JPH1174366A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH1174366A JPH1174366A JP9232560A JP23256097A JPH1174366A JP H1174366 A JPH1174366 A JP H1174366A JP 9232560 A JP9232560 A JP 9232560A JP 23256097 A JP23256097 A JP 23256097A JP H1174366 A JPH1174366 A JP H1174366A
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Abstract
ジスタの耐圧を充分確保でき、高周波トランジスタのコ
レクタ抵抗を低くすることのできる半導体装置の製造方
法を提供する。 【解決手段】 P型半導体基板1上にN型埋込層2およ
びP型埋込層3を形成した後、N型エピタキシャル成長
層4を形成する。その後、パターニングした窒化膜16
をマスクとしてフィールド酸化膜6を形成する。レジス
ト(図示せず)をマスクとして等方性エッチング、異方
性エッチングの順にエッチングを行い、ベース電極形成
領域を形成し、高耐圧トランジスタAおよび高周波トラ
ンジスタB領域にベース電極用ポリシリコン9aを形成
する。
Description
その製造方法に関し、特に高耐圧および高周波バイポー
ラトランジスタを混載したデバイスに関するものであ
る。
路構成の自由度を上げ、集積度を向上させるために高耐
圧トランジスタと高周波トランジスタとを同一チップ上
に混載させることが行われている。このことにより、チ
ップ面積の縮小化が図れ、コスト低減につながることに
なる。
ラトランジスタを混載した半導体装置を示す断面図であ
る。図において、1はP型半導体基板、2はN型埋込
層、3はP型埋込層、4はエピタキシャル成長層、5は
P型ウエル拡散層、6はフィールド酸化膜、7はN型コ
レクタウォール、8はP型チャネルカット、9はベース
電極用ポリシリコン膜、10は真性ベース、11は外部
ベース拡散層、12はエミッタ電極用ポリシリコン膜、
13はエミッタ拡散層、14は層間絶縁膜であり、Aは
高耐圧トランジスタ、Bは高周波トランジスタである。
周波バイポーラトランジスタを混載した半導体装置は以
上のように構成されており、高耐圧トランジスタAでは
耐圧マージンを考慮してエピタキシャル成長層4の厚さ
を充分に厚くする必要がある。ところが従来の製造方法
では、高周波トランジスタBにおいても高耐圧トランジ
スタAと同様のエピタキシャル成長層4厚となってしま
う。エピタキシャル成長層4厚が厚いと高周波トランジ
スタBのコレクタ抵抗が高くなりトランジスタ特性が劣
化するという問題点があった。
167460号公報には酸化膜を厚く形成することによ
ってエピタキシャル成長層の膜厚を薄くする方法が開示
されているが、この方法では酸化膜の形成および除去と
いう工程が追加されることになり工程数が増加するとい
う問題点があった。
ためになされたもので、工程数を増加させることなく、
高耐圧トランジスタの耐圧を充分確保でき、高周波トラ
ンジスタのコレクタ抵抗を低くすることのできる半導体
装置およびその製造方法を提供することを目的としてい
る。
る半導体装置の製造方法は、高周波バイポーラトランジ
スタ形成領域にフィールド酸化膜を形成する工程と、上
記フィールド酸化膜をエッチングしてベース電極形成領
域を形成する工程と、上記高耐圧バイポーラトランジス
タ形成領域と高周波バイポーラトランジスタ形成領域と
にベース電極用ポリシリコン膜を形成する工程とを備え
るようにしたものである。
造方法は、フィールド酸化膜のエッチングが等方性エッ
チングと異方性エッチングとを順に行うようにしたもの
である。
造方法は、高周波バイポーラトランジスタ形成領域のエ
ピタキシャル成長層内にレジストパターンをマスクとし
て上記エピタキシャル成長層と同形の不純物をイオン注
入するようにしたものである。
造方法は、イオン注入が高周波バイポーラトランジスタ
下部のエピタキシャル成長層厚のほぼ中央にイオン高濃
度層を形成するようにしたものである。
高周波バイポーラトランジスタ形成領域の上記エピタキ
シャル成長層の不純物濃度が上記高耐圧バイポーラトラ
ンジスタ形成領域の上記エピタキシャル成長層の不純物
濃度よりも高いものである。
び高周波バイポーラトランジスタを混載した半導体装置
の製造方法を示す工程断面図である。図にしたがって順
次説明を行う。まず、図1(a)に示すように、P型半
導体基板1上にN型埋込層2およびP型埋込層3を形成
した後、N型エピタキシャル成長層4を形成する。その
後、素子分離のためのP型ウエル拡散層5を形成した
後、全面を酸化して酸化膜15を形成し、さらに全面に
窒化膜16を形成する。
パターン17を形成し、レジストパターン17をマスク
として窒化膜16をパターニングする。次に、図1
(c)に示すように、レジストパターン17を除去した
後、パターニングした窒化膜16をマスクとしてフィー
ルド酸化膜6を形成する。このとき、高周波トランジス
タBのエピタキシャル成長層4はフィールド酸化膜6の
成長に使われるのでエピタキシャル成長層4厚は高耐圧
トランジスタAに比べて薄く形成することができる。
領域の窒化膜16のみを除去し、イオン注入することに
よりN型コレクタウォール7を形成する。その後、残り
の窒化膜16を除去しレジスト(図示せず)をマスクと
してフィールド酸化膜6越しにイオン注入しP型チャネ
ルカット8を形成する。
ランジスタB領域にあるフィールド酸化膜6に、レジス
ト(図示せず)をマスクとして等方性エッチング、異方
性エッチングの順にエッチングを行い、ベース電極形成
領域を形成する。この様にすれば、フィールド酸化膜6
の膜厚が厚く、エッチング時のアスペクト比が高くても
良好なベース電極形成領域を形成することができる。そ
の後、高耐圧トランジスタAおよび高周波トランジスタ
B領域にベース電極用ポリシリコン9aを形成する。そ
の後、通常の製造工程を経て高耐圧および高周波バイポ
ーラトランジスタを混載した半導体装置が得られる。
周波トランジスタBのエピタキシャル成長層4を削減で
きるようにしたので、高周波トランジスタBのエピタキ
シャル成長層4厚は高耐圧トランジスタAに比べて薄く
形成することができ、コレクタ抵抗を低減できる。従っ
て、工程数を増やすことなく良好な高周波特性を有する
半導体装置が得られる。
圧および高周波バイポーラトランジスタを混載した半導
体装置の製造方法を示す工程断面図である。図におい
て、P型半導体基板1上にN型埋込層2およびP型埋込
層3を形成した後、N型エピタキシャル成長層4を形成
する。その後、素子分離のためのP型ウエル拡散層5を
形成した後、フィールド酸化膜6を形成する。さらに、
イオン注入することによりP型チャネルカット8を形成
する。
して高周波トランジスタB領域のN型エピタキシャル成
長層4にN型不純物をイオン注入する。このとき、イオ
ン注入位置はN型エピタキシャル成長層4の厚み方向の
ほぼ中央あたりとする。その後、通常の製造工程を経て
見掛上は従来の図4に示したものと同様の高耐圧および
高周波バイポーラトランジスタを混載した半導体装置が
得られる。
み方向のほぼ中央あたりに注入された不純物はその後の
工程を経ることによって高周波トランジスタB下部のN
型エピタキシャル成長層4全域に拡散され、高周波トラ
ンジスタBのコレクタ領域のN型不純物の濃度が上る。
つまり、図4に示した構造を有するのであるが、高耐圧
トランジスタAのコレクタ領域よりも高周波トランジス
タBのコレクタ領域の方が濃度が高くなり、高周波トラ
ンジスタBではコレクタ抵抗を低減でき、良好な高周波
特性を有する半導体装置が得られる。
バイポーラトランジスタ形成領域にフィールド酸化膜を
形成する工程と、上記フィールド酸化膜をエッチングし
てベース電極形成領域を形成する工程と、上記高耐圧バ
イポーラトランジスタ形成領域と高周波バイポーラトラ
ンジスタ形成領域とにベース電極用ポリシリコン膜を形
成する工程とを備えるようにしたので、フィールド酸化
膜形成時に高周波トランジスタのエピタキシャル成長層
を削減でき、高周波トランジスタのコレクタ抵抗が低減
でき、工程数を増やすことなく良好な高周波特性を有す
る半導体装置が得られる。
方性エッチングと異方性エッチングとを順に行うように
したので、フィールド酸化膜の膜厚が厚く、エッチング
時のアスペクト比が高くても良好なベース電極形成領域
が形成できる。
領域のエピタキシャル成長層内にレジストパターンをマ
スクとして上記エピタキシャル成長層と同形の不純物を
イオン注入するようにしたので、高周波バイポーラトラ
ンジスタのコレクタ領域のN型不純物の濃度が上り、高
周波バイポーラトランジスタのコレクタ抵抗を低減で
き、良好な高周波特性を有する半導体装置が得られる。
ンジスタ下部のエピタキシャル成長層厚のほぼ中央にイ
オン高濃度層を形成するようにしたので、高周波バイポ
ーラトランジスタ下部のエピタキシャル成長層全域にイ
オンを拡散することができる。
領域の上記エピタキシャル成長層の不純物濃度が上記高
耐圧バイポーラトランジスタ形成領域の上記エピタキシ
ャル成長層の不純物濃度よりも高いので、高周波バイポ
ーラトランジスタではコレクタ抵抗を低減でき、良好な
高周波特性を有する半導体装置が得られる。
方法を示す工程断面図である。
方法を示す工程断面図である。
方法を示す工程断面図である。
成長層、6 フィールド酸化膜、9a ベース電極、1
8 レジストパターン、A 高耐圧バイポーラトランジ
スタ、B 高周波バイポーラトランジスタ。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に第2導電型
の埋込層と第2導電型のエピタキシャル成長層とを形成
した後、上記第2導電型のエピタクシャル層に高耐圧バ
イポーラトランジスタと高周波バイポーラトランジスタ
とを形成する半導体装置の製造方法において、 上記高周波バイポーラトランジスタ形成領域にフィール
ド酸化膜を形成する工程と、上記フィールド酸化膜をエ
ッチングしてベース電極形成領域を形成する工程と、上
記高耐圧バイポーラトランジスタ形成領域と高周波バイ
ポーラトランジスタ形成領域とにベース電極用ポリシリ
コン膜を形成する工程とを備えたことを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項2】 フィールド酸化膜のエッチングが等方性
エッチングと異方性エッチングとを順に行うようにした
ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】 第1導電型の半導体基板上に第2導電型
の埋込層と第2導電型のエピタキシャル成長層とを形成
した後、上記第2導電型エピタキシャル層に高耐圧バイ
ポーラトランジスタと高周波バイポーラトランジスタと
を形成する半導体装置の製造方法において、 上記高周波バイポーラトランジスタ形成領域の上記エピ
タキシャル成長層内にレジストパターンをマスクとして
上記エピタキシャル成長層と同形の不純物をイオン注入
することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 イオン注入が高周波バイポーラトランジ
スタ下部のエピタキシャル成長層厚のほぼ中央にイオン
高濃度層を形成するようにしたことを特徴とする請求項
3記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 第1導電型の半導体基板上に第2導電型
の埋込層と第2導電型のエピタキシャル成長層とを備
え、上記第2導電型エピタキシャル層に高耐圧バイポー
ラトランジスタと高周波バイポーラトランジスタとを備
えた半導体装置において、 上記高周波バイポーラトランジスタ形成領域の上記エピ
タキシャル成長層の不純物濃度が上記高耐圧バイポーラ
トランジスタ形成領域の上記エピタキシャル成長層の不
純物濃度よりも高いことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23256097A JP3785258B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23256097A JP3785258B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1174366A true JPH1174366A (ja) | 1999-03-16 |
JP3785258B2 JP3785258B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=16941253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23256097A Expired - Fee Related JP3785258B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3785258B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002208641A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Sony Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2008177543A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-31 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
US8377808B2 (en) | 2006-12-21 | 2013-02-19 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP23256097A patent/JP3785258B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002208641A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Sony Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2008177543A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-31 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
US8377808B2 (en) | 2006-12-21 | 2013-02-19 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
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JP3785258B2 (ja) | 2006-06-14 |
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