JPH1176365A - バイアル用ゴム栓 - Google Patents
バイアル用ゴム栓Info
- Publication number
- JPH1176365A JPH1176365A JP9235755A JP23575597A JPH1176365A JP H1176365 A JPH1176365 A JP H1176365A JP 9235755 A JP9235755 A JP 9235755A JP 23575597 A JP23575597 A JP 23575597A JP H1176365 A JPH1176365 A JP H1176365A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top surface
- leg
- rubber
- rubber stopper
- legs
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 穿刺針を刺通したときにコアリングの発生を
防ぐことのできるゴム栓を提供する。また、薬剤保存中
等にゴム栓から薬剤に不純物が混入する虞が無くかつコ
アリングの発生を防ぐことのできるゴム栓を提供する。 【解決手段】 ゴム栓は、天面１と脚２を有しており、
脚２より内側の天面下面１１には穿刺針の刺通によって
圧縮されたゴムの逃げ場１２、１３が設けられている。
ここで、脚２および脚２より内側の天面下面１１には、
フッ素系樹脂フィルム４がラミネートされていてもよ
い。
防ぐことのできるゴム栓を提供する。また、薬剤保存中
等にゴム栓から薬剤に不純物が混入する虞が無くかつコ
アリングの発生を防ぐことのできるゴム栓を提供する。 【解決手段】 ゴム栓は、天面１と脚２を有しており、
脚２より内側の天面下面１１には穿刺針の刺通によって
圧縮されたゴムの逃げ場１２、１３が設けられている。
ここで、脚２および脚２より内側の天面下面１１には、
フッ素系樹脂フィルム４がラミネートされていてもよ
い。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は注射用医薬品を製剤
して封入するためのバイアル用ゴム栓に関する。
して封入するためのバイアル用ゴム栓に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、バイアルに使用するゴム栓は、ゴ
ム栓の中に加硫促進剤その他の配合剤等が含有されてい
るので、製造工程中や薬剤保存中にゴム栓から薬剤に不
純物が混入する虞があり、この様な問題を解決するため
に、医薬品と接触する脚部にフッ素樹脂等がラミネート
されたゴム栓が提案されている（実開昭５８−２９９３
９号公報、特開昭５９−５０４６号公報、特開昭６１−
２７２１３４号公報等）。しかしながら、従来のゴム
栓、特に脚部にフッ素系樹脂等をラミネートしたゴム栓
は、ゴム栓に穿刺針を刺通したときに針によりコアリン
グが生じるという問題があった。
ム栓の中に加硫促進剤その他の配合剤等が含有されてい
るので、製造工程中や薬剤保存中にゴム栓から薬剤に不
純物が混入する虞があり、この様な問題を解決するため
に、医薬品と接触する脚部にフッ素樹脂等がラミネート
されたゴム栓が提案されている（実開昭５８−２９９３
９号公報、特開昭５９−５０４６号公報、特開昭６１−
２７２１３４号公報等）。しかしながら、従来のゴム
栓、特に脚部にフッ素系樹脂等をラミネートしたゴム栓
は、ゴム栓に穿刺針を刺通したときに針によりコアリン
グが生じるという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、如上の事情
に鑑みてなされたもので、穿刺針を刺通したときにコア
リングの発生を防ぐことのできるゴム栓を提供すること
を目的とする。また、薬剤保存中等にゴム栓のゴムから
薬剤に不純物が混入する虞が無く、かつコアリングを防
止できるゴム栓を提供することを目的とする。
に鑑みてなされたもので、穿刺針を刺通したときにコア
リングの発生を防ぐことのできるゴム栓を提供すること
を目的とする。また、薬剤保存中等にゴム栓のゴムから
薬剤に不純物が混入する虞が無く、かつコアリングを防
止できるゴム栓を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、鋭意検討の結果、従来のゴム栓の平坦
な天面部下面に、ゴム栓が穿刺針で刺通されたときに圧
縮されたゴムの逃げ場を設けることに想到し、本発明を
完成した。すなわち、本発明は、フランジを有する天面
と該天面から垂設された脚を有してなるバイアル用ゴム
栓において、脚より内側の天面下面に穿刺針の刺通によ
って圧縮されたゴムの逃げ場が設けられたことを特徴と
するものである。圧縮されたゴムの逃げ場を設けるため
には、脚より内側の天面下面を凸面に形成しても、該脚
に隣接して環状の溝を設けてもよい。また、ゴム栓の脚
および脚より内側の天面下面にはフッ素系樹脂フィルム
がラミネートされていてもよい。
解決するために、鋭意検討の結果、従来のゴム栓の平坦
な天面部下面に、ゴム栓が穿刺針で刺通されたときに圧
縮されたゴムの逃げ場を設けることに想到し、本発明を
完成した。すなわち、本発明は、フランジを有する天面
と該天面から垂設された脚を有してなるバイアル用ゴム
栓において、脚より内側の天面下面に穿刺針の刺通によ
って圧縮されたゴムの逃げ場が設けられたことを特徴と
するものである。圧縮されたゴムの逃げ場を設けるため
には、脚より内側の天面下面を凸面に形成しても、該脚
に隣接して環状の溝を設けてもよい。また、ゴム栓の脚
および脚より内側の天面下面にはフッ素系樹脂フィルム
がラミネートされていてもよい。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図１は本発明の一実施例を示す縦
断面図であり、図２は他の実施例を示す縦断面図であ
る。図１および図２に示すように、本発明のゴム栓は、
天面１と脚２を有しており、脚２より内側の天面下面１
１には穿刺針の刺通によって圧縮されたゴムの逃げ場が
設けられている。圧縮されたゴムの逃げ場を設けるため
には、脚２より内側の天面下面１１を凸面１２に形成し
ても、この脚２に隣接して環状溝１３を設けてもよい。
また、ゴム栓の脚２および脚より内側の天面下面１１に
フッ素系樹脂フィルム４がラミネートされていてもよ
い。
に基づいて説明する。図１は本発明の一実施例を示す縦
断面図であり、図２は他の実施例を示す縦断面図であ
る。図１および図２に示すように、本発明のゴム栓は、
天面１と脚２を有しており、脚２より内側の天面下面１
１には穿刺針の刺通によって圧縮されたゴムの逃げ場が
設けられている。圧縮されたゴムの逃げ場を設けるため
には、脚２より内側の天面下面１１を凸面１２に形成し
ても、この脚２に隣接して環状溝１３を設けてもよい。
また、ゴム栓の脚２および脚より内側の天面下面１１に
フッ素系樹脂フィルム４がラミネートされていてもよ
い。
【０００６】ゴム栓は、フランジ３を有する天面１と、
この天面１から垂設された脚２を有しており、脚２より
内側の天面下面１１には、穿刺針（図示していない）の
刺通によって圧縮されたゴムの逃げ場が設けられてい
る。このゴムの逃げ場を設けるためには、天面下面１１
を凸面１２に形成してもよく（凸面１２と脚１２の境界
に溝ができる）、また、脚２に隣接して環状溝１３を設
けてもよい。この様な凸面１２または環状溝１３を設け
ることにより、ゴム栓に穿刺針を刺通した時に、穿刺針
の刺通によって圧縮されたゴムが凸面１２と脚１２の境
界の溝または環状溝１３に逃げるので、穿刺針によるゴ
ム栓のコアリングが生じ難くなる。
この天面１から垂設された脚２を有しており、脚２より
内側の天面下面１１には、穿刺針（図示していない）の
刺通によって圧縮されたゴムの逃げ場が設けられてい
る。このゴムの逃げ場を設けるためには、天面下面１１
を凸面１２に形成してもよく（凸面１２と脚１２の境界
に溝ができる）、また、脚２に隣接して環状溝１３を設
けてもよい。この様な凸面１２または環状溝１３を設け
ることにより、ゴム栓に穿刺針を刺通した時に、穿刺針
の刺通によって圧縮されたゴムが凸面１２と脚１２の境
界の溝または環状溝１３に逃げるので、穿刺針によるゴ
ム栓のコアリングが生じ難くなる。
【０００７】ここで、薬剤保存中等におけるゴム栓から
薬剤への不純物の混入を防ぐために、脚２および脚２よ
り内側の天面下面１１、好ましくはバイアル（図示して
いない）に薬剤を収容し打栓したときにゴム栓が内部に
収容された薬剤と接触する部分、すなわち脚２の外側の
一部を除く部分と脚２より内側の天面下面１１には、耐
薬品性の良いフッ素系樹脂、例えばポリテトラフルオロ
エチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリふっ
化ビニリデン、ポリふっ化ビニル、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ふっ化エチ
レン−プロピレン共重合体、ふっ素化エチレンプロピレ
ン等から形成されたフィルム４がラミネートされていて
もよい。
薬剤への不純物の混入を防ぐために、脚２および脚２よ
り内側の天面下面１１、好ましくはバイアル（図示して
いない）に薬剤を収容し打栓したときにゴム栓が内部に
収容された薬剤と接触する部分、すなわち脚２の外側の
一部を除く部分と脚２より内側の天面下面１１には、耐
薬品性の良いフッ素系樹脂、例えばポリテトラフルオロ
エチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリふっ
化ビニリデン、ポリふっ化ビニル、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ふっ化エチ
レン−プロピレン共重合体、ふっ素化エチレンプロピレ
ン等から形成されたフィルム４がラミネートされていて
もよい。
【０００８】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明のゴム栓を採用することにより、穿刺針の刺
通によるゴム栓のコアリングを防止することができる。
また、収容された薬剤と接触する部分にふっ素系樹脂の
フィルムをラミネートすることにより、薬剤保存中等に
おけるゴム栓から薬剤への不純物の混入を防ぐことがで
きる。
に、本発明のゴム栓を採用することにより、穿刺針の刺
通によるゴム栓のコアリングを防止することができる。
また、収容された薬剤と接触する部分にふっ素系樹脂の
フィルムをラミネートすることにより、薬剤保存中等に
おけるゴム栓から薬剤への不純物の混入を防ぐことがで
きる。
【図１】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
１ 天面 １２ 凸面 １３ 環状溝 ２ 脚 ４ フィルム
Claims (4)
- 【請求項１】 フランジを有する天面と該天面から垂設
された脚を有してなるゴム栓において、脚より内側の天
面下面に穿刺針の刺通によって圧縮されたゴムの逃げ場
が設けられたことを特徴とするバイアル用ゴム栓。 - 【請求項２】 脚より内側の天面下面が凸面に形成され
たことを特徴とする請求項１に記載のバイアル用ゴム
栓。 - 【請求項３】 脚より内側の天面下面に該脚に隣接して
環状の溝が設けられたことを特徴とする請求項１に記載
のバイアル用ゴム栓。 - 【請求項４】 脚および脚より内側の天面下面にフッ素
系樹脂フィルムがラミネートされてなる請求項１に記載
のバイアル用ゴム栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9235755A JPH1176365A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | バイアル用ゴム栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9235755A JPH1176365A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | バイアル用ゴム栓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1176365A true JPH1176365A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=16990761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9235755A Pending JPH1176365A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | バイアル用ゴム栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1176365A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003126252A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-05-07 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 注射器用薬液カートリッジ及び注射器 |
| JP2005095219A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Fukai Kogyo Kk | 医療用ゴム栓 |
| JP2011079574A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Yuitto:Kk | 液体保存容器 |
Citations (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52113054U (ja) * | 1976-02-20 | 1977-08-27 | ||
| JPS55180441U (ja) * | 1979-06-06 | 1980-12-25 | ||
| JPS60163933U (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-31 | 釜屋化学工業株式会社 | 輸液容器用栓体 |
| JPS60251041A (ja) * | 1985-03-26 | 1985-12-11 | ダイキン工業株式会社 | ラミネ−トゴム栓 |
| JPS6131441U (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-25 | 株式会社 大協ゴム精工 | 樹脂ラミネ−ト医薬品用ゴム栓 |
| JPS6217545U (ja) * | 1985-07-15 | 1987-02-02 | ||
| JPS6329675A (ja) * | 1986-07-19 | 1988-02-08 | 株式会社三洋物産 | パチンコ遊技機 |
| JPS6377456A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-07 | 株式会社大協精工 | 医療・医薬用ゴム製品 |
| JPH02136139A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-24 | Showa Rubber Kk | 医薬品容器用のゴム栓 |
| JPH07323072A (ja) * | 1994-05-31 | 1995-12-12 | Daikyo Seiko:Kk | 医薬品用積層ゴム栓 |
-
1997
- 1997-09-01 JP JP9235755A patent/JPH1176365A/ja active Pending
Patent Citations (10)
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| JPH02136139A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-24 | Showa Rubber Kk | 医薬品容器用のゴム栓 |
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| JP2003126252A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-05-07 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 注射器用薬液カートリッジ及び注射器 |
| JP2005095219A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Fukai Kogyo Kk | 医療用ゴム栓 |
| JP2011079574A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Yuitto:Kk | 液体保存容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060609 |