JPH0982722A - トランジスタの製法 - Google Patents

トランジスタの製法

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JPH0982722A
JPH0982722A JP23418295A JP23418295A JPH0982722A JP H0982722 A JPH0982722 A JP H0982722A JP 23418295 A JP23418295 A JP 23418295A JP 23418295 A JP23418295 A JP 23418295A JP H0982722 A JPH0982722 A JP H0982722A
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JP
Japan
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region
transistor
base region
manufacturing
emitter region
Prior art date
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Pending
Application number
JP23418295A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Matsui
良行 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
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Publication of JPH0982722A publication Critical patent/JPH0982722A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップサイズを大きくすることなしに、低い
飽和電圧で所定の高い耐圧をうることができるトランジ
スタの製法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1aにコレクタ領域となる半
導体層1bを形成し、該半導体層にベース領域5を形成
し、該ベース領域にエミッタ領域6を形成するトランジ
スタの製法であって、前記ベース領域5の形成を前記エ
ミッタ領域6が形成される場所は浅く、前記エミッタ領
域6が形成されない場所は深くなるように形成すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランジスタの製法
に関する。さらに詳しくは、高耐圧で低飽和電圧のパワ
ートランジスタに適するトランジスタの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トランジスタは図3に示すよう
に、たとえばn+型半導体基板21aの上にコレクタ領
域となるn-型半導体層21bをエピタキシャル成長
し、さらに半導体層21bにイオン注入や拡散などによ
りp型のベース領域25を形成する。さらにこのベース
領域25にn+型不純物をイオン注入や拡散などにより
導入してエミッタ領域26を形成することにより、np
nトランジスタを形成している。図中22は絶縁膜、A
は実効層である。
【0003】トランジスタにおいては飽和電圧は低く、
耐圧は高いことが望ましい。そのため、トランジスタに
おいて、低い飽和電圧VCE(sat)をうるため、実効
層Aを小さくすることおよび抵抗率を下げることが望ま
しい。また耐圧を上げるためには実効層の抵抗率が大き
い方が好ましい。そのため、実際の低飽和電圧VCE(s
at)トランジスタは実効層Aの幅をできるだけ小さく
し、抵抗率が最適になるように設計されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、トラン
ジスタの低飽和電圧VCE(sat)をうることと高い耐
圧をうることは構造上相反する事柄で、両者を満足させ
るトランジスタは設計上ならびに製作上厳しい条件が要
求されている。さらにトランジスタの増幅率hFEを上げ
れば耐圧が下がることも知られている。とくにハイパワ
ーのトランジスタでは、これらのすべての要件を満たす
ことが厳しく、製作上のバラツキでいずれかの不良が発
生し易いという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題を解決し、製作上
のバラツキで不良が生じないような高耐圧で、かつ、低
飽和電圧VCE(sat)、高増幅率のトランジスタがえ
られるトランジスタの製法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、とくにハイ
パワートランジスタにおいて、高耐圧と低飽和電圧の両
特性が相容れず、製造上のバラツキで不良が発生する原
因を鋭意検討して調べた結果、トランジスタのエミッタ
領域を形成する際に、図3に破線で示されるように、エ
ミッタ領域26の下側のベース領域25が下側に押し出
され、部分的に実質的な実効層の幅(図3のB)が狭く
なり、pn接合で形成される空乏層が半導体基板21a
まで拡がってリーチスルーを起し、そのために耐圧がえ
られないことが知られている。本発明では、この部分的
に耐圧を低下させる部分があるため、その部分で耐圧を
もたせようとして全体の実効層Aの幅を拡げると飽和電
圧が高くなり、その調整範囲が狭い範囲になるというこ
とに鑑み、この部分的な押し出し部分をなくしたもの
で、そうすることにより両者を満たす範囲に余裕が生
じ、製造上のバラツキがあっても高耐圧で低飽和電圧の
トランジスタがえられたものである。
【0007】本発明のトランジスタの製法は、半導体基
板にコレクタ領域となる半導体層を形成し、該半導体層
にベース領域を形成し、該ベース領域にエミッタ領域を
形成するトランジスタの製法であって、前記ベース領域
の形成を前記エミッタ領域が形成される場所は浅く、前
記エミッタ領域が形成されない場所は深くなるように形
成することを特徴とする。
【0008】前記ベース領域の形成を該ベース領域のエ
ミッタ領域が形成される場所の表面に薄いマスクを形成
し、ベース領域以外の場所には厚いマスクを形成してイ
オン注入により不純物を導入することにより行うことが
簡単に押し出し効果をなくすることができるため好まし
い。
【0009】本発明によれば、ベース領域を形成する際
に、ベース領域内のエミッタ領域が形成される場所が浅
くなるようにベース領域を形成しているため、そののち
エミッタ領域を形成して押し出し効果が生じたときにベ
ース領域の底面がほぼ平坦状となる。その結果ベース領
域の底面と半導体基板との間隔は全面でほぼ等しくな
り、部分的にリーチスルーが生じることはなく、実効層
全体の抵抗により飽和電圧も定まるため、設計通りの飽
和電圧、すなわち高耐圧で低飽和電圧VCE(sat)の
トランジスタがえられる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに本発明のトランジスタの製
法を図面を参照しながら説明する。図1は本発明のトラ
ンジスタの製法の実施形態の一例の製造工程を示す説明
図、図2はnpn型トランジスタの構造を示す断面説明
図である。
【0011】まず、図1(a)に示すようにp型または
n型のいずれか一方の導電型(以下、n型として説明す
る)であるn+型の半導体基板1a上にエピタキシャル
成長によってn型の半導体層1bを成長し、n型コレク
タ領域の一部を形成する。
【0012】このn型の半導体層1bは、半導体基板1
aに拡散またはエピタキシャル成長によって設けられ、
トランジスタのコレクタ領域1の主要部となるもので、
比抵抗は1×100〜1×102Ω・cm(不純物濃度
4.5×1013〜5.5×1015/cm3)程度に形成
されている。ついで、半導体層1bの表面に酸化シリコ
ン膜、チッ化シリコン膜などからなるマスク2を設け、
フォトレジストを使用してベース領域の形成場所をパタ
ーニングする。この際、ベース領域内にさらに形成され
るエミッタ領域の部分にはマスク2aを残存させる(図
1(a)参照)。
【0013】つぎに、図1(b)に示すように、マスク
2a上のフォトレジスト膜を除去し、露出したマスク2
aをエッチングしてその厚さを薄くする。これは次工程
でp型不純物をイオン注入法で導入するばあいにエミッ
タ領域の形成される場所のp型領域が表面から浅く形成
されるようにするためのもので、ベース領域5やエミッ
タ領域6の深さに依存する。
【0014】つぎに前記一方の導電型とは異なる他方の
導電型(本実施例ではp型)とするためのホウ素または
インジウムなどのp型不純物をたとえばイオン注入によ
り導入する。その結果、マスク2が除去された開口部で
は深くp型領域が形成され、薄くされたマスク2a部分
では浅くp型領域が形成され、厚いままのマスク2が残
されている部分は不純物イオンはマスク部分で阻止され
るため、半導体層1bには導入されず、図1(c)に示
されるようなp型領域、すなわちベース領域5が形成さ
れる。
【0015】そののち、パターニング後エッチングをし
てベース領域5のエミッタ領域形成部分を露出させ、さ
らにベース領域5の半導体層の保護のため酸化シリコン
などのマスクを薄く全面に形成し、リンやヒ素などの不
純物をイオン注入などによりベース領域5の一部に導入
する。その結果、エミッタ領域6が形成される。この際
エミッタ領域6の形成部分はベース領域5が下側に押し
出され、ベース領域の底面は図1(d)に示すようにほ
ぼ平坦化される。そのため、コレクタ領域の実効層であ
るベース領域5の底面と半導体基板1aとの間隔はベー
ス領域5の全面に対してほぼ均一となる。
【0016】そののち、図2に示されるように、通常の
方法で絶縁膜3を設け、その絶縁膜3のベース領域5、
エミッタ領域6の部分にコンタクト孔を設けて配線パタ
ーンを形成することにより、ベース電極7、エミッタ電
極8を有するnpn型トランジスタが形成される。
【0017】なお、前記実施例において本発明をnpn
型トランジスタの例により説明したが、導電型を逆にし
たpnp型トランジスタでも同様である。またイオン注
入法によりベース領域およびエミッタ領域を形成する例
で説明したが、拡散により形成してもよい。拡散により
段つきの不純物領域を形成するには、拡散速度の異なる
不純物を使用することによりえられる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、エミッタ領域の形成の
際にベース領域が押し出し効果により、下側に押し出さ
れてもベース領域が、部分的に下側に突出することはな
く、実効層の幅が部分的に狭まり、リーチスルーを起す
ことがないため、所定の耐圧がえられるとともに低飽和
電圧VCE(sat)のパワートランジスタがえられる。
【0019】その結果、高い耐圧をうるために実効層の
抵抗を上げたり、実効層の幅を厚くする必要がなくエミ
ッタ面積を広くしたり、チップサイズを大きくする必要
がないため、パワートランジスタでも小型で高耐圧、か
つ、低飽和電圧のトランジスタがえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランジスタの製法の一実施形態の製
造工程を示す説明図である。
【図2】本発明の製法の一実施形態によりえられたトラ
ンジスタの断面説明図である。
【図3】従来のトランジスタの一部断面図である。
【符号の説明】
1a 半導体基板 1b 半導体層(コレクタ領域) 5 ベース領域 6 エミッタ領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板にコレクタ領域となる半導体
    層を形成し、該半導体層にベース領域を形成し、該ベー
    ス領域にエミッタ領域を形成するトランジスタの製法で
    あって、前記ベース領域の形成を前記エミッタ領域が形
    成される場所は浅く、前記エミッタ領域が形成されない
    場所は深くなるように形成することを特徴とするトラン
    ジスタの製法。
  2. 【請求項2】 前記ベース領域の形成を該ベース領域内
    のエミッタ領域が形成される場所の表面に薄いマスクを
    形成し、該ベース領域の外側には厚いマスクを形成して
    イオン注入により不純物を導入することにより行う請求
    項1記載のトランジスタの製法。
JP23418295A 1995-09-12 1995-09-12 トランジスタの製法 Pending JPH0982722A (ja)

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JP23418295A JPH0982722A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 トランジスタの製法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10441090B2 (en) 2015-01-15 2019-10-15 Lillebaby, Llc Child carrier having adjustable seat coupling

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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