JPH1175080A - 水平出力回路 - Google Patents

水平出力回路

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JPH1175080A
JPH1175080A JP23491997A JP23491997A JPH1175080A JP H1175080 A JPH1175080 A JP H1175080A JP 23491997 A JP23491997 A JP 23491997A JP 23491997 A JP23491997 A JP 23491997A JP H1175080 A JPH1175080 A JP H1175080A
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JP
Japan
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horizontal
capacitor
circuit
collector
emitter
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JP23491997A
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English (en)
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Katsutoshi Inose
克俊 猪瀬
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面の明るさが明→暗に変化した時に水平出
力回路の水平振幅自動補正機能がキャンセルされること
なく有効に働くように改善すること。 【解決手段】テレビジョン受像機の画面明るさを、明→
暗と変化させた時に起こる水平振幅の変動を自動補正す
る機能を有した水平出力回路11と、変調源(左右糸巻
き歪補正用ドライバ回路)14とを組み合わせて使用す
る場合、第5のコンデンサC12の電圧変動が前記変調源
14の出力端に印加される割合を減少する手段として、
抵抗R6 を設けたので、画面の明るさが明→暗と変化し
た時に本来機能する水平振幅自動補正機能を損なうこと
なく有効に働かせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機等の水平出力回路に係り、特に左右糸巻き歪補正機能
を有した水平出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー受像管の偏向では、蛍光面
の曲率半径は偏向中心から蛍光面までの管軸上の距離に
比べて大きいので(蛍光面はほぼ平坦)、蛍光面上のラ
スタは糸巻き状に歪む。この歪みは糸巻き歪と呼ばれて
いる。
【0003】左右糸巻き歪補正は、垂直走査の中央にい
くに従って水平振幅を増大させることによって行われ
る。つまり、水平偏向電流の包絡線を垂直周期でパラボ
ラ状に振幅変調することによって補正を行う。
【0004】水平出力回路は、ベースに水平ドライブパ
ルスが入力される水平出力トランジスタのコレクタ・エ
ミッタ間に対して並列に、ダンパーダイオード、共振コ
ンデンサを接続し、更に水平偏向コイルとS字補正コン
デンサと左右糸巻き歪補正用トランスの2次側コイルを
直列接続した回路を並列に接続し、水平出力トランジス
タのコレクタはフライバックトランスの1次側コイルを
介して直流電源に接続した構成となっている。左右糸巻
き歪補正用トランスの1次側コイル(ドライブ用コイ
ル)には、垂直周期のパラボラ電流を流している。
【0005】しかしながら、このような補正トランスを
用いた水平出力回路では、大きい補正量を必要とする場
合、高圧リップルによるラスタ歪を生じたり、補正トラ
ンスの飽和によって画面の直線性が悪化したり、白信号
受信時に画面上に曲がりや台形歪を生じるという問題が
あった。
【0006】一方、左右糸巻き歪補正機能を有した水平
出力回路の他の従来例として、ダイオードモジュレータ
方式と呼ばれる電圧変調型の歪補正機能を備えた水平出
力回路がある。この水平出力回路は特公昭57−391
02号公報等に記載されている。
【0007】この水平出力回路は、水平出力トランジス
タに対して第1,第2の回路網(各回路網は、第1,第
2のダンパーダイオードと、第1,第2の共振コンデン
サと、コイルとコンデンサによる第1,第2の直列回路
とからなる)を接続し、水平出力トランジスタのコレク
タはフライバックトランスの1次側コイルを介して直流
電源に接続して構成され、垂直周期の変調源(左右糸巻
き歪補正用ドライバ回路)からの制御信号を前記第2の
回路網の第2の直列回路のコンデンサの両端に加えるこ
とにより左右糸巻き歪補正を行う。
【0008】しかしながら、このような水平出力回路
は、補正トランスを用いないことによる利点があるが、
白信号受信時に、不連続現象の発生によって画面上に逆
台形歪を生じたり、回路定数の選定が難しいという問題
があった。
【0009】更に、前記の補正トランスを用いないダイ
オードモジュレータ方式の水平出力回路を改善したもの
として、特許第2519732号或いは特公平8−28
827号公報に記載のものがある。
【0010】例えば特許第2519732号には、ネガ
ティブ方式と呼ばれるダイオードモジュレータ水平出力
回路が記載されている。つまり、水平出力トランジスタ
のコレクタ・エミッタ間に対し並列に水平偏向コイルと
S字補正コンデンサの直列回路を接続し、コレクタとエ
ミッタ間若しくはアース間に並列にダンパーダイオー
ド、共振コンデンサを接続し、コレクタをチョークコイ
ルを介して直流電源に接続した水平出力回路において、
前記水平出力トランジスタのエミッタとアース間にダイ
オードとコンデンサの並列回路を接続し、そのダイオー
ドは前記ダンパーダイオードと逆極性になるようにし、
しかも前記並列回路のコンデンサの両端にチョークコイ
ルとコンデンサから成る平滑回路を接続し、かつこの平
滑回路のコンデンサに並列に垂直出力段からの信号に基
づいて補正用の信号を出力する変調源(左右糸巻き歪補
正用ドライバ回路)を接続した構成とする水平出力回路
が記載されている。
【0011】このような改善されたダイオードモジュレ
ータ方式の水平出力回路では、テレビジョン受像機の画
面の明るさが明→暗になると、フライバックトランス2
次側から受像管アノードに供給される高圧は上昇するた
め、水平振幅は縮小するように変動するが、同時にフラ
イバックトランスの1次側コイル電流が減少し、水平出
力トランジスタのエミッタに発生する負パルスのピーク
ピーク値が上昇するため、水平偏向電流も上昇し、この
分水平振幅が広がり、水平振幅の自動補正が行われる特
徴を有している。
【0012】しかしながら、上記の改善されたダイオー
ドモジュレータ方式の水平出力回路と変調源(左右糸巻
き歪補正用ドライバ回路)を組み合わせたとき、水平出
力回路の前記水平出力トランジスタのエミッタ側の負パ
ルスのピークピーク値の上昇分が前記変調源の出力端に
印加され、前記変調源から水平出力回路へ振り込まれる
電流値(正)が増え前記負パルスを打ち消すように作用
することにより、画面の明るさが明→暗に変化する時の
前述の水平振幅自動補正動作がキャンセルされてしまっ
ていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のダ
イオードモジュレータ方式の水平出力回路とこれに接続
する変調源とを組み合わせたとき、水平振幅自動補正動
作に伴う電圧変動が変調源の出力段に印加されることに
より、明るさが明→暗に変化する時の水平振幅変動の自
動補正機能が有効に働かなかった。
【0014】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたもので、画面の明るさが明→暗に変化した時の水
平振幅自動補正機能がキャンセルされることなく有効に
働くように改善した水平出力回路を提供することを目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る水平出力回路は、ベース,エミッタ,コレクタを有
し、ベースに水平周期のドライブパルスが供給され、コ
レクタをチョークコイルを介して直流電源に接続した水
平出力トランジスタと、前記水平出力トランジスタのコ
レクタ・エミッタ間に対し並列に接続した水平偏向コイ
ルとS字補正コンデンサの直列回路と、前記水平出力ト
ランジスタのコレクタ・エミッタ間に対し並列に接続し
たダンパーダイオード,第1の共振コンデンサと、前記
水平出力トランジスタのコレクタと基準電位点間に接続
した第2の共振コンデンサと、前記水平出力トランジス
タのエミッタと基準電位点間に前記ダンパーダイオード
と逆向きに接続した第2のダイオードとこのダイオード
に並列に接続した第4のコンデンサからなる並列回路
と、前記並列回路の前記第4のコンデンサの両端に接続
した第3のコイルと第5のコンデンサから成る平滑回路
と、前記平滑回路の前記第5のコンデンサに並列に接続
され、第5のコンデンサの電圧を垂直出力段からの信号
に基づいて変調するための変調源と、前記第5のコンデ
ンサの電圧変動が前記変調源の出力段に印加される割合
を減少するための手段とを具備したものである。
【0016】請求項1の構成によれば、テレビジョン受
像機の画面明るさを、明→暗と変化させた時に起こる水
平振幅の変動を自動補正する機能を有した水平出力回路
と、変調源(左右糸巻き歪補正用ドライバ回路)とを組
み合わせて使用する場合、水平出力回路と変調源との間
に第5のコンデンサの電圧変動が変調源の出力段に印加
される割合を減少するための手段を設けたので、画面の
明るさが明→暗と変化した時に本来機能する水平振幅自
動補正機能がキャンセルされることなく有効に働かせる
ことができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の水
平出力回路において、前記減少するための手段は、前記
第5のコンデンサの出力端と前記変調源の出力端との接
続ライン上に設けられた抵抗であって、該抵抗は前記変
調源の出力段を構成するトランジスタのコレクタ・エミ
ッタに直列接続して、該コレクタ・エミッタ間の等価抵
抗と共に分圧回路を構成することを特徴とする。
【0018】請求項2の構成によれば、変調源の出力段
トランジスタの出力端(例えばエミッタ)には、抵抗と
出力段トランジスタのコレクタ・エミッタ間の等価抵抗
によって分圧された電圧が発生するため、第5のコンデ
ンサにおける水平振幅自動補正動作に伴う電圧変動が、
変調源の出力端に印加される割合が減少し、画面の明る
さが明→暗に変化した時に水平振幅自動補正動作がキャ
ンセルされてしまうのを少なくするように改善すること
が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の水平
出力回路を示す回路図である。
【0020】図1において、まず、水平出力段以外の構
成を簡単に述べると、アンテナ1で受信したテレビジョ
ン信号はチューナなどの高周波(RF)処理回路2で選
択され、中間周波(IF)処理回路3で増幅され、映像
検波回路4を経てカラー信号を再生するカラーデコーダ
5に供給され、再生された三原色信号はカラー受像管6
のカソードに供給される。
【0021】一方、映像検波回路4の出力は同期分離回
路7に供給され、分離した垂直同期信号は垂直発振回路
8を励振してその発振出力で垂直出力回路9をドライブ
する。そして、垂直出力回路9は垂直偏向コイルへ垂直
偏向電流を供給する。又、同期分離した水平同期信号は
水平ドライブ回路10を励振し、水平ドライブ出力はド
ライブトランスT1 の1次側に供給される。ドライブト
ランスT1 の2次側には水平出力回路11が接続されて
いる。水平出力回路11を構成する水平出力トランジス
タTr1のコレクタはフライバックトランスT2 の1次側
コイルに接続しており、フライバックトランスT2 の2
次側コイルは整流ダイオード12と平滑作用を有するコ
ンデンサ13を経て受像管6のアノードに接続し、該ア
ノードに高圧を供給している。
【0022】次に、水平出力回路11及びそれに接続し
た変調源14の構成について説明する。水平出力トラン
ジスタTr1のベースにはドライブトランスTr1から水平
周期のドライブパルスが入力されるようになっており、
トランジスタTr1のコレクタ・エミッタ間に対しては並
列にダンパーダイオードDd 、第1の共振コンデンサC
r1を接続し、更に並列に水平偏向コイルLy とS字補正
コンデンサCs の直列回路を接続し、トランジスタTr1
のコレクタにはフライバックトランスT2 の1次側コイ
ル(若しくはチョークコイル)を介して直流電源Eを接
続している。
【0023】また、水平出力トランジスタTr1のコレク
タと基準電位点間には第2の共振コンデンサCr2を接続
し、更にトランジスタTr1のエミッタと基準電位点間に
は、ダイオードD11とコンデンサC11の並列回路を接続
している。ダイオードD11は上記ダンパーダイオードD
d と逆向きになるようカソードを基準電位点に接続して
いる。しかも、上記コンデンサC11の両端に並列に平滑
用のコイルL11とコンデンサC12の直列回路を接続し、
かつ平滑用コンデンサC12と並列に変調源14を接続し
ている。
【0024】この変調源14は、垂直出力段からの鋸歯
状波信号を垂直パラボラ発生回路141 を通してパラボラ
波信号に変えた後、オペアンプ142 で増幅し、トランジ
スタTr2のベースに供給し、トランジスタTr2のエミッ
タに対してはプラス電源+Bと基準電位点間に接続した
抵抗R1 とツェナダイオードZDからなる直列回路の接
続点を抵抗R2 を介在して接続し、トランジスタTr2の
コレクタに対してはマイナス電源−Bを抵抗R3 と抵抗
R4 と抵抗R5 の直列回路を介して接続しており、さら
にトランジスタTr2のコレクタと抵抗R5 の接続点に得
られるコレクタ出力を出力段トランジスタTr3のベース
に入力し、トランジスタTr3のコレクタを基準電位点に
接続し、そのエミッタを抵抗R5 と抵抗R4 の接続点に
接続する構成としてある。
【0025】そして、変調源14の出力段トランジスタ
Tr3のエミッタに得られる変調源出力を、抵抗R6 を介
して上記コイルL11とコンデンサC12の接続点に加える
ように構成している。換言すれば、コイルL11とコンデ
ンサC12の接続点(B点)は、抵抗R6 とトランジスタ
Tr3のコレクタ・エミッタ間等価抵抗とを直列に介して
基準電位点に接続した構成となっている。
【0026】次に、上記回路動作を説明する。走査期間
の開始後に、ダンパーダイオードDd が導通し、直流電
源EからS字補正コンデンサCs に充電されている電圧
を水平偏向コイルLy に供給するので、ダンパー期間に
はコイルLy 及びダイオードDd を経てCs →Dd →L
y の方向に水平偏向電流Iy が流れる。
【0027】次に、ダンパー期間以降で走査期間の中間
に達する前に水平出力トランジスタTr1のベースにオン
パルスが供給されるので、トランジスタTr1を通して電
流Iy が流れる。
【0028】そして、走査期間の中間において電流Iy
の方向が逆転し、走査期間が終了するまではその逆転し
たCs →Ly →Tr1の方向に電流Iy が流れる。なお、
図示の電流方向は、帰線期間前半の共振電流の方向を示
している。
【0029】そして、走査期間の終了時にトランジスタ
Tr1がオフになると、水平出力回路11は、並列共振に
入り電流Iy は第1,第2の共振コンデンサCr1,Cr2
に流れ込んで(Cr1,Cr2にそれぞれ図示の如くIy1,
Iy2が流れ込んで)充電し、充電完了後に放電してコン
デンサCr1,Cr2からコイルLy に対して逆の方向に電
流が流れ出し、帰線期間を形成する。帰線期間の終了後
は、再びダンパーダイオードDd が導通して走査期間を
開始する。
【0030】ところで、上記の回路においては、帰線期
間において、第1,第2の共振コンデンサCr1,Cr2,
コンデンサC11と、水平偏向コイルLy ,フライバック
トランスT2 の1次側コイルLp ,コイルL11 とのそ
れぞれのLC共振によって、水平出力トランジスタTr1
のコレクタに相当するD点には正のフライバックパル
ス、トランジスタTr1のエミッタに相当するC点には負
のフライバックパルスが発生し、そしてそれぞれのパル
ス平均値の絶対値を足した電圧が、S字補正コンデンサ
Cs の両端に発生し、これが等価的な電源となり、走査
期間などに偏向ヨーク電流Iyが流れる。この時、Cs
両端電圧がアップすると電流Iyがアップし、水平振幅
は広がる。
【0031】また、平滑用コイルL11とコンデンサC12
の接続点に相当するB点にはC点に発生した負のフライ
バックパルスを、平滑用コイルL11と平滑用コンデンサ
C12によって積分した平均値が発生し、このB点電圧
を、変調源14によってパラボラ状に変調することによ
って、左右糸巻き歪補正機能を得ている。換言すれば、
B点電圧を、変調源14によってパラボラ状に変調する
ことによって、水平偏向電流Iy を垂直周期でパラボラ
状に変化させ左右糸巻き歪補正を行っている。
【0032】一般的にテレビジョン受像機において、画
面の明るさが明→暗に変化すると高圧がアップするため
水平振幅が縮小してしまうが、前述の水平出力回路11
を使用している場合は、これが自動的に補正される。こ
の水平振幅自動補正動作は以下の通りである。図1中
に、水平帰線期間前半に流れる各共振電流を示す。
【0033】ここで、画面の明るさが明→暗に変化する
と、フライバックトランスT2 の1次側コイルLp を流
れる電流ILPが減少するため、共振コンデンサC11に分
流する電流ILP1も減少する。ここで共振コンデンサC1
1に流れる電流Iy2,ILM,ILP1の間には、常に Iy2
+ILM>ILP1 の関係が成り立つように設計している
(C点に負のフライバックパルスを発生させるため)の
で、ILP1が減少するとC点に発生する負のフライバッ
クパルスのピークピーク値(P−P値)はアップする。す
ると、これを積分したB点の負電圧のP− P 値がアップ
し、このため、前述のようにS字補正コンデンサCs の
両端に発生する電圧がアップするので、偏向ヨーク電流
Iy もアップし、水平振幅は広がるように動作して、明
→暗の変化に伴う前述の水平振幅縮小が自動的に補正さ
れる。
【0034】ところが、前記B点には変調源14の出力
が供給される構成となっている。ここで、変調源14の
水平出力回路11に対する影響を考えると、例えば抵抗
R6をショートすると、変調源14の出力端に相当する
A点の電圧は、平滑用コイルL11とコンデンサC12の接
続点に相当するB点の電圧と等しくなり、つまり、A点
電圧=B点電圧となり、前述の水平出力回路11におけ
る水平振幅自動補正が働いた時、その動作のキーポイン
トとなるB点の負電圧P− P 値アップ分が、変調源14
の出力段トランジスタTr3のエミッタ電位を引き下げ、
これによってトランジスタTr3のエミッタ(A点)から
前記B点に振り込まれる電流が増加するように水平出力
回路11にフィードバックされるため、B点の負電圧P
− P 値アップ分がキャンセルされ、つまり、水平振幅
の自動補正動作がキャンセルされてしまうことになる。
しかしながら、本実施の形態では、水平出力回路11の
B点と変調源14の出力端A点と間に、抵抗R6 を設け
てあるので、A点(出力段トランジスタTr3のエミッ
タ)には、抵抗R6 とトランジスタTr3のコレクタ・エ
ミッタ間の等価抵抗によって分割された電圧が発生し、
図中B点の水平振幅自動補正動作に伴う電圧変動が変調
源14の出力段トランジスタTr3に印加される割合が減
少し、画面の明るさが明→暗に変化した時の水平振幅自
動補正動作に対するキャンセル動作が少なくなるように
改善することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、水平
出力回路と変調源(左右糸巻き歪補正用ドライバ)を組
み合わせたときに、画面の明るさが明→暗に変化した時
に水平出力回路の水平振幅自動補正機能がキャンセルさ
れることなく有効に働くようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態の水平出力回路を示
す回路図。
【符号の説明】
Tr1…水平出力トランジスタ Cr1…第1の共振コンデンサ Cr2…第2の共振コンデンサ C11,C12…コンチンサ Ly …水平偏向コイル T2 …フライバックトランス L11…平滑用コイル Cs …S字補正コンデンサ E…直流電源 Tr3…変調源出力段トランジスタ R6 …抵抗 11…水平出力回路 14…変調源(左右糸巻き歪補正用ドライバ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース,エミッタ,コレクタを有し、ベー
    スに水平周期のドライブパルスが供給され、コレクタを
    チョークコイルを介して直流電源に接続した水平出力ト
    ランジスタと、 前記水平出力トランジスタのコレクタ・エミッタ間に対
    し並列に接続した水平偏向コイルとS字補正コンデンサ
    の直列回路と、 前記水平出力トランジスタのコレクタ・エミッタ間に対
    し並列に接続したダンパーダイオード,第1の共振コン
    デンサと、 前記水平出力トランジスタのコレクタと基準電位点間に
    接続した第2の共振コンデンサと、 前記水平出力トランジスタのエミッタと基準電位点間に
    前記ダンパーダイオードと逆向きに接続した第2のダイ
    オードとこのダイオードに並列に接続した第4のコンデ
    ンサからなる並列回路と、 前記並列回路の前記第4のコンデンサの両端に接続した
    第3のコイルと第5のコンデンサから成る平滑回路と、 前記平滑回路の前記第5のコンデンサに並列に接続さ
    れ、第5のコンデンサの電圧を垂直出力段からの信号に
    基づいて変調するための変調源と、 前記第5のコンデンサの電圧変動が前記変調源の出力段
    に印加される割合を減少するための手段とを具備したこ
    とを特徴とする水平出力回路。
  2. 【請求項2】前記減少するための手段は、前記第5のコ
    ンデンサの出力端と前記変調源の出力端との接続ライン
    上に設けられた抵抗であって、該抵抗は前記変調源の出
    力段を構成するトランジスタのコレクタ・エミッタに直
    列接続して、該コレクタ・エミッタ間の等価抵抗と共に
    分圧回路を構成することを特徴とする請求項1記載の水
    平出力回路。
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