JPH1173618A - 磁気記録装置用磁気ヘッドドラム - Google Patents

磁気記録装置用磁気ヘッドドラム

Info

Publication number
JPH1173618A
JPH1173618A JP23402897A JP23402897A JPH1173618A JP H1173618 A JPH1173618 A JP H1173618A JP 23402897 A JP23402897 A JP 23402897A JP 23402897 A JP23402897 A JP 23402897A JP H1173618 A JPH1173618 A JP H1173618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
support
head drum
drum
metal ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23402897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3014664B2 (ja
Inventor
Kashichi Hirota
嘉七 廣田
Junji Fukuda
順二 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Electric and Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electric and Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Electric and Chemical Co Ltd filed Critical Kyowa Electric and Chemical Co Ltd
Priority to JP9234028A priority Critical patent/JP3014664B2/ja
Publication of JPH1173618A publication Critical patent/JPH1173618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3014664B2 publication Critical patent/JP3014664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軽量で、質量を周辺部に集中させ回転慣性が
高く、回転むらを防止でき、磁気テープとドラムの間の
すべりによる静電気も生じない磁気記録装置用の磁気ヘ
ッドドラムとその製造方法を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッドドラム5bが、所定の厚さを
有する金属リング14と、該金属リングの内部にアウト
サート成形により形成されたプラスチック材料製の支持
体15とから構成される。プラスチック材料製の支持製
は、金属リングに接合され金属リングを支持する周辺リ
ング状部すなわち直立フランジ部15bと、回転軸を受
ける中央のボス部15cとを備える。ドラムに、一体回
転の磁気ヘッド11を設ける。支持体15のフランジ部
15bの外周と金属リングの内周に対応する凹凸が形成
され、この凹凸が係合して支持体と金属リングとの間の
相対的なずれを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
ーのような磁気記録装置において磁気ヘッドを支持して
該磁気ヘッドをテープに接触させながら回転する磁気ヘ
ッドドラムに関する。
【0002】
【従来技術】ビデオテープレコーダーは、一般に、いわ
ゆるアジマス走査方式と呼ばれる走査方式を採用してお
り、磁気ヘッドを支持する磁気ヘッドドラムが磁気テー
プの送り方向に対して回転軸を傾斜させて取り付けら
れ、磁気テープは、磁気ヘッドドラムの回転軸に対して
傾斜した平面に沿って送られながら該磁気ヘッドドラム
の表面に接触する。磁気ヘッドドラムは、磁気テープの
送り速度より速い周速度で回転させられており、その結
果、磁気ヘッドドラム上の磁気ヘッドは、磁気テープ上
を斜に繰り返し走査運動することになる。通常は、磁気
ヘッドドラムは、該磁気ヘッドドラムと同一直径の固定
ドラム上に回転軸により回転自在に支持される。記録の
ための走査線の数を多くするために、磁気ヘッドドラム
上には2個あるいはそれ以上の磁気ヘッドが直径方向に
相対向する位置に設けられる。
【0003】磁気ヘッドドラムの回転の周速度はテープ
の送り速度より高速であるため、磁気ヘッドドラムと磁
気テープとの間には強い摩擦力が働く。また、磁気ヘッ
ドドラムの回転むらを抑制するためには、該ドラムの回
転慣性をある程度のレベルに維持する必要がある。
【0004】このような観点から、従来のビデオテープ
レコーダー用の磁気ヘッドドラムは金属材料により形成
されている。通常は、アルミニウム合金の成形品に機械
加工による仕上げを行なって所望の形状のドラムを得て
いる。
【0005】従来のこの種の磁気ヘッドドラムは、全体
が金属製であるため、重量が嵩むという問題がある。ま
た、アルミニウム合金の鋳造品に所要の機械加工を施す
必要があるため、加工に時間と労力を要し、得られる製
品が高価になる。この問題を解決するため、所定の厚さ
を有する金属リングと、該金属リングの内部にアウトサ
ート成形により形成されたプラスチック材料製の支持体
とから構成される磁気ヘッドドラムが特開平9-147329号
により提案されている。この公開公報に記載された磁気
ヘッドドラムにおいては、プラスチック材料製の支持体
は、金属リングに接合され該金属リングを支持する周辺
リング状部と、回転軸を受ける中央のボス部と、周辺リ
ング状部を中央のボス部に接続する平坦なウエブ部とを
備える。そして、磁気ヘッドドラムには、周辺部に、該
ドラムと一体に回転するように磁気ヘッドが設けられ
る。
【0006】このような構成の磁気ヘッドドラムは、周
辺部に金属リングを有し、支持体がプラスチック材料製
であるので、該ドラムの支持機構への取り付け部等の複
雑な加工を要する部分はすべてプラスチック材料の成形
により形成でき、後工程での機械加工などの必要性が減
少する。したがって、加工の費用が全体として廉価にな
る。また、支持体は軽量のプラスチック材料により形成
されるが、周辺部は金属材料製のリングにより形成され
るので、質量が周辺部に集中し、回転慣性を高く維持す
ることができる。さらに、磁気ヘッドドラムは、磁気テ
ープと摺動接触する周辺部が金属リングにより構成され
るので、耐摩擦力も十分に保持することができる。磁気
テープと磁気ヘッドドラム表面との間の摺動により静電
気を発生するが、金属リングによりこの静電気を放散す
ることが可能である。磁気ヘッドのケースその他この磁
気ヘッドドラムに取り付けられる部品には接地を要する
ものがあるので、支持体には導電性を付与する必要があ
る。このためには、プラスチック材料製の支持体を、導
電性のプラスチック材料により形成すればよい。
【0007】しかし、導電性のプラスチック材料は非常
に高価であるので、支持体の全部を導電性プラスチック
材料により形成すると、磁気ヘッドドラム自体の製造価
格が高くなるので好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、金
属リングとプラスチック材料製の支持体からなる前述の
特開平9-147329号公報に記載された形式の磁気ヘッドド
ラムにおいて、プラスチック材料製の支持体に少なくと
も必要な程度の導電性を付与するための安価な構造を提
供することを解決すべき課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、磁気ヘッドドラムを、所定の厚さを有す
る金属リングと、該金属リングの内部にアウトサート成
形により形成されたプラスチック材料製の支持体とから
なり、該プラスチック材料製の支持体は、金属リングに
接合され該金属リングを支持する周辺リング状部と、回
転軸を受ける中央ボス部と、該周辺リング状部と中央ボ
ス部との間に延びる平坦なウエブ部とを備え、周辺部
に、該リングと一体に回転するように磁気ヘッドが設け
られた構造とし、支持体を実質的に電気絶縁性のプラス
チック材料により形成し、プラスチック材料製の支持体
の上述したウエブ部の少なくとも一方の面に沿って導電
性材料の板を取付ける。
【0010】本発明の好ましい態様においては、支持体
のウエブ部に取り付けられる導電性材料の板は、金属板
により構成する。また、本発明の別の好ましい態様にお
いては、金属リングは支持体の周辺リング状部の外周を
囲むように取り付け、導電性材料の板は、外周縁が該支
持体の周辺リング状部の内周にほぼ沿うように配置す
る。導電性材料の板は、周辺部を金属リングに電気的に
接続してもよいが、磁気テープと磁気ヘッドドラムとの
間の摺動により生じる静電気は金属リングにより放散す
ることが可能であるので、この電気的接続は必ずしも必
要でない。磁気ヘッドドラムは、支持体の中央ボス部に
おいて金属製の回転支持軸に支持され、支持体のウエブ
部が回転支持軸に設けたフランジに取り付けネジにより
固定される。本発明の磁気ヘッドドラムにおける支持体
のウエブ部の面に沿って配置された導電性の板は、磁気
ヘッドドラムの取り付け状態で、この取り付けネジを介
して支持軸に接地される。磁気ヘッドドラムに取り付け
られる磁気ヘッドも、取り付けネジにより支持体のウエ
ブ部に取り付けられる。したがって、磁気ヘッドのケー
スも、導電性の板により支持軸に接地されることにな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1は、本発明が適用される磁気ヘッドドラムの一
例を使用状態で示す斜視図である。磁気テープ1は、カ
セット内に配置された供給リール2と巻取りリール3と
の間に掛け渡され、複数のガイドポスト4によりカセッ
トから引き出されて磁気ヘッドドラム組立体5のまわり
に通される。図において、6は全巾消去ヘッド、7は音
声ヘッド、8はコントロールヘッドをそれぞれ示す。磁
気テープ1は、ピンチローラ9とキャプスタン10の間
に挟まれて、矢印で示す方向に送り駆動される。磁気ヘ
ッドドラム組立体5は、固定状態で保持される下側固定
ドラム5aと、該下側固定ドラム5aに回転自在に支持
された上側回転ドラムすなわち磁気ヘッドドラム5bと
から構成される。上側回転ドラムすなわち磁気ヘッドド
ラム5bの外周には、周方向に間隔をもった位置におい
て、複数の磁気ヘッド11が支持される。ビデオテープ
レコーダーの技術において周知のように、磁気ヘッドド
ラム組立体5は、回転軸5cが磁気テープ1の送り平面
に対して傾斜して配置されており、磁気テープ1はドラ
ム5の表面に対して斜に接触するようにガイドポスト4
によりドラム組立体5に向けて引きつけられる。上側回
転ドラム5bは、回転周速度が磁気テープ1の送り速度
より高速になるように矢印の方向に回転駆動される。そ
の結果、磁気テープ1には、斜めの縞状に記録帯が形成
される。
【0012】本発明は、上記に例示した磁気記録装置に
おいては、上側の回転ドラムすなわち磁気ヘッドドラム
5bに適用されるものである。図2を参照すると、下側
固定ドラム5aは金属製であり、平坦な底部5dと該底
部5dの周辺から直立するリング状フランジ5e、及び
底部5dの中央部から直立する軸受け用ボス5fを備え
る。磁気ヘッドドラム5bは、導電性を有する金属製の
支持軸12の上端部に取り付けられ、支持軸12の軸部
12aが下側固定ドラム5aの軸受けボス部5fの中央
の軸孔5gに回転自在に受けられる。図3ないし図7に
磁気ヘッドドラム5bの構造を示す。図3に示すよう
に、磁気ヘッドドラム5bは、例えばアルミニウム合金
のような適当な金属材料により形成された金属リング1
4と該金属リング14の内部に射出成形により形成され
た電気的に絶縁性のプラスチック材料製支持体15とか
ら構成される。図4(a)及び図5に示すように、金属リ
ング14は軸方向の長さlが支持体15の軸方向の長さ
Lより小さく、金属リング14の上端面と支持体15の
上端面は同一平面上に位置する。支持体15の他端は金
属リングの他端より軸方向に張り出しており、該軸方向
の張り出し部は、半径方向外方にも張り出して金属リン
グ14の下端面を覆う半径方向張り出し部15aを形成
している。
【0013】プラスチック材料製の支持体15は、金属
リング14の内周に接合される周辺リング状部すなわち
直立フランジ部15bと、支持軸12の上端部に結合さ
れる中空円筒形の中央ボス部15cを備えており、フラ
ンジ部15bと中央ボス部15cの下端部を接続するよ
うに平坦なウエブ部15dが形成されている。図5に示
すように、金属リング14の上端面には、内周寄りの位
置に内方に傾斜する傾斜面14aが形成されており、プ
ラスチック材料製の支持体15が該傾斜面14aを覆っ
ている。さらに、図6に示すように、金属リング14の
内周面には鋸歯状の凹凸14bが全周にわたり形成され
ている。同様に、支持体15のフランジ部15bの外周
面には、金属リング14の鋸歯状凹凸14bに対応する
形状の凹凸15eが形成されており、これら凹凸14
b、15eが互いに係合する。
【0014】金属リング14の上端の傾斜面14aと支
持体15のプラスチック材料との接触、前述の凹凸14
b、15eの係合及び金属リング14の下端面と支持体
15の半径方向張出部15aの接触により、金属リング
14と支持体15との間の結合力が確保され、作動中に
加わる摩擦力の影響で金属リング14と支持体15との
間に相対的なずれを生じる恐れがなくなる。なお、磁気
テープ1が磁気ヘッドドラム5bに接触する接触圧力に
よっては、金属リング14の上端の傾斜面14a、凹凸
14b、15eの係合のいずれか一方又は両方を省略し
てもよい。或いは、別の構成として、鋸歯状凹凸14
b、15eの代わりに、金属リング14の内周面又は支
持体15のフランジ部15bの外周面のいずれか一方
に、周方向に間隔をもって凹部を形成し、他方には、こ
の凹部に係合する凸部を形成することによって、金属リ
ング14と支持体15との間の相対的なずれを紡糸する
ように構成することもできる。支持体15の下部に形成
する半径方向張出部15aは、後述するように、磁気ヘ
ッド取付け部の成形を容易にするという別の利点をもた
らす。
【0015】図3に示すように、磁気ヘッドドラム5b
のプラスチック材料製支持体15の直立フランジ15b
は、周方向に間隔をもった位置に切り欠き16が形成さ
れている。この切り欠き16の位置において、直立フラ
ンジ15bの根元部は完全に切除されて、図6に示すよ
うに切り欠き孔16aが形成されている。この切り欠き
孔16aの位置では、金属リング14の内周面が露出さ
れている。支持体15の中央ボス部15cの上端面に
は、磁気ヘッドドラム5bを回転駆動するためのモータ
ーの部品を取り付ける複数個のボルト孔17が形成され
ている。また、支持体15の中央ボス部15cには、中
心部に支持軸12の軸部12aの上端部と嵌合するため
の孔18が形成されている。図7は磁気ヘッドドラム5
bの下側の面を示す図である。図4(a) を併せて参照す
ると、支持体15の張り出し部15aは、周辺部が環状
に下向きに突出しており、該下向きの突出部から上方に
僅かに引っ込んで、平坦なウエブ部15dの底面が形成
されている。このウエブ部15dの底面は、支持軸12
に形成した環状フランジ12bに受けられる。支持体1
5の中央ボス部15cは内部に円筒形の空洞を有し、こ
の円筒形の空洞に支持軸12の円筒形台部12cが嵌合
する。支持体15のウエブ部15dには、該ウエブ部1
5dを支持軸12の環状フランジ12bにねじ止めする
ためのねじを挿入するねじ用孔19が複数個、周方向に
間隔をもって形成されている。
【0016】プラスチック材料製の支持体15には、ウ
エブ部15dの底面から張り出し部15aの底面にかけ
て、磁気ヘッド取付け用の凹部20が形成されている。
この凹部20は、支持体15の張り出し部15aの外周
部に開口している。図5を参照すると、張り出し部15
aの外周は、上端が金属リング14の外周と同一半径上
にあり、下方に向けて半径方向内方に僅かに傾斜してい
る。磁気ヘッドドラム5bの下方に配置される固定ドラ
ム5aの外周は、磁気ヘッドドラム5bの金属リング1
4の外周と同一半径上にある。したがって、プラスチッ
ク材料製支持体15の張り出し部15aの外周は、磁気
ヘッドドラム5bの金属リング14の外周及び固定ドラ
ム5aの外周より半径方向内方に引っ込んだ位置にあ
る。この配置により、プラスチック材料製支持体15の
張り出し部15aが磁気テープ1に接触することはなく
なる。
【0017】磁気ヘッドは、磁気ギャップが金属リング
14の外周の下方延長線21上に位置するように支持体
15に取り付けられる。図5には、磁気ヘッド取付け用
の凹部20を想像線で示す。図4(a) に示すように、支
持体15のウエブ部15dには、磁気ヘッド取付け用凹
部20に通じる磁気ヘッド取付け用ねじ孔22が形成さ
れる。磁気ヘッドのケースその他この磁気ヘッドドラム
に取り付けられる部品には接地を要するものがある。し
たがって、磁気ヘッドドラムには導電性を付与する必要
がある。このためには、支持体15を導電性プラスチッ
ク材料により形成することが考えられる。しかし、導電
性プラスチック材料は非常に高価であるため、これを使
用すると磁気ヘッドドラムの製造価格が大幅に増加する
ので好ましくない。そこで、本発明のこの実施例におい
ては、支持体15を実質的に電気絶縁性のプラスチック
材料により形成し、該支持体15のウエブ部15dの一
つの面に沿って、例えばアルミニウム合金板のような導
電性材料の板23を配置する。この板23は、半径方向
外側の周辺部が支持体15の周辺リング状部すなわちフ
ランジ部15bに沿って位置し、半径方向内側の周辺部
が中央ボス部15cの外周に沿って位置する。板23に
は、支持体15のウエブ部15dに形成したねじ挿入用
孔19と重なる位置にねじ挿入用の孔19aが形成さ
れ、磁気ヘッド取付け用ネジ孔22に対応する位置には
切り欠き22aが形成されている。この導電性の板23
は、支持体15を支持軸12の環状フランジ12bにね
じ止めする止めねじにより支持軸12に対し接地され、
磁気ヘッドを支持体15の磁気ヘッド取付け用凹部20
に取り付けるための取付けねじを介して該磁気ヘッドの
ケースに電気的に接続される。
【0018】上述のように、支持体15は形状自体が複
雑であり、種々の凹部や孔を備える必要がある。従来
は、アルミニウム合金のブロックからの切削等の機械加
工により磁気ヘッドドラムを形成していた。本発明の上
記実施例においては、複雑な形状で、種々の孔を要する
部分はすべてプラスチック材料の射出成形により形成さ
れる。したがって、機械加工の必要性が減少し、製造コ
ストを大幅に減少させることができる。磁気ヘッドドラ
ムには、磁気テープの張り付きを防止する空気層の形成
のために、周辺に複数の浅い周溝14cを形成するのが
普通であるが、この目的の溝は、金属リングに容易に形
成することができる。この溝は、金属リング単体に加工
してもよいが、特開平9-147329号公報において説明する
ように、アウトサート成形後に加工することもできる。
【0019】また、金属リングの外周部は、アウトサー
ト成形後に支持体と一体となった状態で、支持軸を基準
として研磨加工すると、さらに精度(特に真円度)が向
上する。この磁気ヘッドドラムは、特開平9-147329号公
報に記載された方法で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される磁気ヘッドドラムを使用す
るビデオテープレコーダーのテープ駆動機構の一例を示
す斜視図である。
【図2】磁気ヘッドドラムと固定ドラムを示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の一実施例による磁気ヘッドドラムの分
解斜視図である。
【図4】(a) は図3に示す磁気ヘッドドラムの断面図、
(b) は同磁気ヘッドドラムの側面図である。
【図5】磁気ヘッドドラムの一部の拡大断面図である。
【図6】図4(b) のVI−VI線で切断した断面を示す斜視
図である。
【図7】磁気ヘッドドラムの底面図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ、2 供給リール、3 巻取りリール、
5 ドラム組立体、5a 固定ドラム、5b 磁気ヘッ
ドドラム、11 磁気ヘッド、14 金属リング、15
支持体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚さを有する金属リングと、前記
    金属リングの内部にアウトサート成形により形成された
    プラスチック材料製の支持体とからなり、前記プラスチ
    ック材料製の支持体は、前記金属リングに接合され該金
    属リングを支持する周辺リング状部と、回転軸を受ける
    中央ボス部と、前記周辺リング状部と前記中央ボス部と
    の間に延びる平坦なウエブ部とを備え、周辺部には、該
    リングと一体に回転するように磁気ヘッドが設けられた
    磁気記録装置用磁気ヘッドドラムであって、前記支持体
    は実質的に電気絶縁性のプラスチック材料により形成さ
    れ、前記プラスチック材料製の支持体の前記ウエブ部の
    少なくとも一方の面に沿って導電性材料の板が取付けら
    れたことを特徴とする磁気記録装置用磁気ヘッドドラ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した磁気ヘッドドラムで
    あって、前記導電性材料の板は、金属板であることを特
    徴とする磁気ヘッドドラム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した磁気ヘッドド
    ラムであって、前記金属リングは前記支持体の周辺リン
    グ状部の外周を囲むように取り付けられ、前記導電性材
    料の板は、外周縁が前記支持体の周辺リング状部の内周
    にほぼ沿って配置されたことを特徴とする磁気ヘッドド
    ラム。
JP9234028A 1997-08-29 1997-08-29 磁気記録装置用磁気ヘッドドラム Expired - Fee Related JP3014664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9234028A JP3014664B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 磁気記録装置用磁気ヘッドドラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9234028A JP3014664B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 磁気記録装置用磁気ヘッドドラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1173618A true JPH1173618A (ja) 1999-03-16
JP3014664B2 JP3014664B2 (ja) 2000-02-28

Family

ID=16964436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9234028A Expired - Fee Related JP3014664B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 磁気記録装置用磁気ヘッドドラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3014664B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3014664B2 (ja) 2000-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5459625A (en) Rotary head drum device
JP2676504B2 (ja) 磁気記録装置用磁気ヘッドドラム及びその製造方法
JP3014664B2 (ja) 磁気記録装置用磁気ヘッドドラム
US4528880A (en) Staple fiber cutting machine
JP3608290B2 (ja) テープ駆動装置
KR100200594B1 (ko) 테이프 레코더의 회전 헤드드럼 조립체
US5803336A (en) Pinch roller type tape drive assembly
KR0135853B1 (ko) 회전 자기헤드 드럼 구조체
KR100195105B1 (ko) 데크 메커니즘
JPH0351790Y2 (ja)
US7195191B2 (en) Oil spattering prevention apparatus for tape recorder
JPS6336518Y2 (ja)
JP2695367B2 (ja) 回転ヘッド装置
KR0128991Y1 (ko) 테이프 레코더의 핀치 롤러 조립구조
KR200187678Y1 (ko) 자기기록재생기의 테이프가이드롤러장치
KR20010038138A (ko) 헤드드럼 결합체 및 그 제조방법
JPS5813443Y2 (ja) カイテンヘツドガタジキキロクサイセイソウチノ ガイドドラム
JPS6336512Y2 (ja)
JP2602224B2 (ja) 磁気記録再生ドラム
KR940000639B1 (ko) 브이씨알의 캡스턴모터 고정장치
JPH06282827A (ja) 回転ヘッドドラム
JPS6349305B2 (ja)
JP3282979B2 (ja) キャプスタンモータ
JP2519177Y2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS6336514Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees