JPH1173652A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH1173652A
JPH1173652A JP23502197A JP23502197A JPH1173652A JP H1173652 A JPH1173652 A JP H1173652A JP 23502197 A JP23502197 A JP 23502197A JP 23502197 A JP23502197 A JP 23502197A JP H1173652 A JPH1173652 A JP H1173652A
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JP
Japan
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position error
focus position
focus
signal
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Application number
JP23502197A
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English (en)
Inventor
Hisaya Hotta
田 尚 也 掘
Osamu Iwabuchi
渕 修 岩
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置の光ピックアップから生成さ
れるフォーカス位置誤差信号に対して、動作温度や個体
ばらつきなどで、フォーカス制御系の利得変動が生じて
も、常に一定のフォーカス追従性能を得ることを目的と
する。 【解決手段】 フォーカス位置誤差信号の最大振幅と総
受光量信号のピーク電圧値との利得変動比が一定値とし
てみなすのではなく、フォーカス引き込み動作時におけ
るフォーカス位置誤差信号の最大振幅および総受光量信
号のピーク電圧値を各々観測して、利得変動比の補正を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(ディジタ
ルビデオディスク)などの光ディスクに対して、再生時
の対物レンズと光ディスクとの相対変位を常に一定範囲
内に保持して安定した制御を行う光ディスク装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に光ディスク装置では、光ピックア
ップを用いて光ディスク上の螺旋状に記録されている情
報を光ピックアップを介して読み取る。光ピックアップ
には、光ディスクからの反射光を受光するフォーカシン
グもしくはトラッキングのための位置誤差信号検出用の
光検出器が備わっている。この光検出器の出力信号から
位置誤差信号を生成し、再生時に対物レンズと光ディス
クとの相対位置が常に一定範囲内に保持し、かつ、再生
時に対物レンズが光ディスク上の螺旋状のトラックを外
周方向へ追従させるために、各々フォーカシングアクチ
ュエータ、かつ、トラッキングアクチュエータに電流を
流すことによって対物レンズに推力を与えて目標位置に
制御される。
【0003】従来の光ディスク装置として、例えば、特
開平6−124470号に記載されたもの知られてい
る。以下、図12に基づいて従来の光ディスク装置のフ
ォーカス位置制御の一例を説明する。光ディスク1は、
光ディスク回転手段2により所定の速度で回転してお
り、光ピックアップ3に搭載されているレーザダイオー
ド(図示せず)から出射されたレーザ光は、対物レンズ
4を介して、光ディスク1上の記録面に集光される。光
ディスク1からの反射光は、光ピックアップ3に搭載さ
れた少なくとも2分割された光検出器(図示せず)に集
光され、2つの信号が出力される。光検出器の2つの出
力信号から、一方の出力より他方の出力をフォーカス位
置誤差信号生成手段5により減算して得られるフォーカ
ス位置誤差信号と、一方の出力と他方の出力を総受光量
信号生成手段6により加算して得られる総受光量信号が
生成される。
【0004】フォーカス引き込み動作において、前記総
受光量信号生成手段6から出力される総受光量信号は、
総受光量信号計測手段8により最大ピーク値VAS1が計
測され、可変利得補正手段10には、フォーカス位置誤
差信号の検出感度と、総受光量信号の最大ピーク値VAS
1との比が一定であるみなした固定比αが設定されてお
り、前記計測された最大ピーク値VAS1を乗算すること
で、フォーカス位置誤差信号の検出感度を推測し、利得
が設定される。実際のフォーカス引き込み動作は、フォ
ーカス位置誤差信号が検出される方向に対物レンズ4を
移動させて、その位置からフォーカス引き込みを開始し
て、図3に示すように、総受光量信号がしきい値Aより
大きく、かつ、フォーカス位置誤差信号の振幅がしきい
値Eより小さい位置に対物レンズ4がある場合に、フォ
ーカス位置制御手段11から制御信号が出力され、フォ
ーカシングアクチュエータ駆動手段12により、対物レ
ンズ4の推力に変換され、フォーカス方向の目標位置に
対物レンズが制御され、フォーカス引き込みが完了す
る。
【0005】次に、フォーカス追従動作において、光デ
ィスク1によるレーザ出射光量変化および光ディスク反
射光量変動等によるフォーカス位置誤差信号の検出感度
変動が発生するために、可変利得補正手段10によって
利得補正が行われる。前記総受光量信号計測手段8で、
フォーカス追従時に計測される直流電圧値VAS2は、可
変利得補正手段10内に設定されている基準直流電圧値
ASと比較することで、利得補正係数βが算出される。
前記固定比αおよび前記利得補正係数βおよび追従動作
時の直流電圧値VASを各々乗算することにより、フォー
カス位置誤差信号の検出感度変動量VFEを推測し、利得
が補正される。そして、フォーカス位置誤差信号は、常
に一定の利得を得ることができ、安定したフォーカス位
置制御が可能となる。利得補正されたフォーカス位置誤
差信号は、フォーカス制御手段11により、光ディスク
上の記録面に対して、レーザ光が集光するように駆動指
示信号が出力され、フォーカシングアクチュエータ駆動
手段12により対物レンズ4の推力に変換され、フォー
カシングアクチュエータを駆動し、目標位置に追従可能
となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の光ディスク装置のフォーカス位置誤差信号の可変利
得補正手段において、前提条件としてフォーカス位置誤
差信号の検出感度および総受光量信号のピーク値との比
を固定値αと仮定しており、この固定比αと総受光量信
号のピーク値とからフォーカス位置誤差信号の検出感度
を推測し、利得を設定している。実際の動作環境では、
経時変化および動作温度変化によって、光ピックアップ
を構成している光検出器および他の光学部品の相対的な
位置ずれが生じて、フォーカス位置誤差信号の検出感度
と総受光量信号のピーク値との比が大きくずれる場合が
ある。そのため、フォーカス位置誤差信号の検出感度変
動を補正できず、光ディスク上の記録面に対して、光ピ
ックアップの対物レンズのフォーカス追従性能が不安定
になる問題が生じる。
【0007】また、前記従来の光ディスク装置の固定比
αにおいて、フォーカス位置誤差信号のプラスピーク点
からマイナスピーク点までの間の最大値を振幅として、
この振幅の電圧値およびフォーカス位置誤差信号検出範
囲の距離から算出されるフォーカス位置誤差信号の検出
感度と、総受光量信号のピーク値とから固定比αが設定
されていた。本来、総受光量信号のピーク点と比例関係
にあるのは、フォーカス位置誤差信号の中点付近の最大
微分値であり、前記検出感度は、フォーカス位置誤差信
号のプラスピーク点からマイナスピーク点の間を直線近
似できない場合に、実際の検出感度とは大きくずれた状
態でフォーカス位置誤差信号の利得を設定することにな
り、そのため、フォーカス位置誤差信号の検出感度変動
を補正できず、光ディスク上の記録面に対して、光ピッ
クアップの対物レンズのフォーカス追従性能が不安定に
なる問題が生じる。
【0008】また、フォーカス引き込み動作におけるフ
ォーカス位置誤差信号の検出感度は、対物レンズが等速
で移動した場合のフォーカス位置誤差信号から換算す
る。しかしながら、光ディスクが回転している場合に、
光ディスクの面振れ量が大きいと、面振れ加速度によっ
て、対物レンズは、光ディスク上の記録面に対して、等
速で移動されない。そのため、実際の検出感度とは、大
きくずれた状態でフォーカス位置誤差信号の利得を設定
することになり、そのため、フォーカス位置誤差信号の
検出感度変動を補正できず、光ディスク上の記録面に対
して、光ピックアップの対物レンズのフォーカス追従性
能が不安定になる問題が生じる。
【0009】また、CDからDVDのように高密度メデ
ィアに移行するに従い、光ピックアップには、CD互換
が必要となってきており、CD、およびDVDの各々の
焦点を形成できる2焦点対物レンズが搭載された光ピッ
クアップが開発されている。この光ピックアップにおい
て、フォーカス引き込み動作時に複数のフォーカス位置
誤差信号が生成され、目的のフォーカス位置誤差信号か
ら検出感度を計測することが困難である。
【0010】本発明は、実際の動作環境での経時変化お
よび動作温度変化によって、フォーカス位置誤差信号の
検出感度と、総受光量信号のピーク値との比が大きくず
れた場合、あるいは、フォーカス位置誤差信号のピーク
点からピーク点の間を直線近似できない場合、あるい
は、光ディスクの面振れが大きい場合、あるいは、2焦
点対物レンズ搭載の光ピックアップによって、フォーカ
ス位置誤差信号が複数生成された場合にも、フォーカス
位置誤差信号の検出感度変動を計測し、利得を補正する
ことで光ディスク上の記録面に対して、光ピックアップ
の対物レンズのフォーカス追従性能を一定に保持するこ
とのできる光ディスク装置を提供することを目的とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フォーカス位置誤差信号の検出感度と総
受光量信号のピーク値との比を固定比αとしてみなすの
ではなく、フォーカス引き込み動作時における実際のフ
ォーカス位置誤差信号の最大振幅を計測し、この最大振
幅からフォーカス位置誤差信号の検出感度を換算し、総
受光量信号のピーク値を計測することで、固定比αを計
測値から算出される利得補正比に書き換えることによっ
て、実際の動作環境での経時変化および動作温度変化に
よってフォーカス位置誤差信号の検出感度と総受光量信
号のピーク値との比が大きくずれた場合でも、光ピック
アップの対物レンズのフォーカス方向の追従性能を一定
に保持し、安定したフォーカス位置制御が得られる。
【0012】また、本発明は、フォーカス位置誤差信号
の検出感度と総受光量信号のピーク値との比を固定比α
としてみなすのではなく、光ディスクが回転あるいは、
停止状態でのフォーカス引き込み動作時における実際の
フォーカス位置誤差信号の中点付近の最大微分係数を演
算し、この微分係数からフォーカス位置誤差信号の検出
感度を換算し、総受光量信号のピーク値を計測すること
で固定比αを計測値から算出される利得補正比に書き換
えることによって、実際の動作環境での経時変化および
動作温度変化によってフォーカス位置誤差信号の検出感
度と総受光量信号のピーク値との比が大きくずれた場合
でも、光ピックアップの対物レンズのフォーカス方向の
追従性能を一定に保持し、安定したフォーカス位置制御
が得られる。
【0013】また、本発明は、フォーカス位置誤差信号
の検出感度と総受光量信号のピーク値との比を固定比α
としてみなすのではなく、光ディスクの回転に関係なく
面振れが大きい場合にも、フォーカス引き込み動作時に
おけるフォーカス位置誤差信号のプラスピーク点から中
点、中点からマイナスピーク点までの間の最大値、時間
を各々計測し、さらに、その時の対物レンズの移動距離
を計測し、総受光量信号の最大ピーク値とから利得補正
比を算出し、固定比αを書き換えることによって、実際
の動作環境での経時変化および動作温度変化によってフ
ォーカス位置誤差信号の検出感度と総受光量信号のピー
ク値との比が大きくずれた場合、あるいは光ディスクの
面振れが大きい場合にも、光ピックアップの対物レンズ
のフォーカス方向の追従性能を一定に保持し、安定した
フォーカス位置制御が得られる。
【0014】また、本発明は、光ディスクの種類に対応
した対物レンズ焦点位置で最初にフォーカス位置誤差信
号が検出される方向に対物レンズを移動させて、その位
置からフォーカス引き込み動作を開始し、フォーカス位
置誤差信号のピーク点から中点までの間の最大値を計測
し、それを半波と見なして2倍することでフォーカス位
置誤差信号振幅とし、この振幅から検出感度を換算し、
総受光量信号のピーク値を計測することで、固定比αを
計測値から算出される利得補正比に書き換えることによ
って、経時変化および動作温度環境変化による比が大き
くずれた場合でも、光ピックアップの対物レンズのフォ
ーカス方向の追従性能を一定に保持し、安定したフォー
カス位置制御が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
光ディスクからの反射光を受光するフォーカシングのた
めの位置誤差信号検出用の少なくとも2分割された光検
出器と、前記光検出器からの2つの出力信号を減算して
フォーカス位置誤差信号を生成するフォーカス位置誤差
信号生成手段と、前記光検出器からの2つの出力信号を
加算して総受光量信号を生成する総受光量信号生成手段
と、前記フォーカス位置誤差信号生成手段で生成される
フォーカス位置誤差信号の最大振幅を計測するフォーカ
ス位置誤差信号振幅計測手段と、前記総受光量信号生成
手段で生成される総受光量信号の最大ピーク値を計測す
る総受光量信号計測手段と、フォーカス位置誤差信号の
検出感度が所定の利得になるように利得を補正する可変
利得補正手段とを有する光ディスク装置において、フォ
ーカス引き込み動作時に、前記フォーカス位置誤差信号
振幅計測手段で計測される最大振幅と、前記総受光量信
号計測手段で計測される総受光量信号の最大ピーク値と
から、両者の比を算出して、その比に応じてフォーカス
位置誤差信号の検出感度の利得を補正し、フォーカス追
従動作を安定に保持する作用を有する。
【0016】請求項2記載の発明は、前記フォーカス位
置誤差信号生成手段で生成されるフォーカス位置誤差信
号の中点付近の最大微分値を演算するフォーカス位置誤
差信号微分演算手段を有し、フォーカス引き込み動作時
に、前記フォーカス位置誤差信号微分演算手段で演算さ
れた微分値から求まるフォーカス位置誤差信号の検出感
度および前記総受光量信号計測手段で計測される総受光
量信号の最大ピーク値とから両者の比を算出して、その
比に応じてフォーカス位置誤差信号の検出感度の利得を
補正し、フォーカス追従動作を安定に保持する作用を有
する。
【0017】請求項3記載の発明は、前記フォーカス位
置誤差信号生成手段で生成されるフォーカス位置誤差信
号の中点付近の最大微分値を演算するフォーカス位置誤
差信号微分演算手段を有し、光ディスクの回転が停止状
態で、フォーカス引き込み動作を開始し、その時の前記
フォーカス位置誤差信号微分演算手段で演算される最大
微分値から求まるフォーカス位置誤差信号の検出感度お
よび前記総受光量信号計測手段で計測される総受光量信
号の最大ピーク値とから両者の比を算出して、その比に
応じてフォーカス位置誤差信号の検出感度の利得を補正
し、フォーカス追従動作を安定に保持する作用を有す
る。
【0018】請求項4記載の発明は、前記フォーカス位
置誤差信号生成手段で生成されるフォーカス位置誤差信
号のプラスピーク点から中点間での間および中点からマ
イナスピーク点までの間での各々の最大値、時間を計測
するフォーカス位置誤差信号半波ピーク点計測手段と、
対物レンズ移動距離を計測する対物レンズ移動距離計測
手段を有し、フォーカス引き込み動作時に、前記フォー
カス位置誤差信号半波ピーク点計測手段で計測される最
大値および時間と、対物レンズ移動距離計測手段で計測
された移動距離とからフォーカス位置誤差信号の検出感
度を算出し、前記総受光量信号計測手段で計測される総
受光量信号の最大ピーク値とから両者の比を算出して、
その比に応じてフォーカス位置誤差信号の検出感度の利
得を補正し、フォーカス追従動作を安定に保持する作用
を有する。
【0019】請求項5記載の発明は、目的のフォーカス
位置誤差信号が最初に検出される方向に対物レンズを移
動させて、その位置からフォーカス引き込み動作を開始
して、前記フォーカス位置誤差信号生成手段より最初に
生成されるフォーカス位置誤差信号のピーク点から中点
までの間の最大値を計測するフォーカス位置誤差信号半
波計測手段を有し、前記最大値をフォーカス位置誤差信
号の半波と見なして2倍し、その値をフォーカス位置誤
差信号振幅として扱い、前記総受光量信号計測手段から
計測された総受光量信号の最大ピーク電圧値とから両者
の比を算出し、その比に応じてフォーカス位置誤差信号
検出感度の利得を補正し、フォーカス追従動作を安定に
保持する作用を有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図11を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の請求項1に対応する実
施の形態1における光ディスク装置の構成を示すもので
あり、図12に示した構成要素と同様な構成要素には同
様な符号を付してある。図1において、光ディスク1
は、光ディスク回転手段2に装着され所定の速度で回転
しており、光ピックアップ3に搭載されているレーザダ
イオード(図示せず)から出射されたレーザ光は、対物
レンズ4を介して、光ディスク1上の記録面に集光され
る。光ディスク1からの反射光は、光ピックアップ3に
搭載された少なくとも2分割された光検出器(図示せ
ず)に集光されて、2つの信号が出力される。前記検出
器の2つの出力信号から、一方の出力より他方の出力を
フォーカス位置誤差信号生成手段5により減算して得ら
れるフォーカス位置誤差信号と、一方の出力と他方の出
力を総受光量信号生成手段6により加算して得られる総
受光量信号が生成される。
【0021】図2はフォーカス引き込み動作時における
前記フォーカス位置誤差信号生成手段5で生成されるフ
ォーカス位置誤差信号と、総受光量信号生成手段6で生
成される総受光量信号の各々の信号波形を示している。
前記フォーカス位置誤差信号生成手段5から出力される
フォーカス位置誤差信号は、フォーカス位置誤差信号振
幅計測手段7により、最大振幅VFE1が計測される。前
記総受光量信号生成手段6から出力される総受光量信号
は、総受光量信号計測手段8により、最大ピーク値VAS
3が計測される。切替スイッチ9は、フォーカス引き込
み動作時において、フォーカス位置誤差信号振幅計測手
段7側が短絡し、フォーカス追従動作時においてフォー
カス位置誤差信号振幅計測手段7側が開放し、可変利得
補正手段10側が短絡する。
【0022】フォーカス引き込み動作において、可変利
得補正手段10には、利得補正比α1がα1=VFE1/
AS3になるように設定されており、利得補正比α1が
算出され、フォーカス位置誤差信号の検出感度が換算さ
れ、フォーカス制御系の利得が設定される。図3は、フ
ォーカス引き込み動作を示したものであり、総受光量信
号がしきい値Aより大きく、かつフォーカス位置誤差信
号の振幅がしきい値Eより小さい位置に対物レンズ4が
ある場合に、フォーカス位置制御手段11から駆動指示
信号が出力され、フォーカシングアクチュエータ駆動手
段12により対物レンズ4の推力に変換され、フォーカ
ス方向の目標位置に対物レンズが制御され、引き込みを
完了する。
【0023】次に、フォーカス追従動作において、光ピ
ックアップ3による出射レーザ光量変化および光ディス
ク反射光量変動等が原因で、フォーカス位置誤差信号の
検出感度変動が発生するため、可変利得補正手段10に
よるフォーカス制御系の利得補正が行われる。前記総受
光量信号計測手段8で、フォーカス追従時に計測される
直流電圧値VAS4は、可変利得補正手段10内に設定さ
れている基準直流電圧値VASと比較することで、利得補
正係数β1が算出される。前記利得補正比α1および前
記利得補正係数β1および基準直流電圧値VASを各々乗
算することにより、フォーカス位置誤差信号の検出感度
変動量VFE2を推測し、フォーカス制御系の利得が補正
される。そして、フォーカス位置誤差信号は、常に一定
の利得を得ることができ、安定したフォーカス位置制御
が可能となる。利得補正されたフォーカス位置誤差信号
は、フォーカス位置制御手段11により、光ディスク上
の記録面に対して、レーザ光が集光するように駆動指示
信号が出力され、フォーカシングアクチュエータ駆動手
段12により対物レンズ4の推力に変換され、フォーカ
シングアクチュエータを駆動し、目標位置に追従可能と
なる。
【0024】(実施の形態2)図4は本発明の請求項2
に対応する実施の形態2における光ディスク装置の構成
を示すものであり、図1に示した構成要素と同様な構成
要素には同様な符号を付してある。図4において、光デ
ィスク1は、光ディスク回転手段2に装着され所定の速
度で回転しており、光ピックアップ3に搭載されている
レーザダイオード(図示せず)から出射されたレーザ光
は、対物レンズ4を介して、光ディスク1上の記録面に
集光される。光ディスク1からの反射光は、光ピックア
ップ3に搭載された少なくとも2分割された光検出器
(図示せず)に集光されて、2つの信号が出力される。
前記検出器の2つの出力信号から、一方の出力より他方
の出力をフォーカス位置誤差信号生成手段5により減算
して得られるフォーカス位置誤差信号と、一方の出力と
他方の出力を総受光量信号生成手段6により加算して得
られる総受光量信号が生成される。
【0025】図5はフォーカス引き込み動作時における
前記フォーカス位置誤差信号生成手段5および総受光量
信号生成手段6で生成されたフォーカス位置誤差信号お
よび総受光量信号の信号波形を示している。前記フォー
カス位置誤差信号生成手段5から出力されるフォーカス
位置誤差信号は、フォーカス位置誤差信号微分演算手段
13により、中点付近の最大微分値VFE3/tが演算さ
れる。前記総受光量信号生成手段6から出力される総受
光量信号は、総受光量信号計測手段8により、最大ピー
ク値VAS5が計測される。切替スイッチ9は、フォーカ
ス引き込み動作時において、フォーカス位置誤差信号微
分演算手段13側が短絡し、フォーカス追従動作時にお
いてフォーカス位置誤差信号微分演算手段13側が開放
し、可変利得補正手段10側が短絡する。
【0026】フォーカス引き込み動作において、可変利
得補正手段10には、利得補正比α2がα2=VFE3/
Fo/VAS5になるように設定されており、利得補正比
α2が算出され、フォーカス位置誤差信号の検出感度が
換算され、フォーカス制御系の利得が設定される。LFo
は、時間tの時の光ピックアップの光検出器のフォーカ
ス位置誤差信号の検出範囲の距離である。図3に示した
ように、総受光量信号がしきい値Aより大きく、かつフ
ォーカス位置誤差信号の振幅がしきい値Eより小さい位
置に対物レンズ4がある場合に、フォーカス位置制御手
段11から駆動指示信号が出力され、フォーカシングア
クチュエータ駆動手段12により対物レンズ4の推力に
変換され、フォーカス方向の目標位置に対物レンズ4が
制御され、引き込みを完了する。
【0027】次に、フォーカス追従動作において、光ピ
ックアップ3による出射レーザ光量変化および光ディス
ク反射光量変動等が原因で、フォーカス位置誤差信号の
検出感度変動が発生するため、可変利得補正手段10に
よるフォーカス制御系の利得補正が行われる。前記総受
光量信号計測手段8で、フォーカス追従時に計測される
直流電圧値VAS6は、可変利得補正手段10内に設定さ
れている基準直流電圧値VASと比較することで、利得補
正係数β2が算出される。前記利得補正比α2および前
記利得補正係数β2および基準直流電圧値VASを各々乗
算することにより、フォーカス位置誤差信号の検出感度
変動量VFE4を推測し、フォーカス制御系の利得が補正
される。そして、フォーカス位置誤差信号は、常に一定
の利得を得ることができ、安定したフォーカス位置制御
が可能となる。利得補正されたフォーカス位置誤差信号
は、フォーカス位置制御手段11により、光ディスク上
の記録面に対して、レーザ光が集光するように駆動指示
信号が出力され、フォーカシングアクチュエータ駆動手
段12により対物レンズ4の推力に変換され、フォーカ
シングアクチュエータを駆動し、目標位置に追従可能と
なる。
【0028】(実施の形態3)図6は本発明の請求項3
に対応する実施の形態3における光ディスク装置の構成
を示すものであり、図1に示した構成要素と同じ構成要
素には同じ符号を付してある。図6において、光ディス
ク1は、光ディスク回転手段2に装着されており、光ピ
ックアップ3に搭載されているレーザダイオード(図示
せず)から出射されたレーザ光は、対物レンズ4を介し
て光ディスク1上の記録面に集光される。光ディスク1
からの反射光は、光ピックアップ3に搭載された少なく
とも2分割された光検出器(図示せず)に集光されて、
2つの信号が出力される。前記検出器の2つの出力信号
から、一方の出力より他方の出力をフォーカス位置誤差
信号生成手段5により減算して得られるフォーカス位置
誤差信号と、一方の出力と他方の出力を総受光量信号生
成手段6により加算して得られる総受光量信号が生成さ
れる。
【0029】図7は光ディスク1が回転停止状態でフォ
ーカス引き込み動作における前記フォーカス位置誤差信
号生成手段5および総受光量信号生成手段6で生成され
たフォーカス位置誤差信号および総受光量信号の信号波
形を示している。前記フォーカス位置誤差信号生成手段
5から出力されるフォーカス位置誤差信号は、フォーカ
ス位置誤差信号微分演算手段13により、中点付近の最
大微分値VFE5/tが演算される。前記総受光量信号生
成手段6から出力される総受光量信号は、総受光量信号
計測手段8により、最大ピーク値VAS7が計測される。
切替スイッチ9は、フォーカス引き込み動作時におい
て、フォーカス位置誤差信号微分演算手段13側が短絡
し、フォーカス追従動作時においてフォーカス位置誤差
信号微分演算手段13側が開放し、可変利得補正手段1
0側が短絡する。
【0030】フォーカス引き込み動作において、光ディ
スクの面振れ量が大きいと、面振れ加速度によって、対
物レンズは、光ディスク上の記録面に対して、等速で移
動できないの光ディスク1は、回転停止状態である。可
変利得補正手段10には、利得補正比α3がα3=VFE
5/LFo/VAS7になるように設定されており、利得補
正比α3が算出され、フォーカス位置誤差信号の検出感
度が換算され、フォーカス制御系の利得が設定される。
Foは、時間tの時の光ピックアップの光検出器のフォ
ーカス位置誤差信号の検出範囲の距離である。図3に示
したように、総受光量信号がしきい値Aより大きく、か
つフォーカス位置誤差信号の振幅がしきい値Eより小さ
い位置に対物レンズ4がある場合に、フォーカス位置制
御手段11から駆動指示信号が出力され、フォーカシン
グアクチュエータ駆動手段12により対物レンズ4の推
力に変換され、フォーカス方向の目標位置に対物レンズ
4が制御され、引き込みを完了し、光ディスク1は、光
ディスク回転手段2により、所定の速度で回転する。
【0031】次に、フォーカス追従動作において、光ピ
ックアップ3による出射レーザ光量変化および光ディス
ク反射光量変動等が原因で、フォーカス位置誤差信号の
検出感度変動が発生するため、可変利得補正手段10に
よるフォーカス制御系の利得補正が行われる。前記総受
光量信号計測手段8で、フォーカス追従時に計測される
直流電圧値VAS8は、可変利得補正手段10内に設定さ
れている基準直流電圧値VASと比較することで、利得補
正係数β3が算出される。前記利得補正比α3および前
記利得補正係数β3および基準直流電圧値VASを各々乗
算することにより、フォーカス位置誤差信号の検出感度
変動量VFE6を推測し、フォーカス制御系の利得が補正
される。そして、フォーカス位置誤差信号は、常に一定
の利得を得ることができ、安定したフォーカス位置制御
が可能となる。利得補正されたフォーカス位置誤差信号
は、フォーカス位置制御手段11により、光ディスク上
の記録面に対して、レーザ光が集光するように駆動指示
信号が出力され、フォーカシングアクチュエータ駆動手
段12により対物レンズ4の推力に変換され、フォーカ
シングアクチュエータを駆動し、目標位置に追従可能と
なる。
【0032】(実施の形態4)図8は本発明の請求項4
に対応する実施の形態4における光ディスク装置の構成
を示すものであり、図1に示した構成要素と同様な構成
要素には同様な符号を付してある。図8において、光デ
ィスク1は、光ディスク回転手段2に装着され所定の速
度で回転しており、光ピックアップ3に搭載されている
レーザダイオード(図示せず)から出射されたレーザ光
は、対物レンズ4を介して、光ディスク1上の記録面に
集光される。光ディスク1からの反射光は、光ピックア
ップ3に搭載された少なくとも2分割された光検出器
(図示せず)に集光されて、2つの信号が出力される。
前記検出器の2つの出力信号から、一方の出力より他方
の出力をフォーカス位置誤差信号生成手段5により減算
して得られるフォーカス位置誤差信号と、一方の出力と
他方の出力を総受光量信号生成手段6により加算して得
られる総受光量信号が生成される。
【0033】図9はフォーカス引き込み動作時における
前記フォーカス位置誤差信号生成手段5および総受光量
信号生成手段6で生成されたフォーカス位置誤差信号お
よび受光量信号の信号波形と、対物レンズ移動距離を示
している。前記フォーカス位置誤差信号生成手段5から
出力されるフォーカス位置誤差信号は、フォーカス位置
誤差信号ピーク点検計測手段14により、プラスピーク
点から中点までの間での最大値VFE7、時間t1と、中
点からマイナスピーク点間での最大値VFE8、時間t2
が各々計測される。前記総受光量信号生成手段6から出
力される総受光量信号は、総受光量信号計測手段8によ
り、最大ピーク値VAS9が計測される。フォーカス引き
込み動作時のフォーカス位置誤差信号のピーク点からピ
ーク点までの間の対物レンズ移動距離LFo1、時間t3
が、対物レンズ移動距離計測手段15により計測され
る。切替スイッチ9は、フォーカス引き込み動作時にお
いて、フォーカス位置誤差信号ピーク点計測手段14側
が短絡し、フォーカス追従動作時においてフォーカス位
置誤差信号ピーク点計測手段14側が開放し、可変利得
補正手段10側が短絡する。
【0034】フォーカス引き込み動作において、可変利
得補正手段10には、利得補正比α4がα4=((VFE
7−VFE8)/(t1−t2))/(LFo1/t3)/
AS9になるように設定されており、利得補正比α5が
算出され、フォーカス位置誤差信号の検出感度が換算さ
れ、フォーカス制御系の利得が設定される。図3に示し
たように、総受光量信号がしきい値Aより大きく、かつ
フォーカス位置誤差信号の振幅がしきい値Eより小さい
位置に対物レンズ4がある場合に、フォーカス位置制御
手段11から駆動指示信号が出力され、フォーカシング
アクチュエータ駆動手段12により対物レンズ4の推力
に変換され、フォーカス方向の目標位置に対物レンズ4
が制御され、引き込みを完了する。
【0035】次に、フォーカス追従動作において、光ピ
ックアップ3による出射レーザ光量変化および光ディス
ク反射光量変動等が原因で、フォーカス位置誤差信号の
検出感度変動が発生するため、可変利得補正手段10に
よるフォーカス制御系の利得補正が行われる。前記総受
光量信号計測手段8で、フォーカス追従時に計測される
直流電圧値VAS10は、可変利得補正手段10内に設定
されている基準直流電圧値VASと比較することで、利得
補正係数β4が算出される。前記利得補正比α4および
前記利得補正係数β4および基準直流電圧値VASを各々
乗算することにより、フォーカス位置誤差信号の検出感
度変動量VFE9を推測し、フォーカス制御系の利得が補
正される。そして、フォーカス位置誤差信号は、常に一
定の利得を得ることができ、安定したフォーカス位置制
御が可能となる。利得補正されたフォーカス位置誤差信
号は、フォーカス位置制御手段11により、光ディスク
上の記録面に対して、レーザ光が集光するように駆動指
示信号が出力され、フォーカシングアクチュエータ駆動
手段12により対物レンズ4の推力に変換され、フォー
カシングアクチュエータを駆動し、目標位置に追従可能
となる。
【0036】(実施の形態5)図10は本発明の請求項
5に対応する実施の形態5における光ディスク装置の構
成を示すものであり、図1に示した構成要素と同様な構
成要素には同様な符号を付してある。図10において、
光ディスク1は、光ディスク回転手段2に装着され所定
の速度で回転しており、光ピックアップ3に搭載されて
いるレーザダイオード(図示せず)から出射されたレー
ザ光を光学部品(図示せず)および対物レンズ4を介し
て、光ディスク上の記録面に集光する。光ディスク1か
らの反射光は、光ピックアップ3に搭載された少なくと
も2分割された光検出器(図示せず)に集光され、信号
が出力される。光検出器の出力は、一方の出力より他方
の出力をフォーカス位置誤差信号生成手段5により減算
して得られるフォーカス位置誤差信号と、一方の出力と
他方の出力を総受光量信号生成手段6により加算して得
られる総受光量信号が生成される。
【0037】図11はフォーカス引き込み動作時におけ
る前記フォーカス位置誤差信号生成手段5で生成される
フォーカス位置誤差信号と、総受光量信号生成手段6で
生成される総受光量信号の各々の信号波形を示してい
る。対物レンズ4には、様々な種類の光ディスク(DV
D、CD)を再生するため、2つの焦点(DVD用、C
D用)があり、各々の焦点位置でフォーカス位置誤差信
号および総受光量信号が各々生成され、かつ、2つの焦
点の回折光よる焦点が生成され、フォーカス位置誤差信
号および総受光量信号が各々生成される。切替スイッチ
9は、フォーカス引き込み動作時において、フォーカス
位置誤差信号半波計測手段16側が短絡し、フォーカス
追従動作時においてフォーカス位置誤差信号半波計測手
段16側が開放し、可変利得補正手段10側が短絡す
る。
【0038】フォーカス引き込み動作時において、目的
の光ディスクのフォーカス位置誤差信号が最初に生成さ
れる方向に対物レンズを移動させて、その位置からフォ
ーカス引き込み動作を開始し、対物レンズの所定の焦点
位置で最初に生成されるフォーカス位置誤差信号の中点
までの間の最大値をフォーカス位置誤差信号半波計測手
段16により観測し、フォーカス位置誤差信号の半波V
FE10が計測される。前記半波VFE10は、2倍するこ
とによりフォーカス位置誤差信号振幅とする。前記総受
光量信号生成手段6から生成された総受光量信号は、総
受光量信号計測手段8により総受光量信号の最大ピーク
電圧値VAS11が計測される。また、対物レンズ4の回
折光による焦点で生成されたフォーカス位置誤差信号
は、実施の形態1に記載のフォーカス位置誤差信号振幅
計測手段7では、疑似のフォーカス位置誤差信号VFE
2が計測され、正しい比が得られず、フォーカス追従性
能が不安定になる。そこで、可変利得補正手段10に
は、利得補正比α5がα5=2×VFE10/VAS11に
なるように設定されており、利得補正比α5が算出さ
れ、フォーカス位置誤差信号の検出感度が換算され、フ
ォーカス制御系の利得が設定される。図3に示したよう
に、総受光量信号がしきい値Aより大きく、かつフォー
カス位置誤差信号の振幅がしきい値Eより小さい位置に
対物レンズ4がある場合に、フォーカス位置制御手段1
1から制御信号が出力され、フォーカシングアクチュエ
ータ駆動手段12によりフォーカス方向の対物レンズ4
の推力に変換され、目標位置に対物レンズ4が制御さ
れ、引き込みを完了する。。
【0039】次に、フォーカス追従動作において、光ピ
ックアップ3による出射レーザ光量変化および光ディス
ク反射光量変動等によるフォーカス位置誤差信号の検出
感度変動が発生するため、可変利得補正手段10による
フォーカス制御系の利得補正が行われる。前記総受光量
信号計測手段8で、フォーカス追従動作時に計測される
直流電圧値VAS12は、可変利得増幅手段8内に設定し
ている基準電圧値VASと比較することで、利得補正係数
β5が算出され、前記利得補正比α5および前記利得補
正係数β5および基準直流電圧値VASを各々乗算するこ
とにより、フォーカス位置誤差信号の利得変動VFE11
を推測し、フォーカス制御系の利得が補正される。そし
て、フォーカス位置誤差信号は、常に一定の利得を得る
ことができ、安定したフォーカス位置制御が可能とな
る。そして、利得補正されたフォーカス位置誤差信号
は、フォーカス位置制御手段11により、光ディスク上
の記録面に対して、レーザ光が集光するように駆動指示
信号が出力され、フォーカシングアクチュエータ駆動手
段12により対物レンズ4の推力に変換され、フォーカ
シングアクチュエータを駆動し、目標位置に追従可能と
なる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
発明によれば、フォーカス引き込み動作時に、実際のフ
ォーカス位置誤差信号の最大振幅および総受光量信号の
最大ピーク電圧値を観測することにより、両者の比を算
出し、フォーカス位置誤差信号の利得を補正すること
で、経時変化および動作温度環境変化による比が大きく
ずれた場合でも、フォーカス追従動作時のフォーカス位
置誤差信号の利得変動を所定の利得に補正でき、光ピッ
クアップの対物レンズのフォーカス方向への追従性能を
一定に保持するという有効な効果が得られる。
【0041】本発明の請求2記載の発明によれば、フォ
ーカス引き込み動作時に、実際のフォーカス位置誤差信
号の中点付近の最大微分値を演算することによって、フ
ォーカス位置誤差信号の検出感度を換算し、総受光量信
号の最大ピーク値とから比を算出することにより、正確
な利得変動を把握することができ、フォーカス追従性能
を常に一定に保持するという有効な効果が得られる。
【0042】本発明の請求3記載の発明によれば、フォ
ーカス引き込み動作時に、光ディスク回転時の面振れが
大きい場合に回転を停止し、実際のフォーカス位置誤差
信号の中点付近の最大微分値を演算することによって、
フォーカス位置誤差信号の検出感度を換算し、総受光量
信号の最大ピーク値とから比を算出することにより、正
確な利得変動を把握することができ、フォーカス追従性
能を常に一定に保持するという有効な効果が得られる。
【0043】本発明の請求4記載の発明によれば、フォ
ーカス引き込み動作時に、光ディスク回転時の面振れが
大きい場合でも回転したまま、実際のフォーカス位置誤
差信号の検出感度を換算し、総受光量信号の最大ピーク
値とから比を算出することにより、正確な利得変動を把
握することができ、フォーカス追従性能を常に一定に保
持するという有効な効果が得られる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、光ピックア
ップの対物レンズが複数の焦点を持っている場合におい
ても、光ディスクの種類に対応した対物レンズのレーザ
光の焦点位置で光ディスク上の記録面から反射した最初
に生成されたフォーカス位置誤差信号の中点までの間の
最大値を計測し、それを半波と見なして2倍することで
フォーカス位置誤差信号振幅とし、かつ総受光量信号の
電圧値を計測することによって両者の比を算出し、フォ
ーカス位置誤差信号の利得を補正することで、経時変化
および動作温度環境変化による比が大きくずれが発生し
た場合でも、フォーカス追従動作時のフォーカス位置誤
差信号の利得変動を所定の利得に補正でき、光ピックア
ップの対物レンズのフォーカス方向への追従性能を一定
に保持するという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるフォーカス系の
信号を示す波形図
【図3】光ディスク装置におけるフォーカス引き込み動
作を示す特性図
【図4】本発明の実施の形態2における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2におけるフォーカス系の
信号を示す波形図
【図6】本発明の実施の形態3における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3におけるフォーカス系の
信号を示す波形図
【図8】本発明の実施の形態4における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態4におけるフォーカス系の
信号を示す波形図
【図10】本発明の実施の形態5における光ディスク装
置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態5におけるフォーカス系
の信号を示す波形図
【図12】従来例における光ディスク装置の構成を示す
ブロック図
【符号の簡単な説明】
1 光ディスク 2 光ディスク回転手段、 3 光ピックアップ 4 対物レンズ 5 フォーカス位置誤差信号生成手段 6 総受光量信号生成手段 7 フォーカス位置誤差信号振幅計測手段 8 総受光量信号計測手段 9 切替スイッチ 10 可変利得補正手段 11 フォーカス位置制御手段 12 フォーカシングアクチュエータ駆動手段 13 フォーカス位置誤差信号微分演算手段 14 フォーカス位置誤差信号ピーク点計測手段 15 対物レンズ移動距離計測手段 16 フォーカス位置誤差信号半波計測手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクからの反射光を受光するフォ
    ーカシングのための位置誤差信号検出用の少なくとも2
    分割された光検出器と、前記光検出器からの2つの出力
    信号を減算してフォーカス位置誤差信号を生成するフォ
    ーカス位置誤差信号生成手段と、前記光検出器からの2
    つの出力信号を加算して総受光量信号を生成する総受光
    量信号生成手段と、前記フォーカス位置誤差信号生成手
    段で生成されるフォーカス位置誤差信号の最大振幅を計
    測するフォーカス位置誤差信号振幅計測手段と、前記総
    受光量信号生成手段で生成される総受光量信号の最大ピ
    ーク値を計測する総受光量信号計測手段と、フォーカス
    位置誤差信号の検出感度が所定の利得になるように利得
    を補正する可変利得補正手段とを有する光ディスク装置
    において、フォーカス引き込み動作時に、前記フォーカ
    ス位置誤差信号振幅計測手段で計測される最大振幅と、
    前記総受光量信号計測手段で計測される総受光量信号の
    最大ピーク値とから、両者の比を算出して、その比に応
    じてフォーカス位置誤差信号の検出感度の利得を補正
    し、フォーカス追従動作を安定に保持することを特徴と
    する光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカス位置誤差信号生成手段で
    生成されるフォーカス位置誤差信号の中点付近の最大微
    分値を演算するフォーカス位置誤差信号微分演算手段を
    有し、フォーカス引き込み動作時に、前記フォーカス位
    置誤差信号微分演算手段で演算された微分値から求まる
    フォーカス位置誤差信号の検出感度および前記総受光量
    信号計測手段で計測される総受光量信号の最大ピーク値
    とから両者の比を算出して、その比に応じてフォーカス
    位置誤差信号の検出感度の利得を補正し、フォーカス追
    従動作を安定に保持することを特徴とする請求項1に記
    載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカス位置誤差信号生成手段で
    生成されるフォーカス位置誤差信号の中点付近の最大微
    分値を演算するフォーカス位置誤差信号微分演算手段を
    有し、光ディスクの回転が停止状態で、フォーカス引き
    込み動作を開始し、その時の前記フォーカス位置誤差信
    号微分演算手段で演算される最大微分値から求まるフォ
    ーカス位置誤差信号の検出感度および前記総受光量信号
    計測手段で計測される総受光量信号の最大ピーク値とか
    ら両者の比を算出して、その比に応じてフォーカス位置
    誤差信号の検出感度の利得を補正し、フォーカス追従動
    作を安定に保持することを特徴とする請求項1に記載の
    光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記フォーカス位置誤差信号生成手段で
    生成されるフォーカス位置誤差信号のプラスピーク点か
    ら中点までの間および中点からマイナスピーク点までの
    間での各々の最大値、時間を計測するフォーカス位置誤
    差信号半波ピーク点計測手段と、対物レンズ移動距離を
    計測する対物レンズ移動距離計測手段を有し、フォーカ
    ス引き込み動作時に、前記フォーカス位置誤差信号半波
    ピーク点計測手段で計測される最大値および時間と、対
    物レンズ移動距離計測手段で計測された移動距離とから
    フォーカス位置誤差信号の検出感度を算出し、前記総受
    光量信号計測手段で計測される総受光量信号の最大ピー
    ク値とから両者の比を算出して、その比に応じてフォー
    カス位置誤差信号の検出感度の利得を補正し、フォーカ
    ス追従動作を安定に保持することを特徴とする請求項
    1、請求項2、または請求項3に記載の光ディスク装
    置。
  5. 【請求項5】目的のフォーカス位置誤差信号が最初に検
    出される方向に対物レンズを移動させて、その位置から
    フォーカス引き込み動作を開始して、前記フォーカス位
    置誤差信号生成手段より最初に生成されるフォーカス位
    置誤差信号のピーク点から中点までの間の最大値を計測
    するフォーカス位置誤差信号半波計測手段を有し、前記
    最大値をフォーカス位置誤差信号の半波と見なして2倍
    し、その値をフォーカス位置誤差信号振幅として扱い、
    前記総受光量信号計測手段から計測された総受光量信号
    の最大ピーク電圧値とから両者の比を算出し、その比に
    応じてフォーカス位置誤差信号検出感度の利得を補正
    し、フォーカス追従動作を安定に保持することを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、または請求項4記
    載の光ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2690659A1 (en) 2006-07-12 2014-01-29 Tohoku University Memory cell array in a nonvolatile memory

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2690659A1 (en) 2006-07-12 2014-01-29 Tohoku University Memory cell array in a nonvolatile memory

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