付けられており、常には閉鎖状態に保持される上球皿
6によりその表面側が覆われている。 【0016】また、前枠2の裏側には、裏セット盤BS
Pが上下のヒンジ18,18で横開き開閉および着脱が
可能に装備され、常には閉鎖レバー19,19…を利用
して遊技盤20の裏面を覆うように閉鎖保持される。裏
セット盤BSPは、全体として収容枠の背面外郭サイズ
よりも大きめの縦長方形形状を成し、中央に遊技盤20
から突出する画像制御基板97を受容する窓口31を有
して一体成形された基枠体30をベースとして構成され
る(図2および図3を参照)。 【0017】裏セット盤BSPには、窓口31の上部に
装備されて遊技球の貯留・供給処理を行う球貯留供給機
構40や、窓口31の右側方に装備されて球貯留供給機
構40から導かれる遊技球(「予備賞球」という)の払
い出し処理を行う賞球払出機構50などの賞球機構が設
けられるとともに、賞球払出機構50の下方に位置して
同機構50から払い出された遊技球(「賞球」という)
を上・下の球皿6,7に排出するための賞球払出経路6
0、窓口31の下方に位置して遊技盤20の裏面側に排
出されるアウト球およびセーフ球(これらをまとめて
「遊技済み球」という)を集合させ、遊技施設側の回収
バケットに排出させる下部球抜き通路などが形成されて
いる。 【0018】また、裏セット盤BSPの裏面側には、こ
のパチンコ機の作動を統括的に制御するメイン基板91
や、賞球の払出制御を行う球払出基板92、効果照明や
効果音の作動制御を行うランプ・音声制御基板93、各
制御基板や電子部品に所定の電力を供給する電源基板9
4、複数のコネクタが取り付けられて制御信号や電力の
中継等を行う中継基板95、遊技機の作動状態を遊技施
設側に出力するためのターミナル基板96などの各種回
路基板や、賞球カセット53などの電子部品が取り付け
られ、各機器が図示しないワイヤーハーネスで接続され
る。 【0019】パチンコ機PMは、上球皿6およびガラス
扉5が閉止施錠された状態(図1に示す状態)で遊技に
供され、上球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8
を回動操作することにより遊技が開始される。操作ハン
ドル8の操作レバーが回動操作されると、上球皿6に貯
留した遊技球がこの球皿に装備された球送り装置によっ
て1球ずつ発射レール上に送出され、打球発射装置9の
ハンマーに打ち出されて遊技盤20の遊技領域PAに導
かれ、以降パチンコゲームが展開される。 【0020】次に、このように概要構成されるパチンコ
機PMにおける予備賞球および賞球の流れについて、図
3、図4および図5を参照して説明する。ここで、図3
は賞球払出機構50およびその周辺を示す背面図、図4
は賞球カセット53および払出賞球検出機構の取り付け
および作用状態を示す側断面図、そして図5は裏セット
盤BSPにおいて賞球カセット53が配設される部位お
よびその周辺を示す正面図(裏セット盤BSPをパチン
コ機PMの前面側から見た図)である。なお、以降では
裏セット盤BSPを裏側から見た構成を主として説明す
るため、説明の便宜上、図2に示す背面図における左右
方向を左方または右方と称し、紙面直交方向の向こう側
(パチンコ機前面側)を前方、手前側(同裏面側)を後
方と称して説明する。 【0021】球貯留供給機構40は、図2に示すよう
に、基枠体30の上部に取り付けられて予備賞球を貯留
するタンク部材41と、このタンク部材41の下部に位
置して基枠体30に取り付けられる整列樋部材42とを
主体として構成される。整列樋部材42はタンク部材4
1と賞球払出機構50との間を結んで緩い勾配をもって
配設され、タンク部材41から供給される予備賞球を流
下させる過程で前後二列に整列させ、下流端部の偏向出
口43から予備賞球を賞球払出機構50に送り出す。 【0022】賞球払出機構50は、基枠体30に支持さ
れ、偏向出口43から送り出された予備賞球を受けて所
定数量の予備賞球を前後二列の賞球待機通路52a,5
2bに待機保持させる待機通路部材52(図3および図
4を参照)と、この待機通路部材52下部の基枠体30
に取り付けられ、賞球待機通路に待機保持された予備賞
球を所定の払出条件に基づいて払い出す賞球カセット5
3、および基枠体30に支持された待機通路部材52を
その取付面との間に挟持して上記二列の賞球待機通路を
形成させる蓋部材55(図2および図4を参照)を主体
として構成される。また、偏向出口43と待機通路部材
52との間には、賞球として払い出すに充分な予備賞球
が賞球待機通路52a,52bにあるか否かを検出する
ための球切れ検出スイッチ51が着脱可能に取り付けら
れ、賞球カセット53の払出口と賞球払出経路60との
間には、払い出された賞球を検出する賞球検出センサ5
4が係脱可能に設けられている。 【0023】賞球カセット53は、図4に示すように、
前後二分割のカセットケース531,532に納められ
て全体として方形箱状のモジュールをなし、その上部中
央に賞球待機通路52a,52bの下端部と繋がって予
備賞球を受容する受容口53a,53b、下部の左右に
賞球を払い出す払出口53c,53dが設けられてい
る。ケース内部には前後二段のインペラ534,534
とこのインペラを回転させるステッピングモータ53
3、および受容口53a,53bから受け入れた予備賞
球を払出口53c,53dに導くためのテーパ状のカセ
ット内通路を有している。 【0024】前後のインペラ534,534にはそれぞ
れ120度間隔で予備賞球を受容する受容部が三カ所形
成されるとともに(図3を参照)、前後のインペラはそ
れぞれの受容部の位置が60度オフセットするように回
転軸に取り付けられている。このため、受容口53a,
53bから供給された予備賞球は、交互に前後のインペ
ラの受容部に受け入れられ、インペラ534,534の
回転に伴って右または左のカセット内通路を通り、テー
パ面に案内されて前後方向の中央に寄せられ、左右いず
れかの払出口から払い出される。 【0025】賞球の払出は、所定条件のもと球払出基板
92から出力される払出指令信号に基づいて行われる。
賞球カセット53は球払出基板92からの払出指令信号
に応じてステッピングモータ533を作動させ、インペ
ラ534,534を時計回りまたは反時計回りに回転さ
せて、左払出口53cまたは右払出口53dから賞球を
払い出す。具体的には、入賞具24,25,26等への
遊技球の入賞状態に基づいて球払出基板92から出力さ
れる払出指令信号に応じてインペラ534,534を例
えばパチンコ機PMの後方から見て時計回りに回転作動
させ、指令信号に応じた数量の遊技球を賞球として右側
の払出口53dから賞球払出経路60に払い出す。ま
た、いわゆるCR機において球貸し操作が行われたとき
には、球払出基板92から出力される払出指令信号に応
じてインペラ534,534を逆方向、例えばパチンコ
機PMの後方から見て反時計回りに回転作動させ、指令
信号に応じた数量の遊技球を貸し球として左側の払出口
53cから賞球払出経路60に払い出す。 【0026】賞球払出経路60は、図3に示すように、
賞球払出機構50の出口と繋がって上球皿6に通じる上
球皿払出通路61と、上球皿払出通路61から分岐して
下球皿7に通じる下球皿払出通路65とからなり、両通
路は仕切壁62で仕切られつつこの壁面の上部で連通し
ている。上球皿払出通路61には賞球カセット53の下
方に位置して賞球出口61eが設けられており、賞球カ
セット53から払い出された賞球は、上球皿払出通路6
1を落下して賞球出口61eを通り上球皿6へ流下す
る。 【0027】一方、基枠体30と蓋部材32とには仕切
壁62の上端を通ってそれぞれ前後に突出し左方に下傾
する第1迂回路63aおよび第2迂回路63bが形成さ
れている(図2および図3を参照)。このため、上球皿
6に貯留する遊技球が一杯になって賞球出口61eから
賞球を排出できなくなり、仕切壁62の上端まで賞球が
充満した状態で、さらに賞球払い出し機構50から賞球
が払い出されたときに、溢れ出る賞球がこれらの迂回路
63a,63bを通ってスムーズに下球皿払出通路65
に導かれ、下球皿払出通路65に配設された賞球バケッ
ト(図示せず)を通って下球皿7に送り出される。 【0028】なお、賞球カセット53を基枠体30に取
り付けるための賞球カセット取り付け部37が、その取
付面がカセットケース531の厚さに合わせて前方にオ
フセット成形されており、予備賞球通路52a,52b
と、これに対応する受容口53a,53b内の通路とが
段差なく繋がるように構成されている。賞球カセット取
り付け部37には、基枠体30の後方に突出する脚部と
この脚部の後端部から水平に突出する係合片とからなり
平断面視L字状をなすカセット係合部37aが三カ所形
成されるとともに、上部二カ所のカセット係合部37
a,37aの間には、左右および下辺がスリット状に切
り離されたアームの下端部に後方に突出する係合突起が
形成されたロック片部37bが、ともに一体成形により
形成されている(図4および図5を参照)。 【0029】一方、カセットケース531の背面には、
上記カセット係合部37aと係合可能に形成されたケー
ス側係合部531aが三カ所形成されるとともに、上記
ロック片部37bの係合突起を受容可能な溝部531b
が、ともに一体成形で形成されている。そして、それぞ
れ三カ所のケース側係合部531aとカセット係合部3
7aとを係合させるとともに、ロック片部37bの係合
突起をケース側の溝部531bに突出させて係合させる
ことにより、賞球カセット53が賞球カセット取り付け
部37にロック保持される。また、ケース531の下端
面には左右の払出口53c,53dの開口が設けられる
とともに、後述するセンサホルダ541の固定係合ピン
541fと係合可能なアーチ状の固定係合片531fが
形成されている。 【0030】また、球切れ検出スイッチ51の上部には
疑似球有り状態創出機構510が、偏向出口43と賞球
待機通路52a,52bとの間には上部球抜き機構52
0が、そして賞球検出センサ54の取り付け部には払出
賞球検出機構540がそれぞれ設けられており、これら
の各機構の構成および作用について説明する。 【0031】まず、払出賞球検出機構540は、遊技球
を検出する賞球検出センサ(具体的には、前述した入賞
検出センサと同様に遊技球の通過を磁気的、光学的また
は電気的手段等により検出するセンサ)54,54と、
この賞球検出センサを係止保持するセンサホルダ541
とを主体として構成され、センサホルダ541が基枠体
30の払出賞球機構取り付け部38に係脱自在に取り付
けられ、センサホルダ541が賞球カセット53と賞球
払出経路60との間に係止された状態で賞球カセット5
3から払い出された賞球を検出するようになっている。 【0032】センサホルダ541は、大別すると、賞球
検出センサ54を係止保持するホルダ部とアーム部とか
らなり、ポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料
を用いて射出成形等の成形手段で一体に成形されてい
る。ホルダ部の左右には、賞球検出センサの検出孔部5
4c,54dが露出可能に賞球検出センサ54,54を
受容保持するセンサ保持部541a,541aが形成さ
れるとともに、後方に突出して賞球検出センサ54,5
4をロック保持するロックアーム541b,541bが
形成されている(図3および図4を参照)。また、ホル
ダ部の前方中央部には賞球カセット53の下端面に突出
する固定係合片531fと係合可能な固定係合ピン54
1fが前方に向けて突出成形されている(図4を参
照)。 【0033】図3に示すように、ホルダ部の側部には、
このホルダ部から側方に突出する上下二枚の板状の支持
アーム541c,541cが形成され、両支持アームの
先端部に互いに外向きに上下に突出する円柱状の嵌合突
起541d,541dが形成されている。上下の嵌合突
起541d,541dは支持アームの延びる先端側の円
柱角部がテーパ状に面取りされて形成されている。 【0034】一方、センサホルダ541が取り付けられ
る基枠体30の払出賞球検出機構取り付け部38には、
側面視凹状の嵌合支持部が形成され、その凹部の上下の
内面に嵌合突起541d,541dを受容してセンサホ
ルダ541を旋回可能(水平揺動可能)に支持する溝状
の嵌合支持溝38a,38aが形成されている(図5も
参照)。 【0035】また、賞球カセット53の取り付け部37
の下部に位置して、ロック保持部38bが突出成形され
ている。ロック保持部38bは水平な板状の支持面を有
し、その左右端部が下方に折り曲げられて縦リブとして
機能するように形成されており、下向きに作用する力に
対する抗力、すなわち支持力を高める構成となっている
(図3を参照)。ロック保持部の中央部は左右がスリッ
ト状に切り離されてアーム部を形成するとともにその後
端側に楔状に上方に突出するロック部が形成されてい
る。ロック保持部38bは、センサホルダ541が閉止
されたときにその上面でホルダ部の下面を支持し、ロッ
ク部がホルダ部の後端縁部と係合してセンサホルダを閉
止位置にロック保持する(図4を参照)。 【0036】さて、このように構成される払出賞球検出
機構540において、賞球検出センサ54,54は、セ
ンサ保持部541aに後方から挿入され賞球検出センサ
の検出孔部54c,54dが所定位置に到達したときに
センサの後端縁部がロックアーム541b,541bに
よりロックされてセンサホルダ541に係止保持され
る。そして、センサホルダ541は嵌合突起541d,
541dを嵌合支持部の嵌合支持溝38a,38aに嵌
合させることで、払出賞球検出機構取り付け部38に旋
回可能に取り付けられる。 【0037】前述したように、上下の嵌合突起541
d,541dはそれぞれ板状の支持アーム541c,5
41cの先端部に突出形成されるとともに、支持アーム
の延びる先端方向の円柱角部がテーパ状に面取りされて
形成されている。このため、センサホルダ541を取り
付ける際には、嵌合突起541d,541dのテーパ面
を凹状の嵌合支持部の角部にあてがい、この凹部に向け
て押圧する。このとき、上下の支持アーム541c,5
41cはテーパ面の作用により弾性変形して嵌合突起部
が嵌合支持部の上下面間に進入し、嵌合支持溝38a,
38a部に到達したときに支持アームの弾性力によりも
との状態に復帰して、嵌合突起部541d,541dと
嵌合支持溝38a,38aとが相互に係合する。このよ
うに係合した状態では、センサホルダ541が基枠体3
0に対して水平に旋回可能に支持される。 【0038】上記のように旋回開閉可能に支持されたセ
ンサホルダ541を賞球カセット53の下部に旋回さ
せ、ロック保持部38bに係止保持させる。賞球カセッ
ト53が係合保持された状態では、賞球カセット53の
下部にセンサホルダ541を受容する受容空間が形成さ
れており、センサホルダ541を上下の嵌合突起および
嵌合支持溝で形成される旋回軸まわりに水平旋回させ
て、ホルダ部を賞球カセット53の下面とロック保持部
38bの上面との間に挿入させる。このとき、ホルダ部
の下面がロック保持部の楔状のロック部斜辺と当接する
が、さらにホルダ部を押圧することでロック保持部のア
ーム部が弾性変形してセンサホルダ541を受容し、セ
ンサホルダ541を閉止位置まで旋回させさせたときに
ロック部がホルダ部の後端縁部と係合してセンサホルダ
541を閉止位置にロック保持する。これにより、セン
サホルダ541はロック保持部38bの上面に支持され
るとともにロック部により閉止位置にロック保持され
る。 【0039】このようにしてセンサホルダ541が閉止
位置にロック保持されると、左右の賞球検出センサの検
出孔部54c,54dが賞球カセット53の左右の払出
口53c,53dの直下に位置整合して配設され、賞球
カセット53から払い出される賞球または貸し球が検出
孔部54c,54dを通過するときにそれぞれの賞球検
出センサにより検出される。 【0040】また、センサホルダ541が閉止位置にロ
ック保持されると、ホルダ部全体で賞球カセット53が
振動等で下動して脱落することを防止するとともに、ホ
ルダ部の前方中央部に突出成形された固定係合ピン54
1fが賞球カセット53の固定係合片531fと係合し
てセンサホルダ541と賞球カセット53との相対位置
関係を堅持させ、賞球カセット53が取付面内で傾いて
払出口と検出孔部の心ずれが生じる等の障害を確実に防
止する。 【0041】次に、上部球抜き機構520は、大別し
て、図3に示すような待機通路部材52と隣接して基枠
体30の裏面側に揺動可能に枢支される流路切り替え部
材521と、基枠体30の表面側に取り付けられて流路
切り替え部材521の作動操作を行う操作部522とか
ら構成される。 【0042】この上部球抜き機構520が取り付けられ
る基枠体30の上部球抜き機構取り付け部36には、待
機通路部材52を支持するボス36a,36a、流路切
り替え部材521を揺動可能に枢支する枢支軸36bな
どが突出成形されるとともに、基枠体30の前後を貫通
して係合突起挿通孔36c、中間球抜き通路78に繋が
る上部球抜き通路77などが基枠体30と一体に形成さ
れている。 【0043】また、待機通路部材52は、その前後面に
屈曲した立設壁面で囲まれた各一列の賞球待機通路52
a,52bが形成され、球切れ検出スイッチ51直下の
通路外壁面の一部が切り欠かれた構成となっている。待
機通路部材52は賞球待機通路52a,52bの清掃作
業容易化等のため基枠体30と別体に構成されており、
上部球抜き機構取り付け部36に着脱自在に取り付けら
れる。すなわち、待機通路部材52には上部球抜き機構
取り付け部36の二カ所のボス36a,36aと係脱自
在な円筒支持部52c,52cが形成されており、この
二カ所の円筒支持部52c,52cで前後に挿脱自在に
ボス36a,36aに支持され、待機通路部材52の裏
面側を覆う蓋部材55をねじ固定することにより上部球
抜き機構取り付け部36に固定される。 【0044】流路切り替え部材521は、上記待機通路
部材52における切り欠き部の壁面に相当する壁面形状
を有した通路壁部521a、枢支軸36bに枢支され流
路切り替え部材521を揺動可能に支持する支軸孔部5
21b、通路壁部521aを下方に揺動させて賞球待機
通路を閉止させた待機揺動角度位置で操作部に形成され
た係合突起部522aと係合する閉止保持係合孔521
c、通路壁部521aを上方に揺動させて賞球待機通路
52a,52bの上部を開放させた球抜き揺動角度位置
で係合突起部522aと係合する開放保持係合辺521
dなどを有し、ABS樹脂等の樹脂材料を用いて射出成
形により一体成形されている。流路切り替え部材521
は、支軸孔部521bを枢支軸36bに挿通させて支持
させた状態で蓋部材55をねじ固定することにより、待
機通路部材52とともに上部球抜き機構取り付け部36
に揺動可能に取り付けられる。 【0045】操作部522は、詳細図示しないが、基枠
体30に着脱自在に固定される固定部材と、この固定部
材に基枠体30の前後方向に揺動自在に枢結されるレバ
ー部材とから構成され、固定部材およびレバー部材はポ
リアセタール樹脂やポリエチレン等の樹脂材料を用いて
射出成形によりそれぞれ一体成形される。そしてこの操
作部522には、レバー部材の下部から後方に突出する
係合突起部522aや、レバー部材の上部から右側方に
突出するレバー部522bなどが形成されている。 【0046】係合突起部522aは円筒状を成すととも
にその先端部が半球状に形成されており、操作部522
が基枠体30に取り付けられた状態で、係合突起部52
2aが機構取り付け部36に形成された係合突起挿通孔
36cを通り抜けて、流路切り替え部材521の閉止保
持係合孔521cと係合するように構成されている。ま
た、図2に示すように、レバー部522bは取付状態で
基枠体30の右端から右側方に突出しており、このレバ
ー部522bが前方から押圧操作(または裏セット盤B
SPの裏面側から引込み操作)されると、レバー部材の
下部が前方へ揺動変位して係合突起部522aと閉止保
持係合孔521cとの係合を解除可能に構成されてい
る。 【0047】このように係合突起部522aが流路切り
替え部材521の閉止保持係合孔521cと係合した状
態では、通路壁部521aが賞球待機通路52a,52
bの側壁を形成し、この通路を通る予備賞球は賞球カセ
ット53に向かう通常の賞球待機通路52a,52bに
導かれる。また、流路切り替え部材521は、係合突起
部522aと閉止保持係合孔521cとの係合により自
由な揺動が規制され、上記通常の賞球待機通路を形成す
る揺動角度位置(待機揺動角度位置)に保持される。 【0048】一方、レバー部522bが前方から押圧操
作(または裏セット盤BSPの裏面側から引込み操作)
されると、係合突起部522aが前方へ揺動変位して係
合突起部522aと閉止保持係合孔521cとの係合が
解除され、それまで規制されていた流路切り替え部材5
21の揺動規制が解除される。賞球待機通路52a,5
2bの上部に予備賞球が貯留された状態では、流路切り
替え部材521の通路壁部521aは、この通路壁部に
よって賞球待機通路52a,52b内に保持される予備
賞球の押圧力を受けており、揺動規制が解除されると予
備賞球の押圧力によって枢支軸36bまわりに揺動し、
図3に示すように賞球待機通路52a,52bの上部が
開放されて、この通路に位置する予備賞球を上部球抜き
通路77に導く球抜き揺動角度位置に変位する。そし
て、このように一旦流路切り替え部材521が球抜き揺
動角度位置に変位すると、通過する予備賞球がなくなる
まで、次々に通過する予備賞球に押圧されて揺動変位し
た状態が継続され、上部球抜き機構520が配設された
球通路よりも上流側に位置する予備賞球が全て上部球抜
き通路77に導かれる。 【0049】ここで、流路切り替え部材521が球抜き
揺動角度位置に変位した状態では、閉止保持係合孔52
1cが係合突起挿通孔36cの左方に待避し、かわりに
開放保持係合辺521dが係合突起挿通孔36cの前方
左側に位置するように構成されている。このため、流路
切り替え部材521が球抜き揺動角度位置に変位した状
態で、レバー部522bの押圧力を解除してレバー部材
を押圧前の揺動角度位置に変位させると、係合突起部5
23cが係合突起挿通孔36cを通って開放保持係合辺
521dの右側方に突出し、流路切り替え部材521を
球抜き揺動角度位置に係止保持する(図3を参照)。こ
のため、レバー部522bを常時押圧していなくとも、
流路切り替え部材521を球抜き揺動角度位置に切り替
えた状態で保持させることができる。 【0050】なお、裏セット盤BSPを前枠2に閉鎖保
持させた状態でレバー部522bの前方に位置する前枠
2およびガラス扉5には、レバー部522bと対峙する
位置に操作ピンOPを挿通させる球抜き操作孔2h,5
hが形成されており(図1を参照)、パチンコ機PMの
前面側から球抜き操作孔5h,2hを通して操作ピンO
Pを挿入し、パチンコ機外部からレバー部522bを押
圧操作可能に構成されている。 【0051】このため、例えば、タンク部材41に貯留
する予備賞球を全量球抜きするような場合には、前枠2
を開放して直にレバー部522bを操作することなく、
前枠2を閉鎖させた状態のまま操作ピンOPを用いてパ
チンコ機前面側からレバー部522bを揺動操作するこ
とができ、前方からワンプッシュするのみの簡単な操作
で流路切り替え部材521を待機揺動角度位置から球抜
き揺動角度位置に切り替えて、この通路を通る予備賞球
を上部球抜き通路77に導き、継続して球抜きを行わせ
ることができる。 【0052】また、球抜きが完了し、賞球待機通路の上
部に予備賞球がなくなったときには、球抜き操作と同様
にレバー部522bを前方からワンプッシュして係合突
起部522aと開放保持係合辺521dとの係合を解除
し、係合突起部522aによる揺動規制を解除する。す
ると、すでに予備賞球からの押圧力が解除された流路切
り替え部材521は、その自重によって枢支軸36bま
わりに揺動し通路壁部521aを閉鎖させた待機揺動角
度位置に変位する。そして、レバー部523bへの押圧
力が解除され係合突起部522aが係合突起挿通孔36
cから突出したときに、再び閉止保持係合孔523cと
係合突起部522aとが係合し、流路切り替え部材52
1が待機揺動角度位置に保持される。 【0053】さて、以上のように構成される上部球抜き
機構520に対して、待機揺動角度位置にある球抜き部
材521の右側方から下方に向けて上部球抜き通路77
が形成されている。上部球抜き通路77は、基枠体30
における裏面側の待機通路部材52の右側方に形成され
た予備通路77aと、この予備通路77aの下方に基枠
体30を前後に貫通して形成された連絡開口77b、お
よび基枠体30の前面側に形成されて連絡開口77bか
ら下方に向かい中間球抜き通路78に繋がる下降通路7
7cから構成される。 【0054】下降通路77cと繋がる中間球抜き通路7
8は、図5に示すように、基枠体30の表面側に、基枠
体30の右方(図5のように、裏セット盤BSPをパチ
ンコ機PMの前面側から見ると左方)から中央に向けて
下傾するように形成され、基枠体30の中央部で下部球
抜き通路70と繋がるように構成される。ここで、詳細
図示しないが、下部球抜き通路70は主として、基枠体
30の表面側に形成されて遊技盤20の裏面側に排出さ
れるアウト球およびセーフ球を集合させる遊技済み球集
合通路71と、基枠体30の裏面側に形成されて遊技済
み球集合通路71で集められた遊技済み球を裏セット盤
BSPの下部に導く遊技済み球排出通路(図示せず)と
からなり、遊技済み球集合通路71と遊技済み球排出通
路とは、基枠体30を前後に貫通する導出口(図示せ
ず)を介して繋がっている。そして、中間球抜き通路7
8は下部球抜き通路70の遊技済み球集合通路71と繋
がる。 【0055】基枠体30の裏面側には予備通路77aの
後面壁を成す蓋部材55がねじ止め固定されるととも
に、基枠体30の表面側には下降通路77cの前面壁を
なす通路カバー524がねじ等の締結手段で取り付けら
れている(図5を参照)。通路カバー524は、この下
降通路77cの前面壁を構成するとともに、前述した上
部球抜き機構520の操作部の前面を覆う保護カバーと
して機能し、さらに操作部の下部に下降通路と並んで形
成され、上下に延びるケーブルダクト526のハーネス
押さえとしても機能する。 【0056】予備通路77aは、流路切り替え部材52
1が揺動して通路壁部521aが開放されたときに、賞
球待機通路52a,52bと連通し、この通路から流れ
出る予備賞球(「抜き球」という)を受容して流下させ
る。予備通路77aと下降通路77cとの間を繋ぐ連絡
開口77bの通路面77rは曲面状に形成されており、
予備通路77aを落下する予備賞球が滑らかに連絡開口
77bを通って下降通路77cに至るように構成されて
いる(図5を参照)。 【0057】連絡開口77bを通って基枠体30の前面
側に導かれた抜き球は、左右の壁面とカバー部材524
とに囲まれた下降通路77cを流下する。下降通路77
cの下端部は中間球抜き通路78に繋がって開放されて
おり、下降通路77cを流下する抜き球は中間球抜き通
路78上に落下して受け止められ、中間球抜き通路78
に沿って流下する。そして、中間球抜き通路78を流下
する抜き球は、下部球抜き通路70の遊技済み球集合通
路71上に落下する。そして、下部球抜き通路70に達
した抜き球は、下部球抜き通路70を流下してパチンコ
機PMから排出され、遊技施設側の回収バケットに回収
される。 【0058】続いて、疑似球有り状態創出機構510
は、球切れ検出スイッチ51の検知レバー51c,51
dを押圧するための押圧子511a,511bを有した
押圧部材511を基本部材とし、さらに、押圧部材51
1を基枠体30に保持させるホルダ部材(図示せず)
と、押圧部材511を裏面側で回動可能に支持するカバ
ー体513とを有し、球切れ検出スイッチ51の上部に
取り付けられる。 【0059】球切れ検出スイッチ51は、図3に示すよ
うに、前後に二つの筒状の検出通路51a,51bを有
し、この検出通路の上方に揺動支点を有して通路内に付
勢され突出する検知レバー51c,51dを有してい
る。検出通路51a,51b内に予備賞球が供給される
と検知レバー51c,51dが通路外方に押圧されて揺
動変位し、スイッチ内の接点を閉鎖するように作用す
る。前後のスイッチ接点は直列に接続されており、一般
に、前後両方の検出通路に予備賞球が存在するときにス
イッチ回路がクローズ(閉)となり、前後いずれかの検
出通路に予備賞球が存在しないときにスイッチ回路がオ
ープン(開)となるように構成されている。なお、通常
の遊技状態で予備賞球が流下する際に生じ得る短時間の
開閉作動に対しては、この検出信号をフィルタリング処
理して平滑化することにより誤検出を防止している。 【0060】押圧部材511は、それぞれ扇状に形成さ
れた押圧子511a,511bと、この前後の押圧子を
繋いで前後に延びる回転軸511cと、後方の押圧子5
11bから後方に突出成形された操作レバー511dと
を有して構成されている。カバー体513は、押圧部材
の回転軸511cを回動自在に支持するカバー側軸受け
部513aが形成され、その周辺に操作レバー部を挿通
させる扇状のレバー窓513bが形成されている。また
カバー体513には上部二カ所にねじ固定用の貫通孔が
形成されるとともに、その背面側に基枠体側から突出す
るボスを受容する円筒部が形成されている。これらの各
部材は、ABS樹脂等の樹脂材料を用いて射出成形によ
り一体成形される。 【0061】そして、押圧部材の操作レバー511dを
カバー窓513bの左縁まで回転させた待避角度位置で
は、前後の押圧子511a,511bが前方通路および
後方通路からともに待避し、これら前後の通路を偏向出
口43から流下する予備賞球が通過する。一方、上部球
抜き機構520を利用して球抜きを行った後に、押圧部
材の操作レバー511dをカバー窓513bの右縁まで
回転させた押圧角度位置では、図3に示すように、前後
の押圧子511a,511bが前方通路および後方通路
内に突出するとともに、各押圧子の右端部が球切れ検出
スイッチ51の前後の検知レバー51c,51dを押圧
し、この検出スイッチ51のスイッチ回路をクローズ状
態に反転させる。これにより、押圧部材511を押圧角
度位置に位置させることで賞球カセット53を作動させ
ることができ、この状態において作業者が遊技盤20の
いずれかの入賞具24,25,26に遊技球を投入する
ことで賞球カセット53を作動させて賞球待機通路の下
部に残留する予備賞球を全量排出させることができる。 【0062】以上のようにして賞球が賞球払出経路60
に払い出されるパチンコ機PMにあって、賞球払出経路
60における上球皿払出通路61の上流部には賞球を中
間球抜き通路78へ導くための球抜き装置100が設け
られている。まず図6〜図9を参照しつつ、第1実施例
の球抜き装置100について説明する。なお、図6は球
抜き装置100に構成される球受け部材101の斜視
図、図7は球受け部材101の取付部周辺を示す拡大図
(部分断面図)、図8は球抜き装置100の側断面図、
そして図9は球抜き装置100の平断面図である。 【0063】球抜き装置100は、図8および図9に示
すように、賞球払出経路60における上球皿払出通路6
1の上流部に前後方向にスライド移動可能に設けられた
球受け部材101と、球受け部材101に枢結されて球
受け部材101の移動操作を行う操作部材110と、操
作部材110を球受け部材101に枢結するための軸ピ
ン111および止め輪112とから構成される。 【0064】そして、球受け部材101の取付位置と整
合して、基枠体30の前後を貫通し賞球払出経路60と
中間球抜き通路78とを連通する球受け開口部120が
形成されるとともに、球受け部材101を前後方向にス
ライド移動可能に支持する2本のスライドレール121
が、球受け開口部120の下部から前後方向に伸びて基
枠体30と一体に形成されている。スライドレール12
1は、図7に示すように、球受け部材101の取付容易
化のため前後方向から見て断面視L字状に形成され、図
8に示すように、球受け部材101が賞球払出経路60
を閉鎖して賞球払出経路60を流下する賞球を受け止め
る球受け位置と、図8の二点鎖線で示すように賞球払出
経路60を開通する非球受け位置とにスライド移動可能
に構成される。また、蓋部材32の上部には、操作部材
110が通り抜けるための切り欠き部122が形成され
ている。 【0065】球受け部材101は、図6に示すように、
左右および後方を取り囲む壁面と、これらの壁面と繋が
る底面から構成されて、前面および上面が開放された横
長矩形箱状の形態をなし、基枠体30と同様の樹脂材
料、例えばABS樹脂等の樹脂材料を用いて射出成形等
の成形手段により図示する形状に一体的に形成される。
球受け部材101の上面には、賞球払出経路60を流下
する賞球を球受け部材101の内部へ導く流入開口部1
02が形成されている。この流入開口部102は賞球払
出経路60の通路幅と整合して形成され、球受け部材1
01が球受け位置に位置する場合には賞球払出経路60
を流下する賞球を全て球受け部材101の内部へ導くよ
うに構成される。そして、球受け部材101の前面には
球受け部材101の内部へ流入した賞球を球受け部材1
01の外部へ排出させる流出口103が形成されてい
る。 【0066】球受け部材101の左右には、球受け部材
101の左右の壁面をなす左側壁部104および右側壁
部105が形成されている。左側壁部104および右側
壁部105は、図6および図7に示すように、それぞれ
流入開口部102から鉛直下方に伸び、賞球払出経路6
0の通路幅と整合して球受け部材101の内側へ下傾
し、球受け部材101の底面をなす底部107と繋がる
ように形成される。また、左側壁部104および右側壁
部105の上端部には、賞球払出経路60を流下する賞
球が球受け部材101の内部へ流入しやすいように左側
テーパ104aおよび右側テーパ105aが形成されて
いる。 【0067】球受け部材101の後部には、球受け部材
101の後部壁面をなす後壁部106が形成されてい
る。後壁部106の外面側中央部には、操作部材110
の一端と係合するリブ状の球受け部材側係合部106a
が一体に形成され、さらに部材側係合部106aには、
軸ピン111が通過する球受け部材側軸ピン穴106b
が形成されている。また、後壁部106の上端部には、
賞球払出経路60を流下する賞球が球受け部材101の
内部へ流入しやすいように後部テーパ106cが形成さ
れている。 【0068】球受け部材101の底部には、球受け部材
101の底面をなす底部107が形成されている。底部
107の上面側には、球受け部材101の内部へ流入し
た賞球を流出口103へ導く複数のガイドリブ108が
一体に形成され、底部107の下面側には、スライドレ
ール121に支持される左右一対のスライドリブ109
が一体に形成されている。 【0069】ガイドリブ108は、図8に示すように、
底部107の上面側から垂直に伸びるとともに、ガイド
リブ108の上端が後壁部106から流出口103へ向
かうにつれ下傾するように形成されており、球受け部材
101の内部へ流入した賞球を流出口103へ滑らかに
導くように構成されている。また、ガイドリブ108の
間隔は賞球(遊技球)の直径より若干狭くなっており、
球受け部材101の内部へ流入した賞球が確実にいずれ
かのガイドリブ108に支持されて流下するように構成
されている。そして、スライドリブ109は、図7に示
すように、スライドレール121の形成位置と整合して
底部107の下面側から垂直に伸びて形成されており、
スライドレール121に前後方向へスライド移動可能に
支持されるように構成されている。 【0070】操作部材110は、図8および図9に示す
ように、板状の形態をなして、球受け部材101と同様
の樹脂材料、例えばABS樹脂等の樹脂材料を用いて射
出成形等の成形手段により図示する形状に一体的に形成
される。操作部材110の一端には、球受け部材101
に形成された球受け部材側係合部106aと係合する操
作部材側係合部110aが平面視コの字状に形成され、
さらに係合部110aには軸ピン111が通過する操作
部材側軸ピン穴110bが形成されている。そしてこの
操作部材側係合部110aを球受け部材側係合部106
aに係合させ、軸ピン111を操作部材側軸ピン穴11
0bおよび球受け部材側軸ピン穴106bに挿通させた
後、軸ピン111を止め輪112にて固定することによ
り、操作部材110は球受け部材101に枢結される。
一方、操作部材110の他端には、操作部110cが形
成されており、操作部110cを把持して操作部材11
0を前後方向へ水平移動させることにより、操作部材1
10と枢結された球受け部材101がスライドレール1
21上を前後方向へスライド移動する。 【0071】このように構成される球抜き装置100に
おいて、図8の二点鎖線で示すように、球受け部材10
1を前方へスライド移動させて非球受け位置に位置させ
ると、賞球払出経路60が開通するとともに、球受け部
材101の後壁部106が球受け開口部120の近傍に
位置して球受け開口部120が略閉止状態となる。その
ため、賞球カセット53から払い出されて賞球検出セン
サ54の検出孔部54c,54dを通過した賞球または
貸し球は、そのまま賞球払出経路60における上球皿払
出通路61を流下して賞球出口61eを通り上球皿6へ
流下する。また、上球皿6に貯留する賞球(または貸し
球)が一杯になって賞球出口61eから賞球を排出でき
なくなり、仕切壁62の上端まで賞球が充満した状態
で、さらに賞球払出機構50から賞球が払い出されたと
きには、溢れ出る賞球が迂回路63a,63bを通って
スムーズに下球皿払出通路65に導かれる。 【0072】なおこのとき、図8に示すように、操作部
材110が外部から切り欠き部122を通り抜けて賞球
払出経路60内に達し、後壁部106に形成された部材
側係合部106aも賞球払出経路60内に位置する。そ
して、操作部材110および球受け部材側係合部106
aはセンサホルダ541を係止保持するロック保持部3
8bの下部に位置しており、また図9に示すように、賞
球カセット53から払い出された賞球(または貸し球)
が、平面視でロック保持部38bの左右に跨って位置す
る賞球検出センサ54の検出孔部54c,54dを通過
して賞球払出経路60に流入するため、操作部材110
および球受け部材側係合部106aが賞球の流下を妨げ
ることなく、賞球の流れを左右に整列する整列部材とし
ても、機能し得る(なお説明のため、図9においてセン
サホルダ541は開放位置に位置している)。 【0073】一方、図8の実線で示すように、球受け部
材101を後方へスライド移動させて球受け位置に位置
させると、賞球払出経路60が閉鎖されるとともに、球
受け部材101の流出口103が球受け開口部120に
位置して球受け開口部120が開放状態となる。そのた
め、賞球カセット53から払い出されて賞球検出センサ
54の検出孔部54c,54dを通過した賞球または貸
し球は、賞球払出経路60を流下し、流入開口部102
を通って球受け部材101の内部へ流入する。球受け部
材101の内部へ流入した賞球は底部107の上面側に
形成されたガイドリブ108で受け止められ、このガイ
ドリブ108により流出口103へ導かれる。そして、
流出口103へ導かれた賞球は流出口103および球受
け開口部120を通って中間球抜き通路78上に落下し
て受け止められ、中間球抜き通路78に沿って流下す
る。そして、中間球抜き通路78を流下する賞球は下部
球抜き通路70に達し、下部球抜き通路70を流下して
パチンコ機PMから排出され、遊技施設側の回収バケッ
トに回収される。 【0074】なおこのとき、球受け部材側係合部106
aが切り欠き部122を通り抜けて外部に達するととも
に、部材側係合部106aに枢結された操作部材110
は重力の作用によって揺動し、蓋部材32の後方に突出
して第2迂回路63bを形成する蓋部材突出部32aの
上側角部と当接した状態となる。これにより、作業者が
誤って操作部材110に触れても球受け部材101は前
方へスライド移動しにくくなる。 【0075】ここで、賞球の払出を行う払出制御装置に
ついて以下に説明する。まず、払出制御装置の構成を図
10に示しており、この払出制御装置は主にメイン基板
91と、球払出基板92と、各入賞球検出センサ24
a,25a,26aと、球切れ検出スイッチ51と、正
逆転モータ145とを有して構成される。なお正逆転モ
ータ145として、上述の実施例中においてステッピン
グモータ533が用いられている。 【0076】遊技用制御装置としてのメイン基板91に
は、入賞検出スイッチとしての各入賞球検出センサ24
a,25a,26aおよび球有無検出スイッチとしての
球切れ検出スイッチ51からの検出信号が入力ポート
(図示せず)を介して入力される。メイン基板91は、
払出指令出力判定部(図示せず)および払出指令出力部
(図示せず)を有しており、払出指令出力判定部は、各
入賞球検出センサ24a,25a,26aおよび球切れ
検出スイッチ51からの検出信号の検出状態により払出
指令信号を出力するかどうかを判定し、払出指令出力部
は、払出指令出力判定部の判断に基づいて払出指令信号
を出力する。 【0077】球払出制御装置としての球払出基板92に
は、メイン基板91からの払出指令信号、球切れ検出ス
イッチ51からの検出信号、そしてCR機における球貸
し指令信号が入力ポート(図示せず)を介して入力され
る。球払出基板92は入力された各信号により球払出装
置内駆動源としての正逆転モータ145(ステッピング
モータ533)の回転制御を行う駆動判定制御部140
を有し、さらに駆動判定制御部140は正転部141と
逆転部142とを有して構成される。そして球払出基板
92は、入力された払出指令信号もしくは球貸し指令信
号に基づいて正逆転モータ145(ステッピングモータ
533)を回転作動させる。 【0078】このような構成の制御装置において、球払
出基板92による賞球の払出制御内容について説明す
る。パチンコ機PMによる遊技中に、遊技球が遊技盤2
0のいずれかの入賞具24,25,26内に入賞する
と、その入賞が各入賞球検出センサ24a,25a,2
6aにより検出され、その検出信号がメイン基板91の
払出指令出力判定部に送られる。また、球切れ検出スイ
ッチ51からの検出信号が払出指令出力判定部に送ら
れ、払出指令出力判定部に各入賞球検出センサ24a,
25a,26aからの入賞検出信号が入力されると、球
切れ検出スイッチ51の検出通路に予備賞球が存在する
ときには、払出指令出力部が球払出基板92の正転部1
41に払出指令信号を出力する。 【0079】正転部141に払出指令信号が入力される
と、正転部141は正逆転モータ145(ステッピング
モータ533)へ正転駆動信号を出力してステッピング
モータ533を例えば時計回りに回転(正転)させ、指
令信号に応じた数量の予備賞球が賞球として賞球払出経
路60に払い出される。 【0080】CR機における球貸し操作が行われたとき
には、球貸し指令信号が逆転部142に入力される。ま
た、逆転部142には球切れ検出スイッチ51からの検
出信号が入力され、球切れ検出スイッチ51の検出通路
に予備賞球が存在するときには、逆転部142は正逆転
モータ145(ステッピングモータ533)へ逆転駆動
信号を出力してステッピングモータ533を例えば逆方
向、例えば反時計回りに回転(逆転)させ、指令信号に
応じた数量の予備賞球が貸し球として賞球払出経路60
に払い出される。 【0081】パチンコ機PMに残留する予備賞球を排出
させるときには、まず、上部球抜き機構520を用い
て、上部球抜き機構520が配設された球通路よりも上
流側に位置する予備賞球をパチンコ機PMの外部へ排出
する。次に、球受け部材101を球受け位置に位置させ
るとともに、疑似球有り状態創出機構510を用いて検
出スイッチ51のスイッチ回路をクローズ状態にする。
そして、作業者が遊技盤20のいずれかの入賞具24,
25,26に遊技球を投入すると、その入賞が各入賞球
検出センサ24a,25a,26aにより検出され、そ
の検出信号がメイン基板91の払出指令出力判定部に送
られる。 【0082】そして、払出指令出力判定部には球切れ検
出スイッチ51からの検出信号が入力されるが、このと
き疑似球有り状態創出機構510により球切れ検出スイ
ッチ51の検出通路には擬似的に予備賞球が存在する状
態となっているため、払出指令出力部は球払出基板92
の正転部141に払出指令信号を出力し、正転部141
が正逆転モータ145(ステッピングモータ533)へ
正転駆動信号を出力してステッピングモータ533を例
えば時計回りに回転(正転)させ、指令信号に応じた数
量の予備賞球が残り球として賞球払出経路60に払い出
される。そして、賞球払出経路60へ払い出された残り
球は、球受け部材101の内部へ流入し、中間球抜き通
路78へ流下する。 【0083】このため、以上のような構成の球抜き装置
100によれば、球受け部材101を用いて球受け部材
101の取付位置に到達した賞球を中間球抜き通路78
に導くように切り替えることにより、賞球払出機構50
から払い出された賞球が全てパチンコ機PMの外部に導
く中間球抜き通路78および下部球抜き通路70へ導か
れるため、パチンコ機PM内に残る予備賞球を全て上部
球抜き通路77、中間球抜き通路78および下部球抜き
通路70を介してパチンコ機PMの外部に排出(球抜
き)させることが可能となり、製造時等における予備賞
球の球抜き操作の作業性を向上させることができる。 【0084】なお、上述の実施形態において、球受け部
材101が球受け位置および非球受け位置に位置した場
合に、操作部材110を例えば蓋部材32に係止可能な
係止手段を設け、この係止手段により球受け位置および
非球受け位置において球受け部材101が固定されるよ
うにしてもよい。 【0085】また、上述の実施形態において、球切れ検
出スイッチ51の検出信号を、メイン基板91(払出指
令出力判定部)に入力して払出動作の可否を行っている
が、このような方法に限らず、逆転部142と同様に正
転部141に入力して、正転部141にて払出動作の可
否を行ってもよい。 【0086】さらに、上述の実施形態において、作業者
が遊技盤20のいずれかの入賞具24,25,26に遊
技球を投入し、正転部141が正逆転モータ145(ス
テッピングモータ533)へ正転駆動信号を出力してス
テッピングモータ533を時計回りに回転(正転)さ
せ、指令信号に応じた数量の予備賞球が残り球として賞
球払出経路60に払い出されているが、これに限られる
ものではなく、球貸し操作を行って球貸し指令信号を逆
転部142へ出力し、逆転部142が正逆転モータ14
5(ステッピングモータ533)へ逆転駆動信号を出力
してステッピングモータ533を反時計回りに回転(逆
転)させ、指令信号に応じた数量の予備賞球が残り球と
して賞球払出経路60に払い出されるようにしてもよ
い。 【0087】次に、球抜き装置の第二実施形態について
図11〜図15を参照して説明する。ここで、図11は
球抜き装置150に構成される球受け部材151の斜視
図、図12(A)は球受け部材151の取付部周辺を示
す拡大正面図(部分断面図)、図12(B)は球受け部
材151の取付部周辺を示す拡大側面図(断面図)、図
13は球抜き装置150の側断面図、そして図14は球
抜き装置150の平断面図である。なお、本実施例の球
抜き装置150は、上述した第一実施例の球抜き装置1
00と基枠体30の一部形状のみ異なり、他の装置構成
は同様であるため同一部位に同一番号を付して重複説明
を省略する。 【0088】本実施例における球抜き装置150は、図
13および図14に示すように、賞球払出経路60にお
ける上球皿払出通路61の上流部に、賞球払出経路60
を閉鎖して賞球払出経路60を流下する賞球を受け止め
る球受け位置と、図13の二点鎖線で示すように賞球払
出経路60を開通する非球受け位置とに前後方向へ傾動
可能に設けられた球受け部材151と、球受け部材15
1に枢結されて球受け部材151の移動操作を行う操作
部材160とから構成される。 【0089】そして、球受け部材151の取付位置と整
合して、基枠体30の前後を貫通し賞球払出経路60と
中間球抜き通路78とを連通する球受け開口部170が
形成されるとともに、球受け部材151を前後方向へ傾
動可能に支持する2つの球受け部材支軸部171が、賞
球払出経路60の左右壁面側に基枠体30と一体に形成
されている。また、蓋部材32の上部には、操作部材1
60が通り抜けるための切り欠き部172が形成される
とともに、球受け部材151の後方への傾動を規制する
傾動規制部173が切り欠き部172の周囲から前方へ
垂直に伸びて形成されている。 【0090】球受け部材151は、図11に示すよう
に、左右および後方を取り囲む壁面と、これらの壁面と
繋がる底面から構成されて、前面および上面が開放され
た横長矩形箱状の形態をなし、基枠体30と同様の樹脂
材料、例えばABS樹脂等の樹脂材料を用いて射出成形
等の成形手段により図示する形状に一体的に形成され
る。また、球受け部材151は、球受け部材支軸部17
1に取り付けられた状態で、重力の作用により球受け位
置から非球受け位置へ傾動するように重量配分されてい
る。球受け部材151の上面には、賞球払出経路60を
流下する賞球を球受け部材151の内部へ導く流入開口
部152が形成されている。この流入開口部152は賞
球払出経路60の通路幅と整合して形成され、球受け部
材151が球受け位置に位置する場合には賞球払出経路
60を流下する賞球を全て球受け部材151の内部へ導
くように構成される。そして、球受け部材151の前面
には球受け部材151の内部へ流入した賞球を球受け部
材151の外部へ排出させる流出口153が形成されて
いる。 【0091】球受け部材151の左右には、球受け部材
151の左右の壁面をなす左側壁部154および右側壁
部155が形成されている。左側壁部154および右側
壁部155は、図11および図12(A)に示すよう
に、それぞれ流入開口部102から鉛直下方に伸び、賞
球払出経路60の通路幅と整合して球受け部材151の
内側へ下傾し球受け部材151の底面をなす底部157
と繋がるように形成される。また、左側壁部154およ
び右側壁部155の上端部には、賞球払出経路60を流
下する賞球が球受け部材151の内部へ流入しやすいよ
うに左側テーパ154aおよび右側テーパ155aが形
成されている。さらに、左側壁部154および右側壁部
155の上端部後方には、球受け部材151の傾動時に
球受け開口部170の上端部との接触を回避するように
左切り欠き部154bおよび右切り欠き部155bが形
成されている。 【0092】球受け部材151の後部には、球受け部材
151の後部壁面をなす後壁部156が形成されてい
る。後壁部156の外面側中央部には、操作部材160
の一端と係合するリブ状の球受け部材側係合部156a
が一体に形成され、さらに球受け部材側係合部156a
には、係合穴156bが形成されている。また、後壁部
156の上端部には、球受け開口部170の上端部と当
接して球受け部材151の前方への傾動を規制する開口
部当接部156cが形成されている。 【0093】球受け部材151の底部には、球受け部材
151の底面をなす底部157が形成されている。底部
157は後壁部156から流出口153へ向かうにつれ
下傾するように形成されており、球受け部材151の内
部へ流入した賞球を流出口153へ滑らかに導くように
構成される。底部157の下面側には、球受け部材支軸
部171と係合する左右一対の支軸係合部158が一体
に形成されている。なお、底部157の上面側に、球受
け部材151の内部へ流入した賞球を整列するとともに
流出口153へ導く複数のガイドリブを設けてもよい。 【0094】支軸係合部158は、図12(A)および
図12(B)に示すように、球受け部材支軸部171の
形成位置と整合して底部107の下面側から垂直に伸び
て形成される。支軸係合部158には球受け部材支軸部
171が係合する係合口158aが形成されるととも
に、部材支軸部171を係合口158aに導く係合ガイ
ド158bが、係合口158aの下部からハの字状に下
方へ伸びて形成されている。さらに、支軸係合部158
の弾性変形を容易にするための溝部158cが係合口1
58aから上方に伸びて形成されている。そして、係合
ガイド158bを球受け部材支軸部171に位置させ、
支軸係合部158を球受け部材支軸部171に向けて押
し込むことにより、球受け部材支軸部171が係合ガイ
ド158bを押圧して支軸係合部158を弾性変形させ
ながら係合口158aと係合し、球受け部材151は球
受け部材支軸部171に傾動可能に取り付けられる。 【0095】操作部材160は、図13および図14に
示すように、金属製の丸棒から切断、折り曲げなどの成
形手段により各図に示す形状に形成される。操作部材1
60の一端には、球受け部材151に形成された球受け
部材側係合部156aと係合する操作部材側係合部16
0aが折り曲げ形成されている。そしてこの操作部材側
係合部160aを弾性変形させて、球受け部材側係合部
156aの係合穴156bに挿通させることにより操作
部材側係合部160aが球受け部材側係合部156aと
係合し、操作部材160は球受け部材151と枢結され
る。一方、操作部材160の他端には、操作部160b
が折り曲げ形成されており、操作部160bを把持して
操作部材160を前後方向へ移動させることにより、操
作部材160と枢結された球受け部材151が球受け部
材支軸部171の中心軸を中心に前後方向へ傾動する。 【0096】このように構成される球抜き装置150に
おいて、図13の二点鎖線で示すように、球受け部材1
51を後壁部156の開口部当接部156cが球受け開
口部170の上端部と当接するまで前方へ傾動させて、
球受け部材151を非球受け位置に位置させると、賞球
払出経路60が開通するとともに、球受け部材151が
球受け開口部170を塞ぎ、球受け開口部170が略閉
止状態となる。このとき、球受け部材151が重力の作
用により球受け位置から非球受け位置へ傾動するように
重量配分されるとともに、開口部当接部156cが球受
け開口部170の上端部と当接して球受け部材151の
前方への傾動が規制されることにより、球受け部材15
1が球受け位置に位置する状態が保たれる。そのため、
賞球カセット53から払い出されて賞球検出センサ54
の検出孔部54c,54dを通過した賞球または貸し球
は、そのまま賞球払出経路60を流下する。 【0097】なおこのとき、図13に示すように、操作
部材160が外部から切り欠き部172を通り抜けて賞
球払出経路60内に達し、後壁部156に形成された部
材側係合部156aも賞球払出経路60内に位置する。
そして、操作部材160および球受け部材側係合部15
6aはセンサホルダ541を係止保持するロック保持部
38bの下部に位置しており、また図14に示すよう
に、賞球カセット53から払い出された賞球(または貸
し球)が、平面視でロック保持部38bの左右に跨って
位置する賞球検出センサ54の検出孔部54c,54d
を通過して賞球払出経路60に流入するため、操作部材
160および球受け部材側係合部156aが賞球の流下
を妨げることなく、賞球の流れを左右に整列する整列部
材としても、機能し得る(なお説明のため、図14にお
いてセンサホルダ541は開放位置に位置している)。 【0098】一方、図13の実線で示すように、球受け
部材151を後壁部156が傾動規制部173に当接す
るまで後方へ傾動させて、球受け部材151を球受け位
置に位置させると、賞球払出経路60が閉鎖されるとと
もに、球受け部材151の流出口153が球受け開口部
170に位置して球受け開口部170が開放状態とな
る。このとき、詳細図示しないが、操作部材160を係
止手段により蓋部材32に係止することにより、球受け
部材151が非球受け位置に位置する状態が保たれる。
そのため、賞球カセット53から払い出されて賞球検出
センサ54の検出孔部54c,54dを通過した賞球ま
たは貸し球は、賞球払出経路60を流下し、流入開口部
152を通って球受け部材151の内部へ流入する。球
受け部材101の内部へ流入した賞球は、底部157の
上面側で受け止められて流出口153へ流下する。そし
て、流出口153へ達した賞球は流出口153および球
受け開口部170を通って中間球抜き通路78上に落下
して受け止められ、中間球抜き通路78に沿って流下す
る。そして、中間球抜き通路78を流下する賞球は下部
球抜き通路70に達し、下部球抜き通路70を流下して
パチンコ機PMから排出され、遊技施設側の回収バケッ
トに回収される。 【0099】なおこのとき、球受け部材側係合部156
aは切り欠き部172に位置し、部材側係合部156a
に枢結された操作部材160は重力の作用によって揺動
し、蓋部材突出部32aの上部と当接した状態となる。 【0100】このため、以上のような構成の球抜き装置
150によれば、球受け部材151を用いて球受け部材
151の取付位置に到達した賞球を中間球抜き通路78
に導くように切り替えることにより、賞球払出機構50
から払い出された賞球が全てパチンコ機PMの外部に導
く中間球抜き通路78および下部球抜き通路70へ導か
れるため、パチンコ機PM内に残る予備賞球を全て上部
球抜き通路77、中間球抜き通路78および下部球抜き
通路70を介してパチンコ機PMの外部に排出(球抜
き)させることが可能となり、製造時等における予備賞
球の球抜き操作の作業性を向上させることができる。 【0101】次に、球抜き装置の第三実施形態について
図15〜図16を参照して説明する。ここで、図15は
球抜き装置200のみを示した正面図、そして図16は
球抜き装置150の側断面図である。なお、本実施例の
球抜き装置200は、上述した第一実施例の球抜き装置
100と基枠体30の一部形状のみ異なり、他の装置構
成は同様であるため同一部位に同一番号を付して重複説
明を省略する。 【0102】本実施例における球抜き装置200は、図
15および図16に示すように、賞球払出経路60にお
ける上球皿払出通路61の上流部に前後方向にスライド
移動可能に設けられた球受け部材201と、基枠体30
の前面側に取り付けられたソレノイド215と、基枠体
30の前面側に揺動可能に取り付けられ、ソレノイド2
15の駆動力を球受け部材201へ伝える駆動力伝達部
210と、駆動力伝達部210を枢支する支軸216
と、一端が球受け部材201の下部に取り付けられた引
張りバネ217と、引張りバネ217の他端が取り付け
られるバネ取付板218とから構成される。 【0103】そして、球受け部材201の取付位置と整
合して、基枠体30の前後を貫通し賞球払出経路60と
中間球抜き通路78とを連通する球受け開口部220が
形成されるとともに、球受け部材201を前後方向にス
ライド移動可能に支持する2本のスライドレール221
が、球受け開口部220の下部から前後方向に伸びて基
枠体30と一体に形成されている。スライドレール22
1は、図16の二点鎖線で示すように球受け部材201
が賞球払出経路60を閉鎖して賞球払出経路60を流下
する賞球を受け止める球受け位置と、図16の実線で示
すように賞球払出経路60を開通する非球受け位置とに
スライド移動可能に構成される。また、蓋部材32の上
部には、球受け部材201に形成された操作部206a
が通り抜けるための切り欠き部222が形成されてい
る。 【0104】球受け部材201は、図15に示すよう
に、左右および後方を取り囲む壁面と、これらの壁面と
繋がる底面から構成されて、前面および上面が開放され
た横長矩形箱状の形態をなし、基枠体30と同様の樹脂
材料、例えばABS樹脂等の樹脂材料を用いて射出成形
等の成形手段により図示する形状に一体的に形成され
る。球受け部材201の上面には、賞球払出経路60を
流下する賞球を球受け部材201の内部へ導く流入開口
部202が形成されている。この流入開口部202は賞
球払出経路60の通路幅と整合して形成され、球受け部
材201が球受け位置に位置する場合には賞球払出経路
60を流下する賞球を全て球受け部材201の内部へ導
くように構成される。そして、球受け部材201の前面
には球受け部材201の内部へ流入した賞球を球受け部
材201の外部へ排出させる流出口203が形成されて
いる。 【0105】球受け部材201の左右には、球受け部材
201の左右の壁面をなす左側壁部204および右側壁
部205が形成されている。左側壁部204および右側
壁部205は、図15に示すように、それぞれ流入開口
部202から鉛直下方に伸び、賞球払出経路60の通路
幅と整合して球受け部材201の内側へ下傾し、球受け
部材201の底面をなす底部207と繋がるように形成
される。また、左側壁部204および右側壁部205の
上端部には、賞球払出経路60を流下する賞球が球受け
部材201の内部へ流入しやすいように左側テーパ20
4aおよび右側テーパ205aが形成されている。 【0106】球受け部材201の後部には、球受け部材
201の後部壁面をなす後壁部206が形成されてい
る。後壁部206の外面側中央部には、図16に示すよ
うに、板状の操作部206aが後壁部206から後方へ
垂直に伸びて一体に形成され、球受け部材201がスラ
イドレール221に取り付けられた状態で、操作部20
6aが切り欠き部222を通り抜けて外部へ突出するよ
うに構成されている。これにより、球受け部材201が
前後方向へスライド移動すると同時に、外部へ突出した
操作部206aが前後方向へ水平移動するため、球受け
部材201の位置を外部から確認することができる。ま
た、操作部206aを把持して前後方向へ水平移動させ
ることで、メンテナンス等の際に手動で球受け部材20
1を前後方向へスライド移動さることができる。さら
に、操作部206aの先端には指掛け部206bが切り
出し成形されており、作業者がこの指掛け部206bに
指を掛けることにより操作部206aを前後方向へ水平
移動させ易くなっている。また、後壁部206の上端部
には、賞球払出経路60を流下する賞球が球受け部材1
01の内部へ流入しやすいように後部テーパ206cが
形成されている。 【0107】球受け部材201の底部には、球受け部材
201の底面をなす底部207が形成されている。底部
207の上面側左右には、球受け部材201の内部へ流
入した賞球を流出口203へ導く複数のガイドリブ20
8aが一体に形成されるとともに、底部207の上面側
中央には、球受け部材201の内部を左右に仕切る経路
仕切リブ208bが一体に形成されている。底部207
の下面側には、スライドレール121に支持される一対
のスライドリブ209が一体に形成されている。また、
底部207の下面側中央には、引張りバネ217の一端
が取り付けられるバネ取付部207aが一体に形成され
ている。さらに、底部207の流出口203側端部に
は、駆動力伝達部210の第二アーム213と当接する
底部当接部207bが形成されている。 【0108】ガイドリブ208aは、図16に示すよう
に、底部207の上面側から垂直に伸びるとともに、ガ
イドリブ208aの上端が後壁部206から流出口20
3へ向かうにつれ下傾するように形成されており、球受
け部材201の内部へ流入した賞球を流出口203へ滑
らかに導くように構成されている。また、ガイドリブ2
08aの間隔は賞球(遊技球)の直径より若干狭くなっ
ており、球受け部材201の内部へ流入した賞球が確実
にいずれかのガイドリブ208aに支持されて流下する
ように構成されている。そして、経路仕切リブ208b
は、底部207の上面側から垂直に伸びるとともに、経
路仕切リブ208bの上端が後壁部206上端部から流
出口203の下端部へ向けて直線的に下傾するように形
成されており、球受け部材201の内部における賞球の
流れが左右に仕切られるように構成されている。スライ
ドリブ209は、スライドレール221の形成位置と整
合して底部207の下面側から垂直に伸びて形成されて
おり、スライドレール221に前後方向へスライド移動
可能に支持されるように構成されている。 【0109】ソレノイド215は、詳細図示しないが、
主としてコイルを巻かれた固定鉄心(図示せず)と、直
線移動可能な可動鉄心であるプランジャ215aとを有
して構成され、コイルに通電して得られる磁力によりプ
ランジャ215aが直線移動するように構成されてい
る。そしてこのような構成のソレノイド215が、プラ
ンジャ215aの先端が鉛直下方へ向くように基枠体3
0の前面側に取り付けられており、ソレノイド215を
作動させると、プランジャ215aが鉛直下方へ直線移
動する。また、プランジャ215aの先端部分には、駆
動力伝達部210の第一アーム212と当接するプラン
ジャ当接部215bが設けられている。 【0110】駆動力伝達部210は、図15および図1
6に示すように、円筒状の胴部211と、胴部211の
側面中央から垂直に伸びて形成された第一ア−ム212
と、胴部211の側面両端から垂直に伸びて形成された
2本の第二ア−ム213とを有して構成され、基枠体3
0と同様の樹脂材料、例えばABS樹脂等の樹脂材料を
用いて射出成形等の成形手段により図示する形状に一体
的に形成される。 【0111】胴部211の中心には支軸216を挿通さ
せるための支軸穴211aが孔あけ形成されており、基
枠体30の前面側に設けられた駆動力伝達部取付部22
3の取付穴223aおよび支軸穴211aに支軸216
を挿通させることにより、駆動力伝達部210は駆動力
伝達部取付部223に揺動自在に取り付けられる。 【0112】第一ア−ム212は胴部211の側面中央
から垂直に伸びて板状に形成されており、駆動力伝達部
210が駆動力伝達部取付部223に取り付けられた状
態で、プランジャ215aのプランジャ当接部215b
と当接するように構成される。さらに第一ア−ム212
の先端部分には、プランジャ当接部215bの下面側と
滑らかに当接する第一アーム当接部212aが半円形状
に形成されている。 【0113】第二ア−ム213は、胴部211の側面両
端から垂直に伸びて板状に形成されており、駆動力伝達
部210が駆動力伝達部取付部223に取り付けられた
状態で、第一ア−ム212がプランジャ当接部215b
と当接すると同時に、第二ア−ム213が底部207の
底部当接部207bと当接するように構成される。さら
に第二ア−ム213の先端部分には、底部当接部207
bと滑らかに当接する第二アーム当接部213aが半円
形状に形成されている。 【0114】バネ取付板218は、所定板厚の金属薄板
を用い、切断、孔あけ等の成形手段により各図に示す形
状に形成され、ネジなどの固定手段により基枠体30の
前面側に形成された取付ボス部219に固定される。そ
して、バネ取付板218の上部には、引張りバネ217
の他端が取り付けられるバネ取付穴218aが形成され
ている。 【0115】引張りバネ217は金属製の丸棒からコイ
ル状に成形され、引張りバネ217の一端には第一フッ
ク217aが形成されるとともに、引張りバネ217の
他端には第二フック217bが形成されている。そし
て、バネ取付部207aに形成された係合穴(図示せ
ず)に第一フック217aを係合させることにより引張
りバネ217の一端がバネ取付部207aに取り付けら
れるとともに、バネ取付板218のバネ取付穴218a
に第二フック217bを係合させることにより引張りバ
ネ217の他端がバネ取付板218に取り付けられ、引
張りバネ217の付勢力により球受け部材201が前方
へ引かれるように構成される。 【0116】このように構成される球抜き装置200に
おいて、ソレノイド215が作動しないときには、図1
6の実線で示すように、引張りバネ217の付勢力によ
り球受け部材201が前方へスライド移動するととも
に、底部当接部207bが第二アーム当接部213aを
押圧して第二アーム213が支軸216の中心軸を中心
に揺動すると同時に、第二アーム213と胴部211を
介して一体に形成された第一ア−ム212が揺動して第
一アーム当接部212aがプランジャ当接部215bの
下面側と当接し、球受け部材201が非球受け位置に固
定される。このとき、賞球払出経路60が開通するとと
もに、球受け部材201の後壁部206が球受け開口部
220の近傍に位置して球受け開口部220が略閉止状
態となる。そのため、賞球カセット53から払い出され
て賞球検出センサ54の検出孔部54c,54dを通過
した賞球または貸し球は、そのまま賞球払出経路60を
流下する。 【0117】一方、ソレノイド215を作動させると、
図16の二点鎖線で示すように、プランジャ215aが
鉛直下方へ直線移動するとともに、プランジャ当接部2
15bが第一アーム当接部212aを押圧して第一ア−
ム212が支軸216の中心軸を中心に揺動すると同時
に、第一ア−ム212と胴部211を介して一体に形成
された第二アーム213が揺動して第二アーム当接部2
13aが底部当接部207bを押圧し、球受け部材10
1が引張りバネ217の付勢力に抗して後方へスライド
移動する。そして球受け部材201の後壁部206が蓋
部材32の前面側と当接することにより、球受け部材2
01は球受け位置に固定される。このとき、賞球払出経
路60が閉鎖されるとともに、球受け部材201の流出
口203が球受け開口部220に位置して球受け開口部
220が開放状態となる。 【0118】そのため、賞球カセット53から払い出さ
れて賞球検出センサ54の検出孔部54c,54dを通
過した賞球または貸し球は、賞球払出経路60を流下
し、流入開口部202を通って球受け部材201の内部
へ流入する。球受け部材201の内部へ流入した賞球
は、底部207の上面側に形成されたガイドリブ208
aで受け止められ、このガイドリブ208aにより流出
口203へ導かれる。このとき、流出口203において
賞球が第二アーム213と当接しないように、経路仕切
リブ208bにより賞球の流れが左右に仕切られる。そ
して、流出口203へ導かれた賞球は流出口203およ
び球受け開口部220を通って中間球抜き通路78上に
落下して受け止められ、中間球抜き通路78に沿って流
下する。そして、中間球抜き通路78を流下する賞球は
下部球抜き通路70に達し、下部球抜き通路70を流下
してパチンコ機PMから排出され、遊技施設側の回収バ
ケットに回収される。 【0119】ここで、賞球の払出を行う払出制御装置に
ついて以下に説明する。まず、払出制御装置の構成を図
17に示しており、この払出制御装置は主にメイン基板
291と、球払出基板292と、各入賞球検出センサ2
4a,25a,26aと、球切れ検出スイッチ51と、
球抜き検出スイッチ235と、ソレノイド215と、正
逆転モータ145(ステッピングモータ533)とを有
して構成される。 【0120】球抜き検出スイッチ235は、図3の二点
鎖線で示すように、上部球抜き機構520の流路切り替
え部材521の上部に設けられており、この球抜き検出
スイッチ235の下方に揺動支点を有して下方へ付勢さ
れ突出する検知レバー235aを有している。そして、
流路切り替え部材521が賞球待機通路52a,52b
の上部を開放する球抜き揺動角度位置に位置すると、検
知レバー235aが上方に押圧されて揺動変位し、スイ
ッチ内の接点を閉鎖するように構成されている。一般
に、流路切り替え部材521が球抜き揺動角度位置に位
置するときにスイッチ回路がクローズ(閉)となり、流
路切り替え部材521が賞球待機通路52a,52bの
上部を閉鎖する待機揺動角度位置に位置するときにスイ
ッチ回路がオープン(開)となるように構成されてい
る。 【0121】遊技用制御装置としてのメイン基板291
には、入賞検出スイッチとしての各入賞球検出センサ2
4a,25a,26aおよび球有無検出スイッチとして
の球切れ検出スイッチ51からの検出信号が入力ポート
(図示せず)を介して入力される。メイン基板291
は、払出指令出力判定部(図示せず)および払出指令出
力部(図示せず)を有しており、払出指令出力判定部
は、各入賞球検出センサ24a,25a,26aおよび
球切れ検出スイッチ51からの検出信号の検出状態によ
り払出指令信号を出力するかどうかを判定し、払出指令
出力部は、払出指令出力判定部の判断に基づいて払出指
令信号を出力する。 【0122】球払出制御装置としての球払出基板292
には、メイン基板291からの払出指令信号、球切れ検
出スイッチ51からの検出信号、球抜き検出スイッチ2
35からの検出信号、そしてCR機における球貸し指令
信号が入力ポート(図示せず)を介して入力される。球
払出基板292は、球抜き検出スイッチ235からの検
出信号により球抜き用駆動源としてのソレノイド215
の作動制御を行う計時駆動制御部230と、入力された
各信号により球払出装置内駆動源としての正逆転モータ
145(ステッピングモータ533)の回転制御を行う
駆動判定制御部240とを有し、さらに駆動判定制御部
240は正転部241と逆転部242とを有して構成さ
れる。そして球払出基板292は、入力された検出信号
に基づいてソレノイド215を作動させるとともに、入
力された払出指令信号もしくは球貸し指令信号に基づい
て正逆転モータ145(ステッピングモータ533)を
回転作動させる。 【0123】このような構成の制御装置において、球払
出基板292による賞球の払出制御内容について説明す
る。パチンコ機PMによる遊技中に、遊技球が遊技盤2
0のいずれかの入賞具24,25,26内に入賞する
と、その入賞が各入賞球検出センサ24a,25a,2
6aにより検出され、その検出信号がメイン基板291
の払出指令出力判定部に送られる。また、球切れ検出ス
イッチ51からの検出信号が払出指令出力判定部に送ら
れ、払出指令出力判定部に各入賞球検出センサ24a,
25a,26aからの入賞検出信号が入力されると、球
切れ検出スイッチ51の検出通路に予備賞球が存在する
ときには、払出指令出力部が球払出基板292の正転部
241に払出指令信号を出力する。 【0124】正転部241に払出指令信号が入力される
と、正転部241は正逆転モータ145(ステッピング
モータ533)へ正転駆動信号を出力してステッピング
モータ533を時計回りに回転(正転)させ、指令信号
に応じた数量の予備賞球が賞球として賞球払出経路60
に払い出される。 【0125】CR機における球貸し操作が行われたとき
には、球貸し指令信号が逆転部242に入力される。ま
た、逆転部242には球切れ検出スイッチ51からの検
出信号が入力され、球切れ検出スイッチ51の検出通路
に予備賞球が存在するときには、逆転部242は正逆転
モータ145(ステッピングモータ533)へ逆転駆動
信号を出力してステッピングモータ533を反時計回り
に回転(逆転)させ、指令信号に応じた数量の予備賞球
が貸し球として賞球払出経路60に払い出される。 【0126】賞球待機通路の下部に残留する予備賞球を
排出させるときには、まず、流路切り替え部材521を
球抜き揺動角度位置に切り替える。すると、球抜き検出
スイッチ235のスイッチ回路はクローズ状態となり、
その検出信号が計時駆動制御部230に送られ、計時駆
動制御部230が所定時間(例えば、上部球抜き機構5
20による球抜き作業に要する時間)後にソレノイド2
15へ作動指令信号を出力してソレノイド215を作動
させ、球受け部材201を球受け位置に位置させる。 【0127】次に、計時駆動制御部230は駆動時間タ
イマを所定時間(例えば、球切れ検出スイッチ51の検
出通路より下流に位置する予備賞球を全て払い出すのに
充分な時間)にセットし、駆動時間タイマが0になるま
で逆転部242へ払出指令信号を出力する。そして、逆
転部242に払出指令信号が入力されると、逆転部24
2は正逆転モータ145(ステッピングモータ533)
へ逆転駆動信号を出力してステッピングモータ533を
反時計回りに回転(逆転)させ、指令信号に応じた数量
の予備賞球が残り球として賞球払出経路60に払い出さ
れる。そして、賞球払出経路60へ払い出された残り球
は、球受け部材201の内部へ流入し、中間球抜き通路
78へ流下する。 【0128】このため、以上のような構成の球抜き装置
200によれば、球受け部材201を用いて球受け部材
201の取付位置に到達した賞球を中間球抜き通路78
に導くように切り替えることにより、賞球払出機構50
から払い出された賞球が全てパチンコ機PMの外部に導
く中間球抜き通路78および下部球抜き通路70へ導か
れるため、パチンコ機PM内に残る予備賞球を全て上部
球抜き通路77、中間球抜き通路78および下部球抜き
通路70を介してパチンコ機PMの外部に排出(球抜
き)させることが可能となり、製造時等における予備賞
球の球抜き操作の作業性を向上させることができる。 【0129】なお、上述の第三実施形態において、計時
駆動制御部230が払出指令信号を逆転部242へ出力
し、逆転部242が正逆転モータ145(ステッピング
モータ533)へ逆転駆動信号を出力してステッピング
モータ533を反時計回りに回転(逆転)させ、指令信
号に応じた数量の予備賞球が残り球として賞球払出経路
60に払い出されているが、これに限られるものではな
く、計時駆動制御部230が払出指令信号を正転部24
1へ出力し、正転部241が正逆転モータ145(ステ
ッピングモータ533)へ正転駆動信号を出力してステ
ッピングモータ533を時計回りに回転(正転)させ、
指令信号に応じた数量の予備賞球が残り球として賞球払
出経路60に払い出されるようにしてもよい。 【0130】また、上述の第三実施形態において、計時
駆動制御部230が払出指令信号を逆転部242へ出力
し、逆転部242が正逆転モータ145(ステッピング
モータ533)へ逆転駆動信号を出力してステッピング
モータ533を反時計回りに回転(逆転)させ、指令信
号に応じた数量の予備賞球が残り球として賞球払出経路
60に払い出されているが、これに限られるものではな
く、疑似球有り状態創出機構510を用いて検出スイッ
チ51のスイッチ回路をクローズ状態にした後、球貸し
操作を行って球貸し指令信号を逆転部242へ出力し、
逆転部242が正逆転モータ145(ステッピングモー
タ533)へ逆転駆動信号を出力してステッピングモー
タ533を反時計回りに回転(逆転)させるようにして
もよい。 【0131】さらに、上述の第三実施形態において、流
路切り替え部材521の上部に球抜き検出スイッチ23
5を設け、流路切り替え部材521の切替操作に連動し
てソレノイド215を作動させているが、これに限られ
るものではなく、ソレノイド215を作動させるスイッ
チを独立して設けてもよい。 【0132】また、上述の第三実施形態において、球受
け部材201は賞球払出経路60における上球皿払出通
路61の上流部に前後方向へスライド移動可能に設けら
れているが、これに限られるものではなく、球受け部材
が上球皿払出通路61の上流部に前後方向へ傾動可能に
設けられるようにしてもよい。具体的には、賞球払出経
路60の上部に、図20の二点鎖線で示すように、賞球
払出経路60を閉鎖して賞球払出経路60を流下する賞
球を受け止める球受け位置と、図19の実線で示すよう
に、賞球払出経路60を開通する非球受け位置とに前後
方向へ傾動可能に球受け部材251が設けられる。 【0133】そして図18にも示すように、この球受け
部材251の底部中央から上前方へ突出して、基枠体3
0の前面側に取り付けられたソレノイド265のプラン
ジャ当接部265bと当接する球受け部材当接部251
aが一体に形成され、ソレノイド265のプランジャ2
65aを上下動させることにより、球受け部材251が
球受け位置と非球受け位置とに前後方向へ傾動可能に構
成されるようにすれば、同様の効果を得ることができ
る。 【0134】なおこのとき、球受け部材251の後壁部
に、操作部材260を常に後方外部へ突出するように設
けてもよい。これにより、球受け部材251が前後方向
へ傾動すると同時に、外部へ突出した操作部材260が
前後方向へ移動するため、球受け部材251の位置を外
部から確認することができる。また、操作部260を把
持して前後方向へ移動させることで、メンテナンス等の
際に手動で球受け部材251を前後方向へ傾動させるこ
とができる。 【0135】なお、上述の各実施形態において、ステッ
ピングモータ533を作動させて賞球の払出を行ってい
るが、これに限られるものではなく、賞球の払出駆動源
としてACモータもしくはDCモータを用いてもよく、
さらにソレノイドを用いてもよい。 【0136】また、上述の各実施形態において、予備賞
球は賞球カセット53の下部に設けられた左払出口53
cまたは右払出口53dから払い出されているが、これ
に限られるものではなく、払出口が1箇所の場合におい
ても本発明を適用することができる。 【0137】また、上述の各実施形態において、予備賞
球を貯留するタンク部材41と、タンク部材41の下部
に位置して取り付けられる整列樋部材42とを有して構
成される球貯留供給機構40が裏セット盤BSPに設け
られているが、これに限られるものではなく、前枠2に
設けられてもよい。 【0138】 【発明の効果】以上説明したように、本発明による弾球
遊技機の球抜き装置によれば、通路切替手段を用いて分
岐部に到達した賞球を球抜き通路に導くように切り替え
ることにより、賞球払出装置から払い出された賞球が全
て弾球遊技機の外部に導く球抜き通路へ導かれるため、
弾球遊技機内に残る予備賞球を全て球抜き通路を介して
弾球遊技機の外部に排出(球抜き)させることが可能と
なり、製造時等における予備賞球の球抜き操作の作業性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る弾球遊技機の一例として示すパチ
ンコ機の正面図である。 【図2】上記パチンコ機の裏面側を示す背面図である。 【図3】賞球払出機構およびその周辺を示す背面図であ
る。 【図4】賞球カセットおよび払出賞球検出機構の取り付
けおよび作用状態を示す側断面図である。 【図5】裏セット盤において賞球カセットが配設される
部位およびその周辺を示す正面図である。 【図6】第一実施例の球抜き装置に構成される球受け部
材の斜視図である。 【図7】第一実施例の球受け部材の取付部周辺を示す拡
大図(部分断面図)である。 【図8】第一実施例の球抜き装置の側断面図である。 【図9】第一実施例の球抜き装置の平断面図である。 【図10】第一実施例の払出制御装置の構成を示すブロ
ック図である。 【図11】第二実施例の球抜き装置に構成される球受け
部材の斜視図である。 【図12】(A)は第二実施例の球受け部材の取付部周
辺を示す拡大正面図(部分断面図)であり、(B)は第
二実施例の球受け部材の取付部周辺を示す拡大側面図
(断面図)である。 【図13】第二実施例の球抜き装置の側断面図である。 【図14】第二実施例の球抜き装置の平断面図である。 【図15】第三実施例の球抜き装置のみを示した正面図
である。 【図16】第三実施例の球抜き装置の側断面図である。 【図17】第三実施例の払出制御装置の構成を示すブロ
ック図である。 【図18】第三実施例の球抜き装置において、球抜き装
置の別形態を示す正面図である。 【図19】第三実施例の球抜き装置において、球抜き装
置の別形態を示す側断面図である。 【符号の説明】 BSP 裏セット盤 PA 遊技領域 PM パチンコ機 OP 操作ピン 1 外枠 2 前枠(2h 球抜き操作孔) 3a,3b ヒンジ部材 4 施錠装置 5 ガラス扉(5h 球抜き操作孔) 6 上球皿 7 下球皿 8 操作ハンドル 9 打球発射装置 17 係合レバー 18 ヒンジ 19 閉鎖レバー 20 遊技盤 21 化粧板 22 案内レール(22a 外レール、22b 内レー
ル) 23 風車 24 一般入賞具(24a 入賞球検出センサ) 25 始動入賞具(25a 入賞球検出センサ) 26 大入賞口(26a 入賞球検出センサ) 27 アウト口 28 図柄表示装置 30 基枠体 31 窓口 32 蓋部材(32a 蓋部材突出部) 34 球止め機構取り付け部(34a ボス、34b
球止め係合片、34c 球止め支軸、 34d 基枠体側ダボ孔、34e ネジ穴) 35 球有り機構取り付け部(35a スイッチガイ
ド、35b スイッチロック爪、35c 基枠体側軸受
部、35d 付勢係合辺、35e ホルダ係止孔、35
f ボス) 36 上部球抜き機構取り付け部(36a ボス、36
b 枢支軸、36c 係合突起挿通孔) 37 賞球カセット取り付け部(37a カセット係合
部、37b ロック片部) 38a 嵌合支持溝 38b ロック保持部 40 球貯留供給機構 41 タンク部材 42 整列樋部材 43 偏向出口 50 賞球払出機構 51 球切れ検出スイッチ(51a,51b 検出通
路、51c,51d 検知レバー) 52 待機通路部材(52a,52b 賞球待機通路、
52c 円筒支持部) 53 賞球カセット(53a,53b 受容口、53
c,53d 払出口) 54 賞球検出センサ(54c,54d 検出孔部) 55 蓋部材 60 賞球払出経路 61 上球皿払出通路(61e 賞球出口) 62 仕切壁 63a 第1迂回路 63b 第2迂回路 65 下球皿払出通路 70 下部球抜き通路 71 遊技済み球集合通路 77 上部球抜き通路(77a 予備通路、77b 連
絡開口、77c 下降通路、77r 通路面) 78 中間球抜き通路 91 メイン基板 92 球払出基板 93 ランプ・音声制御基板 94 電源基板 95 中継基板 96 ターミナル基板 97 画像制御基板 100 球抜き装置 101 球受け部材 102 流入開口部 103 流出口 104 左側壁部(104a 左側テーパ) 105 右側壁部(105a 右側テーパ) 106 後壁部(106a 球受け部材側係合部、10
6b 部材側軸ピン穴、106c 後部テーパ) 107 底部 108 ガイドリブ 109 スライドリブ 110 操作部材(110a 操作部材側係合部、11
0b 操作部材側軸ピン穴、110c 操作部) 111 軸ピン 112 止め輪 120 球受け開口部 121 スライドレール 122 切り欠き部 140 駆動判定制御部 141 正転部 142 逆転部 145 正逆転モータ 150 球抜き装置 151 球受け部材 152 流入開口部 153 流出口 154 左側壁部(154a 左側テーパ、154b
左切り欠き部) 155 右側壁部(155a 右側テーパ、155b
右切り欠き部) 156 後壁部(156a 球受け部材側係合部、15
6b 係合穴、156c 開口部当接部) 157 底部 158 支軸係合部(158a 係合口、158b 係
合ガイド、158c 溝部) 160 操作部材(160a 操作部材側係合部、16
0b 操作部) 170 球受け開口部 171 球受け部材支軸部 172 切り欠き部 173 傾動規制部 200 球抜き装置 201 球受け部材 202 流入開口部 203 流出口 204 左側壁部(204a 左側テーパ) 205 右側壁部(205a 右側テーパ) 206 後壁部(206a 操作部、206b 指掛け
部、206c 後部テーパ) 207 底部(207a バネ取付部、207b 底部
当接部) 208a ガイドリブ 208b 経路仕切リブ 209 スライドリブ 210 駆動力伝達部 211 胴部(211a 支軸穴) 212 第一ア−ム(212a 第一アーム当接部) 213 第二ア−ム(213a 第二アーム当接部) 215 ソレノイド(215a プランジャ、215b
プランジャ当接部) 216 支軸 217 引張りバネ(217a 第一フック、217b
第二フック) 218 バネ取付板(218a バネ取付穴) 219 取付ボス部 220 球受け開口部 221 スライドレール 222 切り欠き部 223 駆動力伝達部取付部(223a 取付穴) 230 計時駆動制御部 235 球抜き検出スイッチ 240 駆動判定制御部 241 正転部 242 逆転部 251 球受け部材(251a 球受け部材当接部) 260 操作部材 265 ソレノイド(265a プランジャ、265b
プランジャ当接部) 291 メイン基板 292 球払出基板 510 疑似球有り状態創出機構 511 押圧部材(511a,511b 押圧子、51
1c 回転軸、511d 操作レバー) 513 カバー体(513a カバー側軸受部、513
b レバー窓) 520 上部球抜き機構 521 流路切り替え部材(521a 通路壁部、52
1b 支軸孔部、521c 閉止保持係合孔、 521d 開放保持係合辺) 522 操作部(522a 係合突起部、522b レ
バー部) 523 レバー部材(523a 枢結軸、523b レ
バー部、523c 係合突起部、523d 弾性片部) 524 通路カバー 526 ケーブルダクト 531 カセットケース(531a ケース側係合部、
531b 溝部、531f 固定係合片) 532 カセットケース 533 ステッピングモータ 534 インペラ 540 払出賞球検出機構 541 センサホルダ(541a センサ保持部、54
1b ロックアーム、541c 支持アーム、541d
嵌合突起、541f 固定係合ピン)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 枠部材と、前記枠部材に取り付けられた
    遊技盤と、前記枠部材の裏面側に開閉自在に取り付けら
    れるとともに前記遊技盤の裏面側を覆う閉止位置に保持
    されて用いられる裏セット盤とを備える弾球遊技機にお
    いて、 前記枠部材もしくは前記裏セット盤の上部に設けられて
    賞球を貯留するタンク部材と、 前記タンク部材の下部に設けられて前記タンク部材から
    供給される賞球を整列させて流下させる整列樋部材と、 前記整列樋部材の下方に設けられて前記遊技盤における
    所定の入賞状態に基づいて賞球を払い出す賞球払出装置
    と、 前記枠部材に取り付けられて前記賞球払出装置から払い
    出された賞球を貯留する球皿と、 前記賞球払出装置から払い出された賞球を前記球皿に導
    く賞球払出通路と、 前記賞球払出通路から分岐して前記賞球払出通路を通る
    賞球を前記弾球遊技機の外部に導く球抜き通路と、 前記賞球払出通路から前記球抜き通路が分岐する分岐部
    に設けられ、前記分岐部に到達した賞球を前記賞球払出
    通路および前記球抜き通路に選択的に切り替えて導くよ
    うに構成された通路切替手段とを備えて構成されている
    ことを特徴とする弾球遊技機の球抜き装置。
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JP2007244915A (ja) * 2007-07-04 2007-09-27 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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