JPH11738A - スプリング製造装置 - Google Patents

スプリング製造装置

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JPH11738A
JPH11738A JP15255297A JP15255297A JPH11738A JP H11738 A JPH11738 A JP H11738A JP 15255297 A JP15255297 A JP 15255297A JP 15255297 A JP15255297 A JP 15255297A JP H11738 A JPH11738 A JP H11738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コイルの巻き方向やコイル径等を変更する場合
に、ポイントツールを成形テーブル上から取り外すこと
なく、相対的な位置関係を容易に調整できるようにす
る。 【解決手段】ポイントツールアッセンブリ30は、成形
テーブル2上に設けられた、この成形テーブル面に平行
で、ワイヤWの送出方向Fに垂直な方向に移動可能な上
下移動テーブル31と、この上下移動テーブル31とは
独立して、成形テーブル面及びワイヤWの送出方向Fに
平行な方向に移動可能な前後方向移動テーブル46とを
備える。連動アーム34は、前後方向移動テーブル46
の前後方向への移動に連動して平行スライドテーブル3
5及び第1、第2傾斜スライドテーブル37、41を同
じ距離だけ移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリング製造装
置に関し、例えば、圧縮バネや引張バネ等となるワイヤ
を連続して送り出しながら、ポイントツールに当接させ
ることにより所定のコイル径に巻くと共に、ワイヤを巻
きながらピッチツールを介在させることにより所定ピッ
チのコイルを成長させて、所望形状のコイルスプリング
を成形するスプリング製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 [2本ピン右巻き]例えば、右巻きコイルを2本のポイ
ントツールで成形する場合、図17に示すように、スプ
リング製造装置は、ワイヤを送り出す方向に平行な成形
テーブル102を有し、この成形テーブル102上に、
ワイヤWを送り出すフィードローラ110と、切断時に
切断ツール(不図示)と協働してワイヤにせん断力を付
与するための芯金103と、フィードローラ110から
のワイヤWの送出部分O2を中心に周囲に放射状に配置
された2本のポイントツールアッセンブリ116、12
6が配置されている。芯金103は、コイル径に応じて
成形テーブル上における上下方向の位置を任意に変更可
能に設けられている。この場合、芯金103は、ワイヤ
Wの送出方向に沿う直線に対して上側に配置され、所望
のコイル径に応じてワイヤWの送出部分O2からの距離
が設定されている。
【0003】ポイントツールアッセンブリ116は、送
出部分O2を中心に右斜め上45°の位置に設けられた
ツール駆動軸R1に組み付けられる。ポイントツールア
ッセンブリ116は、成形テーブル上に固定されるレー
ル111と、このレール111上にスライド可能に設け
られるスライダ112と、このスライダ111の一端に
設けられ、ツール駆動軸R1に回動自在に軸支されるカ
ム(不図示)に当接する従動軸113とを有する。スラ
イダ112には、ツール固定アーム114が固定され、
その先端部にポイントツールT1が固定されている。ポ
イントツールT1はマイクロメータ115により微調整
可能となっている。
【0004】ポイントツールアッセンブリ126は、送
出部分O2を通りワイヤWの送出方向に沿う直線L1上
にその軸中心が配置され、送出部分O2に対して右位置
に設けられたツール駆動軸R2に組み付けられる。ポイ
ントツールアッセンブリ126は、ポイントツールアッ
センブリ116と同様の構成部分を有し、その部分には
同一番号を付して説明を省略する。スライダ112に
は、ツール固定アーム124が固定され、その先端部に
ポイントツールT2が固定されている。ポイントツール
T2はマイクロメータ125により微調整可能となって
いる。
【0005】ツール固定アーム114、124は、各ポ
イントツールT1、T2が所望のコイル径を中心として
45°をなすように構成されている。
【0006】[2本ピン左巻き]また、左巻きコイルを
2本のポイントツールで成形する場合、図18に示すよ
うに、成形テーブル102上には、フィードローラ11
0からのワイヤWの送出部分O2を中心に周囲に放射状
に配置された2本のポイントツールアッセンブリ13
6、146が配置されている。芯金103は、ワイヤW
の送出方向に沿う直線に対して下側に配置され、所望の
コイル径に応じてワイヤWの送出部分O2からの距離が
設定されている。尚、図17で説明したポイントツール
アッセンブリ116と同一の構成部分には同一番号を付
して説明を省略する。
【0007】ポイントツールアッセンブリ136は、送
出部分O2を通りワイヤWの送出方向に沿う直線L1上
にその軸中心が配置され、送出部分O2に対して右位置
に設けられたツール駆動軸R2に組み付けられる。スラ
イダ112には、ツール固定アーム134が固定され、
その先端部にポイントツールT1が固定されている。ポ
イントツールT1はマイクロメータ135により微調整
可能となっている。
【0008】ポイントツールアッセンブリ146は、送
出部分O2を中心に右斜め下45°の位置に設けられた
ツール駆動軸R3に組み付けられる。スライダ112に
は、ツール固定アーム144が固定され、その先端部に
ポイントツールT2が固定されている。ポイントツール
T2はマイクロメータ145により微調整可能となって
いる。
【0009】ツール固定アーム134、144は、各ポ
イントツールT1、T2が所望のコイル径を中心として
45°をなすように構成されている。
【0010】[1本ピン右巻き]また、右巻きコイルを
1本のポイントツールで成形する場合、図19に示すよ
うに、成形テーブル102上には、フィードローラ11
0からのワイヤWの送出部分O2を中心に周囲に放射状
に配置された1本のポイントツールアッセンブリ156
が配置されている。芯金103は、ワイヤWの送出方向
に沿う直線に対して上側に配置され、所望のコイル径に
応じてワイヤWの送出部分O2からの距離が設定されて
いる。尚、図17で説明したポイントツールアッセンブ
リ116と同一の構成部分には同一番号を付して説明を
省略する。
【0011】ポイントツールアッセンブリ156は、送
出部分O2を通りワイヤWの送出方向に沿う直線L1上
にその軸中心が配置され、送出部分O2に対して右位置
に設けられたツール駆動軸R2に組み付けられる。スラ
イダ112には、ツール固定アーム154が固定され、
その先端部にポイントツールT1が固定されている。ポ
イントツールT1はマイクロメータ155により微調整
可能となっている。
【0012】ツール固定アーム154は、ポイントツー
ルT1が所望のコイル径中心を通り、ワイヤWの送出方
向に沿う直線L1に平行な位置になるように構成されて
いる。
【0013】[1本ピン左巻き]また、左巻きコイルを
1本のポイントツールで成形する場合、図20に示すよ
うに、成形テーブル102上には、フィードローラ11
0からのワイヤWの送出部分O2を中心に周囲に放射状
に配置された1本のポイントツールアッセンブリ166
が配置されている。芯金103は、ワイヤWの送出方向
に沿う直線に対して下側に配置され、所望のコイル径に
応じてワイヤWの送出部分O2からの距離が設定されて
いる。尚、図17で説明したポイントツールアッセンブ
リ116と同一の構成部分には同一番号を付して説明を
省略する。
【0014】ポイントツールアッセンブリ166は、送
出部分O2に沿って右斜め下の位置に設けられたツール
駆動軸R3に組み付けられる。スライダ112には、ツ
ール固定アーム164が固定され、その先端部にポイン
トツールT1が固定されている。ポイントツールT1は
マイクロメータ165により微調整可能となっている。
【0015】ツール固定アーム164は、ポイントツー
ルT1が所望のコイル径中心を通り、ワイヤWの送出方
向に沿う直線L1に平行な位置になるように構成されて
いる。
【0016】以上説明したように、従来のスプリング製
造装置では、ポイントツールは、送り出されるワイヤに
当接して、スプリングのコイル径を規定するようにスラ
イド可能に設けられ、成形テーブル上において、所望の
スプリング形状に応じてその配置を任意に変更できる。
成形テーブルは、装置本体におけるスプリング成形空間
を規定する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
プリング製造装置では、コイルの巻き方向やコイル径等
を変更する場合には、芯金、ポイントツールアッセンブ
リを成形テーブル上から取り外し、必要に応じてツール
の先端形状等を交換しながら相対的な位置関係を調節し
直す必要があった。
【0018】この作業は、作業者にとって大変な労力と
時間を費やすことになり、更にツール位置を正確に合わ
せるには熟練が必要であった。
【0019】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、コイルの巻き方向やコイル径等を変更する場合
に、ポイントツールアッセンブリを成形テーブル上から
取り外すことなく、必要に応じてツールの先端形状等を
交換しながら相対的な位置関係を容易に調整できるスプ
リング製造装置を提供することである。
【0020】また、コイルの巻き方向やコイル径等を設
定、変更する際に、ポイントツール類の相対的な位置関
係を前後、左右方向に移動するだけで、容易に新たなコ
イル径等を設定できるスプリング製造装置を提供するこ
とにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するため、本発明は以下の構成を備える。
【0022】即ち、スプリングとなるワイヤを成形テー
ブル上に送り出し、この送り出されるワイヤを該成形テ
ーブル上に配設されたツールに当接させることによって
所望形状のコイルスプリングを成形するスプリング製造
装置において、前記成形テーブル上に、前記ワイヤを前
記成形テーブル上に送り出すワイヤ送出手段と、前記ツ
ールを前記送出されるワイヤに対向する位置に支持する
ツール支持手段と、前記ツール支持手段を、前記成形テ
ーブル面に略平行で且つ前記ワイヤの送出方向に略垂直
な方向に移動すると共に、前記成形テーブル面及び前記
ワイヤの送出方向に移動する移動手段とを設け、前記移
動手段は、前記ワイヤの送出方向に対して、前記ツール
先端部が所定の軌跡を描くように前記ツール支持手段を
移動する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。[スプリン
グ装置全体の概略]図1は、本発明に係る実施形態のス
プリング製造装置の概略正面図である。
【0024】図1に示すように、本実施形態のスプリン
グ製造マシン100は、送り出されるワイヤに所定のコ
イル径及びピッチを付与することにより、円錐形、つづ
み形、たる形等の圧縮コイルスプリングを成形する装置
であるが、引張コイルスプリングやねじりコイルスプリ
ングも成形できることは言うまでもない。
【0025】このスプリング製造マシン100は、箱体
状のマシン本体1と、このマシン本体1の上面に据付け
られるコイリングアッセンブリ20と、このコイリング
アッセンブリ20にワイヤWを供給するワイヤ供給装置
5と、マシン全体の制御を司るコントローラ70とを具
備する。
【0026】コイリングアッセンブリ20は、後述する
ように、成形テーブル2と、その成形テーブル2に設け
られたワイヤWを送り出すフィード機構10と、芯金3
と、ポイントツールを備えるポイントツールアッセンブ
リ30を備える。
【0027】また、コイリングアッセンブリ20は、図
示しないピッチ生成ツールとしてのウェッジツールやプ
ッシュツール、切断ツールを備える。
【0028】コイリングアッセンブリ20は、フィード
機構10によりワイヤWを送り出す役割と、送り出され
るワイヤWをポイントツールアッセンブリにより強制的
に湾曲させる役割と、図示しないウェッジツールやプッ
シュツール、切断ツールにより所定のコイル径及びピッ
チでコイルを成長させる役割と、最終的に所望形状に成
形されたコイルを切断して1つのコイルスプリングとす
る役割とを兼ね備える。
【0029】[コイリングアッセンブリ]次に、コイリ
ングアッセンブリ20について詳細に説明する。
【0030】図2は、図1に示すコイリングアッセンブ
リを示す外観図である。図3は、図2の一部を詳細に示
す正面図である。図4は、図3の背面図である。
【0031】図2〜図4に示すように、コイリングアッ
センブリ20は、マシン本体1に固定される成形テーブ
ル2が基台となっている。成形テーブル2は、所定の強
度を備えるような板厚を有するL字状の金属材料等から
なり、フィード機構10と、芯金3と、ポイントツール
アッセンブリ30を支持する。成形テーブル2は、ワイ
ヤWの送り方向に平行な面を形成し、その面はスプリン
グ成形空間を規定する。
【0032】フィード機構10には、ワイヤWを送り方
向(図3の紙面に対して左側から右側)に案内する3個
のワイヤフィードライナ13がワイヤ送り方向に沿って
所定間隔を開けて設けられている。また、3個のワイヤ
フィードライナ13の間隔を埋めるように、上下一対の
上流フィードローラ11、下流フィードローラ12が回
転駆動可能に設けられている。
【0033】ワイヤWは、上流及び下流フィードローラ
11、12を送出方向Fに回転駆動させることにより、
ワイヤフィードライナ13に案内されながら、後述する
スプリング成形空間内に送り出される。
【0034】逆L字状にマシン本体1に支持される成形
テーブル2の側方に延びる端部付近には、ポイントツー
ルアッセンブリ30が設けられている。ポイントツール
アッセンブリ30は、成形テーブル2に対して前後方向
及び上下方向に移動可能になっている。
【0035】ポイントツールアッセンブリ30を前後方
向及び上下方向に移動させる理由は、コイルの巻き方向
やコイル径を変更するためである。
【0036】[ポイントツールアッセンブリ]次に、ポ
イントツールアッセンブリ30について詳細に説明す
る。
【0037】図2〜図4に示すように、ポイントツール
アッセンブリ30は、成形テーブル2上に設けられた、
この成形テーブル面に平行で、ワイヤWの送出方向Fに
垂直な方向に移動可能な上下移動テーブル31と、この
上下移動テーブル31とは独立して、成形テーブル面及
びワイヤWの送出方向Fに平行な方向に移動可能な前後
方向移動テーブル46とを備える。
【0038】上下方向移動テーブル31は、図4に示す
ように、その下部に配置された上下方向駆動モータ21
により上下方向に移動可能となっている。上下方向駆動
モータ21はジョイント51にてボール52&ナット5
3の機構に連結されている。ナット53は、上下方向移
動テーブル31の背面に固定されている。
【0039】上下方向移動テーブル31上には、成形テ
ーブル面及びワイヤWの送出方向Fに平行な方向にスラ
イド可能な平行スライドテーブル35と、上下方向移動
テーブル31上に設けられ、成形テーブル面に平行で、
ワイヤWの送出方向に対して略45度の方向に移動可能
な2つの傾斜スライドテーブル37、41と、上下方向
移動テーブル31上に設けられ、前後方向移動テーブル
46の移動に連動して平行スライドテーブル35及び傾
斜スライドテーブル37、41を同じ距離だけ移動させ
る連動アーム34とが設けられている。
【0040】平行スライドテーブル35は、上下方向移
動テーブル31上に固定された平行スライドレール33
にスライド可能に設けられている。平行スライドレール
33及び平行スライドテーブル35は、上下方向移動テ
ーブル31の上下方向における中央部分に配置されてい
る。平行スライドテーブル35の右端部には、後述する
連動アーム34が固定されている。尚、平行スライドテ
ーブル35には、後述するツール固定ブロック60が固
定され、その先端部にポイントツールT3が固定可能と
なっている。
【0041】傾斜スライドテーブル37、41は、ワイ
ヤWの送出方向Fに平行な直線に対してワイヤ送出部分
O1を中心に反時計周りで45度の角度で交差する第1
傾斜スライドテーブル37と、ワイヤWの送出方向Fに
平行な直線に対してワイヤ送出部分O1を中心に時計周
りで45度の角度で交差する第2傾斜スライドテーブル
37とを有する。
【0042】第1傾斜スライドテーブル37は、上下方
向移動テーブル31上に固定された第1傾斜スライドレ
ール36にスライド可能に設けられている。第1傾斜ス
ライドレール36の上端部には、後述する連動アーム3
4に当接する従動軸38が設けられている。第1傾斜ス
ライドテーブル37は、その従動軸38が常時連動アー
ム34に当接しているように、不図示のスプリング機構
によりその上端部の方向に付勢されている。また、第1
傾斜スライドテーブル36には、ツール固定ブロック3
9が固定され、その先端部にポイントツールT1が固定
されている。
【0043】第2傾斜スライドテーブル41は、上下方
向移動テーブル31上に固定された第2傾斜スライドレ
ール40にスライド可能に設けられている。第2傾斜ス
ライドレール40の下端部には、後述する連動アーム3
4に当接する従動軸42が設けられている。第2傾斜ス
ライドテーブル41は、その従動軸42が常時連動アー
ム34に当接しているように、不図示のスプリング機構
によりその下端部の方向に付勢されている。また、第2
傾斜スライドテーブル41には、ツール固定ブロック4
3が固定され、その先端部にポイントツールT2が固定
されている。
【0044】第1傾斜スライドテーブル37及び第2傾
斜スライドテーブル41、各ポイントツールT1、T2
は、所望のコイル径を中心として90°の角度をなすよ
うに配置され、所望のコイル径中心に向かって収束する
ようにスライドされる。
【0045】前後方向移動テーブル46は、図4に示す
ように、その右端部に配置された前後方向駆動モータ2
2により前後方向に移動可能となっている。前後方向駆
動モータは、成形テーブル2から延設されたステー44
により固定されている。ステー44は、成形テーブル2
の右端部の上下方向における略中央部分に配置されてい
る。前後方向駆動モータ22はジョイント54にてボー
ル55&ナット56の機構に連結されている。ナット5
6は、前後方向移動テーブル46の背面に固定されてい
る。
【0046】前後方向移動テーブル46は、ステー44
上に固定された前後方向スライドレール45にスライド
可能に設けられている。前後方向スライドレール45及
び前後方向移動テーブル46は、ステー44の幅方向に
おける略中央部分に配置されている。前後方向移動テー
ブル46の左差端には、連動アーム34に当接するロー
ラ機構47が固定されている。前後方向移動テーブル4
6は、そのローラ機構47が常時連動アーム34に当接
しているように、不図示のスプリング機構によりその左
端部の方向に付勢されている。
【0047】連動アーム34は、平行スライドテーブル
35に対して対称な形状を有し、その上端部には、ワイ
ヤWの送出方向Fに垂直な方向に対して反時計方向に2
2.5°の角度θ1で傾斜した第1傾斜部34aを有
し、その下端部には、ワイヤWの送出方向Fに垂直な方
向に対して時計方向に22.5°の角度θ2で傾斜した
第2傾斜部34bを有する。
【0048】連動アーム34は、ローラ機構47を介し
て前後方向移動テーブル46に当接されるので、その上
下方向の移動が許容されており、前後方向移動テーブル
46の動きを平行スライドテーブル35及び第1、第2
傾斜スライドテーブル37、41に伝達する。
【0049】連動アーム34は、前後方向移動テーブル
46の前後方向への移動に連動して平行スライドテーブ
ル35及び第1、第2傾斜スライドテーブル37、41
を同じ距離だけ移動させる。例えば、連動アーム34
は、前後方向移動テーブル46が前方に距離xだけ移動
されると、それに連動して平行スライドテーブル35及
び第1、第2傾斜スライドテーブル37、41を同じ距
離xだけ移動させる。
【0050】平行スライドテーブル35及び第1、第2
傾斜スライドテーブル37、41が同じ距離xだけ移動
される理由は以下のように説明される。即ち、図21に
示すように、第1傾斜スライドテーブル37と第1傾斜
部34aとの接点A1、平行スライドテーブル35と連
動アーム34との連結点A2、ツールT1とT2との交
点A3とすると、三角形A1−A2−A3は、辺A1−
A3と辺A2−A3の長さの等しい二等辺三角形とな
る。つまり、連動アーム34、平行スライドテーブル3
5及び第1傾斜スライドテーブル37は、上下方向移動
テーブル31上において常に上記二等辺三角形三角形A
1−A2−A3を保持したまま移動される。従って、連
動アーム34の前後方向の移動量に相当する辺A2−A
3の長さxが変化すると、それに伴って、第1傾斜スラ
イドテーブルの移動量に相当する辺A1−A3の長さも
同じ量xだけ変化するのである。尚、第2傾斜スライド
テーブル41についても同様のことが言える。
【0051】図15Aに示すように、連動アーム34
は、第1傾斜スライドテーブル37に設けられるポイン
トツールT1の先端部分の軌跡が、ワイヤWの送出方向
Fに平行な直線L2に対して略22、5度の角度θ3で
交差する直線K1となり、且つ第2傾斜スライドテーブ
ル41に設けられるポイントツールT2の先端部分の軌
跡が、ワイヤWの送出方向Fに平行な直線L2に対して
略67.5度の角度θ4で交差する直線K2となるよう
に、所望のワイヤ径に応じて第1、第2傾斜スライドテ
ーブル37、41を移動する機能を有する。
【0052】図14に示すように、前後方向移動テーブ
ル31は、連動アーム34と第1傾斜スライドテーブル
37と第2傾斜スライドテーブル41の各移動方向に沿
う中心線を結んでなる二等辺三角形S1を、二等辺三角
形S2のように成形テーブル面及びワイヤWの送出方向
Fに平行な方向に平行移動する。また、上下方向移動テ
ーブル31は、連動アーム34と第1傾斜スライドテー
ブル37と第2傾斜スライドテーブル41の各移動方向
に沿う中心線を結んでなる二等辺三角形S1を、二等辺
三角形S3のように成形テーブル面に平行で、ワイヤW
の送出方向Fに垂直な方向に平行移動す。
【0053】[コイル巻き方向及びコイル径の変更手
順] <2本ピン右巻き>右巻きコイルを2本のポイントツー
ルで成形する場合には、図2〜図4に示すように、第1
傾斜スライドテーブル37と第2傾斜スライドテーブル
41に、ツールT1、T2を夫々固定したツール固定ブ
ロック39、43を搭載させ、平行スライドテーブル3
5にはツールを固定しない。そして、所望のコイル巻き
方向に応じて(この場合、右巻き)、上下方向移動テー
ブル31を上側位置P1に移動させ、所望のコイル径に
応じて、前後方向移動テーブル46を前後方向の所定位
置Q1に移動させる。芯金103は、所望のコイル径に
応じてワイヤWの送出部分O1からの距離が設定され、
成形テーブル上におけるワイヤWの送出方向Fに沿う直
線L2に対して上側の所定位置に配置される。
【0054】<2本ピン左巻き>上記2本ピン右巻きに
設定された状態から、右巻きコイルの巻き方向を変更し
て、左巻きコイルを2本のポイントツールで成形する場
合には、図5〜図7に示すように、図2〜図4に示す状
態から、所望のコイル巻き方向に応じて(この場合、左
巻き)、上下方向移動テーブル31を下側位置P2に移
動させ、前後方向移動テーブル46は図4に示す位置Q
1から移動させない。芯金103は、所望のコイル径に
応じてワイヤWの送出部分O1からの距離が設定され、
成形テーブル上におけるワイヤWの送出方向Fに沿う直
線L2に対して下側の所定位置に配置される。
【0055】尚、コイル径も変更する場合には、所望の
コイル径に応じて、前後方向移動テーブル46を前後方
向に移動させればよい。
【0056】その他、図2〜図4に示す部材と同一の部
材には、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0057】<1本ピン右巻き>右巻きコイルを1本の
ポイントツールで成形する場合には、図8〜図10に示
すように、平行スライドテーブル35に、ツールT3を
固定したツール固定ブロック60を搭載させ、第1傾斜
スライドテーブル37と第2傾斜スライドテーブル41
にはツールを固定しない。ツール固定ブロック60及び
ツールT3は、ツール固定ブロック39、43及びポイ
ントツールT1、T2と同一の構成を有する。そして、
所望のコイル巻き方向に応じて(この場合、右巻き)、
上下方向移動テーブル31を上側位置P3に移動させ、
所望のコイル径に応じて、前後方向移動テーブル46を
前後方向の所定位置Q2に移動させる。芯金103は、
所望のコイル径に応じてワイヤWの送出部分O1からの
距離が設定され、成形テーブル上におけるワイヤWの送
出方向Fに沿う直線L2に対して上側の所定位置に配置
される。
【0058】その他、図2〜図4に示す部材と同一の部
材には、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0059】<1本ピン左巻き>上記1本ピン右巻きに
設定された状態から、右巻きコイルの巻き方向を変更し
て、左巻きコイルを1本のポイントツールで成形する場
合には、図11〜図13に示すように、図8〜図10に
示す状態から、所望のコイル巻き方向に応じて(この場
合、左巻き)、上下方向移動テーブル31を下側位置P
4に移動させ、前後方向移動テーブル46は図10に示
す位置Q2から移動させない。芯金103は、所望のコ
イル径に応じてワイヤWの送出部分O1からの距離が設
定され、成形テーブル上におけるワイヤWの送出方向F
に沿う直線L2に対して下側の所定位置に配置される。
【0060】尚、コイル径も変更する場合には、所望の
コイル径に応じて、前後方向移動テーブル46を前後方
向に移動させればよい。また、コイル成形時に用いられ
るポイントツールの本数(1本ピン又は2本ピン)は、
スプリングのコイル径や芯金の形状に応じて使い分けら
れる。例えば、コイル径が小さい場合(コイル外径20
mm以下)には1本のポイントツールを用いる方が良
く、反対にコイル径が大きい場合(コイル外径40mm
以上)には2本のポイントツールを用いる方が良い。
【0061】その他、図2〜図4に示す部材と同一の部
材には、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0062】図15Aは、右巻きコイルを2本のポイン
トツールで成形する場合にコイル径に応じて移動された
ポイントツールの軌跡を示す図である。
【0063】例えば、コイル径を大きくする場合には、
ポイントツールT1−1、T2−1はポイントツールT
1−2、T2−2に移動される。図15Aに示すよう
に、上下方向移動テーブル31及び前後方向移動テーブ
ル46は、第1傾斜スライドテーブル37に設けられる
ポイントツールT1の先端部分の軌跡が、ワイヤWの送
出方向Fに平行な直線L2に対して略22.5度の角度
θ3で交差する直線K1となり、且つ第2傾斜スライド
テーブル41に設けられるポイントツールT2の先端部
分の軌跡が、ワイヤWの送出方向Fに平行な直線L2に
対して略67.5度の角度θ4で交差する直線K2とな
るように、所望のワイヤ径に応じて移動される。
【0064】図15Bは、右巻きコイルを1本のポイン
トツールで成形する場合にコイル径に応じて移動された
ポイントツールの軌跡を示す図である。
【0065】例えば、コイル径を大きくする場合には、
ポイントツールT3−1はポイントツールT3−2に移
動される。図15Aに示すように、上下方向移動テーブ
ル31及び前後方向移動テーブル46は、平行スライド
テーブル35に設けられるポイントツールT3の先端部
分の軌跡が、ワイヤWの送出方向Fに平行な直線L2に
対して略45度の角度θ5で交差する直線K3となるよ
うに、所望のワイヤ径に応じて移動される。
【0066】尚、上述のコイル巻き方向及びコイル径の
変更手順において、上下方向移動テーブル31の駆動モ
ータ21や前後方向移動テーブル46の駆動モータ22
の駆動制御は、後述する図16に示す制御ブロックが司
る。
【0067】以上のように、本実施形態のポイントツー
ルアッセンブリによれば、コイルの巻き方向やコイル径
等を変更する場合に、ポイントツールアッセンブリを成
形テーブル上から取り外すことなく、必要に応じてツー
ルの先端形状等を交換しながら相対的な位置関係を容易
に調整できる。
【0068】また、コイルの巻き方向やコイル径等を設
定、変更する際に、ポイントツール類の相対的な位置関
係を前後、左右方向に移動するだけで、容易に新たなコ
イル径等を設定できる。
【0069】[制御回路構成]次に、本実施形態のスプ
リング製造マシン100の制御回路構成について説明す
る。
【0070】図16は、スプリング製造マシンのポイン
トツールアッセンブリ30とコントローラ70との関係
を示すブロック図である。
【0071】図16に示すように、CPU71はコント
ローラ70の全体を制御する。ROM72はCPU71
の動作処理内容(プログラム)及び各種フォントデータ
等を記憶している。RAM73はCPU71のワークエ
リアとして使用される。表示部74は各種設定を行った
り、その内容の表示、更には製造の過程等をグラフ表示
したりするために設けられる。外部記憶装置75はフロ
ッピーディスクドライブ等であり、外部からプログラム
を供給したり、或いはワイヤ成形加工のための各種設定
内容を保存するために使用される。この結果、例えば、
ある成形加工(例えばスプリングであればその自由長や
径等)のためのパラメータを記憶しておくことで、いつ
でもそのフロッピーをセットして実行することで、同じ
形状のスプリングを製造することが可能になる。
【0072】キーボード76は各種パラメータを設定す
るために設けられ、センサ群77はワイヤの送り出し量
や、スプリングの自由長等を検知するために設けられ
る。
【0073】上下方向駆動モータ21及び前後方向駆動
モータ22は、夫々に対応するモータドライバ78、7
9により駆動される。
【0074】この制御ブロックでは、CPU71は、キ
ーボード76から入力された指示に従い、上下方向駆動
モータ21や前後方向駆動モータ22以外にも、例え
ば、各種ツール駆動モータや上流及び下流フィードロー
ラの駆動モータ等を独立して駆動したり、外部記憶装置
との入出力、更には表示部74を制御することになる。
【0075】上記制御ブロックにより上下方向駆動モー
タ21や前後方向駆動モータ22を制御することによ
り、コイルの巻き方向やコイル径等のパラメータを設
定、変更するだけで、ポイントツール類の相対的な位置
関係を自動的に調整できる。
【0076】本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で上
記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
【0077】例えば、図3に示すポイントツールアッセ
ンブリ30から第1傾斜スライドテーブル37及び第2
傾斜スライドテーブル41を取り除いて、平行スライド
テーブル35のみからなる1本ピン専用のマシン構成と
したり、反対に、平行スライドテーブル35のようなス
ライド機構は必要であるが、第1傾斜スライドテーブル
37及び第2傾斜スライドテーブル41のみからなる2
本ピン専用のマシン構成としても良い。
【0078】また、上記実施形態は、ポイントツール以
外に切断ツール、ウェッジツール、プッシュツール等に
も適用できることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コイルの巻き方向やコイル径等を変更する場合に、ポイ
ントツールアッセンブリを成形テーブル上から取り外す
ことなく、必要に応じてツールの先端形状等を交換しな
がら相対的な位置関係を容易に調整できる。
【0080】また、コイルの巻き方向やコイル径等を設
定、変更する際に、ポイントツール類の相対的な位置関
係を前後、左右方向に移動するだけで、容易に新たなコ
イル径等を設定できる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のスプリング製造装置の
概略正面図である。
【図2】図1に示すコイリングアッセンブリを示し、右
巻きコイルを2本のポイントツールで成形する場合のコ
イリングアッセンブリを示す外観図である。
【図3】図2の一部を詳細に示す正面図である。
【図4】図3の背面図である。
【図5】図1に示す状態から、コイル巻き方向を左巻き
に変更した場合のコイリングアッセンブリを示す外観図
である。
【図6】図5の一部を詳細に示す正面図である。
【図7】図6の背面図である。
【図8】右巻きコイルを1本のポイントツールで成形す
る場合のコイリングアッセンブリを示す外観図である。
【図9】図8の一部を詳細に示す正面図である。
【図10】図9の背面図である。
【図11】図8に示す状態から、コイル巻き方向を左巻
きに変更した場合のコイリングアッセンブリを示す外観
図である。
【図12】図11の一部を詳細に示す正面図である。
【図13】図12の背面図である。
【図14】所望のコイル巻き方向及びコイル径を設定す
る場合のポイントツールアッセンブリの作用を説明する
図である。
【図15A】右巻きコイルを2本のポイントツールで成
形する場合にコイル径に応じて移動されたポイントツー
ルの軌跡を示す図である。
【図15B】右巻きコイルを1本のポイントツールで成
形する場合にコイル径に応じて移動されたポイントツー
ルの軌跡を示す図である。
【図16】スプリング製造マシンのポイントツールアッ
センブリ30とコントローラ70との関係を示すブロッ
ク図である。
【図17】従来のスプリング製造マシンにより、右巻き
コイルを2本のポイントツールで成形する場合の成形テ
ーブルに配置されるポイントツールを示す正面図であ
る。
【図18】従来のスプリング製造マシンにより、左巻き
コイルを2本のポイントツールで成形する場合の成形テ
ーブルに配置されるポイントツールを示す正面図であ
る。
【図19】従来のスプリング製造マシンにより、右巻き
コイルを1本のポイントツールで成形する場合の成形テ
ーブルに配置されるポイントツールを示す正面図であ
る。
【図20】従来のスプリング製造マシンにより、左巻き
コイルを1本のポイントツールで成形する場合の成形テ
ーブルに配置されるポイントツールを示す正面図であ
る。
【図21】平行スライドテーブル及び第1、第2傾斜ス
ライドテーブルが同じ距離だけ移動される理由を説明す
る図である。
【符号の説明】 1…マシン本体 2…成形テーブル 3…芯金 5…ワイヤ供給装置 10…ワイヤフィード機構 20…コイリングアッセンブリ 21…上下方向駆動モータ 22…前後方向駆動モータ 30…ポイントツールアッセンブリ 31…上下方向移動テーブル 34…連動アーム 35…平行スライドテーブル 37…第1傾斜スライドテーブル 41…第2傾斜スライドテーブル 46…前後方向移動テーブル 70…コントローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリングとなるワイヤを成形テーブル
    上に送り出し、この送り出されるワイヤを該成形テーブ
    ル上に配設されたツールに当接させることによって所望
    形状のコイルスプリングを成形するスプリング製造装置
    において、 前記成形テーブル上に、 前記ワイヤを前記成形テーブル上に送り出すワイヤ送出
    手段と、 前記ツールを前記送出されるワイヤに対向する位置に支
    持するツール支持手段と、 前記ツール支持手段を、前記成形テーブル面に略平行で
    且つ前記ワイヤの送出方向に略垂直な方向に移動すると
    共に、前記成形テーブル面及び前記ワイヤの送出方向に
    移動する移動手段とを設け、 前記移動手段は、前記ワイヤの送出方向に対して、前記
    ツール先端部が所定の軌跡を描くように前記ツール支持
    手段を移動することを特徴とするスプリング製造装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、 前記成形テーブル面に平行で、前記ワイヤの送出方向に
    垂直な方向に移動可能な第1テーブル(31)と、 前記第1テーブルから独立して、該成形テーブル面及び
    前記ワイヤの送出方向に平行な方向に移動可能な第2テ
    ーブル(46)と、 前記第1テーブル上に設けられ、前記成形テーブル面及
    び前記ワイヤの送出方向に平行な方向にスライド可能な
    第3テーブル(35)と、 前記第1テーブル上に設けられ、前記成形テーブル面に
    平行で、前記ワイヤの送出方向に対して傾斜された方向
    に移動可能な第4テーブル(37、41)と、 前記第1テーブル上に設けられ、前記第2テーブルの移
    動に連動して前記第3テーブル及び第4テーブルを移動
    させる連動手段(34)とを具備することを特徴とする
    請求項1に記載のスプリング製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第4テーブルは、前記ワイヤの送出
    方向に対して略45度の方向に移動可能に設けられ、所
    望のコイル径中心に向かって収束するように、前記第3
    テーブルに対してスライド可能に設けられた第5テーブ
    ル(37)と第6テーブル(41)とを有することを特
    徴とする請求項2に記載のスプリング製造装置。
  4. 【請求項4】 前記ツール保持手段は、前記第3テーブ
    ル若しくは前記第5テーブル及び第6テーブルに設けら
    れることを特徴とする請求項3に記載のスプリング製造
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2テーブルに設けられ、前記連動
    手段の前記第2テーブルに対する前記成形テーブル面に
    平行で且つ前記ワイヤの送出方向に垂直な方向への移動
    を許容するローラ機構(47)を更に具備し、前記連動
    手段は、前記ローラ機構を介して前記第2テーブルに当
    接され、該第2テーブルの動きを前記第3テーブル及び
    第4テーブルに伝達することを特徴とする請求項2に記
    載のスプリング製造装置。
  6. 【請求項6】 前記第1テーブルを駆動する第1駆動手
    段(21)と、前記第2テーブルを駆動する第2駆動手
    段(22)と、前記ワイヤ送出手段を駆動する第3駆動
    手段と、所望のコイル形状に応じて前記第1駆動手段乃
    至第3駆動手段を駆動制御する制御手段(70)とを更
    に具備することを特徴とする請求項2に記載のスプリン
    グ製造装置。
  7. 【請求項7】 前記連動手段は、前記第3テーブルに対
    して対称な形状を有し、前記連動手段の両端部分には、
    前記ワイヤの送出方向に垂直な方向に対して22.5度
    に傾斜した傾斜部(34a、34b)を有し、前記第5
    テーブルに設けられるツール(T1)の先端部分の軌跡
    が、前記ワイヤの送出方向に平行な直線に対して略6
    7.5度の角度で交差する直線となり、且つ前記第6テ
    ーブルに設けられるツール(T2)の先端部分の軌跡
    が、前記ワイヤの送出方向に平行な直線に対して略2
    2.5度の角度で交差する直線となるように、所望のワ
    イヤ径に応じて該第5テーブル及び第6テーブルを移動
    することを特徴とする請求項3に記載のスプリング製造
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第3テーブルは、該第3テーブルに
    設けられるツールの先端部分の軌跡が、前記ワイヤの送
    出方向に平行な直線に対して略45度の角度で交差する
    直線となるように、所望のワイヤ径に応じて移動される
    ことを特徴とする請求項2に記載のスプリング製造装
    置。
  9. 【請求項9】 前記連動手段は、該連動手段と前記第5
    テーブルと第6テーブルとの各移動方向に沿う中心線を
    結んでなる二等辺三角形を、前記成形テーブル面及び前
    記ワイヤの送出方向に平行な方向、或いは前記成形テー
    ブル面に平行で且つ前記ワイヤの送出方向に垂直な方向
    に平行移動することを特徴とする請求項2に記載のスプ
    リング製造装置。
  10. 【請求項10】 前記連動手段は、前記第2テーブルの
    移動に連動して前記第3テーブル及び第4テーブルを同
    じ距離だけ移動させることを特徴とする請求項2に記載
    のスプリング製造装置。
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