JPH1070672A - 振幅補正回路 - Google Patents

振幅補正回路

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JPH1070672A
JPH1070672A JP22405796A JP22405796A JPH1070672A JP H1070672 A JPH1070672 A JP H1070672A JP 22405796 A JP22405796 A JP 22405796A JP 22405796 A JP22405796 A JP 22405796A JP H1070672 A JPH1070672 A JP H1070672A
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JP
Japan
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signal
circuit
clock
high voltage
read
Prior art date
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Application number
JP22405796A
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English (en)
Inventor
Masashi Ochiai
政司 落合
Kazuhisa Hirano
和久 平野
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路ドリフトを改善し、複雑な部品定数の設
計を要することなく、振幅補正することが可能な振幅補
正回路を提供すること。 【解決手段】 A/D変換された輝度信号103と色差
信号109をラインメモリ回路128にメモリし、メモ
リした信号を読み出す際には、読み出しクロック124
による読み出し周波数を、高圧検出回路116からの高
圧検出信号の変動に応じて変調し、この読み出しクロッ
クにより読み出したディジタル信号をD/A変換してア
ナログの輝度信号と色差信号に戻すことで、画面上の水
平振幅が一定となるように補正する。ディジタル処理に
よって映像信号自身に変調をかけることで振幅補正する
ので、従来のようなアナログ補正により発生する回路ド
リフトがなく、しかも繁雑なアナログ回路設計の必要が
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機などに搭載され、陰極線管アノードに供給される高圧
の変動によって生じる画面の水平,垂直振幅の変化を補
正するための振幅補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー陰極線管(以下CRTとい
う)の偏向では、蛍光面の曲率半径は偏向中心から蛍光
面までの管軸上の距離に比べて大きいので(蛍光面はほ
ぼ平坦)、蛍光面上のラスタは糸巻き状に歪む。即ち、
画面上下部分から中央部分に行くほど水平振幅が次第に
縮む。
【0003】このような糸巻き歪を補正するためには、
水平偏向電流を垂直周期でパラボラ状に変調する必要が
ある。
【0004】左右糸巻歪補正回路には、可飽和リアクタ
方式、ダイオード変調方式、電源電圧変調方式などがあ
る。この中で、ダイオード変調方式は、偏向電流にパラ
ボラ状の変調を加えて左右糸巻歪補正を行っても、水平
出力トランジスタのコレクタパルスが常に一定で、フラ
イバックトランスの二次側電圧が変動しないという特徴
がある。
【0005】しかしながら、CRTの画面上に比較的広
い範囲で高輝度の部分が現れると、アノード電流の増大
によって二次側高圧が降下しその部分の水平振幅及び垂
直振幅が広がる。二次側高圧の変化に対する水平振幅或
いは垂直振幅の変化は、図5(a) に示す特性となってい
る。その結果、図5(b) に示す如く画面上の四角のウイ
ンドウパターンが台形状に歪んだり、画面の左右両端で
縦線が曲がる欠点を生じる。
【0006】図6は、従来のポジティブ方式と言われる
ダイオードモジュレータ方式の左右糸巻歪補正回路の一
例を示す回路図である。この回路は、本出願人によって
提案された実開平4−114260号公報に記載されて
いる。
【0007】図6において、左右糸巻歪補正回路は、水
平偏向コイルに鋸歯状波電流を流すダイオード変調方式
の水平出力回路1と、一次巻線の一端を前記水平出力回
路1の水平出力トランジスタ10のコレクタに接続し、
一次巻線の他端を直流電源+B1 に接続し、二次巻線を
高圧巻線としてCRTのアノードに接続したフライバッ
クトランス11と、垂直偏向コイル13に直列的に接続
した検出抵抗14で検出される鋸歯状波電圧を積分し垂
直周期のパラボラ波電圧を発生するミラー積分回路15
と、このパラボラ波電圧を増幅し前記水平出力回路1内
の変調コンデンサ6に出力する増幅・出力回路16と、
前記フライバックトランス11の高圧巻線のリターン側
の端子24と出力段トランジスタ18のベース間に設け
て、端子24に発生する高圧リップルに比例した電圧を
トランジスタ18のベースに伝えるための抵抗22とコ
ンデンサ23からなる回路手段と、から構成されてい
る。なお、端子24に発生する高圧リップルに比例した
電圧は、高圧巻線のリターン端子24と基準電位点間に
接続したコンデンサ25から得ている。
【0008】前記水平出力回路1は、水平偏向コイル
2,S字補正コンデンサ3,共振コンデンサ4からなる
第1の共振回路と、変調コイル5,変調コンデンサ6,
共振コンデンサ7からなる第2の共振回路とを直列に接
続し、2つのダイオード8,9と水平出力トランジスタ
10とでスイッチングする構成とし、水平出力トランジ
スタ10のベースには水平周期のパルスを入力してい
る。
【0009】前記増幅・出力回路16は、増幅段トラン
ジスタ17と出力段トランジスタ18で構成され、増幅
段トランジスタ17のベースにミラー積分回路15から
のパラボラ波電圧を供給するようにし、トランジスタ1
7のエミッタを負荷抵抗19を介して直流電源+B2 に
接続し、トランジスタ17のコレクタを出力段トランジ
スタ18のベースに接続し、トランジスタ18のエミッ
タを基準電位点に接続し、出力段トランジスタ18のコ
レクタ出力が前記変調コンデンサ6の一端に供給される
ようになっている。また、トランジスタ18のコレクタ
とトランジスタ17のエミッタ間には、抵抗20,21
による帰還回路を接続している。
【0010】以上の図6の回路において、図5(b) に示
したように画面の比較的広い範囲で高輝度の部分が現れ
る信号を受像した場合、フライバックトランス11のリ
ターン側端子24の電圧は徐々に低下していき、再び黒
の部分になるとその電圧は徐々に上昇していく。この電
圧の変化を抵抗22及びコンデンサ23を介して出力段
トランジスタ18のベース電圧(パラボラ波電圧)に重
畳してやると、出力段トランジスタ18のコレクタ電圧
波形(即ち、変調コンデンサ6の両端電圧)は、パラボ
ラ波電圧に対して、白の部分で電圧が上昇し再び黒にな
った時には下降していく電圧が重畳される。S字補正コ
ンデンサ3と変調コンデンサ6の各電圧の和は、直流電
源+B1 の電圧に等しいので、S字補正コンデンサ3の
両端電圧と変調コンデンサ6の両端電圧とは互いに逆極
性に変化する。従って、水平偏向コイル2に流れる水平
偏向電流は白の部分では徐々に減少していき、再び黒の
部分では増加していくように働く。この結果、高輝度部
分の受像時に、高圧の低下に起因して水平振幅が必要以
上に広がろうとするのを抑えることができる。
【0011】このようにして、画面上で、白の四角の部
分は台形歪とはならずより四角になり、画面左右両端の
縦線はより直線に近くなるように補正される。
【0012】ところで、以上述べた図6などの従来の振
幅補正回路は、アナログ信号処理回路であり、高圧変動
による水平振幅及び曲がり補正の場合、アナログ的な処
理にて補正を行っているため、回路ドリフトがあり、回
路的な時間遅れによる位相ずれを防ぐため、繁雑な回路
設計を行う必要があった。また、機種変更などにより偏
向コイルのインダクタンスや受像管の曲率が変更される
度に、部品定数を設計する必要があり、作業が煩雑であ
った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の回
路では、高圧変動による振幅及び曲がり補正の場合、ア
ナログ的な処理にて補正を行っているため、回路ドリフ
トがあり、回路的な時間遅れによる位相ずれを防ぐた
め、繁雑な回路設計を行う必要があった。また、偏向ヨ
ークのインダクタンスや受像管の曲率が変更される度
に、部品定数の設定を行う必要があり、設計する上で繁
雑であった。
【0014】そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、回
路ドリフトを改善し、複雑な部品定数の設計を要するこ
となく、振幅補正することができる振幅補正回路を提供
することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る振幅補正回路は、陰極線管アノードに供給する直流高
圧の変動を検出する高圧検出手段と、アナログ方式の輝
度信号及び色差信号を入力し、それぞれディジタル信号
に変換するA/D変換手段と、A/D変換されたディジ
タル信号を記憶するメモリ手段と、前記メモリ手段への
書き込み、読み出しを制御するものであって、前記メモ
リ手段に書き込んだデータを読み出す際に、読み出し速
度を、前記高圧検出手段で検出される高圧変動に応じて
変調するように制御する書き込み・読み出し制御手段
と、前記メモリ手段から読み出された信号を、再びアナ
ログの輝度信号及び色差信号に変換するD/A変換手段
とを具備したものである。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の振
幅補正回路において、前記メモリ手段は、ラインメモリ
回路で構成され、前記書き込み・読み出し制御手段は、
水平同期信号に基づき、水平周期の第1のタイミング信
号と、水平周波数の所定倍の周波数の書き込み用の第1
のクロックと、水平周波数の前記とは異なる所定倍の周
波数の第2のクロックとを発生するクロック発生回路
と、前記第2のクロックに基づいてクロックを発振する
もので、その発振周波数が前記高圧検出手段で検出され
る高圧変動に応じて変調されるディジタル制御発振器
と、前記ディジタル制御発振器の出力をアナログ信号に
変換し、読み出しクロックとして前記メモリ手段に出力
するD/A変換器と、前記第1のタイミング信号及び前
記第1のクロックに基づいて書き込みタイミング信号を
発生する一方、前記第1のタイミング信号及び前記D/
A変換器からの読み出しクロックに基づいて読み出しタ
イミング信号を発生するタイミング発生回路とを具備し
たことを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の振
幅補正回路において、前記メモリ手段は、フィールドメ
モリ回路で構成され、前記書き込み・読み出し制御手段
は、垂直同期信号に基づき、垂直周期の第1のタイミン
グ信号と、垂直周波数の所定倍の周波数の書き込み用の
第1のクロックと、垂直周波数の前記とは異なる所定倍
の周波数の第2のクロックとを発生するクロック発生回
路と、前記第2のクロックに基づいてクロックを発振す
るもので、その発振周波数が前記高圧検出手段で検出さ
れる高圧変動に応じて変調されるディジタル制御発振器
と、前記ディジタル制御発振器の出力をアナログ信号に
変換し、読み出しクロックとして前記メモリ手段に出力
するD/A変換器と、前記第1のタイミング信号及び前
記第1のクロックに基づいて書き込みタイミング信号を
発生する一方、前記第1のタイミング信号及び前記D/
A変換器からの読み出しクロックに基づいて読み出しタ
イミング信号を発生するタイミング発生回路とを具備し
たことを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1記載の振
幅補正回路において、前記高圧検出手段は、水平偏向回
路の水平出力段に接続されるフライバックトランスの二
次側高圧パルスを整流して直流高圧を得、陰極線管アノ
ードに供給する整流回路と、前記整流回路で得た直流高
圧を分圧して検出する抵抗回路とで構成されることを特
徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1記載の振
幅補正回路において、前記高圧検出手段は、水平偏向回
路の水平出力段に接続されるフライバックトランスの二
次側高圧パルスを整流して直流高圧を得、陰極線管アノ
ードに供給する整流回路と、前記フライバックトランス
の二次側巻線のリターン側端子と基準電位点間に接続さ
れ、該二次側巻線に流れる陰極線管アノード電流に比例
した電圧を検出するコンデンサとで構成されることを特
徴とする。
【0020】請求項1記載の発明においては、A/D変
換された輝度信号と色差信号を一度メモリ手段にメモリ
し、メモリした信号を読み出す際には、読み出しクロッ
クによる読み出し速度を、高圧検出手段からの高圧検出
信号の大小に応じて変調し、読み出されたディジタル信
号をD/A変換してアナログの輝度信号と色差信号に戻
し、画面上の振幅が一定となるように補正する。ディジ
タル処理によって映像信号自身に変調をかけることで振
幅補正するので、従来のようなアナログ処理により発生
する回路ドリフトがなく、しかも繁雑なアナログ回路設
計の必要がない。
【0021】請求項2記載の発明においては、水平振幅
を補正できる。
【0022】請求項3記載の発明においては、垂直振幅
を補正できる。
【0023】請求項4,5記載の発明においては、高圧
検出手段は、高圧に比例した電圧を検出しても、或いは
CRTアノード電流を検出したものでもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の水平
振幅補正回路を示すブロック図であり、図2は図1の動
作を説明するための特性図である。図4は図1,図3の
振幅補正回路が用いられるテレビジョン受像機などのデ
ィスプレイ装置のブロック図である。
【0025】図4のディスプレイ装置から説明する。図
4において、ディスプレイ装置は、アナログ方式の輝度
信号Y及び色差信号R−Y,B−Yを入力し、それぞれ
ディジタル信号に変換して、メモリ手段に書き込み、そ
の後メモリ手段から読み出しを行う際に、水平同期信号
HD,垂直同期信号VDに基づいた信号でY,R−Y,
B−Yの各信号の読み出し速度を、高圧変動を検出する
回路からの帰還信号(高圧に比例した信号)Srtで変調
して読み出し、再びアナログの輝度信号Y及び色差信号
R−Y,B−Yに変換して出力する振幅補正回路100
と、振幅補正回路100から出力された輝度信号Y及び
色差信号R−Y,B−Yを入力し、R(赤),G
(緑),B(青)の3原色信号を出力するビデオ出力回
路200と、前記水平同期信号HD,垂直同期信号VD
を入力し、CRT500の偏向ヨークに水平偏向電流,
垂直偏向電流を供給する偏向回路300と、偏向回路3
00の水平出力段に接続して設けられてCRT500の
アノードに高圧を供給する一方、高圧を検出して該高圧
検出信号を帰還信号Srtとして前記振幅補正回路100
に供給する高圧整流・高圧検出回路400と、CRT5
00とで構成されている。偏向回路300は、水平偏向
回路と垂直偏向回路で構成されている。
【0026】次に、振幅補正回路100としての水平振
幅補正回路について説明する。図1に示す水平振幅補正
回路おいて、入力端子101にはアナログの輝度信号Y
が入力され、A/D変換器102でディジタル輝度信号
103に変換されて、メモリ手段としてのラインメモリ
回路128に供給される。また、入力端子104,10
5にはそれぞれアナログの色差信号R−Y,B−Yが入
力され、多重されてA/D変換器108に供給され、こ
こでディジタル色信号109に変換されて、ラインメモ
リ回路128に供給される。
【0027】ラインメモリ回路128へのディジタル信
号の書き込みは、タイミング回路125からの書き込み
タイミング信号126に従い、クロック発生回路111
からの書き込みクロック112を用いて行われる。
【0028】入力端子110には水平同期信号HDが入
力され、クロック発生回路111に供給されている。ク
ロック発生回路111は、水平周期の書き込み,読み出
しタイミングを与えるためのタイミング信号112のほ
か、水平走査周波数fH の910倍の周波数の910・
fH クロック(113)と、水平走査周波数fH の27
30倍の周波数の2730・fH クロック(114)を
発生する。
【0029】タイミング信号112はタイミング発生回
路125に供給されている。910・fH クロック(1
13)は前記ラインメモリ回路128に書き込みクロッ
クとして供給される一方、タイミング発生回路125に
供給されている。タイミング発生回路125は、水平周
期のタイミング信号112と前記910・fH クロック
(113)を用いて、910・fH クロック(113)
に同期した水平周期の書き込みタイミング信号126を
発生して、ラインメモリ回路128に供給する。
【0030】2730・fH クロック(114)は、デ
ィジタル制御発振器115に供給されている。ディジタ
ル制御発振器115は、2730・fH クロック(11
4)に基づいて読み出し用のクロックをディジタル的に
発生するもので、その読み出しクロック周波数つまり読
み出し速度を、フライバックトランスFBTの二次側高
圧の検出信号(即ち帰還信号)117で変調する機能を
有している。
【0031】帰還信号117としては、水平出力段に接
続したフライバックトランスFBTの二次巻線の高圧側
端子に得られるCRTアノード用高圧電圧EH を検出用
抵抗R1 ,R2 で分圧したものを用いるか、或いはフラ
イバックトランスFBTの二次巻線のリターン側端子
(つまりABL端子)と基準電位点間にあるABL検出
用コンデンサC1 の両端電圧(この電圧はアノード電流
に比例したものとなる)を用いる。
【0032】帰還信号117は、A/D変換器118で
ディジタル信号に変換されてディジタル制御発振器11
5に制御信号として供給されるようになっている。この
帰還信号117のディジタル化は、フライバックトラン
スFBTからの帰還信号117と他のディジタル回路と
の同期をとる(即ち、帰還信号117とディジタル化し
た映像信号との同期をとり、帰還信号117の時間遅れ
をなくす)目的で行われている。
【0033】ディジタル制御発振器115から出力され
る帰還信号117で変調されたディジタルのクロック信
号120は、D/A変換器121でアナログのクロック
信号122に変換され、波形成形回路123で波形成形
された後、読み出しクロック124としてラインメモリ
回路128に供給される一方前記タイミング発生回路1
25にも供給される。タイミング発生回路125は、水
平周期のタイミング信号112と読み出しクロック12
4を用いて、読み出しクロック124に同期した水平周
期の読み出しタイミング信号127を発生して、ライン
メモリ回路128に供給する。
【0034】符号110〜127に示す回路部分は、書
き込み・読み出し制御手段を構成している。
【0035】ラインメモリ回路128では、記憶されて
いるディジタル輝度信号Y及びディジタル色信号R−
Y,B−Yが、その読み出し速度が高圧変動に応じて変
調されて、信号129,130として読み出され、ディ
ジタル輝度信号129はD/A変換器131に、ディジ
タル色信号130はD/A変換器133,134に供給
される。
【0036】D/A変換器131では、ディジタル輝度
信号をアナログの輝度信号Yに変換し、出力端子132
から出力する。D/A変換器133では、多重されてい
るディジタル色信号からR−Yのディジタル色差信号を
分離し、アナログの色差信号R−Yに変換し、出力端子
135から出力する。D/A変換器134では、多重さ
れているディジタル色信号からB−Yのディジタル色差
信号を分離し、アナログの色差信号B−Yに変換し、出
力端子136から出力する。
【0037】以上の構成においては、従来、CRTのア
ノードに供給される高圧と、CRT上に表示される画像
の水平振幅との関係は、比較的面積の広い高輝度信号を
受けて高圧が下降すると、図5(a) の特性に従いこの高
圧の降下に応じて高輝度部分の画像の水平振幅が増加す
るが、図1の本願回路では、図5(a) の特性を補正する
ように、CRTアノードの高圧が下降した場合には、図
2に示すようにラインメモリ回路128の読み出し速度
を速くするように制御する。これにより、比較的面積の
広い高輝度部分が現れて高圧が下降すると、ラインメモ
リ回路128からの画像の読み出し速度が速くなるの
で、表示される画像の水平振幅が広がろうとするのを抑
えて水平画面振幅を一定とするように補正できる。
【0038】図3は本発明の他の実施の形態の垂直振幅
補正回路を示すブロック図である。
【0039】図3に示す垂直振幅補正回路おいて、入力
端子101にはアナログの輝度信号Yが入力され、A/
D変換器102でディジタル輝度信号103に変換され
て、メモリ手段としてのフィールドメモリ回路128A
に供給される。また、入力端子104,105にはそれ
ぞれアナログの色差信号R−Y,B−Yが入力され、多
重されてA/D変換器108に供給され、ここでディジ
タル色信号109に変換されて、フィールドメモリ回路
128Aに供給される。
【0040】フィールドメモリ回路128Aへのディジ
タル信号の書き込みは、タイミング回路125Aからの
書き込みタイミング信号126に従い、クロック発生回
路111Aからの書き込みクロック112を用いて行わ
れる。
【0041】入力端子110Aには垂直同期信号VDが
入力され、クロック発生回路111Aに供給されてい
る。クロック発生回路111Aは、垂直周期の書き込
み,読み出しタイミングを与えるためのタイミング信号
112Aのほか、垂直走査周波数fV のn1 倍の周波数
のn1 ・fV クロック(113)と、垂直走査周波数f
Vのn2 (n2 >n1 )倍の周波数のn2 ・fV クロッ
ク(114)を発生する。
【0042】タイミング信号112Aはタイミング発生
回路125Aに供給されている。n1 ・fV クロック
(113)は前記フィールドメモリ回路128Aに書き
込みクロックとして供給される一方、タイミング発生回
路125Aに供給されている。タイミング発生回路12
5Aは、前記垂直周期のタイミング信号112Aと前記
n1 ・fV クロック(113)を用いて、n1 ・fV ク
ロック(113)に同期した垂直周期の書き込みタイミ
ング信号126Aを発生して、フィールドメモリ回路1
28Aに供給する。
【0043】n2 ・fV クロック(114)は、ディジ
タル制御発振器115に供給されている。ディジタル制
御発振器115は、n2 ・fV クロック(114)に基
づいて読み出し用のクロックをディジタル的に発生する
もので、その読み出しクロック周波数つまり読み出し速
度を、フライバックトランスFBTの二次側高圧の検出
信号(即ち帰還信号)117で変調する機能を有してい
る。
【0044】帰還信号117としては、水平出力段に接
続したフライバックトランスFBTの二次巻線の高圧側
端子に得られるCRTアノード用高圧電圧EH を検出用
抵抗R1 ,R2 で分圧したものを用いるか、或いはフラ
イバックトランスFBTの二次巻線のリターン側端子
(つまりABL端子)と基準電位点間にあるABL検出
用コンデンサC1 の両端電圧(この電圧はアノード電流
に比例したものとなる)を用いる。
【0045】帰還信号117は、A/D変換器118で
ディジタル信号に変換されてディジタル制御発振器11
5に制御信号として供給されるようになっている。この
帰還信号117のディジタル化は、フライバックトラン
スFBTからの帰還信号117と他のディジタル回路と
の同期をとる(即ち、帰還信号117とディジタル化し
た映像信号との同期をとり、帰還信号117の時間遅れ
をなくす)目的で行われている。
【0046】ディジタル制御発振器115から出力され
る帰還信号117で変調されたディジタルのクロック信
号120は、D/A変換器121でアナログのクロック
信号122に変換され、波形成形回路123で波形成形
された後、読み出しクロック124としてフィールドメ
モリ回路128Aに供給される一方前記タイミング発生
回路125Aにも供給される。タイミング発生回路12
5Aは、垂直周期のタイミング信号112Aと読み出し
クロック124を用いて、読み出しクロック124に同
期した垂直周期の読み出しタイミング信号127Aを発
生して、フィールドメモリ回路128Aに供給する。
【0047】符号110〜127Aに示す回路部分は、
書き込み・読み出し制御手段を構成している。
【0048】フィールドメモリ回路128Aでは、記憶
されているディジタル輝度信号Y及びディジタル色信号
R−Y,B−Yが、その読み出し速度が高圧変動に応じ
て変調されて、信号129,130として読み出され、
ディジタル輝度信号129はD/A変換器131に、デ
ィジタル色信号130はD/A変換器133,134に
供給される。
【0049】D/A変換器131では、ディジタル輝度
信号をアナログの輝度信号Yに変換し、出力端子132
から出力する。D/A変換器133では、多重されてい
るディジタル色信号からR−Yのディジタル色差信号を
分離し、アナログの色差信号R−Yに変換し、出力端子
135から出力する。D/A変換器134では、多重さ
れているディジタル色信号からB−Yのディジタル色差
信号を分離し、アナログの色差信号B−Yに変換し、出
力端子136から出力する。
【0050】以上の構成においては、従来、CRT上に
表示される絵柄の輝度変化に伴い、CRTのアノードに
供給される高圧が変動して、CRT上に表示される画像
の垂直振幅が変動するが、図3の本願回路では、垂直振
幅が増大するように変化した場合でも、フィールドメモ
リ回路128Aの読み出しクロック124の読み出し速
度を速くすることができる。これにより、比較的面積の
広い高輝度部分が現れて高圧が低下すると、フィールド
メモリ回路128Aからの画像の読み出し速度が速くな
るので、表示される画像の垂直振幅が広がろうとするの
を抑えて垂直画面振幅を一定とするように補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の振幅補正回路を示すブ
ロック図。
【図2】図1の振幅補正回路の動作を説明するための、
高圧変化に対する読み出し速度の関係を示す特性図。
【図3】本発明の他の実施の形態の振幅補正回路を示す
ブロック図。
【図4】図1,図3の振幅補正回路が用いられるディス
プレイ装置の構成を示すブロック図。
【図5】従来のディスプレイ装置における高圧変化に対
する水平,垂直振幅の関係、及びこの関係に伴って生じ
る画面歪を示す図。
【図6】従来の振幅補正回路を示す回路図。
【符号の説明】
101…アナログ輝度信号の入力端子 102,108…A/D変換器 104,105…アナログ色差信号の入力端子 110…水平同期信号の入力端子 110A…垂直同期信号入力端子 111,111A…クロック発生回路 115…ディジタル制御発振器 121…D/A変換器 125,125A…タイミング発生回路 128…ラインメモリ回路 128A…フィールドメモリ回路 131,133,134…D/A変換器 132…アナログ輝度信号の出力端子 135,136…アナログ色差信号の出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管アノードに供給する直流高圧の変
    動を検出する高圧検出手段と、 アナログ方式の輝度信号及び色差信号を入力し、それぞ
    れディジタル信号に変換するA/D変換手段と、 A/D変換されたディジタル信号を記憶するメモリ手段
    と、 前記メモリ手段への書き込み、読み出しを制御するもの
    であって、前記メモリ手段に書き込んだデータを読み出
    す際に、読み出し速度を、前記高圧検出手段で検出され
    る高圧変動に応じて変調するように制御する書き込み・
    読み出し制御手段と、 前記メモリ手段から読み出された信号を、再びアナログ
    の輝度信号及び色差信号に変換するD/A変換手段とを
    具備したことを特徴とする振幅補正回路。
  2. 【請求項2】前記メモリ手段は、ラインメモリ回路で構
    成され、 前記書き込み・読み出し制御手段は、 水平同期信号に基づき、水平周期の第1のタイミング信
    号と、水平周波数の所定倍の周波数の書き込み用の第1
    のクロックと、水平周波数の前記とは異なる所定倍の周
    波数の第2のクロックとを発生するクロック発生回路
    と、 前記第2のクロックに基づいてクロックを発振するもの
    で、その発振周波数が前記高圧検出手段で検出される高
    圧変動に応じて変調されるディジタル制御発振器と、 前記ディジタル制御発振器の出力をアナログ信号に変換
    し、読み出しクロックとして前記メモリ手段に出力する
    D/A変換器と、 前記第1のタイミング信号及び前記第1のクロックに基
    づいて書き込みタイミング信号を発生する一方、前記第
    1のタイミング信号及び前記D/A変換器からの読み出
    しクロックに基づいて読み出しタイミング信号を発生す
    るタイミング発生回路とを具備したことを特徴とする請
    求項1記載の振幅補正回路。
  3. 【請求項3】前記メモリ手段は、フィールドメモリ回路
    で構成され、 前記書き込み・読み出し制御手段は、 垂直同期信号に基づき、垂直周期の第1のタイミング信
    号と、垂直周波数の所定倍の周波数の書き込み用の第1
    のクロックと、垂直周波数の前記とは異なる所定倍の周
    波数の第2のクロックとを発生するクロック発生回路
    と、 前記第2のクロックに基づいてクロックを発振するもの
    で、その発振周波数が前記高圧検出手段で検出される高
    圧変動に応じて変調されるディジタル制御発振器と、 前記ディジタル制御発振器の出力をアナログ信号に変換
    し、読み出しクロックとして前記メモリ手段に出力する
    D/A変換器と、 前記第1のタイミング信号及び前記第1のクロックに基
    づいて書き込みタイミング信号を発生する一方、前記第
    1のタイミング信号及び前記D/A変換器からの読み出
    しクロックに基づいて読み出しタイミング信号を発生す
    るタイミング発生回路とを具備したことを特徴とする請
    求項1記載の振幅補正回路。
  4. 【請求項4】前記高圧検出手段は、 水平偏向回路の水平出力段に接続されるフライバックト
    ランスの二次側高圧パルスを整流して直流高圧を得、陰
    極線管アノードに供給する整流回路と、 前記整流回路で得た直流高圧を分圧して検出する抵抗回
    路とで構成されることを特徴とする請求項1記載の振幅
    補正回路。
  5. 【請求項5】前記高圧検出手段は、 水平偏向回路の水平出力段に接続されるフライバックト
    ランスの二次側高圧パルスを整流して直流高圧を得、陰
    極線管アノードに供給する整流回路と、 前記フライバックトランスの二次側巻線のリターン側端
    子と基準電位点間に接続され、該二次側巻線に流れる陰
    極線管アノード電流に比例した電圧を検出するコンデン
    サとで構成されることを特徴とする請求項1記載の振幅
    補正回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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