JPH1176223A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH1176223A
JPH1176223A JP9240043A JP24004397A JPH1176223A JP H1176223 A JPH1176223 A JP H1176223A JP 9240043 A JP9240043 A JP 9240043A JP 24004397 A JP24004397 A JP 24004397A JP H1176223 A JPH1176223 A JP H1176223A
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ray
detector
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JP9240043A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Ihira
和史 伊平
Yasuo Saito
泰男 斉藤
Hiroaki Miyazaki
博明 宮崎
Tatsuro Suzuki
達郎 鈴木
Katsuyuki Taguchi
克行 田口
Koichi Muraki
宏一 村木
Hiroshi Aradate
博 荒舘
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチスライス方式のX線CT装置により形
成されるスキャノグラム像の画質を改善する。 【解決手段】 コンソール7が、スキャノグラム像の収
集が終了するまでの間、寝台1に載置された被写体の体
軸方向に沿って例えば4列のX線検出器列3a〜3dを
有するX線検出器3の、例えば1/2検出器列幅分ずつ
寝台1を移動制御し、その都度各検出器列3a〜3dか
らの収集データを収集して列方向に束ねる加算処理を行
う。そして、この列方向に加算処理された各加算データ
に基づいて、X線検出器3の列方向の中心位置を体軸方
向の位置としてスキャノグラム像を形成し、これを画像
表示部8に供給する。これにより、収集データのデータ
量に対するノイズ量の割合を少なくすることができ、ス
キャノグラム像の画質を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の体軸方向
に複数の検出器列を備えたX線検出器を有する、いわゆ
るマルチスライス方式のX線CT装置に関し、特に薄い
スライス厚に制御して各検出器列により収集された収集
データからスキャノグラム像を形成した際に、この収集
データのデータ量に対してノイズ量が大きくなることに
より生ずるスキャノグラム像の画質の劣化を防止して、
良好な画質のスキャノグラム像を得ることを可能とした
X線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図14に示すように寝台100に
載置された被写体に対してX線管球101からX線を曝
射することにより形成されたX線像を、被写体の体軸方
向に対して直交する方向に一列に並設された例えば10
00チャンネルのX線検出器102により検出するシン
グルスライス用のX線CT装置(シングルスライスCT
装置)が知られている。このシングルスライスCT装置
では、撮影位置を決定するために、断面像の撮影前に予
めスキャノグラム像の撮影を行うようになっている。
【0003】具体的には、X線管球101とX線検出器
102を固定したうえで、寝台100を移動しながらX
線の曝射を行い、図15(a)に示すようにこれにより
X線検出器102から連続的に得られた収集データに応
じた濃淡を、同図(b)に示すように対応する体軸方向
位置に表示することにより、被写体の1方向からの投影
像であるスキャノグラム像を形成するようになってい
る。
【0004】ここで、このようなシングルスライスCT
装置に対して、図16に示すように寝台100に載置さ
れた被写体に対してX線管球101からX線を曝射する
ことにより形成されたX線像を、被写体の体軸方向に沿
って複数列(例えば4列)設けられた検出器列105a
〜105dを有するX線検出器105により検出するマ
ルチスライス用のX線CT装置(マルチスライスCT装
置)が知られている。
【0005】このマルチスライスCT装置においても、
シングルスライスCT装置と同様に断面像の撮影前に、
X線管球101とX線検出器105を固定したうえで、
寝台100を移動しながらX線の曝射を行い、図17に
示すようにデータを収集してスキャノグラム像を形成す
るようになっている。そして、このスキャノグラム像を
用いて、撮影範囲やスキャン条件を設定し、このスキャ
ン計画に従ってスキャンを行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマルチ
スライスCT装置は、薄いスライス厚によりデータを収
集し、これに基づいてスキャノグラム像を形成した場
合、各検出器列で収集したデータのデータ量に対してノ
イズ量の割合が大きくなり、十分な画質のスキャノグラ
ム像を形成できない問題があった。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、薄いスライス厚でデータの収集を行った場合
でも、十分な画質のスキャノグラム像を形成可能なマル
チスライス方式のX線CT装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るX線CT装
置は、寝台に載置された被検体に対してX線を曝射する
X線発生手段と、前記被検体の体軸方向に直交する方向
に並設された複数のX線検出素子からなる検出器列が、
前記被検体の体軸方向に沿って複数列設けられたマルチ
スライス用のX線検出器を有するX線CT装置である。
【0009】そして、上述の課題を解決するために、各
検出器列で収集された収集データをX線検出器の列方向
に加算処理し、或いはビュー方向に加算処理し、或いは
列方向及びビュー方向に加算処理してすることで、いく
つかの収集データを束ねてスキャノグラム像を形成す
る。これにより、ノイズ低減及び解像度の向上を図るこ
とができ、スキャノグラム像の画質を改善することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るX線CT装置
の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細
に説明する。本発明に係るX線CT装置は、マルチスラ
イス用のX線CT装置(マルチスライスCT装置)に適
用することができる。
【0011】この第1の実施の形態のマルチスライスC
T装置は、図1に示すように被検体(被写体)が載置さ
れる寝台1と、寝台1に載置された被写体に対してX線
を曝射するX線管球2と、X線管球2から被写体に対し
てX線が曝射されることで形成されたX線像の取り込み
を行うマルチスライス用のX線検出器3とを有してい
る。X線管球2及びX線検出器3は、図示しない架台に
被写体を中心として相対向し、かつ、この位置関係を維
持したたまま架台の内周を回転するように設けられてい
る。
【0012】マルチスライス用のX線検出器3は、被写
体の体軸方向(架台の回転軸方向)に沿って設けられた
例えば4列分の検出器列3a〜3dを有している。な
お、この各検出器列3a〜3dは、それぞれ被写体の体
軸方向に直交する方向に沿って並設された例えば100
0チャンネル分のX線検出素子で形成されている。
【0013】また、当該マルチスライスCT装置は、寝
台1を被写体の体軸方向に移動制御すると共に架台の回
転駆動等の制御を行う架台・寝台制御部4と、X線管球
5を所定の管電圧で曝射駆動するX線制御・高電圧発生
部5と、X線検出器3の各検出器列3a〜3dで取り込
まれたX線像に対応する収集データの収集を行うデータ
収集部6と、操作者の指示に応じて架台・寝台制御部4
及びX線制御・高電圧発生部5を制御すると共に、デー
タ収集部6により収集された収集データに基づいて、ス
キャノグラム像或いは撮影画像を形成して画像表示部8
に供給するコンソール7とを有している。
【0014】次に、このような構成を有する当該第1の
実施の形態のマルチスライスCT装置の動作説明をす
る。
【0015】まず、このようなマルチスライスCT装置
で被写体の撮影を行う場合、スキャノグラム像の撮影を
行い、このスキャノグラム像に基づいて、撮影範囲やス
キャン条件の設定を行う。このスキャノグラム像の撮影
の指定は、操作者が、コンソール7に設けられている操
作部を操作して行う。
【0016】コンソール7は、このスキャノグラム像の
撮影が指示されると、X線管球2及びX線検出器3が回
転しないように架台を固定制御し、この状態で少量のX
線が連続的に被写体に対して曝射されるようにX線制御
・高電圧発生部5を介してX線管球2を曝射制御すると
共に、操作者により指定されたスキャノグラム像の撮影
範囲の撮影開始位置から撮影終了位置までの間、所定速
度で寝台1が移動するように架台・寝台制御部4を介し
て寝台1を移動制御する。
【0017】具体的には、この第1の実施の形態のマル
チスライスCT装置におけるスキャノグラム像の形成の
際の処理を「第1の列方向束ね処理」と呼ぶとすると、
この処理は、図2のフローチャートで示すルーチンに従
って実行されるようになっている。
【0018】すなわち、このフローチャートは、操作者
によりスキャノグラム像の撮影が指示されることにより
スタートとなりステップS1に進む。ステップS1で
は、コンソール7が、前記スキャノグラム像の撮影範囲
の撮影開始位置での第1回目のX線の曝射を行うように
X線管球2を曝射制御すると共に、データ収集部6が、
このX線の曝射によりX線検出器3の各検出器列3a〜
3dで取り込まれた4列分の収集データを収集してステ
ップS2に進む。
【0019】ステップS2では、データ収集部6が、各
検出器列3a〜3dから取り込んだ4列分の収集データ
を加算処理してステップS3に進む。この加算処理によ
り、各検出器列3a〜3dからの収集データは、X線検
出器3の列方向に束ねられる(加算される)こととな
る。
【0020】ステップS3では、データ収集部6が、こ
の加算処理により形成された加算データをコンソール7
に供給する。コンソール7は、この第1回目の収集デー
タの収集により形成された加算データを、nビュー目の
加算データとして取り込むと共に、次に供給を受けるべ
き加算データを、n+1ビュー目の加算データとなるよ
うにカウンタをインクリメントしてステップS4に進
む。
【0021】ステップS4では、コンソール7が、寝台
1の現在位置を検出することにより、操作者により指定
された撮影範囲のスキャノグラム像の収集が終了したか
否かを判別し、スキャノグラム像の収集が終了していな
い場合にはステップS1に戻り、スキャノグラム像の収
集が終了した場合には、当該図2のフローチャートに示
す第1の列方向束ね処理の全ルーチンを終了する。
【0022】続いて、ステップS1に戻った場合には、
コンソール7が、例えば第1の検出器列3aの幅の半分
の幅分(1/2ピッチ分)だけ寝台1を移動制御すると
共に、データ収集部6が、この移動制御した寝台1のポ
ジションでX線検出器3の各検出器列3a〜3dから得
られた収集データを取り込んでステップS2に進む。ス
テップS2では、この各収集データをそれぞれ前記列方
向に束ねてコンソール7に供給しステップS3に進む。
ステップS3では、コンソール7が、この加算データを
n+1ビュー目の加算データとして取り込むと共に、次
に供給を受けるべき加算データを、n+2ビュー目の加
算データとなるようにカウンタをインクリメントしてス
テップS4に進む。そして、ステップS4において、コ
ンソール7が、スキャノグラム像の収集が終了したか否
かを判別し、スキャノグラム像の収集が終了していない
場合にはステップS1に戻り、今度はn+2ビュー目の
加算データの収集を行う。
【0023】このように第1の列方向束ね処理において
は、スキャノグラム像の収集が終了するまでの間、例え
ば検出器列の1/2ピッチ分ずつ寝台1を移動制御し、
その都度各検出器列3a〜3dからの収集データを収集
して列方向に束ねる加算処理を行う。これにより、スキ
ャノグラム像の収集が終了するまでの間、図3に示すよ
うに右斜線で示すnビュー目の加算データ、左斜線で示
すn+1ビュー目の加算データ、クロス斜線で示すn+
2ビュー目の加算データ、黒の塗り潰しで示すn+3ビ
ュー目の加算データ・・・の順に各加算データがコンソ
ール7に供給されることとなる。
【0024】コンソール7は、図3中点線で示すように
各ビューで収集した前記列方向に加算処理された各加算
データに基づいて、X線検出器3の列方向の中心位置を
体軸方向の位置としてスキャノグラム像を形成し、これ
を画像表示部8に供給する。
【0025】これにより、薄いスライス厚の各検出器列
3a〜3dで収集された収集データのデータ量に対する
ノイズ量の割合を少なくすることができ、シングルスラ
イスCT装置で収集したスキャノグラム像と同等の解像
度及びノイズ特性を有するスキャノグラム像を形成して
画像表示部8に表示することができる。
【0026】操作者は、このように画像表示部8に表示
されたスキャノグラム像に基づいて、撮影範囲やスキャ
ン条件を決め、これをコンソール7を操作して設定す
る。これにより、コンソール7等の制御により例えば寝
台1を所定の速度で移動制御すると共に、架台を回転駆
動してX線の曝射を行いX線像を収集する、いわゆるヘ
リカルスキャン等により撮影が行われることとなる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態のマルチ
スライスCT装置の説明をする。
【0028】上述の第1の実施の形態のマルチスライス
CT装置は、寝台1を検出器列幅の1/2ピッチ分ずつ
移動制御するものであったが、この第2の実施の形態の
マルチスライスCT装置は、寝台1を4つの検出器列幅
分ずつ移動制御しながら収集データの収集を行いスキャ
ノグラム像を形成するようにしたものである。
【0029】なお、この第2の実施の形態のマルチスラ
イスCT装置は、この点のみが第1の実施の形態のマル
チスライスCT装置と異なるため、以下の説明では、こ
の差異の説明のみ行い、重複した説明は省略することと
する。
【0030】すなわち、この第2の実施の形態のマルチ
スライスCT装置で行うスキャノグラム像の形成の際の
処理を「第2の列方向束ね処理」と呼ぶとすると、この
処理は、図4のフローチャートで示すルーチンに従って
実行されるようになっている。
【0031】このフローチャートは、操作者によりスキ
ャノグラム像の撮影が指示されることによりスタートと
なりステップS11に進む。ステップS11では、コン
ソール7が、前記スキャノグラム像の撮影範囲の撮影開
始位置での第1回目のX線の曝射を行うようにX線管球
2を曝射制御すると共に、データ収集部6が、このX線
の曝射によりX線検出器3の各検出器列3a〜3dで取
り込まれた4列分の収集データを収集してステップS1
2に進む。
【0032】ステップS12では、データ収集部6が、
第1、第2の検出器列3a、3bから取り込んだ2列分
の収集データを加算処理すると共に、第3、第4の検出
器列3c、3dから取り込んだ2列分の収集データを加
算処理してステップS13に進む。この加算処理によ
り、第1、第2の検出器列3a、3bから取り込んだ2
列分の収集データ、及び第3、第4の検出器列3c、3
dから取り込んだ2列分の収集データがそれぞれX線検
出器3の列方向に束ねられる(加算される)こととな
る。なお、この加算処理は、各検出器列3a〜3dから
と取り込んだ4列分の収集データを全て加算処理するよ
うにしてもよい。
【0033】ステップS13では、データ収集部6が、
この加算処理により形成された各加算データをコンソー
ル7に供給する。コンソール7は、この第1回目の収集
データの収集により形成された各加算データを、nビュ
ー目の1列目及び2列目の加算データとして取り込むと
共に、次に供給を受けるべき加算データを、n+1ビュ
ー目の加算データとなるようにカウンタをインクリメン
トしてステップS14に進む。
【0034】ステップS14では、コンソール7が、寝
台1の現在位置を検出することにより、操作者により指
定された撮影範囲のスキャノグラム像の収集が終了した
か否かを判別し、スキャノグラム像の収集が終了してい
ない場合にはステップS11に戻り、スキャノグラム像
の収集が終了した場合には、当該図4のフローチャート
に示す第2の列方向束ね処理の全ルーチンを終了する。
【0035】続いて、ステップS11に戻った場合に
は、コンソール7が、4列の検出器列分寝台1を移動制
御する(1列分の検出器列の幅をtmmとした場合に
(tmm×4)/ビュー分寝台1を移動制御する)と共
に、データ収集部6が、この移動制御した寝台1のポジ
ションでX線検出器3の各検出器列3a〜3dから得ら
れた収集データを取り込んでステップS12に進む。ス
テップS12では、この各収集データのうち、第1、第
2の検出器列3a、3b及び第3、第4の検出器列3
c、3dをそれぞれ前記列方向に束ねてコンソール7に
供給しステップS13に進む。ステップS13では、コ
ンソール7が、この各加算データをn+1ビュー目の1
列目及び2列目の各加算データとして取り込むと共に、
次に供給を受けるべき加算データを、n+2ビュー目の
加算データとなるようにカウンタをインクリメントして
ステップS14に進む。そして、ステップS14におい
て、コンソール7が、スキャノグラム像の収集が終了し
たか否かを判別し、スキャノグラム像の収集が終了して
いない場合にはステップS11に戻り、今度はn+2ビ
ュー目の加算データの収集を行う。
【0036】このように第2の列方向束ね処理において
は、スキャノグラム像の収集が終了するまでの間、例え
ば4つの検出器列の幅分ずつ寝台1を移動制御し、その
都度各検出器列3a〜3dからの収集データを収集して
列方向に束ねる加算処理を行う。これにより、スキャノ
グラム像の収集が終了するまでの間、図5に示すように
右斜線及び左斜線で示すnビュー目の1列目及び2列目
の各加算データ、右斜線及び左斜線で示すn+1ビュー
目の1列目及び2列目の各加算データ、右斜線及び左斜
線で示すn+2ビュー目の1列目及び2列目の各加算デ
ータ、右斜線及び左斜線で示すn+3ビュー目の1列目
及び2列目の各加算データ・・・の順に各加算データが
コンソール7に供給されることとなる。
【0037】コンソール7は、図5中点線で示すように
各ビューで収集した前記列方向に加算処理された各加算
データに基づいて、X線検出器3の列方向の中心位置を
体軸方向の位置としてスキャノグラム像を形成し、これ
を画像表示部8に供給する。
【0038】これにより、上述の第1の実施の形態のマ
ルチスライスCT装置と同様に、シングルスライスCT
装置で収集したスキャノグラム像と同等の解像度及びノ
イズ特性を有するスキャノグラム像を形成して画像表示
部8に表示することができる。また、1回のビュー毎の
寝台の移動量が第1の実施の形態のマルチスライスCT
装置よりも多いため、指定された撮影範囲のスキャノグ
ラム像の撮影を短時間で終了することができ、この分、
患者の被曝量を低減することができ、当該マルチスライ
スCT装置の安全性の向上を図ることができる。
【0039】次に、本発明の第3の実施の形態のマルチ
スライスCT装置の説明をする。
【0040】上述の各実施の形態のマルチスライスCT
装置は、検出器列の列方向に収集データを加算処理する
ものであったが、この第3の実施の形態のマルチスライ
スCT装置は、この列方向と直交する方向であるビュー
方向に収集データを加算処理するようにしたものであ
る。
【0041】なお、この第3の実施の形態のマルチスラ
イスCT装置は、この点のみが第1、第2の実施の形態
のマルチスライスCT装置と異なるため、以下の説明で
は、この差異の説明のみ行い、重複した説明は省略する
こととする。
【0042】すなわち、この第3の実施の形態のマルチ
スライスCT装置で行うスキャノグラム像の形成の際の
処理を「第1のビュー方向束ね処理」と呼ぶとすると、
この処理は、図6のフローチャートに示すルーチンに従
って実行されるようになっている。
【0043】このフローチャートは、操作者によりスキ
ャノグラム像の撮影が指示されることによりスタートと
なりステップS21に進む。ステップS21では、コン
ソール7が、前記スキャノグラム像の撮影範囲の撮影開
始位置から一つの検出器列の幅分ずつ寝台1を4回(全
検出器列の幅分)移動制御すると共に、この移動毎にX
線の曝射を行うようにX線管球2を曝射制御する。ま
た、データ収集部6が、この移動毎のX線の曝射により
X線検出器3の各検出器列3a〜3dで取り込まれたn
ビュー〜n+3ビューの各収集データをコンソール7に
供給してステップS22に進む。これにより、コンソー
ル7には、図7に示すように各ビュー毎に撮影位置が1
検出器列幅分ずつずれた各検出器列3a〜3dの収集デ
ータが収集されることとなる。
【0044】ここで、このnビュー〜n+3ビューの各
収集データのうち、nビュー目で第1の検出器列3aで
検出された収集データ、n+1ビュー目で第2の検出器
列3bで検出された収集データ、n+2ビュー目で第3
の検出器列3cで検出された収集データ、及びn+3ビ
ュー目で第4の検出器列3dで検出された収集データ
は、図7中点線で示す体軸方向位置が一致している収集
データである(撮影位置が同じ収集データである)。
【0045】このため、コンソール7は、nビュー〜n
+3ビューの各収集データが供給されると、ステップS
22において、体軸方向位置が一致している図7中右斜
線で示す各収集データを加算処理してステップS23に
進む。これにより同じ体軸方向の撮影位置の収集データ
がビュー方向に加算処理されることとなる。
【0046】ステップS23では、コンソール7が、こ
の加算データをnビュー目の1列目の加算データとして
取り込むと共に他の収集データを一旦記憶してステップ
S24に進む。
【0047】ステップS24では、コンソール7が、寝
台1の現在位置を検出することにより、操作者により指
定された撮影範囲のスキャノグラム像の収集が終了した
か否かを判別し、スキャノグラム像の収集が終了してい
ない場合にはステップS21に戻り、スキャノグラム像
の収集が終了した場合には、当該図6のフローチャート
に示す第1のビュー方向束ね処理の全ルーチンを終了す
る。
【0048】続いて、ステップS21に戻った場合に
は、コンソール7が、前記n+3ビューの体軸方向位置
から一つの検出器列の幅分寝台1を1回移動制御すると
共に、X線の曝射を行うようにX線管球2を曝射制御す
る。また、データ収集部6が、この移動した体軸方向位
置であるn+4ビューの体軸方向位置で各検出器列3a
〜3dで取り込まれた各収集データをコンソール7に供
給してステップS22に進む。
【0049】図7に左斜線で示すように、n+1ビュー
〜n+4ビューの各収集データのうち、体軸方向位置が
一致する収集データは、n+1ビュー目で第1の検出器
列3aで検出された収集データ、n+2ビュー目で第2
の検出器列3bで検出された収集データ、n+3ビュー
目で第3の検出器列3cで検出された収集データ、及び
n+4ビュー目で第4の検出器列3dで検出された収集
データである。
【0050】このため、コンソール7はステップS22
において、前回記憶したn+1ビュー〜n+3ビューの
収集データ及び今回得られたn+4ビュー目の収集デー
タの中から、体軸方向位置が一致している各収集データ
を加算処理してステップS23に進む。そして、ステッ
プS23において、この加算データをnビュー目の2列
目の加算データとして取り込みステップS24に進む。
【0051】ステップS24では、コンソール7が、ス
キャノグラム像の収集が終了したか否かを判別し、スキ
ャノグラム像の収集が終了していない場合にはステップ
S21に戻り、今度はn+5ビュー目の収集データの収
集を行うように各部を制御する。
【0052】このように第1のビュー方向束ね処理にお
いては、寝台1を1検出器列分ずつ移動制御しながら撮
影を行い、各ビューにより得られた収集データのうち体
軸方向位置が一致している収集データを加算処理する。
そして、この加算データに基づいてスキャノグラム像を
形成する。
【0053】これにより、体軸方向位置が一致した薄い
スライス厚の収集データを用いてスキャノグラム像を形
成することとなるため、スキャノグラム像の体軸方向の
解像度の向上を図ることができる。また、4ビュー分の
収集データを加算するようにしているため、全データ量
に対するノイズの割合を低減することができ、高画質の
スキャノグラム像を提供することができる。
【0054】次に、本発明の第4の実施の形態のマルチ
スライスCT装置の説明をする。
【0055】上述の第3の実施の形態のマルチスライス
CT装置は、1つの検出器列の幅分ずつ寝台1を移動制
御しながら収集した収集データをビュー方向に加算処理
するものであったが、この第4の実施の形態のマルチス
ライスCT装置は、所望の移動量ずつ寝台1を移動制御
しながら収集した収集データをビュー方向に加算処理す
るようにしたものである。
【0056】なお、この第4の実施の形態のマルチスラ
イスCT装置は、この点のみが第3の実施の形態のマル
チスライスCT装置と異なるため、以下の説明では、こ
の差異の説明のみ行い、重複した説明は省略することと
する。
【0057】すなわち、この第4の実施の形態のマルチ
スライスCT装置で行うスキャノグラム像の形成の際の
処理を「第2のビュー方向束ね処理」と呼ぶとすると、
この処理は、図8のフローチャートに示すルーチンに従
って実行されるようになっている。
【0058】このフローチャートは、操作者によりスキ
ャノグラム像の撮影が指示されることによりスタートと
なりステップS31に進む。ステップS31では、コン
ソール7が、前記スキャノグラム像の撮影範囲の撮影開
始位置から操作者により指定された分ずつ寝台1を移動
制御すると共に、この移動毎にX線の曝射を行うように
X線管球2を曝射制御する。すなわち、一つの検出器列
の幅がtmmであるとすると、コンソール7は、t/k
(mm)ずつ寝台1を移動制御すると共にX線管球2を
曝射制御する(kは、操作者が所望する数)。
【0059】一例として、例えば操作者によりt/2
(一つの検出器列の幅の半分の幅の移動量)が指定され
たものとして以下の説明を進めるとすると、この場合、
コンソール7は、nビュー目〜n+6ビュー目の収集デ
ータを収集するように、寝台1をt/2mmずつ移動制
御すると共に、X線管球6を曝射制御する。また、デー
タ収集部6は、この移動毎のX線の曝射によりX線検出
器3の各検出器列3a〜3dで取り込まれたnビュー〜
n+6ビューの各収集データをコンソール7に供給して
ステップS32に進む。これにより、コンソール7に
は、図9に示すように各ビュー毎に撮影位置が1/2検
出器列幅分ずつずれた各検出器列3a〜3dの収集デー
タが収集されることとなる。
【0060】ここで、図9に示すように、このnビュー
〜n+6ビューの各収集データのうち、nビュー目で第
1の検出器列3aで検出された収集データ、n+2ビュ
ー目で第2の検出器列3bで検出された収集データ、n
+4ビュー目で第3の検出器列3cで検出された収集デ
ータ、及びn+6ビュー目で第4の検出器列3dで検出
された収集データは、図9中点線で示す体軸方向位置が
一致している収集データである。
【0061】このため、コンソール7は、nビュー〜n
+6ビューの各収集データが供給されると、ステップS
32において、体軸方向位置が一致している前記nビュ
ー、n+2ビュー、n+4ビュー及びn+6ビューの各
収集データを加算処理してステップS33に進む。これ
により同じ体軸方向の撮影位置の収集データがビュー方
向に加算処理されることとなる。
【0062】ステップS33では、コンソール7が、こ
の加算データをnビュー目の1列目の加算データとして
取り込むと共に他の収集データを一旦記憶してステップ
S34に進む。
【0063】ステップS34では、コンソール7が、寝
台1の現在位置を検出することにより、操作者により指
定された撮影範囲のスキャノグラム像の収集が終了した
か否かを判別し、スキャノグラム像の収集が終了してい
ない場合にはステップS31に戻り、スキャノグラム像
の収集が終了した場合には、当該図8のフローチャート
に示す第2のビュー方向束ね処理の全ルーチンを終了す
る。
【0064】続いて、ステップS31に戻った場合に
は、コンソール7が、前記n+6ビューの体軸方向位置
から1/2検出器列幅分、寝台1を1回移動制御すると
共に、X線の曝射を行うようにX線管球2を曝射制御す
る。また、データ収集部6が、この移動した体軸方向位
置であるn+7ビューの体軸方向位置で各検出器列3a
〜3dで取り込まれた各収集データをコンソール7に供
給してステップS32に進む。
【0065】図9に示すように、nビュー〜n+7ビュ
ーの各収集データのうち、体軸方向位置が一致する収集
データは、n+1ビュー目で第1の検出器列3aで検出
された収集データ、n+3ビュー目で第2の検出器列3
bで検出された収集データ、n+5ビュー目で第3の検
出器列3cで検出された収集データ、及びn+7ビュー
目で第4の検出器列3dで検出された収集データであ
る。
【0066】このため、コンソール7はステップS32
において、前回記憶したn+1ビュー〜n+5ビューの
収集データ及び今回得られたn+7ビュー目の収集デー
タの中から、体軸方向位置が一致している前記各収集デ
ータを加算処理してステップS33に進む。そして、ス
テップS33において、この加算データをnビュー目の
2列目の加算データとして取り込みステップS34に進
む。
【0067】ステップS34では、コンソール7が、ス
キャノグラム像の収集が終了したか否かを判別し、スキ
ャノグラム像の収集が終了していない場合にはステップ
S31に戻り、今度はn+8ビュー目の収集データの収
集を行うように各部を制御する。
【0068】このように第2のビュー方向束ね処理にお
いては、寝台1を操作者が所望する分ずつ移動制御(こ
の例ではt/2mmずつ移動制御)しながら撮影を行
い、各ビューにより得られた収集データのうち体軸方向
位置が一致している収集データを加算処理する。そし
て、この加算データに基づいてスキャノグラム像を形成
する。
【0069】これにより、体軸方向位置が一致した所望
のスライス厚の収集データを用いてスキャノグラム像を
形成することとなるため、所望のスライス厚のスキャノ
グラム像の体軸方向の解像度のさらなる向上を図ること
ができる他、上述の第3の実施の形態のマルチスライス
CT装置と同じ効果を得ることができる。
【0070】次に、本発明の第5の実施の形態のマルチ
スライスCT装置の説明をする。
【0071】上述の各実施の形態のマルチスライスCT
装置は、列方向或いはビュー方向の収集データを加算処
理するものであったが、この第5の実施の形態のマルチ
スライスCT装置は、列方向及びビュー方向の収集デー
タを加算処理するようにしたものである。
【0072】なお、この第5の実施の形態のマルチスラ
イスCT装置は、この点のみが上述の各実施の形態のマ
ルチスライスCT装置と異なるため、以下の説明では、
この差異の説明のみ行い、重複した説明は省略すること
とする。
【0073】すなわち、この第5の実施の形態のマルチ
スライスCT装置で行うスキャノグラム像の形成の際の
処理を「第1の列方向+ビュー方向束ね処理」と呼ぶと
すると、コンソール7は、操作者によりこの処理が指定
されると、1ビュー毎に1検出器列幅分ずつ(例えば、
tmmずつ)寝台1を移動制御すると共に、この寝台1
の移動毎にX線管球2を曝射制御する。
【0074】そして、図10に示すようにこのX線の曝
射により形成されたX線像を、各検出器列3a〜3dの
うち2列の検出器列で収集すると共に(t×2mm×2
列)、この各収集データを奇数ビュー(n+1、n+
3、n+5・・・)、偶数ビュー(n、n+2、n+4
・・・)毎に束ねてスキャノグラム像を形成する。これ
により、t×2(mm)の厚さのX線により、tmm毎
に収集したスキャノグラム像を形成することができ、ス
キャノグラム像の画質の向上を図ることができる。
【0075】次に、本発明の第6の実施の形態のマルチ
スライスCT装置の説明をする。
【0076】上述の第5の実施の形態のマルチスライス
CT装置は、所定移動量ずつ寝台1を移動制御するもの
であったが、この第6の実施の形態のマルチスライスC
T装置は、操作者が所望する移動量ずつ寝台1を移動制
御して列方向及びビュー方向の収集データを加算処理す
るようにしたものである。
【0077】なお、この第6の実施の形態のマルチスラ
イスCT装置は、この点のみが上述の第5の実施の形態
のマルチスライスCT装置と異なるため、以下の説明で
は、この差異の説明のみ行い、重複した説明は省略する
こととする。
【0078】すなわち、この第6の実施の形態のマルチ
スライスCT装置で行うスキャノグラム像の形成の際の
処理を「第2の列方向+ビュー方向束ね処理」と呼ぶと
すると、コンソール7は、操作者によりこの処理が指定
され、操作者が所望する値のスライス厚が入力される
と、この操作者により入力されたスライス厚に相当する
寝台1の移動量(例えば、t/kmm:kは任意の整
数)ずつ、1ビュー毎に該寝台1を移動制御すると共
に、この寝台1の移動毎にX線管球2を曝射制御する。
【0079】そして、図11に示すようにこのX線の曝
射により形成されたX線像を、各検出器列3a〜3dの
うち2列の検出器列で収集データすると共に、k×2ビ
ュー毎に体軸方向位置が一致したデータを束ねてスキャ
ノグラム像を形成する。これによりt×2(mm)厚さ
のX線により、t/k(mm)毎に収集したスキャノグ
ラム像を形成することができ、スキャノグラム像の画質
の向上を図ることができる。
【0080】次に、本発明の第7の実施の形態のマルチ
スライスCT装置の説明をする。
【0081】上述の第5の実施の形態のマルチスライス
CT装置は、1検出器列幅分ずつ寝台1を移動制御し、
各検出器列3a〜3dのうち2列の検出器列で収集デー
タの収集を行うものであったが、この第7の実施の形態
のマルチスライスCT装置は、各検出器列3a〜3dの
全4列の検出器列で収集データの収集を行い、列方向及
びビュー方向の収集データを加算処理するようにしたも
のである。
【0082】なお、この第7の実施の形態のマルチスラ
イスCT装置は、この点のみが上述の第5の実施の形態
のマルチスライスCT装置と異なるため、以下の説明で
は、この差異の説明のみ行い、重複した説明は省略する
こととする。
【0083】すなわち、この第7の実施の形態のマルチ
スライスCT装置で行うスキャノグラム像の形成の際の
処理を「第3の列方向+ビュー方向束ね処理」と呼ぶと
すると、コンソール7は、操作者によりこの処理が指定
されると、1ビュー毎にtmmずつ(tmm=1検出器
列幅)寝台1を移動制御すると共に、t(mm)×4列
で収集データの収集を行う。
【0084】そして、図12に示すように基本スライス
厚t×lmm(l:任意の整数)をスキャノデータ収集
幅として、この範囲に入るデータを束ねて1つのデータ
を形成し、スキャノグラム像を形成する。これにより、
1点のデータを形成する際に使用するデータ量が増える
ため、さらにノイズを改善したスキャノグラム像を形成
することができる。
【0085】次に、本発明の第8の実施の形態のマルチ
スライスCT装置の説明をする。
【0086】上述の第7の実施の形態のマルチスライス
CT装置は、1検出器列幅分ずつ寝台1を移動制御し、
各検出器列3a〜3dの全4列の検出器列で収集データ
の収集を行い、列方向及びビュー方向の収集データを加
算処理するようにしたものであったが、この第8の実施
の形態のマルチスライスCT装置は、操作者により指定
された移動量ずつ寝台1を移動制御し、各検出器列3a
〜3dの全4列の検出器列で収集データの収集を行い、
列方向及びビュー方向の収集データを加算処理するよう
にしたものである。
【0087】なお、この第8の実施の形態のマルチスラ
イスCT装置は、この点のみが上述の第7の実施の形態
のマルチスライスCT装置と異なるため、以下の説明で
は、この差異の説明のみ行い、重複した説明は省略する
こととする。
【0088】すなわち、この第8の実施の形態のマルチ
スライスCT装置で行うスキャノグラム像の形成の際の
処理を「第4の列方向+ビュー方向束ね処理」と呼ぶと
すると、コンソール7は、操作者によりこの処理が指定
され、操作者が所望するスライス厚が入力されると、1
ビュー毎にこの入力されたスライス厚に相当するt/k
mm(k:任意の整数)ずつ寝台1を移動制御すると共
に、これにより得られたX線像をt(mm)×4列で収
集する。
【0089】そして、図13に示すように基本スライス
厚t×lmm(l:任意の整数)をスキャノデータ収集
幅として、この範囲に入るデータを束ねて1つのデータ
を形成し、スキャノグラム像を形成する。これによりデ
ータのサンプリングピッチを細かくすることができ、高
解像度のスキャノグラム像を形成することができる。
【0090】最後に、上述の各実施の形態の説明は、本
発明のほんの一例である。このため、本発明はこの各実
施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的
思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の
変更が可能であることは勿論である。
【0091】
【発明の効果】本発明に係るX線CT装置は、マルチス
ライス方式のX線CT装置で撮影されるスキャノグラム
像の画質の向上及び高解像度化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線CT装置を適用した第1の実
施の形態のマルチスライスCT装置のブロック図であ
る。
【図2】前記第1の実施の形態のマルチスライスCT装
置がスキャノグラム像を形成する際に行う第1の列方向
束ね動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】前記第1の列方向束ね動作を説明するための模
式図である。
【図4】本発明に係るX線CT装置を適用した第2の実
施の形態のマルチスライスCT装置がスキャノグラム像
を形成する際に行う第2の列方向束ね動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】前記第2の列方向束ね動作を説明するための模
式図である。
【図6】本発明に係るX線CT装置を適用した第3の実
施の形態のマルチスライスCT装置がスキャノグラム像
を形成する際に行う第1のビュー方向束ね動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】前記第1のビュー方向束ね動作を説明するため
の模式図である。
【図8】本発明に係るX線CT装置を適用した第4の実
施の形態のマルチスライスCT装置がスキャノグラム像
を形成する際に行う第2のビュー方向束ね動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図9】前記第2のビュー方向束ね動作を説明するため
の模式図である。
【図10】本発明に係るX線CT装置を適用した第5の
実施の形態のマルチスライスCT装置がスキャノグラム
像を形成する際に行う第1の列方向+ビュー方向束ね動
作を説明するための模式図である。
【図11】本発明に係るX線CT装置を適用した第6の
実施の形態のマルチスライスCT装置がスキャノグラム
像を形成する際に行う第2の列方向+ビュー方向束ね動
作を説明するための模式図である。
【図12】本発明に係るX線CT装置を適用した第7の
実施の形態のマルチスライスCT装置がスキャノグラム
像を形成する際に行う第3の列方向+ビュー方向束ね動
作を説明するための模式図である。
【図13】本発明に係るX線CT装置を適用した第8の
実施の形態のマルチスライスCT装置がスキャノグラム
像を形成する際に行う第4の列方向+ビュー方向束ね動
作を説明するための模式図である。
【図14】従来のシングルスライスCT装置の概略図で
ある。
【図15】前記シングルスライスCT装置のスキャノグ
ラム像の形成動作を説明するための図である。
【図16】従来のマルチスライスCT装置の概略図であ
る。
【図17】前記マルチスライスCT装置のスキャノグラ
ム像の形成動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…寝台、2…X線管球、3…X線検出器、4…架台、
寝台制御部 3a〜3d…X線検出器の第1〜第4の検出器列、6…
データ収集部 5…X線制御・高電圧発生部、7…コンソール、8…画
像表示部
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 達郎 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 田口 克行 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 村木 宏一 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 荒舘 博 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝台に載置された被検体に対してX線を
    曝射するX線発生手段と、前記被検体の体軸方向に直交
    する方向に並設された複数のX線検出素子からなる検出
    器列が、前記被検体の体軸方向に沿って複数列設けられ
    たマルチスライス用のX線検出器を有するX線CT装置
    であって、 スキャノグラム像を形成する際に、寝台に載置された被
    検体に対して一方向からX線の曝射が行われるようにX
    線発生手段を固定制御すると共に、これにより形成され
    たX線像を取り込み可能な位置に前記X線検出器を固定
    制御する固定制御手段と、 前記寝台を移動制御する移動制御手段と、 前記寝台の移動制御に応じてX線検出器の各検出器列で
    取り込まれたX線像の収集データを収集するデータ収集
    手段と、 前記データ収集手段により前記寝台が移動制御される毎
    に収集された収集データである1ビュー毎の収集データ
    を、前記X線検出器の各検出器列の列方向に加算処理す
    る加算手段と、 X線検出器の中心位置を被検体の体軸方向位置として、
    前記加算手段からの加算データに基づいてスキャノグラ
    ム像を形成するスキャノグラム像形成手段とを有するX
    線CT装置。
  2. 【請求項2】 前記移動制御手段は、操作者により指定
    された移動量で寝台を移動制御することを特徴とする請
    求項1記載のX線CT装置。
  3. 【請求項3】 前記移動制御手段は、一つの検出器列の
    幅分ずつ寝台を移動制御することを特徴とする請求項1
    記載のX線CT装置。
  4. 【請求項4】 寝台に載置された被検体に対してX線を
    曝射するX線発生手段と、前記被検体の体軸方向に直交
    する方向に並設された複数のX線検出素子からなる検出
    器列が、前記被検体の体軸方向に沿って複数列設けられ
    たマルチスライス用のX線検出器を有するX線CT装置
    であって、 スキャノグラム像を形成する際に、寝台に載置された被
    検体に対して一方向からX線の曝射が行われるようにX
    線発生手段を固定制御すると共に、これにより形成され
    たX線像を取り込み可能な位置に前記X線検出器を固定
    制御する固定制御手段と、 前記寝台を移動制御する移動制御手段と、 前記寝台の移動制御に応じてX線検出器の各検出器列で
    取り込まれたX線像の収集データを収集するデータ収集
    手段と、 前記データ収集手段により前記寝台が移動制御される各
    ビュー毎に各検出器列で収集された収集データのうち、
    被検体の体軸方向位置が一致する複数ビュー分の収集デ
    ータを加算処理する加算手段と、 前記加算手段からの加算データに基づいてスキャノグラ
    ム像を形成するスキャノグラム像形成手段とを有するX
    線CT装置。
  5. 【請求項5】 前記移動制御手段は、一つの検出器列の
    幅分ずつ寝台を移動制御し、 前記加算手段は、X線検出器の全検出器列分の収集デー
    タを加算処理することを特徴とする請求項4記載のX線
    CT装置。
  6. 【請求項6】 前記移動制御手段は、操作者により指定
    された移動量で寝台を移動制御し、 前記加算手段は、X線検出器の全検出器列分の収集デー
    タを加算処理することを特徴とする請求項4記載のX線
    CT装置。
  7. 【請求項7】 寝台に載置された被検体に対してX線を
    曝射するX線発生手段と、前記被検体の体軸方向に直交
    する方向に並設された複数のX線検出素子からなる検出
    器列が、前記被検体の体軸方向に沿って複数列設けられ
    たマルチスライス用のX線検出器を有するX線CT装置
    であって、 スキャノグラム像を形成する際に、寝台に載置された被
    検体に対して一方向からX線の曝射が行われるようにX
    線発生手段を固定制御すると共に、これにより形成され
    たX線像を取り込み可能な位置に前記X線検出器を固定
    制御する固定制御手段と、 前記寝台を移動制御する移動制御手段と、前記寝台の移
    動制御に応じてX線検出器の各検出器列で取り込まれた
    X線像の収集データを収集するデータ収集手段と、 前記データ収集手段により前記寝台が移動制御される毎
    に収集された収集データである1ビュー毎の収集データ
    のうち、前記X線検出器の所定の検出器列の収集データ
    を列方向に加算処理すると共に、被検体の体軸方向位置
    が一致する複数ビュー分の、前記列方向に加算処理した
    収集データを加算処理する加算手段と、 前記加算手段からの加算データに基づいてスキャノグラ
    ム像を形成するスキャノグラム像形成手段とを有するX
    線CT装置。
  8. 【請求項8】 前記移動制御手段は、一つの検出器列の
    幅分ずつ寝台を移動制御し、 前記加算手段は、1ビュー毎の収集データのうち、前記
    X線検出器の所定の検出器列の収集データを列方向に加
    算処理すると共に、被検体の体軸方向位置が一致する奇
    数ビュー分及び偶数ビュー分の、前記列方向に加算処理
    した収集データを加算処理することを特徴とする請求項
    7記載のX線CT装置。
  9. 【請求項9】 前記移動制御手段は、操作者により指定
    された移動量で寝台を移動制御し、 前記加算手段は、1ビュー毎の収集データのうち、前記
    X線検出器の所定の検出器列の収集データを列方向に加
    算処理すると共に、被検体の体軸方向位置が一致する前
    記列方向に加算処理した所定ビューの収集データを加算
    処理することを特徴とする請求項7記載のX線CT装
    置。
  10. 【請求項10】 前記移動制御手段は、一つの検出器列
    の幅分ずつ寝台を移動制御し、 前記加算手段は、一つの検出器列の幅を基本スライス厚
    tとし、基本スライス厚t×I(Iは任意の整数)をス
    キャノデータ収集幅として、このスキャノデータ収集幅
    内の複数ビュー分の収集データを列方向及びビュー方向
    に加算処理することを特徴とする請求項7記載のX線C
    T装置。
  11. 【請求項11】 前記移動制御手段は、操作者により指
    定された移動量で寝台を移動制御し、 前記加算手段は、一つの検出器列の幅を基本スライス厚
    tとし、基本スライス厚t×I(Iは任意の整数)をス
    キャノデータ収集幅として、このスキャノデータ収集幅
    内の複数ビュー分の収集データを列方向及びビュー方向
    に加算処理することを特徴とする請求項7記載のX線C
    T装置。
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