JPH04222432A - ディスク駆動装置及びディスク装置 - Google Patents
ディスク駆動装置及びディスク装置Info
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- JPH04222432A JPH04222432A JP8764291A JP8764291A JPH04222432A JP H04222432 A JPH04222432 A JP H04222432A JP 8764291 A JP8764291 A JP 8764291A JP 8764291 A JP8764291 A JP 8764291A JP H04222432 A JPH04222432 A JP H04222432A
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- disk drive
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- drive device
- air groove
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Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク駆動装置及び
ディスク装置の構造に関するものである。
ディスク装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来のハードディスク駆動装置
の一例の構成を示す断面図、図15はその一部を拡大し
た図である。
の一例の構成を示す断面図、図15はその一部を拡大し
た図である。
【0003】図14において、ベース1はその下側にあ
る軸受け(ボールベアリング)3と、上側にある軸受け
4により、他の部分に較べその径が大きい大径部14を
有する回転軸2を回転自在に支持している。回転軸2の
上部には略円筒状のハブ5が取付けられており、このハ
ブ5の外周面には、図示せぬハードディスクが取付けら
れている。
る軸受け(ボールベアリング)3と、上側にある軸受け
4により、他の部分に較べその径が大きい大径部14を
有する回転軸2を回転自在に支持している。回転軸2の
上部には略円筒状のハブ5が取付けられており、このハ
ブ5の外周面には、図示せぬハードディスクが取付けら
れている。
【0004】そして、ハブ5の内周面にはヨーク6が固
定され、このヨーク6のさらに内周面にはマグネット7
が固定されており、ベース1には、このマグネット7と
対向するように、コア12に巻装されたコイル13が固
定されている。
定され、このヨーク6のさらに内周面にはマグネット7
が固定されており、ベース1には、このマグネット7と
対向するように、コア12に巻装されたコイル13が固
定されている。
【0005】また、ベース1の軸受け4より上側には、
図15に拡大図を示したように上下に配置されたポール
ピース9,10により挾持されたマグネット8が取り付
けられている。そして、ポールピース9,10と回転軸
2の大径部14との間には、磁性流体11が配置されて
いる。
図15に拡大図を示したように上下に配置されたポール
ピース9,10により挾持されたマグネット8が取り付
けられている。そして、ポールピース9,10と回転軸
2の大径部14との間には、磁性流体11が配置されて
いる。
【0006】このように、ハードディスク駆動装置を構
成する部品の殆どはハブ5の内部に収容されている。そ
して、このハードディスク駆動装置は、ステータとして
のコイル13に通電することにより、マグネット7との
間に磁気力が発生し、ロータとしてのマグネット7、ヨ
ーク6及びハブ5と回転軸2とが一体となって回転する
。
成する部品の殆どはハブ5の内部に収容されている。そ
して、このハードディスク駆動装置は、ステータとして
のコイル13に通電することにより、マグネット7との
間に磁気力が発生し、ロータとしてのマグネット7、ヨ
ーク6及びハブ5と回転軸2とが一体となって回転する
。
【0007】また、図15に示すように、マグネット8
から発生する磁束が、ポールピース9、磁性流体11、
大径部14、磁性流体11、ポールピース10の経路で
流れることにより、磁性流体11を大径部14とポール
ピース9,10の間に保持している。従って、軸受け3
,4に付着させてあるグリス等が蒸発しても、この磁性
流体11によって、その蒸発したグリスがハブ5の内部
の空間Aに進入するのを防止するので、その結果として
、グリスがベース1と破線で示すハウジング15で囲ま
れる密閉空間Bに進入して、この密閉空間B内にあるハ
ードディスク(図示せず)に付着することのないように
している。
から発生する磁束が、ポールピース9、磁性流体11、
大径部14、磁性流体11、ポールピース10の経路で
流れることにより、磁性流体11を大径部14とポール
ピース9,10の間に保持している。従って、軸受け3
,4に付着させてあるグリス等が蒸発しても、この磁性
流体11によって、その蒸発したグリスがハブ5の内部
の空間Aに進入するのを防止するので、その結果として
、グリスがベース1と破線で示すハウジング15で囲ま
れる密閉空間Bに進入して、この密閉空間B内にあるハ
ードディスク(図示せず)に付着することのないように
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のハードディスク
駆動装置は、上記したように、磁性流体11によりハー
ドディスク駆動装置の内部空間Aとハードディスクの取
付けられた空間Bとをシールしていたので、次のような
問題点を有していた。 (A)磁性流体11を用いるため高価となる。 (B)製造時に磁性流体11を回転軸2とポールピース
9,10間に注入する必要があるので、作業性が悪い。 (C)ハードディスク駆動装置の動作時に、磁性流体1
1がハブ5の外側(空間B)にまで飛散し、ハードディ
スクを汚していた。 (D)ポールピース9,10と回転軸2との偏芯や、磁
性流体11のゲル状化によって、磁性流体11の耐圧が
低下し、バーストする虞れがある。
駆動装置は、上記したように、磁性流体11によりハー
ドディスク駆動装置の内部空間Aとハードディスクの取
付けられた空間Bとをシールしていたので、次のような
問題点を有していた。 (A)磁性流体11を用いるため高価となる。 (B)製造時に磁性流体11を回転軸2とポールピース
9,10間に注入する必要があるので、作業性が悪い。 (C)ハードディスク駆動装置の動作時に、磁性流体1
1がハブ5の外側(空間B)にまで飛散し、ハードディ
スクを汚していた。 (D)ポールピース9,10と回転軸2との偏芯や、磁
性流体11のゲル状化によって、磁性流体11の耐圧が
低下し、バーストする虞れがある。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、磁性流体を用いずに軸受けのある空間とディス
クの取付けられた空間とをシール(分離)することによ
り、上記問題点を解決することを目的とする。
もので、磁性流体を用いずに軸受けのある空間とディス
クの取付けられた空間とをシール(分離)することによ
り、上記問題点を解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、回転軸に固定され、ディスクが装着され
るハブを備えたロータと、前記回転軸を軸受けを介して
回転自在に取付け、前記ハブを回転させるための電磁力
を供給するステータとを備えたディスク駆動装置におい
て、前記ロータと前記ステータとが互いに対向する前記
ロータの対向面又は前記ステータの対向面の少なくとも
一方の面に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴
とするディスク駆動装置、又は、固定軸に軸受けを介し
て回転自在に取付けられ、ディスクが装着されるハブを
備えたロータと、前記ハブを回転させるための電磁力を
供給するステータとを備えたディスク駆動装置において
、前記ロータと前記ステータとが互いに対向する前記ロ
ータの対向面又は前記ステータの対向面の少なくとも一
方の面に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴と
するディスク駆動装置、もしくは、固定軸に軸受けを介
して回転自在に取付けられ、ディスクが装着されるハブ
を備えたロータと、前記ハブを回転させるための電磁力
を供給するステータとを備えたディスク駆動装置をハウ
ジングとトッププレートによって密閉収納したディスク
装置において、前記ディスク駆動装置の前記ハブと前記
トッププレートとのが互いに対向する前記ハブの対向面
又は前記トッププレートの対向面の少なくとも一方の面
に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴とするデ
ィスク装置を提供しようとするものである。
の手段として、回転軸に固定され、ディスクが装着され
るハブを備えたロータと、前記回転軸を軸受けを介して
回転自在に取付け、前記ハブを回転させるための電磁力
を供給するステータとを備えたディスク駆動装置におい
て、前記ロータと前記ステータとが互いに対向する前記
ロータの対向面又は前記ステータの対向面の少なくとも
一方の面に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴
とするディスク駆動装置、又は、固定軸に軸受けを介し
て回転自在に取付けられ、ディスクが装着されるハブを
備えたロータと、前記ハブを回転させるための電磁力を
供給するステータとを備えたディスク駆動装置において
、前記ロータと前記ステータとが互いに対向する前記ロ
ータの対向面又は前記ステータの対向面の少なくとも一
方の面に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴と
するディスク駆動装置、もしくは、固定軸に軸受けを介
して回転自在に取付けられ、ディスクが装着されるハブ
を備えたロータと、前記ハブを回転させるための電磁力
を供給するステータとを備えたディスク駆動装置をハウ
ジングとトッププレートによって密閉収納したディスク
装置において、前記ディスク駆動装置の前記ハブと前記
トッププレートとのが互いに対向する前記ハブの対向面
又は前記トッププレートの対向面の少なくとも一方の面
に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴とするデ
ィスク装置を提供しようとするものである。
【0011】
【作用】本発明のディスク駆動装置及びディスク装置に
おいては、軸受けのある内側の空間が動圧エアグルーブ
シール(Self−acting Air Gro
ove Seal、以下AGSと略す)によって発生
する空気流によりディスクの取付けられた空間に対して
シールされる。
おいては、軸受けのある内側の空間が動圧エアグルーブ
シール(Self−acting Air Gro
ove Seal、以下AGSと略す)によって発生
する空気流によりディスクの取付けられた空間に対して
シールされる。
【0012】従って、磁性流体を用いずに、軸受けから
発生するグリス等の飛散を防止することができる。
発生するグリス等の飛散を防止することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明のディスク駆動装置であるハー
ドディスク駆動装置の第1の実施例の構成を示す断面図
であり、図14に示した従来例と同一構成部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
ドディスク駆動装置の第1の実施例の構成を示す断面図
であり、図14に示した従来例と同一構成部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0014】本発明のディスク駆動装置においては、図
1に示すように、回転軸2(軸受け3)の図中下側の端
部に対向して、外部空間Dとハードディスク駆動装置内
部とを遮断するシール板21がベース1に固定されてい
る。また、従来例におけるマグネット8、ポールピース
9,10、磁性流体11等を使用してシールする代わり
に、ベース1の軸受け4より上側に、回転軸2の大径部
14と対向するように、ブッシング22が固定されてい
る。そして、大径部14の外周には、複数のスパイラル
状の溝より成る動圧エアグルーブシール(Self−a
cting Air Groove Seal、
以下AGSと略す)23又は図3に示す様なヘリングボ
ーン状の溝より成るAGS26が形成されている。
1に示すように、回転軸2(軸受け3)の図中下側の端
部に対向して、外部空間Dとハードディスク駆動装置内
部とを遮断するシール板21がベース1に固定されてい
る。また、従来例におけるマグネット8、ポールピース
9,10、磁性流体11等を使用してシールする代わり
に、ベース1の軸受け4より上側に、回転軸2の大径部
14と対向するように、ブッシング22が固定されてい
る。そして、大径部14の外周には、複数のスパイラル
状の溝より成る動圧エアグルーブシール(Self−a
cting Air Groove Seal、
以下AGSと略す)23又は図3に示す様なヘリングボ
ーン状の溝より成るAGS26が形成されている。
【0015】なお、このAGS23,26はブッシング
22の内径側であるa面に形成することもでき、回転軸
2とこのa面の両方に形成しても良い。
22の内径側であるa面に形成することもでき、回転軸
2とこのa面の両方に形成しても良い。
【0016】そして、従来例と同様に、ステータとして
のコイル13に通電することにより、マグネット7との
間に電磁力が発生し、ロータとしてのマグネット7、ヨ
ーク6及びハブ5と回転軸2とが一体となって回転する
。
のコイル13に通電することにより、マグネット7との
間に電磁力が発生し、ロータとしてのマグネット7、ヨ
ーク6及びハブ5と回転軸2とが一体となって回転する
。
【0017】このとき、回転軸2が回転すると、スパイ
ラル状またはヘリングボーン状の溝であるAGS23,
26によって、空間Aから、軸受け4と軸受け3との間
に形成されている空間Cの方向に、空気が移動する。し
かしながら、空間Cは、シール板21によりハウジング
15の外側の外部空間Dから分離されているので、空間
Cの気圧が空間Aの気圧より大きくなり、AGS23,
26による圧力と空間Cにおける気圧とがバランスをと
った状態となり、そのAGS形成部分でシールされる状
態になる。
ラル状またはヘリングボーン状の溝であるAGS23,
26によって、空間Aから、軸受け4と軸受け3との間
に形成されている空間Cの方向に、空気が移動する。し
かしながら、空間Cは、シール板21によりハウジング
15の外側の外部空間Dから分離されているので、空間
Cの気圧が空間Aの気圧より大きくなり、AGS23,
26による圧力と空間Cにおける気圧とがバランスをと
った状態となり、そのAGS形成部分でシールされる状
態になる。
【0018】従って、軸受け3,4に使用しているグリ
スが蒸発しても、このAGS23,26によって発生す
る圧力の作用により、蒸発したグリスが空間Aに進入す
ることがなくなり、空間Bにまで進入して図示せぬハー
ドディスクに付着して記録再生に支承を来すということ
が防止される。
スが蒸発しても、このAGS23,26によって発生す
る圧力の作用により、蒸発したグリスが空間Aに進入す
ることがなくなり、空間Bにまで進入して図示せぬハー
ドディスクに付着して記録再生に支承を来すということ
が防止される。
【0019】なお、回転軸2が停止しているときは、A
GS23,26は空気圧を発生しないので、このAGS
形成部分でシール状態にはならないが、停止時における
グリスの蒸発は極めて微量であり、実用上この蒸発量は
無視することができる。
GS23,26は空気圧を発生しないので、このAGS
形成部分でシール状態にはならないが、停止時における
グリスの蒸発は極めて微量であり、実用上この蒸発量は
無視することができる。
【0020】また、ヘリングボーン状のAGS26を形
成した場合は、図3に示すAGS26の溝のxとyとの
長さの比によって、空間C側に加圧する空気圧が変化す
るので、空間C側の空気圧を上げたい場合には、その長
さの比をx≧yとなる範囲で設定すれば良い。
成した場合は、図3に示すAGS26の溝のxとyとの
長さの比によって、空間C側に加圧する空気圧が変化す
るので、空間C側の空気圧を上げたい場合には、その長
さの比をx≧yとなる範囲で設定すれば良い。
【0021】図2は本発明のディスク駆動装置であるハ
ードディスク駆動装置の第2の実施例の構成を示す断面
図である。
ードディスク駆動装置の第2の実施例の構成を示す断面
図である。
【0022】ベース1には、固定軸33が植設されてお
り、固定軸33の略中央にはコイル13がコア12に巻
装された状態で取付けられている。また、固定軸33に
は、上下に配置された軸受け3,4を介してハブ5が回
転自在に支持されている。このハブ5の内周面にはヨー
ク6が固定されており、このヨーク6のさらに内周面に
はマグネット7が上記したコイル13と対向するように
固定されている。
り、固定軸33の略中央にはコイル13がコア12に巻
装された状態で取付けられている。また、固定軸33に
は、上下に配置された軸受け3,4を介してハブ5が回
転自在に支持されている。このハブ5の内周面にはヨー
ク6が固定されており、このヨーク6のさらに内周面に
はマグネット7が上記したコイル13と対向するように
固定されている。
【0023】また、固定軸33の軸受け4より上側には
AGS31が設けられ、軸受け3より下側にはAGS3
2が設けられている。そして、AGS31は空間Bから
空間Aに向かって空気流が発生するような向きに形成さ
れた複数のスパイラル状の溝であり、AGS32は空間
Cから空間Dに向かって空気流が発生するように形成さ
れた同様の溝である。
AGS31が設けられ、軸受け3より下側にはAGS3
2が設けられている。そして、AGS31は空間Bから
空間Aに向かって空気流が発生するような向きに形成さ
れた複数のスパイラル状の溝であり、AGS32は空間
Cから空間Dに向かって空気流が発生するように形成さ
れた同様の溝である。
【0024】そして、ステータとしてのコイル13に通
電することにより、マグネット7との間に磁気力が発生
し、ロータとしてのマグネット7及びヨーク6、ハブ5
が回転する。
電することにより、マグネット7との間に磁気力が発生
し、ロータとしてのマグネット7及びヨーク6、ハブ5
が回転する。
【0025】このとき、ロータの回転により、AGS3
1では、空間Bから空間A(空間C)に向かって空気流
を発生し、AGS32では、空間Dから空間Cに向かっ
て空気流を発生するので、空間Cの気圧が他の空間B,
Dよりも高くなり、AGS31,32で発生する空気流
による圧力とのバランスがとれたときにこのAGS形成
部分でシール状態となるので、空間C内にある軸受け3
,4より発生するグリス等がハードディスクの有る空間
Bに進入するのを防止することができる。
1では、空間Bから空間A(空間C)に向かって空気流
を発生し、AGS32では、空間Dから空間Cに向かっ
て空気流を発生するので、空間Cの気圧が他の空間B,
Dよりも高くなり、AGS31,32で発生する空気流
による圧力とのバランスがとれたときにこのAGS形成
部分でシール状態となるので、空間C内にある軸受け3
,4より発生するグリス等がハードディスクの有る空間
Bに進入するのを防止することができる。
【0026】また、AGS31,32を固定軸33に形
成する代わりに、ハブ5のa面及びブッシング34のb
面に形成しても良く、固定軸33とハブ5のa面、ブッ
シング34のb面の両方に形成しても良い。そして、図
1に示した第1の実施例と同様、このAGS31,32
は、図3に示す様なヘリングボーン状の溝であるAGS
26でも良い。
成する代わりに、ハブ5のa面及びブッシング34のb
面に形成しても良く、固定軸33とハブ5のa面、ブッ
シング34のb面の両方に形成しても良い。そして、図
1に示した第1の実施例と同様、このAGS31,32
は、図3に示す様なヘリングボーン状の溝であるAGS
26でも良い。
【0027】図4は本発明の第3の実施例であり、図1
に示した第1の実施例と同様に回転軸2を有するが、図
1とは異なりブッシング22を有しない構造のハードデ
ィスク駆動装置を装着したハードディスク装置の例であ
る。なお、ハードディスク20への記録再生ヘッド及び
その駆動機構等は省略してある。
に示した第1の実施例と同様に回転軸2を有するが、図
1とは異なりブッシング22を有しない構造のハードデ
ィスク駆動装置を装着したハードディスク装置の例であ
る。なお、ハードディスク20への記録再生ヘッド及び
その駆動機構等は省略してある。
【0028】同図に示すハードディスク装置は、ハブ5
の外周側にスペーサ16とディスクホルダ17とでハー
ドディスク20を挾み、クランパ19とネジ18を用い
て、このハードディスク20をハブ5に固定することに
より、ハードディスク20を挟持している。そして、ベ
ース1にネジ27によって取付けられたハウジング15
とトッププレート28によって、このハードディスク駆
動装置とハードディスク20とを密閉状態に保持した構
造となっており、他のハードディスク駆動装置の各部分
は、上述した第1の実施例と同様の構成となっている。
の外周側にスペーサ16とディスクホルダ17とでハー
ドディスク20を挾み、クランパ19とネジ18を用い
て、このハードディスク20をハブ5に固定することに
より、ハードディスク20を挟持している。そして、ベ
ース1にネジ27によって取付けられたハウジング15
とトッププレート28によって、このハードディスク駆
動装置とハードディスク20とを密閉状態に保持した構
造となっており、他のハードディスク駆動装置の各部分
は、上述した第1の実施例と同様の構成となっている。
【0029】この実施例の場合、ハブ5のa面及びベー
ス1のb面の少なくとも一方、すなわち、ハブ5とベー
ス1のアキシャル方向対向面にAGS42,43(図示
せず)を構成することにより空間A側の軸受け3,4か
ら発生するグリス等のダストがハードディスク20のあ
る空間Bに侵入するのを防止することができる。
ス1のb面の少なくとも一方、すなわち、ハブ5とベー
ス1のアキシャル方向対向面にAGS42,43(図示
せず)を構成することにより空間A側の軸受け3,4か
ら発生するグリス等のダストがハードディスク20のあ
る空間Bに侵入するのを防止することができる。
【0030】このハブ5のa面に形成するAGSの例を
図6及び図7に示す。この図6,図7は、ハブ5を下か
ら見た図であり、夫々複数のスパイラル状の溝であるA
GS42と複数のヘリングボーン状の溝であるAGS4
3が形成されている。そして、ベース1のb面にAGS
42,43を形成する場合にもこの図6及び図7と同様
の形状のAGS42,43を形成すれば良い。
図6及び図7に示す。この図6,図7は、ハブ5を下か
ら見た図であり、夫々複数のスパイラル状の溝であるA
GS42と複数のヘリングボーン状の溝であるAGS4
3が形成されている。そして、ベース1のb面にAGS
42,43を形成する場合にもこの図6及び図7と同様
の形状のAGS42,43を形成すれば良い。
【0031】また、この図4に示したハードディスク駆
動装置では、ハブ5のラジアル方向であるc部及びベー
ス1のラジアル方向であるd部の少なくとも一方に図1
に示すAGS23又は図3に示すAGS26を設けても
良く、また、このc部,d部及び上記したa部,b部の
両方にAGS23,26(又は42,43)を設けても
良い。
動装置では、ハブ5のラジアル方向であるc部及びベー
ス1のラジアル方向であるd部の少なくとも一方に図1
に示すAGS23又は図3に示すAGS26を設けても
良く、また、このc部,d部及び上記したa部,b部の
両方にAGS23,26(又は42,43)を設けても
良い。
【0032】図5は図2に示した第2の実施例と同様に
、固定軸を有するハードディスク駆動装置を装着したハ
ードディスク装置の例であるが、固定軸とその対向面以
外の部分にAGSを設けた本発明の第4の実施例である
。なお、ハードディスク20,30への記録再生ヘッド
及びその駆動機構等は省略してある。
、固定軸を有するハードディスク駆動装置を装着したハ
ードディスク装置の例であるが、固定軸とその対向面以
外の部分にAGSを設けた本発明の第4の実施例である
。なお、ハードディスク20,30への記録再生ヘッド
及びその駆動機構等は省略してある。
【0033】同図に示すハードディスク装置は、ハブ5
の外周側にスペーサ16を介して2枚のハードディスク
20,30が取付けられており、クランパ19とネジ1
8を用いて、このハードディスク20,30をハブ5に
固定することにより、ハードディスク20,30を挟持
している。そして、ベース1にネジ27によって取付け
られたハウジング15とビス29によって固定軸33と
結合されたトッププレート28によって、このハードデ
ィスク駆動装置とハードディスク20,30とを密閉状
態に保持した構造となっている。また、コア12は、ベ
ース1の突起部分に取付けられており、このコア12に
はコイル13が巻付けられ、ハブ5の内周側にヨーク6
を介して取付けられたマグネット7に対向している。他
の部分は、上述した第2の実施例と同様の構成である。
の外周側にスペーサ16を介して2枚のハードディスク
20,30が取付けられており、クランパ19とネジ1
8を用いて、このハードディスク20,30をハブ5に
固定することにより、ハードディスク20,30を挟持
している。そして、ベース1にネジ27によって取付け
られたハウジング15とビス29によって固定軸33と
結合されたトッププレート28によって、このハードデ
ィスク駆動装置とハードディスク20,30とを密閉状
態に保持した構造となっている。また、コア12は、ベ
ース1の突起部分に取付けられており、このコア12に
はコイル13が巻付けられ、ハブ5の内周側にヨーク6
を介して取付けられたマグネット7に対向している。他
の部分は、上述した第2の実施例と同様の構成である。
【0034】この実施例の場合、軸受け4の上部におい
て、固定軸33の外周側に遮蔽板36を設け、回転する
ハブ5の内周側に遮蔽板37を設け、この遮蔽板36の
遮蔽板37への対向面a面と遮蔽板37の遮蔽板36へ
の対向面b面の少なくとも一方、すなわち、固定軸33
とハブ5のアキシャル方向対向面にAGS42,43(
図示せず)を構成することにより、空間A側の軸受け3
,4から発生するグリス等のダストがハードディスク2
0,30のある空間Bに侵入するのを防止することがで
きる。さらに、軸受け3,4から発生するダストが空間
Bに侵入するのを防止するために、ハブ5の軸受け3取
付け部分のアキシャル方向のc面及びその対向面である
ベース1のd面、ハブ5の軸受け3取付け部分のラジア
ル方向のe面及びその対向面であるベース1のf面の少
なくとも1個所にAGS23,26(又は42,43、
共に図示せず)を設けても良い。また、このc面〜f面
と同様に、ハブ5のヨーク6及びマグネット7取付け部
分のアキシャル方向のg面及びその対向面であるベース
1のh面、ハブ5のヨーク6及びマグネット7取付け部
分のラジアル方向のi面及びその対向面であるベース1
のj面の少なくとも1個所にAGS23,26(又は4
2,43)を設けても同様の効果を有する。
て、固定軸33の外周側に遮蔽板36を設け、回転する
ハブ5の内周側に遮蔽板37を設け、この遮蔽板36の
遮蔽板37への対向面a面と遮蔽板37の遮蔽板36へ
の対向面b面の少なくとも一方、すなわち、固定軸33
とハブ5のアキシャル方向対向面にAGS42,43(
図示せず)を構成することにより、空間A側の軸受け3
,4から発生するグリス等のダストがハードディスク2
0,30のある空間Bに侵入するのを防止することがで
きる。さらに、軸受け3,4から発生するダストが空間
Bに侵入するのを防止するために、ハブ5の軸受け3取
付け部分のアキシャル方向のc面及びその対向面である
ベース1のd面、ハブ5の軸受け3取付け部分のラジア
ル方向のe面及びその対向面であるベース1のf面の少
なくとも1個所にAGS23,26(又は42,43、
共に図示せず)を設けても良い。また、このc面〜f面
と同様に、ハブ5のヨーク6及びマグネット7取付け部
分のアキシャル方向のg面及びその対向面であるベース
1のh面、ハブ5のヨーク6及びマグネット7取付け部
分のラジアル方向のi面及びその対向面であるベース1
のj面の少なくとも1個所にAGS23,26(又は4
2,43)を設けても同様の効果を有する。
【0035】なお、本実施例においても、前述した各実
施例と同様、ラジアル方向のAGS23,26は、図2
に使用したのスパイラル状の溝のAGS31,32又は
図3に示したヘリングボーン状の溝のAGS26を使用
すれば良く、ラジアル方向のAGSは、図6又は図7に
示したAGS42,43を使用すれば良い。
施例と同様、ラジアル方向のAGS23,26は、図2
に使用したのスパイラル状の溝のAGS31,32又は
図3に示したヘリングボーン状の溝のAGS26を使用
すれば良く、ラジアル方向のAGSは、図6又は図7に
示したAGS42,43を使用すれば良い。
【0036】図8は図5に示した固定軸を有するハード
ディスク駆動装置を装着したハードディスク装置と略同
一構成である本発明の第5の実施例である。なお、第4
の実施例と同様、ハードディスク20,30への記録再
生ヘッド及びその駆動機構等は省略してある。そして、
図5に示した第4の実施例と同一構成部分には、同一符
号を付し、その説明を省略する。
ディスク駆動装置を装着したハードディスク装置と略同
一構成である本発明の第5の実施例である。なお、第4
の実施例と同様、ハードディスク20,30への記録再
生ヘッド及びその駆動機構等は省略してある。そして、
図5に示した第4の実施例と同一構成部分には、同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0037】この実施例の場合、軸受け4の上部におい
てハブ5の内周側に遮蔽板37を設け、この遮蔽板37
とトッププレート28との間隔が狭くなるように、トッ
ププレート28の遮蔽板37と対向する部分に厚みを持
たせている。そして、この遮蔽板37のトッププレート
28への対向面a面とトッププレート28の遮蔽板37
への対向面b面の少なくとも一方、すなわち、ハブ5と
トッププレート28とのアキシャル方向対向面にAGS
42,43(図示せず)を構成することにより空間A側
の軸受け3,4から発生するグリス等のダストがハード
ディスク20,30のある空間Bに侵入するのを防止し
ている。さらに、軸受け3,4から発生するダストが空
間Bに侵入するのを防止するためには、第4の実施例と
同様に、ハブ5の軸受け3取付け部分のアキシャル方向
のc面及びその対向面であるベース1のd面、ハブ5の
軸受け3取付け部分のラジアル方向のe面及びその対向
面であるベース1のf面の少なくとも1個所にAGS2
3,26(又は42,43、共に図示せず)を設けても
良い。または、ハブ5のヨーク6及びマグネット7取付
け部分のアキシャル方向のg面及びその対向面であるベ
ース1のh面、ハブ5のヨーク6及びマグネット7取付
け部分のラジアル方向のi面及びその対向面であるベー
ス1のj面の少なくとも1個所にAGS23,26(又
は42,43)を設けても同様の効果を有する。
てハブ5の内周側に遮蔽板37を設け、この遮蔽板37
とトッププレート28との間隔が狭くなるように、トッ
ププレート28の遮蔽板37と対向する部分に厚みを持
たせている。そして、この遮蔽板37のトッププレート
28への対向面a面とトッププレート28の遮蔽板37
への対向面b面の少なくとも一方、すなわち、ハブ5と
トッププレート28とのアキシャル方向対向面にAGS
42,43(図示せず)を構成することにより空間A側
の軸受け3,4から発生するグリス等のダストがハード
ディスク20,30のある空間Bに侵入するのを防止し
ている。さらに、軸受け3,4から発生するダストが空
間Bに侵入するのを防止するためには、第4の実施例と
同様に、ハブ5の軸受け3取付け部分のアキシャル方向
のc面及びその対向面であるベース1のd面、ハブ5の
軸受け3取付け部分のラジアル方向のe面及びその対向
面であるベース1のf面の少なくとも1個所にAGS2
3,26(又は42,43、共に図示せず)を設けても
良い。または、ハブ5のヨーク6及びマグネット7取付
け部分のアキシャル方向のg面及びその対向面であるベ
ース1のh面、ハブ5のヨーク6及びマグネット7取付
け部分のラジアル方向のi面及びその対向面であるベー
ス1のj面の少なくとも1個所にAGS23,26(又
は42,43)を設けても同様の効果を有する。
【0038】なお、本実施例においても、前述した各実
施例と同様、ラジアル方向のAGS23,26は、図2
に使用したのスパイラル状の溝のAGS31,32又は
図3のヘリングボーン状の溝のAGS26を形成すれば
良く、ラジアル方向のAGS42,43は、図6又は図
7に示したAGS42,43を形成すれば良いことは勿
論である。
施例と同様、ラジアル方向のAGS23,26は、図2
に使用したのスパイラル状の溝のAGS31,32又は
図3のヘリングボーン状の溝のAGS26を形成すれば
良く、ラジアル方向のAGS42,43は、図6又は図
7に示したAGS42,43を形成すれば良いことは勿
論である。
【0039】以上説明し、図1,2,4,5,8に示し
た第1〜第5の実施例において、ハブ5にAGS23,
26(又は42,43)を形成する場合は、アルミニウ
ムをダイカスト(鋳造)又は鍛造してハブ5を製造する
際に、AGS23,26(又は42,43)となるスパ
イラル状又はヘリングボーン状の溝を同時に形成すれば
良く、この様に製造することにより、新たな工程を増や
すことなく、AGS23,26(又は42,43)を形
成することができる。
た第1〜第5の実施例において、ハブ5にAGS23,
26(又は42,43)を形成する場合は、アルミニウ
ムをダイカスト(鋳造)又は鍛造してハブ5を製造する
際に、AGS23,26(又は42,43)となるスパ
イラル状又はヘリングボーン状の溝を同時に形成すれば
良く、この様に製造することにより、新たな工程を増や
すことなく、AGS23,26(又は42,43)を形
成することができる。
【0040】また、第1〜第5の実施例において、ベー
ス1にAGS23,26(又は42,43)を形成する
場合も、ダイカスト又は鍛造してベース1を形成する際
にAGS23,26(又は42,43)を同時に形成す
ることにより、新たな工程を増やすことなく、AGS2
3,26(又は42,43)を形成することができる。
ス1にAGS23,26(又は42,43)を形成する
場合も、ダイカスト又は鍛造してベース1を形成する際
にAGS23,26(又は42,43)を同時に形成す
ることにより、新たな工程を増やすことなく、AGS2
3,26(又は42,43)を形成することができる。
【0041】さらに、ステンレスやアルミニウム等の金
属の薄板にハーフパンチ等を施してAGS23,26(
又は42,43)となる溝を形成し、この薄板をベース
1、ハブ5、トッププレート等のAGS形成部分に接着
剤等で取付けても良い。そして、この場合は、ハードデ
ィスク駆動装置を製造する際の金型などは、従来と同様
のものを使用することができ、AGS形成部分を簡単に
変更することができる。また、モールド(樹脂)を成形
することにより形成したAGS23,26(又は42,
43)をAGS形成部分に接着剤等で取付けても同様の
効果を得ることができる。
属の薄板にハーフパンチ等を施してAGS23,26(
又は42,43)となる溝を形成し、この薄板をベース
1、ハブ5、トッププレート等のAGS形成部分に接着
剤等で取付けても良い。そして、この場合は、ハードデ
ィスク駆動装置を製造する際の金型などは、従来と同様
のものを使用することができ、AGS形成部分を簡単に
変更することができる。また、モールド(樹脂)を成形
することにより形成したAGS23,26(又は42,
43)をAGS形成部分に接着剤等で取付けても同様の
効果を得ることができる。
【0042】そして、ハブ5の内周面にヨーク6を介し
てマグネット7が取付けられたハードディスク駆動装置
である場合の第1〜第5の実施例において、ヨーク6に
AGS42,43を設ける場合(例えば、図4のa´面
)は、金型を型抜きしてヨーク6を製造する際に、AG
S42,43となるスパイラル状又はヘリングボーン状
の溝を金型に設けておいて、同時に形成すれば良く、こ
の様に製造することにより、新たな工程を増やすことな
く、AGS42,43を形成することができると共に、
ヨーク6以外の部分は、従来と同様の金型などを使用す
ることができ、AGS形成部分を簡単に変更することが
できると共に、ハードディスク駆動装置の種類に関係な
く、AGS42,43を形成した共通のヨーク6を使用
するだけで、簡単にシール効果を得ることができる。
てマグネット7が取付けられたハードディスク駆動装置
である場合の第1〜第5の実施例において、ヨーク6に
AGS42,43を設ける場合(例えば、図4のa´面
)は、金型を型抜きしてヨーク6を製造する際に、AG
S42,43となるスパイラル状又はヘリングボーン状
の溝を金型に設けておいて、同時に形成すれば良く、こ
の様に製造することにより、新たな工程を増やすことな
く、AGS42,43を形成することができると共に、
ヨーク6以外の部分は、従来と同様の金型などを使用す
ることができ、AGS形成部分を簡単に変更することが
できると共に、ハードディスク駆動装置の種類に関係な
く、AGS42,43を形成した共通のヨーク6を使用
するだけで、簡単にシール効果を得ることができる。
【0043】図9〜12の各図は、夫々軸受けとしてダ
イレクトベアリングを用いた回転軸型のハードディスク
駆動装置の第6〜第9の実施例を示す図である。
イレクトベアリングを用いた回転軸型のハードディスク
駆動装置の第6〜第9の実施例を示す図である。
【0044】図9〜12に示したハードディスク駆動装
置に使用されるダイレクトベアリングは、ボール部24
とボール部25とを同時に支える内輪38と外輪39と
を有しており、このダイレクトベアリングの内輪38の
中心にビス35を挿入することにより、内輪38とビス
35とで回転軸の働きをしている。そして、外輪39の
外周にコア12及びコイル13を直接取付けることによ
り、ハードディスク駆動装置全体の占有面積を小さくす
ると共に、部品点数を少なくしている。そして、このダ
イレクトベアリングの内輪38の上部外周側には、その
内周側にマグネット7を有するハブ5が取付けられてお
り、ダイレクトベアリングの外輪39の下部外周側には
、ベース1が取付けられている。なお、これら各図では
、ハブ5を磁性材料で形成しているためにヨーク6を用
いていないが、ハブ5を非磁性材料で形成してハブ5と
マグネット7との間にヨーク6を挿入しても良い。
置に使用されるダイレクトベアリングは、ボール部24
とボール部25とを同時に支える内輪38と外輪39と
を有しており、このダイレクトベアリングの内輪38の
中心にビス35を挿入することにより、内輪38とビス
35とで回転軸の働きをしている。そして、外輪39の
外周にコア12及びコイル13を直接取付けることによ
り、ハードディスク駆動装置全体の占有面積を小さくす
ると共に、部品点数を少なくしている。そして、このダ
イレクトベアリングの内輪38の上部外周側には、その
内周側にマグネット7を有するハブ5が取付けられてお
り、ダイレクトベアリングの外輪39の下部外周側には
、ベース1が取付けられている。なお、これら各図では
、ハブ5を磁性材料で形成しているためにヨーク6を用
いていないが、ハブ5を非磁性材料で形成してハブ5と
マグネット7との間にヨーク6を挿入しても良い。
【0045】このような構造のハードディスク駆動装置
において、図9に示した第6の実施例では、ダイレクト
ベアリングの外輪39の上部内周側のアキシャル方向に
、遮蔽板37を設け、この遮蔽板37のハブ5への対向
面b面とハブ5の遮蔽板37への対向面a面の少なくと
も一方に図6や図7に示すスパイラル状やヘリングボー
ン状等の溝であるAGS42,43を設けた例である。 そして、この部分にAGS42,43を設けることによ
り、ダイレクトベアリングのボール部24,25から発
生するグリス等のダストがコア12やマグネット7のあ
る側及び図示せぬハードディスクのあるハブ5の外側の
空間に侵入するのを防止している。
において、図9に示した第6の実施例では、ダイレクト
ベアリングの外輪39の上部内周側のアキシャル方向に
、遮蔽板37を設け、この遮蔽板37のハブ5への対向
面b面とハブ5の遮蔽板37への対向面a面の少なくと
も一方に図6や図7に示すスパイラル状やヘリングボー
ン状等の溝であるAGS42,43を設けた例である。 そして、この部分にAGS42,43を設けることによ
り、ダイレクトベアリングのボール部24,25から発
生するグリス等のダストがコア12やマグネット7のあ
る側及び図示せぬハードディスクのあるハブ5の外側の
空間に侵入するのを防止している。
【0046】図10は、図9と同様のダイレクトベアリ
ングを用いた回転軸型のハードディスク駆動装置におい
て、ダイレクトベアリングの外輪39の上部を伸ばして
ハブ5とラジアル方向で対向するようにし、ハブ5の外
輪39への対向面a面と外輪39のハブ5への対向面b
面の少なくとも一方にAGS23,26を設けた第7の
実施例であり、図9に示す第6の実施例と同様の効果を
得ることができる。
ングを用いた回転軸型のハードディスク駆動装置におい
て、ダイレクトベアリングの外輪39の上部を伸ばして
ハブ5とラジアル方向で対向するようにし、ハブ5の外
輪39への対向面a面と外輪39のハブ5への対向面b
面の少なくとも一方にAGS23,26を設けた第7の
実施例であり、図9に示す第6の実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0047】図11は、上記した図9の第6の実施例と
図10の第7の実施例の両方を可能にした第8の実施例
であり、図中、ハブ5のa面又は遮蔽板37のb面にA
GS42,43を設けた場合は、図9に示す第6の実施
例と同様の構成となり、ハブ5のc面又は外輪39のd
面にAGS23,26を設けた場合は、図10に示す第
7の実施例と同様の構成となる。また、このa面〜d面
にAGS23,26(又は42,43)を設ける代わり
に、ハブ5の外周側とベース1とが対向する面にAGS
23,26(又は42,43)を設けても良く、ハブ5
の外周側のベース1とアキシャル方向で対向するe面、
ベース1のハブ5外周側とアキシャル方向で対向するf
面、ハブ5の外周側のベース1とラジアル方向で対向す
るg面、ベース1のハブ5外周側とラジアル方向で対向
するh面の少なくとも一個所にAGS23,26(又は
42,43)を設けても良い。この場合、ダイレクトベ
アリングのボール部24,25から発生するグリス等の
ダストが、ハードディスク駆動装置内部の空間Aから図
示せぬハードディスクのあるハブ5の外側の空間Bに侵
入するのを防止することができる。なお、図9,10に
おいて、図11のe面〜h面に対応する部分にAGS2
3,26(又は42,43)を設けても良いのは勿論で
ある。
図10の第7の実施例の両方を可能にした第8の実施例
であり、図中、ハブ5のa面又は遮蔽板37のb面にA
GS42,43を設けた場合は、図9に示す第6の実施
例と同様の構成となり、ハブ5のc面又は外輪39のd
面にAGS23,26を設けた場合は、図10に示す第
7の実施例と同様の構成となる。また、このa面〜d面
にAGS23,26(又は42,43)を設ける代わり
に、ハブ5の外周側とベース1とが対向する面にAGS
23,26(又は42,43)を設けても良く、ハブ5
の外周側のベース1とアキシャル方向で対向するe面、
ベース1のハブ5外周側とアキシャル方向で対向するf
面、ハブ5の外周側のベース1とラジアル方向で対向す
るg面、ベース1のハブ5外周側とラジアル方向で対向
するh面の少なくとも一個所にAGS23,26(又は
42,43)を設けても良い。この場合、ダイレクトベ
アリングのボール部24,25から発生するグリス等の
ダストが、ハードディスク駆動装置内部の空間Aから図
示せぬハードディスクのあるハブ5の外側の空間Bに侵
入するのを防止することができる。なお、図9,10に
おいて、図11のe面〜h面に対応する部分にAGS2
3,26(又は42,43)を設けても良いのは勿論で
ある。
【0048】図12は、図9〜図11と同様のダイレク
トベアリングを用いた回転軸型のハードディスク駆動装
置の第9の実施例である。
トベアリングを用いた回転軸型のハードディスク駆動装
置の第9の実施例である。
【0049】この実施例では、ダイレクトベアリングの
ボール部24の上部において、ダイレクトベアリングの
内輪38の外周側のアキシャル方向に、遮蔽板36を設
け、ダイレクトベアリングの外輪39の内周側のアキシ
ャル方向に、遮蔽板37を設け、この遮蔽板36の遮蔽
板37への対向面b面と遮蔽板37の遮蔽板36への対
向面a面の少なくとも一方に図6や図7に示すスパイラ
ル状やヘリングボーン状等の溝であるAGS42,43
を設けた例であり、この実施例は、構造上AGS42,
43をダイレクトベアリング内に設けたものとなる。そ
して、この部分にAGS42,43を設けることにより
、上述した各実施例と同様、ダイレクトベアリングのボ
ール部24,25から発生するグリス等のダストがコア
12やマグネット7のある側及び図示せぬハードディス
クのあるハブ5の外側の空間に侵入するのを防止してい
る。なお、この実施例においても、図11のe面〜h面
と同様の部分にAGS23,26(又は42,43)を
設けても良い。
ボール部24の上部において、ダイレクトベアリングの
内輪38の外周側のアキシャル方向に、遮蔽板36を設
け、ダイレクトベアリングの外輪39の内周側のアキシ
ャル方向に、遮蔽板37を設け、この遮蔽板36の遮蔽
板37への対向面b面と遮蔽板37の遮蔽板36への対
向面a面の少なくとも一方に図6や図7に示すスパイラ
ル状やヘリングボーン状等の溝であるAGS42,43
を設けた例であり、この実施例は、構造上AGS42,
43をダイレクトベアリング内に設けたものとなる。そ
して、この部分にAGS42,43を設けることにより
、上述した各実施例と同様、ダイレクトベアリングのボ
ール部24,25から発生するグリス等のダストがコア
12やマグネット7のある側及び図示せぬハードディス
クのあるハブ5の外側の空間に侵入するのを防止してい
る。なお、この実施例においても、図11のe面〜h面
と同様の部分にAGS23,26(又は42,43)を
設けても良い。
【0050】図13は図4に示した第3の実施例と同様
の回転軸2を有するハードディスク駆動装置を装着した
ハードディスク装置において、ベース1のハブ5の対向
する部分にブレスフィルタ40を設け、回転軸2及び軸
受け3の下方の外部空間Cとの境界部分にブレスフィル
タ41を設けた第10の実施例である。なお、ハードデ
ィスク20への記録再生ヘッド及びその駆動機構等は省
略してある。
の回転軸2を有するハードディスク駆動装置を装着した
ハードディスク装置において、ベース1のハブ5の対向
する部分にブレスフィルタ40を設け、回転軸2及び軸
受け3の下方の外部空間Cとの境界部分にブレスフィル
タ41を設けた第10の実施例である。なお、ハードデ
ィスク20への記録再生ヘッド及びその駆動機構等は省
略してある。
【0051】このブレスフィルタ40,41は、通常、
外部空間Cとハードディスク装置の内部空間A,Bとの
間で空気が流通するようなフィルタであり、その際に、
0.5μm 以上の大きさのダストは通さない構造にな
っている。そして、このブレスフィルタ40,41は、
ハードディスク駆動装置のロータ部分とハードディスク
20とが回転する際に、ハードディスク駆動装置内部か
ら発熱するので、このブレスフィルタ40,41から外
部空間Cからの空気を流入することによって内部空間A
,Bを冷却すると共に、温度の上昇に伴なう内部空間A
,Bの空気の膨張によるトッププレート28への応力を
減少させるために気圧を一定に保つ効果も有している。
外部空間Cとハードディスク装置の内部空間A,Bとの
間で空気が流通するようなフィルタであり、その際に、
0.5μm 以上の大きさのダストは通さない構造にな
っている。そして、このブレスフィルタ40,41は、
ハードディスク駆動装置のロータ部分とハードディスク
20とが回転する際に、ハードディスク駆動装置内部か
ら発熱するので、このブレスフィルタ40,41から外
部空間Cからの空気を流入することによって内部空間A
,Bを冷却すると共に、温度の上昇に伴なう内部空間A
,Bの空気の膨張によるトッププレート28への応力を
減少させるために気圧を一定に保つ効果も有している。
【0052】このような構造のハードディスク装置にお
いて、本実施例は、ブレスフィルタ40よりも回転軸2
側のハブ5のベース1とアキシャル方向で対向するa面
、ベース1のハブ5とアキシャル方向で対向するb面の
少なくとも一方に図6や図7に示すスパイラル状やヘリ
ングボーン状等の溝であるAGS42,43を設けたも
のである。そして、このAGS42,43を設けること
により、ハードディスク駆動装置が回転するとAGS4
2,43によって発生した気圧により外部空間Cの空気
は、ブレスフィルタ40を通って(図中、経路イ)、A
GS42,43の設けられたハブ5とベース1との間を
通って(図中、経路ロ)、ハードディスク駆動装置の内
部空間Aに入る。その後、この空気は、軸受け4から軸
受け3を介して(図中、経路ハ)、ブレスフィルタ41
を通り(図中、経路ニ)、外部空間Cへ流出する。この
ように、軸受け3,4から発生するグリス等のダストは
、ブレスフィルタ41に吸着され、また、外部空間Cか
らの空気は図中、イ→ロ→ハ→ニの経路を通って循環す
るので、ハードディスク駆動装置内部にて発生するダス
トがハードディスク20のある空間Bに流出するのを防
止している。
いて、本実施例は、ブレスフィルタ40よりも回転軸2
側のハブ5のベース1とアキシャル方向で対向するa面
、ベース1のハブ5とアキシャル方向で対向するb面の
少なくとも一方に図6や図7に示すスパイラル状やヘリ
ングボーン状等の溝であるAGS42,43を設けたも
のである。そして、このAGS42,43を設けること
により、ハードディスク駆動装置が回転するとAGS4
2,43によって発生した気圧により外部空間Cの空気
は、ブレスフィルタ40を通って(図中、経路イ)、A
GS42,43の設けられたハブ5とベース1との間を
通って(図中、経路ロ)、ハードディスク駆動装置の内
部空間Aに入る。その後、この空気は、軸受け4から軸
受け3を介して(図中、経路ハ)、ブレスフィルタ41
を通り(図中、経路ニ)、外部空間Cへ流出する。この
ように、軸受け3,4から発生するグリス等のダストは
、ブレスフィルタ41に吸着され、また、外部空間Cか
らの空気は図中、イ→ロ→ハ→ニの経路を通って循環す
るので、ハードディスク駆動装置内部にて発生するダス
トがハードディスク20のある空間Bに流出するのを防
止している。
【0053】なお、ブレスフィルタ40,41の取付位
置は、図の位置に限定されるものではなく、AGS42
,43もハードディスク駆動装置内部で発生したダスト
がハブ5に取付けられたハードディスク20のある空間
Bに飛散しないような空気の流れを生じさせる位置に設
ければよい。
置は、図の位置に限定されるものではなく、AGS42
,43もハードディスク駆動装置内部で発生したダスト
がハブ5に取付けられたハードディスク20のある空間
Bに飛散しないような空気の流れを生じさせる位置に設
ければよい。
【0054】また、図10〜13に示した第7〜第10
の実施例にて使用するラジアル方向のAGS23,26
は、全て図1,図3に示すAGS23,26と同様のも
のであり、アキシャル方向のAGS42,43は、図6
,7に示すAGS42,43と同様のものである。
の実施例にて使用するラジアル方向のAGS23,26
は、全て図1,図3に示すAGS23,26と同様のも
のであり、アキシャル方向のAGS42,43は、図6
,7に示すAGS42,43と同様のものである。
【0055】そして、以上説明した第1〜第10の実施
例は、全てハードディスク駆動装置又はハードディスク
装置の例であるが、本発明は、光ディスク等の他のディ
スク状記録媒体を用いるディスク駆動装置及びディスク
装置にも適用可能である。
例は、全てハードディスク駆動装置又はハードディスク
装置の例であるが、本発明は、光ディスク等の他のディ
スク状記録媒体を用いるディスク駆動装置及びディスク
装置にも適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
駆動装置は、ロータとステータとが互いに対向するロー
タの対向面又はステータの対向面の少なくとも一方の面
に動圧エアグルーブシールを設けたので、軸受けから発
生する蒸発したグリス等のダストが動圧エアグルーブシ
ールによってシールされ、ハブに取付けられたディスク
にダストが付着してヘッドクラッシュを引き起こすなど
の記録再生に影響を及ぼす事故を減少させることができ
る。
駆動装置は、ロータとステータとが互いに対向するロー
タの対向面又はステータの対向面の少なくとも一方の面
に動圧エアグルーブシールを設けたので、軸受けから発
生する蒸発したグリス等のダストが動圧エアグルーブシ
ールによってシールされ、ハブに取付けられたディスク
にダストが付着してヘッドクラッシュを引き起こすなど
の記録再生に影響を及ぼす事故を減少させることができ
る。
【0057】そして、本発明のディスク装置は、ハブと
トッププレートとが互いに対向するハブの対向面又はト
ッププレートの対向面の少なくとも一方の面に動圧エア
グルーブシールを設けたので、ディスク駆動装置内から
発生するダストがディスクに付着して記録再生に影響を
及ぼす事故を減少させることができる。
トッププレートとが互いに対向するハブの対向面又はト
ッププレートの対向面の少なくとも一方の面に動圧エア
グルーブシールを設けたので、ディスク駆動装置内から
発生するダストがディスクに付着して記録再生に影響を
及ぼす事故を減少させることができる。
【0058】また、動圧エアグルーブシールは簡単に設
けることができ、従来シール部材として使用していた高
価で作業性の悪い磁性流体が不要となるので、安価にか
つ容易に製造することができる。さらに、磁性流体がハ
ブの外側のディスクの設けられた空間に飛散して汚れる
こともなくなり、ポールピースと回転軸の偏芯や、磁性
流体のゲル化による磁性流体の耐圧が低下が原因のバー
スト等の問題がなくなり、信頼性の高いディスク駆動装
置及びディスク装置を提供することができるという効果
がある。
けることができ、従来シール部材として使用していた高
価で作業性の悪い磁性流体が不要となるので、安価にか
つ容易に製造することができる。さらに、磁性流体がハ
ブの外側のディスクの設けられた空間に飛散して汚れる
こともなくなり、ポールピースと回転軸の偏芯や、磁性
流体のゲル化による磁性流体の耐圧が低下が原因のバー
スト等の問題がなくなり、信頼性の高いディスク駆動装
置及びディスク装置を提供することができるという効果
がある。
【0059】そして、ハブに動圧エアグルーブシールを
形成する場合は、アルミニウムをダイカスト(鋳造)又
は鍛造してハブを製造する際に同時に形成することによ
り、新たな工程を増やすことなく、動圧エアグルーブシ
ールを形成することができ、ベースに動圧エアグルーブ
シールを形成する場合も、ダイカスト又は鍛造によって
ベースを形成する際に同時に形成することにより、新た
な工程を増やすことなく、動圧エアグルーブシールを形
成することができる。
形成する場合は、アルミニウムをダイカスト(鋳造)又
は鍛造してハブを製造する際に同時に形成することによ
り、新たな工程を増やすことなく、動圧エアグルーブシ
ールを形成することができ、ベースに動圧エアグルーブ
シールを形成する場合も、ダイカスト又は鍛造によって
ベースを形成する際に同時に形成することにより、新た
な工程を増やすことなく、動圧エアグルーブシールを形
成することができる。
【0060】さらに、ハーフパンチ等を施して動圧エア
グルーブシールとなる溝を形成したステンレスやアルミ
ニウム等の金属の薄板やモールド(樹脂)を成形するこ
とにより形成した動圧エアグルーブシールをベース、ハ
ブ、トッププレート等の動圧エアグルーブシール形成部
分に接着剤等で取付けた場合は、ディスク駆動装置を製
造する際の金型などは、従来と同様のものを使用するこ
とができ、動圧エアグルーブシール形成部分を簡単に変
更することもできる。
グルーブシールとなる溝を形成したステンレスやアルミ
ニウム等の金属の薄板やモールド(樹脂)を成形するこ
とにより形成した動圧エアグルーブシールをベース、ハ
ブ、トッププレート等の動圧エアグルーブシール形成部
分に接着剤等で取付けた場合は、ディスク駆動装置を製
造する際の金型などは、従来と同様のものを使用するこ
とができ、動圧エアグルーブシール形成部分を簡単に変
更することもできる。
【0061】そして、ハブの内周面にヨークを介してマ
グネットが取付けられたディスク駆動装置のヨークに動
圧エアグルーブシールを設ける場合は、金型を型抜きし
てヨークを製造する際に、動圧エアグルーブシールを金
型に設けておいて、同時に形成することにより、新たな
工程を増やすことなく、動圧エアグルーブシールを形成
することができると共に、ヨーク以外の部分は、従来と
同様の金型などを使用することができ、動圧エアグルー
ブシール形成部分を簡単に変更することができると共に
、ディスク駆動装置の種類に関係なく、動圧エアグルー
ブシールを形成した共通のヨークを使用するだけで、簡
単にシール効果を得ることができる。
グネットが取付けられたディスク駆動装置のヨークに動
圧エアグルーブシールを設ける場合は、金型を型抜きし
てヨークを製造する際に、動圧エアグルーブシールを金
型に設けておいて、同時に形成することにより、新たな
工程を増やすことなく、動圧エアグルーブシールを形成
することができると共に、ヨーク以外の部分は、従来と
同様の金型などを使用することができ、動圧エアグルー
ブシール形成部分を簡単に変更することができると共に
、ディスク駆動装置の種類に関係なく、動圧エアグルー
ブシールを形成した共通のヨークを使用するだけで、簡
単にシール効果を得ることができる。
【図1】本発明のディスク駆動装置の第1の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に使用される動圧エアグルーブシールの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明に使用される動圧エアグルーブシールの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図7】本発明に使用される動圧エアグルーブシールの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の第6の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第7の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の第8の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の第9の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の第10の実施例を示す断面図である
。
。
【図14】従来例を示す断面図である。
【図15】図14に示した従来例の一部拡大図である。
1 ベース
2 回転軸
3,4 軸受け(ボールベアリング)5 ハブ
6 ヨーク
7,8 マグネット
9,10 ポールピース
11 磁性流体
12 コア
13 コイル
14 大径部
15 ハウジング
16 スペーサ
17 ディスクホルダ
18,27 ネジ
19 クランパ
20,30 ハードディスク
21 シール板
22,34 ブッシング
23,26,31,32,42,43 動圧エアグル
ーブシール(AGS) 24,25 ダイレクトボールベアリングのボール部
(軸受け) 28 トッププレート 29,35 ビス 33 固定軸 36,37 遮蔽板 38 ダイレクトボールベアリングの内輪39 ダ
イレクトボールベアリングの外輪40,41 ブレス
フィルタ
ーブシール(AGS) 24,25 ダイレクトボールベアリングのボール部
(軸受け) 28 トッププレート 29,35 ビス 33 固定軸 36,37 遮蔽板 38 ダイレクトボールベアリングの内輪39 ダ
イレクトボールベアリングの外輪40,41 ブレス
フィルタ
Claims (10)
- 【請求項1】回転軸に固定され、ディスクが装着される
ハブを備えたロータと、前記回転軸を軸受けを介して回
転自在に取付け、前記ハブを回転させるための電磁力を
供給するステータとを備えたディスク駆動装置において
、前記ロータと前記ステータとが互いに対向する前記ロ
ータの対向面又は前記ステータの対向面の少なくとも一
方の面に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴と
するディスク駆動装置。 - 【請求項2】固定軸に軸受けを介して回転自在に取付け
られ、ディスクが装着されるハブを備えたロータと、前
記ハブを回転させるための電磁力を供給するステータと
を備えたディスク駆動装置において、前記ロータと前記
ステータとが互いに対向する前記ロータの対向面又は前
記ステータの対向面の少なくとも一方の面に動圧エアグ
ルーブシールを設けたことを特徴とするディスク駆動装
置。 - 【請求項3】固定軸に軸受けを介して回転自在に取付け
られ、ディスクが装着されるハブを備えたロータと、前
記ハブを回転させるための電磁力を供給するステータと
を備えたディスク駆動装置をハウジングとトッププレー
トによって密閉収納したディスク装置において、前記デ
ィスク駆動装置の前記ハブと前記トッププレートとのが
互いに対向する前記ハブの対向面又は前記トッププレー
トの対向面の少なくとも一方の面に動圧エアグルーブシ
ールを設けたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項4】請求項1,2に記載のディスク駆動装置又
は請求項3に記載のディスク装置において、アルミニウ
ムをダイカスト又は鍛造することにより前記ハブと同時
に形成された動圧エアグルーブシールを有することを特
徴とするディスク駆動装置又はディスク装置。 - 【請求項5】請求項1,2に記載のディスク駆動装置又
は請求項3に記載のディスク装置において、ダイカスト
又は鍛造することにより前記モータベースと同時に形成
された動圧エアグルーブシールを有することを特徴とす
るディスク駆動装置又はディスク装置。 - 【請求項6】請求項1,2に記載のディスク駆動装置又
は請求項3に記載のディスク装置の動圧エアグルーブシ
ール形成部分に、動圧エアグルーブシールが形成された
金属製の薄板を取付けたことを特徴とするディスク駆動
装置又はディスク装置。 - 【請求項7】請求項1,2に記載のディスク駆動装置又
は請求項3に記載のディスク装置の動圧エアグルーブシ
ール形成部分に、動圧エアグルーブシールが形成された
樹脂を取付けたことを特徴するディスク駆動装置又はデ
ィスク装置。 - 【請求項8】前記ハブの内周面にヨークを介してマグネ
ットが取付けられた請求項1,2に記載のディスク駆動
装置又は請求項3に記載のディスク装置おいて、金型に
て前記ヨークと同時に形成された動圧エアグルーブシー
ルを有することを特徴とするディスク駆動装置又はディ
スク装置。 - 【請求項9】請求項1,2に記載のディスク駆動装置又
は請求項3に記載のディスク装置おいて、前記軸受け内
部に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴とする
ディスク駆動装置又はディスク装置。 - 【請求項10】軸受けの反出力軸側端面にブレスフィル
タが設けられた請求項1,2に記載のディスク駆動装置
又は請求項3に記載のディスク装置おいて、前記ディス
ク駆動装置内部で発生したダストが前記ハブに取付けら
れたディスク側に飛散しないような空気の流れを生じさ
せる位置に動圧エアグルーブシールを設けたことを特徴
とするディスク駆動装置又はディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3087642A JP3027971B2 (ja) | 1990-03-28 | 1991-03-27 | ディスク駆動装置及びディスク装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3337990 | 1990-03-28 | ||
JP2-33379 | 1990-03-28 | ||
JP3087642A JP3027971B2 (ja) | 1990-03-28 | 1991-03-27 | ディスク駆動装置及びディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04222432A true JPH04222432A (ja) | 1992-08-12 |
JP3027971B2 JP3027971B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=26372058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3087642A Expired - Fee Related JP3027971B2 (ja) | 1990-03-28 | 1991-03-27 | ディスク駆動装置及びディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027971B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09215253A (ja) * | 1996-01-30 | 1997-08-15 | Samsung Electro Mech Co Ltd | ディスクドライブ用スピンドルモーター |
JP2009085359A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Canon Inc | 非接触シール装置 |
JP2009217928A (ja) * | 2002-10-18 | 2009-09-24 | Yoshinari Yokoo | スイングアーム用ブロックおよびディスク駆動装置 |
US7667360B2 (en) | 2006-04-06 | 2010-02-23 | Nidec Corporation | Rotor unit, bearing mechanism, motor, and data storage disk drive device |
CN103191814A (zh) * | 2013-04-19 | 2013-07-10 | 昆山聚贝机械设计有限公司 | 气流粉碎机分级轮的轴承防尘结构 |
CN110431731A (zh) * | 2017-04-04 | 2019-11-08 | 三菱电机株式会社 | 电动动力转向装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101743216B1 (ko) * | 2016-02-22 | 2017-06-02 | 김태인 | 시술 보조 기구 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3087642A patent/JP3027971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09215253A (ja) * | 1996-01-30 | 1997-08-15 | Samsung Electro Mech Co Ltd | ディスクドライブ用スピンドルモーター |
JP2009217928A (ja) * | 2002-10-18 | 2009-09-24 | Yoshinari Yokoo | スイングアーム用ブロックおよびディスク駆動装置 |
US7667360B2 (en) | 2006-04-06 | 2010-02-23 | Nidec Corporation | Rotor unit, bearing mechanism, motor, and data storage disk drive device |
JP2009085359A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Canon Inc | 非接触シール装置 |
CN103191814A (zh) * | 2013-04-19 | 2013-07-10 | 昆山聚贝机械设计有限公司 | 气流粉碎机分级轮的轴承防尘结构 |
CN110431731A (zh) * | 2017-04-04 | 2019-11-08 | 三菱电机株式会社 | 电动动力转向装置 |
US11840290B2 (en) | 2017-04-04 | 2023-12-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric power steering device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3027971B2 (ja) | 2000-04-04 |
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JPH06311696A (ja) | スピンドルモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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