JPH117315A - 監視・制御システム及びその処理内容を記録した媒体 - Google Patents

監視・制御システム及びその処理内容を記録した媒体

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JPH117315A
JPH117315A JP5749198A JP5749198A JPH117315A JP H117315 A JPH117315 A JP H117315A JP 5749198 A JP5749198 A JP 5749198A JP 5749198 A JP5749198 A JP 5749198A JP H117315 A JPH117315 A JP H117315A
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monitoring
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control
execution
state
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Application number
JP5749198A
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Yoshio Ehata
良雄 江幡
Kiyoshi Kubo
喜義 久保
Masashi Hayamizu
正志 早水
Kuniaki Suzuki
邦明 鈴木
Kotaro Takasaki
耕太郎 高崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to EP98107273A priority patent/EP0875826B1/en
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    • G06F8/00Arrangements for software engineering
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    • G06F8/71Version control; Configuration management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/30Monitoring
    • G06F11/3003Monitoring arrangements specially adapted to the computing system or computing system component being monitored
    • G06F11/3006Monitoring arrangements specially adapted to the computing system or computing system component being monitored where the computing system is distributed, e.g. networked systems, clusters, multiprocessor systems
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/465Distributed object oriented systems

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】監視対象機能の拡張が容易で、かつ計算機資源
の効率的な運用を可能とする。 【解決手段】監視・制御対象20からの情報入力手段11か
ら出力された状態情報を入力して、表示、記録監視、運
転支援する機能、或いはその入力情報に基づいて、対象
システムを制御する機能等の一部又は全部の機能を実現
するために必要なプログラム及び/又はデータから構成
されるオブジェクトを予めオブジェクト保存手段12に記
録保存し、一方、オブジェクト管理手段14は、これにア
クセスして記録保存オブジェクトをオブジェクト実行手
段13に配信し、当手段13がオブジェクトを実行すること
により、前記状態情報を予め定めた形態の情報に処理
し、監視・制御対象20からの入力情報を表示、記録、監
視したり、又は監視・制御対象を制御又は運転支援す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視・制御システ
ム及びその処理内容を記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の監視制御計算機システムは、複数
の計算機を使用した分散型のシステムであっても、個々
の計算機で実行される機能は固定的な機能であり、機能
(システムのスケール)の増大に従って必要となる計算
機の台数、あるいは個々の計算機の能力は順次高いもの
が必要となる。図46は電力系統分野における従来の代表
的な分散型の監視制御システムの例である。
【0003】図46の例ではLAN70を介して5台の計算
機71〜75が接続された分散型のシステム構成となってお
り、計算機71においては情報入力機能、計算機72におい
ては監視機能、計算機73においては記録機能、計算機74
においては制御機能、計算機75においては運転支援機能
等の各機能が夫々実施されるようになっており、各機能
を実行する計算機は固定的に決まっている。なお、計算
機71に対しては電力系統等の監視・対象システム76から
の情報が入力される。
【0004】この種の従来例ではシステムの機能増強を
図る場合は、以下に示すいずれかの方法(1),(2)
を採用している。 (1)新たに計算機を追加し、そこに機能を追加する。 (2)新たに計算機を追加する代わりに、既存の計算機
の中から1台を選び、その計算機に中央演算装置(CP
U)の増設を行なった上で、補助記憶装置や主記憶装置
の容量を拡張し、そこに機能を追加する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したことから明ら
かなように、従来方式による機能の増強では限られた拡
張しかできないか、又は経済的に不利な拡張しかできな
いかの何れかであった。つまり、(1)のCPUを増設
し、増設した計算機に拡張した機能を持たせる方法で
は、CPUの増設可能な計算機においてのみ可能であ
り、(2)の分散処理しているシステムでは分散処理計
算機の数を増設し、増設した計算機に拡張した機能を持
たせる方法であるため、経済的に不利となる等の問題点
があった。
【0006】ここで(1)の方法も全ての計算機で可能
な方法ではなく、(1)の方法が採れるのは、はじめか
らCPU増設機能を持った計算機である必要があり、機
能拡張できる範囲が限られている。特に上記の(2)の
方法では、機能毎に分散処理計算機を設置する必要があ
り、機能が増えてくると設置する計算機自体を多数必要
とし、非常にコストのかかる方法であった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、監視対象機能の拡張が容易で、かつ計算機資源の
効率的な運用が可能な監視制御システムと前記処理内容
を記憶した媒体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る監視制御システムは、時々刻々と変化する監視対象
の状態を示す情報を入力する情報入力手段と、前記情報
入力手段から監視対象の状態情報を得てその状態を表
示,監視,記録,制御,運転支援する各機能のうちの一
部又は全部を実現するプログラム又はデータ、あるいは
プログラムとデータの両方から構成されるソフトウェア
(以下、オブジェクトと称す)を記録保存するオブジェ
クト保存手段と、前記オブジェクト保存手段が保存して
いるオブジェクトを配信供給するオブジェクト管理手段
と、前記オブジェクト管理手段から配信供給されたオブ
ジェクトを実行することによりの状態を表示,監視,記
録,運転支援する各機能のうちの一部又は全部を実行す
る1つ以上のオブジェクト実行手段とから構成した。
【0009】本発明の[請求項2]に係る監視制御シス
テムは、[請求項1]において、実行オブジェクトの動
的選択手段を付加した。
【0010】本発明の[請求項3]に係る監視制御シス
テムは、[請求項2]において、実行オブジェクトは計
算機負荷の低いオブジェクト実行手段と、必要な処理量
に応じた処理能力を有するオブジェクト実行手段及び実
行オブジェクトをキャッシュしているオブジェクト実行
手段とした。
【0011】本発明の[請求項4]に係る監視システム
は、[請求項1]において、オブジェクト実行手段でオ
ブジェクトを実行すると、監視対象の状態を画面又は映
像又はモザイク盤又は音声又は警報又はこれらを組み合
わせた形態で出力するようにした。
【0012】本発明の[請求項5]に係る監視システム
は、[請求項1]において、オブジェクト実行手段でオ
ブジェクトを実行すると、監視対象電力系統の状態を単
線結線図にして表示するようにした。
【0013】本発明の[請求項6]に係る監視システム
は、[請求項1]において、オブジェクト実行手段でオ
ブジェクトを実行すると、監視対象の監視結果又は記録
結果又は支援結果を出力又は記憶メモリに保存するよう
にした。
【0014】本発明の[請求項7]に係る監視システム
は[請求項1]において、第1のオブジェクト実行手段
と第2のオブジェクト実行手段を設け、第1の実行手段
でオブジェクトを実行すると監視対象の監視結果又は記
録結果又は支援結果を出力又は記憶メモリに保存するよ
うにし、第2のオブジェクト実行手段を実行すると第1
のオブジェクト実行手段で実行したオブジェクトが亜出
力した又は記憶メモリに保存した監視結果又は記録結果
又は支援結果を入力してそれを表示するようにした。
【0015】本発明の[請求項8]に係る監視制御シス
テムは、[請求項1]において、制御指示情報を入力す
ると監視制御対象に制御信号を送信して制御する制御信
号送信手段を付加し、オブジェクト実行手段でオブジェ
クトを実行すると、入力手段から得た監視制御対象の状
態を表示しかつ制御指示を受け付けて制御指示情報を制
御信号送信手段に出力するようにした。
【0016】本発明の[請求項9]に係る監視制御シス
テムは、[請求項1]において、入力手段が入力した監
視制御対象の状態を示す情報を入力して表示しかつ制御
指示を受け付けて制御指示情報を出力する制御指示受付
け手段を付加し、オブジェクト実行手段でオブジェクト
を実行すると制御指示受け付け手段から制御指示情報を
入力して制御監視対象に制御信号を送信して制御するよ
うにした。
【0017】本発明の[請求項10]に係る監視制御シ
ステムは、[請求項1]において第1のオブジェクト実
行手段と第2のオブジェクト実行手段を設け、第1のオ
ブジェクト実行手段でオブジェクトを実行すると入力手
段から得た監視制御対象の状態を表示しかつ制御指示情
報を受け付けて制御指示を出力し、第2のオブジェクト
実行手段でオブジェクトを実行すると第1のオブジェク
ト実行手段から制御指示情報を入力して監視制御対象に
制御信号を送信して制御するようにした。
【0018】本発明の[請求項11]に係る監視制御シ
ステムは、制御指示情報を得て制御対象へ制御信号を送
信して制御する制御信号送信手段と、プログラムとデー
タ又はどちらからか構成される1つ以上のオブジェクト
を保存するオブジェクト保存手段と、オブジェクト保存
手段が記録保存しているオブジェクトをオブジェクト実
行手段に配信供給するオブジェクト管理手段と、オブジ
ェクト管理手段から配信供給されたオブジェクトを実行
するオブジェクト実行手段と、オブジェクト実行手段で
実行されると制御指示を受け付けて前記制御信号送信手
段へ制御指示情報を出力するプログラムとデータの両方
又はどちらからかなるオブジェクトであってオブジェク
ト保存手段に記録保存されかつオブジェクト管理手段に
よりオブジェクト実行手段によりオブジェクト実行手段
に配信供給されうるオブジェクトとから構成した。
【0019】本発明の[請求項12]に係る監視制御シ
ステムは、制御指示を受け付けて制御指示情報を出力す
る制御指示受付け手段と、プログラムとデータをの両方
又はどちらからかなる1つ以上のオブジェクトを記録保
存するオブジェクト保存手段と、オブジェクト保存手段
が記録保存しているオブジェクトをオブジェクト実行手
段に配信供給するオブジェクト管理手段と、オブジェク
ト管理手段から配信供給されたオブジェクトを実行する
オブジェクト実行手段と、オブジェクト実行手段で実行
されると前記制御指示受付け手段から制御指示情報を入
力して制御対象器機へ制御信号を送信するプログラムと
データの両方又はどちらからかなるオブジェクトであっ
てオブジェクト保存手段に記録保存されかつオブジェク
ト管理手段によりオブジェクト実行手段に配信供給され
得るオブジェクトから構成した。
【0020】本発明の[請求項13]に係る監視制御シ
ステムは、プログラムとデータの両方又はどちらからか
なる1つ以上のオブジェクトを記録保存するオブジェク
ト保存手段と、オブジェクト保存手段が記録保存してい
るオブジェクトをオブジェクト実行手段に配信供給する
オブジェクト管理手段と、オブジェクト管理手段から配
信供給されたオブジェクトを実行する第1及び第2のオ
ブジェクト実行手段と、第1のオブジェクト実行手段で
実行されると制御指示を受け付けて制御指示情報を出力
するプログラムとデータの両方又はどちらからかなるオ
ブジェクトであってオブジェクト保存手段に記録保存さ
れかつオブジェクト管理手段により第1のオブジェクト
実行手段に配信供給されうる第1のオブジェクトと、第
2のオブジェクト実行手段で実行されると第1のオブジ
ェクト実行手段で実行される第1のオブジェクトから制
御指示情報を入力して監視制御対象へ制御信号を送信す
るプログラムとデータの両方又はどちらからかなるオブ
ジェクトであってオブジェクト保存手段に記録保存され
かつオブジェクト管理手段により第2のオブジェクト実
行手段に配信供給されうる第2のオブジェクトとから構
成した。
【0021】本発明の[請求項14]に係る監視システ
ムは、時々刻々と変化する監視対象の状態を示す情報を
入力する情報入力手段と、プログラムとデータの両方又
はどちらからかなる1つ以上の静的オブジェクトを記録
保存する静的オブジェクト保存手段と、情報入力手段が
入力した監視対象の状態を示す情報と静的オブジェクト
保存手段が保存する静的オブジェクトから監視対象の状
態にそくして監視対象を画面,映像,モザイク表示盤,
音声,警報のいずれか又はこれらを組み合わせた形態で
表現する情報を出力するプログラム又はデータ又は両方
からなる動的オブジェクトを編集して動的オブジェクト
保存手段に格納する動的オブジェクト編集手段と、動的
オブジェクト保存手段に格納された動的オブジェクトを
オブジェクト実行手段に配信供給するオブジェクト管理
手段と、オブジェクト管理手段から配信供給された動的
オブジェクトを実行して監視対象の状態を示す情報に促
して監視対象を画面,映像,モザイク表示盤,音声,警
報のいずれか又はこれらの組み合わせた形態で表現する
情報を出力するオブジェクト実行手段とから構成した。
【0022】本発明の[請求項15]に係る監視システ
ムは、時々刻々と変化する監視対象の状態を示す情報を
入力する情報入力手段と、プログラムとデータの両方又
はどちらからかなる1つ以上の静的オブジェクトを記録
保存する静的オブジェクト保存手段と、情報入力手段が
入力した監視対象の状態を示す情報と静的オブジェクト
保存手段が保存する静的オブジェクトから監視対象の状
態にそくして監視対象を画面,映像,モザイク表示盤,
音声,警報のいずれか又はこれらを組み合わせた形態で
表現する情報を出力するプログラム又はデータ又は両方
からなる動的オブジェクトを編集して動的オブジェクト
保存手段に格納する動的オブジェクト編集手段と、オブ
ジェクト管理手段へオブジェクト要求信号を送信するオ
ブジェクト要求手段と、オブジェクト要求信号を受信す
ると動的オブジェクト保存手段に格納された動的オブジ
ェクトをオブジェクト実行手段に配信供給するオブジェ
クト管理手段と、オブジェクト管理手段から配信供給さ
れた動的オブジェクトを実行して監視対象の状態を示す
情報に促した監視対象を画面,映像,モザイク表示盤,
音声,警報のいずれか又はこれらの組み合わせた形態で
表現する情報を出力するオブジェクト実行手段とから構
成した。
【0023】本発明の[請求項16]に係る監視制御シ
ステムは、時々刻々と変化する監視対象の状態を示す情
報を入力する情報入力手段と、プログラムとデータの両
方又はどちらからかなる1つ以上の静的オブジェクトを
記録保存する静的オブジェクト保存手段と、情報入力手
段が入力した監視対象の状態を示す情報と静的オブジェ
クト保存手段が記録保存する静的オブジェクトから監視
対象の状態にそくして監視対象を画面,映像,モザイク
表示盤,音声,警報のいずれか又はこれらを組み合わせ
た形態で表現する情報のうちの時間又は監視対象内の特
定部分又は監視対象内の位置(地域)又はそれらの組み
合わせた条件毎に該当する部分の情報を出力するプログ
ラム又はデータ又は両方からなる動的オブジェクトを編
集して動的オブジェクト保存手段に格納するオブジェク
ト編集手段と、時間又は監視対象内の特定部分又は監視
対象内の位置(地域)又はこれらの組み合わせ条件付き
オブジェクト要求信号を送信するオブジェクト要求手段
と、条件付きオブジェクト要求信号を受信すると動的オ
ブジェクト保存手段に格納された条件に該当する情報を
出力する動的オブジェクトをオブジェクト実行手段に配
信供給するオブジェクト管理手段と、オブジェクト管理
手段から配信供給された動的オブジェクトを実行して監
視対象の状態を示す情報にそくした監視対象を画面,映
像,モザイク盤,音声,警報のいずれか又はこれらの組
み合わせた形態で表現する情報のうちの時間又は監視対
象内の特定部分又は監視対象内の位置(地域)又はこれ
らの組み合わせた条件に該当する部分を出力するオブジ
ェクト実行手段とから構成した。
【0024】本発明の[請求項17]に係る監視システ
ムは、時々刻々と変化する電力系統の状態を示す情報を
入力する情報入力手段と、プログラムとデータの両方又
はどちらからか構成される1つ以上の静的オブジェクト
を記録保存する静的オブジェクト保存手段と、情報入力
手段が入力した電力系統の状態を示す情報と静的オブジ
ェクト保存手段が保存する静的オブジェクトから電力系
統の状態にそくして単線結線図,音声,警報のいずれか
又はこれらの組み合わせた形態で表現する情報のうちの
電力設備又は地域又は電圧階級又は時間又はそれらの組
み合わせた条件毎に該当する部分を出力するプログラム
又はデータ又は両方からなる動的オブジェクトを編集し
て動的オブジェクト保存手段に格納するオブジェクト編
集手段と、電力設備又は地域又は電圧階級又は時間又は
それらの組み合わせた条件付きオブジェクト要求信号を
オブジェクト管理手段へ送信するオブジェクト要求手段
と、条件付きオブジェクト要求信号を受信すると動的オ
ブジェクト保存手段に格納された条件に該当する情報を
出力する動的オブジェクトをオブジェクト実行手段に配
信供給するオブジェクト管理手段と、オブジェクト管理
手段から配信供給された動的オブジェクトを実行しかつ
実行して電力系統の状態を示す情報に促して電力系統を
単線結線図,音声,警報のいずれか又はこれらの組み合
わせた形態で表現する情報のうちの電力設備又は地域又
は電圧階級又は時間又はそれらの組み合わせた条件に該
当する部分を出力するオブジェクト実行手段とから構成
した。
【0025】本発明の[請求項18]に係る監視制御シ
ステムは、[請求項1]ないし[請求項17]におい
て、複数のオブジェクト実行手段の間でネットワークを
介して互いのオブジェクトの機能を呼び出すためのメッ
セージ交換手段を備えた。
【0026】本発明の[請求項19]に係る監視制御シ
ステムは、[請求項1]ないし[請求項18]におい
て、系統の状態を表示,監視,記録,運転支援するため
に分散配置した各オブジェクト実行手段の各々に対して
情報入力手段を個々に備えた。
【0027】本発明の[請求項20]に係る監視制御シ
ステムは、[請求項1]ないし[請求項19]におい
て、オブジェクト保存手段から配信されたオブジェクト
を一定期間保持する手段(オブジェクト保持手段)を備
えた。
【0028】本発明の[請求項21]に係る監視制御シ
ステムは、[請求項1]又は[請求項18]において、
複数のオブジェクト又はオブジェクト実行手段が協調し
て、ネットワークを介した監視・制御をする際に、複数
のオブジェクト又はオブジェクト実行手段をグループ化
する制御手段を備えた。
【0029】本発明の[請求項22]に係る監視制御シ
ステムは、[請求項1]又は[請求項11]又は[請求
項12]において、同一オブジェクトを複数のオブジェ
クト実行手段にて実行する2重化管理手段を備えた。
【0030】本発明の[請求項23]に係る監視制御シ
ステムは、[請求項1]ないし[請求項22]におい
て、オブジェクト要求メッセージを設けると共に、オブ
ジェクト保存手段には複数の機能を実現するオブジェク
トを格納しておく補助記憶装置と、前記オブジェクト要
求メッセージに従って必要なオブジェクトを外部に出力
する機能を有するオブジェクトサーバを備えた。
【0031】本発明の[請求項24]に係る監視・制御
システムの機能を実現するプログラムを記録した媒体
は、オブジェクト管理手段からのアクセスによりオブジ
ェクト実行手段に配信供給され、オブジェクト実行手段
によって実行されることにより、情報入力手段から入力
される監視・制御対象の状態を示す情報を表示,監視,
記録,制御,運転支援等の各種機能の一部又は全部につ
いて実現するオブジェクトを記録した。
【0032】本発明の[請求項25]に係る監視・制御
システムの機能を実現するプログラムを記録した媒体
は、オブジェクト保存手段に収納されると共に、オブジ
ェクト管理手段からのアクセスによりオブジェクト実行
手段に配信供給され、オブジェクト実行手段によって実
行されることにより、制御指示を受け付けて、監視・制
御対象を制御する機能を実現するオブジェクトを記録し
た。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の[請求項1]に係る実施
の形態は、図19以降で説明するが、その前に発明の概念
把握を容易にするために、図1の概念構成図,図2の機
能ブロック図から説明する。なお、本発明の監視・制御
対象は主に電力系統の例をとりあげるが、発電プラント
でも、上下水道プラントでもあるいは化学プラント等で
もよい。図1において、151 ,152 ,153 及び154 は夫
々計算機であり、LAN等のネットワーク14a に夫々接
続されている。
【0034】これら計算機のうち151 は、図示していな
いが、初期化設定ファイルを備えており、この初期化設
定ファイルに管理カーネル14b を記憶している。ここ
で、管理カーネル(kernel)とは、通常OS(operatin
g system )の中心的な部分を示す用語であるが、本発
明では前記オブジェクトを配信実行する管理部としての
機能を司る部分の意味で用いている。
【0035】そして、この管理カーネル14b がオブジェ
クト保存手段12をアクセスすることにより、オブジェク
トを読み出してネットワーク14a 経由他の計算機152 、
153に設けられたオブジェクト実行手段13に配信供給す
るように構成されている。ここで、計算機151 はWeb
サーバソフトによってWebサーバ計算機として、一
方、計算機152 、153 はWebクライアントソフトによ
ってWebクライアント計算機として夫々機能するよう
になされている。
【0036】なお、前述のオブジェクトとは、監視対象
や制御対象等の対象物(システム)の状態を示す情報を
表示,記録したり、あるいはその状態情報に基づいて対
象システムを監視、制御あるいは運転支援する等の各種
機能の一部又は全部を実現するためのソフトウェアであ
って、プログラム又はデータ、あるいはプログラムとデ
ータの両方から構成されている。このオブジェクトの詳
細な例は図11以降で説明する。
【0037】そして、20-1,20-2,…,20-n(以下符号
は単に20と記す)は電力系統、発電所、上下水道、ある
いは化学プラント等の監視・制御対象であり、この監視
・制御対象20はその状態を示す情報を有線又は無線等の
適当な伝送手段Tにより計算機154 に入力するようにな
っている。
【0038】本発明では、便宜上ネットワーク14a 及び
管理カーネル14b を合せた部分をオブジェクト管理手段
14と称し、一方、計算機152 の一部の機能とネットワー
ク14a 及び計算機154 の一部の機能を合せた1点鎖線の
枠で示した部分を情報入力手段11と称している。この情
報入力手段11は計算機153 とネットワーク14a 及び計算
機154 の間にも構成されるが、図示すると煩雑になるの
で省略する。以上が本発明の概念である。
【0039】図2は、図1を機能に注目して整理した場
合の全体の機能概念図である。この図2を構成する各手
段の詳細については更に、図3以降の図を参照して説明
する。情報入力手段11は状態量が変化する監視・制御対
象20の状態を示す情報を入力し、その情報を任意のオブ
ジェクト実行手段13に渡す。この様子をもう少し詳しく
説明する。
【0040】即ち、情報入力手段11は指令に基づいて実
行を開始すると、図示しない遠方監視制御装置等の情報
伝送によって監視対象システム20の2値情報の全情報収
集を開始し(2値情報とは、監視対象システムを構成す
る様々な供給の構成状態を表す情報であり、例えば、バ
ルブの開閉状態や、電気機器の電気的なON/OFF情
報等)、収集した情報を全2値データとして入力する。
【0041】ただし、ここでの「入力する」とは以下の
何れかの意味で用いている。 (1)情報入力手段内のデータ情報保持エリアに保持す
る。 (2)収集した情報を保持することなく、一斉同報通信
等を用いて、複数の全てのオブジェクト実行手段13に直
ちに出力する。ただし、オブジェクト実行手段13への情
報の渡し方は問わない。
【0042】本発明では上記の方式を問わない。何れで
あってもよい。又、遠方監視制御装置等の情報伝送手段
からは定周期に電力系統の電圧や電流,潮流等の数値情
報が送られてくるので、その情報を情報入力手段内の全
数値データとして入力する。電力系統の全2値情報を収
集した後は、収集した電力系統の2値情報の状態の変化
分を監視し、状態の変化を情報入力手段内の状態変化デ
ータとして入力する。
【0043】情報入力手段は他のオブジェクト実行手段
13から上記各情報の参照要求があった場合は、その情報
を応答する。又、他のオブジェクト実行手段から上記の
状態変化データの発生を通知する要求(以下、状変通知
要求と称す)があった場合は、状態変化データの発生を
検出した際に要求元に対して変化を通知する(以下、状
変通知と称す)。
【0044】情報入力手段11の一例を図3に示すが、本
発明はこれに限定されるものではない。図3において、
22は情報入力ドライバ、23はこの入力情報を保持する情
報保持エリアである。24は情報参照受付け手段であり、
情報入力手段11とオブジェクト実行手段13とが夫々異な
る計算機に設けられている場合は必要であるが、11と13
とが同一計算機に設けられる場合は省くことができる。
【0045】12は監視・制御対象を監視、制御又は監視
制御するために必要な種々のオブジェクトを記録保存す
るオブジェクト保存手段であり、例えば図4に示すよう
に内部には補助記憶装置31を設けている。この補助記憶
装置31には監視・制御対象を監視又は制御するオブジェ
クト、監視対象システムの状態を入力するオブジェクト
等のオブジェクトが記憶保存されている。そして、この
オブジェクトを、オブジェクト管理手段14が読み出し
て、オブジェクト実行手段13-1〜13-n(符号は、以下複
数個に意味がある時以外は単に13と記す)に配信供給す
る。
【0046】オブジェクト実行手段13は上記のオブジェ
クトが持っている機能を具体的に実行する手段であり、
計算機内にソフトウェア処理によって、例えば図5に示
すようなオブジェクト受信手段41,オブジェクト実行環
境42及び入出力装置43を構成する。このオブジェクト実
行手段13の詳細についても、後で詳しく説明する。
【0047】14は上記のオブジェクト保存手段12に記録
保存されているオブジェクトを、該当するオブジェクト
実行手段13-1〜13-nに配信供給するオブジェクト管理手
段であり、オブジェクトの配信供給は以下の各作用
(1)〜(3)に基づいて行なわれる。即ち、
【0048】(1)監視・制御対象の表示,監視,記
録,制御,運転支援などの機能を実現するために必要な
オブジェクトを判定する。図1に示されるように分散配
置されている計算機毎に全各機能が分散配置されている
場合は、該当する計算機を選択する。 (2)上記で判定したオブジェクトを実行すべきオブジ
ェクト実行手段を複数のオブジェクト実行手段13-1〜13
-nの中から判定する。 (3)上記(1)で判定したオブジェクトを上記(2)
で判定したオブジェクト実行手段13に配信供給し、そこ
でのオブジェクトの実行を指示する。
【0049】そして、このオブジェクト管理手段14は、
計算機内に例えば図6のように構成されている。この図
6の例では、オブジェクト管理手段14はネットワーク14
a と管理カーネル14b とから構成されており、更に管理
カーネル14b は初期化管理部14b1と供給管理部14b2とか
ら構成している。
【0050】上記の初期化管理手段14b1はオブジェクト
認識手段51、オブジェクト実行手段選択手段52、オブジ
ェクト実行指示手段53から構成されている(詳細は後
述)。管理カーネル14b は全てソフトウェアで構成可能
であり、ネットワーク14a を含めてオブジェクト管理手
段14自体は、ネットワークに接続された一般的なWS
(ワークステーション)やPC(パーソナルコンピュー
タ)上に構築可能である。
【0051】なお、図1では上記151 から154 を構成す
る計算機は、夫々物理的に別々の計算機で構成したもの
であるが、物理的に同一の計算機で構成することも可能
である。図7はオブジェクト管理手段14とオブジェクト
保存手段12とが物理的に同一の計算機内に構成されるケ
ースを表し、一方、図8はオブジェクト管理手段14とオ
ブジェクト実行手段13とが物理的に同一の計算機内に構
成されるケースを表している。特に図8の場合はオブジ
ェクト管理手段14が複数存在するケースでもある。な
お、図7、図8では管理カーネル内の詳細までは表示し
ていないが、管理カーネルの構成は図6と同一である。
【0052】以上で、図2に表れている各手段11〜14に
ついての一通りの説明をしたので、次に、オブジェクト
実行手段13がオブジェクト管理手段14から配信供給され
たオブジェクトをどのように活性化し、各オブジェクト
が持つ機能を実際に具現化するかについて説明する。
【0053】[活性化の方法] (1)オブジェクトが監視制御プログラムの場合:オブ
ジェクト実行手段は供給されたプログラムの実行のため
に必要な主メモリと補助記憶装置の領域(以下、ディス
クと称す)の両方又は一方のみを確保し、プログラムの
実行を開始する。
【0054】(2)オブジェクトがデータの場合:オブ
ジェクト実行手段は供給されたデータを保持するために
必要となる主メモリとディスク容量の両方又は一方のみ
を確保し、以後、他のプログラムがそのデータを使用で
きるように環境を整える。
【0055】(3)オブジェクトが監視制御プログラム
とデータの両方の場合:オブジェクト実行手段は供給さ
れたデータを保持するディスクと主メモリの領域の両方
又は一方のみを確保し、同データと同じくして供給され
たプログラムから同データが使用できる環境を整えた上
で、同プログラムの実行のために必要な主メモリとディ
スクの領域の両方又は一方のみを確保し、同プログラム
の実行を開始する。
【0056】監視・制御対象を構成する機能は上記のよ
うにオブジェクト実行手段でオブジェクトを活性化した
後、オブジェクトを実行することにより実現される。つ
まり、オブジェクト実行手段で実行されるオブジェクト
は、情報入力手段から監視対象システムの状態を表す情
報を入力し、この入力した情報を用いて監視対象システ
ムの表示,監視,記録,制御,運転支援等の機能の一部
又は全部を実現する。
【0057】オブジェクト管理手段14は大きくは以下の
2つの作用を行なう。 (1)電力系統監視制御システムの初期化を行なう(初
期化管理)。 (2)電力系統監視制御システム実行中のオブジェクト
の供給管理を行なう(供給管理)。
【0058】夫々の作用は以下の通りである。 I)電力系統監視制御システムの初期化 オブジェクト管理手段は、以下のI−1,I−2,I−
3の3つの作用で監視・制御システムの初期化作用を行
なう。
【0059】I−1:オブジェクト実行手段の同定 オブジェクト管理手段は、実行を開始するとネットワー
ク経由接続されているオブジェクト実行手段の存在(動
作中のオブジェクト実行手段の個数と場所)、又はオブ
ジェクト管理手段と同一の計算機内のオブジェクト実行
手段の存在を確認する。確認の方法は、例えば以下の何
れかの方法である(なお、方法は問わない)。
【0060】(1)予め初期化設定ファイルに設定され
ている内容を読み出して、存在している実行手段を確認
する。 (2)情報伝送手段経由オブジェクト実行手段に問いか
けを行ない、情報を得ることにより存在している実行手
段を確認する。 (3)オブジェクト管理手段14がオブジェクト実行手段
13と同一の計算機で構成されている場合、同一の計算機
内のオブジェクト実行手段を認識できるように予め設定
されている。
【0061】I−2:実行オブジェクトの選択 オブジェクト管理手段14はオブジェクト実行手段13の存
在を確認すると、例えば以下の方法(方法は問わない)
で監視・制御システムを実現するオブジェクトを選択す
る。
【0062】(1)予め初期化設定ファイルに記載して
ある内容を読み出す。 (2)マンマシン装置からの入力情報に基づく。 なお、オブジェクト実行手段が複数存在する場合、オブ
ジェクト管理手段14は実行すべきオブジェクト実行手段
を選択するが、選択の方法はいかなる方法でもよい(例
えば、負荷の低いオブジェクト実行手段を選択する
等)。
【0063】I−3:オブジェクト実行指示 オブジェクト実行手段の確認と実行すべきオブジェクト
が確認できると、オブジェクト管理手段14は該当するオ
ブジェクトを、オブジェクト保存手段から上記のオブジ
ェクト実行手段に供給し、当該オブジェクトの実行を指
示する。ここで、オブジェクト実行指示とは、「オブジ
ェクト保存手段に保存されているオブジェクトをオブジ
ェクト実行手段に供給し、当該オブジェクトの実行を指
示すること」の意味で用いる。
【0064】ただし、本発明ではオブジェクト管理手段
が保存手段からオブジェクト実行手段にオブジェクトを
配信供給する手段は問わない。例えば、LANやWAN
等の任意のネットワークとそのネットワーク上で上記の
ようなオブジェクトを伝送する通信手順を使用して実現
すればよい。TCP/IP(Transmission ControlPro
tocol over Internet Protocol)のネットワークと
TCP/IP上のファイル転送手段;FTP(File Tr
ansfer Protocol)を使用するのには、更に具体的な例
である。
【0065】II)電力系統監視制御システム実行中のオ
ブジェクトの供給管理オブジェクト実行手段において実
行されているオブジェクトの中には、オブジェクトの実
行中に他のオブジェクトを動的に呼び出し、当該オブジ
ェクトに電力系統監視制御システムの機能の一部を実行
させるものもある。処理オブジェクト管理手段はそうし
た実行中のオブジェクトから動的に呼び出させるオブジ
ェクトの供給を、以下の作用により管理する。
【0066】図9はオブジェクト管理手段14の処理内容
を示すフローチャートである。本処理は(I)初期化処
理と(II)供給管理とからなり、初期化には各計算機の
処理機能,優先順位等が個々の計算機毎に予め設定して
おくものであり、図1に示す計算機の初期設定ファイル
内管理カーネルに設定される。
【0067】供給管理処理は以下に示す4つの処理から
なっている。 (1)前記Iの作用により電力系統監視制御システムの
初期化が完了すると、実行を指示したオブジェクトから
のオブジェクト呼び出し要求があるのを待っている状態
となる(ステップS91)。 (2)実行を指示したオブジェクトからのオブジェクト
呼び出し要求があると、要求されたオブジェクトをオブ
ジェクト保存手段から取り出す(ステップS92)。
【0068】(3)上記で取り出したオブジェクトが要
求元オブジェクトで実行可能か否かを判断し(ステップ
93)、実行可能なオブジェクト(YES)であれば、要
求元のオブジェクト実行手段に対して、取り出したオブ
ジェクトの実行を指示する(ステップS94)。 (4)上記で取り出したオブジェクトが要求元オブジェ
クトで実行できないオブジェクト(NO)であれば、I
の作用で同定した他のオブジェクト実行手段の中から当
該オブジェクトの実行が可能なオブジェクトを選択し、
当該オブジェクト実行手段に対して、オブジェクトの実
行を指示する(ステップS95)。
【0069】上記の作用により、オブジェクト管理手段
は実行中のオブジェクトからの新たなオブジェクト実行
要求に応答する。オブジェクト実行手段13は前記したオ
ブジェクト管理手段14からのオブジェクト実行指示に基
づき、1つ又は2つ以上のオブジェクトの実行を行なう
ことが可能であり、例えば以下のように作用する。図10
はオブジェクト実行手段の処理内容を示すフローチャー
トである。本処理は以下に示す5つの処理からなってい
る。
【0070】(1)動作を開始するとオブジェクト管理
手段14からのオブジェクト実行指示受信待ち状態となる
(ステップS10)。 (2)オブジェクト管理手段14からオブジェクト実行指
示を受けると、実行指示のあったオブジェクトが自オブ
ジェクト実行手段で実行可能か否か判断する(ステップ
S11)。 (3)実行可能ならば、該当する子プロセスを生成し
(ステップS12)、当該オブジェクトの実行を開始する
(ステップS13)。
【0071】(4)当該オブジェクトの実行が終了すれ
ば、実行結果をオブジェクト管理手段14に通知し、実行
に使用したオブジェクトは破棄する(ステップS14)。
(動作を開始すると無限時間動作を継続するオブジェク
トも有る。) (5)当該オブジェクトの実行を開始して当該オブジェ
クトが終了する前であって更に別のオブジェクトの実行
が可能であるならば、オブジェクト実行手段13はオブジ
ェクト管理手段14からのオブジェクト指示待ち状態とな
る(ステップS10)。
【0072】なお、この状態で別のオブジェクトの実行
指示があると、対応する子プロセスを生成して(ステッ
プS12)、指示された別のオブジェクトを実行する。上
記までの作用により監視・制御システムを構成するため
の機能(表示,監視,記録,制御等)は動作する。な
お、情報入力手段自体も上記の作用で実現してもよい
し、従来の分散システムのように特定の計算機で固定的
に情報入力手段を実行してもよい。
【0073】以下に監視・制御システムを構成するため
のオブジェクトの一部の例を示す。例えば、以下のオブ
ジェクト等を任意に組み合わせて監視・制御システムを
構成することができる。
【0074】図11は表示オブジェクトを実行するオブジ
ェクト実行手段を示す図であり、これは監視・制御対象
の状態をモニター(CRT装置)に表示する機能を提供
するオブジェクト実行手段である。この手段は図に示す
ようにCRT装置を備えた計算機で実現できる。
【0075】つまり、図5における入出力装置43が、情
報入力手段から情報を入力する機能(入力I/F)と、
CRT装置(モニター)であるようなオブジェクト実行
手段として実現できる。13はオブジェクト実行手段、43
は、CRT装置(モニター)と入力インターフェースを
備えた入出力装置である。
【0076】図12は監視・制御対象の状態を保持・記録
する機能を提供する記録オブジェクト実行手段13を示
す。そして、オブジェクト実行手段として図に示すよう
なデータ保存記録用の補助記憶装置(ディスク装置)を
備えた計算機により実現できる。つまり、図5における
入出力装置43が、情報入力手段11から情報を入力する機
能(入力I/F)と、ディスク装置を備えることにより
実現できる。
【0077】図13は監視対象である電力系統の状態を系
統監視盤にマクロ表示する機能を提供する系統盤オブジ
ェクト実行手段を示す。そしてオブジェクト実行手段と
して図に示すような構成のシステムにより実現できる。
つまり、図5における入出力装置43が、情報入力手段11
から情報を入力する機能(入力I/F)と、系統監視盤
I/Fを含む系統監視盤装置を備えることにより実現で
きる。
【0078】図14は電力系統20の電力の流れを制御する
機器を遠隔制御する機能を提供する制御オブジェクト実
行手段である。この制御オブジェクト実行手段は、図5
における入出力装置43が、情報入力手段11から情報を入
力し、制御指令を出力する出力I/F機能と、オペコン
I/F及びCRT装置を備えることにより実現できる。
OCはオペレータコンソールである。
【0079】図15は電力系統の状態の変化を監視し、一
定の状態変化をアラーム出力する監視オブジェクト実行
手段である。このオブジェクト実行手段は図に示すよう
な構成のシステムにより実現できる。つまり、図5にお
ける入出力装置43が、情報入力手段11から情報を入力す
る機能とオペコンであるようなオブジェクト実行手段と
して実現できる。
【0080】図11〜図15で示した各オブジェクト実行手
段は、実行を開始する時に次の[表1]で示した条件を
満たすかどうか調べて、条件を満たす場合に実行を開始
する。
【0081】
【表1】
【0082】次に、上記したオブジェクトのうち
(a),(b)及び(e)を、監視対象として電力系統
に適用した例を説明する。図16は監視・制御システムの
全体概念を示す図である。
【0083】[情報入力手段11]から説明する。情報入
力手段11は、遠方監視制御装置(遠制装置)などの情報
伝送装置21から得られる電力系統の情報を、各種のオブ
ジェクト実行手段13の入出力装置43に入力するもので、
以下のように実行される。
【0084】1)実行を開始すると、はじめに遠制装置
などの情報伝送装置21より電力系統の2値情報の全情報
収集を開始する。 2)上記1)の情報を自オブジェクト内のオンラインデ
ータ83として保持する。 3)情報伝送装置21からは定周期に電力系統の数値情報
が送られてくるので、その情報を自オブジェクト内のデ
ータ83として保持する。
【0085】4)電力系統の全2値情報を収集した後
は、収集した電力系統の2値情報の状態の変化分を監視
し、状態の変化を自オブジェクト内のデータ83として保
持する。 5)他のオブジェクトから上記2),3)の情報の参照
要求があった場合は、その情報を応答する。 6)他のオブジェクトから上記4)の変化を通知する要
求(状態通知要求)があった場合は、4)の情報変化を
検出した際に要求元に対して変化を通知する(状変通
知)。
【0086】[記録オブジェクト84]について説明す
る。記録オブジェクト84は、プログラムとデータの両方
を持ったオブジェクトであり、データ保存記録用のディ
スク装置又はデータベース管理システム(DBMS)を
持ったオブジェクトで、以下のように実行される。
【0087】1)本オブジェクトはオブジェクト管理手
段14から実行の開始を指示されて実行を開始する。 2)実行を開始すると、ある一定の周期に情報入力手段
11に対して全2値情報と全数値情報の参照要求を行な
い、得られた情報を自オブジェクト内のディスク装置又
はDBMS85に記録データベースとして保持する。 3)他のオブジェクトから上記記録データベースの参照
要求があれば、要求された情報を応答する。
【0088】[監視オブジェクト86]について説明す
る。監視オブジェクト86は、画面呼び出しや機器操作の
ためのオペレータコンソール装置(以下、オペコンと称
す。図ではOS)との入出力装置43を備えるオブジェク
ト実行手段で、以下のように実行される。
【0089】1)本オブジェクトはオブジェクト管理手
段14から実行の開始を指示されて実行を開始する。 2)実行を開始すると情報入力手段11に対して状変通知
要求を行ない、電力系統の状態変化があった場合にその
情報が直ちに記録できるように準備する。又、同時にオ
ペコンOCからの画面呼び出し操作が行なわれるのを待
つ状態となる。 3)情報入力手段81から状変通知があると、変化のあっ
た情報に応じてオペコン87上の特定ランプを点灯すると
共にベルやチャイム等を鳴動し、電力系統の状態変化を
アラーム出力する。
【0090】[表示オブジェクト88]について説明す
る。表示オブジェクト88は、画面呼び出しや機器操作の
ためのオペコンOCとの入出力を行なう入出力手段とマ
ウス等のポインティングデバイスを有するCRT装置と
を備えたオブジェクト実行手段、又はポインティングデ
バイスを有するCRT装置だけを持つオブジェクト実行
手段で、以下のように実行される。
【0091】1)オペコン87又はポインティングデバイ
スからの画面呼び出しが行なわれると、呼び出された画
面を表示するために必要なオブジェクトが自オブジェク
ト実行手段に存在するか否か確認する。 2)上記が存在するならば、当該オブジェクトを実行
し、要求された画面を表示する。
【0092】3)上記が存在しないならば、オブジェク
ト管理手段14に対して当該画面を表示するためのオブジ
ェクト呼び出し要求を行なう。 4)オブジェクト管理手段が上記のオブジェクト呼び出
し要求を受けると、オブジェクト実行手段に対して当該
オブジェクトの供給をし、それによりオブジェクト実行
手段が当該オブジェクトを実行することにより、目的の
画面が表示される。
【0093】次に説明する図17は、上記したオブジェク
トのうち(a),(b),(d)及び(e)を、監視対
象として電力系統に適用した場合の監視・制御システム
の全体概念を示す図である。この図17は、図16に制御オ
ブジェクト89を追加実行させるだけで、電力系統監視シ
ステムを制御機能付きの電力系統監視制御システムに機
能拡張するものである。
【0094】本発明の[請求項1]に関する発明によれ
ば、オブジェクトを実行するための計算機資源を予め特
定の機能毎に用意しておく必要がなくなり、空いている
計算機を動的に使用してオブジェクトを実行できるの
で、計算機資源を効率的に適用でき、システムの拡張性
を大きくできる。
【0095】又、オブジェクトに注目した時に当該オブ
ジェクト実行手段が2つ以上同時に存在するケースでは
システムの信頼性の向上が可能で、又、システムの構築
に必要なオブジェクトが1個所で集中管理できるので、
オブジェクトのバージョン管理やソフトウェアの配布管
理等の管理コストの低減効果も得られる。更に、使用す
るオブジェクトを1個所で集中管理できる。
【0096】本発明の[請求項2]に関する発明は、
[請求項1]のオブジェクト管理手段14に実行オブジェ
クトの動的選択機能を追加したものである。この実行オ
ブジェクトの動的選択手段は、監視・制御システムを実
現するオブジェクト実行手段を選択するものであって、
既に説明したオブジェクト管理手段の中の供給管理の処
理内容を示すフローチャート図9の代わりに、図18のよ
うに構成してある。
【0097】図18において、ステップS91及びS92は図
9の作用と同じであるが、ステップS96によってオブジ
ェクトを実行させることのできるオブジェクト実行手段
があるかどうかを調べるようになっている。その結果も
し複数のオブジェクト実行手段があれば、ステップS97
において最もふさわしいものを選び、選んだオブジェク
ト実行手段に当該オブジェクトを実行させるようになっ
ている。
【0098】ここでふさわしいものを選ぶ基準と方法は
種々考えられるが、いかなる基準や方法であってもかま
わない。これによりその時々の状況に応じて複数のオブ
ジェクト実行手段の中から動的に選択することが可能と
なる。なお、もしステップS96においてオブジェクトを
実行させることのできるオブジェクト実行手段がなけれ
ば、ステップS98により時間待ちをした後、再度ステッ
プS91より繰り返すことになる。それ以外のところは
[請求項1]で説明した作用と同じである。
【0099】本発明の[請求項3]は図18のステップS
97においてふさわしいオブジェクト実行手段を選択する
ときの基準を次のように特定したものである。 (1)計算機負荷の低いオブジェクト実行手段。 (2)当該オブジェクトの実行のために必要な処理能力
を持つオブジェクト実行手段。ここでいう処理能力とは
次のような事項である。即ち、当該オブジェクトの実行
開始から完了までをなるべく短くする観点からのオブジ
ェクト実行手段の処理能力、あるいは、当該オブジェク
ト実行をなるべくディスク転送をしなくて良いように主
メモリ容量の観点からのオブジェクト実行手段に備えら
れたメモリ容量、当該オブジェクトの実行に伴い帳票印
字する際の時間をなるべく短くするという観点からのオ
ブジェクト実行手段が保持する周辺機器の印字速度、
等。 (3)実行オブジェクトをキャッシュしているオブジェ
クト実行手段。
【0100】上記以外の点は、オブジェクト管理手段は
[請求項1]と同様の作用を行なう。オブジェクト保存
手段とオブジェクト実行手段は[請求項1]と同様の作
用を行なう。[請求項2],[請求項3]によれば、オ
ブジェクト実行手段の選択の際に、他の付加価値を加味
した選択を行なえるため、計算機負荷の平均化と、処理
能力の高い計算機の有効活用とが可能となる。
【0101】次に、上述した発明を実現するためのいく
つかの実施の形態について図面を用いて説明する。図1
中の機能部分と対応する部分については、共通符号を付
けることにより、最小限の説明に止め、極力重複する説
明は避けることとする。
【0102】(実施の形態1)図19で示す実施の形態1
は、オブジェクト実行手段13によって、オブジェクトを
実行した結果、対象システム20の状態をオブジェクト実
行手段13内のモニターMaに画面の形態で出力するように
したものである。
【0103】図19において、まず、本実施の形態のハー
ドウエアから説明する。151 ,152,153 ,154 は夫々
計算機であり、ネットワーク14a に接続されている。こ
れら、計算機には以降に説明する作用を実現するために
必要な容量の主メモリや必要な動作周波数のCPUやオ
ペレーティングシステムを設けており、しかも各計算機
には夫々に割り付けられた機能(役割)に基づいて、ソ
フトウェア処理により次のような機能を備えるようにし
てある。
【0104】即ち、本実施の形態では、計算機151 には
オブジェクト配信実行管理を行なう管理カーネル(kern
el)14b を備え、計算機152 には編集情報入力部391 ,
情報保持エリア23,オブジェクト実行環境42及びオブジ
ェクト受信部41を備え、計算機154 には監視・制御対象
20から入力した状態情報を編集する編集部392 を備え
る。計算機153 の内部は計算機152 と同様であるので図
示しない。
【0105】そして、このように計算機152 に管理カー
ネル14b を、計算機152 にオブジェクト受信部41及びオ
ブジェクト実行環境42を備えるためには、例えば計算機
151にWebサーバソフトを組み込み、計算機152 にW
ebクライアントソフトを組み込み、両計算機151 ,15
2 (153 )間をネットワーク14a を介して通信できるよ
うにすれば良い。
【0106】前記管理カーネル14b は、オブジェクト受
信部41からの要求を受けたときとか、管理カーネル14b
自体が予め定められた条件の成立を検出した時、例えば
特定の時刻になった時に自動的に後述するオブジェクト
保存手段12内の補助記憶装置(以下、便宜上ディスクと
呼ぶ)31からそこに記録保存されている監視画面表示オ
ブジェクト120 を読み出してネットワーク14a 経由でオ
ブジェクト受信部41に配信供給する。
【0107】Ma,Mbはオブジェクト実行手段13を構
成する画面モニター(図11のCRT装置に対応する)で
あり、夫々前記計算機152 (153 )の出力編集部350 か
ら出力された監視・制御対象20の状態に関する情報を画
面の形態で表示するものである。編集部392 と編集情報
入力部391 、情報保持エリア23とは計算機は別々である
が、図1で示した情報入力手段11としての機能を奏する
ようになっている。
【0108】又、オブジェクト受信部41,オブジェクト
実行環境42,画面モニターMaによりオブジェクト実行
手段13を構成している。更に管理カーネル14b とネット
ワーク14a によりオブジェクト管理手段14を構成してい
る。
【0109】次に本実施の形態の動作説明を行なう。監
視・制御対象20の状態を示す情報は、計算機154 の編集
部392 に入力される。ここで状態を示す情報の入力方法
はデジタル信号やアナログ信号や数値情報や接点情報を
有線や無線などを利用して定期的あるいは状態変化時に
入力するなど各種考えられるが、いかなる方法であって
も良い。
【0110】この編集部392 は入力された状態を示す情
報を編集し、その編集した情報をネットワーク14a 経由
で計算機152 の編集情報入力部391 に送る。編集情報入
力部391 は送られてきた編集情報を情報保持エリア23に
記憶する。計算機152 内に設けられたオブジェクト受信
部41はネットワーク14a を通して管理カーネル14b から
配信供給された監視画面表示オブジェクト120 をオブジ
ェクト実行環境42で実行させる。
【0111】監視画面表示オブジェクト120 はオブジェ
クト実行環境42で実行されると、編集出力部350 は情報
エリア23からの編集情報(即ち、監視・制御対象20の状
態を示す情報を編集して得た編集情報)を入力して画面
情報として編集し出力する。この結果、画面モニターM
aに監視画面が表示される。
【0112】ここで監視画面は、監視・制御対象20の状
態、異常の有無、イベントの発生状況が分かるように、
テキスト・メッセージや図や表や動画の形態で表しても
のであって、定期的に表示更新されたり監視・対象20の
状態変化時に表示更新されたり、あるいは要求時に表示
更新されたりするケースが考えられるが、いかなるケー
スであっても良い。
【0113】以上は、計算機152 上で監視画面表示オブ
ジェクト120 を実行する場合についての説明であるが、
計算機153 上でも同様にして監視画面表示オブジェクト
120が実行される。
【0114】又、図19の実施の形態では画面モニターM
aに監視画面を表示する場合を例にして説明したが、趣
旨を変えない範囲で、スクリーンの映像又はモザイク盤
の表示器に監視・制御対象20の状態を表示すること、あ
るいは音声出力装置などを用いて音声で監視・制御対象
20の状態を出力すること、更に警報で監視・制御対象20
の状態を出力することなどが考えられるが、オブジェク
トをそれに対応するように作っておけば何れも同じ作用
により実現できることは言うまでもない。
【0115】以上述べたように、図19で示した本発明の
実施の形態1によれば、画面モニターMa,Mbに監視
画面を新たに表示するようにさせる際には、オブジェク
ト保存手段12のディスク31に監視画面表示用のソフトウ
ェアを追加さえすれば可能になるため、各計算機152 ,
153 に新たな監視画面表示用ソフトウェアの記憶用メモ
リを準備し、組み込むという作業を行なう必要は全くな
く、極めて有利である。
【0116】(実施の形態2)次に示す、図20は、本発
明の実施の形態2に係る監視・制御システムの構成図で
ある。前記図19の実施の形態の場合、情報入力手段11を
1つだけ設けたが、本実施の形態の場合、情報入力手段
を2つ(11a ,11b )設け、計算機153 及びモニターM
bからなるオブジェクト実行手段を1つを削除し、2つ
の情報入力手段に対して1つのオブジェクト実行手段に
した点が異なるだけである。なお、図19と共通する部分
については同一符号を付けて詳細な説明は省略するが、
同一構成の2つの情報入力手段については、添字a,b
をつけて区別する。
【0117】監視画面表示オブジェクト120 の出力編集
部350 は、2つの情報入力手段11a,11b 、夫々の情報
保持エリア23a ,23b から、監視・制御対象20a 及び20
b の状態を示す編集情報を入力する。このため複数の監
視・制御対象の状態を1つのモニターに画面又は映像又
はモザイク盤又は音声又は警報の形態で出力される。こ
れ以外の部分の構成及び作用効果は、図19の監視・制御
対象の場合と同じである。
【0118】以上、図20で示した実施の形態2によれ
ば、画面モニターMaに2つの監視・制御対象20a 及び
20b の監視画面を新たに表示させる際には、オブジェク
ト保存手段12のディスク31に監視画面表示用のソフトウ
ェアを追加さえすれば可能になり、計算機152 に監視画
面表示用ソフトウェアの記憶用メモリを準備し、組み込
むという作業を行なう必要は全くなく、極めて有利であ
る。
【0119】(実施の形態3)図21は本発明の更に他の
実施の形態3を示す構成図である。本実施の形態は監視
・制御対象20が電力系統の場合であり、情報入力手段11
の前段に遠方監視制御装置(TC)21を設け、かつディ
スク31に電力系統の結線図表示オブジェクト121 を記録
保持している。
【0120】即ち、監視・制御対象である電力系統20の
状態を示す情報がTC21経由で情報入力装置11の編集部
392 に入力されること、ディスク31に記録保存されかつ
オブジェクト実行環境42で実行されるのが結線図表示用
オブジェクト121 であること以外は、図19で示した実施
の形態の構成と同じである。
【0121】ここで単線結線図とは、電力系統20の開閉
器の開閉状態やスイッチや保護リレー装置の2値情報を
シンボルや文字の形状や色で表したもの、送電線・変圧
器の潮流の有効電力や無効電力や母線の電圧などの状況
を数値やシンボルの色で表したものを含み、電力系統を
単線結線図の形態で表すようにしたものである。なお、
結線図としては単線結線図が一般に採用されているが、
単線結線図以外の結線図例えば三線結線図であっても良
い。
【0122】一般に、監視・制御対象である電力系統20
は、地理的に広い範囲にわたって配置されている電力系
統機器からなるので、各電力系統機器の状態を示す情報
は変電所や発電所単位にまとめてTC21を経由して中央
の計算機154 へ送られ、編集部392 において各電力系統
機器の状態を示す情報を定期的又は状態変化の都度編集
するようになっている。
【0123】ここでの電力系統機器の状態を示す情報と
は例えば、しゃ断器や断路器などの開閉器の開閉状態
(論理値1又は0の状態信号)や、送電線や変圧器の潮
流の有効電力や無効電力、母線の電圧等の数値情報など
である。編集部392 は編集した情報をネットワーク14a
を経由して編集情報入力部391 に送り、この編集情報入
力部391 は送られてきた編集情報を情報保持エリア23に
記憶する。
【0124】管理カーネル14b は、ディスク31に記録保
存されている単線結線図表示オブジェクト121 を読み出
してネットワーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配
信供給し、オブジェクト受信部41は配信供給された単線
結線図表示オブジェクト121をオブジェクト実行環境42
で実行させる。
【0125】単線結線表示オブジェクト121 はオブジェ
クト実行環境42において実行されると、情報保持エリア
23から得た編集情報を入力し,単線結線図として表示す
るための画面情報に編集し出力する。これにより画面モ
ニターMaに単線結線図を表示する。
【0126】この単線結線図の画面(機器シンボルの色
や数値情報等)は定期的に更新したり電力系統21の状態
変化に合わせて表示更新したりするなど種々考えられる
が、いかなる方法で表示更新されてもかまわない。
【0127】上記は計算機152 で単線結線図表示オブジ
ェクト121 を実行する場合についての説明であるが、計
算機153 上でも同じようにして単線結線図表示オブジェ
クト121 が実行される。
【0128】本実施の形態によれば、画面モニターM
a,Mbに単線結線図を新たに表示させるようにする際
には、オブジェクト保存手段12に単線結線図表示オブジ
ェクト121 を追加さえすれば可能になり、各計算機152
,153 に単線結線図表示用ソフトウェアの記憶用メモ
リを準備した後に組み込むという作業も必要がなく、極
めて有利である。
【0129】(実施の形態4)図22は、本発明の実施の
形態4を示す構成図であり、オブジェクト実行手段13で
オブジェクトを実行すると共に対象システムの状態を監
視し、監視結果を出力するだけでなく、記憶メモリに保
存するするようにしたものである。図22において、計算
機152 及び153 には監視結果を記憶する記憶メモリ365
a,365bを設けている。その他は図19とほぼ同じであ
る。
【0130】管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている監視処理オブジェクト122 を読み出してネッ
トワーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配信供給す
る。オブジェクト受信部41は配信供給された監視処理オ
ブジェクト122 をオブジェクト実行環境42で実行させ
る。
【0131】監視処理オブジェクト122 はオブジェクト
実行環境42で実行されると、監視処理部352 が情報保持
エリア23から監視対象システム20の状態を示す情報を編
集して得た編集情報を入力して監視処理をする。
【0132】ここで監視処理とは、例えば電力系統の送
電線の潮流値を情報保持エリア23から読み出して上限値
と比較し、上限値を超えていた場合はアラーム情報を作
成し、上限値を超えていなければ異常なし情報を監視結
果として作成する。
【0133】以上の説明では送電線の潮流を監視する場
合を例にあげたが、母線の電圧値を上下限値と比較して
監視結果を作成する場合、事故発生の有無を調べて監視
結果を作成する場合など主旨を変えない範囲で監視結果
を作成する方法であればいかなる方法であっても良い。
【0134】監視処理部352 は監視結果を計算機152 内
の記憶メモリ365a又は計算機153 内の記憶メモリ365bに
保存すると共に監視結果を他に出力する。ここで他に出
力する他というのは、監視結果を使って処理をする別の
ソフトウェアや他の計算機やシステムに送信すること含
むのであって、いかなる相手であってもかまわない。
【0135】以上述べた図22の実施の形態によれば、計
算機152 (153 )に監視機能を実施させる場合、オブジ
ェクト保存手段12に監視処理オブジェクト122 を追加さ
えすれば可能になり、計算機152 (153 )に監視処理用
ソフトウェアの記憶用メモリを準備した後に組み込むと
いう作業も必要がなく、極めて有利である。
【0136】(実施の形態5)図23は、本発明の実施の
形態5を示す構成図であり、オブジェクト実行手段13が
オブジェクトを実行すると、監視・制御対象の状態を記
録し、記録結果を出力又は記憶メモリに保存するするよ
うにしたものである。
【0137】以下図23を用いて実施の形態5につき説明
する。図23において、ディスク31に記録保存されている
のが図22の監視処理オブジェクト122 の代わりに記録処
理オブジェクト123 に置き換えたものであり、その他は
図22の場合と同じなので説明は省略する。
【0138】本実施の形態の場合、記録処理オブジェク
ト123 はオブジェクト実行環境42において実行される
と、記録処理部353 は情報保持エリア23から監視・制御
対象20の状態を示す情報を編集して得た編集情報を入力
して記録処理をする。ここで記録処理は、例えば電力系
統の各発電機の出力値を情報保持エリア23から読み出し
て1時間毎に合計して合計値を記録結果として作成す
る。
【0139】以上の説明では発電機の1時間毎の合計値
の記録をする場合を例にあげたが、各種の情報を定期的
に収集して長期的あるいは短期的な記録結果を作成する
とか、定期的に監視対象の状態を時系列順に保存して記
録結果を作成するとか、種々の記録結果の作成が考えら
れるが、主旨を変えない範囲で記録結果を作成する方法
であればいかなる方法であっても良い。
【0140】記録処理部353 は記録結果を記憶メモリ36
5a、365bに保存するか又は記録結果を他に出力する。こ
こで他に出力する他というのは、図21の実施の形態と同
様に記録結果を使って処理をする別のソフトウェアや他
の計算機やシステムに送信することとか、データロガー
等で記録するとかを言うのであって、いかなる相手であ
ってもかまわない。
【0141】この図23で示した実施の形態によれば、計
算機152 に記録処理を実施させる場合、オブジェクト保
存手段12に記録処理オブジェクト123 を追加さえすれ
ば可能になり、計算機152 には記録処理用ソフトウェア
の記憶用メモリを準備した後に組み込むという作業も必
要がなく、極めて有利である。
【0142】(実施の形態6)図24は、本発明の実施の
形態6を示す構成図であり、オブジェクト実行手段13で
オブジェクトを実行すると、監視・制御対象の状態をも
とに支援計算し、支援計算結果を出力又は記憶メモリに
保存するするようにしたものであり、ディスク31に記録
保存されているのが監視処理オブジェクト122 の代わり
に支援処理オブジェクト124 に変わったこと以外は、図
22と構成は同じである。
【0143】管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている支援処理オブジェクト124 を読み出してネッ
トワーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配信供給す
る。オブジェクト受信部41は配信供給された支援処理オ
ブジェクト124 をオブジェクト実行環境42で実行させ
る。
【0144】支援処理オブジェクト124 はオブジェクト
実行環境42において実行されると、支援処理部354 は情
報保持エリア23から監視・制御対象20の状態を示す情報
を編集して得た編集情報を入力し、支援計算をする。
【0145】ここで支援計算は、例えば電力系統の送電
線の潮流値を読み出して上限値と比較し、潮流値が上限
値を超えていた場合には上限値以内になるように発電機
の出力変更値を計算するようなオペレータに対する支援
計算結果を作成する。
【0146】以上の説明では、電力系統の過負荷時の支
援計算する場合を例にあげたが、電力系統の停電を復旧
させるための操作手順を作成して支援計算結果を作成す
るとか、電力系統で事故が発生した時に開閉器の状態や
保護リレー装置の動作情報等から判定して事故設備を同
定して支援計算結果を作成するとか、種々の支援計算結
果の作成が考えられるが、主旨を変えない範囲で支援計
算結果を作成する方法であればいかなる方法であっても
かまわない。
【0147】支援処理部354 は支援計算結果を記憶メモ
リ365a又は365bに保存するか又は支援計算結果を他に出
力する。ここで他に出力する他というのは、支援計算結
果を使って処理をする別のソフトウェアや他の計算機や
システムに送信すること等を言うのである。
【0148】図24で示した実施の形態6によれば、計算
機152 に支援処理を実施させる場合、オブジェクト保存
手段12に支援処理オブジェクト124 を追加さえすれば
可能になり、計算機152 に支援処理用ソフトウェアの記
憶用メモリを準備した後に組み込むという作業も必要が
なく、極めて有利である。
【0149】(実施の形態7)図25は本発明の実施の形
態7を示す構成図であり、オブジェクト実行手段を2つ
(第1のオブジェクト実行手段13a と第2のオブジェク
ト実行手段13b )を設け、第1のオブジェクト実行手段
13a でオブジェクトを実行すると監視処理結果を出力
し、第2のオブジェクト実行手段を実行すると監視処理
結果を画面の形態で表示するようにしたものであり、そ
の他は図19と同じであるので詳細な説明は省略する。
【0150】図25において、計算機152 には編集情報入
力部391 ,情報保持エリア23,オブジェクト実行環境42
a 及びオブジェクト受信部41a を備え、計算機153 に
は、オブジェクト受信部41b ,オブジェクト実行環境42
b を備え、ディスク31には監視処理オブジェクト122 と
監視結果表示オブジェクト125 とを記録保存している。
【0151】オブジェクト受信部41a とオブジェクト実
行環境42a とにより第1のオブジェクト実行手段13a を
構成し、オブジェクト受信部41b とオブジェクト実行環
境42b と画面モニターMbにより第2のオブジェクト実
行手段13b を構成している。監視・制御対象20の状態を
示す情報は編集部392 に入力され、この編集部392 は入
力された状態を示す情報を編集して編集した情報をネッ
トワーク14a 経由で編集情報入力部391 に送る。
【0152】編集情報入力部391 は送られた編集情報を
情報保持エリア23に記憶するが、これらの作用は図18と
同じである。管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている監視処理オブジェクト122 を読み出してネッ
トワーク14a 経由で第1のオブジェクト受信部41a に配
信供給する。
【0153】第1のオブジェクト受信部41a は配信供給
された監視処理オブジェクト122 を第1のオブジェクト
実行環境42a で実行させる。監視処理オブジェクト122
は第1のオブジェクト実行環境42a において実行される
と、情報保存エリア23から監視対象20の状態を示す情報
を編集して得た編集情報を入力して監視し、監視結果を
出力するが、これらの作用は図21の場合と同じである。
【0154】更に、管理カーネル14b はディスク31に記
録保存されている監視結果表示オブジェクト125 を読み
出してネットワーク14a 経由で第2のオブジェクト受信
部41b に配信供給する。第2のオブジェクト受信部41b
は配信供給された監視結果表示オブジェクト125 を第2
のオブジェクト実行環境42b で実行させる。
【0155】監視結果表示オブジェクト125 が第2のオ
ブジェクト実行環境42b で実行されると、監視結果出力
編集部356 は第1のオブジェクト実行環境42a で実行さ
れた監視処理オブジェクト122 の監視処理部352 の監視
結果を入力して監視結果から画面に表示するための画面
情報を作成し、画面モニターMbに出力する。これらの
管理カーネル14b とオブジェクト受信部41b とオブジェ
クト実行環境42b と画面モニターMbの作用は図2の場合
と同じである。
【0156】そして図25では画面モニターMbに監視結
果を表示する場合を例にとり説明したが、主旨を変えな
い範囲で、スクリーンの映像又はモザイク盤の表示器に
監視監視・制御対象20の状態を表示すること、あるいは
音声出力装置などを用いて音声で監視監視・制御対象20
の状態を出力すること、あるいは警報で監視監視・制御
対象20の状態を出力することなどが考えられるが、何れ
も同じ作用により実現できることは言うまでもない。
【0157】図25で示した実施の形態7によれば、計算
機152 に監視処理を実施させ、かつ別の計算機153 の画
面モニターMbに監視結果を表示させる際には、オブジ
ェクト保存手段12のディスク31に監視処理オブジェクト
122 と監視結果表示オブジェクト125 を追加さえすれば
よく、計算機152 に監視処理用ソフトウェアのための記
憶メモリを準備し、又、計算機153 に監視結果表示用ソ
フトウェア用の記憶用メモリを準備した後に夫々のソフ
トウェアを組み込むという作業も必要がなく、極めて有
利である。
【0158】(実施の形態8)図26は本発明の実施の形
態8を示す構成図である。本実施の形態はオブジェクト
実行手段13で実行するオブジェクトを、制御指示受付オ
ブジェクト126 としたこと及び監視・制御対象20への制
御信号を送出する制御信号送出手段480 を付加したこと
以外は図19の場合と同じである。
【0159】図26において、計算機154 には編集部392
の他に、制御指示受付部362 ,制御管理部363 ,制御信
号送信部364 からなる制御信号送出手段480 を備える。
そして計算機152 には編集情報入力部391 ,情報保持エ
リア23,オブジェクト実行環境42,オブジェクト受信部
41を備える。オブジェクト実行環境42は表示処理部358
の他に、制御指示受付部359 と制御指示送信部361 を新
たに備える。
【0160】この制御指示受付部359 には画面モニター
Maを通じてオペレータからの指示を受付ける場合と
か、監視・制御対象近傍あるいは計算機152 近傍に設置
された制御ソフトたとえば電圧制御ソフトが、オペレー
タの指示によらず、自動的に制御量を計算して直接制御
指示受付部359 に制御信号を出すようなケースがある。
オブジェクト受信部41とオブジェクト実行環境42と画面
モニターMaによりオブジェクト実行手段13を構成して
いる。ディスク31には制御指示受付オブジェクト126 を
記録保存している。
【0161】管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている制御指示受付オブジェクト126 を読み出して
ネットワーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配信供
給する。オブジェクト受信部41は配信供給された制御指
示受付オブジェクト126 をオブジェクト実行環境42で実
行させるが、これらの作用は図19の場合と同じである。
【0162】制御指示受付オブジェクト126 がオブジェ
クト実行環境42において実行されると、表示処理部358
は情報保持エリア23から監視制御対象20の状態を示す情
報の編集情報を入力し、画面データに編集して画面モニ
ターMaに出力する。
【0163】制御指示受付部359 は画面モニターMaか
ら入力されるオペレータからの制御指示を受付けて、そ
の制御指示情報を制御指示送信部361 に出力する。制御
指示送信部361 は入力した制御指示情報をネットワーク
14a を介して制御信号送信部480 の制御指示受信部362
に送信する。
【0164】前記制御指示受信部362 は制御指示情報を
制御管理部363 に出力し、制御管理部363 は入力した制
御指示情報から制御信号を編集し、その制御信号を制御
信号送信部364 に出力する。制御信号送信部364 は制御
信号を監視・制御対象20に送信して制御する。
【0165】上記は制御指示受付オブジェクト126 が表
示処理部358 と制御指示受付部359と制御指示送信部361
とからなる場合を例にして説明したが、制御監視対象2
0の状態を画面モニターMaに表示して、かつ画面モニ
ターMaから制御指示を受け付けるものであればいかな
るものであってもかまわない。
【0166】又、上記は制御信号送出手段480 が制御指
示受信部362 と制御管理部363 と制御信号送信部364 と
からなる場合を例にして説明したが制御指示情報を制御
信号にして監視制御対象20に送信して制御するという主
旨を変えないものであればいかなるものであってもかま
わない。
【0167】又、計算機及153 び画面モニターMbを使
っても同様にして制御することができる。なお、以上は
制御信号送出手段480 をソフトウェア処理によって計算
機154 に備える場合について説明したが、制御信号送出
手段480 は計算機154 に備える代わりにネットワークに
接続された計算機152 と同等の計算機をもう1台設置
し、これに備えるようにしても良い。
【0168】図26で示した実施の形態によれば、計算機
152 又は153 に制御受付機能を新たに追加する場合、オ
ブジェクト保存手段12のディスク31に制御指示受付オブ
ジェクト126 を追加さえすれば可能になり、計算機152
又は153 に制御指示受付機能用ソフトウェアの記憶用メ
モリを準備した後に組み込むという作業も必要がなく、
極めて有利である。
【0169】(実施の形態9)図27は本発明の第9の実
施の形態を示す構成図である。オブジェクト実行手段13
を計算機152 から154 に移したこと、オブジェクト実行
手段13において実行するオブジェクトを制御オブジェク
ト127 としたこと及び制御指示受付手段490 を計算機15
2 に付加したこと以外は図26の実施の形態と同じであ
る。
【0170】図27において、計算機154 には編集部392
の他に新たにオブジェクト実行環境42とオブジェクト受
信部41を備えるようにし、計算機152 には編集情報入力
部391 、情報保持エリア23の他に、新たに制御指示受付
手段490 を備えている。この制御指示受付手段490 は表
示処理部358 ,制御指示受付部359 及び制御指示送信部
361 を備えている。計算機151 には管理カーネル14b を
備え、ディスク31には制御オブジェクト127 を記録保存
している。
【0171】監視・制御対象20の状態を示す情報は編集
部392 に入力され、この編集部392は入力された状態を
示す情報を編集した後、その編集情報をネットワーク14
a 経由で編集情報入力部391 に送る。編集情報入力部39
1 は送られた編集情報を情報保持エリア23に記憶する
が、これらの作用は図2の実施の形態と同じである。
【0172】表示処理358 は情報保持エリア23から監視
・制御対象20の状態を示す情報の編集情報を入力して画
面データに編集し、画面モニターMaに出力する。制御
指示受付部359 は画面モニターMaから入力される制御
指示を受付けて制御指示情報を制御指示送信部361 に出
力する。制御指示送信部361 は入力した制御指示情報を
ネットワーク14a を経由して計算機154 内のオブジェク
ト実行手段13に送信するようになっている。
【0173】上記は制御指示受付手段490 が表示処理部
358 と制御指示受付部359 と制御指示送信部361 とから
なる場合を例にして説明したが、監視・制御対象20の状
態を画面モニターMaに表示し、又、画面モニター310
から制御指示を受け付けるものであればいかなるもので
あってもかまわない。
【0174】管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている制御オブジェクト127 を読み出してネットワ
ーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配信供給し、オ
ブジェクト受信部41は配信供給された制御オブジェクト
127 をオブジェクト実行環境42で実行させるが、これら
の作用は図19の場合と同じである。
【0175】制御オブジェクト127 がオブジェクト実行
環境42で実行されると、制御指示受信部362 は制御指示
送信部361 から制御指示情報を受信し、この受信した制
御指示情報を制御管理部363 に出力する。制御管理部36
3 は入力した制御指示情報から制御信号を作り制御信号
送信部364 に出力する。制御信号送信部364 は制御信号
を監視・制御対象20に送信して制御する。
【0176】上記は制御オブジェクト127 が制御指示受
付部362 と制御管理部363 と制御信号送信部364 とから
なる場合を例にして説明したが、制御指示情報を入力し
て制御信号を送信して制御するという主旨の範囲であれ
ば、いかなるものであっても良い。
【0177】図27で示した実施の形態によれば、計算機
154 に制御機能を新たに追加する場合、オブジェクト保
存手段12のディスク31に制御オブジェクト127 を追加さ
えすれば可能になり、計算機154 に制御機能用ソフトウ
ェアの記憶用メモリを準備した後に組み込むという作業
も必要がなく、極めて有利である。
【0178】(実施の形態10)図28は本発明の実施の
形態10を示す構成図である。図28において、計算機15
4 には編集部392 の他に、オブジェクト実行環境42b ,
オブジェクト受信部41bを備える。計算機152 には編集
情報入力部391 ,情報保持エリア23,オブジェクト実行
環境42a ,オブジェクト受信部41a を備える。
【0179】更に計算機151 には管理カーネル14b を備
える。ディスク31には制御指示受付オブジェクト126 及
び制御オブジェクト127 を記録保存している。オブジェ
クト受信部41a とオブジェクト実行環境42a と画面モニ
ターMaにより第1のオブジェクト実行手段13a を構成
している。オブジェクト実行環境42b とオブジェクト受
信部41b とで第2のオブジェクト実行手段13b を構成し
ている。オブジェクト管理手段14は上述の実施の形態と
同じである。
【0180】監視・制御対象20の状態を示す情報は編集
部392 に入力され、編集部392 は入力された状態を示す
情報を編集して編集情報をネットワーク14a 経由で編集
情報入力部391 に送る。編集情報入力部391 は送られた
編集情報を情報保持エリア23に記憶するが、これらの作
用は図18の場合と同じである。
【0181】管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている制御指示受付オブジェクト126 を読み出し
て、ネットワーク14a 経由でオブジェクト受信部41a に
配信供給する。このオブジェクト受信部41a は配信供給
された制御指示受付オブジェクト126 をオブジェクト実
行環境42a で実行させるが、これらの作用は図2の場合
と同じである。
【0182】制御指示受付オブジェクト126 がオブジェ
クト実行環境42a において実行されると、表示処理部35
8 は情報保持エリア23から監視・制御対象20の状態を示
す情報の編集情報を入力し、画面データに編集し、画面
モニターMaに出力する。制御指示受付部359 は画面モ
ニターMaから入力されるオペレータからの制御指示を
受付けて制御指示情報を制御指示送信部361 に出力す
る。制御指示送信部361は入力した制御指示情報を送信
する。
【0183】制御オブジェクト127 がオブジェクト実行
環境42b において実行されると、制御指示受信部362 は
制御指示送信部361 から送信された制御指示情報を受信
し、この受信した制御指示情報を制御管理部363 に出力
する。制御管理部363 は入力した制御指示情報から制御
信号を作り制御信号送信部364 に出力する。制御信号送
信部364 は制御信号を監視・制御対象20に送信して制御
する。
【0184】上記は制御指示受付オブジェクト126 が表
示処理部358 と制御指示受付部359と制御指示送信部361
とからなる場合を例にして説明したが、監視・制御対
象20の状態を画面モニターMaに表示し、かつ画面モニ
ターMaから制御指示を受け付けるものであればいかな
るものであっても良い。
【0185】更に、管理カーネル14b はディスク31に記
録保存されている制御オブジェクト127 を読み出して、
ネットワーク14a 経由でオブジェクト受信部41b に配信
供給する。オブジェクト受信部41b は配信供給された制
御オブジェクト348 をオブジェクト実行環境42b で実行
させるが、これらの作用は図2の場合と同じである。
【0186】上記は制御オブジェクト127 が制御指示受
付部362 と制御管理部363 と制御信号送信部364 とから
なる場合を例にして説明したが、制御指示情報を入力し
て制御信号を作り送信して制御するという主旨の範囲で
いかなるものであっても良い。
【0187】更に、上記は画面モニターMaから制御指
示受け付ける場合を例にして説明したが、同様の作用に
より画面モニターMbから制御指示を受け付けるように
することができる。
【0188】以上述べたように、図28で示した実施の形
態10によれば、計算機152 ,153及び154 に夫々制御
受付機能及び制御機能を新たに追加する場合、オブジェ
クト保存手段12のディスク31に制御指示受付オブジェク
ト126 及び制御オブジェクト127 を追加さえすれば、計
算機152 ,153 で制御指示受付機能が可能になり、極め
て有利である。
【0189】(実施の形態11)図29は本発明の実施の
形態11を示す構成図である。この実施の形態は、情報
入力手段11がなく、更に制御指示受付オブジェクト128
に表示処理部358 がないところ以外は実施の形態8(図
26)と構成は同じである。
【0190】図29において、計算機154 には制御指示受
付部362 ,制御管理部363 ,制御信号送信部364 からな
る制御信号送信手段480 を備え、計算機152 にはオブジ
ェクト実行環境42,オブジェクト受信部41を備え、計算
機151 には管理カーネル14bを備え、ディスク31には制
御指示受付オブジェクト128 を記録保存している。
【0191】管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている制御指示受付オブジェクト128 を読み出して
ネットワーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配信供
給し、オブジェクト受信部41は配信供給された制御指示
受付オブジェクト128 をオブジェクト実行環境42で実行
させるが、これらの作用は図19の場合と同じである。
【0192】制御指示受付オブジェクト128 がオブジェ
クト実行環境42において実行されると、制御指示受付部
359 は画面モニターMaから入力される制御指示を受付
けて制御指示情報を制御指示送信部361 に出力する。制
御指示送信部361 は入力した制御指示情報を制御指示受
信部362 に送信する。
【0193】上記は制御指示受付オブジェクト126 が制
御指示受付部359 と制御指示送信部361 とからなる場合
を例にして説明したが、画面モニターMaから制御指示
を受け付けて制御指示情報を出力するものであればいか
なるものでもかまわない。
【0194】次に制御指示受信部362 は制御指示送信部
361 が出力した制御指示情報を入力し、この入力した制
御指示情報を制御管理部363 に出力し、制御管理部363
は入力した制御指示情報から制御信号を作成して制御信
号送信部364 に出力する。かくして、制御信号送信部48
0 は制御信号を監視・制御対象20に送信して制御する。
【0195】上記は制御信号送出手段480 が制御指示受
信部362 と制御管理部363 と制御信号送信部364 とから
なる場合を例にして説明したが制御指示情報から制御信
号を作成し監視・制御対象20に送信して制御するという
主旨を変えないものであれば如何なるものであってもか
まわない。又、計算機153 及び画面モニターMbを使っ
ても同様な作用により制御することができる。
【0196】以上述べたように、図29で示した実施の形
態11によれば、計算機152 又は153に制御受付機能を新
たに追加する場合、オブジェクト保存手段12のディスク
31に制御指示受付オブジェクト128 を追加さえすれば可
能になり、計算機152 及び153 に制御指示受付機能用ソ
フトウェアの記憶用メモリを準備した後に組み込むとい
う作業も必要がなく、極めて有利である。
【0197】(実施の形態12)図30は本発明の実施の
形態12を示す構成図である。この実施の形態は、情報
入力手段11をなくしたこと及びブジェクト実行環境42か
ら表示処理部358 をなくしている。
【0198】図30において、計算機154 には情報入力手
段11をなくし、代わりにオブジェクト実行環境42とオブ
ジェクト受信部41を備え、計算機152 には制御指示受付
部359 ,制御指示送信部361 からなる制御指示受付手段
490 を備え、計算機151 には管理カーネル14b を備え、
ディスク31には制御オブジェクト127 を記録保存してい
る。
【0199】制御指示受付手段490 の制御指示受付部35
9 は、画面モニターMaから入力される制御指示を受付
けて制御指示情報を制御指示送信部361 に出力する。制
御指示送信部361 は入力した制御指示情報を送信するよ
うになっている。
【0200】上記は制御指示受付手段490 が制御指示受
付部359 と制御指示送信部361 とからなる場合を例にし
て説明したが、画面モニターMaから制御指示を受け付
けるものであればいかなるものであってもかまわない。
【0201】管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている制御オブジェクト127 を読み出してネットワ
ーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配信供給する。
オブジェクト受信部41は配信供給された制御オブジェク
ト127 をオブジェクト実行環境42で実行させるが、これ
らの作用は図19の場合と同じである。
【0202】制御オブジェクト127 がオブジェクト実行
環境42において実行されると、制御指示受信部362 は制
御指示送信部361 から制御指示情報を受信し、受信した
制御指示情報を制御管理部363 に出力する。制御管理部
363 は入力した制御指示情報から制御信号を作り制御信
号送信部364 に出力する。
【0203】制御信号送信部364 は制御信号を監視・制
御対象20に送信して制御する。上記は制御オブジェクト
が制御指示受付部362 と制御管理部363 と制御信号送信
部364 とからなる場合を例にして説明したが、制御指示
情報を入力して制御信号を送出するという主旨の範囲で
いかなるものであってもかまわない。
【0204】この実施の形態12によれば、計算機154
に制御機能を新たに追加する場合、オブジェクト保存手
段12のディスク31に制御オブジェクト127 を追加さえす
れば可能になり、計算機154 に制御機能用ソフトウェア
の記憶用メモリを準備した後に組み込むという作業も必
要がなく、極めて有利である。
【0205】(実施の形態13)図31は本発明の実施の
形態13を示す構成図である。情報入力手段11をなくし
たところ及びオブジェクト実行環境42から表示処理部35
8 をなくしたこと以外は上述の実施の形態と同じなので
重複した説明は省略する。
【0206】図31において、計算機154 にはオブジェク
ト実行環境42b ,オブジェクト受信部41b を備え、計算
機152 にはオブジェクト実行環境42a ,オブジェクト受
信部41b を備え、計算機151 には管理カーネル14b を備
え、ディスク31には制御指示受付オブジェクト126 及び
制御オブジェクト127 を記録保存している。
【0207】オブジェクト受信部41b とオブジェクト実
行環境42b と画面モニターMaにより第1のオブジェク
ト実行手段13a を構成している。オブジェクト実行環境
42bとオブジェクト受信部41b により第2のオブジェク
ト実行手段13b を構成している。
【0208】管理カーネル14b はディスク31に記録保存
されている制御指示受付オブジェクト126 を読み出して
ネットワーク14a 経由でオブジェクト受信部41a に配信
供給し、オブジェクト受信部41a は配信供給された制御
指示受付オブジェクト126 をオブジェクト実行環境42a
で実行させるが、これらの作用は図19の場合と同じであ
る。
【0209】制御指示受付オブジェクト126 がオブジェ
クト実行環境42a において実行されると、制御指示受付
部359 は画面モニターMaから入力される制御指示を受
付けて制御指示情報を制御指示送信部361 に出力する。
制御指示送信部361 は入力した制御指示情報を送信す
る。
【0210】上記は制御指示受付オブジェクト349 が制
御指示受付部359 と制御指示送信部361 とからなる場合
を例にして説明したが、画面モニターMaから監視・制
御対象20の制御指示を受け付けるものであればいかなる
ものであってもかまわない。
【0211】さらに管理カーネル14b はディスク31に記
録保存されているもう一方の制御オブジェクト127 を読
み出してネットワーク14a 経由でオブジェクト受信部41
b に配信供給し、オブジェクト受信部41b は配信供給さ
れた制御オブジェクト127 をオブジェクト実行環境42b
で実行させるが、これらの作用は図19と同じである。
【0212】制御オブジェクト127 がオブジェクト実行
環境42b において実行されると、制御指示受信部362 は
制御指示送信部361 から送信された制御指示情報を受信
し、受信した制御指示情報を制御管理部363 に出力す
る。制御管理部363 は入力した制御指示情報から制御信
号を作り制御信号送信部364 に出力する。制御信号送信
部364 は制御信号を監視・制御対象20に送信して制御す
る。
【0213】上記は制御オブジェクト127 が制御指示受
付部362 と制御管理部363 と制御信号送信部364 とから
なる場合を例にして説明したが、制御指示情報を入力し
制御信号を送信して制御するという主旨の範囲でいかな
るものであってもかまわない。
【0214】上記は画面モニターMaから制御指示受け
付ける場合を例にして説明したが、同様の作用により画
面モニターMbから制御指示を受け付けるようにするこ
とができる。
【0215】図31で示した実施の形態によれば、計算機
152 ,153 及び154 に夫々制御受付機能及び制御機能を
新たに追加する場合、オブジェクト保存手段12のディス
ク31に制御指示受付オブジェクト126 及び制御オブジェ
クト127 を追加さえすれば、計算機152 ,153 で制御指
示受付機能が可能になり、極めて有利である。
【0216】(実施の形態14)図32は本発明の実施の
形態14を示す構成図である。上述した実施の形態と共
通する部分について同一符号を付けて詳細な説明は省略
する。図32において、計算機155 は編集部393 ,動的オ
ブジェクト編集手段394 ,管理カーネル14b を備え、計
算機153 はオブジェクト受信部41,オブジェクト実行環
境42を備え、ディスク31a は静的オブジェクト410 を記
録保存している。編集部393 は入力手段11を構成してい
る。管理カーネル14b とネットワーク14a はオブジェク
ト管理手段14を構成している。
【0217】ディスク31a は静的オブジェクト410 を記
録保存しており、ドライバーと共に静的オブジェクト保
存手段12a を構成している。ディスク31b は動的オブジ
ェクト420 を記録保存しており、ドライバーと共に動的
オブジェクト保存手段12b を構成している。オブジェク
ト受信部41とオブジェクト実行環境42と画面モニターM
aはオブジェクト実行手段13を構成している。
【0218】監視・制御対象20の状態を示す情報は編集
部393 に入力され、編集部393 は入力された情報を編集
して得た編集情報を動的オブジェクト編集手段394 に出
力する。動的オブジェクト編集手段394 は、編集部392
から監視・制御対象20の状態を示す情報の編集情報を入
力し、又、ディスク31a に記録保存されている静的オブ
ジェクト410 を読み出し、編集情報を参照して静的オブ
ジェクト410 から動的オブジェクト420 を作成し、これ
をディスク31b に記録保存する。
【0219】ここで、静的オブジェクト410 は監視・制
御対象20の状態を画面モニターMa、Mbに画面の形態
で表示するために必要なデータ又はプログラムの両方又
はどちらかから構成されるオブジェクトであって、例え
ば画面のどの位置にどのような文字やシンボルや図や表
をどのような色や大きさで表示あるいはフリッカーさせ
るかというような情報を含むものであり、監視・制御対
象20の状態に係わらない情報からなる。例えば、画面の
「中央に4文字表示する」ためのプログラム又はデータ
又はその両方からなるオブジェクトである。
【0220】動的オブジェクト編集手段394 は編集情報
を参照して静的オブジェクトから監視・制御対象20の状
態に則した画面を表示するための動的オブジェクトを作
成するが、これは例えば監視対象20の状態を示す編集情
報が異常であれば、「中央に赤で「異常発生」の4文字
を表示する」ためのプログラム又はデータ又はその両方
からなるオブジェクトを作成する。
【0221】又、監視・制御対象20の状態を示す編集情
報が正常であれば、「中央に緑で「異常なし」の4文字
を表示する」ためのプログラム又はデータ又はその両方
からなるオブジェクトを作成する。そして動的オブジェ
クト編集手段394 は作成した動的オブジェクト420 をデ
ィスク31b に記録保存する。
【0222】ここで動的オブジェクト編集手段394 は動
的オブジェクト420 の作成を定期的又は監視・制御対象
20の状態を示す情報が変化した都度作成するなど作成タ
イミングについては種々考えられるがいかなるタイミン
グであってもかまわない。
【0223】又、上記の説明では動的オブジェクトとし
て4文字を表示するという簡単な場合を例にして説明し
たが、監視・制御対象20の状態を示す情報に対応した種
々の形態の画面を表示する動的オブジェクトが考えられ
ることは言うまでもない。
【0224】管理カーネル14b はディスク31b に記録保
存されている動的オブジェクト420を読み出してネット
ワーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配信供給し、
オブジェクト受信部41は配信供給された動的オブジェク
ト420 をオブジェクト実行環境42で実行させるが、これ
らの作用は前述の実施の形態の場合と同じである。
【0225】動的オブジェクト420 はオブジェクト実行
環境42において実行されると、画面モニターMaに画面
を表示する。前述の動的オブジェクト420 の場合では、
監視対象20が異常であれば画面中央に赤で「異常発生」
と表示し、監視対象20が正常であれば画面中央に緑で
「異常なし」と表示することになる。
【0226】このようにして動的オブジェクト420 は監
視対象20の状態に応じた画面を表示する。上記の説明で
は画面モニターMaに表示する場合について説明した
が、同様にして画面モニターMbに監視・制御対象20の
状態に応じた画面を表示する。
【0227】又、上記では画面モニターMa,Mbに画
面を表示する場合につき説明したが、監視・制御対象20
の状態を映像,モザイク表示盤,音声,警報のいずれ
か、又はこれらの組み合わせた形態で表現する情報を計
算機152 ,153 から出力する場合も、同じ作用で実現で
きることは言うまでもない
【0228】以上述べたように、図32で示した実施の形
態14によれば、監視・制御対象20の状態に応じて画面,
映像,モザイク表示盤,音声,警報のいずれか、又はこ
れらを組み合わせた形態で表現する情報を計算機152 ,
153 から新たに出力する際には、計算機155 に動的オブ
ジェクト編集手段394 を追加し、かつディスク31a に静
的オブジェクト410 を追加すればよく、計算機152 又は
153 にソフトウェア用のメモリを追加したり、その後ソ
フトウェアを組み込むという作業も必要なく、極めて有
利である。
【0229】(実施の形態15)図33は本発明の実施の
形態15を示す構成図である。図33において本発明は計
算機152 にオブジェクト要求手段440 を追加したところ
以外は、図32の実施の形態と構成は同じである。
【0230】監視・制御対象20の状態を示す情報は編集
部393 に入力され、編集部393 は入力された情報を編集
して編集情報を動的オブジェクト編集部394 に出力す
る。動的オブジェクト編集部394 は、この編集部393 か
ら監視・制御対象20の状態を示す情報の編集情報を入力
し、又、ディスク31a に記録保存されている静的オブジ
ェクト410 を読み出し、編集情報を参照して静的オブジ
ェクト410 から動的オブジェクト420 を作成し、この作
成した動的オブジェクト420 をディスク31b に記録保存
するが、これらの作用は図32の実施の形態と同じであ
る。
【0231】次にオブジェクト要求部440 は画面モニタ
ーMaから画面要求を受け付けると、ネットワーク14a
経由管理カーネル14b に画面要求情報を送信する。管理
カーネル14b は画面要求情報を受け取るとディスク31b
に記録保存されている動的オブジェクト420 を読み出し
てネットワーク14a 経由でオブジェクト受信部41に配信
供給する。
【0232】オブジェクト受信部41は配信供給された動
的オブジェクト420 をオブジェクト実行環境42で実行さ
せるが、これらの作用は図19の場合と同じである。動的
オブジェクト420 はオブジェクト実行環境42において実
行されると画面モニターMaに監視対象20の状態に応じ
た画面を表示する。
【0233】上記の説明では画面モニターMaから表示
要求があった時に画面モニターMaに表示する場合につ
いて説明したが、同じ作用により画面モニターMbから
表示要求があった時に監視・制御対象20の状態に応じた
画面を画面モニターMbに表示する。
【0234】又、上記では画面モニターMa,Mbに画
面を表示する場合につき説明したが、監視・制御対象20
の状態を映像,モザイク表示盤,音声,警報のいずれか
又はこれらの組み合わせた形態で表現する情報を計算機
152 ,153 から出力する場合も、同じ作用で実現できる
ことは言うまでもない。
【0235】図33で示した実施の形態によれば、要求時
に監視・制御対象20の状態に応じて画面,映像,モザイ
ク表示板,音声,警報のいずれか、又はこれらを組み合
わせた形態で表現する情報を計算機Ma,Mbから新た
に出力する際には、計算機155 に動的オブジェクト編集
手段394 を追加し、かつディスク381 に静的オブジェク
ト460 を追加すればよく、計算機152 ,153 にソフトウ
ェア用のメモリを追加したり、その後ソフトウェアを組
み込むという作業も必要なく、極めて有利である。
【0236】(実施の形態16)図34は本発明の実施の
形態16を示す構成図である。図34において本発明は動
的オブジェクト編集手段394 が作成する動的オブジェク
トを時間又は監視・制御対象20内の特定部分又は監視・
制御対象20の内の位置又はそれらの組み合わせた条件毎
に該当する部分の情報を出力するようにしたところ以外
は、図33と構成は同じである。
【0237】監視・制御対象20の状態を示す情報は編集
部393 に入力され、編集部393 は入力された情報を編集
して編集情報を動的オブジェクト編集手段394 に出力
し、動的オブジェクト編集手段394 は、編集部393 から
監視・制御対象20の状態を示す情報の編集情報を入力
し、又、ディスク31a に記録保存されている静的オブジ
ェクト411 を読み出し、編集情報を参照して静的オブジ
ェクト411 から動的オブジェクト421a,421b,421c,42
1dを作成してディスク31b に記録保存する。
【0238】この時動的オブジェクト編集手段394 は動
的オブジェクトを時刻毎に又、監視対象20の地域毎にデ
ィスク382 に記録保存を行なう。図33の例では時刻と地
域の条件により次のように動的オブジェクトを作成し記
録保存する。
【0239】
【表2】
【0240】次にオブジェクト要求部440 は画面モニタ
ーMaから時刻と地域の条件付き画面要求を受け付ける
と管理カーネル14b に条件付き画面要求情報を送信す
る。管理カーネル14b は条件付き画面要求情報を受け取
るとディスク31b に記録保存されている該当する時刻と
地域に対応する動的オブジェクト421a,421b,421c又は
421dを読み出してネットワーク14a 経由でオブジェクト
受信部41に配信供給する。
【0241】オブジェクト受信部41は配信供給された動
的オブジェクト421a,421b,421c及び421dをオブジェク
ト実行環境42で実行させるが、これらの作用は図19の場
合と同じである。動的オブジェクト421a,421b,421c又
は421dはオブジェクト実行環境42において実行されると
画面モニターMaに監視・制御対象20の状態に応じた画
面を表示する。
【0242】上記は動的オブジェクト編集手段394 が時
間と地域の条件に応じて動的オブジェクトを作るように
した場合について説明したが、主旨を変えない範囲で、
時間または監視・制御対象20内の特定部分又は監視・制
御対象20内の位置や地域又はそれらの組み合わせた条件
毎に動的オブジェクトを保存するようにできることは言
うまでもない。
【0243】又、条件毎に動的オブジェクトを記録保存
するのではなくて、動的オブジェクトは1つだけでオブ
ジェクト実行環境42において実行されると条件に該当す
る部分の情報を出力するように動的オブジェクト編集手
段394 が動的オブジェクトを作成するようにしておく方
法も考えられるが、どのような方法であってもかまわな
い。
【0244】上記では画面モニターMaから表示要求が
あった時に画面モニターMaに表示する場合について説
明したが、同じ作用により画面モニターMbから表示要
求があった時に監視・制御対象20の状態に応じた画面を
画面モニターMbに表示する。
【0245】又、上記では画面モニターMa,Mbに画
面を表示する場合につき説明したが、監視・制御対象20
の状態を映像,モザイク表示盤,音声,警報のいずれか
又はこれらの組み合わせた形態で表現する情報を計算機
Ma,Mbから出力する場合も、同じ作用で実現できる
ことは言うまでもない。
【0246】図34で示した実施の形態16によれば、要求
時に監視対象の状態に促して監視対象を画面,映像,モ
ザイク表示板,音声,警報のいずれか又はこれらを組み
合わせた形態で表現する情報のうち、監視・制御対象20
の状態に応じて時間又は監視・制御対象20内の特定部分
又は監視・制御対象20内の位置(地域)又はそれらの組
み合わせた条件毎に該当する部分の情報を計算機152 ,
153 から新たに出力するようにする際には、計算機155
に動的オブジェクト編集手段394 を追加し、かつディス
ク31a に静的オブジェクト411 を追加すればよく、計算
機152 又は153にソフトウェア用のメモリを追加した
り、その後ソフトウェアを組み込むという作業も必要な
く、極めて有利である。
【0247】(実施の形態17)図35は本発明の実施の
形態17を示す構成図である。図35において本発明は監
視・制御対象が電力系統20であること、その状態を示す
情報をTC82経由で入力手段に入力されること以外は、
図34の実施の形態と同じ構成である。
【0248】監視・制御対象の電力系統20の状態を示す
情報はTC21経由で編集部393 に入力され、編集部393
は入力された情報を編集して編集情報を動的オブジェク
ト編集手段394 に出力する。
【0249】動的オブジェクト編集手段394 は、編集部
393 から監視対象の電力系統20の状態を示す情報の編集
情報を入力しすると共にディスク31a に記録保存されて
いる静的オブジェクト412 を読み出し、編集情報を参照
して静的オブジェクト412 から動的オブジェクト422a,
422b,422c,422dを作成し、この作成した動的オブジェ
クト422a,422b,422c,422dをディスク31b に記録保存
する。
【0250】この時動的オブジェクト編集手段394 は動
的オブジェクト422a,422b,422c,422dを時刻毎に又、
監視・制御対象20の地域毎に対応してディスク31b に記
録保存する。例えば図34の例では時刻と地域の条件によ
り次のように動的オブジェクトを作成し記録保存する。
【0251】
【表3】
【0252】次にオブジェクト要求手段440 は画面モニ
ターMaから時刻と地域の条件付き画面要求を受け付け
ると、管理カーネル14b に条件付き画面要求情報を送信
する。管理カーネル14b は条件付き画面要求情報を受け
取るとディスク31b に記録保存されている該当する時刻
と地域に対応する動的オブジェクト421a,421b,421c又
は421dを読み出して、ネットワーク14a 経由でオブジェ
クト受信部41に配信供給し、オブジェクト受信部41は配
信供給された動的オブジェクト421a,421b,421c又は42
1dをオブジェクト実行環境42で実行させるが、これらの
作用は図19の場合と同じである。
【0253】動的オブジェクト421a,421b,421c又は42
1dはオブジェクト実行環境42において実行されると画面
モニターMaに監視・制御対象の電力系統20の状態に応
じた単線結線図画面を表示する。
【0254】ここで単線結線図は、電力系統20の開閉器
の開閉状態やスイッチ状態や保護リレー装置の情報をシ
ンボルや文字の形状や色で表したもの、送電線,変圧器
の潮流の有効電力や無効電力や母線の電圧などの状況を
数値やシンボルの色で表したものを含み、電力系統を単
線結線図の形態で表すようにしたものである。
【0255】上記は動的オブジェクト編集手段394 が時
間と地域の条件で動的オブジェクトを作るようにした場
合について説明したが、主旨を変えない範囲で、電力設
備又は地域又は電圧階級又は時間又はそれらの組み合わ
せた条件毎に動的オブジェクトを保存するようにできる
ことは言うまでもない。
【0256】又、条件毎に動的オブジェクトを記録保存
するのではなくて、動的オブジェクトがオブジェクト実
行環境42において実行される時に条件に該当する部分の
情報を出力するように動的オブジェクト編集手段394 が
動的オブジェクトを作成するようにしておく方法も考え
られるが、どのような方法であってもかまわない。
【0257】上記の説明では画面モニターMaから表示
要求があった時に画面モニターMaに表示する場合につ
いて説明したが、同じ作用により画面モニターMbから
表示要求があった時に監視対象の電力系統20の状態に応
じた単線結線図画面を画面モニターMbに表示する。
【0258】又、上記では画面モニターMa,Mbに画
面を表示する場合につき説明したが、監視対象20の状態
を単線結線図,音声,警報のいずれか又はこれらの組み
合わせた形態で表現する情報を計算機152 ,153 から出
力する場合も、同じ作用で実現できることは言うまでも
ない。
【0259】図35で示した実施の形態17によれば、要
求時に監視・制御対象の電力系統20の状態に促して単線
結線図,音声,警報のいずれか又はこれらを組み合わせ
た形態で表現する情報のうちの電力設備又は電圧階級又
は時間又はそれらの組み合わせ条件毎に該当する部分の
情報を計算機152 ,153 から新たに出力するようにする
際には、計算機376 に動的オブジェクト編集手段394 を
追加し、かつディスク31a に静的オブジェクト412 を追
加すればよく、計算機152 又は153 にソフトウェア用の
メモリを追加したり、その後ソフトウェアを組み込むと
いう作業も必要なく、極めて有利である。
【0260】図36は[請求項18]に係る電力系統監視
制御システムの実施の形態を示すブロック図である。本
実施の形態では複数のオブジェクト実行手段の間で互い
にオブジェクト機能を呼び出すためのメッセージを送信
するようにしたものである。
【0261】図36において図2と同一機能部分には同一
符号を付して説明を省略する。本実施の形態で新たに付
加したものはメッセージ交換手段100 であり、ここで加
えたメッセージ交換手段は、ネットワークを介して分散
配置された複数のオブジェクト実行手段の間で互いのオ
ブジェクトの機能を呼び出すためのメッセージを送信
し、呼び出した機能の結果を格納したメッセージを受信
する手段を提供することにより、オブジェクト実行手段
間で分散処理を実現するものである。
【0262】図37はメッセージ交換の概念図であり、メ
ッセージ交換手段100 から各オブジェクト実行手段13-1
〜13-nにメッセージを送信し合っている。本実施の形態
によれば、オブジェクト実行手段13-1〜13-nの間でメッ
セージを交換し互いの機能をネットワークを介して呼び
出すことができるので、例えば情報入力手段,記録オブ
ジェクト,表示オブジェクトは夫々ネットワークを介し
て接続された別々のオブジェクト実行手段の中で実行す
ることが可能となる。なお、図37では情報入力手段もオ
ブジェクトとして実行されている例である。
【0263】メッセージ交換手段とは、LANやWAN
等の任意のネットワークとそのネットワーク上で任意の
メッセージを交換する通信手順の総称であり、例えば、
TCP/IPのネットワークとTCP/IP上のリモー
トプロシジャコール(遠隔関数呼び出し)であるRPC
のことである。本実施の形態によれば、オブジェクト実
行手段の選択の自由度が増大するため、[請求項1]の
効果を益々増強する。
【0264】図38は各オブジェクト実行手段との間のネ
ットワークが低速な場合に、電力系統監視制御システム
全体の処理性能が低下することを示す概念図である。こ
れは、情報入力オブジェクト91と表示オブジェクト94や
記録オブジェクト93等の各オブジェクト実行手段とを接
続するネットワーク90がボトルネックとなるためであ
る。
【0265】図39は[請求項19]に係る電力系統監視
制御システムの実施の形態を示す構成図であり、情報入
力手段とそれらのオブジェクト間の情報授受が高速に実
行できるようにしたものである。図39に示すように情報
入力オブジェクトを分散配置し、情報入力手段に入力さ
れた情報を各オブジェクトが参照する場合の低速なネッ
トワークに起因するボトルネックを回避しようとしてい
る。
【0266】図39では情報入力オブジェクト1(91)と
情報入力オブジェクト2(96)の間が低速なネットワー
ク90であり、又、情報入力オブジェクト2(96)と監視
オブジェクト(92),記録オブジェクト(93),表示オ
ブジェクト(94),制御オブジェクト(95)の各オブジ
ェクト実行手段間が高速なネットワーク97になってい
る。
【0267】上記構成において、情報入力オブジェクト
1(91)は収集した情報を保持することなく直ちに全て
の情報入力オブジェクト2(96)に出力する。これを受
けた情報入力オブジェクト2(96)は[請求項1]で示
した情報入力オブジェクトと同様な作用を行なう。
【0268】上記により情報を入力された情報入力オブ
ジェクト2(96)は、情報入力オブジェクト1(91)と
の間が低速なネットワーク90であっても、ある情報に関
して低速なネットワークを経由して情報の授受を行なう
のは1回だけでよく、一旦情報入力オブジェクト2(9
6)に入力された情報については、情報入力手段2と各
オブジェクト実行手段92…95との間で何度情報の授受を
行なっても、両者の間が高速なネットワーク97で接続さ
れているので、情報授受の効率が低下することはない。
【0269】図40は[請求項20]に係る監視・制御シ
ステムの実施の形態を示す構成図である。本実施の形態
ではオブジェクトを呼び出す際に、オブジェクト呼び出
しの頻度が増えてもオブジェクトの配信のためのオーバ
ーヘッドが増えないようにしたものである。そのため電
力系統監視制御システムのオブジェクト実行手段におい
て、オブジェクト保存手段から配信されたオブジェクト
を一定期間保持する手段(オブジェクト保持手段)140
を設けたものである。
【0270】オブジェクト実行手段13は図40に示すよう
に以下の構成要素からなる。 (1)オブジェクト受信手段41。 (2)オブジェクト実行環境42。 (3)入出力装置43。 (4)オブジェクト保持手段140 。
【0271】上記の(1)〜(3)は[請求項1]や
[請求項2]のオブジェクト実行手段が持つ構成要素と
全く同じ構成要素であり、各要素の作用は[請求項
1],[請求項2]と同様の作用を行なう。
【0272】上記(4)は以下の作用を行なう。 ・オブジェクト受信手段41が受信したオブジェクトを一
定の期間保持する。以下、保持しているオブジェクトを
キャッシュされたオブジェクトと呼ぶ。又、保持してい
るオブジェクトが複数ある場合は、それら複数のオブジ
ェクトを総称してキャッシュされたオブジェクト群と呼
ぶ。
【0273】・オブジェクト管理手段14からオブジェク
トの実行を指示されると実行を指示されたオブジェクト
が上記のキャッシュされたオブジェクト群の中にあるか
どうか調べる。そこにあれば、キャッシュされたオブジ
ェクト群の中から当該オブジェクトを取り出し、そのオ
ブジェクトの実行を開始する。
【0274】・上記のキャッシュされたオブジェクト群
の中に指示されたオブジェクトが存在しない場合は、通
常の手順に従ってオブジェクト保存手段12からオブジェ
クトの配信を受けて、当該オブジェクトの実行を開始す
る。そのオブジェクトは又一定期間オブジェクト保持手
段140 の中で保持する。
【0275】上記作用に伴ない、オブジェクト管理手段
とオブジェクト実行手段間のオブジェクト実行指示の方
法が、次の2つのステップからなる実行指示方法に変更
される。
【0276】step1:オブジェクトの種類を指定し
てオブジェクトの実行を指示する。オブジェクト実行手
段が当該オブジェクトを保持していれば、保持している
オブジェクトの実行を開始し、以下に示すstep2は
省略される。オブジェクト実行手段が当該オブジェクト
を保持していなければ次のstep2を実行する。
【0277】step2:オブジェクト管理手段はオブ
ジェクト保存手段から実行を指示するオブジェクトを取
り出し、そのオブジェクトを目的のオブジェクト実行手
段に配信する。配信後、配信したオブジェクトの実行を
指示する。
【0278】なお、オブジェクト保持手段で保持する期
間は任意に選んでよい。例えば、オブジェクト保持手段
で保持できるオブジェクトの容量に余裕がある場合に
は、容量の許す限り保持し続けてもよいし、当該オブジ
ェクト実行手段のイニシャライズの都度、保持していた
オブジェクトを破棄するようにしてもよい。本実施の形
態によると、動的な機能配置の頻度が増えてもオブジェ
クトの配置のためのオーバーヘッドの増大を抑えること
ができる。
【0279】図41は[請求項21]に係る監視・制御シ
ステムの実施の形態を示す構成図である。本実施の形態
では複数のオブジェクト又はオブジェクト実行手段を予
め決められたグループ毎に配置を決めたり、プログラム
などの外部条件に応じてグループを決定しておこうとす
るものである。
【0280】そのため、複数のオブジェクト又はオブジ
ェクト実行手段が協調して、ネットワークを介した監視
・制御をする際に、複数のオブジェクト又はオブジェク
ト実行手段をグループ化する制御手段を設けるようにし
た。
【0281】図41において、情報入力手段11,オブジェ
クト保存手段12,オブジェクト実行手段13及びオブジェ
クト管理手段14は、図2,図6と同じ構成であり、又、
メッセージ交換手段815 は図36と同じ構成である。
【0282】816 は本実施の構成として新たに付加され
たものであり、オブジェクト又はオブジェクト実行手段
を1つあるいは複数のオブジェクト又はオブジェクト実
行手段にグループ化するグループ化制御手段である。81
6 はオブジェクトあるいはオブジェクト実行手段で実現
されるが、例えば図5に示すような計算機システムでも
構成することができる。
【0283】したがってグループ化制御手段はネットワ
ークを介して分散配置された複数のオブジェクト又はオ
ブジェクト実行手段を、1つあるいは複数のオブジェク
ト又はオブジェクト実行手段にグループ化する。監視対
象システムは各々グループ単位で監視制御され、オブジ
ェクト又はオブジェクト実行手段グループ間での分散処
理が実現される。
【0284】通常時の動作を説明する。情報入力手段1
1,オブジェクト保存手段12,オブジェクト実行手段1
3,オブジェクト管理手段14は、図2と同じように動作
する。又、メッセージ交換手段100 は図36と同じように
動作する。
【0285】グループ化制御手段816 はメッセージ交換
手段100 を媒介として、オブジェクト管理手段14,オブ
ジェクト実行手段13,情報入力手段11等からの情報によ
り、監視・制御対象の範囲を監視制御するオブジェクト
又はオブジェクト実行手段のグループを決定する。
【0286】これらはメッセージ交換手段100 を介し
て、オブジェクト管理手段又はオブジェクト実行手段へ
通知する。図41ではグループ化制御手段と他の手段間の
データの流れ及びこれを介するメッセージ交換手段は省
略された図となっている。
【0287】図42は上記図41を更に具体化して示した構
成図であり、情報入力手段もオブジェクトとして実行さ
れている例である。又、表示オブジェクト,記録オブジ
ェクトは[請求項1]と同じものである。オブジェクト
管理手段14は図2などと同じ作用をするが、オブジェク
トのグループ化制御手段825 により、実行の開始を指示
できるオブジェクトに制限が加えられる。
【0288】図42では物理的に離れた個所にあるオブジ
ェクト実施手段である表示オブジェクト,記録オブジェ
クトが、TC装置1に関する監視制御を行なうオブジェ
クト実施手段グループ1を構成し、同一オブジェクト実
施手段内の記録オブジェクト,表示オブジェクトがグル
ープ2を構成する。
【0289】本実施の形態によると、複数のオブジェク
ト又はオブジェクト実行手段をグループ化することがで
きるので、例えば、ある特定の情報入力手段,記録オブ
ジェクト,表示オブジェクトなど(夫々ネットワークを
介して接続された別々のオブジェクト実行手段の中で実
行できる)が、連系して特定の監視対象システムを監視
制御することが可能となる。
【0290】オブジェクト実行手段は各々分散している
場合もあるし、ある特定のグループで同期・連系して動
作することもある。これらの関して、以下に示すものが
考えられる。
【0291】監視対象システム全体を1つあるいは複数
のオブジェクト実施手段グループで管轄、即ち、監視制
御する。又、監視対象システムをいくつかに分割して、
1つ又は複数のオブジェクト実施手段グループで管轄す
る。又、オブジェクトのグループ化,解除を実行する機
構を持つ。即ち、オブジェクトのグループ化制御手段を
以下の条件で設定可能とする。
【0292】1)動的なグループ化,解除:現状のシス
テム形態と同じ考え方で、予め管轄する監視対象システ
ムを固定し、監視制御するオブジェクト又はオブジェク
ト実施手段を固定する。 2)動的なグループ化,解除:[請求項2]と同様に、
オブジェクト実施手段の負荷や障害、又、対象プロセス
の状態等から、動的にオブジェクト又はオブジェクト実
施手段グループを決定する。
【0293】3)グループ化禁止:上記動的グループ解
除に関連して、あるオブジェクト又はオブジェクトのグ
ループの影響(例えばオブジェクトの割り当て過多や障
害)を他のグループへ与えないようにする目的で、ある
オブジェクト又はオブジェクトを実行手段について、グ
ループ化への参加を禁止する機能を持つ。
【0294】本実施の形態によると、オブジェクトの配
置を予め決められたグループ毎に配置を決定したり、プ
ロセスなどの外部条件に応じたグループを決定しておく
などの制御をかけることができるため、従来のような固
定的なシステム構成で、固定的なプロセスを監視制御の
対象とする必要がなくなり、オブジェクト実施手段の有
効活用が可能となる。
【0295】図43は[請求項22]に係る監視・制御シ
ステムの実施の形態を示す構成図である。本実施の形態
では複数のオブジェクト実行手段を用いて同一オブジェ
クトの実行をしようとするものである。したがって本実
施の形態で新たに付加されたものは2重化管理手段200
であり、その他の構成は図2に示すものと同様である。
【0296】なお、2重化管理手段200 はネットワーク
を介して分散配置された複数のオブジェクト実行手段に
対し、同一のオブジェクトの実行を指示し、結果を受信
し、システムとしての最終結果を決定する。2重化管理
手段200 により、同一のオブジェクトを2つ以上のオブ
ジェクト実行手段により実行できるので、次のことが実
現可能となる。
【0297】(1)複数のオブジェクト実行手段の結果
を受け取り、同じ結果であることを確認した後、結果を
使用する。 (2)複数のオブジェクト実行手段で実行した結果、早
く受け取った結果を使用する。 (3)複数のオブジェクト実行手段で実行した結果、正
常に結果を算出したものを使用する。
【0298】図44は作用を説明するための概念図であ
り、2重化要求手段201 はプログラムとデータの両方を
もったオブジェクトを、2つ実行することをオブジェク
ト管理手段14に要求する。オブジェクト管理手段14はオ
ブジェクト要求手段から同じオブジェクトを、オブジェ
クト実行手段(1)13-1とオブジェクト実行手段(2)
13-2に送信する。
【0299】本実施の形態によれば、同一のオブジェク
トを2つ以上のオブジェクト実行手段により実行できる
ので、上記(1)〜(3)のように利用でき、2重化に
必要な特殊なソフトウェアを用意することなく、容易に
2重化システムを構築してシステムの信頼性を高めるこ
とができる。
【0300】図45は[請求項23]に係る監視・制御シ
ステムの実施の形態を示す構成図である。本実施の形態
ではプログラム又はデータを変更した後の動作確認も併
せてできるようにしたものである。電力系統監視制御シ
ステムではプログラムやデータの変更が頻繁に行なわれ
る。
【0301】従来の電力系統監視制御システムではプロ
グラム又はデータを変更した後の動作確認試験を行なう
場合、運用中のシステムに影響を与えないようにするた
め、運用中の計算機から1台又は複数台の計算機を切り
離して行なっていた。
【0302】例えば、従来の代表的な分散型の電力系統
監視制御システム図46においては、監視機能用計算機B
72において変更したプログラムの試験を行なうために、
運用中システム(他の計算機)から計算機72を切り離
し、計算機72で変更したプログラムの動作確認試験を行
なう必要があった。計算機72の試験のためには必要に応
じて他の計算機(例えば、記録機能用計算機C73など)
も運用中システムから切り離す必要があった。
【0303】しかしながら、従来の電力系統監視制御シ
ステムでは、変更を行なったプログラムやデータの動作
確認試験を一部又は全体を運用中システムから切り離す
ことによって実現していたため、切り離した計算機で実
現していた機能が実施できなかった。
【0304】又、信頼性を確保するために1つの機能を
複数の計算機で実現しているシステムでは、プログラム
の確認試験のために1台又は複数台の計算機を切り離し
ても運用中のシステムの機能は損なわれなかった。しか
し、動作確認試験中に運用中の計算機から何らかの障害
で停止した場合、バックアップできないなどの障害によ
り動作確認中の該当機能が実現できなくなっていた。
【0305】従って、本実施例の形態では本発明の[請
求項1]又は[請求項11]を実現する監視・制御シス
テムにおいて、システムの全体又は一部の動作試験を行
なうことを目的に、オブジェクト保存手段12をバージョ
ン管理部32と補助記憶装置31とから構成した。
【0306】バージョン管理部32はバージョンの異なる
複数のオブジェクトを管理すると共に、オブジェクト管
理手段14からのオブジェクト要求メッセージ621 を入力
すると必要なバージョンのオブジェクト1200を補助記憶
装置31から選択して出力するするように構成してある。
【0307】オブジェクト保存手段は電力系統を監視制
御する種々のプログラム又は種々のデータ、あるいはそ
の両方からなる種々オブジェクトを記録保存する。この
とき、同一オブジェクトではあるがバージョンの異なる
複数のオブジェクトを記録保存することもできる。記録
保存されているオブジェクトをオブジェクト管理手段経
由、オブジェクト実行手段に供給する。
【0308】次に作用であるが、オブジェクト管理手段
14はオブジェクト要求メッセージ621 をオブジェクト保
存手段12へ送る。このオブジェクト要求メッセージ621
には、オブジェクト名とオブジェクトバージョンが格納
されている。オブジェクト保存手段12のバージョン管理
部32は、オブジェクト要求メッセージ621 を解読し、該
当オブジェクト1200を補助記憶装置31から読み出し、オ
ブジェクト管理手段14へ送る。
【0309】バージョン管理部32がオブジェクト名とオ
ブジェクトバージョンから該当オブジェクトを読み出す
方法には、以下のような方法がある。 (1)オブジェクト名とオブジェクトバージョンが一致
しているものを読み出す。 (2)オブジェクト名が一致しており、オブジェクトバ
ージョンが最も近いものを読み出す。 (3)同一オブジェクト名が1つのみの場合はオブジェ
クトバージョンに関係なく読み出す。 このようなバージョン管理部32は、複数のオブジェクト
から該当するオブジェクトを読み出す機能を持ってい
る。
【0310】本実施の形態によれば、オブジェクト保存
手段にバージョンの異なる複数のオブジェクトを保存す
ることにより、以下の効果が得られる。 (1)同一機能の異なるバージョンのオブジェクトを読
み出すことにより、プログラムやデータの変更に伴なう
動作確認試験を行なうことができる。 (2)運用中の計算機を停止することなく動作確認試験
を行なうことができる。 (3)運用中の計算機に影響を与えることなく動作確認
試験を行なうことができる。
【0311】本発明の監視・制御システムは、記録媒体
に記録保持されたオブジェクトを、オブジェクト管理手
段からのアクセスによりオブジェクト実行手段に配信供
給して実行されることにより、情報入力手段から入力さ
れる監視・制御対象の状態を示す情報を表示,監視,記
録,制御,運転支援等の各種機能の一部又は全部につい
て実現することができる([請求項24])。
【0312】又、記録媒体に記録保持されたオブジェク
トを、オブジェクト管理手段からのアクセスによりオブ
ジェクト実行手段に配信供給して実行されることによ
り、オペレータ又は他の制御手段から制御指示を受け付
けて、監視・制御対象を制御する機能を実現することが
できる([請求項25])。
【0313】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればプ
ログラムとデータとからなるオブジェクトを配信し、こ
れを用いてオブジェクトの実行をするように構成したの
で、機能拡張の容易な監視制御システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の[請求項1],[請求項2],[請求
項3]に係る監視・制御システムの概念を示す図。
【図2】図1の概念を機能ブロックで表わしたブロック
構成図。
【図3】情報入力手段11の具体的な実施の形態の一例を
示すブロック構成図。
【図4】オブジェクト保存手段12の具体的な実施の形態
の一例をを示すブロック構成図。
【図5】オブジェクト実行手段13の具体的な実施の形態
の一例を示すブロック構成図。
【図6】オブジェクト管理手段14の具体的な実施の形態
の一例を示すブロック構成図。
【図7】オブジェクト管理手段14とオブジェクト保存手
段12が物理的に同一の計算機システムで構成されるケー
スを示すブロック図。
【図8】オブジェクト管理手段14とオブジェクト実行手
段13が物理的に同一の計算機システムで構成されるケー
スを示すブロック図。
【図9】オブジェクト管理手段14の処理内容の一例を示
すフローチャート。
【図10】オブジェクト実行手段13の処理内容の一例を示
すフローチャート。
【図11】表示オブジェクトの一例を示すブロック図。
【図12】記録オブジェクトの一例を示すブロック図。
【図13】系統監視盤オブジェクトの一例を示すブロック
図。
【図14】制御オブジェクトの一例を示すブロック図。
【図15】監視オブジェクトの一例を示すブロック図。
【図16】各オブジェクトを組み合わせて実現される電力
系統監視制御システムの概念図。
【図17】図16に制御機能を拡張し、電力系統監視制御シ
ステムを発展させた概念図。
【図18】オブジェクト管理手段の中の供給管理の処理内
容を示すフローチャート。
【図19】本発明の監視・制御システムの実施の形態1を
示す構成図。
【図20】本発明の監視・制御システムの実施の形態2を
示す構成図。
【図21】本発明の監視・制御システムの実施の形態3を
示す構成図。
【図22】本発明の監視・制御システムの実施の形態4を
示す構成図。
【図23】本発明の監視・制御システムの実施の形態5を
示す構成図。
【図24】本発明の監視・制御システムの実施の形態6を
示す構成図。
【図25】本発明の監視・制御システムの実施の形態7を
示す構成図。
【図26】本発明の監視・制御システムの実施の形態8を
示す構成図。
【図27】本発明の監視・制御システムの実施の形態9を
示す構成図。
【図28】本発明の監視・制御システムの実施の形態10
を示す構成図。
【図29】本発明の監視・制御システムの実施の形態11
を示す構成図。
【図30】本発明の監視・制御システムの実施の形態12
を示す構成図。
【図31】本発明の監視・制御システムの実施の形態13
を示す構成図。
【図32】本発明の監視・制御システムの実施の形態14
を示す構成図。
【図33】本発明の監視・制御システムの実施の形態15
を示す構成図。
【図34】本発明の監視・制御システムの実施の形態16
を示す構成図。
【図35】本発明の監視・制御システムの実施の形態17
を示す構成図。
【図36】本発明の[請求項4]に係る電力系統監視制御
システムの実施の形態を示す構成図。
【図37】メッセージ交換の概念を示す図。
【図38】情報入力手段と各オブジェクト実行手段の間の
ネットワークの情報伝達速度がボトルネックとなりシス
テム全体の性能が低下する場合の例を示す概念図。
【図39】本発明の[請求項19]に係る監視・制御シス
テムの実施の形態を示す構成図。
【図40】本発明の[請求項20]に係る監視・制御シス
テムの実施の形態を示す構成図。
【図41】本発明の[請求項21]に係る監視・制御シス
テムの実施の形態を示す構成図。
【図42】図41を更に具体的に示した構成図。
【図43】本発明の[請求項22]に係る監視・制御シス
テムの実施の形態を示す構成図。
【図44】図43の作用を説明するための概念図。
【図45】本発明の[請求項23]に係る監視・制御シス
テムの実施の形態を示す構成図。
【図46】従来の監視・制御システムの概念図。
【符号の説明】
11 情報入力手段 12 オブジェクト保持手段 13 オブジェクト実行手段 14 オブジェクト管理手段 14a ネットワーク 14b 管理カーネル 20 監視・制御対象 23 情報保存エリア 31 補助記憶装置 41 オブジェクト受信部 42 オブジェクト実行環境 100 メッセージ交換手段 120 オブジェクト 200 二重化管理手段 392 編集部 816 グループ化制御手段 Ma,Mb モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 邦明 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 高崎 耕太郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 状態が変化する監視・制御対象から当該
    状態を示す情報を入力する情報入力手段と、この情報入
    力手段から出力される状態情報を入力し、その入力情報
    を表示,記録監視,運転支援する機能あるいはその入力
    情報に基づいて監視・制御対象を制御する機能等各種機
    能の一部又は全部の機能を実現するために必要なプログ
    ラム又はデータ、あるいはプログラムとデータの両方か
    ら構成されるオブジェクトを予め記録保存するオブジェ
    クト保存手段と、このオブジェクト保存手段にアクセス
    し、そこに記録保存されているオブジェクトを配信供給
    するオブジェクト管理手段と、このオブジェクト管理手
    段から配信されたオブジェクトを受信し、このオブジェ
    クトを実行することにより、前記情報入力手段から状態
    情報を入力し、この状態情報を予め定められている形態
    の情報に処理するオブジェクト実行手段とからなること
    を特徴とする監視・制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の監視・制御システムにお
    いて、実行オブジェクトの動的選択手段を付加したこと
    を特徴とする監視・制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の監視制御システムにおい
    て、実行オブジェクトは計算機負荷の低いオブジェクト
    実行手段と、必要な処理量に応じた処理能力を有するオ
    ブジェクト実行手段及び実行オブジェクトをキャッシュ
    しているオブジェクト実行手段であることを特徴とする
    監視制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の監視・制御システムにお
    いて、前記オブジェクトは、前記オブジェクト実行手段
    によって実行されることにより、監視・制御対象の状態
    情報を入力してこれを画面又は映像又はモザイク盤又は
    音声又は警報又はこれらを組み合わせた形態の情報とし
    てオブジェクト実行手段から出力することを特徴とする
    監視・制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の監視・制御システムにお
    いて、前記オブジェクトは、前記オブジェクト実行手段
    によって実行されることにより、監視・制御対象の状態
    情報を入力してこれを電力系統の単線結線図にして表示
    する情報としてオブジェクト実行手段から出力すること
    を特徴とする監視・制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の監視・制御システムにお
    いて、前記オブジェクトは、前記オブジェクト実行手段
    によって実行されることにより、監視・制御対象の状態
    情報を入力して監視・制御対象の状態を監視又は記録又
    は支援計算し、その監視結果又は記録結果又は支援計算
    結果をオブジェクト実行手段から出力して記憶メモリに
    保存させることを特徴とする監視・制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の監視・制御システムにお
    いて、前記オブジェクト保存手段は第1のオブジェクト
    及び第2のオブジェクトを保存するように構成され、前
    記オブジェクト実行手段は第1のオブジェクト及び第2
    のオブジェクトを夫々実行するように第1のオブジェク
    ト実行手段及び第2のオブジェクト実行手段から構成さ
    れ、第1のオブジェクトは、第1のオブジェクト実行手
    段で実行されると、前記情報入力手段から監視・制御対
    象の状態を示す情報を入力し、その状態情報を監視又は
    記録又は支援計算し、監視結果又は記録結果又は支援計
    算結果を出力し、あるいはその出力を記憶メモリに保存
    し、第2のオブジェクトは、第2のオブジェクト実行手
    段で実行されると前記第1のオブジェクト実行手段から
    出力されたあるいは記憶メモリに保存された監視結果又
    は記録結果又は支援計算結果を入力し、この結果を編集
    して画面に表示する形態の情報にして出力することを特
    徴とする監視・制御システム。
  8. 【請求項8】 状態が変化する監視・制御対象から当該
    状態を示す情報を入力する情報入力手段と、制御指示情
    報を入力すると前記監視・制御対象へ制御信号を送り制
    御する制御信号送出手段と、プログラム又はデータ、あ
    るいはプログラムとデータの両方から構成される1つ以
    上のオブジェクトを記録保存するオブジェクト保存手段
    と、オブジェクト保存手段にアクセスし、そこに記録保
    存しているオブジェクトを配信供給するオブジェクト管
    理手段と、オブジェクト管理手段から供給されたオブジ
    ェクトを実行するオブジェクト実行手段とからなり、前
    記オブジェクトは、オブジェクト実行手段で実行される
    ことにより、前記情報入力手段から監視・制御対象の状
    態を示す情報を入力し、その状態情報を画面又は映像の
    形態の情報として出力すると共に、オペレータ又は他の
    手段からの制御指示を受け付けてその制御指示情報を前
    記制御信号送出手段に出力することを特徴とする監視・
    制御システム。
  9. 【請求項9】 状態が変化する監視・制御対象から当該
    状態を示す情報を入力する情報入力手段と、制御指示を
    受け付けて制御指示情報を出力する制御指示受付手段
    と、プログラム又はデータ、あるいはプログラムとデー
    タの両方から構成される1つ以上のオブジェクトを記録
    保存するオブジェクト保存手段と、オブジェクト保存手
    段にアクセスし、そこに記録保存しているオブジェクト
    を配信供給するオブジェクト管理手段と、オブジェクト
    管理手段から配信供給されたオブジェクトを実行するこ
    とにより、前記情報入力手段から制御対象の情報を入力
    してその状態情報を画面又は映像の形態の情報として出
    力すると共に、前記制御指示受付手段から制御指示情報
    を入力し、制御信号を制御対象に送信して制御するオブ
    ジェクト実行手段とからなる監視・制御システム。
  10. 【請求項10】 状態が変化する監視・制御対象から当
    該状態を示す情報を入力する情報入力手段と、プログラ
    ム又はデータ、あるいはプログラムとデータの両方から
    構成される1つ以上のオブジェクトを記録保存するオブ
    ジェクト保存手段と、オブジェクト保存手段にアクセス
    し、記録保存しているオブジェクトを配信供給するオブ
    ジェクト管理手段と、オブジェクト管理手段から配信供
    給されたオブジェクトを実行するオブジェクト実行手段
    とからなり、前記オブジェクト保存手段は第1のオブジ
    ェクト及び第2のオブジェクトを保存するように構成さ
    れ、前記オブジェクト実行手段は第1のオブジェクト及
    び第2のオブジェクトを夫々実行するように第1のオブ
    ジェクト実行手段及び第2のオブジェクト実行手段から
    構成され、第1のオブジェクトは、第1のオブジェクト
    実行手段で実行されると、前記情報入力手段から対象シ
    ステムの状態を示す情報を入力してその状態情報を表示
    情報等として出力すると共に、オペレータ又は他の手段
    からの制御指示を受け付けてその制御指示情報を出力
    し、第2のオブジェクは、第2のオブジェクト実行手段
    で実行されると、第1のオブジェクト実行手段から出力
    された制御指示情報を入力して監視・制御対象へ制御信
    号を送信して制御することを特徴とする監視・制御シス
    テム。
  11. 【請求項11】 プログラム又はデータ、あるいはプロ
    グラムとデータの両方から構成される1つ以上のオブジ
    ェクトを記録保存するオブジェクト保存手段と、オブジ
    ェクト保存手段が記録保存しているオブジェクトを配信
    供給するオブジェクト管理手段と、オブジェクト管理手
    段から配信供給されたオブジェクトを実行するオブジェ
    クト実行手段と、制御指示情報を入力して監視・制御対
    象へ制御信号を送信して制御する制御信号送信手段とか
    らなり、オブジェクトは、オブジェクト実行手段で実行
    されると、オペレータ又は他の手段からの制御指示を受
    け付けて前記制御信号送信手段に制御指示情報を出力す
    ることを特徴とする監視・制御システム。
  12. 【請求項12】 プログラム又はデータ、あるいはプロ
    グラムとデータの両方から構成される1つ以上のオブジ
    ェクトを記録保存するオブジェクト保存手段と、オブジ
    ェクト保存手段が記録保存しているオブジェクトを配信
    供給するオブジェクト管理手段と、オブジェクト管理手
    段から配信供給されたオブジェクトを実行するオブジェ
    クト実行手段と、オペレータ又は他の手段からの制御指
    示を受け付けて制御指示情報を出力する制御指示受付手
    段とからなり、オブジェクトは、オブジェクト実行手段
    で実行されると、前記制御指示受付手段から制御指示情
    報を入力して監視・制御対象へ制御信号を送信して制御
    することを特徴とする監視・制御システム。
  13. 【請求項13】 プログラム又はデータ、あるいはプロ
    グラムとデータの両方から構成される1つ以上のオブジ
    ェクトを記録保存するオブジェクト保存手段と、このオ
    ブジェクト保存手段にアクセスし、オブジェクトを配信
    供給するオブジェクト管理手段と、このオブジェクト管
    理手段から配信供給された前記オブジェクトを実行する
    オブジェクト実行手段とからなり、前記オブジェクト保
    存手段は第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトを
    保存するように構成され、前記オブジェクト実行手段は
    第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトを夫々実行
    するように第1のオブジェクト実行手段及び第2のオブ
    ジェクト実行手段から構成され、第1のオブジェクト
    は、第1のオブジェクト実行手段で実行されると、オペ
    レータ又は他の手段からの制御指示を受け付けて制御指
    示情報を出力し、第2のオブジェクトは、第2のオブジ
    ェクト実行手段で実行されると、第1のオブジェクト実
    行手段から制御指示情報を入力して監視・制御対象への
    制御信号を送信することを特徴とする監視・制御システ
    ム。
  14. 【請求項14】 状態が変化する監視・制御対象から当
    該状態を示す情報を入力する情報入力手段と、プログラ
    ム又はデータ、あるいはプログラムとデータの両方から
    構成される1つ以上の静的オブジェクトを記録保存する
    静的オブジェクト保存手段と、前記情報入力手段から入
    力した監視・制御対象の状態を示す情報及び前記静的オ
    ブジェクトから監視・制御対象の状態に則して監視・制
    御対象を画面,映像,モザイク表示盤,音声,警報のい
    ずれか又はこれらを組み合わせた形態で表現する情報を
    出力するプログラム又はデータ、あるいはプログラムと
    データの両方から構成される1つ以上の動的オブジェク
    トを編集する動的オブジェクト編集手段と、この動的オ
    ブジェクトを格納する動的オブジェクト保存手段と、こ
    の動的オブジェクト保存手段に格納された動的オブジェ
    クトを配信供給するオブジェクト管理手段と、このオブ
    ジェクト管理手段から配信された動的オブジェクトを受
    信し、これを実行して監視・制御対象の状態を示す情報
    に則して監視・制御対象を画面,映像,モザイク表示
    盤,音声,警報のいずれか又はこれらの組み合わせた形
    態で表現する情報を出力するオブジェクト実行手段とか
    らなる監視・制御システム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の監視・制御システム
    において、オブジェクト管理手段へオブジェクト要求信
    号を送信するオブジェクト要求手段を設け、オブジェク
    ト管理手段は、オブジェクト要求信号を受信すると動的
    オブジェクト保存手段に格納された動的オブジェクトを
    オブジェクト実行手段に配信供給し、このオブジェクト
    実行手段は、オブジェクト管理手段から配信供給された
    動的オブジェクトを実行して監視・制御対象の状態を示
    す情報に則して監視・制御対象を画面,映像,モザイク
    表示盤,音声,警報のいずれか又はこれらの組み合わせ
    た形態で表現する情報を出力することを特徴とする監視
    ・制御システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の監視・制御システム
    において、動的オブジェクト編集手段は、情報入力手段
    が入力した監視・制御対象の状態を示す情報と静的オブ
    ジェクト保存手段が記録保存する静的オブジェクトから
    監視対象の状態に則して監視・制御対象を画面,映像,
    モザイク表示盤,音声,警報のいずれか又はこれらを組
    み合わせた形態で表現する情報のうちの時間又は監視・
    制御対象内の特定部分又は監視・制御対象内の位置(地
    域)又はそれらの組み合わせた条件毎に該当する部分の
    情報を出力するプログラム又はデータ又は両方からなる
    動的オブジェクトを編集して動的オブジェクト保存手段
    に格納し、時間又は監視対象内の特定部分又は監視対象
    内の位置(地域)又はこれらの組み合わせた条件付きの
    オブジェクト要求信号を送信するオブジェクト要求手段
    を設け、条件付きのオブジェクト要求信号をオブジェク
    ト管理手段が受信すると、動的オブジェクト保存手段に
    格納されている条件に該当する情報を出力する動的オブ
    ジェクトをオブジェクト実行手段に配信供給し、オブジ
    ェクト実行手段は、オブジェクト管理手段から配信供給
    された動的オブジェクトを実行して監視・制御対象の状
    態に則して監視・制御対象を画面,映像,モザイク盤,
    音声,警報のいずれか又はこれらの組み合わせた形態で
    表現する情報のうちの時間又は監視・制御対象内の特定
    部分又は監視・制御対象内の位置(地域)又はこれらの
    組み合わせた条件に該当する部分を出力することを特徴
    とする監視・制御システム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の監視・制御システム
    において、静的オブジェクト保存手段は、情報入力手段
    が入力した電力系統の状態を示す情報と静的オブジェク
    ト保存手段が保存する静的オブジェクトから電力系統の
    状態に則して単線結線図,音声,警報のいずれか又はこ
    れらの組み合わせた形態で表現する情報のうちの電力設
    備又は地域又は電圧階級又は時間又はそれらの組み合わ
    せた条件毎に該当する部分を出力するプログラム又はデ
    ータ、あるいはプログラムとデータの両方から構成され
    る1つ以上の静的オブジェクトを記録保存し、オブジェ
    クト要求手段は、電力設備又は地域又は電圧階級又は時
    間又はそれらの組み合わせた条件付きオブジェクト要求
    信号を、オブジェクト管理手段へ送信し、オブジェクト
    管理手段は、この条件付きオブジェクト要求信号を受信
    すると動的オブジェクト保存手段に格納された条件に該
    当する情報を出力し、オブジェクト実行手段は、前記オ
    ブジェクト管理手段から配信供給された動的オブジェク
    トを実行しかつ実行して電力系統の状態を示す情報に則
    して電力系統を単線結線図,音声,警報のいずれか又は
    これらの組み合わせた形態で表現する情報のうちの電力
    設備又は地域又は電圧階級又は時間又はそれらの組み合
    わせた条件に該当する部分を出力することを特徴とする
    監視・制御システム。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし請求項17記載の監視
    ・制御システムにおいて、複数のオブジェクト実行手段
    の間でネットワークを介して互いのオブジェクトの機能
    を呼び出すためのメッセージ交換手段を備えたことを特
    徴とする監視制御システム。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし請求項18記載の監視
    ・制御システムにおいて、系統の状態を表示,監視,記
    録,運転支援するために分散配置した各オブジェクト実
    行手段の各々に対して情報入力手段を個々に備えたこと
    を特徴とする監視制御システム。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし請求項19記載の監視
    ・制御システムにおいて、オブジェクト保存手段から配
    信されたオブジェクトを一定期間保持する手段(オブジ
    ェクト保持手段)を備えたことを特徴とする監視制御シ
    ステム。
  21. 【請求項21】 請求項1又は請求項18記載の監視・
    制御システムにおいて、複数のオブジェクト又はオブジ
    ェクト実行手段が協調して、ネットワークを介した監視
    ・制御をする際に、複数のオブジェクト又はオブジェク
    ト実行手段をグループ化する制御手段を備えたことを特
    徴とする監視制御システム。
  22. 【請求項22】 請求項1又は請求項11又は請求項1
    2記載の監視・制御システムにおいて、同一オブジェク
    トを複数のオブジェクト実行手段にて実行する2重化管
    理手段を備えたことを特徴とする監視制御システム。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし請求項22記載の監視
    ・制御システムにおいて、オブジェクト要求メッセージ
    を設けると共に、オブジェクト保存手段には複数の機能
    を実現するオブジェクトを格納しておく補助記憶装置
    と、前記オブジェクト要求メッセージに従って必要なオ
    ブジェクトを外部に出力する機能を有するバージョン管
    理部を備えたことを特徴とする監視・制御システム。
  24. 【請求項24】 請求項1記載の監視・制御システムに
    おいて、オブジェクト保存手段に収納されると共に、オ
    ブジェクト管理手段からのアクセスによりオブジェクト
    実行手段に配信供給され、オブジェクト実行手段によっ
    て実行されることにより、情報入力手段から入力される
    監視・制御対象の状態を示す情報を表示,監視,記録,
    制御,運転支援等の各種機能の一部又は全部について実
    現するオブジェクトを記録保持する記録媒体。
  25. 【請求項25】 請求項11記載の監視・制御システム
    において、オブジェクト保存手段に収納されると共に、
    オブジェクト管理手段からのアクセスによりオブジェク
    ト実行手段に配信供給され、オブジェクト実行手段によ
    って実行されることにより、制御指示を受け付けて、監
    視・制御対象を制御する機能を実現するオブジェクトを
    記録保持する記録媒体。
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