JP3282979B2 - キャプスタンモータ - Google Patents

キャプスタンモータ

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JP3282979B2
JP3282979B2 JP31424296A JP31424296A JP3282979B2 JP 3282979 B2 JP3282979 B2 JP 3282979B2 JP 31424296 A JP31424296 A JP 31424296A JP 31424296 A JP31424296 A JP 31424296A JP 3282979 B2 JP3282979 B2 JP 3282979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTR用磁気テー
プ等を走行駆動するために用いられるキャプスタンモー
タに関し、詳しくはキャプスタンモータに用いられる軸
受ホルダの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャプスタンモータ等のモータに使用さ
れる軸受ホルダは、例えば、特開平6−292339号
公報に開示されている。この軸受ホルダは、図5
(a),(b)に示すように、略円筒形状を呈し、貫通
孔34の両端側に図示しない軸受を保持する軸受保持部
32,33を有している。軸受保持部32,33の外周
側には、約120°の等間隔で半径方向に突出した3ヶ
所の取付部35,36,37が形成されている。これら
の取付部35,36,37は当該軸受ホルダ31の高さ
よりも低い位置に取付面35a,36a,37aをそれ
ぞれ有し、図6に示すようにこれらの取付面35a,3
6a,37aが本体装置20に当接して、取付ネジ38
によって軸受ホルダ31が本体装置20に取り付けられ
る構造となっている。
【0003】このように、キャプスタンモータの軸受ホ
ルダ31が本体装置20に取り付られた状態でテープ走
行の制御信号を送ると、図5(b)および図6の矢示P
の方向からピンチローラ21が進入してモータの回転軸
39に圧接し、ローラ21aと回転軸39の間に磁気テ
ープを挟んで、回転軸39の回転に伴って磁気テープが
移送される。なお、ピンチローラ21の進入経路が取付
部35の突出方向とほぼ一致しているのは、ピンチロー
ラ21による側圧を取付部35,36,37で均等に分
圧することにより、モータの取付精度を高く保持するた
めである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】いま、ピンチローラ2
1が図6のように進入してくると、軸受ホルダ31の取
付部35の取付孔35bに螺合された取付ネジ38の頭
部がピンチローラ21に接触する虞れがあり、ピンチロ
ーラ21を取付ネジ38からある程度離間させて設置す
る必要がある。したがって、キャプスタンモータ及びピ
ンチローラ21を含む装置全体の薄型化に支障を来たし
てしまう。
【0005】そこで、ピンチローラ21の進入経路上に
位置する取付部35の位置を周方向あるいは半径方向内
側にずらすことにより、上記のような取付ネジ38とピ
ンチローラ21との接触を回避できる。ところが、取付
部35の位置をずらすと、取付部35,36,37によ
る均等3点支持のバランスが崩れてしまい、ピンチロー
ラ21が回転軸39に圧接したときに本体装置に対する
モータの取付精度、特に回転軸39の垂直度が劣化して
しまうという問題がある。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、ピンチローラがモータ
に近接する際、その進入の障害となるものを無くしつ
つ、装置全体の薄型化を図り、しかも均等に配置された
基準面によってモータを高精度に取り付けることができ
る軸受ホルダーを備えたキャプスタンモータを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、回転軸と、該回転軸を支承する軸受
と、該軸受を保持するとともに本体装置に取り付ける複
数個の取付部を有する軸受ホルダとを備え、前記回転軸
に対してピンチローラが圧接可能に配設されるキャプス
タンモータにおいて、前記軸受ホルダの取付部は、前記
回転軸の回転の中心から等角度で同一円周上に形成され
た基準面を有し、これらの基準面が前記本体装置に当接
するとともに、前記ピンチローラの進入経路に位置する
取付部には、基準面の位置とは周方向に異なる位置に取
付孔を有する変位取付部が連設されていて、その他の取
付部は基準面の中央に取付孔を有している。
【0008】また、ピンチローラの進入経路に位置する
取付部の基準面の中央に凹部を形成するのが好適であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
かかるキャプスタンモータの実施の形態について詳細に
説明する。
【0010】図1は、本発明を適用したキャプスタンモ
ータを示す断面図である。図1において、略円筒状の軸
受ホルダ1は、モータ制御用素子等を搭載したモータ基
板6に複数本のネジ5により取り付けられている。軸受
ホルダ1の外周にはコア板を複数枚積層して構成された
ステータコア2が嵌合され、このステータコア2に形成
された突極にはコイル3が巻回さている。軸受ホルダ1
の内周には上下に一対の軸受4,4’が設けられ、これ
らの軸受4,4’の軸孔には回転軸7が挿通されてお
り、回転軸7は軸受4,4’によってラジアル方向に回
転自在に支承されている。
【0011】回転軸7の一端部にはカップ状のロータケ
ース8が固着され、このロータケース8の周壁内面には
駆動マグネット9が装着されている。この駆動マグネッ
ト9の内周面はステータコア2の突極の外周面と一定の
間隔をおいて対向している。したがって、ステータコア
2の突極に巻回されたコイル3を通電制御することによ
りロータケース8が付勢され、回転軸7が回転駆動され
る。なお、符号10はモータの駆動力をベルト11に伝
達して、その駆動力を他にも利用するためのプーリーで
ある。また、符号12は、回転軸7やロータケース8等
からなるロータをスラスト方向に支持するとともに、抜
け防止を兼ねたスラスト軸受手段である。
【0012】このように構成されたキャプスタンモータ
Mは、VTR駆動装置(本体装置)に取り付けられる。
図1において符号20はVTR駆動装置の一部を構成す
るメカシャーシである。また、VTR駆動装置には、テ
ープ走行の制御信号に基づいてキャプスタンモータMの
回転軸7に近接して側圧を加えるピンチローラ21が設
けられている。ピンチローラ21のローラ21aと回転
軸7との間に磁気テープを介在させた状態でローラ21
aが回転軸7に圧接して、回転軸7の回転とともに磁気
テープが移送される。
【0013】次に本発明の特徴的な構成である軸受ホル
ダ1の構造説明をおこなう。図2に軸受ホルダ1の斜視
図、図3に軸受ホルダ1の平面図を示す。軸受ホルダ1
は、中心Oから120°の等間隔で半径方向に突出した
取付部5,6,7を有している。各取付部5,6,7の
頂面は本体装置に当接する基準面5a,6a,7aであ
り、同一平面上でしかも同一円周上に存在する。軸受ホ
ルダ1の中央貫通孔の両端側にはすべり軸受や球軸受が
固着され、これらの軸受によって回転軸7が支承され
る。この軸受ホルダ1を用いてキャプスタンモータMを
構成し、本体装置のメカシャーシ20に取り付ける際、
ピンチローラ21が矢示Pの方向から近接してくるよう
に取り付けられる。
【0014】このピンチローラ21の進入経路に位置す
る取付部5には、その基準面5aの位置とは周方向に異
なる位置に変位取付部51が連設されている。この変位
取付部51には軸方向に延びる取付孔5bが形成されて
いる。すなわち、取付孔5bはピンチローラ21の進入
経路からずれた位置に形成されている。そして、取付部
6,7の各基準面6a,7aの中央には取付孔6b,7
bがそれぞれ形成されており、これら3個の取付孔5
b,6b,7bに本体装置のメカシャーシを貫通した取
付ネジ14,14,14が螺合され、当該軸受ホルダ1
が本体装置に取り付けられる構成になっている。
【0015】ここで、テープ走行の制御信号に基づいて
ピンチローラ21が近接してきても、その進入経路下に
取付孔5bが存在しないので、取付孔5bに螺合された
取付ネジ14の頭部がピンチローラ21の進入の障害と
なることはない。したがって、ピンチローラ21を取付
ネジ14の頭部の分だけ近づけて設置することができ
る。
【0016】また、軸受ホルダ1の取付部5,6,7に
形成された基準面5a,6a,7aはそれぞれ120°
等配され、このうち基準面5aはピンチローラ21の進
入経路下に位置している。ピンチローラ21が磁気テー
プを介して回転軸7に圧接したとき、ピンチローラ21
による側圧は基準面5a,6a,7aで均等に分圧さ
れ、いずれかの基準面に負荷が他よりも多く掛かること
が無くなるので、本体装置に対する軸受ホルダ1の取付
精度が確保され、回転軸7の垂直度も向上する。
【0017】本発明にかかる軸受ホルダ1は、合成樹脂
のモールド成型あるいは金属の鋳造等により形成され
る。特にモールド成型の場合は、成型体の肉厚の相違に
より成型後の収縮率が異なり、平面度や平行度等の面精
度がばらついてしまうことがある。そこで、図4に示す
ように、軸受ホルダ1の取付部5の基準面5aの中央に
は凹部5cが形成されている。この凹部5cは、取付部
6,7に形成された取付孔6b,7bの孔径と同等の孔
径に形成されている。凹部5cを設けることにより、凹
部5c周辺の肉厚が他の取付部6,7の取付孔6b,7
b周辺の肉厚と同等になり、すべての基準面5a,6
a,7aの面精度が均一化される。したがって、これら
の基準面が本体装置に当接した場合、軸受ホルダ1は高
精度に取り付けられ、回転軸の垂直度を確保することが
できる。
【0018】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であることはいうまでもない。例え
ば、上記実施形態では、軸受ホルダ1には120°に等
配された基準面5a,6a,7aを有する取付部5,
6,7が3個形成されているが、4ヶ所の取付部を設け
て、そのうちピンチローラの進入経路に位置する取付部
に変位取付部を形成してもよい。このとき、4個の基準
面は90°等配に形成される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャプス
タンモータにおいて、軸受ホルダの取付部は、回転軸の
回転の中心から等角度で同一円周上に形成された複数個
の基準面を有し、これらの基準面が本体装置に当接する
とともに、ピンチローラの進入経路に位置する取付部に
は、基準面の位置とは周方向に異なる位置に取付孔を有
する変位取付部が連設されていて、その他の取付部は基
準面の中央に取付孔を有している。かかる本発明によれ
ば、ピンチローラがモータに近接しても、進入経路下に
取付孔が存在しないので、取付孔に螺合されたネジがピ
ンチローラの進入の障害となることはなくピンチローラ
を含む装置全体の薄型化が図られる。また、ピンチロー
ラが回転軸に圧接したとき、ピンチローラによる側圧は
それぞれの基準面で均等に分圧され、いずれかの基準面
に負荷が他よりも多く掛かることが無くなり、本体装置
に対する軸受ホルダの取付精度が確保され、回転軸の垂
直度が向上する。
【0020】また、ピンチローラの進入経路に位置する
取付部の基準面の中央に凹部を形成することにより、凹
部の周辺の肉厚が他の取付部の取付孔周辺の肉厚と同等
になり、すべての基準面の面精度が均一化される。した
がって、これらの基準面が本体装置に当接した場合、軸
受ホルダは高精度に取り付けられ、回転軸の垂直度を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるキャプスタンモータを表した断
面図である。
【図2】本発明のキャプスタンモータに具備される軸受
ホルダの一実施形態を示した斜視図である。
【図3】同上軸受ホルダの平面図である。
【図4】第3図におけるX−X’断面図てある。
【図5】従来のキャプスタンモータの軸受ホルダを示し
た図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図6】従来のキャプスタンモータにと本体装置との位
置関係を示した図である。
【符号の説明】
M キャプスタンモータ 1 軸受ホルダ 4,4’ 軸受 5,6,7 取付部 5a,6a,7a 基準面 5b,6b,7b 取付孔 5c 凹部 51 変位取付部 7 回転軸 20 本体装置 21 ピンチローラ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/167 H02K 21/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、該回転軸を支承する軸受と、
    該軸受を保持するとともに本体装置に取り付ける複数個
    の取付部を有する軸受ホルダとを備え、前記回転軸に対
    してピンチローラが圧接可能に配設されるキャプスタン
    モータにおいて、前記軸受ホルダの取付部は、前記回転
    軸の回転の中心から等角度で同一円周上に形成された基
    準面を有し、これらの基準面が前記本体装置に当接する
    とともに、前記ピンチローラの進入経路に位置する取付
    部には、基準面の位置とは周方向に異なる位置に取付孔
    を有する変位取付部が連設されていて、その他の取付部
    は基準面の中央に取付孔を有していることを特徴とする
    キャプスタンモータ。
  2. 【請求項2】 ピンチローラの進入経路に位置する取付
    部の基準面は、中央に凹部が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のキャプスタンモータ。
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