JP2009136317A - ゲーム機 - Google Patents

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Abstract

【課題】上方に設けられた遊技物導入部から所定のフィールドに遊技物を払い出すための遊技物払い出し機構を備えたゲーム機において、通常時には遊技物払い出し機構をコンパクトに収納し、空間の自由度を大きくする。
【解決手段】ボウル67から所定のフィールドにメダルの払い出しを行うメダル払い出し機構5を備えたゲーム機であって、メダル払い出し機構5は、ボウル67の直下位置において横方向の支軸O1を中心として基端が回動可能に支持された第1の部材50と、第1の部材50の先端に対して支軸O1と平行な連結軸O2を中心として基端が回動可能に連結された第2の部材51と、を含んで構成され、第1および第2の部材50,51は、連結軸O2が下方に位置するように折り畳まれる収納状態と、第1の部材50の基端から第2の部材51の先端までが一連となって傾斜状のメダル搬送路を形成する伸長状態と、をとりうる。
【選択図】図12

Description

本発明は、ゲームセンタなどに設置されるいわゆるアーケード型のゲーム機に関する。
従来のアーケード型のゲーム機としては、たとえば遊技物としてのメダルを所定のフィールド内に投入させてゲームを行わせるものがある(たとえば、特許文献1を参照)。特許文献1に開示されたゲーム機は、プッシャを有するフィールドにプレイヤがメダルを投入するための機構や電子ゲームを表示するための画像表示装置を備え、さらに、中央部には電子ゲームの結果に応じてボールを用いた抽選ゲームを行う抽選装置、および、当該抽選装置における抽選結果に応じて上記フィールドに所定のメダルの払い出しを行うメダル払い出し機構を備えている。より具体的には、上記メダル払い出し機構としては、フィードの上方に設けられたメダル受皿(遊技物導入部)と、基端が横方向の支軸を中心として回動可能に支持されたウイング状部材とを有している。このウイング状部材は、通常時には、先端が基端側の支軸よりも上方に位置する一方、メダル払い出し時には、先端が支軸よりも下がって上記フィールド近傍に位置することによりメダル搬送路を形成する。この際、フィールドの上方に設けられたメダル受皿にメダルが供給されると、当該供給されたメダルは、ウイング状部材を介してフィールド内に払い出される。
しかしながら、このようにメダル払い出し機構として回動可能なウイング状部材を備える構成では、メダル払い出し時にはウイング状部材の回動による占有空間が比較的に大きい。また、通常時においても、ウイング状部材の先端が上方に位置するものの、ウイング状部材の占有空間を大きく確保しなければならない。このことによって、中央部の抽選装置の設計について大きな制約が生じてしまう。加えて、ウイング状部材が支軸によって回動可能に支持される構成では、当該支軸において比較的に大きなモーメント荷重が掛かり、強度面においも不利である。
特開2002−210224号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、上方に設けられた遊技物導入部から所定のフィールドに遊技物を払い出すための遊技物払い出し機構を備えたゲーム機において、通常時には遊技物払い出し機構をコンパクトに収納し、空間の自由度を大きく確保することができるゲーム機を提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明によって提供されるゲーム機は、遊技物導入部からその下方に位置する所定のフィールドに遊技物の払い出しを行う遊技物払い出し機構を備えたゲーム機であって、上記遊技物払い出し機構は、上記遊技物導入部の直下位置において横方向の支軸を中心として基端が回動可能に支持された第1の部材と、この第1の部材の先端に対して上記支軸と平行な第1の連結軸を中心として基端が回動可能に連結された第2の部材と、を含んで構成されているとともに、上記第1および第2の部材は、上記第1の連結軸が下方に位置するように折り畳まれる収納状態と、第1の部材の基端から第2の部材の先端までが一連となって傾斜状の遊技物搬送路を形成する伸長状態と、をとりうるように構成されていることを特徴としている。
本発明に係るゲーム機において、遊技物払い出し機構は、基端が横方向の支軸を中心として回動する第1の部材と、この第1の部材の先端に対して上記支軸と平行な第1の連結軸を中心として基端が回動可能に連結された第2の部材とを有している。そして、これら第1および第2の部材は、遊技物払い出し時には一連となる伸長状態とされて比較的に長尺な傾斜状の遊技物搬送路を形成する一方、通常時には折り畳まれて収納状態とされる。したがって、このような構成の遊技物払い出し機構によれば、遊技物払い出し時には十分な長さの遊技物搬送路を形成する一方、通常時にはコンパクトに収納しておくことができ、ゲーム機の空間の自由度を高めることができる。
好ましい実施の形態においては、上記遊技物払い出し機構は、上記第2の部材の先端に対して上記支軸と平行な第2の連結軸を中心として基端が回動可能に連結された第3の部材を含んで構成されており、上記第3の部材は、筒状とされているとともに、上記収納状態においては、基端に対して先端が斜め下方に位置する傾斜状となる一方、上記伸長状態においては、ほぼ垂直状となって、上記第2の部材の先端から放出される遊技物を落下可能とされている。
このような第3の部材を備える構成によれば、遊技物導入部が高い位置に設けられる場合においても、遊技物払い出し時には、伸長状態にある傾斜状の第1および第2の部材、ならびに垂直状の第3の部材を介して上記フィールドに遊技物をスムーズに払い出すことができる。
好ましい実施の形態においては、上記第1および第2の部材は、それぞれ、底板と、左右の側壁とを有して直線状に延びるチャンネル状をしており、各底板の上面は、長手方向に凹部と凸部が交互に連続する凹凸面とされている。
このような第1および第2の部材がチャンネル状とされた構成によれば、左右の側壁に挟まれた底板の上面部分が遊技物搬送路として規定される。そして、遊技物搬送路となる底板の上面が凹凸面とされていることにより、当該底板の上面上を遊技物が通過する際には、当該遊技物は、凹凸面が抵抗となって跳ねながら移動する。このため、遊技物の移動速度は、適度に減速される。また、遊技物が凹凸面上を跳ねながら移動する構成は、遊技物が平面上を単に滑って通過する構成に比べて、遊技物払い出し時における演出を良好にすることができ、ゲーム機の興趣を高めることができる。
好ましい実施の形態においては、上記第3の部材は、底板と、左右の側壁と、正面壁とを有する矩形断面をしていて直線状に延びる筒状をしており、上記左右の側壁には、対向壁に向かって下方傾斜状に延びる複数の邪魔板がこの第3の部材の基端から先端にかけて交互に設けられている。
このような構成によれば、第3の部材の内部を遊技物が落下する際に、当該遊技物は、下方傾斜状に延びる複数の邪魔板に順次衝突することになり、当該衝突の度に遊技物の落下速度が減殺される。したがって、遊技物導入部が高い位置に設けられる場合でも、遊技物導入部から放出され、第1ないし第3の部材を介して上記フィールドに落下する遊技物について、上記フィールドへ到達する際の速度を適度に減速することができる。これにより、上記フィールドへ落下する遊技物による衝撃を緩和することができ、上記フィールドの破損を防止することができる。
好ましい実施の形態においては、上記第3の部材の上記正面壁には、透明窓が設けられている。
このような構成によれば、遊技物払い出し機構を介して遊技物の払い出しを受けるプレイヤは、透明窓を介して、複数の邪魔板に順次衝突しながら左右に振られて落下する遊技物を見ることができる。したがって、かかる構成によれば、遊技物払い出し時における演出を良好にすることができ、このことは、ゲーム機の興趣を高めるうえで好適である。
好ましい実施の形態においては、上記支軸と直交する水平方向に平行移動可能なスライドガイドをさらに備えているとともに、このスライドガイドには、上下方向に延びるとともに、上端付近で溝幅が広がる案内溝が形成されている一方、上記第1の連結軸もしくはその付近に取り付けた第1のローラと、上記第2の部材に取付けた第2のローラとが上記案内溝に係合させられており、上記収納状態にある上記第1の部材を上記支軸を中心として回動させると、上記第1のローラが上記スライドガイドを移動させつつ上記案内溝内を上動し、上記第1のローラが上記案内溝の上端にいたった状態において、上記第2のローラが上記案内溝の幅広部に係止されて上記第1および第2の部材が上記伸長状態に保持される。
このようなスライドガイドを備える構成によれば、第1の部材の回動動作にともなう第2の部材の動作を適切に規定することができる。また、第1および第2の部材が伸長状態にあるときには、第1および第2の部材の荷重は、主に第1および第2のローラを介してスライドガイドに支持されることになる。したがって、上記支軸において過大なモーメント荷重がかかるのを回避することができ、強度面において有利である。
好ましい実施の形態においては、上記第1の連結軸周りに回動可能であり、かつ一定姿勢をとるリンクプレートと、一端が上記リンクプレートに回動可能に連結され、上記第3の部材における上記第2の連結軸の近傍に他端が回動可能に連結されたリンクロッドとをさらに備え、このリンクロッドの両端の連結部と、上記第1の連結軸と、上記第2の連結軸とが変形可能な四辺形の頂点をなす機構を構成することにより、上記第3の部材の上記収納状態における姿勢ないし上記伸長状態における姿勢を規定する。
このような構成によれば、第3の部材の収納状態における傾斜状の姿勢ないし伸長状態における垂直状の姿勢は、上記四辺形の頂点をなす機構によって適切に規定される。
好ましい実施の形態においては、上記第1の部材の中間部において一端が回動可能に連結されたロッドと、このロッドの他端部を回動可能に連結し、かつ、駆動軸を中心として回転可能な駆動部材とを有する駆動機構を備え、上記駆動軸を回転させることにより上記第1の部材を上記支軸を中心として回動させる。
このような構成によれば、第1の部材は、駆動機構によって適切に回動させられる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明に係るゲーム機の好ましい実施形態につき、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1〜図17は、本発明に係るゲーム機の一実施形態を示している。図1によく表われているように、本実施形態のゲーム機Aは、下部筐体10上に筒状のショーケース11が載設され、かつこのショーケース11上に上部カバー12が設けられた構成を有しており、ショーケース11によって囲まれた空間部には、後述するメダルゲームフィールドMFやセンターユニットCUが設けられている。下部筐体10の外周面部には、複数の操作パネル部13が等間隔で設けられており、それらの操作パネル部13と同数の複数人(たとえば6人)が同時にゲームを行なうことができるようになっている。各操作パネル部13には、後述する抽選ゲーム等に使用される操作ボタン13Aのほか、詳細な図示説明は省略するが、遊技物としてのメダルを溜めておくためのメダル留置部、メダル投入口などが設けられている。操作パネル部13の奥方には、メダルゲームフィールドMFから落とされたメダルを払い出すメダル払出口13Bも設けられている。また、各操作パネル部13の左右両側の下部筐体10内部には、メダル投入装置14が設けられている。メダル投入装置14は、ショーケースの外側でプレイヤにより投入されたメダルを所望の方向に向けて転がしつつ、ショーケース11内のメダルゲームフィールドMFへと導くように構成されている。メダルゲームフィールドMFは、複数の操作パネル部13の個々に対応してたとえば計6箇所設けられている。隣接するメダルゲームフィールドMFとの間には、後述する電子ゲームにおいて所定の結果が得られたことによって行われるミニ抽選ユニットMUが設けられている。
ゲーム機Aには、図2に電気的な構成を示すように、後述する画像表示装置2やプッシャゲーム機構3、さらにはセンターユニットCUなどの各部の動作を制御するマイクロコンピュータ9が搭載されている。
図3によく表れているように、メダルゲームフィールドMFには、液晶ディスプレイなどを用いた電子ゲーム実行用の画像表示装置2と、プッシャゲーム機構3とが設置されている。
画像表示装置2とプッシャゲーム機構3との間には、複数のチャッカ21が横方向に並んで設けられている。チャッカ21の手前側には、アクリル樹脂などからなる透明の助走板22が設けられている。図4に表れているように、助走板22は、通常時には奥方(チャッカ21側)に向かうほど低位となる傾斜姿勢をとる一方、所定の場合には手前側に位置する横方向の回動軸221周りに回動させられて起立姿勢をとるように構成されている。チャッカ21と助走板22との間にはメダルmが落下しうる隙間が設けられている。メダル投入装置14には、図示しないメダル送出機構を介して、メダルmを立てたまま初速を与えて助走板22上に転がすためのガイド部材141が設けられており、このガイド部材141は、操作パネル部13に設けられたダイヤル13Cによって横方向に揺動可能とされている。これにより、プレイヤは、たとえば特定のチャッカ21に狙いを定めるようにするなどして、ガイド部材141の先端から初速を与えられたメダルmを送出する方向を自由に選択することができる。
各チャッカ21は、たとえば内部に設けられたセンサSaによりメダルmの通過が検出されるように構成されている。助走板22上を転がってきたメダルmがチャッカ21に入ると、マイクロコンピュータ9は、画像表示装置2で展開される電子ゲームやチャッカ21を利用した所定のゲームを実行する。センターユニットCUやミニ抽選ユニットMUにおける抽選ゲームは、所定のゲームの結果に応じて実行されるように構成されている。図4に表れているように、チャッカ21に入ったメダルmおよびチャッカ21に入らなかったメダルmのいずれもプッシャゲーム機構3上に落下する。なお、チャッカ21については、たとえば図3の矢印Na方向に常時または間欠的に往復動を行なう構成とすることもできる。
プッシャゲーム機構3は、固定プレート30上に可動プレート31が重ねられ、かつこの可動プレート31がモータ(図示略)の駆動によって一定のストロークで往復動を行なうように構成されたものである。可動プレート31が手前側に前進したときに、固定プレート30上に載っている複数枚のメダルmどうしが固定プレート30の手前に向けてうまく押し合うと、この固定プレート30の先端縁30aからその手前下方にメダルmが落下するようになっている。可動プレート31の往復動は、常時繰り返して実行されるように構成されているが、これに代えて、たとえば画像表示装置2において実行されるゲーム結果に対応させて可動プレート31を間欠的に動作させるようにしてもかまわない。固定プレート30から落下したメダルmは、メダル払出口13Bを通じて操作パネル部13上のメダル留置部に払い出されるようになっている。プッシャゲーム機構3の側方には、画像表示装置2において実行される電子ゲームやミニ抽選ユニットMUにおける抽選ゲームで所定の当たりとなった場合に可動プレート31上にメダルmを払い出すためのメダル払出口32が設けられている。なお、固定プレート30の両側方には、メダル回収口301が設けられており、このメダル回収口301に入ったメダルmは、所定のメダル貯留部(図示略)に回収される。
センターユニットCUは、図5または図12に表れているように、たとえばボールbを用いて抽選ゲームを行う抽選装置4と、メダル払い出し機構5とを具備して構成されている。図5または図10に表れているように、抽選装置4は、転動用部材40と、この転動用部材40の下方に位置する抽選部41と、転動用部材40上にボールbを投入するボール投入機構42と、抽選ゲームが終了したボールbを回収する回収機構43とを備えている。本実施形態においては、抽選装置4によって実行される抽選ゲームは、たとえば最大数千枚ものメダルが払い出される大当たり(以下、SJP(スーパージャックポット)という)を獲得するための抽選である。
図6および図7に表れているように、転動用部材40は、外周縁に上向きに起立した起立壁40cを有する平面視円形の皿状とされている。この皿状部分の上面がボールを転動させるための転動面40aとなっており、その中央部には、1つの排出口40bが設けられている。転動面40aは、図5および図6に表れているように、垂直方向のいずれの断面においても中央に向かうほど低位となるなだらかな形状とされている。この転動面40aに対しては、後述する中央筐体60の投入口63を介してボールbが投入されうる。投入口63の先端は、ボールbを転動面40aの周方向に放出することができるように方向付けられている。排出口40bは、転動面40aを転動したボールbを落下させて低位の抽選部41に導くためのものであり、ボールbが通過しうる貫通孔とされている。投入口63を通じて転動面40a上にボールbが投入されると、当該ボールbは、転動面40a上において螺旋を描きながら転動し、やがて中央に到って排出口40bから落下する。
転動用部材40はブラケット440上に固定されており、このブラケット440は、水平軸440aを中心として中央筐体60に回動可能に支持されている。本実施形態においては、中央筐体60は、富士山をモチーフとした部分円錐状の側面パネル61と、側面パネル61に連結された正面パネル62とを備え、これらのパネル61,62に包囲された所定の内部空間を有する構成とされている。上記水平軸440aは、排出口40bの下端に位置し、かつ延び方向が平面視において排出口40bのほぼ中心を通るように設定されており、中央筐体60の正面パネル62に対して直角な方向に沿って延びている。ブラケット440の端部には、連結ロッド441の一端が枢動可能に連結されており、連結ロッド441の他端は、中央筐体60(正面パネル62)に支持されたモータM1によって回転させられる回転板442の偏心位置に対して枢動可能に連結されている。このような構成により、モータM1が駆動すると、ブラケット440の端部は上下に往復動させられ、ブラケット440に固定された転動用部材40は水平軸440aを中心として揺動する。
図5に表れているように、抽選部41は、振り分け部材410と、転動用部材411,412と、入賞テーブル413とを備えており、この抽選部41において、後述する第1および第2の抽選が行われる。振り分け部材410は、中央部でつながる左側および右側の通路410a,410bを有している。これら通路410a,410bは、ボールbが通過可能な同一平面状とされており、図8に表れているように、平面視において、くの字状に折れ曲がっている。振り分け部材410は、ブラケット450上に固定されており、このブラケット450は、水平軸450aを中心として回動可能に支持されている。水平軸450aは上記水平軸440aの真下に位置しており、振り分け部材410の中央部は排出口40bの真下に位置している。ブラケット450の端部には、連結ロッド451の一端が枢動可能に連結されており、連結ロッド451の他端は、中央筐体60(正面パネル62)に支持されたモータM2によって回転させられる回転板452の偏心位置に対して枢動可能に支持されている。これにより、モータM2が駆動すると、ブラケット450の端部は上下に往復動させられ、振り分け部材410は、水平軸450aを中心として揺動する。この際、排出口40bからボールbが落下すると、当該ボールbは、重力の作用によって通路410a,410bのうち先端が下方に傾斜している方に進む。すなわち、排出口40bから落下したボールbは、その落下するタイミングに応じてほぼ1/2の確率で通路410a,410bのいずれかに振り分けられ、転動用部材411,412のいずれかに放出される。
図8に表れているように、通路410a,410bの先端には、それぞれ、通路410a,410bを通過したボールbを検出するセンサSbが設けられている。本実施形態においては、ボールbが通路410a,410bのいずれかを通過することによって第1の抽選が行われる。第1の抽選は、SJPの当選確率を通常確率または高確率のいずれかに振り分ける抽選とされている。たとえば、ボールbが、通路410aを通過して転動用部材411上に放出された場合には高確率となり、通路410bを通過して転動用部材412上に放出された場合には通常確率となる。
転動用部材411,412は、いずれも上記した転動用部材40と同様の構成とされており、それぞれ、転動面411a,412aおよび排出口411b,412bを有している。ただし、転動用部材411,412は、中央筐体60に固定されており、この点において揺動可能とされた転動用部材40とは異なる。振り分け部材410の通路410a,410bの先端は、それぞれ、通路410a,410bを通過してきたボールbを転動面411a,412aの周方向に放出することができるように方向付けられている。転動面411a(転動面412a)上に放出されたボールbは、螺旋を描きながら転動し、やがて中央に至って排出口411b(排出口412b)から落下する。そして、当該落下したボールbは、中央筐体60の手前側に形成された通路64a(通路64b)を経て後述する入賞テーブル413の上部プレート413A上に放出される。
入賞テーブル413は、所定の円周上に沿って一定間隔で配列された複数の入賞孔413b(本実施形態では24個)を有している。複数の入賞孔413bは、ボールbが通過しうる大きさであり、円環状の上部プレート413Aに形成されている。上部プレート413Aは、平面状ではなく波打つように適宜傾斜させられており、各入賞孔413bがその周辺部よりも低位に位置している。図9に表れているように、上部プレート413Aの下方には、上部プレート413Aと重なりつつもスライド用のアクチュエータ(図示略)によって円周方向にスライドされるスライドプレート413Cが設けられている。スライドプレート413Cには、入賞孔413bと同一の大きさで同一間隔となるように複数の孔413dが形成されている。また、上部プレート413Aとスライドプレート413Cとの間には、入賞孔413bに入ったボールbを検知するセンサScが各入賞孔413bと対応するように設けられている。上部プレート413A上にボールbが放出される際、スライドプレート413Cは、各孔413dが上部プレート413Aの入賞孔413bとずれた位置関係にある。そのため、ボールbは、スライドプレート413Cの上面に支持され、一つの入賞孔413bに半分ほど入った状態で一旦保持される。ボールbが入賞孔413bに入って保持された状態になると、当該入賞孔413bに対応するセンサScからマイクロコンピュータ9にボールbを検知した旨の信号が出力される。その後、スライドプレート413Cは、各孔413dが上部プレート413Aの各入賞孔413bと重なるように上記アクチュエータによって円周方向にスライドさせられ、これにより、ボールbが孔413dから落下する。スライドプレート413Cの下方には、各孔413dから落下したボールbを受け止めて回収機構43に送るための複数のレール413Eと、これらレール413Eを支持する下部プレート413Fが設けられている。孔413dから落下したボールbは、レール413Eを経由して回収機構43に送られる。
図5および図9に表れているように、入賞テーブル413の外周部には、各入賞孔413bにボールbが入った場合のメダルmの払い出し枚数を表示する表示部413Gが、各入賞孔413bと個々に対応するように設けられている。これらの表示部413Gは、本実施形態ではたとえばLEDドットマトリクスによって構成されており、マイクロコンピュータ9によって制御されるようになっている。マイクロコンピュータ9は、第1の抽選の結果に応じて各表示部413Gに表示させるメダルmの払い出し枚数を変動させることができる。たとえば、SJPの当選確率が通常確率の状態では、24個の入賞孔413bのうち2個の入賞孔413bに対応する表示部413Gには「SJP」の表示がなされ、他の22個の入賞孔413bに対応する表示部413Gには「100」や「200」といったSJP以外の払い出し枚数が表示される。これに対し、SJPの当選確率が高確率の状態では、4個の入賞孔413bに対応する表示部413Gに「SJP」の表示がなされる。第1の抽選が開始される時点では、表示部413Gの表示は通常確率状態とされている。第1の抽選においてボールbが振り分け部材410の通路410aを通過した場合には、センサSbでの検出信号に基づいて表示部413Gの表示を高確率状態に変動させる。そして、本実施形態では、入賞テーブル413の入賞孔413bのいずれか一つに入ることをもって第2の抽選が終了する。
上記構成の入賞テーブル413は、下部筐体10に対して垂直軸周りに回転可能に支持されており、抽選ゲーム時にはマイクロコンピュータ9が図示しないモータを制御することによって適宜回転させられる。また、中央筐体60も下部筐体10に対して上記垂直軸周りに回転可能に支持されている。ただし、中央筐体60は、入賞テーブル413とは別個独立して回転可能とされており、抽選ゲーム時にはマイクロコンピュータ9が図示しないモータを制御することによって、抽選ゲームの権利を得たプレイヤの正面に抽選部41が向くように適宜回転させられる。
図10に表れているように、回収機構43は、中央筐体60に支持されたガイドレール430を含んで構成されている。ガイドレール430は、その一端部が入賞テーブル413のレール413Eに臨むように開口するとともに、一端部から他端部に向けて下がる傾斜面430aを有しており、当該他端部に隣接して設けられたボール投入機構42にボールbを導くものである。また、中央筐体60には、レール413Eに載ったボールbがガイドレール430に載ることなく落下するのを防止するための仕切板65が設けられている(図9参照)。ボールbの載ったレール413Eがガイドレール430に対向する位置に到達すると、当該ボールbはガイドレール430に乗り移り、ボール投入機構42の方へと移動する。
ボール投入機構42は、中央筐体60の内部に設けられている。このボール投入機構42は、図10に表れているように、上下のプーリ421,422に掛け回されたベルト423と、ベルト423に固定されたボール載置用の昇降部材424と、下方のプーリ422を駆動するモータM3とを具備している。昇降部材424は、1つのボールbを受容可能とされており、モータM3の駆動により一定範囲内で上下に往復動するように構成されている。上記ガイドレール430の他端部には、ストッパ425が設けられている。このストッパ425は、傾斜面430aより上方に進出する上動位置と上記傾斜面430aより下方に退避する下動位置との間で上下動可能とされるとともに、バネ426によって上方に弾力付勢されており、通常時にはバネ426の付勢力によって上動位置にある。このとき、ガイドレール430上のボールbはストッパ425によって昇降部材424側への移動が阻止されており、また、昇降部材424はボールbを載せていない状態で最下位よりも少し上方の通常待機位置に停止している。また、ストッパ425には、昇降部材424が最下位に向けて下降するときに当該昇降部材424と当接しうる突出部425aが設けられている。この突出部425aは、傾斜面430aよりも下方においてガイドレール430の端部よりも昇降部材424側へ突出している。
抽選ゲームを開始するとき、マイクロコンピュータ9がモータM3を制御することでベルト423が作動させられ、昇降部材424は、最下位へと下降移動させられる(図10における下側の仮想線)。このとき、昇降部材424の左端部がストッパ425の突出部425aに引っ掛かることにより、ストッパ425は押し下げられて下動位置に移動する。そうすると、傾斜面430a上のボールbは重力の作用によって転がりながら昇降部材424の方へと移動する。そして、昇降部材424にボールbが載ると、当該ボールbが載ったことは図示しないセンサによって検出され、昇降部材424は最上位の僅か下方の投入待機位置へと上昇移動させられる(図10における上側の仮想線)。このとき、ボールbは、正面パネル62の上部に設けられた投入口63に臨んでおり、プレイヤはボールbを見ることができる。ただし、昇降部材424は、下部に設けられたコイルバネ424Aの付勢力により若干傾斜した姿勢を保持しており、ボールbが投入口63にこぼれ落ちることはない。
昇降部材424は、たとえば操作ボタン13Aを用いて行われるプレイヤの入力操作があると、速やかに最上位に移動させられる。このとき、図11に表れているように、昇降部材424は、その左端部が投入口63付近に固定された係止片427に引っ掛かることにより、昇降部材424の投入口63側が下方に向くように傾斜する。そして、昇降部材424に載せられていたボールbは、投入口63を通過して転動用部材40の転動面40a上に投入される。
メダル払い出し機構5は、抽選ゲームの終了後に該当するプレイヤのメダルゲームフィールドMFにメダルmを払い出すためのものであり、中央筐体60の内部に設けられている。メダル払い出し機構5は、図12および図13に表れているように、第1ないし第3の部材50,51,52と、スライドガイド53と、駆動機構54と、四辺形リンク機構55とを有している。
より具体的には、第1の部材50は、底板501と、左右の側壁502とを有し、基端から先端にかけて直線状に延びるチャンネル状とされている。図16によく表れているように、底板501の上面501aは、長手方向において凹部と凸部が交互に連続する階段状の凹凸面とされている。また、第1の部材50は、左右の側壁502の基端が中央筐体60の上部に設けられた横方向の支軸O1を中心として回動可能に支持されている。中央筐体60の上端には、メダル払い出し機構5にメダルmを導入するためのボウル67が設けられており、第1の部材50は、ボウル67の直下位置において支持されている。
第2の部材51は、底板511と、左右の側壁512とを有し、基端から先端にかけて直線状に延びるチャンネル状とされている。図16によく表れているように、底板511の上面511aは、長手方向において凹部と凸部が交互に連続する階段状の凹凸面とされている。左右の側壁512の内側寸法は、第1の部材50の左右の側壁502の外側寸法よりも大とされており、左右の側壁512の基端は、第1の部材50の左右の側壁502の先端に対して上記支軸O1と平行な連結軸O2を中心として回動可能に連結されている。
第3の部材52は、底板521と、左右の側壁522と、正面壁523とを有する矩形断面をしており、基端から先端にかけて直線状に延びている。正面壁523は、周縁部を除く広い範囲が開口しており、この開口部分はアクリル樹脂などからなる透明窓524によって塞がれている。図16および図17によく表れているように、左右の側壁522ないし底板521には、対向壁に向かって下方傾斜状に延びる複数の邪魔板525が、基端から先端にかけて交互に設けられている。なお、底板521は、基端寄りの領域には設けられておらず、左右の側壁522の内側寸法は、第2の部材51の左右の側壁512の外側寸法よりも大とされている。そして、左右の側壁522の基端は、第2の部材51の左右の側壁512の先端に対して、上記支軸O1と平行な連結軸O3を中心として回動可能に連結されている。
駆動機構54は、第1の部材50を、支軸O1を中心として回動させるためのものであり、駆動シャフト541と、ロッド542とを有して構成されている。駆動シャフト541は、その一端が、中央筐体60に回転可能に支持された駆動軸O4に対して連結固定されており、駆動軸O4は、たとえば中央筐体60に支持された図示しないモータの出力軸に対して減速用のギア等を介して連係されている。これにより、上記モータが駆動すると、駆動シャフト541は、駆動軸O4を中心として回転する。ロッド542は、直線棒状とされており、その一端が第1の部材50の底板501の中間部に設けられた連結軸O5を中心として回動可能に連結されるとともに、他端が駆動シャフト541の他端に回動可能に連結されている。本実施形態においては、駆動機構54は、駆動シャフト541を駆動節とし、ロッド542および第1の部材50を従動節とするクランク・レバー機構となっている。このような構成により、駆動軸O4が回転させられると、第1の部材50は、上記支軸O1を中心として一定範囲で回動させられる。
スライドガイド53は、第1の部材50の回動にともなう第2の部材51および四辺形リンク機構55の動作を規定するためのものである。このスライドガイド53は、上下方向に延びる左右一対のガイド部531を備えるとともに、これらガイド部531の下端どうしがつながった門型形状とされており、中央筐体60に設けられたレール66に対して摺接する複数のローラ532よって、上記支軸O1と直交する水平方向にスライド移動可能とされている。一対のガイド部531は、それぞれ垂直方向に対してやや傾斜する姿勢とされており、これらガイド部531には、それぞれ、対向する内側が開口させられた一対ずつの案内溝531a,531bが形成されている。
案内溝531aは、回転自在に設けられた一対ずつのローラ513,514が係合させられるものであり、ガイド部531が延びる上下方向に沿ってローラ513,514の径よりも僅かに大きい一定の溝幅とされた一定幅領域と、ガイド部531の上端付近において当該上端に向かうにつれて溝幅が広がる広幅領域とを有している。ローラ513は、連結軸O2に取り付けられており、ローラ514は、第2の部材51の側壁512に取り付けられている。ローラ513,514のいずれもが案内溝531aの一定幅領域に位置するときには、ローラ513,514の相対的な位置関係は変化しない。この場合、図14に表れているように、第2の部材51は一定の姿勢を維持する。一方、図15に表れているように、ローラ514が案内溝531aの広幅領域に位置するときには、ローラ513,514の相対的な位置関係が変化しうる。この場合、第2の部材51の姿勢は、ローラ513,514の相対位置に対応して変化する。案内溝531bは、後述する四辺形リンク機構55のリンクプレート551を一定姿勢に維持しつつ上下方向に案内するためのものである。
四辺形リンク機構55は、第2の部材51の回動にともなう第3の部材52の動作を規定するためのものであり、リンクプレート551と、リンクロッド552とを有して構成されている。リンクプレート551は、その一端が連結軸O2を中心として第2の部材51の側壁512に回動可能に連結される。リンクプレート551の中間部には、上記スライドガイド53の案内溝531bに係合させられる係合突部551aが設けられている。リンクロッド552は、その一端が上記リンクプレート551の他端に対して回動可能に連結されている。この連結部552bは、上記連結軸O2の近傍に位置している。リンクロッド552の他端は、第3の部材52の側壁522に対し、連結軸O3よりも基端寄りの端部において回動可能に連結されている。この連結部552cは、上記連結軸O3の近傍に位置している。このような構成により、四辺形リンク機構55は、リンクロッド552の両端の連結部552b,552cと、連結軸O2と、連結軸O3とが変形可能な四辺形の頂点をなしている。リンクプレート551が案内溝531bによって一定姿勢を維持することにより、第2の部材51が連結軸O2を中心として回動すると、リンクロッド552および第3の部材52は従動する。このとき、第3の部材52は、第2の部材51に対して、連結軸O3を中心として回動する。
上記構成のメダル払い出し機構5は、図12に表れているように、通常時には、第1ないし第3の部材50,51,52が上記垂直軸を挟んで正面パネル62とは反対側の側面パネル61の内側に折り畳まれて収納された状態(収納状態)にある。具体的には、この収納状態において、第1の部材50と第2の部材51とは、連結軸O2が下方に位置するように折り畳まれている。第2の部材51と第3の部材52とは、連結軸O3が上方に位置するように折り畳まれている。また、このとき、第3の部材52は、基端に対して先端が斜め下方に位置する傾斜状となっており、この第3の部材52の傾斜角度は、側面パネル61がなす部分円錐状の傾斜面の傾斜角度と同程度とされている。
一方、メダル払い出し機構5は、所定のメダル払い出し時には、図16および図17に表れているように、第1ないし第3の部材50,51,52が伸長させられてメダルゲームフィールドMF上まで通じるメダル搬送路を形成する。具体的には、まず、抽選装置4による抽選ゲームが終了すると、中央筐体60が上記垂直軸周りに180度回転し、抽選ゲームを終えたプレイヤの正面にメダル払い出し機構5が向く位置で停止する。次いで、マイクロコンピュータ9が駆動機構54の駆動軸O4に連係する上記モータを制御することにより、駆動軸O4が回転させられ、これにともない第1の部材50は、上記支軸O1を中心として、先端の連結軸O2がプレイヤの方に向けて進出しながら上動するように回動する。
この際、連結軸O2に取り付けられたローラ513、およびローラ514は、スライドガイド53の案内溝531aの一定幅領域において、スライドガイド53を進出させるようにスライド移動させながら上動する(図14参照)。上方に位置するローラ514が上記一定幅領域にあるときには、第2および第3の部材51,52は、一定の姿勢を保っている。
次いで、図15に示すように、ローラ514が案内溝531aの広幅領域に進入すると、ローラ514は、第2の部材51の自重により、溝幅が広がる傾斜面に沿うように案内溝531aの上端に向けて移動する。一方、ローラ513は、案内溝531aの一定幅領域の平面に沿って移動する。そうすると、第2の部材51は、連結軸O2を中心として先端側が下がるように回動する。また、第3の部材52は、上述したように、第2の部材51の回動にともなう四辺形リンク機構55の動作によって、回動する。
次いで、図16に示すように、ローラ514が案内溝531aの幅広領域の上端に到達すると、第1および第2の部材50,51は、長手方向において一直線状となるように伸長した状態(伸長状態)となる。この伸長状態において、第3の部材52は、ほぼ垂直状となっている。そして、第1の部材50の基端から第2の部材51の先端までが一連となった傾斜状のメダル搬送路と、第3の部材52の基端から先端までの垂直状のメダル搬送路とが形成される。
そして、メダル払い出し時には、図示しないメダル貯留部から所定枚数のメダルmが中央筐体60の上端に設けられたボウル67に供給される。当該供給されたメダルmは、ボウル67内を通過して下部開口からガイド部68を介して第1の部材50の基端側の底板501上に落下する。当該落下したメダルmは、傾斜状のメダル搬送路を通過して第2の部材51の先端から放出され、第3の部材52内の垂直状のメダル搬送路を経て、メダルゲームフィールドMFのプッシャゲーム機構3上に払い出される。
本実施形態のゲーム機Aにおいては、メダル払い出し機構5は、支軸O1および連結軸O2を中心としてそれぞれ回動可能に連結された第1および第2の部材50,51が、メダル払い出し時には一連となる伸長状態とされて比較的に長尺な傾斜状のメダル搬送路を形成する一方、通常時には折り畳まれて収納状態とされる。したがって、このような構成のメダル払い出し機構5によれば、メダル払い出し時には十分な長さのメダル搬送路を形成する一方、通常時にはコンパクトに収納しておくことができ、ゲーム機Aの空間の自由度を高めることができる。その結果、センターユニットCUを構成する抽選装置4や中央筐体60等のデザインを邪魔しないように設計することが可能となる。
加えて、メダル払い出し機構5は、第2の部材51の先端に対して支軸O1と平行な連結軸O3を中心として回動可能に連結された筒状の第3の部材52を備えており、この第3の部材52は、伸長状態においては垂直状のメダル搬送路を形成する。このような第3の部材52を備える構成によれば、ボウル67が高い位置に設けられていても、メダル払い出し時には、伸長状態にある第1および第2の部材50,51、ならびに垂直状の第3の部材52を介してメダルゲームフィールドMFにメダルmをスムーズに払い出すことができる。
第1および第2の部材50,51は、直線状に延びるチャンネル状とされているため、これら第1および第2の部材50,51においては、それぞれ、左右の側壁502,512に挟まれた底板501,511の上面501a,511aがメダル搬送路として規定される。そして、底板501,511の上面501a,511a上をメダルmが通過する際には、当該メダルmは、凹凸面が抵抗となって跳ねながら移動する。このため、メダルmの移動速度は、適度に減速される。また、メダルmが凹凸面上を跳ねながら移動する構成は、メダルmが平面上を単に滑って通過する構成に比べて、メダル払い出し時における演出を良好にすることができ、ゲーム機Aの興趣を高めることができる。
第3の部材52の内部には下方傾斜状に延びる複数の邪魔板525が設けられているため、第3の部材52の内部をメダルが落下する際に、当該メダルmは、複数の邪魔板525に順次衝突することになり、当該衝突の度にメダルmの落下速度が減殺される。したがって、ボウル67が高い位置に設けられていても、ボウル67から放出され、第1ないし第3の部材50,51,52を介してメダルゲームフィールドMFに落下するメダルmについて、メダルゲームフィールドMFへ到達する際の速度を適度に減速することができる。これにより、メダルゲームフィールドMFへ落下するメダルmによる衝撃を緩和することができ、メダルゲームフィールドMFの破損を防止することができる。
また、第3の部材52の正面壁523には透明窓524が設けられているため、メダルmの払い出しを受けるプレイヤは、透明窓524を介して、複数の邪魔板525に順次衝突しながら左右に振られて落下するメダルmを見ることができる。したがって、かかる構成によれば、メダル払い出し時における演出を良好にすることができ、このことは、ゲーム機Aの興趣を高めるうえで好適である。
本実施形態のメダル払い出し機構5においては、スライドガイド53を備えていることにより、上述したように、第1の部材50の回動動作にともなう第2の部材51の動作は、適切に規定することができる。また、第1および第2の部材50,51が伸長状態にあるときには、第1ないし第3の部材50,51,52の荷重は、主にローラ513,514を介して進出移動させられたスライドガイド53に支持されることになる。したがって、上記支軸O1において過大なモーメント荷重がかかるのを回避することができ、強度面において有利となる。また、このようなスライドガイド53を備える構成によれば、第1ないし第3の部材50,51,52の荷重を受ける部分が分散されるので、各動作部の損耗を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るゲーム機の各部の具体的な構成は、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。
上記実施形態においては、遊技物としてメダルmを用いたゲーム機Aについて説明したが、本発明に係るゲーム機はこれに限定されるものではなく、たとえば、ぬいぐるみや菓子などの景品を獲得するゲーム機にも適用することができる。
上記実施形態では、メダル(遊技物)払い出し時には、ボウル(遊技物導入部)を通過したメダルが下部開口を通じてメダル払い出し機構5に放出される構成とされているが、これに限定されるものではない。本発明でいう遊技物導入部としては、遊技物を一旦貯留し、当該貯留された遊技物を一斉に遊技物払い出し機構に放出するように構成することもできる。たとえば、遊技物導入部を、内部に遊技物を貯留することができ、かつ回動可能に軸支されたバケットとしておき、当該バケットを回動させることによって遊技物を遊技物払い出し機構に放出するように構成してもよい。また、これに代えて、底部を開閉制御可能なバケットとしておき、底部を開状態とすることによって内部に貯留された遊技物を遊技物払い出し機構に放出するように構成してもよい。
本発明に係るゲーム機の一実施形態の全体外観図である。 図1に示すゲーム機の電気的構成を示すブロック図である。 図1に示すゲーム機のゲームフィールドの構成例を示す概略正面図である。 図3に示される構成の部分縦断面図である。 図1に示すゲーム機の要部正面図である。 転動用部材の取り付け状態を説明するための要部側面図である。 転動用部材の取り付け状態を説明するための要部平面図である。 図5のVIII−VIII線に沿う部分断面図である。 図1に示すゲーム機の要部縦断面図である。 図1に示すゲーム機の要部縦断面図である。 ボール投入機構の作動を説明するための要部縦断面図である。 メダル払い出し機構の一例を示す概略側面図である。 メダル払い出し機構の一例を示す概略正面図である。 メダル払い出し機構の作動を説明するための概略側面図である。 メダル払い出し機構の作動を説明するための概略側面図である。 メダル払い出し機構の作動を説明するための概略側面図である。 メダル払い出し機構の作動を説明するための概略正面図である。
符号の説明
A ゲーム機
b ボール
m メダル(遊技物)
CU センターユニット
MF メダルゲームフィールド(フィールド)
O1 支軸
O2 連結軸(第1の連結軸)
O3 連結軸(第2の連結軸)
O4 駆動軸
5 メダル払い出し機構(遊技物払い出し機構)
50 第1の部材
51 第2の部材
52 第3の部材
53 スライドガイド
54 駆動機構
55 四辺形リンク機構
67 ボウル(遊技物導入部)
501 底板(第1の部材の)
501a (底板の)上面
502 側壁(第1の部材の)
511 底板(第2の部材の)
511a (底板の)上面
512 側壁(第2の部材の)
513 ローラ(第2のローラ)
514 ローラ(第1のローラ)
521 底板(第3の部材の)
522 側壁(第3の部材の)
523 正面壁
524 透明窓
525 邪魔板
531a 案内溝
541 駆動シャフト(駆動部材)
542 ロッド
551 リンクプレート
552 リンクロッド
552b 連結部(リンクロッドの)
552c 連結部(リンクロッドの)

Claims (8)

  1. 遊技物導入部からその下方に位置する所定のフィールドに遊技物の払い出しを行う遊技物払い出し機構を備えたゲーム機であって、
    上記遊技物払い出し機構は、上記遊技物導入部の直下位置において横方向の支軸を中心として基端が回動可能に支持された第1の部材と、この第1の部材の先端に対して上記支軸と平行な第1の連結軸を中心として基端が回動可能に連結された第2の部材と、を含んで構成されているとともに、
    上記第1および第2の部材は、上記第1の連結軸が下方に位置するように折り畳まれる収納状態と、第1の部材の基端から第2の部材の先端までが一連となって傾斜状の遊技物搬送路を形成する伸長状態と、をとりうるように構成されていることを特徴とする、ゲーム機。
  2. 上記遊技物払い出し機構は、上記第2の部材の先端に対して上記支軸と平行な第2の連結軸を中心として基端が回動可能に連結された第3の部材を含んで構成されており、
    上記第3の部材は、筒状とされているとともに、上記収納状態においては、基端に対して先端が斜め下方に位置する傾斜状となる一方、上記伸長状態においては、ほぼ垂直状となって、上記第2の部材の先端から放出される遊技物を落下可能とされている、請求項1に記載のゲーム機。
  3. 上記第1および第2の部材は、それぞれ、底板と、左右の側壁とを有して直線状に延びるチャンネル状をしており、
    各底板の上面は、長手方向に凹部と凸部が交互に連続する凹凸面とされている、請求項1または2に記載のゲーム機。
  4. 上記第3の部材は、底板と、左右の側壁と、正面壁とを有する矩形断面をしていて直線状に延びる筒状をしており、
    上記左右の側壁には、対向壁に向かって下方傾斜状に延びる複数の邪魔板がこの第3の部材の基端から先端にかけて交互に設けられている、請求項2または3に記載のゲーム機。
  5. 上記第3の部材の上記正面壁には、透明窓が設けられている、請求項4に記載のゲーム機。
  6. 上記支軸と直交する水平方向に平行移動可能なスライドガイドをさらに備えているとともに、このスライドガイドには、上下方向に延びるとともに、上端付近で溝幅が広がる案内溝が形成されている一方、
    上記第1の連結軸もしくはその付近に取り付けた第1のローラと、上記第2の部材に取付けた第2のローラとが上記案内溝に係合させられており、
    上記収納状態にある上記第1の部材を上記支軸を中心として回動させると、上記第1のローラが上記スライドガイドを移動させつつ上記案内溝内を上動し、上記第1のローラが上記案内溝の上端にいたった状態において、上記第2のローラが上記案内溝の幅広部に係止されて上記第1および第2の部材が上記伸長状態に保持される、請求項1ないし5のいずれかに記載のゲーム機。
  7. 上記第1の連結軸周りに回動可能であり、かつ一定姿勢をとるリンクプレートと、一端が上記リンクプレートに回動可能に連結され、上記第3の部材における上記第2の連結軸の近傍に他端が回動可能に連結されたリンクロッドとをさらに備え、このリンクロッドの両端の連結部と、上記第1の連結軸と、上記第2の連結軸とが変形可能な四辺形の頂点をなす機構を構成することにより、上記第3の部材の上記収納状態における姿勢ないし上記伸長状態における姿勢を規定する、請求項2ないし6のいずれかに記載のゲーム機。
  8. 上記第1の部材の中間部において一端が回動可能に連結されたロッドと、このロッドの他端部を回動可能に連結し、かつ、駆動軸を中心として回転可能な駆動部材とを有する駆動機構を備え、上記駆動軸を回転させることにより上記第1の部材を上記支軸を中心として回動させる、請求項1ないし7のいずれかに記載のゲーム機。
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