JP5403841B1 - ばね製造機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成にて、ツール保持具の移動を行う移動ユニットを短時間で所望の位置に配することができるばね製造機を提供する。
【解決手段】ばね製造機は線材送りローラ2から送出された線材を案内するクイル3と、線材をばねに加工する曲げダイス60(加工ツール)を保持するツール保持具6と、クイル3の出口にてツール保持具6を移動させる複数の移動ユニットと、移動ユニットを支持する支持壁1と、支持壁1にてクイル3の軸線上に配してあり、移動ユニットを支持する枢軸7と、支持壁1にて、クイル3の軸線に関して線対称に配してあり、移動ユニットの位置決めを行う二つの位置決めピン8(位置決め部材)とを備え、複数の移動ユニットは、枢軸7に回動可能に支持される第1移動ユニット10と、位置決めピン8によって支持壁1に位置決めされる第2移動ユニット20とを含み、第2移動ユニット20は着脱可能に支持壁1に固定されるようにしてある。
【選択図】図1

Description

本発明は線材送りユニットから送出された線材をばねに加工するばね製造機に関する。
コイルばねを製造するばね製造機は、線材を加工ツールに当接させてコイルばねに加工している。ばね製造機は、線材送りユニットから送出された線材をクイルによって案内し、加工ツールに当接させる。加工ツールはツール保持具によって保持され、該ツール保持具は移動ユニットによって移動し、加工ツールとクイルに案内された線材との相対位置が調整される(例えば特許文献1参照)。
特許文献1には、上側及び下側工具作動装置(移動ユニット)それぞれによって、二つの成形工具(加工ツール)を保持するコイルばね製造機が開示されている。上側及び下側工具作動装置はそれぞれ上側及び下側揺動軸を介して、基板(支持壁)の正面に支持されている。基板の背面側に、ハンドル操作によって回転する主歯車と、該主歯車に噛合し、上側及び下側揺動軸に連結された従動歯車とが設けてある。ハンドル操作によって、上側及び下側揺動軸は回転し、上側及び下側工具作動装置は上側及び下側揺動軸を中心にして回転する。
ハンドル操作によって、上側及び下側揺動軸は回転し、上側及び下側工具作動装置は上側及び下側揺動軸を中心にして回転して、右巻のコイルばねを製造する位置又は左巻のコイルばねを製造する位置まで移動する。
特許第3819769号公報
しかし右巻のコイルばねを製造する位置又は左巻のコイルばねを製造する位置まで移動させるためには、長時間ハンドルを操作しなければならない。また上側及び下側工具作動装置を回転させるための構成は複雑である。また工具の操作が簡便になることから、一つの成形工具のみを使用してコイルばねを製造することがあるが、この場合、他の成形工具を移動させる工具作動装置にコイルばねが接触するおそれがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成にて、ツール保持具の移動を行う移動ユニットを短時間で所望の位置に配し、一つの加工ツールのみを使用する場合に、他の加工ツールを移動させる移動ユニットにばねが接触することを防止することができるばね製造機を提供することを目的とする。
本発明に係るばね製造機は、線材を送出する線材送りローラと、該線材送りローラから送出された線材を案内するクイルと、線材をばねに加工する加工ツールを保持するツール保持具と、前記クイルの出口にて前記ツール保持具を移動させる第1及び第2移動ユニットと、該第1及び第2移動ユニットを支持する支持壁とを備えるばね製造機において、前記クイルによる線材の案内方向に沿った前記クイルの出口からの延長線上に前記支持壁に配してあり、前記第1移動ユニットを回動可能に支持する枢軸と、前記延長線に関して線対称に前記支持壁に配してあり、前記第2移動ユニットの位置決めを行う二つの位置決め部材とを備え、前記第2移動ユニットは前記位置決め部材のいずれかによって前記支持壁に位置決めされるようにしてあり、前記第2移動ユニットは着脱可能に前記支持壁に固定されるようにしてあり、前記第1移動ユニットにおける前記枢軸回りの位置を変更するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、枢軸を中心にして第1移動ユニットを回転させて、第1移動ユニットの位置決めを行う。また二つの位置決め部材の内、左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じて、いずれか一方の位置決め部材を選択し、選択した位置決め部材を使用して第2移動ユニットの位置決めを行い、着脱可能に支持壁に固定する。支持壁から第2移動ユニットを取り外せば、他方の位置決め部材を使用して第2移動ユニットの位置決めを行うことができる。また一つの加工ツールのみを使用する場合(第1移動ユニットのみを使用する場合)にも、第2移動ユニットを支持壁から取り除き、前記加工ツールにて加工されたばねが第2移動ユニットに接触することを防止することができる。
本発明に係るばね製造機は、前記第1移動ユニットは取り外し可能な固定部材によって前記支持壁に固定されるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じて、第1移動ユニットにおける支持壁への固定を解除し、第1移動ユニットを枢軸回りに回動させて位置決めを行った後、第1移動ユニットを再度支持壁に着脱可能に固定する。
本発明に係るばね製造機は、前記第1移動ユニットを回動させる駆動装置を備えることを特徴とする。
本発明においては、駆動装置を使用することによって、枢軸に支持された第1移動ユニットの位置決めを容易且つ確実に行う。
本発明に係るばね製造機は、前記ツール保持部を前記支持壁に交差する方向に移動させることができるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、ツール保持部を支持壁に交差する方向に移動させて、加工ツールと線材との相対位置を調整し、コイルばねの初張力を調整する。
本発明に係るばね製造機にあっては、左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じて、枢軸を中心にして第1移動ユニットを回転させて、第1移動ユニットの位置決めを行うことができる。また二つの位置決め部材の内、左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じて、いずれか一方の位置決め部材を選択し、選択した位置決め部材を使用して第2移動ユニットの位置決めを行い、支持壁に着脱可能に固定する。第2移動ユニットの固定を解除すれば、他方の位置決め部材を使用して第2移動ユニットの位置決めを行うことができる。また一つの加工ツールのみを使用する場合にも、第2移動ユニットを支持壁から取り除き、前記加工ツールにて加工されたばねが第2移動ユニットに接触することを防止することができる。ユーザは、支持壁に対する第2移動ユニットの位置決め又は除去を容易に行うことができ、短時間で第2移動ユニットの位置決め又は除去作業を終了することができる。また第1移動ユニットを支持壁上を大きく移動させることなく、枢軸回りに回動させるだけで、左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じた位置決めを行うことができる。
実施の形態1に係るばね製造機の略示正面図である。 第1移動ユニットを示す図である。 第1移動ユニット及び第2移動ユニットの位置決め作業を説明する説明図である。 第2移動ユニットを支持壁から除去した状態を略示する正面図である。 第1移動ユニット及び第2移動ユニットの傾斜角度を説明する説明図である。 実施の形態2に係るばね製造機における第1移動ユニットの構成を略示する図である。 実施の形態3に係るばね製造機における第1移動ユニットの構成を略示する図である。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1を示す図面に基づいて詳述する。図1は、ばね製造機の略示正面図、図2は第1移動ユニット10を示す図である。図2Aは第1移動ユニット10の略示正面図であり、図2Bは第1移動ユニット10の略示平面断面図である。図において1はばね製造機の支持壁1であり、該支持壁1の前面には線材を水平に送る上下に配置された2対の線材送りローラ2が設けてある。
支持壁1の後側には、線材送りローラ2に供給する線材を巻いた図示しないボビンが設けてある。ボビンに巻いてある線材は、図示しない滑車を介して、前記線材送りローラ2に供給される。上流側に位置する線材送りローラ2の上流及び下流側に、ブロックの中央に線材が通過する溝部を形成した線材ガイド2a、2aがそれぞれ設けてある。また下流側に位置する線材送りローラ2の下流側に、クイル3が設けてある。
クイル3は、その軸心部分に線材が通過する溝を有する。線材送りローラ2は、上側に位置する線材送りローラ2が反時計回りに回転し、下側に位置する線材送りローラ2が時計回りに回転することにより、線材は線材ガイド2a、2aに案内され、クイル3に導出される。
クイル3の出口付近は、線材加工空間となっている。クイル3の出口に対向して、クイル3の軸線上(線材の送りだし方向)に沿って第1移動ユニット10が配置してある。クイル3の出口へ誘導された線材は、線材加工空間へ送り出され、第1移動ユニット10の先端部に取付けてある曲げダイス60(加工ツール)に当接する。曲げダイス60は線材の曲げ加工を確実に行うようにするため、線材を鉛直方向に案内する略半円形の溝を備えており、線材は当接する曲げダイス60の角度及び位置に応じて、所望の向きに曲げ変形され、所望のばねが巻成される。
クイル3の出口には、支持壁1から前方に突出した芯金5が配置されており、線材加工空間の上側に、端部にカッタ4を備えた切断ツールスライドが配置されている。切断ツールスライドは、図示しないガイドレールに沿って線材加工空間4へと上下動し、カッタ4が芯金5との間で線材を挟み、カッタ4が芯金5と摺接するまで下降することにより、線材が切断されて、ばねが切り離される。
クイル3の軸線上において、カッタ4を挟んでクイル3の反対側に、枢軸7が支持壁1から前方に突出している。該枢軸7は、曲げダイス60を移動させる第1移動ユニット10を回動可能に支持する。
図2に示すように、第1移動ユニット10は矩形のベース板11を有し、該ベース板11の一端部中央部分が枢軸7によって回動可能に支持されている。ベース板11の縁部分には、固定ボルト30(固定部材)を挿入するための挿入孔(図示略)が設けてあり、支持壁1には挿入孔に対応した位置に雌ねじ孔(図示略)が設けてある。
ベース板11の長手方向に沿って、ベース板11の一端部から中央部に亘るレール12がベース板11上に設けてある。該レール12には摺動子13が設けてあり、該摺動子13上に移動板14が設けてある。該移動板14上には、曲げダイス60を保持するツール保持具6とナット15とが並設してある。ナット15はツール保持具6よりもベース板11の他端部側に位置する。ベース板11の他端部にモータ16が設けてある。該モータ16の出力軸には、ベース板11の一端部側に向けて突出したボールねじ17が連結している。ナット15はボールねじ17に螺合している。
モータ16の正逆回転によって、ナット15がベース板11の一端側又は他端側に移動し、ツール保持具6はベース板11の一端側又は他端側に移動する。ツール保持具6に取り付けた曲げダイス60は、クイル3から送り出された線材に当接しつつ、移動することができる。
ベース板11の他端部をクイル3から離間させた状態で、ベース板11の挿入孔に固定ボルト30が挿入され、雌ねじ孔に螺合してベース板11を支持壁1に固定している。図1に示すように、ユーザは、ベース板11を枢軸7を支点にして回動させて、クイル3の軸線に対し所定角度α傾斜させた後、ボルトによって支持壁1に固定することができる。
図1に示すように、クイル3の軸線に対して線対称な二つの位置決めピン8、8(位置決め部材)が支持壁1から前方に突出している。二つの位置決めピン8、8それぞれは、枢軸7の上方及び下方であって、枢軸7よりもややカッタ4寄りに位置する。二つの位置決めピン8、8のいずれか一方に、第2移動ユニット20が設けてある。第2移動ユニット20は、第1移動ユニット10と同様にベース板21、レール22、摺動子(図示略)、移動板24、ナット25、モータ26及びボールねじ27を備える。また移動板24上にはツール保持具6が設けてある。
ベース板21の一端部に位置決めピン8が嵌合し、第2移動ユニット20が位置決めされる。またベース板21の縁部分に固定ボルト30が取り外し可能に螺入し、ベース板21を支持壁1に固定している。図1に示すように、ユーザは、ベース板21を位置決めピン8にて位置決めさせて、クイル3の軸線に対し所定角度β傾斜させた後、固定ボルト30によって支持壁1に固定することができる。なお第1移動ユニット10と異なり、第2移動ユニット20のベース板21は位置決めピン8を中心にして回動しない。
図3は第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の位置決め作業を説明する説明図である。図1に示すように、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20がクイル3の軸線よりも上側に配置されており、第1移動ユニット10の傾斜角度αが第2移動ユニット20の傾斜角度βよりも小さい場合、右巻のコイルばねが形成される。左巻のコイルばねを製造する場合、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20を軸線よりも下側に配置する必要がある。なお左巻のコイルばねを製造する場合、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の傾斜角度は、右巻のコイルばねを製造する場合に比べて、その位相が逆となり、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の傾斜角度は、それぞれ−α及び−βとなる。
ユーザは、第1移動ユニット10のベース板11に取り付けてある固定ボルト30を取り外し、図3の矢印にて示す如く、第1移動ユニット10を枢軸7を支点にして下側に回動させる。そして支持壁1に設けてある雌ねじ孔とベース板11に設けてある挿入孔との位置を整合させて、挿入孔に固定ボルト30を挿入し、雌ねじ孔に螺合させる。第1移動ユニット10は軸線よりも下側で支持壁1に固定される。なお支持壁1の雌ねじ孔は、第1移動ユニット10が軸線に対し所定角度で傾斜した姿勢に応じた位置に設けてあり、例えば第1移動ユニット10の傾斜角度が−α(第1移動ユニット10を軸線よりも上側に固定した場合の逆位相)となるように設定されている。
ユーザは、第2移動ユニット20のベース板21に取り付けてある固定ボルト30を取り外し、第2移動ユニット20を上側の位置決めピン8から取り外す。取り外した第2移動ユニット20を下側の位置決めピン8に取り付けて、支持壁1に設けてある雌ねじ孔とベース板21に設けてある挿入孔との位置を整合させて、挿入孔に固定ボルト30を挿入し、雌ねじ孔に螺合させる(図3の白抜矢符参照)。第2移動ユニット20は軸線よりも下側で支持壁1に固定される。なお支持壁1の雌ねじ孔は、第2移動ユニット20が軸線に対し所定角度で傾斜した姿勢に応じた位置に設けてあり、例えば第2移動ユニット20の傾斜角度が−β(第2移動ユニット20を軸線よりも上側に固定した場合の逆位相)となるように設定されている。
図4は第2移動ユニット20を支持壁1から除去した状態を略示する正面図である。ユーザは、単一の曲げダイス60を使用してばねを巻成する場合、第2移動ユニット20を支持壁1から除去し、第1移動ユニット10を使用することができる。このとき第1移動ユニット10は、クイル3の軸線に対する傾斜角度がγとなるように、支持壁1に取り付けてある。なお支持壁1には傾斜角度γに対応した雌ねじ孔が設けてあり、該雌ねじ孔に固定ボルト30が螺合し、第1移動ユニット10が支持壁1に固定されている。
この場合においても、図4の矢印にて示す如く、固定ボルト30を取り外し、第1移動ユニット10を枢軸7を支点にして下側に回動させて、クイル3の軸線の下側にて支持壁1に固定することができる。例えばクイル3の軸線に対する傾斜角度が−γとなるように、第1移動ユニット10が支持壁1に固定される。
第1移動ユニット10のみを使用した場合、右巻のコイルばね及び左巻のコイルばねの両者を製造することができ、更に直線部分を有するばねをも製造することができる。直線部分を有するばねとしては、端部に直線部分を有するばね(いわゆる足付きのばね)又は直線部分を有する楕円形状のばねが挙げられる。
図5は第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の傾斜角度を説明する説明図である。図5Aは第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20が軸線よりも上側に配置されている場合、図5Bは第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20が軸線よりも下側に配置されている場合を示す。
曲げダイス60は線材を上下方向に案内する断面半円形状の溝を備えている。図4において、Aはクイル3の出口であり、Hは軸線、Vは軸線に直角な線を示す。またP1は、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の両者をばねの製造に使用する場合において、第1移動ユニット10によって移動する曲げダイス60の中央点を示し、L1はP1が移動すべき軌跡を示す。またP2は、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の両者をばねの製造に使用する場合において、第2移動ユニット20によって移動する曲げダイス60の中央点を示し、L2はP2が移動すべき軌跡を示す。
またP3は、第1移動ユニット10のみをばねの製造に使用する場合において、第1移動ユニット10によって移動する曲げダイス60の中央点を示し、L3はP3が移動すべき軌跡を示す。L1〜L3は巻成するばねのコイル形状に応じて求められる。求めたL1〜L3と線Hとがなす角度がそれぞれα〜γとなる。なお軌跡L1〜L3は直線状をなし、角度α〜γはそれぞれ異なる角度である。
なお第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の両者をばねの製造に使用する場合と、第1移動ユニット10のみをばねの製造に使用する場合とで、第1移動ユニット10によって移動する曲げダイス60の中央点の軌跡が異なるのは、以下の理由による。
第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の両者をばねの製造に使用する場合、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20それぞれの曲げダイス60、60に線材が接触してばねが巻成されるので、第1移動ユニット10によって移動する曲げダイス60の軌跡は、第2移動ユニット20によって移動する曲げダイス60の位置に基づいて求められる。
一方第1移動ユニット10のみをばねの製造に使用する場合、第1移動ユニット10によって移動する曲げダイス60と芯金5とに線材が接触して、ばねが巻成されるので、第1移動ユニット10によって移動する曲げダイス60の軌跡は、芯金5の位置に基づいて求められる。すなわち軌跡を求めるための基準位置が異なるので、第1移動ユニット10によって移動する曲げダイス60の中央点の軌跡が各場合において異なるのである。
なお第1移動ユニット10の傾斜角度αとしては、例えば10〜40度が好ましく、20度であることが更に好ましい。第2移動ユニット20の傾斜角度βとしては、例えば50〜80度が好ましく、60度であることが更に好ましい。また第1移動ユニット10のみを使用してばねを製造する場合、第1移動ユニット10の傾斜角度γとしては、例えば0〜45度が好ましく、40度であることが更に好ましい。
傾斜角度γは傾斜角度αの略2倍の大きさとなる傾向にある。これは、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の両方を使用してばねを製造する場合、コイルの円弧の上下二箇所をP1及びP2にて支持するが、第1移動ユニット10のみを使用してばねを製造する場合、コイルの円弧の中央部分をP3にて支持することに起因する。
実施の形態1に係るばね製造機にあっては、左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じて、枢軸7を中心にして第1移動ユニット10を回転させて、第1移動ユニット10の位置決めを行うことができる。また二つの位置決めピン8、8の内、左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じて、いずれか一方の位置決めピン8を選択し、選択した位置決めピン8を使用して第2移動ユニット20の位置決めを行い、支持壁1に着脱可能に固定する。第2移動ユニット20の固定を解除すれば、他方の位置決めピン8を使用して第2移動ユニット20の位置決めを行うことができる。また第1移動ユニット10を、支持壁1上において大きく移動させることなく、枢軸7回りに回動させるだけで、左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じた位置決めを行うことができる。
また左巻又は右巻のコイルばねを製造する場合に応じて、固定ボルト30を取り外して第1移動ユニット10を枢軸7回りに回動させて位置決めを行った後、第1移動ユニット10に固定ボルト30を取り付けて再度支持壁1に着脱可能に固定する。第1移動ユニット10の傾斜角度を変更するだけで、左巻又は右巻のコイルばねを製造することができ、短時間で第1移動ユニット10を適切な位置に移動させて固定することができる。
またクイル3の軸線に関して線対称に二つの位置決めピン8、8を支持壁1に設けることによって、左巻及び右巻のいずれのコイルばねを製造する場合においても、クイル3から送出された線材は第1移動ユニット10に設けてある曲げダイス60に当接した後、第2移動ユニット20に設けてある曲げダイス60に当接する。すなわち、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の支持壁1における位置を、左巻及び右巻のコイルばねの製造に応じて変更しても、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20に設けてある各曲げダイス60の役割は同じである。
図示しない制御部によって、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の駆動を制御する場合、制御部には第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20それぞれの駆動を実行するための制御プログラムが設定されている。上述したように、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の支持壁1における位置を、左巻及び右巻のコイルばねの製造に応じて変更しても、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20に設けてある各曲げダイス60の役割は変更されないので、曲げダイス60の移動量は、左巻及び右巻のコイルばねの製造において同じである。そのため、左巻及び右巻のコイルばねの製造において共通の制御プログラムを使用することができ、別途作成する必要がない。
第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20の両者の駆動制御は複雑であり、場合によっては、構成の簡素化を図るべく、第1移動ユニット10のみ(単一の曲げダイス60のみ)使用する場合がある。また直線部分を含むばねを製造する場合も第1移動ユニット10のみを使用する。これらの場合において、第2移動ユニット20を支持壁1から取り除き、前記曲げダイス60にて加工されたばねが第2移動ユニット20に接触することを防止することができる。ユーザは、支持壁1に対する第2移動ユニット20の除去を容易に行うことができ、短時間で第2移動ユニット20の除去作業を終了することができる。
なお枢軸7及び位置決めピン8は支持壁1に設けてあるが、第1移動ユニット10及び第2移動ユニット20に設けてもよい。この場合、支持壁1に枢軸7及び位置決めピン8を挿入するための孔が設けられる。
また二つの第2移動ユニット20、20それぞれを、クイル3の軸線よりも上側及び下側に設けてもよい。この場合、ユーザは、第2移動ユニット20の付け替えを省略して、第1移動ユニット10を枢軸7回りに回動させて位置決めさせるだけで、右巻及び左巻のコイルばねをそれぞれ製造することができる。ばね製造機が大型の場合、第2移動ユニット20の付け替えに伴う作業負担も大きくなるが、予め二つの第2移動ユニット20、20を支持壁1に設けておくことによって、この作業を削減することができる。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係るばね製造機を示す図面に基づいて説明する。図6は第1移動ユニット10の構成を略示する図である。図6Aは第1移動ユニット10を略示する正面図、図6Bは第1移動ユニット10を略示する側面図、図6Cは駆動装置によって回動した第1移動ユニット10を略示する正面図である。
第1移動ユニット10におけるベース板11の長手縁部の中央部分に、外向きに突出した突出部11aが設けてある。突出部11aの正面には、後述する回転軸55を案内する案内溝11bが設けてある。案内溝11bはベース板11の長手縁部に沿っている。案内溝11bには、角形のリング状部材56が摺動可能に嵌合している。
第1移動ユニット10の下側において、第1移動ユニット10を回動させる駆動装置50が支持壁1の正面に設けてある。駆動装置50は、モータ51と、該モータ51の出力軸に連結したボールねじ52と、該ボールねじ52に螺合したナット53とを備える。ボールねじ52の軸長方向は、ベース板11の長手縁部に交差する方向である。
ナット53には、前記突出部11aの正面に対向する対向板54が設けてある。対向板54には、前記案内溝11bに向けて突出しており、軸回りに回転可能な回転軸55が設けてある。回転軸55は、案内溝11bに摺動可能に嵌合したリング状部材56に、回転可能に嵌合している。
図6A及び図6Cに示すように、モータ51の正逆回転によって、ナット53は、ボールねじ52の軸長方向に沿って往動又は復動する。回転軸55はリング状部材56を介して案内溝11bに沿って移動し、回転軸55から第1移動ユニット10に引っ張り又は押圧力が付与される。第1移動ユニット10は枢軸7を中心にして時計回り又は反時計回りに回動する。第1移動ユニット10に取り付けた曲げダイス60は上側又は下側に移動し、クイル3から送出された線材との相対位置が上下方向に変更・調整される。
実施の形態2に係るばね製造機にあっては、駆動装置50を使用することによって、枢軸7に支持された第1移動ユニット10の位置決めを容易且つ確実に行うことができる。また制御部によって駆動装置50の駆動を制御し、ばねを巻成している間に第1移動ユニット10の位置を適宜変更し、最適な形状のばねを製造することができる。
例えば、第1移動ユニット10のみを使用して、直線部分を含むばねを製造する場合に、第1移動ユニット10を上側又下側に移動させて線材から離隔させる。これにより、線材は曲げダイス60に当接せず、クイル3から直線状に送出される。その後、第1移動ユニット10を下側又上側に移動させて線材に当接させて、ばねの湾曲部分を形成する。
なおばねを製造する前に、駆動装置50によって予め第1移動ユニット10の位置決めを行い、固定ボルト30によって第1移動ユニット10を支持壁1に固定してもよい。
実施の形態2に係る構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
以下本発明を実施の形態3に係るばね製造機を示す図面に基づいて説明する。図7は第1移動ユニット10の構成を略示する図である。図7Aは第1移動ユニット10を略示する正面図、図7Bは第1移動ユニット10を略示する平面図、図7Cは第1移動ユニット10の支持壁1に交差する方向への移動を説明する説明図である。
第1移動ユニット10の移動板14に、前方に突出した支持板14aが設けてある。該支持板14aには、後述する第2枢軸6aが挿通する挿通孔14bが設けてある。ツール保持具6は、ツール保持具6を上下に貫通した第2枢軸6aを有する。第2枢軸6aは、支持板14aの挿通孔14bに回動可能に挿通し、支持板14aに保持されている。ツール保持具6は第2枢軸6a回りに回動することができる。
ツール保持具6において、第2枢軸6aよりもナット15側に後述する偏心軸72が嵌合する嵌合溝6bが設けてある。図7Bに示すように、嵌合溝6bはクイル3の軸線に沿って延びている。
図7Aに示すように、移動板14の上部に取付板70を介して、出力軸を下側に向けてモータ71が取り付けてある。モータ71の出力軸には、該出力軸の軸心から偏倚した位置にて偏心軸72が連結している。偏心軸72は軸回りに回転可能なローラを有し、該ローラがツール保持具6の嵌合溝6bに嵌合している。
図7Cに示すように、モータ71の正逆回転によって、偏心軸72はツール保持具6を前側又は後側に押圧し、ツール保持具6は第2枢軸6a回りに時計回り又は反時計回りに回動する。ツール保持具6は、支持壁1に接近するか又は支持壁1から離反する。換言すればツール保持具6は、支持壁1に交差する方向に移動する。ツール保持具6に取り付けた曲げダイス60は前後方向に移動する。
曲げダイス60に当接して湾曲した線材は前方に順次送られ、前後方向を軸長方向としてコイルばねが形成される。そのため実施の形態3に係るばね製造機は、曲げダイス60の前後位置を調整することで、コイルばねを構成するリング間の隙間を調整し、場合によっては隙間をマイナスにする(リング同士を圧接させる)ことで、コイルばねの軸長方向の力(初張力)を調整することができる。
またモータ71の駆動を制御する制御プログラムを制御部に記憶させて、該制御プログラムに基づいて、モータ71を駆動させることによって、必要な初張力を付与したコイルばねを再現し、製造することができる。
実施の形態3に係る構成の内、実施の形態1又は2と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 支持壁
2 線材送りローラ
3 クイル
6 ツール保持具
7 枢軸
8 位置決めピン(位置決め部材)
10 第1移動ユニット
20 第2移動ユニット
30 固定ボルト(固定部材)
50 駆動装置
60 曲げダイス(加工ツール)

Claims (4)

  1. 線材を送出する線材送りローラと、該線材送りローラから送出された線材を案内するクイルと、線材をばねに加工する加工ツールを保持するツール保持具と、前記クイルの出口にて前記ツール保持具を移動させる第1及び第2移動ユニットと、該第1及び第2移動ユニットを支持する支持壁とを備えるばね製造機において、
    前記クイルによる線材の案内方向に沿った前記クイルの出口からの延長線上に前記支持壁に配してあり、前記第1移動ユニットを回動可能に支持する枢軸と、
    記延長線に関して線対称に前記支持壁に配してあり、前記第2移動ユニットの位置決めを行う二つの位置決め部材と
    を備え、
    前記第2移動ユニットは前記位置決め部材のいずれかによって前記支持壁に位置決めされるようにしてあり、
    前記第2移動ユニットは着脱可能に前記支持壁に固定されるようにしてあり、
    前記第1移動ユニットにおける前記枢軸回りの位置を変更するようにしてあること
    を特徴とするばね製造機。
  2. 前記第1移動ユニットは取り外し可能な固定部材によって前記支持壁に固定されるようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載のばね製造機。
  3. 前記第1移動ユニットを回動させる駆動装置を備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のばね製造機。
  4. 前記ツール保持部を前記支持壁に交差する方向に移動させることができるようにしてあること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のばね製造機。
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