JPH1175743A - ダッタン種そば粉の製造方法及びそば粉加工品 - Google Patents

ダッタン種そば粉の製造方法及びそば粉加工品

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JPH1175743A JP9234362A JP23436297A JPH1175743A JP H1175743 A JPH1175743 A JP H1175743A JP 9234362 A JP9234362 A JP 9234362A JP 23436297 A JP23436297 A JP 23436297A JP H1175743 A JPH1175743 A JP H1175743A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルチン分解酵素が確実に失活されたダッタン
種そば粉を容易に得ることのできるダッタン種そば粉の
製造方法を提供する。 【解決手段】 ダッタン種のそば種子に水蒸気を用いた
湿熱処理を施し、前記そば種子中に含まれているルチン
分解酵素を実質的に失活せしめた後、前記そば種子を製
粉することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダッタン種そば粉の
製造方法及びそば粉加工品に関し、更に詳細にはダッタ
ン種のそば種子からそば粉を製造するダッタン種そば粉
の製造方法、及びダッタン種そば粉を用いた生めん等の
そば粉加工品に関する。
【0002】
【従来の技術】ダッタン種のそば種子から製粉したダッ
タン種そば粉には、日本そば種子から製粉したそば粉
(普通種そば粉)と比較して、約100倍ほどのルチン
成分が含まれている。このルチン成分は、高血圧や動脈
硬化の予防等に有効な成分であることが知られているた
め、ダッタン種そば粉は健康食品用素材として注目され
つつある。しかし、ダッタン種そば粉中には、加水によ
って作用するルチン分解酵素が含有されており、ダッタ
ン種そば粉に加水して麺やパン等に加工する際に、ルチ
ン成分が分解される。このため、ダッタン種そば粉から
得た麺やパン等を食しても、ダッタン種そば粉に含まれ
ているルチン成分量に基づいて期待されるルチン成分量
を摂取できないという問題がある。このため、特公平5
−63133号公報においては、ダッタン種のそば種子
又はダッタン種そば粉に加熱処理を施し、そば種子又は
そば粉中に含まれているルチン分解酵素を失活させるダ
ッタン種そば粉の製造方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に、ルチン分解
酵素を失活することができれば、ダッタン種のそば種子
中に大量に含有されているルチン成分を、実質的に保持
しつつダッタン種そば粉をめんやパン等に加工できる。
このため、ダッタン種そば粉を用いて得られためんやパ
ン等を食することによって、大量のルチン成分を摂取で
きる。しかしながら、本発明者等の実験によれば、ダッ
タン種のそば種子又はダッタン種そば粉に乾熱処理を施
しても、ルチン分解酵素を実質的に失活できず、ダッタ
ン種そば粉をめんやパン等を製造する際の加水によって
ルチン成分が大幅に減少することが判明した。また、ダ
ッタン種そば粉を原料に用いためん等は苦味が強いた
め、苦味を和らげて適度な苦味を呈するめん等のそば粉
加工品が要望されている。そこで、本発明の第1の課題
は、ルチン分解酵素が確実に失活されたダッタン種そば
粉を容易に得ることのできるダッタン種そば粉の製造方
法を提供することにある。更に、本発明の第2の課題
は、適度な苦味を呈し得るめん等のそば粉加工品を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決すべく、ルチン分解酵素について種々調査したと
ころ、ルチン分解酵素によって分解されたルチン成分
は、ケルセチン成分となること、及び生めん中のケルセ
チン成分が増加すると、その生めんの呈する苦味も増加
することが判明した。この様な知見を基にして本発明者
等は検討を重ねた結果、ダッタン種のそば種子に湿熱処
理を施すことによって、確実にルチン分解酵素を失活で
きること、及びこの湿熱処理の時間を調整することによ
って、生めん中のケルセチン成分をコントロールでき、
ルチン成分が大量に含まれていると共に、適度の苦味を
呈するダッタン種そば粉特有の風味を呈する生めんを得
ることができることを見出し、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明は、ダッタン種のそば種
子に水蒸気を用いた湿熱処理を施し、前記そば種子中に
含まれているルチン分解酵素を実質的に失活せしめた
後、前記そば種子を製粉することを特徴とするダッタン
種そば粉の製造方法にある。また、本発明は、ダッタン
種のそば種子を製粉して得たそば粉に加水して得られた
生めん等のそば粉加工品中に、ケルセチン成分が50〜
200mg%含有されていることを特徴とするそば粉加
工品にある。かかる本発明において、湿熱処理を、大気
圧下において、湿り飽和蒸気を用いて行うことにより、
簡易な設備によって湿熱処理を施すことができる。更
に、湿熱処理時間を、40〜240秒とすることによっ
て、ダッタン種そば粉から得られた生めん等の色彩を鮮
やかな黄色とすることができ、且つケルセチン成分の含
有量を適量範囲とすることができる。尚、本発明におい
て言う「ルチン分解酵素を実質的に失活」とは、得られ
たダッタン種そば粉に加水した後に、湿熱処理前のダッ
タン種そば種子中のルチン成分量に対して少なくも50
%のルチン成分が残存し得る程度に、ルチン分解酵素が
失活されて状態を言う。
【0006】本発明によれば、ダッタン種そば種子に、
水蒸気を用いて湿熱処理を施すことによって、そは種子
中のルチン分解酵素を確実に失活できる。このため、ダ
ッタン種そば種子を製粉して得たダッタン種そば粉中に
加水しても、大量のルチン成分を実質的に保持できる。
その結果、ダッタン種そば粉から得られた生めん等のそ
ば粉加工品を食することによって、大量のルチン成分を
摂取できる。また、湿熱処理の時間を調整することによ
って、最終的に得られる生めん等のそば粉加工品中に適
量のケルセチン成分を生成することができ、ルチン成分
が大量に含まれた生めん等のそば粉加工品に適度な苦味
を付与できる。このため、ダッタン種そば粉独特の風味
を呈すると共に、ルチン成分が大量に含まれた生めん等
のそば加工品を食することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては、ダッタン種の
そば種子に水蒸気を用いた湿熱処理を施すことが肝要で
ある。ここで、ダッタン種そば種子に乾熱処理を施して
も、ルチン分解酵素を実質的に失活することができな
い。このため、乾熱処理を施したダッタン種そば種子を
製粉して得たダッタン種そば粉に加水すると、そば粉中
のルチン成分が急激に減少すると共に、ケルセチン成分
が急増する。また、ダッタン種そば種子をそば粉にした
後、そば粉に湿熱処理を施した場合、ルチン分解酵素を
失活することは可能ではあるものの、そば粉が吸湿して
塊状となるため、その後の加工が困難となる。かかる湿
熱処理としては、大気圧下において、湿り飽和蒸気を用
いて行うことが、湿熱処理設備を簡易な設備することが
でき好ましい。
【0008】この様な、湿熱処理において、湿熱処理時
間とルチン成分量又はケルセチン成分量との関係を図1
に示す。図1に示すルチン成分量とケルセチン成分量と
の測定は、先ず、蒸し器を用いてダッタン種そば種子に
水蒸気(飽和水蒸気)を当てた後、各ダッタン種そば種
子を製粉して得たダッタン種そば粉に加水率30%とな
るように加水したサンプルを作成する。次いで、このサ
ンプルについて、液体クロマトグフィーによってルチン
成分量とケルセチン成分量とを測定した。図1では、ダ
ッタン種そば種子に水蒸気(飽和水蒸気)を当てる時間
を種々に変更した後、製粉したダッタン種そば粉に加水
して得たサンプルの各々について、液体クロマトグフィ
ーによってルチン成分量とケルセチン成分量とを測定し
た結果を示した。図1から明らかな様に、湿熱処理時間
が40秒以上になると急激にルチン成分の残存率(湿熱
処理前のダッタン種そば種子中のルチン成分量に対し、
得られたダッタン種そば粉に加水した後に残存するルチ
ン成分量の割合)が増加し、150秒程度でルチン成分
の残存率の増加割合はほぼ飽和となる。一方、ケルセチ
ン成分は、湿熱処理の開始と同時にケルセチン成分が急
激に減少し、150秒程度でケルセチン成分の減少割合
もほぼ飽和に達する。
【0009】ところで、湿熱処理を施さなかったダッタ
ン種そば種子を製粉して得たダッタン種そば粉を用いた
生めんは鮮やかな黄色をしているが、下記表1に示す様
に、湿熱処理時間が長くなるに従って、生めんの黄色の
程度を示すb値が低下する。特に、湿熱処理時間が24
0秒を越える場合、得られた生めんの色彩は黒ぽいくす
みが見られるようになる。
【表1】 また、そば種子に対する加熱処理時間が長くなるほど、
最終的に得られる生めん等の風味が低下する。このた
め、湿熱処理時間としては、40〜240秒(好ましく
は60〜180秒)程度とすることが、生めん等のそば
粉加工品中に残存するルチン成分の残存率を50%以上
(好ましくは60%以上)とすることができ、且つ生め
ん等の色彩や風味等を良好にできるため好ましい。
【0010】この様に、湿熱処理が施されたダッタン種
そば種子を、室温まで冷却・乾燥した後、普通種そば粉
と同様に、剥皮してから粉砕等の製粉を施してダッタン
種そば粉とする。かかるダッタン種そば粉には、ルチン
分解酵素が実質的に失活しているため、このそば粉に加
水して得た生めん等のそば粉加工品中には大量のルチン
成分が残存している。このため、この様な、ダッタン種
そば粉の加工品を食することによって、大量のルチン成
分を摂取できる。このダッタン種そば粉としては、加水
率が30%程度となるように、そば粉に加水して30分
程度放置した後、ルチン成分の残存率を50%以上(好
ましくは60%以上)で且つケルセチン成分が50〜2
00mg%(好ましくは70〜150mg%)含有され
るものが好適である。かかるそば粉を生そば等のそば粉
加工品にして食したとき、ルチン成分を大量に含み且つ
適度な苦味を伴うダッタン種そば粉特有な風味を味わう
ことができる。ここで、ケルセチン成分が200mg%
を越える場合は、生そば等のそば粉加工品は過度の苦味
を伴い易い傾向にあり、ケルセチン成分が50mg%未
満の場合は、生そば等のそば粉加工品はダッタン種そば
粉独特の風味に欠け易い傾向にある。
【0011】このケルセチン成分の調整は、ダッタン種
そば種子に施す湿熱処理時間を調整することによって行
うことができ、ダッタン種そば種子に対して上述した湿
熱処理を40〜240秒(好ましくは60〜180秒)
間ほど施すことによって、生そば等のそば粉加工品中の
ルチン成分の残存率を50%以上(好ましくは60%以
上)で且つケルセチン成分を50〜200mg%(好ま
しくは70〜150mg%)の範囲内とすることができ
る。また、ダッタン種そば粉中に、ケルセチン成分を実
質的に含有しない小麦粉等の食用粉を混合し、ケルセチ
ン成分量を調整してもよい。尚、本発明に係るダッタン
種そば粉は、生めんの他に、乾めん、即席めん、パン、
菓子等の種々のそば粉加工品とすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明について実施例によって更に詳
細に説明する。 実施例1 蒸し器の底面に1〜2cmに堆積したダッタン種そば種
子に、大気圧下で湿り飽和蒸気を60秒(1分)間ほど
当てた後、室温まで冷却・乾燥したダッタン種そば種子
を、普通そば粉の製粉と同様に、剥皮、粉砕等の製粉を
施してダッタン種そば粉とした。このダッタン種そば粉
中のルチン成分量を液体クロマトグラフィーによって測
定したところ、ルチン含有量は1790mg%であっ
た。更に、得られたダッタン種そば粉10gに水3ml
(加水率30%)を添加攪拌した後、室温下で30分間
ほど放置したものをサンプルとし、液体クロマトグラフ
ィーによってルチン成分及びケルセチン成分の各々の含
有量を測定した。その結果、サンプル中のルチン成分の
含有量は1110mg%であり、ダッタン種そば粉中の
ルチン成分量に対するサンプル中のルチン成分の残存率
は62%であった。また、サンプル中のケルセチン成分
の含有量は280mg%であった。尚、液体クロマトグ
ラフィーの測定条件は下記の通りである。 装置 ;Shimazu LC−6A ディテクター;Shimazu SPD−6AV 波長 ;256 nm データ分析器;Shimazu C−R3A カラム ;Nucleoil 7C18(NAGEL)、φ6 ×250mm
【0013】実施例2 実施例1において、ダッタン種そば種子に、大気圧下で
湿り飽和蒸気を180秒(3分)間ほど当てた他は、実
施例1と同様に湿熱処理を行った後、製粉してダッタン
種そば粉とした。このダッタン種そば粉に、実施例1と
同様に加水した後のルチン成分の残存率とケルセチン成
分量とを測定したところ、ルチン成分の残存率は98%
であり、ケルセチン成分量は150mg%であった。
【0014】比較例1 湿熱処理を施すことなくダッタン種そば種子を、普通そ
ば粉の製粉と同様に、剥皮、粉砕等の製粉を施してダッ
タン種そば粉とした。このダッタン種そば粉に、実施例
1と同様に加水した後のルチン成分の残存率とケルセチ
ン成分量とを測定したところ、ルチン成分の残存率は1
8%であり、ケルセチン成分量は610mg%であっ
た。
【0015】比較例2 焙煎器を使用し、ダッタン種そば種子に100℃の乾熱
処理を7分間ほど施した後、室温まで冷却したダッタン
種そば種子を、普通そば粉の製粉と同様に、剥皮、粉砕
等の製粉を施してダッタン種そば粉とした。このダッタ
ン種そば粉に、実施例1と同様に加水した後のルチン成
分の残存率とケルセチン成分量とを測定したところ、ル
チン成分の残存率は4%であり、ケルセチン成分量は3
20mg%であった。
【0016】実施例3 実施例1〜2、及び比較例1〜2において得たダッタン
種そば粉と小麦粉とを1:1の割合で混合した後、加水
率30%で加水して製麺加工し生めんとした。得られた
生めん中のルチン成分の残存率とケルセチン成分量とを
実施例1と同条件で液体クロマトグラフィーにより測定
した。結果を下記表2に示す。
【表2】
【0017】次いで、得られた生めんを乾燥して乾めん
とし、10人のパネラーによって各水準の乾めんの苦味
について官能試験を行った。その結果を下記表3に示
す。
【表3】
【0018】表3から明らかなように、実施例1及び実
施例2で得たダッタン種そば粉を使用した乾めん(ケル
セチン成分量70〜150mg)では、適度な苦味を伴
ってダッタン種そば粉独特の風味を呈するものであっ
た。しかも、ルチン成分の残存率が94〜98%であ
り、大量のルチン成分を摂取できる。これに対し、比較
例1及び比較例2で得たダッタン種そば粉を使用した乾
めん(ケルセチン成分量240〜295mg)では、苦
味が過度に強く且つルチン成分の残存率が13〜17%
に過ぎず、実施例1及び実施例2に比較して少量のルチ
ン成分しか摂取できない。特に、比較例2で得たダッタ
ン種そば粉を使用した乾めんでは、ダッタン種そば種子
に過度の乾熱処理が施されており、最終的に得られた乾
めんは、ダッタン種そば粉独特の風味を味わうことがで
きなかった。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、簡易な方法でダッタン
種そば種子中に存在するルチン分解酵素を実質的に失活
したダッタン種そば粉を容易に得ることができる。ま
た、このルチン分解酵素を実質的に失活したダッタン種
そば粉に加水して得た生めん等のそば粉加工品を食する
ことによって、大量のルチン成分を摂取することができ
る。更に、所定量のケルセチン成分を生めん等のそば粉
加工品中に存在させることにより、ダッタン種そば粉の
独特の風味を楽しむこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湿熱処理時間とルチン成分の残存率とケルセチ
ン成分量との関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 正行 長野県長野市南千歳1丁目16番地2 日穀 製粉株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダッタン種のそば種子に水蒸気を用いた
    湿熱処理を施し、前記そば種子中に含まれているルチン
    分解酵素を実質的に失活せしめた後、前記そば種子を製
    粉することを特徴とするダッタン種そば粉の製造方法。
  2. 【請求項2】 湿熱処理を、大気圧下において、湿り飽
    和蒸気を用いて行う請求項1記載のダッタン種そば粉の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 湿熱処理時間を、40〜240秒とする
    請求項1又は請求項2記載のダッタン種そば粉の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 ダッタン種のそば種子を製粉して得たそ
    ば粉に加水して得られた生めん等のそば粉加工品中に、
    ケルセチン成分が50〜200mg%含有されているこ
    とを特徴とするそば粉加工品。
  5. 【請求項5】 製粉するダッタン種のそば種子が、水蒸
    気を用いた湿熱処理が施され、前記そば種子中に含まれ
    ているルチン分解酵素が実質的に失活されているそば種
    子が用いられる請求項4記載のそば粉加工品。
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