JPH1173192A - 情報処理装置及び情報配信システム - Google Patents

情報処理装置及び情報配信システム

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JPH1173192A
JPH1173192A JP9234127A JP23412797A JPH1173192A JP H1173192 A JPH1173192 A JP H1173192A JP 9234127 A JP9234127 A JP 9234127A JP 23412797 A JP23412797 A JP 23412797A JP H1173192 A JPH1173192 A JP H1173192A
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    • G10L13/00Speech synthesis; Text to speech systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報配信システムの利用価値を高める。 【解決手段】 入力された要求情報に応じてサーバ装置
からダウンロードした楽曲情報について、中間伝送装置
にてボーカル情報とカラオケ情報に分離して携帯端末装
置に対して送信する。携帯端末装置では、ボーカル情報
について音声認識及び翻訳処理を行うことで、元の言語
による歌詞と、翻訳後の歌詞の2種類の文字情報を得
る。更に、翻訳歌詞の文字情報を利用して生成した翻訳
言語によるボーカル情報とカラオケ情報を合成すること
により、新規に合成楽曲情報を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば情報が蓄積
される情報格納装置から情報伝送装置に情報を配信し、
更に情報伝送装置にて受信した情報を出力することで、
端末装置においてその情報をコピーすることができるよ
うにした情報配信システム、及びこのような情報配信シ
ステムに備えられて、所要の情報処理を行う情報処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先に本出願人により、例えばサーバに大
量の楽曲データ(オーディオデータ)や映像データ等の
情報をデータベースとして格納しておくと共に、この大
量の情報のうちから必要とされる情報を多数の中間サー
バ装置に配信することにより、この中間サーバ装置か
ら、ユーザが個人で所有する携帯端末装置に対して指定
の情報をコピー(ダウンロード)できるようにした情報
配信システムが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば上記のような情
報配信システムにおいて、楽曲データを携帯端末装置に
ダウンロードする場合のサービスの形態について考えて
みた場合、一般的には、楽曲単位もしくはアルバム単位
の複数楽曲のオーディオ信号をデジタル情報化し、この
デジタル情報化された楽曲をサーバ装置から中間サーバ
装置を介して携帯端末装置に伝送することになる。この
ようにデジタル情報化された情報を送信するのであれ
ば、単にデジタル情報化された楽曲情報だけでなく、例
えば情報配信システム内において、例えばある楽曲のデ
ジタルデータを素材として扱って所要の情報処理を施す
ことにより、1つの楽曲情報から付随して生成される二
次的な各種派生情報を、携帯端末装置のユーザに対して
提供することは可能である。このような派生情報をユー
ザに提供できるようにすれば、情報配信システムとして
の利用価値はより高められることになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
課題を考慮して、情報の種類として少なくとも楽曲情報
が格納されて、格納された情報のうちから所要の情報を
選択して出力可能とされる情報格納手段と、情報格納手
段から出力された楽曲情報についてボーカル情報と伴奏
情報とに分離する楽曲情報分離手段と、ボーカル情報に
基づいてそのボーカルの発音言語による音声認識を行っ
て一次言語文字情報を生成する音声認識手段と、一次言
語文字情報について所定の他の言語に翻訳して二次言語
文字情報を生成する翻訳手段と、二次言語文字情報を利
用して翻訳言語により発音される翻訳ボーカル情報を生
成し、この翻訳ボーカル情報と上記伴奏情報を合成する
ことにより翻訳言語によるボーカルパートを含む合成楽
曲情報を生成する情報合成手段との全て或いは一部を備
えて情報処理装置を構成することとした。
【0005】また、情報の種類として少なくとも楽曲情
報が格納され、情報出力動作として少なくとも格納され
た情報のうちから所要の情報を選択して出力可能に構成
された情報格納装置と、この情報格納装置と通信可能と
されることにより、情報格納装置から出力された情報を
受信する受信動作とが可能とされると共に、情報出力動
作として少なくとも上記受信動作により獲得した情報を
外部に対して送信出力可能とされる情報伝送装置と、情
報記憶手段が備えられると共に情報伝送装置と通信可能
とされることで、情報記憶動作として少なくとも上記情
報伝送装置から送信出力された情報を情報記憶手段に対
して記憶可能とされる端末装置とを備えて情報配信シス
テムを構成することとした。そして、この情報配信シス
テムにおいて備えられる情報処理系として、情報格納装
置から出力された楽曲情報について、ボーカル情報と伴
奏情報とに分離する楽曲情報分離手段と、ボーカル情報
に基づいてそのボーカルの発音言語による音声認識を行
って一次言語文字情報を生成する音声認識手段と、一次
言語文字情報について所定の他の言語に翻訳して二次言
語文字情報を生成する翻訳手段と、二次言語文字情報を
利用して翻訳言語により発音される翻訳ボーカル情報を
生成し、この翻訳ボーカル情報と伴奏情報を合成するこ
とにより翻訳言語によるボーカルパートを含む合成楽曲
情報を生成する情報合成手段との全て或いは一部を備え
ることとした。
【0006】上記した構成によれば、情報配信システム
において例えばボーカル入りの楽曲情報について情報処
理を施して得られる派生情報として、カラオケの楽曲情
報、ボーカルの歌詞情報(音声認識処理により得られる
一次言語文字情報)、他の言語に翻訳されたボーカルの
歌詞情報(元の歌詞情報に対して行った翻訳処理により
得られる二次言語文字情報)、及び音声合成処理により
生成した翻訳言語で歌うボーカルによる楽曲情報(合成
楽曲情報)の各々が生成され、これら各情報を携帯端末
装置にダウンロードすることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図10を参照して説明する。なお、以降の説明
は次の順序により行うこととする。 <1.情報配信システムの構成例> (1−a.情報配信システムの概要> (1−b.情報配信システムを構成する各装置の構成) (1−c.ボーカル分離部の構成例) (1−d.音声認識翻訳部の構成例) (1−e.音声合成部の構成例) (1−f.基本的なダウンロード動作及びダウンロード
情報の利用例) <2.派生情報のダウンロード>
【0008】<1.情報配信システムの構成例> (1−a.情報配信システムの概要>図1は、本発明の
実施の形態としての情報配信システムの構成を概略的に
示している。この図において、サーバ装置1は、後述す
るようにして配信用データ(例えば、オーディオ情報、
テキスト情報、画像情報、映像情報等)をはじめとする
所要の情報が格納される大容量の記録媒体を備えてお
り、少なくとも通信網4を介して多数の中間伝送装置2
と相互通信可能に構成されている。例えば、サーバ装置
1は上記通信網4を介して中間伝送装置2から送信され
てくる要求情報を受信し、この要求情報が指定する情報
を記録媒体に格納されている情報から検索する。
【0009】なお、上記のような要求情報は、例えば後
述する携帯端末装置3のユーザが、携帯端末装置3又は
中間伝送装置2に対して所望の情報をリクエストするた
めの操作を行うことによって発生させることができるも
のとされている。そして、検索して得られた情報を通信
網4を介して中間伝送装置2に対して送信する。
【0010】また、本実施の形態では、後述するように
してサーバ装置1から中間伝送装置2を介してアップロ
ードした情報を携帯端末装置3によりコピー(ダウンロ
ード)したり、中間伝送装置2を利用して携帯端末装置
3に対して充電を行うのにあたり、ユーザに対して課金
が行われるのであるが、この課金処理に従ってユーザか
ら料金を徴収するために課金通信網5が設けられる。こ
の課金通信網5は、例えば各ユーザが当該情報配信シス
テムの利用料金を支払うために契約した金融機関などと
接続される。
【0011】中間伝送装置2は、例えば図のような形態
により携帯端末装置3が装着可能とされ、主として、サ
ーバ装置1より送信されてきた情報を通信制御端子20
1にて受信し、この受信情報を携帯端末装置3に対して
出力する機能を有する。また、本実施の形態の中間伝送
装置2には、携帯端末装置3に対して充電を行うための
充電回路が備えられる。
【0012】本実施の形態の携帯端末装置3は、中間伝
送装置2に対して装着(接続)されることで、中間伝送
装置2との相互通信、及び中間伝送装置2からの電力供
給が可能なようにされている。そして、携帯端末装置3
は、上記のようにして中間伝送装置2から出力された情
報を携帯端末装置内に内蔵された所定種類の記録媒体に
対して格納するようにされる。また、必要があれば携帯
端末装置3に内蔵の充電池に対して中間伝送装置2から
充電を行うことも可能とされる。
【0013】このように、本実施の形態の情報配信シス
テムは、サーバ装置1に格納されている大量の情報の中
から、携帯端末装置3のユーザがリクエストした情報を
携帯端末装置3の記録媒体にコピーすることができると
いういわゆるデータ・オン・デマンドを実現するシステ
ムとされる。
【0014】なお、上記通信網4としては特に限定され
るものではなく、例えばISDN(Integrated services
digital network) 、CATV(Cable Television,Comm
unity Antenna Television) 、通信衛星、電話回線、ワ
イヤレス通信等を利用することが考えられる。また、通
信網4としてはオン・デマンドを行うために双方向通信
が必要であるが、例えば既存の通信衛星等を採用した場
合には一方向のみの通信となるため、このような場合に
は、他方向には他の通信網4を用いるという2種類以上
の通信網を併用してもかまわない。また、サーバ装置1
から中間伝送装置2へ通信網4を介して直接情報を送信
するためにはサーバ装置1から全ての中間伝送装置2へ
の回線の接続等のインフラに費用がかかるばかりでな
く、要求情報がサーバ装置1に一極集中し、それに応じ
て各々の中間伝送装置にデータを送信するためサーバ装
置1に負荷がかかる可能性がある。そこでサーバ装置1
と中間伝送装置2の間にデータを一時記憶する代理サー
バ6を設けるようにして回線長の節約を図ると共に、代
理サーバ6に予め所定のデータをダウンロードしてお
き、代理サーバ6と中間伝送装置2とのデータ交信のみ
で要求情報に応じた情報をダウンロードできるようして
もよい。
【0015】次に、図2の斜視図を参照して中間伝送装
置2、及びこの中間伝送装置2に対して接続される携帯
端末装置3についてより詳細に説明する。なお、この図
において図1と同一部分には同一符号を付している。
【0016】中間伝送装置2は、例えば各駅にある売
店、コンビニエンスストア、公衆電話、各家庭等に配さ
れ、この場合には、本体の前面部において、その動作に
応じて適宜所要の内容について表示を行う表示部202
と、例えば所望の情報の選択その他の所要の操作を行う
ためのキー操作部203等が設けられている。また、本
体上面部に設けられた通信制御端子201は、図1でも
説明したように、サーバ装置1と通信網4を介してサー
バ装置と相互通信を行うための制御端子として設けられ
る。
【0017】中間伝送装置2には、携帯端末装置3を装
着するための端末装着部204が設けられている。例え
ばこの端末装着部204においては、情報入出力端子2
05と電源供給端子206が設けられている。端末装着
部204に対して携帯端末装置3が装着された状態で
は、情報入出力端子205は携帯端末装置3の情報入出
力端子306と接続され、電源供給端子206は携帯端
末装置3の電源入力端子307と接続されるようになっ
ている。
【0018】携帯端末装置3においては、例えば本体の
前面部に表示部301、及びキー操作部302が設けら
れている。表示部301は、例えばユーザがキー操作部
302に対して行った操作や動作に応じた所要の表示が
行われる。また、この場合のキー操作部302として
は、リクエストする情報を選択するためのセレクトキー
303と、選択したリクエスト情報を確定するための決
定キー304、及び動作キー305等が設けられる。本
実施の形態の携帯端末装置3は、内部の記録媒体に格納
された情報について再生を行うことが可能とされている
が、上記動作キー305はこのような情報について再生
操作を行うために設けられる。
【0019】また、携帯端末装置3の底面部には、情報
入出力端子306及び電源入力端子307が備えられて
いる。前述のように携帯端末装置3が中間伝送装置2に
対して装着されることで、情報入出力端子306及び電
源入力端子307は、それぞれ中間伝送装置2の情報入
出力端子205及び電源供給端子206と接続される。
これにより、携帯端末装置3と中間伝送装置2との情報
の入出力が可能とされると共に、中間伝送装置2内の電
源回路を利用した携帯端末装置3への電源供給(及び充
電)が可能とされる。また、携帯端末装置3の上面部に
はオーディオ出力端子309及びマイク端子310が設
けられると共に、側面部には外部のディスプレイ装置、
キーボード、モデム、又はターミナルアダプタ等を接続
可能なコネクタ308が設けられているが、これについ
ては後述する。
【0020】なお、中間伝送装置2に設けられている表
示部202及びキー操作部203は省略して中間伝送装
置2が担当する機能を削減し、代わって、携帯端末装置
3の表示部301及びキー操作部302により同様の操
作が行えるようにしてもかまわない。また、図2(及び
図1)においては携帯端末装置3の本体部が中間伝送装
置2に対して脱着可能な構成を採っているが、少なくと
も中間伝送装置2側との情報入出力、電源入力が可能で
あればよいため、携帯端末1の底面、側面、或いは先端
部等の所要の位置から小型装着部を有する電源供給線及
び情報入出力線が伸長され、小型装着部を中間伝送装置
に装着されるものであってもよい。また、一つの中間伝
送装置2に対して複数のユーザが各々の携帯端末装置3
を有してアクセスを行う可能性が考えられるので、一つ
の中間伝送装置2に複数の携帯端末装置3が装着あるい
は接続可能なように構成することも考えられる。
【0021】(1−b.情報配信システムを構成する各
装置の構成)次に、図3のブロック図を参照して、本実
施の形態の情報配信システムを形成する各装置(サーバ
装置1、中間伝送装置2、及び携帯端末装置3)の内部
構成について説明する。なお、図1及び図2と同一部分
には同一符号を付している。
【0022】先ず、サーバ装置1から説明する。図3に
示すサーバ装置1は、制御部101、記憶部102、検
索部103、照合処理部104、課金処理部105、イ
ンターフェイス部106を備えて構成されており、これ
ら各機能回路部はバスラインB1を介してデータの送受
信が可能なように接続されている。制御部101は、例
えばマイクロコンピュータ等を備えて構成され、通信網
4からインターフェイス部106を介して供給された各
種情報に応答して、サーバ装置1における各機能回路部
に対する制御を実行する。
【0023】インターフェイス部106は、通信網4
(この図では代理サーバ6の図示は省略している)を介
して、中間伝送装置2と相互通信を行うために設けられ
る。なお、送信時の伝送プロトコルについては独自のプ
ロトコルであってもよいし、又はインターネットで汎用
となっているTCP/IP(Transmission contorol pro
tocol/internet protocol )等でパケット化されてデー
タ送信されるものであってもよい。
【0024】検索部103は、制御部101の制御によ
って、記憶部102に格納されているデータから所要の
データを検索する処理を実行するために設けられる。例
えば、この検索処理は、例えば中間伝送装置2から送信
され、通信網4からインターフェイス部106を介して
制御部101に入力された要求情報に基づいて行われ
る。
【0025】記憶部102は、例えば大容量の記録媒体
と、この記録媒体を駆動するためのドライバ装置等を備
えて構成され、前述した配信用データの他、携帯端末装
置3ごとに設定した端末ID、及び課金設定情報などの
ユーザ関連データをはじめとする所要の情報がデータベ
ース化されて格納されている。ここで、記憶部102に
備えられる記録媒体としては、現在の放送用機器に用い
られる磁気テープ等も考えられるが、本システムの特徴
の一つであるオン・デマンド機能を実現するためには、
ランダムアクセス可能なハードディスク、ICメモリ、
光ディスク、光磁気ディスク等を採用することが好まし
い。
【0026】また、記憶部102に格納されるデータ
は、大量な複数のデータを記録する必要があるためデジ
タル圧縮されていることが望ましい。圧縮方法としては
ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)、A
TRAC2、TwinVQ(Transform domain Weighted
Interleave Vector Quantization)等(商標)様々な手
法が考えられるが、例えば中間伝送装置側で伸張可能な
圧縮手法であるならば特に限定されるものではない。
【0027】照合処理部103は、例えば要求情報等と
共に送信されてきた携帯端末装置の端末IDと、本実施
の形態の情報配信システムを現在利用可能な携帯端末装
置の端末ID(例えば記憶部102にユーザ関連データ
として格納されている)とについて照合を行い、その照
合結果を制御部101に出力する。例えば制御部101
ではその照合結果に基づいて、要求情報送信先の中間伝
送装置2に対して接続されている携帯端末装置3に対し
て、当該情報配信システム利用の許可・不許可を設定す
るようにされる。
【0028】また、課金処理部105は、制御部101
の制御によって、携帯端末装置3を所有するユーザによ
る情報配信システムの利用内容に応じた金額を課金する
ための処理を行う。例えば、通信網4を介して中間伝送
装置2からサーバ装置1に対して、情報コピーや充電の
ための要求情報が供給されると、制御部101では、こ
れに応答して必要な情報の送信供給や充電許可のための
データを送信出力するが、制御部101では、これらの
情報に基づいて実際の利用状況を把握した上で、所定規
則に従ってその利用内容に見合った課金金額が課金処理
部105にて設定されるように制御を行う。
【0029】次に、中間伝送装置2について説明する。
図3に示す中間伝送装置2においてはキー操作部20
2、表示部203、制御部207、記憶部208、イン
ターフェイス部209、電源供給部(充電回路含む)2
10、装着判別部211、及びボーカル分離部212
が、それぞれバスラインB2により接続されて構成され
ている。
【0030】制御部207は、マイクロコンピュータ等
を備えて構成され、必要に応じて中間伝送装置2内部の
各機能回路部の動作を制御する。この場合、インターフ
ェイス部209は、通信制御端子201と情報入出力端
子205間に設けられており、通信網4を介したサーバ
装置1との相互通信、及び携帯端末装置3との相互通信
が可能とされる。つまり、このインターフェイス部20
9を介在するようにしてサーバ装置1と携帯端末装置3
が通信可能な環境が得られることになる。記憶部208
は、例えばメモリなどにより構成され、サーバ装置1又
は携帯端末装置3から送信された所要の情報を一時保持
する。この記憶部208に対する書き込み及び読み出し
制御は、制御部207により実行される。
【0031】ボーカル分離部212は、例えばサーバ装
置1からアップロードされた配信情報のうち、所要のボ
ーカル入りの楽曲情報について、ボーカルパートの情報
(ボーカル情報)と、ボーカルパート以外の伴奏のパー
トの情報(カラオケ情報)とに分離して出力可能に構成
される。なお、ボーカル分離部212の内部構成例につ
いては後述するため、ここでの詳しい説明は省略する。
【0032】電源供給部210は、例えばスイッチング
コンバータ等を備えて構成され、図示しない商用交流電
源を入力して所定電圧の直流電源を生成して、中間伝送
装置2の各機能回路部に対して動作電源として供給す
る。また、この電源供給部210には、携帯端末装置3
の充電池に対して充電を行うための充電回路が備えら
れ、電源供給端子206から携帯端末装置3の電源入力
端子307を介して充電電力を供給可能に構成されてい
る。
【0033】装着判別部211は、当該中間伝送装置2
の端末装着部204に対する携帯端末装置3の装着/非
装着の状態を判別する部位とされる。この装着判別部2
11は、例えばフォトインタラプタやメカスイッチなど
の機構を備えて構成されてもよいし、例えば、電源供給
端子206や情報入出力端子205などに含められて、
中間伝送装置2に携帯端末装置3が適正に装着されるこ
とにより得られる所定端子の導通状態を検出するように
してもよい。
【0034】キー操作部202は、例えば図2に示した
ように各種キーが設けられて構成されており、このキー
操作部202に対して行われた操作情報はバスラインB
2を介して制御部207に対して供給される。制御部2
07では供給された操作情報に応じて適宜所要の制御処
理を実行する。表示部203は、先に図1あるいは図2
に示したようにして本体に表出するようにして設けら
れ、例えば液晶ディスプレイやCRT(Cathode-Ray Tub
e)などの表示デバイス及びその表示駆動回路等を備えて
構成される。この表示部203の表示動作は制御部20
7により制御される。
【0035】続いて、携帯端末装置3について説明す
る。図3に示す携帯端末装置3は、先に図2にて説明し
たようにして中間伝送装置2に対して装着されることに
より、中間伝送装置2と、情報入出力端子205−30
6を介してデータの通信が可能なように接続されると共
に、電源供給端子206−電源入力端子307を介し
て、中間伝送装置2の電源供給部210から電力が供給
される。
【0036】この図に示す携帯端末装置3では、制御部
311、ROM312、RAM313、信号処理回路3
14、I/Oポート317,319、音声認識部32
1、音声合成部322、キー操作部301及びキー操作
部302が備えられ、これら各機能回路部がバスライン
B3により接続されている。この場合も、制御部311
はマイクロコンピュータ等を備えて構成され、携帯端末
装置3内の各機能回路部の動作についての制御を実行す
る。また、ROM312には、例えば制御部311が所
要の制御処理を実行するのに必要なプログラムデータ
や、各種データベース等の情報が格納されているものと
される。ROM313には、中間伝送装置2と通信すべ
き所要のデータや、制御部312の処理により発生した
データが一時保持される。
【0037】I/Oポート317は、情報入出力端子3
06を介して中間伝送装置2と相互通信を行うために設
けられる。当該携帯端末装置3から送信する要求情報
や、ダウンロードされるデータは、このI/Oポート3
17を介して入出力される。
【0038】この携帯端末装置3に設けられる記憶部3
20は、所定の記録媒体について記録再生を行うための
ドライバ等を備えて構成されるものであり、サーバ装置
1から中間伝送装置2を介してダウンロードした情報を
格納するために設けられる。なお、この記憶部320に
採用される記録媒体も特に限定されるものではないが、
この場合にもランダムアクセス性を考慮すれば、ハード
ディスク、光ディスク、ICメモリ等のランダムアクセ
スが可能な記録媒体を採用することが好ましい。
【0039】音声認識翻訳部321では、中間伝送装置
2のボーカル分離部212において生成され、携帯端末
装置3に伝送されたボーカル情報とカラオケ情報のう
ち、ボーカル情報を入力し、先ず、ボーカル情報につい
て音声認識処理を行って、元のボーカルにより歌われて
いる歌詞の文字情報(第1言語歌詞情報)を生成する。
ここで、例えばボーカルが英語により歌っているのであ
れば、英語についての音声認識が行われて、第1言語歌
詞情報としては英語の歌詞による文字情報が得られるこ
とになる。続いて、音声認識翻訳部321では、上記の
ようにして生成した第1言語歌詞情報を利用して翻訳処
理を行って、他の所定言語に翻訳された第2言語歌詞情
報を生成する。例えば第2言語として日本語が設定され
ていれば、第2言語歌詞情報は日本語の歌詞による文字
情報とされる。
【0040】音声合成部322では、先ず、上記第2言
語歌詞情報に基づいて、翻訳処理後の第2言語の歌詞に
より歌われる新規ボーカル情報(オーディオデータ)を
生成する。この際、元のボーカル情報を利用すること
で、オリジナルのボーカルの声質は損なわずに、第2言
語に翻訳した歌詞により歌われる新規ボーカル情報を生
成することができる。続いて、上記新規ボーカル情報
と、このボーカル情報に対応するカラオケデータを合成
することによって合成楽曲情報を生成する。この合成楽
曲情報は、同じ歌手がオリジナルの楽曲とは異なる言語
で歌っている楽曲情報となる。
【0041】このように本実施の形態の情報配信システ
ムでは、オリジナルの楽曲データから、少なくとも、カ
ラオケ情報(オーディオデータ)、オリジナルの言語と
翻訳言語による2種類の言語による歌詞情報(文字情報
データ)、及び第2言語により歌われる合成楽曲情報
(オーディオデータ)を派生情報として獲得することが
できる。そして、これらの情報はユーザが利用するコン
テンツとして管理された状態で、携帯端末装置3の記憶
部320に対して、他の通常のダウンロードデータと共
に格納することが可能とされている。なお、上記音声認
識翻訳部321及び音声合成部322の内部構成例につ
いては後述する。
【0042】本実施の形態では、記憶部320に格納さ
れたデータのうち、オーディオデータについては当該携
帯端末装置3により再生出力することが可能とされてい
る。このため、携帯端末装置3には信号処理回路314
が設けられる。信号処理回路314は、例えば記憶部3
20から読み出されたオーディオデータをバスラインB
3を介して入力して所要の信号処理を行う。ここで、記
憶部320に格納されているオーディオデータが所定形
式に従って圧縮処理をはじめとする所定のエンコードが
施されているのであれば、信号処理回路314では入力
された圧縮オーディオデータについて伸張処理及び所定
のデコード処理を施して、D/Aコンバータ315に出
力する。D/Aコンバータ315でアナログオーディオ
信号に変換されたオーディオデータは、オーディオ出力
端子309に供給される。なお、この図ではオーディオ
出力端子309にヘッドフォン8が接続された状態が示
されている。
【0043】また、携帯端末装置3にはマイク端子31
0が設けられている。例えば、マイク端子310にマイ
クロフォン12を接続して音声を吹き込んだとすると、
この音声信号がA/Dコンバータ316を介してデジタ
ルオーディオ信号に変換されて信号処理回路314に入
力される。この場合、信号処理回路314では入力され
たデジタルオーディオ信号について、例えば圧縮処理及
び記憶部320へのデータ書き込みに適合する所要のエ
ンコード処理を施すように動作する。ここでエンコード
処理が施されたデータは、例えば制御部311の制御に
よって記憶部320に対して格納することが可能とされ
ている。あるいは、そのまま信号処理回路314の音声
出力系からD/Aコンバータ315を介してオーディオ
出力端子309に出力することも可能である。
【0044】I/Oポート318は、コネクタ308を
利用して外部と接続される機器や装置との入出力を可能
とするために設けられる。コネクタ308には、例えば
ディスプレイ装置、キーボード、モデム、又はターミナ
ルアダプタ等が接続可能とされるが、これについては、
本実施の形態の携帯端末装置3の利用形態例として後述
する。
【0045】また、携帯端末装置3に備えられるバッテ
リ回路部319は、少なくとも充電池を備えると共に、
この充電池の電力を利用して携帯端末装置3内の各機能
回路部の動作電源を供給するようにされた電源回路を備
えて構成される。また、携帯端末装置3が中間伝送装置
2に装着された状態では、電源供給端子206−電源入
力端子307を介して、電源供給部210からバッテリ
回路部319に対して、携帯端末装置3の回路のための
動作電源及び充電電力が供給されるようになっている。
【0046】この図に示す携帯端末装置3の表示部30
1及びキー操作部302は、例えば図2に示したように
して本体に設けられているものであり、この携帯端末装
置3においても、上記表示部301に対する表示制御は
制御部207により実行される。また、制御部207
は、上記キー操作部302から出力される操作情報に基
づいて適宜所要の制御処理を実行することになる。
【0047】(1−c.ボーカル分離部の構成例)図3
の中間伝送装置2に備えられるボーカル分離部212
は、例えば図4のブロック図のようにして構成される。
図4において、ボーカルキャンセル部212は例えばデ
ジタルフィルタ等を備えて構成され、入力されたボーカ
ル入りの楽曲情報D1(オーディオデータ)からボーカ
ルパートの成分をキャンセル(消去)して、伴奏パート
だけのオーディオデータであるカラオケ情報D2を生成
して出力する。ボーカルキャンセル部212の詳しい内
部構成の説明は省略するが、例えばよく知られている、
ステレオ音声のセンターに定位する音声を、(Lチャン
ネルデータ)−(Rチャンネルデータ)によりキャンセ
ルする技術が用いられればよい。この際、バンドパスフ
ィルタなどを用いてボーカル音声の帯域のみがキャンセ
ルされて、伴奏楽器の音などは極力キャンセルされない
ようにすることが可能である。
【0048】ボーカルキャンセル部212aで生成され
たカラオケ情報D2は、ボーカル抽出部212b及びデ
ータ出力部212cに分岐して出力される。ボーカル抽
出部212bでは、上記カラオケ情報D2及び楽曲情報
D1を入力して、原理的に[楽曲情報D1−カラオケ情
報D2=ボーカル情報D3]の演算処理を行うことで、
楽曲情報D1からボーカルパートのみのオーディオデー
タであるボーカル情報D3を抜き出してデータ出力部2
12cに対して出力する。
【0049】データ出力部212cでは、入力されたカ
ラオケ情報D2及びボーカル情報D3について、例えば
所定規則に従って時系列的に配列して送信用データ(D
2+D3)として出力する。この送信用データ(D2+
D3)は中間伝送装置2から携帯端末装置3に対して送
信出力される。
【0050】(1−d.音声認識翻訳部の構成例)図5
は、携帯端末装置3に備えられる音声認識翻訳部321
の一構成例を示すブロック図である。音響分析部321
aは、中間伝送装置2から送信用データ(D2+D3)
として送信されてきたカラオケ情報D2とボーカル情報
D3のうち、ボーカル情報D3を入力して音響分析を行
い、例えば所定の帯域ごとの音声パワーや、線形予測計
数(LPC)、ケプストラム係数などの音声の特徴パラ
メータ抽出をする。つまり、フィルタバンク等により音
声信号を所定の帯域ごとにフィルタリングし、このフィ
ルタリング結果を整流平滑化することで、所定の帯域ご
との音声のパワーを求めるようにしている。あるいは、
入力音声データ(ボーカル情報D3)について線形予測
分析処理を行うことで線形予測係数を求め、更にその線
形予測係数からケプストラム係数を求めるようにされ
る。上記のようにして音響分析部で求められた特徴パラ
メータは、直接、あるいは必要に応じてベクトル量子化
されて認識処理部321bに出力される。
【0051】認識処理部321bは、音響分析部13か
らの特徴パラメータ(あるいは、特徴パラメータをベク
トル量子化して得られるシンボル)に基づき、例えばダ
イナミックプログラミング(DP)マッチング法や、隠
れマルコフモデル(HMM)などの音声認識アルゴリズ
ムにしたがい、後述する大規模の単語辞書321cを参
照して音声認識を行い、例えばボーカル情報D3として
の音声に含まれる単語ごとに、音声認識結果として出力
する。
【0052】単語辞書321cには、音声認識の対象と
する単語(オリジナルのボーカルの言語)の標準パター
ン(あるいはモデルなど)が記憶されている。認識処理
部321bでは、この単語辞書321cに記憶されてい
る単語を対象として、音声認識を行う。
【0053】第1言語文格納部321eは、オリジナル
のボーカルの言語による文章を数多く記憶している。第
2言語文格納部321fは、第1言語文格納部321e
に記憶されている文章を、目的とする言語に翻訳した文
章を記憶している。従って、第1言語文格納部321e
に記憶されている言語の文章と、第2言語文格納部32
1fに記憶されている他言語の文章とは、1対1に対応
している。なお、例えば、第1言語文格納部321eに
は、日本語の文章とともに、その文章に対応する英語の
文章が記憶されている第2言語文格納部321fのアド
レスが記憶されている。これにより、第1言語文格納部
321eに記憶されている日本語の文章に対応する英語
の文章は、第2言語文格納部321fから即座に検索す
ることができるようになされている。
【0054】音声認識の結果により得られた1以上の単
語列は、翻訳処理部321dに出力される。翻訳処理部
321dは、認識処理部321bから音声認識結果とし
ての1以上の単語を入力すると、その単語の組み合わせ
と最も類似する文章を、第1言語文格納部321eに記
憶されている言語による文章(第1言語文)の中から検
索する。
【0055】上記検索処理は例えば次のようにして行わ
れる。翻訳処理部321dは、音声認識の結果得られた
単語(以下、認識単語ともいう)すべてを含む第1言語
文を、第1言語文格納部321eから検索する。そのよ
うな文章が存在する場合、翻訳処理部321dは、その
第1言語文を認識単語の組み合わせに最も類似するもの
として、第1言語文格納部321eから読み出す。ま
た、第1言語文格納部321eに記憶されている第1言
語文の中に、認識単語をすべて含むものが存在しない場
合、翻訳処理部321dは、そのうちのいずれか1単語
を除いた単語をすべて含む第1言語文を検索する。その
ような第1言語文が存在する場合、翻訳処理部321d
は、その第1言語文を、認識単語の組み合わせにもっと
も類似するものとして、第1言語文格納部321eから
読み出す。また、そのような第1言語文が存在しない場
合、翻訳処理部321dは、認識単語のうちいずれか2
単語を除いた単語をすべて含む第1言語文を検索する。
以下、同様にして認識単語の組み合わせに最も類似する
第1言語文が検索される。
【0056】上記のようにして、認識単語の組み合わせ
に最も類似する第1言語文を検索すると、翻訳処理部3
21dでは、この第1言語文の文字情報を連結すること
によって第1言語歌詞情報として出力する。この第1言
語歌詞情報は、派生情報の1コンテンツとして記憶部3
20に格納される。また、翻訳処理部321dは、上記
検索により得られた第1言語文を利用して、この第1言
語文に対応する第2言語を第2言語文格納部321fか
ら検索して対応付けを行う。そして、例えば認識言語単
位でこの対応付け処理により得られた第2言語文を所定
規則に従って連結していくことで、第1言語から第2言
語に翻訳された歌詞の文字情報が得られる。翻訳処理部
321dでは、これを第2言語歌詞情報として出力す
る。この第2言語歌詞情報は、第1言語歌詞情報と同様
に派生情報の1コンテンツとして記憶部320に格納さ
れるとともに、次に説明する音声合成処理部322に入
力される。
【0057】(1−e.音声合成部の構成例)続いて、
図6のブロック図は、携帯端末装置3に備えられる音声
合成部322の構成例を示している。音声分析部322
aにおいては、入力されるボーカル情報D3について所
要の解析処理(波形分析処理等)を実行することで、ボ
ーカルの声質を特徴づける所定のパラメータ(声質情
報)を発生させると共に、時間軸に沿ったボーカルのピ
ッチ情報(即ちボーカルパートのメロディー情報)を生
成し、これらの情報をボーカル生成処理部322bに出
力する。音声発生部322dでは、入力された第2言語
歌詞情報に基づいて、第2言語による音声合成処理を行
い、この合成処理により得られた音声信号データ(第2
言語による歌詞を発音した音声信号)をボーカル生成処
理部322bに出力する。
【0058】ボーカル生成処理部322bでは、例えば
音声分析部322aから入力された声質情報に基づいて
波形変形処理等を行うことによって、先ず、音声発生部
322dから入力した音声信号データの声質を、ボーカ
ル情報D3のボーカルと同等の声質となるように処理を
行う。つまり、ボーカル情報D3のボーカルの声質を有
しながら第2言語により歌詞を発音する音声信号データ
(第2言語発音データ)を生成する。続いて、ボーカル
生成処理部322bは、上記第2言語発音データに対し
て、音声分析部322aから入力したピッチ情報に基づ
いて、音階(メロディー)を与えていく処理を行う。こ
の処理に際しては、例えば、メロディーの区切りと歌詞
との区切りの一致が図られるように、音声発生部322
dから出力される音声信号データと、ピッチ情報とに対
して、これより以前のある処理段階においてタイムコー
ドを付加するようにすることが考えられる。つまり、こ
のタイムコードに従って、第2言語発音データを適宜区
切っていきながら、ピッチ情報に基づく音階を与えてい
くことになる。このようにして生成された音声信号デー
タは、オリジナルの楽曲の歌手と同一の声質及び同一の
メロディーでもって、翻訳後の第2言語の歌詞により歌
われているボーカル情報となる。このボーカル情報が、
新規ボーカル情報D4として合成部322cに入力され
る。
【0059】合成部322cでは、入力されたカラオケ
情報と上記新規ボーカル情報D4を合成することによっ
て合成楽曲情報D5を生成して出力する。合成楽曲情報
D5は、聴感上では、オリジナルの楽曲に対して翻訳後
の第2言語の歌詞により歌われている点が異なり、伴奏
のパートやボーカルパートの歌手の声質はオリジナルの
楽曲と同様とされる。
【0060】(1−f.基本的なダウンロード動作及び
ダウンロード情報の利用例)先ず、上記のようにして構
成される本実施の形態の情報配信システムにおける携帯
端末装置3に対するデータのダウンロードの基本的な動
作について、再度図1〜図3を参照して説明する。
【0061】本実施の形態の場合、ユーザが所有する携
帯端末装置3に対して所望の情報(例えば楽曲のオーデ
ィオデータであれば楽曲単位のデータをいうことにな
る)をダウンロードするのにあたり、このダウンロード
すべき情報をユーザが選択する事が必要とされるが、ダ
ウンロード情報について選択設定を行う方法としては、
次のような方法が考えられる。
【0062】第1は、携帯端末装置3に備えられたキー
操作部302の所定のキー(図1、図2参照)をユーザ
が操作して行う方法である。この場合には、例えば携帯
端末装置3内の記憶部320に対して、当該情報配信シ
ステムによりダウンロード可能な情報がデータベース化
されたメニュー情報が格納されているものとされる。こ
のようなメニュー情報は、例えば以前に当該情報配信シ
ステムを利用して何らかの情報をダウンロードしたとき
に共に得られるようにされればよい。携帯端末装置3の
ユーザは、例えば上記メニュー情報に基づいて得られる
情報選択用のメニュー画面を表示部301に対して表示
させ、この表示内容を見ながらセレクトキー303を操
作して所望の情報を選択し、決定キー304により選択
した情報を確定するようにされる。なお、上記セレクト
キー及び決定キーとしてジョグダイヤルを用い、ジョグ
の回転を選択操作とし、ジョグの押圧により決定を行う
という操作形態を採れば、情報選択時の操作体系をより
簡単にすることができる。そして、上記のような選択設
定操作が携帯端末装置3を中間伝送装置2に対して装着
している状態で行われているのであれば、選択設定操作
に応じた要求情報が中間伝送装置2(インターフェイス
部209)から通信網4を介してサーバ装置1に供給さ
れることになる。
【0063】また、上記のような選択設定操作により得
られた設定情報が、携帯端末装置3内のRAM313
(図3参照)に対して保持されるように構成すれば、携
帯端末装置3を中間伝送装置2に装着しない状態(即
ち、身近に中間伝送装置2が無いような環境)のもとで
も、ユーザは、予め任意の機会で情報を選択する操作を
行って、この操作により発生した要求情報を携帯端末装
置3に保持させておくことが可能になる。この場合に
は、例えばユーザが携帯端末装置3を中間伝送装置2に
装着したときに、RAM313に保持されているダウン
ロード情報に関する設定情報が、要求情報として中間伝
送装置2(インターフェイス部209)から通信網4を
介してサーバ装置1に伝送されることになる。
【0064】また、これまでの説明は、携帯端末装置3
に備えられるキー操作部302により情報の選択設定操
作を行うものであったが、中間伝送装置2に対してキー
操作部202が備えられているのであれば、例えば携帯
端末装置3が中間伝送装置2に装着された状態で、中間
伝送装置2のキー操作部202により同様の操作が可能
なように構成してもかまわない。
【0065】上記した何れの方法により選択設定操作を
行ったとしても、携帯端末装置3を中間伝送装置2に対
して装着することにより、選択設定操作に応じた要求情
報が携帯端末装置3にて発生され、この要求情報が中間
伝送装置2を介してサーバ装置1に対してアップロード
されることになる。なお、このアップロード動作は、中
間伝送装置2の装着判別部211における検出情報を開
始トリガとするようにしてもよい。また、上記要求情報
をサーバ装置に対して送信するときには、これとともに
携帯端末装置3が保持している端末IDの情報も送信す
るようにされる。
【0066】そして、このようなデータ送信が終了した
ことが確認されると、サーバ装置1では、先ず、照合処
理部104において要求情報と共に送信された端末ID
について照合を行う。ここで、照合結果として端末ID
が当該情報配信システムを利用可能であることが判別さ
れれば、記憶部102に格納されている情報のうちか
ら、送信された要求情報に対応する情報を検索する処理
を実行する。この検索処理は、制御部101が検索部1
03を制御することにより、例えば、要求情報に含まれ
る識別コードと、記憶部102に格納されている情報ご
とに与えられた識別コードとを照合していくことにより
実行されればよい。このようにして、要求情報に対応す
る情報が検索されることにより、サーバ装置1において
配信すべき情報の決定が行われたことになる。
【0067】なお、上述の端末IDの照合処理時におい
て、端末IDが未登録であったり、残金が足りない等の
理由で、送信された端末IDが情報配信システムを現在
利用不可であるとの判断結果が得られたときには、この
内容を示すエラー情報を中間伝送装置2に送信するよう
にしてもよい。これにより、中間伝送装置2、あるいは
携帯端末装置3に備えられる表示部(203、301)
においてその警告を表示したり、あるいはスピーカなど
の音声出力手段を設けて、警告音を出力させるような構
成をとることが可能になる。
【0068】サーバ装置1では、上述のように要求情報
に応じて記憶部102から検索した情報を中間伝送装置
2に対して送信する。中間伝送装置2に装着された携帯
端末装置3は、中間伝送装置2にて受信した情報を、情
報入出力端子205−306を介して取り込んで内部の
記憶部320にコピー(ダウンロード)する。
【0069】また、本実施の形態では、携帯端末装置3
に情報のダウンロードが行われている間に、中間伝送装
置2から携帯端末装置3の充電池に対して自動的に充電
が行われるものとされる。また、例えば携帯端末装置3
のユーザの要望として、情報のダウンロードは必要ない
が、中間伝送装置2を充電だけのために利用したいとい
うようなことも当然考えられるので、所定の操作を行う
ことで、中間伝送装置2に対して充電のみを行うことが
できるようにもされている。
【0070】例えば、上述のようにして、携帯端末装置
3に対して情報のダウンロードが終了すると、中間伝送
装置2の表示部202あるいは携帯端末装置3の表示部
202等に対して、情報のダウンロードの終了が完了し
たことを告げるメッセージ等が表示される。そして、携
帯端末装置3のユーザがこの表示を確認して、携帯端末
装置1を中間伝送装置2から外した後は、携帯端末装置
3はダウンロードにより記憶部306に格納したデータ
を再生するための再生装置として機能する。つまり、ユ
ーザは、携帯端末装置3さえ所持していれば、特に場所
や時間を問わず携帯端末装置3に格納した情報を再生し
て表示したり、あるいは音声として出力させることがで
きる。この際、ユーザは携帯端末装置3に備えられてい
る動作キー305により、その再生動作を任意に操作す
ることが可能とされている。この動作キー305として
は、例えば早送り、再生、巻戻し、停止、一時停止キー
などが備えられているものとされる。
【0071】例えば、オーディオデータを再生して視聴
したい場合には、図7に示すように携帯端末装置3のオ
ーディオ出力端子308にヘッドフォン8或いはアクテ
ィブスピーカSP等を接続することにより、オーディオ
データの再生音声を視聴することが可能となる。
【0072】また、例えば図8に示すように、マイクロ
フォン端子309に対してマイクロフォン12を接続す
ることにより、このマイクロフォン12から入力した音
声をA/Dコンバータ316→信号処理回路314を介
することによりデータ化して、記憶部320に対して格
納する、つまりマイク音声を録音することが可能とされ
る。この場合には、前述した動作キー305として録音
キー等が設けられることになる。さらには、例えばオー
ディオデータとしてカラオケを再生出力しているのであ
れば、マイクロフォン端子309に接続したマイクロフ
ォン12により、カラオケに合わせてユーザが歌を歌う
ことなどもできる。
【0073】また、本実施の形態の携帯端末装置3は、
図8に示すように本体に備えられたコネクタ308に対
してモニタ装置9、モデム10(又はターミナルアダプ
タ)を接続可能なコネクタ308、キーボード11を接
続可能とされている。例えば、携帯端末装置3自体によ
っても、表示部301によりダウンロードした画像デー
タ等を表示出力することは可能であるが、コネクタ30
8に対してモニタ装置9を接続して、携帯端末装置3か
ら画像データを出力すれば、より大きな画面によって画
像を見ることも可能である。また、キーボード22を接
続して文字入力等を可能とすることにより、要求する情
報の選択を容易にするだけでなく、より複雑なコマンド
入力が可能となる。また、モデム(ターミナルアダプ
タ)10を接続すれば、中間伝送装置2を利用すること
なく、サーバ装置1と直接データの送受を可能とするこ
とができる。また、ROM312に保持させるプログラ
ム等によっては、通信網4を介して他のコンピュータ或
いは携帯端末装置3と通信可能に構成することが可能で
あり、これにより、ユーザ同士のデータ交換なども容易
に行うことができる。また、これらの代わりに無線接続
コントローラを用いれば、例えば中間伝送装置2と携帯
端末装置3とを無線接続することも容易に可能となる。
【0074】<2.派生情報のダウンロード>これまで
説明してきた、本実施の形態の情報配信システムの構
成、携帯端末装置に対する情報のダウンロードの基本動
作、及び利用形態例を前提として、本実施の形態の特徴
となる、派生情報のダウンロードについて、図9及び図
10を参照して説明する。図9は、派生情報をダウンロ
ードする際の中間伝送装置2及び携帯端末装置3の動作
の経緯を時間軸に従って示しており、図10は、派生情
報のダウンロードの経過に従って、例えば携帯端末装置
3の表示部301に表示される表示内容を示している。
【0075】また、ここでいう「派生情報」とは、これ
までの説明からわかるように、ボーカル入りのオリジナ
ル楽曲情報から得られる、カラオケ情報、第1言語歌詞
情報、第2言語歌詞情報、及び同じ歌手が第2言語によ
り歌う合成楽曲情報とされる。なお、派生情報のダウン
ロードに伴う情報配信システムを構成する各装置(サー
バ装置1、中間伝送装置2、及び携帯端末装置3)の動
作の詳細であるが、ダウンロード時の基本的な動作は図
3により説明し、派生情報生成のための動作は、図4、
図5及び図6により既に説明したことから、以降におい
て、システムの動作についての詳しい説明は若干の補足
を除いて省略し、主として、時間経過に従った動作の状
態遷移について説明を行っていくこととする。
【0076】図9には、派生情報のダウンロードに際し
ての中間伝送装置2及び携帯端末装置3の動作例が示さ
れている。ここで、図の○内の英数字は、中間伝送装置
2及び携帯端末装置3の時間経過に従った動作順を示し
ており、以降の説明はこの動作順に従って行うこととす
る。
【0077】動作1: ここでは、先に利用形態として
説明した操作方法として、携帯端末装置3のキー操作部
302を操作することにより、ユーザが所望する「楽曲
情報の派生情報」を要求するための選択設定操作が行わ
れるものとされる。なお、利用形態として前述したよう
に、中間伝送装置2に設けられたキー操作部203によ
り同様の選択設定操作が行われるようにされてもかまわ
ない。
【0078】動作2: 携帯端末装置3は、上記動作1
として得られた操作情報に従った要求情報、つまり、指
定の楽曲情報の派生情報を要求することを示す要求情報
を送信出力する。
【0079】動作3: 携帯端末装置3から要求情報が
送信出力され場合、これまでの説明からわかるように、
この要求情報を中間伝送装置2にて受信し、さらに中間
伝送装置2から通信網4を介してサーバ装置1に対して
送信する。図9には示していないが、サーバ装置1で
は、受信入力した要求情報に対応する楽曲情報を記憶部
102から検索し、検索した楽曲情報を記憶部102か
ら読み出して中間伝送装置2に対して送信する。なお、
要求情報が派生情報とされる場合であっても、サーバ装
置1から配信される楽曲情報はオリジナルの楽曲情報で
あり、この段階では派生情報は発生していない。図9で
は、ここまでの段階を動作3とする。
【0080】動作4: 中間伝送装置2では、サーバ装
置1から送信されてきた楽曲情報を受信して、例えば一
旦、記憶部208に格納して保持する。即ち、楽曲情報
のダウンロードを行う。 動作5: 中間伝送装置2では、上記動作4として記憶
部208に格納した楽曲情報を読み出してボーカル分離
部212に入力する。ボーカル分離部212では、図4
にて説明したようにして、上記楽曲情報D1についてカ
ラオケ情報D2とボーカル情報D3に分離する。 動作6: 上記ボーカル分離部212では、例えば、図
4により説明したように、最終段のデータ出力部212
cにおいて、カラオケ情報D2とボーカル情報D3を送
信情報(D2+D3)として出力するようにされる。そ
して、動作6として、中間伝送装置2は送信情報(D2
+D3)を、携帯端末装置3に対して送信する処理を行
う。
【0081】このように本実施の形態において、中間伝
送装置2により派生情報を得るための動作としては、ボ
ーカル分離部212での信号処理によってカラオケ情報
D2とボーカル情報D3を生成する処理のみを行うよう
にされる。つまり、以降において生成される各種派生情
報は、受信入力したカラオケ情報D2とボーカル情報D
3(送信情報(D2+D3))に基づいて、全て携帯端
末装置3側において生成するようにされる。即ち、本実
施の形態では、ユーザにとってのコンテンツとなる各種
派生情報を得るのにあたり、中間伝送装置2と携帯端末
装置3間でその役割が分担されるように構成されるもの
である。これにより、例えば各種派生情報を得るのに中
間伝送装置2あるいは携帯端末装置3の何れかにおいて
のみ、その役割を与えるように構成した場合と比較し
て、中間伝送装置2と携帯端末装置3間の処理負担を軽
減することが可能となる。
【0082】動作7: 携帯端末装置3は、上記動作6
により中間伝送装置2から送信された送信情報(D2+
D3)を受信入力することになる。 動作8: そして、携帯端末装置3においては、受信入
力した送信情報(D2+D3)から、カラオケ情報D2
とボーカル情報D3をそれぞれ独立に得て、先ず、カラ
オケ情報D2については、記憶部320に対して格納す
る。これにより、携帯端末装置3にとっては、派生情報
のコンテンツとして最初にカラオケ情報D2を獲得した
ことになるため、携帯端末装置3では、続いて図10
(a)に示すように表示部301に対してカラオケボタ
ンB1を表示させる。このようなボタン表示は、携帯端
末装置3において新しい派生情報が得られるごとに逐次
表示されるものであり、派生情報のダウンロードの経過
をユーザに示すものである。また、各ボタン表示はユー
ザが所望のコンテンツを選択して再生するための操作用
のインターフェイス画像として利用される。これは、後
述する図10(b)〜図10(d)に追加表示される各
ボタン表示についても同様である。また、ボーカル情報
D3は、音声認識翻訳部321に入力される。
【0083】動作9: 音声認識翻訳部321は、先
ず、入力されたボーカル情報D3について図5にて説明
したようにして音声認識を行うことで、派生情報として
第1言語歌詞情報(文字情報)を生成する。ここでは、
第1言語、つまり楽曲情報のボーカル言語として例えば
英語が規定されているものとする。従って、ここで生成
される第1言語歌詞情報としては、英語歌詞情報とな
る。音声認識翻訳部321で生成された英語歌詞情報
は、記憶部320に対して格納される。これにより、携
帯端末装置3では2番目の派生情報を獲得したことにな
るため、図10(b)に示すように、表示部301に対
してカラオケボタンB1に追加して英語歌詞がコンテン
ツ化されたことを示す英語歌詞ボタンB2の表示を行う
ようにされる。
【0084】動作10: 音声認識翻訳部321では、
動作9により生成した第1言語歌詞情報(英語歌詞情
報)について翻訳を行って第2言語歌詞情報を生成す
る。ここでは、第2言語として日本語が設定されている
ものとする。このため、実際に作成される第2言語歌詞
情報としては、英語による歌詞を日本語に翻訳した歌詞
情報(日本語歌詞情報)となる。そして、携帯端末装置
3ではこの日本語歌詞情報を3番目に獲得すべき派生情
報として記憶部320に格納する。そして、図10
(c)に示すように表示部301に対して日本語歌詞が
コンテンツ化されたことを示す日本語歌詞ボタンB3を
表示させる。
【0085】動作11: 続いて携帯端末装置3では、
音声合成部322による信号処理により、合成楽曲情報
D5を生成する。この合成楽曲情報D5は、たとえば図
6にて説明したように、カラオケ情報D2、ボーカル情
報D3、及び上記動作10により生成された第2言語歌
詞情報(この場合は日本語歌詞情報)を利用して生成さ
れる。ここでは、第1言語が英語、第2言語が日本語と
されていることから、合成楽曲情報D5としては、英詩
により歌われるオリジナルの楽曲を、同一の歌手が日本
語の歌詞に訳して歌っている楽曲の情報となる。そし
て、この合成楽曲情報D5を最後に獲得すべき派生情報
として記憶部320に格納し、表示部301に対して図
10(d)に示すように合成楽曲がコンテンツ化された
ことを示す合成楽曲ボタンB4を表示させる。この段階
では、派生情報として獲得可能とされる4種類の全ての
コンテンツが表示部301にボタン表示されて、派生情
報のダウンロードが全て完了したことを示すことになる
(なお、別途、ダウンロードの完了を示すメッセージ等
が表示されてもよい)。また、実際に、これら全ての派
生情報が携帯端末装置3の記憶部320に対して格納済
みの状態にある。そして、上記のようにして携帯端末装
置3にダウンロードした派生情報は、例えば、先に図7
及び図8により説明したようにして外部に出力して利用
することができる。
【0086】なお、実際の使用形態に際しては、細部は
適宜変更されてかまわない。例えば、図9による説明で
は、楽曲情報のダウンロードから派生情報の獲得までが
時間的にほぼ連続する一連の動作として扱われていた
が、例えば、携帯端末装置3の記憶部320に対して少
なくとも送信情報(カラオケ情報D2+ボーカル情報D
3)を格納しておき、携帯端末装置3を中間伝送装置2
から外した後の任意の機会に、所定の操作によって携帯
端末装置3においてカラオケ情報D2以外の残る3つの
派生情報のコンテンツを作成して獲得するように構成す
ることも考えられる。
【0087】また、図9による説明では、オリジナルの
英語歌詞を日本語に翻訳して最終的に合成楽曲情報を得
るものとして説明したが、特にオリジナル言語(第1言
語)及び翻訳言語(第2言語)としての言語は限定され
るものではない。さらには、複数言語のオリジナル言語
に対応可能とすると共に、翻訳言語をユーザの指定操作
などによって複数言語から選択指定するように構成する
ことも可能とされる。この場合には、音声認識翻訳部3
21において、対応する言語種類に応じて、単語辞書3
21cや、第1言語格納部321e及び第2言語格納部
321fに格納される言語種類数が増設されることにな
る。
【0088】また、図9による派生情報のダウンロード
動作としては、オリジナルの楽曲情報は携帯端末装置3
にて得られるコンテンツとしては除外されていたが、中
間伝送装置2から携帯端末装置3にカラオケ情報D2と
ボーカル情報D3による送信情報(D2+D3)を送信
する際に、共にオリジナルの楽曲情報D1を送信し、携
帯端末装置3の記憶部320に対して格納するように構
成することも考えられる。
【0089】更に、図9による説明では、楽曲に関する
派生情報を要求すると自動的に4種類の全ての派生情報
が獲得されるものとして説明したが、例えばユーザの選
択設定操作に従って、4種類の派生情報のコンテンツの
うちから一部のコンテンツのみを得るようにすることも
可能である。さらには、例えば4種類の全ての派生情報
のうち、所定の一部の派生情報のみを提供可能な簡易な
構成による情報配信システムを構築することも可能であ
り、例えば、派生情報としてカラオケ情報のみを提供す
るのであれば、ボーカル分離部212におけるボーカル
キャンセル部212cに相当する機能回路部が、情報配
信システムを構成する装置の何れか1つに設けられるよ
うに構成すればよいことになる。
【0090】また、本実施の形態では、派生情報を生成
するための機能回路部として、ボーカル分離部212の
みを中間伝送装置2に設け、残る音声認識翻訳部321
及び音声合成部322は携帯端末装置3に設けるように
しているが、これに限定されるものではなく、これら各
機能回路部を当該情報配信システムを構成する各装置
(サーバ装置1、中間伝送装置2、携帯端末装置3)に
対してどのように振り分けて設けるのかについては、実
際の適用条件等により変更されてかまわない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、情報配信
システムにおいて、サーバ装置から配信したオリジナル
の楽曲情報を利用して、その楽曲のカラオケ情報、オリ
ジナルの言語によるボーカルの歌詞情報、他の言語に翻
訳されたボーカルの歌詞情報、及び翻訳言語の歌詞によ
りオリジナルと同一のボーカルにより歌われる合成楽曲
情報の各々が生成され、これら各情報を携帯端末装置に
おいてダウンロード情報として獲得することが可能とな
る。これにより、オリジナルの楽曲情報だけでなく、こ
れを利用して生成した派生情報を携帯端末装置のコンテ
ンツとすることができるため、情報配信システムとして
の利用価値がより高まることになる。この際、派生情報
を生成するための各種機能回路部を、情報配信システム
を構成する各装置に適宜振り分けるようにして設けるこ
とで、ある1つの装置における動作負担が重くなるのを
避けることができる。
【0092】更に、派生情報を獲得するためのダウンロ
ードを行っている際に、順次獲得されていく派生情報の
種類に対応する表示を行うことで、たとえばユーザは派
生情報のダウンロードの動作の経過を把握することが可
能になるとともに、この表示を、各派生情報を呼び出し
て再生するための操作用インターフェイスとして機能さ
せることで、携帯端末装置のユーザの使い勝手が更に向
上されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての情報配信システム
の構成例を概念的に示す説明図である。
【図2】中間伝送装置及び携帯端末装置の外観例を示す
斜視図である。
【図3】本実施の形態の情報配信システムを形成する各
装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】ボーカル分離部の内部構成例を示すブロック図
である。
【図5】音声認識翻訳部の内部構成例を示すブロック図
である。
【図6】音声合成部の内部構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】携帯端末装置の利用形態例を示す斜視図であ
る。
【図8】携帯端末装置の利用形態例を示す斜視図であ
る。
【図9】派生情報のダウンロード動作の経緯を示す説明
図である。
【図10】派生情報のダウンロードに伴う携帯端末装置
の表示部の表示形態例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーバ装置、2 中間伝送装置、3 携帯端末装
置、4 通信網、5 課金通信網、6 代理サーバ、8
ヘッドフォン、9 モニタ装置、10 モデム、11
キーボード、12 マイクロフォン、101 制御
部、102 記憶部、103 検索部、104 照合処
理部、105 課金処理部、106 インターフェイス
部、B1 バスライン、201 通信制御端子、202
キー操作部、203 表示部、204 端末装着部、
205 情報入出力端子、206 電源供給端子、20
7 制御部、208 記憶部、209 インターフェイ
ス部、210 電源供給部、211 装着判別部、21
2 ボーカル分離部、B2 バスライン、301 表示
部、302 キー操作部、303 セレクトキー、30
4 決定キー、305 動作キー、306 情報入出力
端子、307 電源入力端子、308 コネクタ、30
9 オーディオ出力端子、310 マイクロフォン端
子、311 制御部、312 ROM、313 RA
M、314 信号処理回路、315 D/Aコンバー
タ、316 A/Dコンバータ、317,318I/O
ポート、319 バッテリ回路部、320 記憶部、3
21 音声認識翻訳部、322 音声合成部、B3 バ
スライン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の種類として少なくとも楽曲情報が
    格納され、格納された情報のうちから所要の情報を選択
    して出力可能とされる情報格納手段と、 上記情報格納手段から出力された楽曲情報について、ボ
    ーカル情報と伴奏情報とに分離する楽曲情報分離手段
    と、 上記ボーカル情報に基づいてそのボーカルの発音言語に
    よる音声認識を行って一次言語文字情報を生成する音声
    認識手段と、 上記一次言語文字情報について所定の他の言語に翻訳し
    て二次言語文字情報を生成する翻訳手段と、 上記二次言語文字情報を利用して翻訳言語により発音さ
    れる翻訳ボーカル情報を生成し、この翻訳ボーカル情報
    と上記伴奏情報を合成することにより、翻訳言語による
    ボーカルパートを含む合成楽曲情報を生成する情報合成
    手段との全て或いは一部を備えていることを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記楽曲情報分離手段、上記音声認識手
    段、上記翻訳手段、及び上記情報合成手段により生成さ
    れる情報のうち、少なくとも何れか1種類の情報を格納
    することのできる情報記憶手段が設けられることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記情報記憶手段には、 上記楽曲情報分離手段により分離される伴奏情報と、 上記音声認識手段により、上記ボーカル情報について音
    声認識が行われたときに生成される一次言語文字情報
    と、 上記翻訳手段により翻訳が行われたときに生成される翻
    訳言語による二次言語文字情報と、 上記情報合成手段により生成される上記合成楽曲情報
    と、 を格納するように構成したことを特徴とする請求項2に
    記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記伴奏情報、上記一次言語文字情報、
    上記二次言語文字情報、及び上記合成楽曲情報のうちか
    ら少なくとも1つの情報を選択可能な選択操作手段と、 上記選択操作手段により選択された情報を上記情報記憶
    手段から読み出して出力する情報出力手段と、 を備えていること特徴とする請求項3に記載の情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】 表示手段が備えられ、 上記選択操作手段は、上記伴奏情報、上記一次言語文字
    情報、上記二次言語文字情報、及び上記合成楽曲情報の
    うちから所望の情報を指定するための操作に利用する操
    作画像を上記表示手段に対して行うように構成されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記表示手段は、 上記伴奏情報、上記一次言語文字情報、上記二次言語文
    字情報、及び上記合成楽曲情報の各情報を獲得するため
    の処理が完了するごとに、これら各情報に対応する項目
    を上記操作画像として順次表示していくように構成され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 情報の種類として少なくとも楽曲情報が
    格納され、情報出力動作として、少なくとも格納された
    情報のうちから所要の情報を選択して出力可能に構成さ
    れた情報格納装置と、 上記情報格納装置と通信可能とされることにより、上記
    情報格納装置から出力された情報を受信する受信動作と
    が可能とされると共に、情報出力動作として、少なくと
    も上記受信動作により獲得した情報を外部に対して送信
    出力可能とされる情報伝送装置と、 情報記憶手段が備えられると共に、上記情報伝送装置と
    通信可能とされることで、情報記憶動作として、少なく
    とも上記情報伝送装置から送信出力された情報を上記情
    報記憶手段に対して記憶可能とされる端末装置とを備え
    て当該情報配信システムが構成され、 この情報配信システムにおいて備えられる情報処理系と
    して、 上記情報格納装置から出力された楽曲情報について、ボ
    ーカル情報と伴奏情報とに分離する楽曲情報分離手段
    と、 上記ボーカル情報に基づいてそのボーカルの発音言語に
    よる音声認識を行って一次言語文字情報を生成する音声
    認識手段と、 上記一次言語文字情報について所定の他の言語に翻訳し
    て二次言語文字情報を生成する翻訳手段と、 上記二次言語文字情報を利用して翻訳言語により発音さ
    れる翻訳ボーカル情報を生成し、この翻訳ボーカル情報
    と上記伴奏情報を合成することにより、翻訳言語による
    ボーカルパートを含む合成楽曲情報を生成する情報合成
    手段との全て或いは一部が備えられることを特徴とする
    情報配信システム。
  8. 【請求項8】 上記端末装置は、 上記楽曲情報分離手段、上記音声認識手段、上記翻訳手
    段、及び上記情報合成手段により生成される情報のう
    ち、少なくとも何れか1種類の情報を、上記情報記憶手
    段に格納するように構成されていることを特徴とする請
    求項7に記載の情報配信システム。
  9. 【請求項9】 上記情報記憶手段には、 上記楽曲情報分離手段により分離される伴奏情報と、 上記音声認識手段により、上記ボーカル情報について音
    声認識が行われたときに生成される一次言語文字情報
    と、 上記翻訳手段により翻訳が行われたときに生成される翻
    訳言語による二次言語文字情報と、 上記情報合成手段により生成される上記合成楽曲情報
    と、 を格納するように構成したことを特徴とする請求項8に
    記載の情報配信システム。
  10. 【請求項10】 上記端末装置は、 上記伴奏情報、上記一次言語文字情報、上記二次言語文
    字情報、及び上記合成楽曲情報のうちから少なくとも1
    つの情報を選択可能な選択操作手段と、 上記選択操作手段により選択された情報を上記情報記憶
    手段から読み出して出力する情報出力手段と、 を備えていること特徴とする請求項9に記載の情報配信
    システム。
  11. 【請求項11】 上記情報伝送装置及び上記端末装置の
    少なくとも何れか一方に表示手段が備えられ、 上記選択操作手段は、上記伴奏情報、上記一次言語文字
    情報、上記二次言語文字情報、及び上記合成楽曲情報の
    うちから所望の情報を指定するための操作に利用する操
    作画像を上記表示手段に対して行うように構成されてい
    ることを特徴とする請求項10に記載の情報配信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 上記表示手段は、 上記伴奏情報、上記一次言語文字情報、上記二次言語文
    字情報、及び上記合成楽曲情報の各情報を獲得するため
    の処理が完了するごとに、これら各情報に対応する項目
    を上記操作画像として順次表示していくように構成され
    ていることを特徴とする請求項11に記載の情報配信シ
    ステム。
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