JP2946540B2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2946540B2
JP2946540B2 JP21118689A JP21118689A JP2946540B2 JP 2946540 B2 JP2946540 B2 JP 2946540B2 JP 21118689 A JP21118689 A JP 21118689A JP 21118689 A JP21118689 A JP 21118689A JP 2946540 B2 JP2946540 B2 JP 2946540B2
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【発明の詳細な説明】 A産業上の利用分野 本発明はモータに関し、例えば磁気デイスクを回転駆
動するようになされたモータに適用して好適なものであ
る。
B発明の概要 本発明は、モータにおいて、回転部材を鉄系材料で磁
気回路に応じた形状の芯部材と、アルミニウム系材料の
インサートダイカストとで一体に成形するようにしたこ
とにより、軽量な回転部材を実現できる。
C従来の技術 従来、磁気デイスクを回転駆動するようになされたモ
ータとしては、回転ハブ上に直接磁気デイスクを装着す
るようになされたものが用いられており、これにより、
磁気デイスク装置全体として小型かつ薄型化し得るよう
になされている。
すなわち、第4図及び第5図に示すように、この種の
モータ1は、内部に所定のコイル2Aを巻着してなる鉄心
2が固着されたフランジ状の固定部材3を介して、磁気
デイスク装置筐体4に取り付けられている。
この固定部材3の中心部には、鉄製でなる固定軸5が
植立されており、当該固定軸5を中心にして回転する回
転ハブ6上に、例えば2枚の磁気デイスク7、8が装着
されている。
実際上回転ハブ6は、円筒形状を有する突起部6A及び
外周に沿つて下方向に突出したスカート部分を有する円
盤部6Bが、例えばステンレス材等の鉄系材料の削り出し
による一体成形で形成されており、突起部6Aの内側の透
孔6Cに第1及び第2のベアリング9、10が嵌合され、そ
のベアリング9、10を介して固定軸5に回転自在に装着
されている。
ここで突起部6Aの外周には、リング状の第1及び第2
のスペーサ11及び12を介して、2枚の磁気デイスク7、
8が嵌合され、さらに上部から円板状のクランプ部材13
を突起部6Aの上端部6Dに複数のねじ14でねじ止めするこ
とにより、2枚の磁気デイスク7、8が回転ハブ6に固
着されている。
またこの回転ハブ6において、円盤部6Bのスカート部
内周面には、環状磁石15が貼着されており、これにより
鉄心2のコイル2Aに駆動電流を導通すれば回転ハブ6が
回転駆動され、かくして、2枚の磁気デイスク7、8を
回転駆動し得るようになされている。
D発明が解決しようとする問題点 ところでかかる構成のモータ1の回転ハブ6は、装着
された磁気デイスク7、8のスラスト方向及びアキシヤ
ル方向の振れ精度を向上するため、一般に鉄系材料で形
成されている。
ところが実際上、磁気デイスク7、8の内周部分に
は、アルミニウム材でなる補強リング7A、8Aが配置され
ており、従つて回転ハブ6の鉄系材料との間に、熱変化
量の相違が存在し、温度変化によつて磁気デイスク7、
8の振れ精度が著しく劣化する問題があつた。
この問題を解決するため、回転ハブ6全体をアルミニ
ウム材で形成することが考えられる。
このようにすれば、全体として軽量化できることによ
り回転ハブ6の共振点を高くできるという利点を有する
が、反面モータ磁気回路の形成に難点が生じ、また固定
軸5及びベアリング9、10の材質の相違から、温度変化
によつてベアリング9、10のプリロードが変化し、この
結果回転精度自体が著しく劣化する問題があつた。
またこれに代え、回転部分のうちスペーサ11、12及び
クランプ部材13をアルミニウム材で形成することが考え
られる。
このようにすると、温度変化による磁気デイスク7、
8の振れ精度の劣化を防止できるが、全体をアルミニウ
ム材で形成した場合に比較して全体の重量が重くなるこ
とにより、回転ハブ6の共振点が低下するという問題が
あり解決策としては未だ不十分であつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来の
問題を一挙に解決して、回転部の重量を軽減すると共
に、温度変化による回転精度の劣化を未然に防止し得る
モータを提案しようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、固定
部材に設けられた固定軸5と、固定軸5に内輪を嵌合し
たベアリング9、10と、ベアリング9、10の外輪に嵌合
された鉄系材料でなる回転部材の円筒形状突起部22A
と、円筒形状突起部22Aの一方の端部に円筒形状突起部2
2Aと一体形成された鉄系材料でなる磁石保持部22Bと、
円筒形状突起部22Aの外周部にアルミニウム材によつて
インサートダイカスト成形されたデイスク状記録媒体支
持部23とを備え、ベアリング9、10の外輪に嵌合された
円筒形状突起部22Aによつて回転部材全体を固定軸5に
対して回転自在に枢支すると共に、磁石保持部22Bによ
つて磁気回路を形成するようにする。
F作用 回転部材21を、鉄系材料で磁気回路に応じた形状の芯
部材22と、アルミニウム材料のインサートダイカスト23
とで一体に成形するようにしたことにより、軽量な回転
部材21を軽量化し得る。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
第5図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいて、20は全体としてハードデイスク装置の磁気デイ
スクを回転駆動するモータを示し、回転ハブ21はインサ
ートダイカストの手法で形成された回転ハブプレス部22
及び回転ハブダイカスト部23より構成されている。
この回転ハブプレス部22は、第2図及び第3図に示す
ように、ベアリング9、10に当接するようになされた円
筒形状を有する突起部22Aと、外周に沿つて下方向に突
出したスカート部分を有する円盤部22Bとを有する形状
に選定されており、この突起部22A及び円盤部22Bが鉄板
のプレス加工によつて一体成形で形成されている。
また回転ハブダイカスト部23は、回転ハブプレス部22
を挟んでアルミニウム材で鋳造され、従来の回転ハブ6
(第5図)の突起部6Aと同様の外形形状に選定されてい
る。
なお実際上、回転ハブプレス部22の円盤部22Bの円周
上には、所定の大きさの4つの透孔24A、24B、24C、24D
が所定の大きさで穿設されている。
これにより、回転ハブプレス部22を挟んで、アルミニ
ウム材をインサートする際、回転ハブプレス部22の上下
面側に均等にアルミニウム材を流し込めるようになされ
ている。
かくして、回転ハブプレス部22の鉄板部分と、回転ハ
ブダイカスト部23のアルミニウムダイカスト部分の密着
性を高め、このようにして必要かつ十分な機械的強度を
得るようになされている。
このようにして形成された回転ハブ21は、回転ハブプ
レス部22の突起部22A内部に第1及び第2のベアリング
9、10が嵌合され、従来と同様にしてそのベアリング
9、10を介して固定軸5に回転自在に装着されている。
また回転ハブダイカスト部23の外周には、アルミニウ
ム材でなるリング状の第1及び第2のスペーサ11及び12
を介して2枚の磁気デイスク7、8が嵌合され、さらに
上部からアルミニウム材でなる円板状のクランプ部材13
を回転ハブダイカスト部23の上端部に複数のねじ14でね
じ止めすることにより、2枚の磁気デイスク7、8が回
転ハブ21に固定されている。
またこの回転ハブ21において、回転ハブプレス部22の
円盤部22Bのスカート部内周面には環状磁石15が貼着さ
れており、これにより鉄心2のコイル2Aに駆動電流を導
通すれば、回転ハブ21が回転駆動され、このようにし
て、2枚の磁気デイスク7、8を回転駆動することがで
きる。
以上の構成において、ベアリング9、10に対しては、
回転ハブ21の回転ハブプレス部22が嵌合することによ
り、温度変化によるベアリング9、10のプリロードの変
化を未然に防止することができ、かくして、回転精度の
劣化を有効に防止することができる。
また、環状磁石15は、回転ハブ21の回転ハブプレス部
22に貼着するようになされており、これにより、モータ
20の回転に必要な磁気回路を有効に構成することができ
る。
さらに、磁気デイスク7、8の保持部分、すなわち、
回転ハブ21の回転ハブダイカスト部23、スペーサ11、12
及びクランプ部材13は、全てアルミニウム材で構成され
ており、かくして、温度変化による磁気デイスク7、8
の振れ精度の劣化を有効に防止できる。
また実際上、この回転ハブ21をインサートダイカスト
の手法で形成すると共に、磁気デイスク7、8の保持部
分をアルミニウム材で構成したことにより、回転部全体
の重量を軽量化することができ、これにより、回転ハブ
21の共振点の低下を有効に防止することができる。
以上の構成によれば、回転部の重量を軽減すると共
に、温度変化による回転精度の劣化を未然に防止し得る
モータ20を容易に実現できる。
なお上述の実施例においては、芯部材として回転ハブ
21の回転ハブプレス部22を、鉄板をプレス加工して形成
した場合について述べたが、芯部材は鉄板のプレス加工
に限らず、例えばステンレススチール材等他の鉄系材料
の削り出し加工等によつて形成するようにしても、上述
の実施例と同様の効果を実現できる。
また上述の実施例においては、本発明を磁気デイスク
を回転駆動するモータに適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、種々のモータに広く適用し
て好適なものである。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、鉄系材料によつて磁気
回路に応じた形状に形成された磁石保持部及びベアリン
グに嵌合可能な形状に形成された円筒形状突起部からな
る芯部材と、アルミニウム系材料のインサートダイカス
トとで回転部材を構成することにより、簡易な構成で回
転部重量を有効に軽減し得る薄型のモータを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるモータの一実施例を示す略線的断
面図、第2図はその回転ハブプレス部の構造を示す略線
的断面図、第3図はその略線的平面図、第4図は磁気デ
イスク装置用モータを示す略線的分解斜視図、第5図は
従来のモータを示す略線的断面図である。 1、20……モータ、2……鉄心、3……固定部材、6、
21……回転ハブ、7、8……磁気デイスク、9、10……
ベアリング、11、12……スペーサ、13……クランプ部
材、22……回転ハブプレス部、23……回転ハブダイカス
ト部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 21/00,29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材に設けられた固定軸と、 上記固定軸に内輪を嵌合したベアリングと、 上記ベアリングの外輪に嵌合された鉄系材料でなる回転
    部材の円筒形状突起部と、 上記円筒形状突起部の一方の端部に上記円筒形状突起部
    と一体形成された上記鉄系材料でなる磁石保持部と、 上記円筒形状突起部の外周部にアルミニウム材によつて
    インサートダイカスト成形されたデイスク状記録媒体支
    持部と を具え、上記ベアリングの外輪に嵌合された上記円筒形
    状突起部によつて上記回転部材全体を上記固定軸に対し
    て回転自在に枢支すると共に、上記磁石保持部によつて
    磁気回路を形成する ことを特徴とするモータ。
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JP2777011B2 (ja) * 1992-05-08 1998-07-16 株式会社リコー 面対向型モータ
US5486962A (en) * 1994-10-12 1996-01-23 International Business Machines Corporation Integral hub and disk clamp for a disk drive storage device

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JPH0378456A (ja) 1991-04-03

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