JPH1173746A - トラッキング機構及びトラッキング方法 - Google Patents

トラッキング機構及びトラッキング方法

Info

Publication number
JPH1173746A
JPH1173746A JP24965397A JP24965397A JPH1173746A JP H1173746 A JPH1173746 A JP H1173746A JP 24965397 A JP24965397 A JP 24965397A JP 24965397 A JP24965397 A JP 24965397A JP H1173746 A JPH1173746 A JP H1173746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracking
probe
output
scanning
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24965397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3372841B2 (ja
Inventor
Junichi Seki
淳一 関
Susumu Yasuda
進 安田
Shunichi Shito
俊一 紫藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP24965397A priority Critical patent/JP3372841B2/ja
Priority to US09/140,404 priority patent/US6195313B1/en
Publication of JPH1173746A publication Critical patent/JPH1173746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3372841B2 publication Critical patent/JP3372841B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、従来のものにおけるような問題のあ
る手法を採ることなく、トラッキングビットの再生信号
を比較することにより、データの記録・再生と同じ方法
によって高精度、高速で安定したトラッキングが可能な
トラッキング機構及びトラッキング方法を提供すること
を目的としている。 【解決手段】本発明は、媒体上をプローブで相対走査し
て該媒体上に情報を記録再生する記録再生手段における
トラッキング機構またはトラッキング方法であって、2
本を1組とし、または該2本を1組とするプローブを複
数組備え、該プローブによって該プローブ間隔と異なる
間隔のトラッキングビット列を形成し、該プローブを記
録再生時にトラッキング走査して、これら2本を1組と
し、または該2本を1組とするプローブの複数組によ
り、前記トラッキングビット列の走査により検出された
該プローブの出力を比較することによって、トラッキン
グ制御することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体上をプローブ
で相対走査して該媒体上に情報を記録再生する記録再生
装置におけるトラッキング機構およびトラッキング方法
に関し、例えば、STMの原理を用いた高密度・大容量
メモリ装置におけるトラッキング機構およびトラッキン
グ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の電子構造を直接観察できる
走査型トンネル顕微鏡(以後、STMと略す)が開発さ
れ[G.Binning et al. Phys.
Rev. Lett,49,57(1982)]、単結
晶、多結晶を問わず実空間像の高い分解能の測定ができ
るようになった。以来、先端の尖ったプローブを走査す
ることにより様々な情報を得る走査プローブ顕微鏡(S
PM)や、さらに基板に電気的、化学的あるいは物理的
作用を及ぼす事を目的としたSPMを応用した微細加工
技術の研究開発が行われている。さらに、このようなS
PM技術はメモリ技術にも応用されつつある。例えば、
特開昭63−161552号公報、特開昭63−161
553号公報等には、記録層として電圧電流のスイッチ
ング特性に対してメモリ効果を持つ材料、例えばπ電子
径有機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用いて、
記録・再生をSTMで行う方法が開示されている。この
方法を用いて記録のビットサイズを直径10nmとすれ
ば、1012ビット/cm2の記録密度を持つ情報処理装
置が実現できる。
【0003】さて、一般に媒体上に記録された情報を読
み出す場合には、媒体上の情報列に沿って情報読み出し
用のプローブを相対移動させる必要がある。そのために
は、何らかの方法で情報列の位置を知り、その位置にプ
ローブを移動させることが必要となる。まず、情報列の
位置を検出する方法として媒体上に物理的なトラックを
形成し、そのトラックにプローブを沿わせる方法が知ら
れている。特開平1−107341号公報には記録媒体
表面にトラックとしてV字型の溝を形成し、プローブ電
極が常にこの溝の中央に位置するように制御する方法が
開示されている。また特開平1−133239号公報に
は記録媒体の下にトラックを導電帯層で形成して、トラ
ックにトラッキング信号を印加し、プローブから検出さ
れるトラッキング信号に基づいてフィードバック制御を
行う方法が開示されている。また、特別なトラックを媒
体上に形成することなく情報列を、トラッキングする方
法として、特開平4−212737号公報には、プロー
ブをビット列に対し垂直方向に微小な振幅で振動させな
がら記録ビットの位置を検出し、位置ずれをなくすよう
に制御するトラッキング方法が開示されている。
【0004】これに対して、位置ずれに対してフィード
バック制御を行うのではなく、情報列が存在する付近を
ある程度の密度で走査して情報読み取りを行い、トラッ
キング制御を不要とする手法も提案されている。例え
ば、特開平2−050333号公報にはトラッキングを
行わずに、再生時には記録密度よりも高い密度でプロー
ブを走査して情報を読み込み、パターン認識の技術を用
いて記録された情報の再生を行う方法が開示されてい
る。また、特開平4−364244号公報には、パター
ン認識という処理を行うことなく、複数本の走査情報列
の論理和信号を再生信号として用いて情報の再生を行う
方法が開示されている。さらに、特開平4−35523
1号公報には、記録再生走査の前に2度の予備走査を行
って、その際に得られたトンネル電流をそれぞれ積分し
て、その作動出力値を得て、1回目の予備走査軌跡に対
して2回目の予備走査軌跡の作動出力値から実際の信号
列の中心位置を検出して3回目に信号列の中心付近を走
査して再生信号を得る方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−107341号公報や特開平1−133239号公
報に開示されているような媒体上に物理トラックを作成
する方法は、物理トラックを設ける工程が必要になり記
録媒体の作成工程が複雑になり、超高精度の加工精度が
要求されるため技術的、コスト的に難点があるという問
題点があった。また、特開平4−212737号公報に
開示された方法においては、走査を高速に行おうとする
と、情報列の向きに垂直な微小振動の周波数をそれ以上
にしなければならないため、走査速度が微小振動の最高
周波数で制限されるという問題点があった。特開平2−
050333号公報に開示されるパターン認識を用いた
方法も、高密度で読み取りを行うために走査に時間がか
かり、さらに後処理においてもパターン認識という複雑
で処理時間を有する工程が必要であるという問題点があ
った。特開平4−364244号公報や特開平4−35
5231号公報に開示される方法においても、1列の情
報列を読み取るのに3度以上の走査が必要となるため読
み取り走査に時間がかかるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めに、上記従来のものにおけるような問題のある手法を
採ることなく、トラッキングビットの再生信号を比較す
ることにより、データの記録・再生と同じ方法によって
高精度、高速で安定したトラッキングが可能なトラッキ
ング機構及びトラッキング方法を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、トラッキング機構及びトラッキング方法
を、つぎのように構成したことを特徴とするものであ
る。すなわち、本発明のトラッキング機構は、媒体上を
プローブで相対走査して該媒体上に情報を記録再生する
記録再生装置におけるトラッキング機構であって、トラ
ッキングビット列と異なる間隔を有する2本を1組と
し、または該2本を1組とするプローブを複数組有して
なるプローブと、これら2本を1組とし、または該2本
を1組とするプローブの複数組によって、記録再生時に
おける前記トラッキングビット列を走査し、該走査によ
り検出される該プローブの出力を比較してトラッキング
制御する手段と、を有することを特徴としている。ま
た、本発明のトラッキング機構における前記プローブを
トラッキング制御する手段は、前記トラッキングビット
列の走査により検出される該プローブの出力を比較し、
比較結果に応じた符合と絶対値を持つ信号を出力する比
較手段と、該比較手段から出力される信号と過去の信号
の履歴を積分する積分手段と、該積分手段から出力され
る信号を増幅して制御信号として出力する増幅手段とに
よって構成されていることを特徴としている。また、本
発明のトラッキング機構は、前記トラッキングビット列
の走査により検出される該プローブの出力を、2値化す
る2値化手段を有していることを特徴としている。ま
た、本発明のトラッキング機構は、前記プローブからの
出力の最大値をホールドするピークホールド手段と、前
記プローブからの出力があるしきい値を超えた時に、前
記ピークホールド手段に対してリセット信号を出力する
しきい値検出手段と、を有していることを特徴としてい
る。また、本発明のトラッキング機構は、前記トラッキ
ングビット列が、データビット列を兼ねることを特徴と
している。また、本発明のトラッキング方法は、媒体上
をプローブで相対走査して該媒体上に情報を記録再生す
る記録再生手段におけるトラッキング方法であって、2
本を1組とし、または該2本を1組とするプローブを複
数組備え、該プローブによって該プローブ間隔と異なる
間隔のトラッキングビット列を形成し、該プローブを記
録再生時にトラッキング走査して、これら2本を1組と
し、または該2本を1組とするプローブの複数組によ
り、前記トラッキングビット列の走査により検出された
該プローブの出力を比較することによって、トラッキン
グ制御することを特徴としている。また、本発明のトラ
ッキング方法は、前記トラッキングビット列の走査によ
り検出されたプローブの出力は、比較手段によって比較
され、該比較結果に応じた符合と絶対値を持つ信号とし
て出力され、過去の信号の履歴と足し合わされた後、増
幅して制御信号とされることを特徴としている。また、
本発明のトラッキング方法は、前記トラッキングビット
列の走査により検出されたプローブの出力が、2値化手
段によって2値化されることを特徴としている。また、
本発明のトラッキング方法は、前記トラッキングビット
列の走査により検出されたプローブの出力が、該出力の
最大値がピークホールド手段によってホールドされ、前
記プローブからの出力があるしきい値を超えた時に、し
きい値検出手段から前記ピークホールド手段に対してリ
セット信号を出力することを特徴としている。また、本
発明のトラッキング方法は、前記トラッキングビット列
が、データビット列を兼ねることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、上記した構成によっ
て、プローブ間隔とトラッキングビット間隔をずらして
トラッキングビット列を生成し、トラッキングビットの
再生信号を比較することにより、データの記録・再生と
同じ方法によって高精度、高速で安定したトラッキング
が可能となる。また、複数組のプローブをトラッキング
に用いることで、より安定した系が実現され、プローブ
の欠損への対応やトラッキングビット列とデータビット
列の共用が可能となる。また、ビットのない区間で直前
のビットの出力をホールドする機構を併用することによ
り、トラッキングビット列とデータビット列の共用が可
能となる。
【0009】図6を用いて、本発明を適用する記録再生
装置の概要を説明する。導電性を有する基板601上の
記録層602からなる記録媒体603に対し、先端に設
けられている探針604が接触するように、複数のプロ
ーブ605が配置されている。各プローブ605におい
て、探針604は、たわむ様に弾性変形を生じる弾性体
606により支持されている。ここで、弾性体606の
弾性変形の弾性定数が約0.1[N/m]、弾性変形量
が約1[μm]であるとすると、記録媒体に対する探針
の接触力は約10-7[N]程度となる。制御コンピュー
タ614により制御された位置制御回路613からの位
置制御信号を受け、xyz駆動機構607により、記録
媒体603に取り付けられたxyzステージ608が駆
動され、プローブ605と記録媒体603とは相対的に
3次元方向に移動する。記録媒体603に対し、プロー
ブの604のxy方向及びz方向位置を調節し、探針6
04先端が記録媒体603上の所望の位置で、かつ所望
の接触力で接触させた状態になるようプローブ605が
位置合せされる。上記の記録再生装置において記録媒体
603に対しプローブ605を走査する際、プローブ6
05上の探針604先端は記録媒体603に対し、常に
接触した状態を保つ。
【0010】このような接触走査方式は、探針604先
端を記録媒体603に対し接触させたまま走査する場合
に、記録媒体603の表面に凹凸があっても、弾性体6
06の弾性変形によりこれを吸収するため、探針604
先端と記録媒体603表面の接触力はほぼ一定に保た
れ、探針604先端や記録媒体603表面が破壊するこ
とを避けられる。この方式は個々のプローブをz方向に
位置合せするピエゾ素子等の手段が不必要であるため、
構成が複雑にならず、特に複数のプローブを有する装置
に適している。また、記録媒体603に対する個々のプ
ローブ605のz方向位置のフィードバック制御が不必
要であるため、記録媒体603に対するプローブ605
の高速走査が可能となる。制御コンピュータ614によ
り制御された記録制御回路611から発生された記録信
号が、記録系に切り替えられた切り替えスイッチ609
を通し、各探針604から記録媒体603に印加され
る。このようにして、記録層602の探針604先端が
接触する部分に局所的に記録が行われる。
【0011】上述の装置における記録層602として
は、電圧印加により流れる電流値が変化するような材料
を用いる。具体例としては、第1に、特開昭63−16
1552号公報、特開昭63−161553号公報に開
示されているようなポリイミドやSOAZ(ビス−n−
オクチルスクアリリウムアズレン)等電気メモリー効果
を有するLB膜(=Langmuir−Blodget
te法により作成された有機単分子の膜の累積膜)が挙
げられる。この材料は、探針−LB膜−基板間にしきい
値以上の電圧(5〜10[V]程度)を印加すると間の
LB膜の導電性が変化(OFF状態→ON状態)し、再
生用のバイアス電圧(0.01〜2[V]程度)を印加
した際に流れる電流が増大するものである。
【0012】第2の具体例として、GeTe、GaS
b、SnTe等の非晶質薄膜材料が挙げられる。この材
料は、探針−非晶質薄膜材料−基板間に電圧を印加し、
流れる電流により発生する熱で非晶質→晶質への相転移
を起こさせるものである。これにより材料の導電性が変
化し、再生用のバイアス電圧を印加した際に流れる電流
が増大するものである。第3の具体例として、Znや
W、Si、GaAs等の酸化性金属・半導体材料が挙げ
られる。この材料は、探針−酸化性金属・半導体材料間
に電圧を印加すると、流れる電流により、材料表面に吸
着している水や大気中の酸素と反応し、表面に酸化膜が
形成される。このため材料表面の接触抵抗が変化し、バ
イアス電圧を印加した際に流れる電流が減少する。さ
て、上述のように記録が行われたビットの再生は次のよ
うに行う。スイッチ609により、各プローブ605か
らの信号配線を再生系に切り替えた後、バイアス電圧印
加手段610により、探針604と基板601との間に
バイアス電圧を印加し、間に流れる電流を再生制御回路
612において検出する。記録媒体603上の記録ビッ
トの部分は記録がなされていない部分に比べ電流が多く
(または、少なく)流れるため、再生制御回路612に
おいて、この電流の違いを検出し、再生信号とし、制御
コンピュータ614に出力する。
【0013】以下、図面を参照しながら本発明の構成と
動作について説明する。図1において、dは2本のプロ
ーブ101,102の間隔を示している。これに対し
て、トラッキングビット列103はプローブ間隔dに対
してΔdだけずれた間隔で作られている。図1は、ビッ
ト列の間隔をd+ΔdすなわちΔdだけ広くした場合の
例である。もちろん、ビット列の間隔をd−Δdすなわ
ちΔdだけ狭くしてもかまわない。ここで、平行に並ん
だ2本のプローブが、ビットの書き込まれた記録媒体上
をビット列に対して平行な方向(矢印の方向)にバイア
ス電圧を印加した状態で走査すると、プローブがビット
103上を通過する際にプローブと記録媒体との間の電
流が増大(または、減少)する。ここで2本のプローブ
の出力を比較回路204に入力し電流値の比較を行う。
図3に示すように、プローブが目標通りの位置にある場
合には、比較器からのエラー信号は出力されない。しか
し、図4、5に示すようにビット列に対して垂直方向に
誤差が生じた場合、誤差の向きに応じた極性と誤差量に
応じた絶対値を持つエラー信号が比較器から出力され
る。これを用いてトラッキング制御を行う。以上のプロ
ーブが2本の場合について説明したが、トラッキングに
複数組のプローブを用いても構わない。この場合、エラ
ー出力は、トラッキングに用いられる全プローブからの
信号の総和として得られるので、平均化が図られるた
め、よりロバストな系が実現される。このため、プロー
ブの本数が十分に多い場合、トラッキングビット列をデ
ータビット列とすることや、製造上の都合や故障等でト
ラッキングに用いられるプローブの本数を奇数とする事
も可能である。また、次のビットが出現するまでの間、
前のビットの値を保持しておくような機構を用いること
で、トラッキングビット列をデータビット列とすること
も可能である。記録されたデータによっては、ビットの
ない区間が続くような状態も考えられるが、この機構に
よって対処できる。本発明を適用する記録再生装置は前
記記録再生装置に限られるものではない。磁気記録再生
装置、光磁気記録再生装置等、他の記録再生装置にも適
用可能である。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1、2を用いて、前記構成の記録再生装
置に対し、本発明のトラッキング機構を適用した実施例
1について以下に詳細な説明を行う。まず、上記装置に
対して、200μm間隔で一体成形された2本のプロー
ブ101、102を取り付けた。記録層602にはポリ
イミドの単分子膜6層からなるLB膜を用いた。次に2
本のプローブを、長さ100μmにわたり、線速度0.
1mm/sで直線状に走査を行った。走査中、第1のプ
ローブ101を用いて、2048回電圧パルスを印加し
た。電圧は5.5V、印加時間は0.3μsecであ
る。生成されたトラッキングビットの直径は約10n
m、ビット間隔は約50nmであった。
【0015】次に、2本プローブを元の位置に戻し、第
1のプローブ101から見て第2のプローブ側に2本の
プローブを4nm移動させてから長さ100μmにわた
り、線速度0.1mm/sで直線状に走査を行った。走
査中、第2のプローブ102を用いて、2048回電圧
パルスを印加した。電圧は5.5V、印加時間は0.3
μsecである。生成されたトラッキングビット103
の直径は約10nm、ビット間隔は約50nmであっ
た。
【0016】次に、トラッキングを行いながらビット列
の再生動作を行った。ここで、図2を用いて本実施例で
用いたトラッキング機構について説明する。2本のプロ
ーブから出力された記録ビットの電流信号はI/V変換
回路201によって電圧信号に変換され、増幅回路20
2によってそれぞれ増幅された後、ローパスフィルタ2
03を通って、比較回路204へ入力される。比較回路
204は入力された信号を比較し、その差分に応じた極
性、絶対値を持つ電圧信号を出力する。この電圧信号は
PIDフィルタ205を通り、積分回路206で過去の
履歴と足し合わされ、増幅回路207で増幅された後、
位置制御信号と足し合わされて、図6におけるxyz駆
動機構607を制御する。2本のプローブを元の位置に
戻してから、2本のプローブに1.5Vのバイアス電圧
を印加し、線速度2mm/sで、上記トラッキング機構
を用いてトラッキングを行いながら走査して、50往復
の再生動作を行い、再生信号をモニタした結果、再生エ
ラーは認められなかった。
【0017】[実施例2]図7、8を用いて、前記構成
の記録再生装置に対し、本発明のトラッキング機構を適
用した実施例2について以下に詳細な説明を行う。ま
ず、上記装置に対して、50μm間隔で一体成形された
128本のプローブを取り付けた。記録層602にはポ
リイミドの単分子膜6層からなるLB膜を用いた。次に
プローブ全体を、長さ100μmにわたり、線速度0.
1mm/sで直線状に走査を行った。走査中、第1のプ
ローブ101を用いて、2048回電圧パルスを印加し
た。電圧は5.5V、印加時間は0.3μsecであ
る。生成されたトラッキングビット103の直径は約1
0nm、ビット間隔は約50nmであった。
【0018】次に、プローブ全体を元の位置に戻し、第
1のプローブ101から見て第128のプローブ708
側にプローブ全体を4nm移動させてから長さ100μ
mにわたり、線速度0.1mm/sで直線状に走査を行
った。走査中、第128のプローブ701を用いて、2
048回電圧パルスを印加した。電圧は5.5V、印加
時間は0.3μsecである。生成されたトラッキング
ビットの直径は約10nm、ビット間隔は約50nmで
あった。次に、第1、第128のプローブを用いて、ト
ラッキングを行いながら、第2から第127まで計12
6本のプローブ102を用いて、ビット列の記録動作を
行った。ここで、図8を用いて本実施例で用いたトラッ
キング機構について説明する。第1と第128の2本の
プローブから出力された記録ビットの電流信号はI/V
変換回路201によって電圧信号に変換され、増幅回路
202によってそれぞれ増幅された後、ローパスフィル
タ203を通って、2値化回路801で2値化を行った
後、比較回路204へ入力される。比較回路204は入
力された信号を比較し、その差分に応じた極性を持つ定
電圧信号を出力する。この電圧信号はPIDフィルタ2
05を通り、積分回路206で過去の履歴と足し合わさ
れ、増幅回路207で増幅された後、位置制御信号と足
し合わされて、図6におけるxyz駆動機構607を制
御する。
【0019】プローブ全体を元の位置に戻してから、第
1、第128のプローブに1.5Vのバイアス電圧を印
加し、線速度2mm/sで、上記トラッキング機構を用
いてトラッキングを行いながら走査を行った。走査中、
第2から第127まで計126本のプローブ102を用
いて、あらかじめ用意したデータ列に合わせて、各プロ
ーブ最大2048回電圧パルスを印加した。電圧は5.
5V、印加時間は0.3μsecである。生成されたデ
ータビット702の直径は約10nm、ビット間隔は約
50nmであった。また、第1、第128のプローブ再
生信号をモニタした結果、再生エラーは認められなかっ
た。次に、トラッキングを行いながらデータビット列の
再生動作を行った。プローブ全体を元の位置に戻してか
ら、第1から第128の全プローブに1.5Vのバイア
ス電圧を印加し、線速度2mm/sで、第1、第128
のプローブで上記トラッキング機構を用いてトラッキン
グを行いながら走査を行った。走査中、第2から第12
7まで計126本のプローブ102の再生信号をモニタ
した。50往復の再生動作を行った結果、再生エラーは
認められなかった。
【0020】[実施例3]図9、10を用いて、前記構
成の記録再生装置に対し、本発明のトラッキング機構を
適用した実施例3について以下に詳細な説明を行う。ま
ず、上記装置に対して、50μm間隔で一体成形された
128本のプローブを取り付けた。記録層602にはポ
リイミドの単分子膜6層からなるLB膜を用いた。次に
プローブ全体を、長さ100μmにわたり、線速度0.
1mm/sで直線状に走査を行った。走査中、奇数番め
の計64本のプローブを用いて、あらかじめ用意したデ
ータに合わせて、各プローブ最大2048回電圧パルス
を印加した。電圧は5.5V、印加時間は0.3μse
cである。生成されたデータビットの直径は約10n
m、ビット間隔は約50nmであった。次に、プローブ
全体を元の位置に戻し、第1のプローブ101から見て
第128のプローブ701側にプローブ全体を4nm移
動させてから長さ100μmにわたり、線速度0.1m
m/sで直線状に走査を行った。走査中、偶数番めの計
64本のプローブを用いて、あらかじめ用意したデータ
列に合わせて、各プローブ最大2048回電圧パルスを
印加した。電圧は5.5V、印加時間は0.3μsec
である。生成されたデータビットの直径は約10nm、
ビット間隔は約50nmであった。
【0021】次に、全プローブを用いて、トラッキング
を行いながら、データビット列の再生動作を行った。こ
こで、図10を用いて本実施例で用いたトラッキング機
構について説明する。全プローブから出力された記録ビ
ットの電流信号はI/V変換回路201によって電圧信
号に変換され、増幅回路202によってそれぞれ増幅さ
れ、ローパスフィルタ203を通った後、比較回路20
4へ入力される。比較回路204は奇数番目のプローブ
からの信号の総和と偶数番目のプローブからの信号の総
和を比較し、その差分に応じた極性と絶対値を持つ電圧
信号を出力する。この電圧信号はPIDフィルタ205
を通り、積分回路206で過去の履歴と足し合わされ、
増幅回路207で増幅された後、位置制御信号と足し合
わされて、図6におけるxyz駆動機構607を制御す
る。プローブ全体を元の位置に戻してから、全プローブ
に1.5Vのバイアス電圧を印加し、線速度2mm/s
で、上記トラッキング機構を用いてトラッキングを行い
ながら走査を行った。走査中、全プローブの再生信号を
モニタした。50往復の再生動作を行った結果、再生エ
ラーは認められなかった。次に第1のプローブからトラ
ッキング機構への出力を切断し、同様にデータビット列
の再生動作を行ったが、トラッキング動作に支障はなか
った。
【0022】[実施例4]図11、12を用いて、前記
構成の記録再生装置に対し、本発明のトラッキング機構
を適用した実施例4について以下に詳細な説明を行う。
まず、上記装置に対して、200μm間隔で一体成形さ
れた2本のプローブを取り付けた。記録層602にはポ
リイミドの単分子膜6層からなるLB膜を用いた。次に
2本のプローブを、長さ100μmにわたり、線速度
0.1mm/sで直線状に走査を行った。走査中、第1
のプローブ101を用いて、あらかじめ用意したデータ
に合わせて、最大2048回電圧パルスを印加した。電
圧は5.5V、印加時間は0.3μsecである。生成
されたデータビットの直径は約10nm、ビット間隔は
約50nmであった。次に、2本のプローブを元の位置
に戻し、第1のプローブ101から見て第2のプローブ
102側に2本のプローブを4nm移動させてから長さ
100μmにわたり、線速度0.1mm/sで直線状に
走査を行った。走査中、第2のプローブ102を用い
て、あらかじめ用意したデータ列に合わせて、最大20
48回電圧パルスを印加した。電圧は5.5V、印加時
間は0.3μsecである。生成されたデータビットの
直径は約10nm、ビット間隔は約50nmであった。
【0023】次に、2本のプローブを用いて、トラッキ
ングを行いながら、データビット列の再生動作を行っ
た。ここで、図12を用いて本実施例で用いたトラッキ
ンク機構について説明する。全プローブから出力された
記録ビットの電流信号はI/V変換回路201によって
電圧信号に変換され、増幅回路202によってそれぞれ
増幅され、ローパスフィルタ203を通った後、しきい
値回路1201とピークホールド回路1202へ入力さ
れる。しきい値回路1201は、信号電圧があらかじめ
定められた電圧値を超えたときにピークホールド回路1
202に対してリセット信号を出力する。ピークホール
ド回路1202はホールドしたピーク電圧を比較回路2
04へ出力し続ける。比較回路204は、第1のプロー
ブ101からの信号と第2のプローブ102からの信号
を比較し、その差分に応じた極性と絶対値を持つ電圧信
号を出力する。この電圧信号はPIDフィルタ205を
通り、積分回路206で過去の履歴と足し合わされ、増
幅回路207で増幅された後、位置制御信号と足し合わ
されて、図6におけるxyz駆動機構607を制御す
る。プローブ全体を元の位置に戻してから、2本のプロ
ーブに1.5Vのバイアス電圧を印加し、線速度2mm
/sで、上記トラッキング機構を用いてトラッキングを
行いながら走査を行った。走査中、2本のプローブの再
生信号をモニタした。50往復の再生動作を行った結
果、再生エラーは認められなかった。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように、プロー
ブ間隔とその間隔をずらして生成したトラッキングビッ
ト列の再生信号を比較することにより、データの記録・
再生と同じ方法によって高精度、高速で安定したトラッ
キングが可能となった。また、本発明によれば、トラッ
キングに用いるビット列を増やし、あるいはビットのな
い部分で直前のビットの出力をホールドする機構を併用
することにより、トラッキングビット列とデータビット
列を併用することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を説明する図である。
【図2】本発明の実施例1のトラッキング機構を説明す
る図である。
【図3】本発明のトラッキング機構の原理を説明する図
である。
【図4】本発明のトラッキング機構の原理を説明する図
である。
【図5】本発明のトラッキング機構の原理を説明する図
である。
【図6】本発明を適用する記録再生装置の全体構成を説
明する図である。
【図7】本発明の実施例2を説明する図である。
【図8】本発明の実施例2のトラッキング機構を説明す
る図である。
【図9】本発明の実施例3を説明する図である。
【図10】本発明の実施例3のトラッキング機構を説明
する図である。
【図11】本発明の実施例4を説明する図である。
【図12】本発明の実施例4のトラッキング機構を説明
する図である。
【符号の説明】
101:プローブ1 102:プローブ2 103:トラッキングビット 201:I/V変換回路 202:増幅回路 203:ローパスフィルタ 204:比較回路 205:PIDフィルタ 206:積分回路 207:増幅回路 601:基板 602:記録層 603:記録媒体 604:探針 605:プローブ 606:弾性体 607:xyz駆動機構 608:xyz駆動ステージ 609:切り替えスイッチ 610:バイアス印加手段 611:記録制御回路 612:再生制御回路 613:位置制御回路 614:制御コンピュータ 701:プローブ128 702:データビット 801:2値化回路 1201:しきい値回路 1202:ピークホールド回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体上をプローブで相対走査して該媒体上
    に情報を記録再生する記録再生装置におけるトラッキン
    グ機構であって、 トラッキングビット列と異なる間隔を有する2本を1組
    とし、または該2本を1組とするプローブを複数組有し
    てなるプローブと、 これら2本を1組とし、または該2本を1組とするプロ
    ーブの複数組によって、記録再生時における前記トラッ
    キングビット列を走査し、該走査により検出される該プ
    ローブの出力を比較してトラッキング制御する手段と、 を有することを特徴とするトラッキング機構。
  2. 【請求項2】前記プローブをトラッキング制御する手段
    は、前記トラッキングビット列の走査により検出される
    該プローブの出力を比較し、比較結果に応じた符合と絶
    対値を持つ信号を出力する比較手段と、該比較手段から
    出力される信号と過去の信号の履歴を積分する積分手段
    と、該積分手段から出力される信号を増幅して制御信号
    として出力する増幅手段と、によって構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のトラッキング機構。
  3. 【請求項3】前記トラッキング機構は、前記トラッキン
    グビット列の走査により検出される該プローブの出力
    を、2値化する2値化手段を有していることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のトラッキング機構。
  4. 【請求項4】前記トラッキング機構は、前記プローブか
    らの出力の最大値をホールドするピークホールド手段
    と、前記プローブからの出力があるしきい値を超えた時
    に、前記ピークホールド手段に対してリセット信号を出
    力するしきい値検出手段と、を有していることを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のトラッ
    キング機構。
  5. 【請求項5】前記トラッキングビット列が、データビッ
    ト列を兼ねることを特徴とする請求項4に記載のトラッ
    キング機構。
  6. 【請求項6】媒体上をプローブで相対走査して該媒体上
    に情報を記録再生する記録再生手段におけるトラッキン
    グ方法であって、 2本を1組とし、または該2本を1組とするプローブを
    複数組備え、該プローブによって該プローブ間隔と異な
    る間隔のトラッキングビット列を形成し、該プローブを
    記録再生時にトラッキング走査して、これら2本を1組
    とし、または該2本を1組とするプローブの複数組によ
    り、前記トラッキングビット列の走査により検出された
    該プローブの出力を比較することによって、トラッキン
    グ制御することを特徴とするトラッキング方法。
  7. 【請求項7】前記トラッキングビット列の走査により検
    出されたプローブの出力は、比較手段によって比較さ
    れ、該比較結果に応じた符合と絶対値を持つ信号として
    出力され、過去の信号の履歴と足し合わされた後、増幅
    して制御信号とされることを特徴とする請求項6に記載
    のトラッキング方法。
  8. 【請求項8】前記トラッキングビット列の走査により検
    出されたプローブの出力は、2値化手段によって2値化
    されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載
    のトラッキング方法。
  9. 【請求項9】前記トラッキングビット列の走査により検
    出されたプローブの出力は、該出力の最大値がピークホ
    ールド手段によってホールドされ、前記プローブからの
    出力があるしきい値を超えた時に、しきい値検出手段か
    ら前記ピークホールド手段に対してリセット信号を出力
    することを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1
    項に記載のトラッキング方法。
  10. 【請求項10】前記トラッキングビット列が、データビ
    ット列を兼ねることを特徴とする請求項9に記載のトラ
    ッキング方法。
JP24965397A 1997-08-29 1997-08-29 トラッキング機構及びトラッキング方法 Expired - Fee Related JP3372841B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24965397A JP3372841B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 トラッキング機構及びトラッキング方法
US09/140,404 US6195313B1 (en) 1997-08-29 1998-08-26 Tracking mechanism and method using probes for information recording/reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24965397A JP3372841B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 トラッキング機構及びトラッキング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1173746A true JPH1173746A (ja) 1999-03-16
JP3372841B2 JP3372841B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=17196228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24965397A Expired - Fee Related JP3372841B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 トラッキング機構及びトラッキング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3372841B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110568869A (zh) * 2019-09-10 2019-12-13 中国航发沈阳发动机研究所 一种提高控制探针自动跟踪测试精度的控制方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110568869A (zh) * 2019-09-10 2019-12-13 中国航发沈阳发动机研究所 一种提高控制探针自动跟踪测试精度的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3372841B2 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6195313B1 (en) Tracking mechanism and method using probes for information recording/reproducing apparatus
JP3109861B2 (ja) 情報の記録及び/又は再生装置
JP3073616B2 (ja) マルチプローブを具備する情報処理装置
JP2783672B2 (ja) 情報記録及び/又は再生方法と情報記録及び/又は再生装置
JP3029143B2 (ja) 情報再生方法
US5757760A (en) Information recording and/or reproducing apparatus and method for performing recording and/or reproduction of information by using probe
JP3372841B2 (ja) トラッキング機構及びトラッキング方法
EP0640963B1 (en) Recording and reproducing method and apparatus using a scanning probe
JP4079397B2 (ja) 記録再生装置のトラッキング機構及びトラッキング方法
JP4079398B2 (ja) プローブの位置決め及びトラッキング機構とその方法
JP2930449B2 (ja) トラッキング方法
JP3004823B2 (ja) 情報処理装置
JP3095915B2 (ja) 情報処理装置
JP2000090503A (ja) 記録再生装置の位置決め機構、及びトラッキング機構
JP3015978B2 (ja) 情報処理装置
JP2962603B2 (ja) 情報記録方法
JP3056901B2 (ja) 記録再生装置
JP3014855B2 (ja) 記録情報再生装置
JP3044417B2 (ja) 情報処理装置
JP3053142B2 (ja) 情報処理装置
JP3093065B2 (ja) 記録再生方法および記録再生装置
JPH05334737A (ja) トラッキング方法及びそれを用いた情報処理装置
JPH08249733A (ja) 情報処理装置
JPH09306047A (ja) 情報再生方法
JPH10320854A (ja) 情報記録再生方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 11

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees