JP2000078621A - 配線盤制御システム - Google Patents

配線盤制御システム

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JP2000078621A
JP2000078621A JP10246079A JP24607998A JP2000078621A JP 2000078621 A JP2000078621 A JP 2000078621A JP 10246079 A JP10246079 A JP 10246079A JP 24607998 A JP24607998 A JP 24607998A JP 2000078621 A JP2000078621 A JP 2000078621A
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Naoto Kaneko
直人 金子
Hiroshi Yoshida
宏 吉田
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の配線盤装置を管理作業の負担を軽減す
ることを目的とする。 【解決手段】 装置側通信手段103を介して入力され
た操作指示に応じて、ジャンパー接続手段102が配線
盤101にジャンパー線を形成する複数の配線盤装置1
04の動作を制御する集約制御装置110を備えた配線
盤制御システムにおいて、集約制御装置110は、複数
の制御側通信手段111と、複数の配線盤装置104に
対応する管理情報を格納する管理情報格納手段112
と、獲得した制御側通信手段111を介して指定された
配線盤装置104に送信対象の情報を送出する送出制御
手段113と、所定の操作オーダを受け付けるオーダ入
力手段114と、指定された接続情報を用いて、適切な
ジャンパー線接続の形成に必要な操作指示を作成する操
作指示作成手段115と、配線盤装置104からの応答
に応じて必要な障害情報を収集する情報収集手段116
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加入者と交換機と
の間において、個々の加入者側回線を交換機の加入者端
子に接続する主配線盤(MDF:Main Distributing Frame)
や、様々な設備装置間を接続する中間端子盤(IDF:Inte
rmediate Distributing Frame)の動作を制御する配線盤
制御システムに関するものである。主配線盤や中間端子
盤などの配線盤は、双方の配線をそれぞれ終端してお
り、内部のジャンパー線によって、双方の設備の独立性
を保ちつつ接続している。このような配線盤におけるジ
ャンパー線の接続作業は、設備の設置や増設あるいは撤
去に伴うものであるため、旧来は、該当する作業が発生
した際に、保守作業者が現場で作業することが一般的で
あった。しかしながら、近年では、様々な分野におい
て、迅速かつ低価格のサービスが求められており、特
に、多数の利用者からの要求に応じてサービスを提供す
る通信分野においては、上述したような人手に頼る作業
を極力削減することが必要とされている。このような要
求に応えるために、公衆網通信サービス分野では、操作
端末からの指示に従って、主配線盤に予め余裕を持って
配置された接続部品を用いて、自動的にジャンパー線の
接続を行う自動MDF装置が開発されている。
【0002】
【従来の技術】図12に、従来の自動MDF装置を適用
した公衆網通信サービスシステムの構成を示す。図12
に示した自動MDF装置410において、ピン操作機構
411は、制御部412からの指示に応じて、マトリッ
クスボード413に接続用のピンを挿入することによ
り、指定された加入者側回線と交換機の適切なノードと
を接続する構成となっている。
【0003】また、操作端末401および上述した制御
部412は、それぞれモデム402、414を介して公
衆網に接続されており、操作者が、この操作端末401
を介して、各局舎に設置された自動MDF装置410の
制御部412にオーダを送出し、また、このオーダに対
する応答を受け取ることができるように構成されてい
る。例えば、上述した操作端末401によって、自動M
DF装置410のマトリックスボード413における接
続状態の変更を必要とするオーダが発行された場合に、
このオーダは、モデム414を介してこの自動MDF装
置410の制御部412に入力され、この管理処理部4
15によって得られた解釈結果がルート決定部416の
処理に供される構成となっている。
【0004】また、ルート決定部416は、管理処理部
415から解釈結果と接続情報格納部417に格納され
た接続情報(後述する)とに基づいて、操作対象となる
ルートを抽出し、操作制御部418によるピン操作機構
411の操作処理に供する構成となっている。ここで、
例えば、マトリックスボード413が3段リンク構成で
ある場合は、接続情報格納部417は、加入者側の1次
マトリックスボード(以下、1次MBと略称する)の各
行と線路番号との対応関係を示す線路番号情報と、交換
機側の3次マトリックスボード(以下、3次MBと略称
する)の各行と収容位置および種別との対応関係を示す
収容位置情報とともに、1次MBと中間の2次マトリッ
クスボード(以下、2次MBと略称する)とのリンクに
関する1次2次間リンク情報および2次MBと3次MB
とのリンクに関する2次3次間リンク情報とを格納して
おけばよい。
【0005】一方、例えば、引っ越しなどによる移転手
続きの申し込みを受けた際に、操作者は、操作端末40
1を操作して、移転元のエリアを管轄する局舎Aに備え
られた自動MDF装置410に対して、該当する加入者
回線に対応するジャンパー線の抜去を指示するオーダを
発行し、また、移転先のエリアを管轄する局舎Bに備え
られた自動MDF装置410に対して、移転先の加入者
回線と交換機を接続するためのジャンパ線の接続を指示
するオーダを発行する。
【0006】抜去が指示された旨の解釈結果を受け取っ
た場合に、ルート決定部416は、上述した線路番号情
報と収容位置情報とから1次2次間リンク情報および2
次3次間リンク情報を辿ることにより、該当する加入者
回線を交換機に接続しているジャンパー線に相当する接
続ピンを特定し、これに応じて、操作制御部418は、
ピン操作機構411の動作を制御して、該当する接続ピ
ンを抜去すればよい。
【0007】一方、接続が指示された旨の解釈結果を受
け取った場合に、ルート決定部416は、1次2次間リ
ンク情報および2次3次間リンク情報を探索して得られ
た接続ピンで塞がれていない空き差点から、該当する1
次MBの行と3次MBの行とを接続するために利用可能
な差点を抽出し、これに応じて、操作制御部418は、
ピン操作機構411の動作を制御して、該当する空き差
点に接続ピンを挿入すればよい。
【0008】このように、従来の公衆網通信サービスシ
ステムにおいては、操作端末401を介して各局舎の自
動MDF装置410に個別に指示を送出し、各自動MD
F装置410において、上述した接続ピンの抜去動作お
よび挿入動作を行うことにより、引っ越しによる移転や
新規の加入などに伴う配線盤のジャンパー接続作業の自
動化を実現していた。
【0009】また、上述したような接続ピンの挿入動作
および抜去動作の完了に応じて、管理処理部415は、
完了した操作内容に応じて接続情報格納部417を更新
するとともに、モデム414を介して操作端末に動作の
完了を通知し、また、動作の結果を示すジャーナル情報
を生成して、フロッピーディスク装置419などの補助
記憶装置に蓄積する構成となっている。
【0010】一方、ピン操作機構411の操作に障害が
発生した場合などには、管理処理部415により、モデ
ム414を介して操作端末401に障害が発生した旨が
通知されるとともに、障害の詳細を示すジャーナル情報
が作成されてフロッピーディスク装置419に蓄積され
る。また、図12において、保守端末403は、モデム
404を介して公衆網に接続されており、操作端末40
1の操作者から障害が発生した旨の報告を受けたとき
に、保守作業者は、この保守端末403を介して該当す
る自動MDF装置410にアクセスし、該当する自動M
DF装置410からジャーナル情報を収集し、復旧作業
に利用していた。
【0011】更に、各自動MDF装置410において分
散して管理されている接続情報を定期的にバックアップ
する作業や、ピン操作機構411のファームウェアやル
ート決定などの制御プログラムのバージョンアップ作業
なども、この保守端末403を介して保守作業者によっ
て行われている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来方式においては、自動MDF装置410が設置されて
いる任意の無人電話局舎に1時間程度の移動時間で保守
作業者が到達可能な範囲で保守エリアが設定され、それ
ぞれの保守エリアに保守サービス拠点が配置されてい
た。
【0013】このため、各自動MDF装置410にそれ
ぞれの障害情報や接続情報が分散して管理されているこ
とに特段の不都合は生じなかったし、また、保守エリア
内の自動MDF装置410の数が少なかったので、障害
情報の収集や接続情報のバックアップ作業、ファームウ
ェアやソフトウェアのバージョンアップ作業を個々の自
動MDF装置410ごとに行っていても、保守作業者の
負担はそれほど大きいものではなかった。
【0014】しかしながら、近年では、保守作業を担当
する組織の集約化が推進され、1つの県内のサービス拠
点が1つの保守サービスセンタに集約されつつある。こ
のような保守エリアの拡大のため、保守サービスセンタ
で管理すべき自動MDF装置410は膨大な数に上って
おり、障害情報の収集とともに、定期的なバックアップ
作業やバージョンアップ作業の負担が非常に大きくなっ
ている。
【0015】また、保守エリアの拡大に伴って、自動M
DF装置に障害が発生した際に、保守サービスセンタか
ら保守作業者が到着するまでに要する時間が増大するこ
とは必定であるから、緊急のオーダに柔軟に対応可能と
する技術も必要とされている。本発明は、多数の自動M
DF装置を管理するための作業負担を軽減するととも
に、緊急のオーダに柔軟に対応可能とする自動MDF制
御システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1に、請求項1から請
求項3の配線盤制御システムの原理ブロック図を示す。
請求項1の発明は、複数の装置を互いの独立性を保持し
つつ接続するための配線盤101と、操作指示の入力に
応じて、この配線盤の指定された差点について接続ピン
を挿入あるいは抜去してジャンパー線を自動的に接続す
るジャンパー接続手段102と、公衆網を介して情報を
授受するための装置側通信手段103とを有する複数の
配線盤装置104の動作を制御する集約制御装置110
を備えた配線盤制御システムにおいて、集約制御装置1
10は、公衆網を介してそれぞれ情報を授受する複数の
制御側通信手段111と、複数の配線盤装置104に備
えられた配線盤101それぞれに形成された全てのジャ
ンパー線接続を表す接続情報を含む管理情報を格納する
管理情報格納手段112と、送出対象の情報および宛先
の配線盤装置104を示す情報を受け取って、複数の制
御側通信手段111のいずれかを獲得するとともに、こ
の制御側通信手段111を介して該当する配線盤装置1
04との間の回線を接続し、送信対象の情報を獲得した
制御側通信手段111による送出処理に供する送出制御
手段113と、操作対象の配線盤装置104を示す識別
情報と該当する配線盤装置104において操作すべきジ
ャンパー線接続および操作内容を示す操作情報とを含む
操作オーダを上位装置からのオーダとして受け付けるオ
ーダ入力手段114と、操作オーダの入力に応じて、管
理情報格納手段112に格納された識別情報に対応する
接続情報を参照し、この接続情報と操作情報とに基づい
て、適切なジャンパー線接続経路を形成するために必要
な操作を表す操作指示を作成して、この操作指示を送出
対象の情報として送出制御手段113の処理に供する操
作指示作成手段115と、制御側通信手段111を介し
て配線盤装置104から操作指示に対する応答を受け取
り、この応答に応じて、制御側通信手段111を介して
配線盤装置104から必要な障害情報を収集し、該当す
る配線盤装置104の管理情報の一部として、管理情報
格納手段112に蓄積する情報収集手段116とを備え
た構成であることを特徴とする。
【0017】請求項1の発明は、集約制御装置110の
管理情報格納手段112に、全ての配線盤装置104に
関する接続情報が集中して格納されているので、オーダ
入力手段114を介して入力された操作オーダに応じ
て、操作指示作成手段115は、指定された配線盤装置
104における既存のジャンパー線接続を考慮して、新
規の接続を指示する操作指示や既存のジャンパー線接続
を解除する操作指示を作成することができる。
【0018】また、この操作指示と配線盤装置104を
指定する識別情報との入力に応じて、送出制御手段11
3が動作することにより、複数の制御側通信手段111
のいずれかを介して、指定された配線盤装置104に上
述した操作指示が送出される。ここで、複数の制御側通
信手段111は互いに独立に動作可能であり、また、操
作指示作成手段115と送出制御手段113はそれぞれ
独立に処理可能であるから、複数の配線盤装置104に
並行して操作指示を送出したり、操作指示作成処理と操
作指示送出処理とを並行して実行したりすることによ
り、膨大な数の配線盤装置104を効率よく管理するこ
とが可能である。
【0019】また、上述した操作指示に対する応答に応
じて、情報収集手段117が動作することにより、全て
の配線盤装置104において発生した障害に関する障害
情報を集約制御装置110の管理情報格納手段112に
集約することができ、保守作業者に一括して提供するこ
とができる。
【0020】請求項2の発明は、請求項1に記載の配線
盤制御システムにおいて、集約制御装置110は、複写
元および複写先の配線盤装置104を示す識別情報と所
定の複写指示とを含む複写オーダの入力に応じて、管理
情報格納手段112に格納された複写元の配線盤装置1
04に対応する接続情報を参照し、複写元の配線盤装置
104の配線盤101におけるジャンパー線接続状態を
形成するために必要な一連の操作指示を作成して、識別
情報を宛先を示す情報として送出制御手段113に入力
するとともに、一連の操作指示を送出対象の情報として
送出制御手段113の処理に供する指示展開手段121
を備えた構成であり、オーダ入力手段114は、複写オ
ーダを上位装置からのオーダとして受け取って、指示展
開手段121の処理に供する構成であることを特徴とす
る。
【0021】請求項2の発明は、複写オーダで指定され
た複写元の配線盤装置104の接続情報に基づいて、指
示展開手段121が一連の操作指示を作成し、送出制御
手段113の処理に供することにより、複写先として指
定された配線盤装置104に上述した一連の操作指示を
送出することができる。これにより、複写先の配線盤装
置104に備えられたジャンパー接続手段102によ
り、配線盤101上にこの一連の操作指示に従ったジャ
ンパー線接続を形成することができる。
【0022】すなわち、任意の配線盤装置104の配線
盤101におけるジャンパー線の接続状態を別の配線盤
装置104の配線盤101に複写することができる。請
求項3の発明は、請求項1に記載の配線盤制御システム
において、集約制御装置110は、複数の配線盤装置1
04にそれぞれ備えられたジャンパー接続手段102の
動作を制御する動作制御プログラムを受け取り、この動
作制御プログラムを保持する制御プログラム保持手段1
31と、所定のダウンロードオーダの入力に応じて、指
定された配線盤装置104を示す識別情報のそれぞれを
宛先を示す情報として送出制御手段113に入力すると
ともに、動作制御プログラムを送出対象の情報として送
出制御手段113の処理に供するダウンロード処理手段
132とを備えた構成であり、オーダ入力手段114
は、ダウンロードオーダを上位装置からのオーダとして
受け取って、ダウンロード処理手段132の処理に供す
る構成であることを特徴とする。
【0023】請求項3の発明は、ダウンロードオーダの
入力に応じて、ダウンロード処理手段132が送出制御
手段113を操作することにより、制御プログラム保持
手段131に保持された動作制御プログラムを指定され
た配線盤装置104それぞれに送出することができ、複
数の配線盤装置104の動作制御プログラムを集約制御
装置110側で一括して行うことが可能である。
【0024】図2に、請求項4の配線盤制御システムの
原理ブロック図を示す。請求項4の発明は、請求項1に
記載の配線盤制御システムにおいて、オーダ入力手段1
14は、上位装置からのオーダの発信元となる複数の端
末装置105の識別情報に対応して、複数の端末装置1
05に与えられた優先順位を含む端末情報を保持する端
末情報格納手段141と、複数の端末装置105からの
オーダについて受付処理を行う受付処理手段142と、
オーダの受付処理に先立って、発信元の端末装置105
の識別情報に基づいて端末情報格納手段141を参照
し、得られた優先順位に応じて受付処理手段142に送
出するオーダを選択するオーダ選択手段143とを備え
た構成であることを特徴とする。
【0025】請求項4の発明は、オーダ選択手段143
が、端末情報格納手段141に保持された端末情報に応
じて動作することにより、高い優先順位が与えられた端
末装置105からのオーダを優先的に選択し、受付処理
手段142の処理に供することができるから、例えば、
緊急度の高い保守作業のオーダを優先して処理すること
が可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態について詳細に説明する。図3に、請求項1お
よび請求項4の配線盤制御システムを適用した自動MD
F制御システムの構成を示す。図3において、各局舎に
設置されたm個の自動MDF装置2101 〜210
mは、図12に示した自動MDF装置410の制御部4
12に代えて、操作制御部418に相当する操作制御部
211とモデム414を介して後述する通信処理を行う
通信処理部212とを備えて構成されている。
【0027】以下、自動MDF装置2101 〜210m
を総称する際は、単に、自動MDF装置210と称す
る。この自動MDF装置210において、操作制御部2
11は、通信処理部212がモデム414を介して受け
取った操作指示に従ってピン操作機構411を操作し、
配線盤101に相当するマトリックスボード413にお
けるジャンパー線接続作業を行う構成となっている。
【0028】つまり、通信処理部212とモデム414
とによって、装置側通信手段103の機能を果たし、ま
た、動作制御部211とピン操作機構411とによっ
て、ジャンパー接続手段102の機能を果たす構成とな
っている。また、図3に示した集約制御装置220は、
n個のモデム2211 〜221nを備えており、通信処
理部222は、これらのモデム2211 〜221n を介
して操作端末401および保守端末403からのオーダ
を受け取って、受付管理部223を介して制御処理部2
24の処理に供するとともに、この制御処理部224に
よって後述するようにして作成される操作指示をこれら
のモデム2211 〜221n を介して指定された自動M
DF装置210に送出する構成となっている。
【0029】上述した通信処理部212は、n個のモデ
ム2211 〜221n を並行して操作可能な構成となっ
ており、これにより、請求項1で述べた複数の制御側通
信手段111の機能が実現されている。また、図3に示
した集約制御装置220において、端末管理表225
は、請求項4で述べた端末情報格納手段141に相当す
るものであり、上述した操作端末401や保守端末40
3および集約制御装置220のメンテナンスのための管
理端末201などについて、それぞれの識別情報と電話
番号および優先順位を格納し、受付管理部223の処理
に供する構成となっている。
【0030】また、受付管理部223は、請求項4で述
べたオーダ選択手段143に相当するものであり、例え
ば、通信処理部222を介して発信元の電話番号を受け
取って、この端末管理表225を参照することによって
発信元の端末の優先順位を判断し、各端末からのオーダ
を整理して受け付けて、制御処理部224の処理に供す
る構成となっている。
【0031】例えば、保守端末403に対して、操作端
末401や管理端末201よりも高い優先順位を与えて
おけば、緊急度の高い保守端末403からのオーダを優
先的に受け付けることができる。これにより、引っ越し
などに伴う比較的緊急度の低いオーダの有無にかかわら
ず、障害の復旧を目的とした緊急度の高いオーダを優先
的に処理することができるから、保守作業を迅速に進め
ることができる。
【0032】なお、上述したn個のモデム2211 〜2
21n のうちいくつかを各端末からのオーダの受け付け
用に確保しておけば、優先度の高いオーダの処理中に操
作端末401や管理端末201および別の保守端末40
3からのオーダを受け付けることができる。次に、上述
したようにして受け付けたオーダに従って、自動MDF
装置210の動作を制御する方法について説明する。
【0033】図3において、集約制御装置220に備え
られた補助記憶装置226には、自動MDF装置210
1 〜210m に対応して、請求項1で述べた管理情報格
納手段112に相当する管理情報格納部2271 〜22
m が設けられており、これらの管理情報格納部227
1 〜227m に、図12に示した接続情報格納部417
に格納された接続情報と同等の接続情報と後述するジャ
ーナル情報とを格納して、制御処理部224の処理に供
する構成となっている。
【0034】図4に、制御処理部の詳細構成を示す。図
4に示した制御処理部224において、ルート決定部2
31は、オーダ解釈部232を介して操作端末401か
らのジャンパー線接続の変更に関する情報を受け取り、
該当する自動MDF装置210に対応する管理情報格納
部227に格納された接続情報に基づいて、従来の自動
MDF装置410に備えられたルート決定部416と同
様にして操作対象となるルートを抽出する構成となって
いる。
【0035】また、このルート決定部231は、抽出し
たルートを形成するために必要な接続ピンの操作を指示
する操作指示を作成して、送出管理部233を介して通
信処理部222に操作指示を送出し、該当する自動MD
F装置210への送信処理に供する構成となっている。
また、図4において、MDF管理表234は、集約制御
装置220が管理する保守エリア内に配置された全ての
自動MDF装置2101 〜210m を示す識別情報に対
応して、各自動MDF装置210の電話番号を格納し、
上述した送出管理部233の処理に供する構成となって
いる。
【0036】また、図4に示した管理処理部235にお
いて、管理制御部241は、通信処理部222を介し
て、自動MDF装置210が上述した操作指示に対した
返した応答を受け取り、この応答に応じて、情報更新部
242、情報収集部243および監視表作成部244の
動作を制御する構成となっている。この情報更新部24
2は、管理制御部241からの指示に応じて、指定され
た管理情報格納部227の接続情報を更新する構成とな
っており、一方、情報収集部243は、管理制御部24
1からの指示に応じて、指定された自動MDF装置21
0から障害情報を収集し、該当する装置の状態情報を含
んだジャーナル情報として該当する管理情報格納部22
7に蓄積して、監視表作成部244の処理に供する構成
となっている。
【0037】ここの監視表作成部244は、管理制御部
241からの指示に応じて、各自動MDF装置210に
対応する管理情報格納部227に蓄積されたされた障害
情報を参照し、保守エリア内の全ての自動MDF装置2
10の状態を一覧するための障害監視表を作成して、補
助記憶装置226に設けた監視表格納部228に保持
し、端末応答部236による応答処理に供する構成とな
っている。
【0038】次に、図3に示した集約制御装置220を
介して、多数の自動MDF装置210の動作を並行して
制御する方法について説明する。図5に、集約制御装置
の動作を表す流れ図を示し、図6に、集約制御装置の動
作を説明するシーケンス図を示す。例えば、新規の加入
者線を接続する場合に、操作者によって操作端末401
が操作されて、適切な自動MDF装置210と加入者線
番号に対応する線番および収容位置とを指定した操作オ
ーダが発行され(図6(a)においては操作オーダ1とし
て示した)、これに応じて、集約制御装置220の各部
が動作を開始する。
【0039】このオーダは、集約制御装置220のモデ
ム221を介して通信処理部222によって受信された
のち、受付管理部223を介して制御処理部224の処
理に供され、まず、オーダ解釈部232による解釈処理
が行われる(ステップ301)。この場合は、オーダ解
釈部232は、請求項4で述べた受付処理手段142と
して動作し、受け取った操作オーダから操作対象の自動
MDF装置210を示す識別情報とともに加入者線番号
および収容位置を抽出し、これらの情報を請求項1で述
べた操作指示作成手段115に相当するルート決定部2
31の処理に供すればよい。
【0040】これに応じて、ルート決定部231は、ま
ず、受け取った識別情報に基づいて、管理情報格納部2
27から該当する接続情報を読み出し(ステップ30
2)、この接続情報と指定された線番および収容位置を
示す情報とに基づいて、ステップ303において、マト
リックスボードにおいて接続すべきルートを決定すれば
よい。
【0041】次に、ルート決定部231は、このルート
を形成するための操作指示を作成し(ステップ30
4)、この操作指示を送出管理部233を介して通信処
理部222に渡せばよい。このとき、送出管理部223
は、指定された識別情報に基づいてMDF管理表234
から該当する自動MDF装置210の電話番号を検索
し、この電話番号を宛先として、通信処理部222に指
定するとともに、上述した操作指示を通信処理部222
による送信処理に供すればよい。
【0042】これに応じて、通信処理部222は、使用
可能なモデム221を獲得し、このモデム221を介し
て発呼処理を行って回線を接続し(ステップ305、図
6参照)、次いで、ステップ306において、該当する
自動MDF装置210に上述した操作指示(図6(a)に
おいては、操作指示1として示した)を送信すればよ
い。
【0043】このように、送出管理部233からの指示
に応じて、通信処理部222が動作することにより、請
求項1で述べた送出制御手段113の機能を実現し、識
別情報で指定された自動MDF装置210を宛先とし
て、ステップ304で得られた操作指示を送出すること
ができる。その後、図6に示すように、自動MDF装置
210からの応答(図6(a)においては、応答1として
示した)が返ってきたときに、管理処理部235の管理
制御部241は、通信処理部222を介して受け取った
応答に基づいて、接続ピンの操作が正常に終了したか否
かを判定し(ステップ307)、肯定判定の場合は、ま
ず、通信処理部222を介して、オーダによって指示さ
れた操作が完了した旨の応答(図6(a)において、操作
完了応答1として示す)を依頼元の操作端末401に返
す(ステップ308)。
【0044】次に、管理制御部241は、情報更新部2
42を介して、上述したステップ303で決定したルー
トに基づいて、管理情報格納部227の該当する自動M
DF装置210の接続情報を更新する(ステップ30
9)。また、このとき、管理制御部241は、指示され
た操作が正常に完了した旨のジャーナル情報を作成し、
同様に、情報更新部242を介して、管理情報格納部2
27に蓄積すればよい。
【0045】その後、通信処理部222を介して該当す
る自動MDF装置210との回線を切断し(ステップ3
10、図6参照)、処理を終了すればよい。一方、操作
中に障害が発生した旨の応答が返された場合に、管理制
御部241は、ステップ307の否定判定として、ま
ず、指示された操作中に異常が発生した旨のジャーナル
情報を作成して、該当する自動MDF装置210のジャ
ーナル情報として管理情報格納部227に蓄積し、ま
た、情報収集部243に対して、障害情報の収集を指示
すればよい。
【0046】これに応じて、情報収集部243は、通信
処理部222を介して、該当する自動MDF装置210
に障害の詳細を表す障害情報を要求し(ステップ31
1)、その後、自動MDF装置210から返された応答
(図6(b)において、障害情報として示す)から障害情
報を抽出して、この障害情報を含むジャーナル情報を作
成し、該当する自動MDF装置210のジャーナル情報
として蓄積すればよい(ステップ312)。
【0047】このように、情報収集部243が、管理制
御部241からの指示に応じて動作することにより、請
求項1で述べた情報収集手段116の機能を実現し、保
守エリア内の全ての自動MDF装置210において発生
した障害に関する情報を集約して蓄積することができ
る。また、このとき、管理制御部241は、通信処理部
222を介して、依頼元の操作端末401との間で、図
6(b)に示すように、操作中に障害が発生した旨の応答
(図6(b)において、未完了応答3として示す)および
障害が発生した旨の障害発生通知と、詳細な障害情報を
要求する障害情報要求およびこの要求に応えるための障
害情報通知を授受し(ステップ313)、その後、ステ
ップ310に進んで自動MDF装置210との間の回線
を切断し、処理を終了すればよい。
【0048】上述したようにして、操作端末401から
のオーダを集約制御装置220において解釈し、適切な
操作指示を自動MDF装置210に送出することによ
り、操作端末401からのオーダに従って、自動MDF
装置210の動作を制御することができる。また、集約
制御装置220はn個のモデム2211 〜221n を備
えており、通信処理部222は、これらのn個のモデム
2211 〜221n をそれぞれ独立に操作可能である。
【0049】したがって、例えば、モデム221aを介
して自動MDF装置210aに対する操作指示を送出し
たり、この操作指示に対する応答を待っていたりする間
に、図6(a)に点線で示したように、別の自動MDF装
置210に対する操作オーダ2を受け付けて並行して処
理し、別のモデム221bを介して別の自動MDF装置
210に対する操作指示2を送出することができる。
【0050】一般的に、操作端末401との間でオーダ
や応答を授受するために要する時間や集約制御装置22
0内部での処理に要する時間に比べて、自動MDF装置
210においてピン操作機構411が動作を完了するた
めに要する時間は、機械的な動作を伴っているために非
常に長い。したがって、操作端末401側から多数の自
動MDF装置210に対するオーダを連続して送出し、
集約制御装置220において、n個のモデム2211
221n を活用して、複数の自動MDF装置210を並
行して制御することにより、多数の自動MDF装置21
0におけるジャンパー線接続作業を効率よく制御するこ
とが可能となる。
【0051】また、上述したようにして、ルート決定処
理および障害情報の管理処理を集約制御装置220に集
約したことにより、各自動MDF装置210において
は、これらの処理のためのルート決定部416や管理処
理部415が不要となり、自動MDF装置210のハー
ドウェアコストを低減することが可能となる。
【0052】一方、この配線盤制御システムでは、集約
制御装置220を保守サービスセンタ内などに設置する
前提としており、人手によるメンテナンスを期待するこ
とが可能であるから、無人局に配置される装置に対して
要求されるような高度の信頼性は不要である。これによ
り、保守エリア内の多数の自動MDF装置210を制御
するために十分な処理能力を備えることのみに着目し
て、集約制御装置220を構成することが可能となり、
集約制御装置220を例えば通常のパソコンなどを利用
して構成することができる。
【0053】したがって、集約制御装置220自体のハ
ードウェアコストは、保守エリア内に設置された膨大な
数の自動MDF装置210におけるハードウェアコスト
の低減分に比べて十分に小さいと考えられるから、配線
盤制御システム全体としてのハードウェアコストを低く
抑えることができる。また、各自動MDF装置210に
おける接続情報を集約制御装置220に集約し、集約制
御装置220においてルート決定処理を集約して行う構
成であるから、集約制御装置220に備えられたルート
決定部231の処理を実現するためのルート決定処理プ
ログラムを変更することにより、配線盤制御システム全
体のルート決定処理に反映することができ、ルート決定
処理プログラムのバージョンアップなどを非常に容易に
行うことが可能となる。
【0054】同様に、集約制御装置220の補助記憶装
置226に設けられた管理情報格納部227には、配下
の全ての自動MDF装置210の管理情報が集約されて
いるから、集約制御装置220に光ディスク装置などの
別の外部記憶装置229を備えておき、例えば、保守端
末403からのバックアップオーダをオーダ解釈部23
2を介して受け取ったときに、情報転送部237が、こ
の管理情報格納部227の内容をこの外部記憶装置22
9に転送して複写すれば、集約制御装置220の内部で
バックアップ作業を完了することができる。
【0055】この場合は、当然ながら、各自動MDF装
置210と回線を接続する必要がないから、バックアッ
プ作業のために、緊急のオーダに対する対応が遅れてし
まうことはない。また、上述したバックアップ作業は、
操作端末401や保守端末403からのオーダに応じた
処理の間の空き時間を利用して実行してもよい。
【0056】このように、集約制御装置220を用いて
自動MDF装置210の制御を集約化したことにより、
様々な面で保守作業の効率を向上することができる。更
に、上述したように、障害が発生した旨の通知に応じ
て、集約制御装置220が自動MDF装置210から障
害情報を収集し、全ての自動MDF装置210の障害情
報を集約制御装置220が集約して管理する構成とする
ことにより、集約した障害情報を一括して保守作業に供
することが可能となる。
【0057】次に、集約制御装置220に集約した障害
情報によって、保守作業を支援する方法について説明す
る。図4に示した管理処理部235に備えられた管理制
御部241は、例えば、情報収集部243によって管理
情報格納部2271 〜227m の内容が更新されるごと
に、監視表作成部244に障害監視表の更新を指示し、
これに応じて、監視表作成部244は、更新された管理
情報格納部227に蓄積されたジャーナル情報を参照
し、監視表格納部228に格納された障害監視表に最新
のジャーナル情報に含まれる障害情報を追加すればよ
い。
【0058】このとき、監視表作成部244は、図7に
示すように、障害が発生した局を示す識別情報ととも
に、発生年月日、発生時刻、故障番号および詳細情報か
らなる障害情報を障害監視表に追加し、また、追加した
障害情報に対応して、その内容に適したリアクション手
順を示す情報を付加すればよい。また、図4において、
端末応答部236は、保守端末403からの要求に応じ
て、補助記憶装置226の監視表格納部228から障害
監視表を読み出し、通信処理部222を介して保守端末
403に送出する構成とすればよい。
【0059】この場合は、操作端末401の操作者から
障害が発生した旨の連絡を受けたときに、保守作業者が
保守端末403を介して集約制御装置220にアクセス
すれば、図7に示したような障害監視表を即座に見るこ
とができ、保守エリア内において発生した障害を一覧し
て把握することができる。また、保守作業者が保守端末
403を操作して障害に対する対応処理を行う際に、例
えば、オーダ解釈部232においてこの対応処置に関す
る処置状況情報を抽出して監視表作成部244の処理に
供し、これに応じて、監視表作成部244が、この処置
状況情報を該当する障害情報として障害監視表に付加す
る構成とすれば、複数の保守端末403を介して個々の
保守作業者が独立に進めている保守作業に関する情報を
集約し、処置の進捗を示す情報を共有化することができ
る。
【0060】このように、自動MDF装置210の障害
情報を集約することにより、広域化した保守エリアに配
置された膨大な数の自動MDF装置210を効率的に保
守管理することが可能となる。また、次に、集約された
管理情報を利用して、保守作業を迅速に進める方法につ
いて説明する。
【0061】図8に、請求項2の配電盤制御システムを
適用した集約制御装置の構成を示す。図8に示した制御
処理部250は、図4に示した制御処理部224に請求
項2で述べた指示展開手段121に相当するマトリック
スボード複写処理部(以下、MB複写処理部と略称す
る)251を付加し、また、オーダ解釈部232は、受
付管理部223を介して保守端末403から所定の複写
オーダを受け取ったときに、このMB複写処理部251
に対して、後述する複写処理の実行を指示する構成とな
っている。
【0062】図8に示したMB複写処理部251におい
て、読出処理部252は、複写制御部253からの指示
に応じて、指定された自動MDF装置210に対応する
管理情報格納部227から接続情報を読み出して、展開
処理部254の処理に供する構成となっている。この展
開処理部254は、読出処理部252から受け取った接
続情報に基づいて、この接続情報で示されるジャンパー
線の接続状態を形成するために必要な一連の操作指示を
作成し、複写制御部253を介して送出管理部233に
この一連の操作指示を渡し、通信処理部222による送
信処理に供する構成となっている。
【0063】図9に、マトリックスボードにおける接続
状態を複写する動作を表す流れ図を示す。また、図10
に、接続状態の複写手順を説明するシーケンス図を示
す。オーダ解釈部232は、受付管理部223を介して
受け取った複写オーダを解釈し(図10参照)、この複
写オーダから複写元および複写先の自動MDF装置21
0を示す識別情報を抽出して(ステップ321)、これ
らの識別情報を複写制御部253に渡し、複写元の自動
MDF装置210pにおける接続状態を複写先の自動M
DF装置210qのマトリックスボードの一部に複写す
る旨を指示すればよい。
【0064】これに応じて、複写制御部243は、ま
ず、読出処理部252を介して複写元の自動MDF装置
210pに対応する管理情報格納部227から接続情報
を読み出し(ステップ322)、この接続情報を展開処
理部254の処理に供すればよい。この接続情報を受け
取って、展開処理部254は、接続情報を辿ることによ
って、該当する自動MDF装置210のマトリックスボ
ード413に挿入配置された接続ピンによる接続ルート
を求め、更に、この接続ピンの配置を形成するために必
要な全ての接続ピンの操作を示す一連の操作指示を作成
して(ステップ324)、複写制御部253に返せばよ
い。
【0065】また、このとき、複写制御部253は、オ
ーダ解釈部232から受け取った複写先の自動MDF装
置210qの識別情報を指定して、送出管理部233を
介して通信処理部222を制御し、図5のステップ30
5と同様にして、この自動MDF装置210qとの間の
回線を接続する(ステップ325、図10参照)。
【0066】次に、複写制御部253は、操作指示の送
出に先立って、ステップ325で接続した回線を介して
所定の登録指示を送出し、複写先の自動MDF装置21
0qに対して、予備のマトリックスボード214の登録
を指示する(ステップ326、図10参照)。これに応
じて、複写先の自動MDF装置210qにおいて、予備
のマトリックスボード(図示せず)が現用のマトリック
スボード213に追加され、この予備のマトリックスボ
ードに対する接続ピンの挿入作業が可能となる。
【0067】その後、複写制御部253は、図10に示
すように、送出管理部233および通信処理部222を
介して一連の操作指示(図10において、操作指示c1〜
操作指示ckとして示す)を順次に複写先の自動MDF装
置210qに送出し(ステップ327)、その都度、管
理処理部235を介してこの自動MDF装置210qか
らの応答を確認してからステップ328に進み、全ての
操作指示を送出したか否かを判定する。
【0068】このステップ328の否定判定の場合は、
ステップ327に戻って操作指示を送出する動作を繰り
返し、一連の操作指示を全て送出したときに、ステップ
328の肯定判定として、ステップ329に進めばよ
い。このとき、複写制御部253は、まず、送出管理部
233および通信処理部222を介して、複写先の自動
MDF装置210qに対して所定の削除指示を送出し、
ステップ325で登録した予備のマトリックスボード2
14の削除を指示する(ステップ329、図10参
照)。
【0069】これに応じて、自動MDF装置210qに
おいて、予備のマトリックスボード214が現用系から
外され、この後は随時抜去可能となる。次に、複写制御
部253は、図5に示したステップ310と同様にして
モデム221および回線を解放し(ステップ330)、
また、依頼元の保守端末403に複写処理が完了した旨
を通知すればよい(ステップ331、図10参照)。
【0070】このようにして、例えば、マトリックスボ
ード全体の交換が必要となった自動MDF装置210p
を複写元とし、この自動MDF装置210pにおける接
続状態を適切に選んだ複写先の自動MDF装置210q
に予備として備えられたマトリックスボード214に複
写することができる。この場合は、複写先の自動MDF
装置210qの予備のマトリックスボード214を抜去
して、複写元の自動MDF装置210pのマトリックス
ボード213と交換すれば、保守作業を完了することが
でき、マトリックスボードの交換後に、改めて必要なジ
ャンパー線を接続する作業を省略して、保守作業を迅速
に完了させることができる。
【0071】ところで、一般に、保守作業者が配置され
る保守サービスセンタは、人工密集地に設置される場合
が多いため、保守サービスセンタの付近の局に設置され
た自動MDF装置210は、将来の規模拡大に備えて、
予備のマトリックスボード214を含んだ大規模なマト
リックスボードを操作可能なように余裕を持って設計さ
れている場合が多い。
【0072】その一方、離島などに設置された自動MD
F装置210に備えられたマトリックスボード213は
小規模なものが多く、また、保守作業者が現場に到達す
るために要する時間が長いため、利用者に対するサービ
スが低下しがちである。ここで、保守作業者の最寄りの
局の自動MDF装置210を複写先とし、保守作業者を
現地に派遣するのに先立って、必要な接続状態を上述し
たようにして複写しておけば、離島などのように、保守
作業者が現地に到着するために長時間を要する場所で自
動MDF装置210に障害が起こった場合に、ほぼ保守
作業者の移動時間程度の時間で復旧することが可能であ
り、保守エリアの拡大に伴うサービスの低下を防ぐこと
ができる。
【0073】次に、m個の自動MDF装置210を集約
制御装置220を介して制御する構成としたことを利用
して、各MDF装置210に備えられたピン操作機構4
11のファームウェアの更新作業を簡略化する方法につ
いて説明する。図11に、請求項3の配線盤制御システ
ムを適用した集約制御装置の構成を示す。
【0074】図11に示した制御処理部260は、図4
に示した制御処理部224にダウンロード処理部261
を付加し、オーダ解釈部232が、受付管理部223を
介して所定のダウンロードオーダを受け取ったときに、
このダウンロード処理部251に対して、後述するダウ
ンロード処理の実行を指示する構成となっている。図1
1に示したダウンロード処理部261において、ファー
ムウェア格納部262は、請求項3で述べた制御プログ
ラム格納手段131に相当するものであり、ダウンロー
ド制御部263を介して、ダウンロード対象のファーム
ウェアを受け取って保持し、転送処理部264の処理に
供する構成となっている。
【0075】この転送処理部264は、ダウンロード制
御部263からの指示に応じて、ファームウェア格納部
262からファームウェアを読み出して、送出管理部2
33を介して通信処理部222に転送する構成となって
いる。このとき、ダウンロード制御部263は、まず、
通信処理部222を介してダウンロード対象のファーム
ウェアを受け取り、ファームウェア格納部262に保持
した後、例えば、配下の全自動MDF装置210に対応
する識別情報を順次に送信先として指定して、転送処理
部264にファームウェアのダウンロード処理を指示す
ればよい。
【0076】これに応じて、転送処理部264は、送出
管理部233を介して通信処理部222の動作を制御
し、該当する自動MDF装置210に回線を接続し、次
いで、送出管理部233および通信処理部222を介し
て、ファームウェアのダウンロードを行う旨の通知とと
もにファームウェア格納部262に保持されたファーム
ウェアを回線に送出し、上述した自動MDF装置210
に転送すればよい。
【0077】その後、ダウンロード制御部263は、自
動MDF装置210からの応答を管理処理部235を介
して受け取って確認し、送出管理部233および通信処
理部222を介して、この自動MDF装置210との間
の回線を解放した後、同様にして、次の自動MDF装置
210に対するダウンロード処理を開始すればよい。こ
のように、ダウンロード制御部263からの指示に応じ
て、転送処理部264が動作することにより、請求項3
で述べたダウンロード処理手段132の機能を実現し、
配線盤制御システムに備えられた全ての自動MDF装置
210のファームウェアを一括して更新することができ
る。
【0078】この場合は、集約制御装置220にダウン
ロード対象のファームウェアを渡しておけば、上述した
ダウンロード処理部251により、各自動MDF装置2
10に対するダウンロード処理が自動的に実行されるか
ら、保守作業者が、各自動MDF装置210に個別にア
クセスする必要はない。これにより、ファームウェアの
ダウンロードのような単調な繰り返し作業から保守作業
者を解放することができるから、保守作業者は、より高
度な判断を要する作業に専念することができ、保守作業
をより効率よく進めることができる。
【0079】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、保守エリア内の全ての配線盤装置に関する管
理情報を集中管理して、保守エリア内の全ての配線盤に
おけるジャンパー線接続のルート決定処理を集約すると
ともに、複数の制御側通信手段を活用して、複数の配線
盤装置についてのオーダを並行処理することにより、膨
大な数の配線盤装置を効率よく制御することが可能とな
る。
【0080】また、操作対象の配線盤装置からの応答に
応じて障害情報を収集して蓄積することにより、保守エ
リア内の全ての配線盤装置についての障害情報を一括し
て保守作業に供し、保守作業を支援することができる。
更に、請求項2の発明によれば、任意の配線盤装置に備
えられた配線盤におけるジャンパー接続状態を別の配線
盤装置に備えられた配線盤の一部に複写することができ
るから、配線盤自体の交換を必要とする保守作業に先立
って、交換が必要な配線盤を複写元として接続状態の複
写を行っておき、複写元の接続状態が再現された配線盤
の部分を抜去して、複写元の配線盤と交換することで保
守作業を完了させ、保守作業に要する時間を短縮するこ
とが可能となる。
【0081】また、請求項3の発明によれば、保守エリ
ア内の全ての配線盤装置についての動作制御プログラム
のダウンロード処理を自動化することができ、保守作業
者を単純な繰り返し作業から解放して、保守作業能率を
向上することができる。更に、請求項4の発明によれ
ば、予め与えておいた優先順位に応じて、各端末装置か
らのオーダを選択的に受け付けることにより、緊急のオ
ーダが発生した場合などに柔軟に対応し、この緊急のオ
ーダを優先的に受け付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1から請求項3の配線盤制御システムの
原理ブロック図である。
【図2】請求項4の配線盤制御システムの原理ブロック
図である。
【図3】請求項1および請求項4の配線盤制御システム
を適用した自動MDF制御システムの構成図である。
【図4】制御処理部の詳細構成図である。
【図5】集約制御装置の動作を表す流れ図である。
【図6】集約制御装置の動作を説明するシーケンス図で
ある。
【図7】障害監視表を説明する図である。
【図8】請求項2の配線盤制御システムを適用した集約
制御装置の構成図である。
【図9】マトリックスボードにおける接続状態を複写す
る動作を表す流れ図である。
【図10】接続状態の複写手順を説明するシーケンス図
である。
【図11】請求項3の配線盤制御システムを適用した集
約制御装置の構成図である。
【図12】従来の自動MDF装置10適用した公衆網通
信サービスシステムの構成図である。
【符号の説明】
101 配線盤 102 ジャンパー接続手段 103 装置側通信手段 104 配線盤装置 105 端末装置 110、220 集約制御装置 111 制御側通信手段 112 管理情報格納手段 113 送出制御手段 114 オーダ入力手段 115 操作指示作成手段 116 情報収集手段 121 指示展開手段 131 制御プログラム格納手段 132 ダウンロード処理手段 141 端末情報格納手段 142 受付処理手段 143 オーダ選択手段 201 管理端末 210 自動MDF装置 211、418 操作制御部 212、222 通信処理部 221、402、404、414 モデム 223 受付処理部 224、250、260 制御処理部 225 端末管理表 226 補助記憶装置 227 管理情報格納部 228 監視表格納部 229 外部記憶装置 231、416 ルート決定部 232 オーダ解釈部 233 送出管理部 234 MDF管理表 235 管理応答部 236 端末応答部 237 情報転送部 241 管理制御部 242 情報更新部 243 情報収集部 244 監視表作成部 251 マトリックスボード(MB)複写処理部 252 読出処理部 253 複写制御部 254 展開処理部 261 ダウンロード処理部 262 ファームウェア格納部 263 ダウンロード制御部 264 転送処理部 401 操作端末 403 保守端末 411 ピン操作機構 412 制御部 413 マトリックスボード 415 管理処理部 417 接続情報格納部 419 フロッピーディスク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 宏 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K051 AA08 AA09 BB00 DD02 EE01 EE02 EE07 FF01 FF06 GG06 GG19 HH15 HH19 KK01 KK03 KK06 KK08 5K073 AA06 AA07 CC11 EE01 GG01 5K101 KK11 MM05 MM07 NN03 NN22 PP01 PP03 PP05 RR21 VV03 VV04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置を互いの独立性を保持しつつ
    接続するための配線盤と、操作指示の入力に応じて、こ
    の配線盤の指定された差点について接続ピンを挿入ある
    いは抜去してジャンパー線を自動的に接続するジャンパ
    ー接続手段と、公衆網を介して情報を授受するための装
    置側通信手段とを有する複数の配線盤装置の動作を制御
    する集約制御装置を備えた配線盤制御システムにおい
    て、 集約制御装置は、 公衆網を介してそれぞれ情報を授受する複数の制御側通
    信手段と、 前記複数の配線盤装置に備えられた前記配線盤それぞれ
    に形成された全てのジャンパー線接続を表す接続情報を
    含む管理情報を格納する管理情報格納手段と、 送出対象の情報および宛先の配線盤装置を示す情報を受
    け取って、前記複数の制御側通信手段のいずれかを獲得
    するとともに、この制御側通信手段を介して該当する配
    線盤装置との間の回線を接続し、前記送信対象の情報を
    前記獲得した制御側通信手段による送出処理に供する送
    出制御手段と、 操作対象の配線盤装置を示す識別情報と該当する配線盤
    装置において操作すべきジャンパー線接続および操作内
    容を示す操作情報とを含む操作オーダを上位装置からの
    オーダとして受け付けるオーダ入力手段と、 前記操作オーダの入力に応じて、前記管理情報格納手段
    に格納された前記識別情報に対応する接続情報を参照
    し、この接続情報と前記操作情報とに基づいて、適切な
    ジャンパー線接続経路を形成するために必要な操作を表
    す操作指示を作成して、この操作指示を送出対象の情報
    として前記送出制御手段の処理に供する操作指示作成手
    段と、 前記制御側通信手段を介して前記配線盤装置から操作指
    示に対する応答を受け取り、この応答に応じて、前記制
    御側通信手段を介して前記配線盤装置から必要な障害情
    報を収集し、該当する配線盤装置の管理情報の一部とし
    て、前記管理情報格納手段に蓄積する情報収集手段とを
    備えた構成であることを特徴とする配線盤制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の配線盤制御システムに
    おいて、 集約制御装置は、 複写元および複写先の前記配線盤装置を示す識別情報と
    所定の複写指示とを含む複写オーダの入力に応じて、前
    記管理情報格納手段に格納された複写元の配線盤装置に
    対応する接続情報を参照し、前記複写元の配線盤装置の
    配線盤におけるジャンパー線接続状態を形成するために
    必要な一連の操作指示を作成して、前記識別情報を宛先
    を示す情報として送出制御手段に入力するとともに、前
    記一連の操作指示を送出対象の情報として前記送出制御
    手段の処理に供する指示展開手段を備えた構成であり、 オーダ入力手段は、前記複写オーダを上位装置からのオ
    ーダとして受け取って、前記指示展開手段の処理に供す
    る構成であることを特徴とする配線盤制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の配線盤制御システムに
    おいて、 集約制御装置は、 複数の配線盤装置にそれぞれ備えられたジャンパー接続
    手段の動作を制御する動作制御プログラムを受け取り、
    この動作制御プログラムを保持する制御プログラム保持
    手段と、 所定のダウンロードオーダの入力に応じて、指定された
    配線盤装置を示す識別情報のそれぞれを宛先を示す情報
    として送出制御手段に入力するとともに、前記動作制御
    プログラムを送出対象の情報として前記送出制御手段の
    処理に供するダウンロード処理手段とを備えた構成であ
    り、 オーダ入力手段は、前記ダウンロードオーダを上位装置
    からのオーダとして受け取って、前記ダウンロード処理
    手段の処理に供する構成であることを特徴とする配線盤
    制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の配線盤制御システムに
    おいて、 オーダ入力手段は、 上位装置からのオーダの発信元となる複数の端末装置の
    識別情報に対応して、前記複数の端末装置に与えられた
    優先順位を含む端末情報を保持する端末情報格納手段
    と、 前記複数の端末装置からのオーダについて受付処理を行
    う受付処理手段と、 オーダの受付処理に先立って、発信元の端末装置の識別
    情報に基づいて前記端末情報格納手段を参照し、得られ
    た優先順位に応じて前記受付処理手段に送出するオーダ
    を選択するオーダ選択手段とを備えた構成であることを
    特徴とする配線盤制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011071762A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Nomura Research Institute Ltd 配線盤、配線盤検査制御装置、配線盤検査処理装置、配線盤検査方法および構内配線システム
KR101211181B1 (ko) 2006-06-09 2012-12-12 에스케이텔레콤 주식회사 전송로의 회선 연결 상태 검출 방법 및 그 시스템

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JP2011071762A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Nomura Research Institute Ltd 配線盤、配線盤検査制御装置、配線盤検査処理装置、配線盤検査方法および構内配線システム

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