JPH1172309A - 膜厚モニタ装置 - Google Patents

膜厚モニタ装置

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Publication number
JPH1172309A
JPH1172309A JP23311997A JP23311997A JPH1172309A JP H1172309 A JPH1172309 A JP H1172309A JP 23311997 A JP23311997 A JP 23311997A JP 23311997 A JP23311997 A JP 23311997A JP H1172309 A JPH1172309 A JP H1172309A
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JP
Japan
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film
thin film
thickness
slit
film thickness
Prior art date
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Application number
JP23311997A
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English (en)
Inventor
Motokatsu Kato
元勝 加藤
Kiyoshi Araki
清 荒木
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数の薄膜の膜厚監視を正確に行うことができ
る膜厚モニタ装置を、提供する。 【解決手段】薄膜形成装置の真空槽1内には、膜厚モニ
タ装置7が固定されている。この薄膜モニタ装置7は、
駆動ドラム16及び従動ドラム19の間に巻き付けられ
ているともに、駆動ドラム16の回転によって各ドラム
16,19間で回転するフィルム,このフィルムF全体
を坩堝に面した方向から覆うとともに、フィルムFの回
転方向に直交する方向に沿って形成されたスリットSを
有し、フィルムFの幅方向に移動自在に設けられたスリ
ット部材11,及び、フィルムFの幅方向に移動自在で
あって、スリットSを通過した材料物資によってフィル
ムF上に形成されたモニタ用薄膜に光を照射するととも
に当該モニタ用薄膜からの反射光を受光するフォトリフ
レクタユニット35を、有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜形成装置内におい
て基板上に形成された薄膜の膜厚を監視するための膜厚
モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜形成装置は、真空蒸着法やスパッタ
リング法に従い、真空槽内において極薄い薄膜を形成す
る装置である。このような薄膜形成装置によって薄膜形
成される基板が例えば光学部材や半導体である場合に
は、薄膜の厚さがそれら基板の性能に対して大きく影響
を及ぼしてしまう。従って、形成中の薄膜の厚さを正確
に監視することによって、薄膜形成量の制御を行わなけ
ればならない。
【0003】そのため、従来、真空槽内に在る基板の厚
さを非接触で監視する薄膜モニタ装置が、種々提案され
ている。図11は、その例として、真空蒸着装置内にお
いて基板と同様に薄膜が形成されるモニタガラスを設置
するとともに、このモニタガラス表面の反射率を真空槽
(蒸着釜)外から光学的に計測する薄膜モニタ装置の構
成を示す。
【0004】図11において、略円筒型の密閉容器であ
る真空槽(蒸着釜)50内の空気は、バルブ60によっ
て開閉される排気管61を通じて、真空ポンプ62によ
って吸引される。この真空槽(蒸着釜)50の底面に
は、蒸着材料を蒸発させるための坩堝54が設置されて
いる。また、この真空槽(蒸着釜)50の上部には、多
数の光学部材(レンズL)を填め込むための透孔(図示
略)が穿たれた傘型のラック51が、回転自在に装着さ
れている。
【0005】以上を基本構成とする真空蒸着装置内にお
いて、薄膜モニタ装置は、以下のように構成される。即
ち、真空槽(蒸着釜)50内の中程(ラック51よりも
下方の空間)には、平面円形の平皿状受け皿52が、4
本の支持棒52bによって支持されている。この受け皿
52の上面には、環状に切断された平面ガラスからなる
モニタガラス53が、載置されている。そして、受け皿
52における中心からオフセットした箇所には、モニタ
ガラス53の下面の一部を坩堝54に向けて露出する透
孔52aが、穿たれている。一方、真空槽(蒸着釜)5
0の底面における坩堝54の脇には、透明ガラス55が
填め込まれた観察窓50aが形成されている。この観察
窓50aの外側には、受け皿52の透孔52aに向けて
白色光Bを出射する光源ランプ56,及び、透孔52a
を透過してモニタガラス53の下面で反射した白色光B
の反射光Rを側方に向けて反射するミラー57が、並べ
て設置されている。そして、このミラー57によって反
射した反射光Rは、使用する波長のみ分光器58で取り
出され、検知器59によって検知される。
【0006】以上のような構成により、真空蒸着装置内
において光学部材(レンズL)に対する薄膜形成が進行
すると、受け皿52の透孔52aに露出しているモニタ
ガラス53の下面にも、薄膜が形成される。このモニタ
ガラス53に形成される薄膜の膜厚は、光学部材(レン
ズL)に形成される薄膜の膜厚と比例関係にある。そし
て、モニタガラス53に形成される薄膜が厚くなってい
くと、光源ランプ56から出射された白色光Bに対する
モニタガラス53下面の反射率が変化する。従って、反
射光Rを受光した検知器59の出力変化量に対して所定
の演算を施すことによって、光学部材(レンズL)に形
成される薄膜の膜厚を測定することができるのである。
【0007】なお、一層の薄膜を形成し終わった後に別
の薄膜を形成する場合には、モニタガラス53を受け皿
52内で回転させて、モニタガラス53の下面における
未だ薄膜が形成されていない領域を受け皿52の透孔5
2aに露出させる。このようにして、一層の薄膜を形成
する毎にモニタガラス53を回転させることにより、一
枚のモニタガラス53によって多層薄膜の膜厚監視を行
うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
膜厚モニタ装置では、モニタガラス53と光源装置56
及び検知器59との間の距離が長いので、受け皿52の
透孔52aは大きくせざるを得なかった。その結果、モ
ニタガラス53の面積に対する透孔52aの面積の割合
が大きくなるので、一層の薄膜を形成する毎に回転させ
る際の各モニタガラス53の回転角が大きくなってしま
い、結果として、一枚のモニタガラス53によって膜厚
監視可能な薄膜の層数が限られていた。なお、一枚のモ
ニタガラス53によって膜厚監視可能な薄膜の層数を増
加させるために、単純にモニタガラス53の径を大きく
することも考えられるが、そのようにすると、膜厚測定
モニタ装置の機構が大きくなってしまい、光学部材(レ
ンズL)に対する薄膜形成に影響が生じてしまう。
【0009】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものである。即ち、本発明は、一枚のフィルム
を用いて多数の薄膜の膜厚監視を正確に行うことができ
る膜厚モニタ装置の提供を、課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の手段を採用した。即ち、請求項1
記載の発明は、真空槽内に配置された基板表面に拡散源
から拡散した材料物質を付着させることによって薄膜を
形成する薄膜形成装置における前記薄膜の膜厚を監視す
るための膜厚モニタ装置であって、互いに平行に配置さ
れた2本の軸と、前記両軸に対してベルト状に巻き付け
られたフィルムと、このフィルムを前記両軸間で回転さ
せる回転機構と、このフィルムの回転方向に沿ってスリ
ットが形成されているとともに、前記フィルムを前記拡
散源に面した側から覆いつつ前記フィルムの幅方向に移
動可能に設けられた遮蔽部材と、前記フィルムに対して
前記遮蔽部材によって覆われていない側から対向しつつ
前記フィルムの幅方向に移動可能に設けられ、前記遮蔽
部材の前記スリットを通過した前記材料物質によって前
記フィルム上に形成された薄膜に光を照射するとともに
この薄膜での反射光を受光するフォトリフレクタと、前
記スリットと前記フォトリフレクタとが前記フィルムの
幅方向において相互に同位置となるように前記遮蔽部材
と前記フォトリフレクタとを移動する移動機構とを、備
えたことを特徴とする。
【0011】このように構成すると、移動機構により、
遮蔽部材とフォトリフレクタユニットとは、スリットと
フォトリフレクタユニットとがフィルムの幅方向におい
て相互に同位置となるように移動できる。拡散源から拡
散した材料物質は、このスリットを通過して、フィルム
上における当該スリットに対向している箇所に付着・凝
結する。フォトリフレクタは、この薄膜に光を照射する
とともにその反射光を受光して、この薄膜の反射率を算
出するのに用いられる反射光量信号を出力する。フォト
リフレクタは、フィルムに対向するように設けられてい
るので、モニタ用の薄膜が細くても、この薄膜からの反
射光を正確に受光することができる。従って、スリット
を細くして、モニタ用の薄膜を細くし、多数のモニタ用
の薄膜がフィルム上に形成されるように構成することが
できる。
【0012】本発明が適用される薄膜モニタ装置は、真
空蒸着装置やスパッタリング装置である。請求項2記載
の発明は、請求項1において、前記遮蔽部材をスライド
自在に支持するとともにこの遮蔽部材によって覆われて
いない方向から前記フィルムを覆う筺体を更に備えたこ
とで、特定したものである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1のフィル
ムが前記両軸に対して多重に巻き付けられていること
で、特定したものである。請求項4記載の発明は、請求
項1のフォトリフレクタが、前記両軸に巻き付けられた
フィルムを挟んで前記拡散源とは反対側に位置している
ことで、特定したものである。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1におい
て、前記フォトリフレクタによって受光された反射光量
に基づいて、前記フィルム上に形成された薄膜の反射率
を測定する反射率測定部を更に備えたことで、特定した
ものである。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5におい
て、前記反射率測定部によって測定された反射率に基づ
いて、前記フィルム上に形成された薄膜の膜厚を算出す
るモニタ用膜厚算出部を更に備えたことで、特定したも
のである。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6におい
て、前記モニタ用膜厚算出部によって算出された膜厚に
基づいて、前記基板表面に形成された薄膜の膜厚を算出
する基板膜厚算出部を更に備えたことで、特定したもの
である。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項7におい
て、前記基板膜厚算出手段によって算出された膜厚が目
標膜厚に達したか否かを判定する比較部を更に備えたこ
とで、特定したものである。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項8におい
て、前記薄膜の膜厚が目標膜厚に達したと前記比較部が
判定した時に前記拡散源からの前記材料物質の拡散を停
止する制御部を更に備えたことで、特定したものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。 (真空蒸着装置及び膜厚モニタ装置の構成)図1は、本
発明の実施の形態である膜厚モニタ装置を組み込んだ真
空蒸着装置(薄膜形成装置)の概略断面図である。図1
において、蒸着釜1(真空釜)は、有底円筒形状を有し
ており、その上端は、ドーム型の天板1aによって密閉
されている。この蒸着釜1の内部空間は、弁3によって
開閉される排気管2を通じて真空ポンプ4に連通してい
る。この真空ポンプ4は、排気管2を通じて蒸着釜1内
部の空気を外部に排出し、蒸着釜1内部の圧力を高真空
に引くことができる。
【0020】また、蒸着釜1の底面1b中央には、図示
せぬ抵抗加熱体によって蒸着材料(材料物質)を蒸発さ
せてその分子を拡散させる坩堝5(拡散源)が設置され
ている。なお、この真空蒸着装置によって多層膜形成が
行われる場合には、この坩堝5は、蒸着される蒸着材料
の種類に応じて複数個(例えば4,5個)設置される。
【0021】また、天板1aの中心には、図示せぬ駆動
モータによって回転駆動される回転軸6aが、蒸着釜1
内面と同軸且つ気密に、貫通している。そして、この回
転軸6aの先端(蒸着釜1内に進入した端部)には、蒸
着釜1の底面1bに向けて拡がった傘型のホルダ6が一
体に固着されている。このホルダ6には、その上面(外
面)と下面(内面)とを貫通するとともに、夫々、光学
部材としてのレンズLが填め込まれた多数のレンズ保持
孔が穿たれている。
【0022】また、蒸着釜1の中心軸上におけるホルダ
6の直下の空間には、膜厚モニタ装置7が、蒸着釜1の
内面から延びた4本の支持棒8を介して、保持されてい
る。なお、図1は、概略断面図故に膜厚モニタ装置7を
大きく描いているが、実際には薄膜モニタ装置7のサイ
ズは非常に小さいので、ホルダ6に装着されたレンズL
への蒸着材料の付着が、この薄膜モニタ装置7によって
妨げられることはない。
【0023】図2は、膜厚モニタ装置7を斜め上方から
見た状態を示す斜視図である。図2に示されるように、
膜厚モニタ装置7の機構は、下端が開放した略箱形形状
を有する架台10,この架台10の下端をスライド自在
に閉じるスリット部材11,ピニオンギア12を回転さ
せることによってスリット部材11をスライド駆動する
モータ13,架台10内部においてスリット部材11の
スライド方向を向いた軸を中心に回転自在に設けられた
駆動軸部材15及び従動軸部材18,駆動軸部材15に
対して相対回転不能に嵌合する駆動ドラム16,従動軸
部材18に対して相対回転不能に嵌合する従動ドラム1
9,駆動ドラム16及び従動ドラム19(互いに平行に
配置された2本の軸)に対してベルト状に巻き付けられ
たフィルムF,駆動軸部材5を回転駆動することによっ
てフィルムFを両ドラム16,19(両軸)間で回転さ
せるモータ14,及び、架台10の上面に取り付けられ
た光学ユニット20から、構成される。以下、これら各
部材の詳細な構成を、図3乃至図9を参照して説明す
る。
【0024】遮光部材としてのスリット部材11は、斜
視図である図3に示すように、平面矩形の板状部材であ
る。このスリット部材の一方の短辺(以下、「内端11
a」という)の近傍には、この内端11aと平行に、幅
0.5mm程度のスリットSが形成されている。また、
架台10の内部から見て、スリット部材11における内
端11aの左隣の長辺と平行に、ラックギア11bが形
成されている。
【0025】筺体としての架台10は、斜視図である図
4や透視図である図5に示すように、スリット部材11
を蒸着釜1の底面1bと平行な面内でスライド自在に保
持するための平面コの字状の枠部10Aと、この枠部1
0Aの開放端(即ち、スリット部材11が挿脱される端
部)101においてスリット部材11に覆い被さるよう
に掛け渡されたモータベース部10Bと、枠部10Aの
両側面(スリット部材11のスライド方向と平行な側
面)におけるモータベース部10Bが掛け渡されていな
い箇所から夫々立ち上がるとともに途中で直角に折れ曲
がって箱形の空間を形成する板状部材である筺部10C
とを、一体に有している。
【0026】枠部10A内部の幅は、スリット部材11
の短辺よりも僅かに広く、枠部10A内部の奥行き(ス
リット部材11のスライド方向,即ち矢印A方向におけ
る長さ)は、スリット部材11の長辺の長さよりも多少
大きく、枠部10Aの厚さはスリット部材11の厚さと
略同じである。また、枠部10Aの下側内縁には、スリ
ット部材11の脱落を防止する直線状内方フランジ10
2,102が、矢印A方向と平行に一体成形されてい
る。従って、スリット部材11は、その内端11aを枠
部10A内方に向けて、開放端101から枠部10A内
に挿入されるとともに、枠部10A内において矢印A方
向にスライド自在に支持される。そして、スリット部材
11が枠部10A内に挿入されると、図6に示されるよ
うに、両者の上面は相互に面一となる。
【0027】モータベース部10Bは、内方フランジ1
02,102との間にスリット部材11の厚さ分の隙間
を開けて、枠部10Aの開放端101における端部10
1a同士の間に、一体に掛け渡されている。このモータ
ベース部10Bは、矢印Aの方向に短い矩形の平面形状
を有しており、スリット部材11が枠部10Aに挿入さ
れた際にラックギア11bと重なる箇所には、ラックギ
ア11bと平行且つラックギア11bよりも幅広なスリ
ット103が形成されている。
【0028】筺部10Cは、枠部10Aの幅よりも薄い
板状部材から形成されており、その矢印A方向における
長さは、枠部10Aの長さからモータベース部10Bの
長さを減算したものと同じ長さとなっている。この筺部
10Cの両側壁104,104は、矢印A方向と平行な
長方形形状を有し、その外面は枠部10Aの外面と面一
になっている。また、これら両側壁104,104の上
端縁同士の間に掛けられた天板105も、矢印A方向と
平行な長方形形状を有している。但し、この天板105
の中央には、矢印A方向と平行なスリット105aが形
成されており、このスリット105aにより、天板10
5は二分されている。なお、枠部10Aと筺部10Cに
よって囲まれる内部空間のことを、以下においては、
「架台内部空間」と呼ぶ。
【0029】図7に示されるように、架台10のモータ
ベース部10Bの上面には、二つのモータ13,14が
固定されている。このうちのモータ13は、スリット1
03内に入り込んでスリット部材11のラックギア11
bに噛合するピニオンギア12を、保持して回転駆動す
る。従って、モータ13がピニオンギア12を所望の方
向に回転駆動すると、スリット部材11が架台10の枠
部10A内に進入する向き又は枠部10Aから突出する
向きへスライド駆動されるのである。即ち、モータ13
及びピニオンギア12が、移動機構を構成する。また、
モータ14は、架台内部空間において駆動軸部材15を
矢印A方向に向けて保持するとともに、この駆動軸部材
15をその中心軸を中心に回転駆動する。
【0030】この駆動軸部材15は、図7に示すように
円柱形状を有しているが、その中心軸と平行なキー(図
示略)がその外周面に形成されている。また、この駆動
軸部材15は、モータ14によって片持ち支持されてい
るので、架台10の筺部10Cにおける背面側(開口端
101とは逆側)の開口を通して、駆動ドラム16をこ
の駆動軸部材15に嵌合させることができる。
【0031】この駆動ドラム16は、駆動軸部材15の
外径と略同径の内径,及び、駆動軸部材15と同じ長さ
を有する円筒状部材であり、駆動軸部材15に形成され
た図示せぬキーに係合するキー溝(図示略)がその内周
面に形成されている。従って、駆動ドラム16は、駆動
軸部材15に対して相対回転不能となっている。
【0032】一方、駆動軸部材15と同形状を有する従
動軸部材18は、架台10のモータベース部10B上に
植設されたステー17によって、架台内部空間において
矢印A方向に向けられた状態で、回転自在に保持されて
いる。駆動ドラム16と同形状を有する従動ドラム19
は、架台10の筺部10Cにおける背面側開口を通し
て、従動軸部材18に嵌合される。
【0033】これら駆動ドラム16と従動ドラム19と
の間には、これら両ドラム16,19の全長と同じ幅
(約15cm)のフィルムFが、ベルト状に多重に巻き
付けられている。このフィルムFは、0.5mm程度の
肉厚を有し、両ドラム16,19間を一巻した箇所毎
に、幅方向にわたるミシン目が形成されている。このフ
ィルムFは、予め両ドラム16,19に巻き付けられて
おり、これら両ドラム16,19とともに、架台10の
筺部10Cにおける背面側開口を通して、架台内部空間
内にセットされる。そして、駆動ドラム16がモータ1
4によって回転駆動されると、フィルムFは、駆動ドラ
ム16と従動ドラム19との間でベルトコンベアの如く
回転する。
【0034】この回転中、フィルムFの坩堝5に面した
側は、スリット部材11によって覆われるので、スリッ
ト部材11が枠部10Aの最奥まで移動していれば、ス
リットSに対向している位置を除いて薄膜の形成を受け
ない。同様に、フィルムFのそれ以外の箇所は、架台1
0の筺部10Cによって覆われているので、薄膜の形成
を受けない。
【0035】これに対して、フィルムFにおけるスリッ
トSに対向している箇所には、スリット部材11に形成
されたスリットSを通過した蒸着材料分子が、付着・凝
結する。この際、図8に示すように、スリットSはフィ
ルムFの側縁と平行であり、その長さは両ドラム16,
19間に張られて平面状になった部分におけるフィルム
Fの長さと略同じであるので、モータ14によってフィ
ルムFが両ドラム16,19間で回転すると、フィルム
Fの側縁と平行な極細直線状の薄膜vが形成される(図
9参照)。そして、フィルムFの幅方向へのスリット部
材11のスライド移動に伴い、スリットSは、フィルム
Fの背面側縁(図8の左側の縁)近傍に対向する位置か
ら正面側縁(図8の右側の縁)近傍に対向する位置まで
移動する。このようにスリットSが移動すると、フィル
ムF上に形成される薄膜の位置も、フィルムFの背面側
縁近傍から正面側縁近傍に向けて移動する。
【0036】このようにして、フィルムF上に形成され
た薄膜の膜厚は、架台10の筺部10Cにおけるスリッ
ト105a内に固定された光学ユニット20により、監
視される。この光学ユニット20の内部構成を、図9の
拡大透視図に示す。この拡大透視図は、光学ユニット2
0の内部構成を、筺部10Cにおける側壁104側から
透視した状態を示している。
【0037】図9に示すように、この光学ユニット20
の底面19aにおける両端には、フィルムFと平行に光
学ユニット20の短手方向を向いた軸を中心として回転
自在に、夫々プーリ30,31が取り付けられている。
これらのうち一方のプーリ31は、ベルト32を介して
モータ33によって回転駆動される。また、各プーリ3
0,31間には、ベルト34が掛け渡されている。従っ
て、モータ33がプーリ31を所望の方向に回転させる
ことにより、一方のプーリ30から他方のプーリ31に
向けて、又はその逆の向きに、ベルト34を移動させる
ことができる。
【0038】このベルト34には、光学ユニット20の
長手方向(フィルムFの幅方向)にのみスライド可能に
設けられたフォトリフレクタユニット35が固着されて
いる。このフォトリフレクタユニット35は、発光ダイ
オード351,この発光ダイオード351から発光され
た光をフィルムF上に形成された薄膜vに向けて出射す
るコリメータレンズ352,フィルムF上に形成された
薄膜vからの反射光を集光するコンデンサレンズ35
3,及び、コンデンサレンズ353によって集光された
光を受光するフォトトランジスタ354を内蔵してい
る。
【0039】このフォトリフレクタユニット35は、フ
ィルムFに対してスリット部材11によって覆われてい
ない反対側から対向しつつスリット部材11とともに移
動して、常にそのスリットSの上方に位置するように、
モータ33によって制御される。即ち、これらモータ3
3,両プーリ30,31,及びベルト34が、移動機構
を構成している。
【0040】次に、上述した各モータ13,14,3
3,及びフォトリフレクタユニット35を制御するとと
もに、フォトトランジスタ354によって受光した反射
光量に基づいてレンズL表面に形成された薄膜の膜厚を
算出するために、蒸着釜1外に設けられた制御回路40
を、図10を参照して説明する。図10に示すように、
この制御回路40は、各モータ13,14,33,フォ
トリフレクタユニット35内の発光ダイオード351及
びフォトトランジスタ354,各坩堝5内の抵抗加熱体
5a(図10では一つのみ図示),メインスイッチS
1,リセットスイッチS2,シフトスイッチS3,並び
に、ディスク装置46に、夫々接続されている。
【0041】制御回路40は、メインスイッチS1が投
入されると、プログラム格納媒体であるディスク装置4
6に格納されているプログラムを実行することにより、
モータ制御部41,反射率測定部42,及び膜厚算出部
43,比較部44,蒸着制御部45の各機能を、その内
部に夫々発生させる。
【0042】回転機構及び移動機構の一部をなすモータ
制御部41は、モータ14を常時回転させて、フィルム
Fを一定方向に一定速度で高速回転させる。また、モー
タ制御部41は、リセットスイッチS2が投入される
と、モータ13及びモータ33を同期回転させて、スリ
ット部材11のスリットSをフィルムFの背面側縁近傍
に対向する位置へ移動させるとともに、フォトリフレク
タユニット35をスリットSの上方へ移動させる。さら
に、モータ制御部41は、シフトスイッチS3が投入さ
れると、モータ13及びモータ33を同期回転させて、
スリット部材11のスリットSを若干量だけ開放端10
1に向けて移動させるとともに、フォトリフレクタユニ
ット35をスリットSの上方へ移動させる。
【0043】反射率測定部42は、常時、発光ダイオー
ド351を発光させるとともに、フォトトランジスタ3
54が受光した反射光量を監視する。そして、この反射
光量に基づき、フィルムS上におけるフォトトランジス
タ354と対向する位置に形成された薄膜の反射率を、
算出する。このようにして反射率測定部42が算出した
反射率は、膜厚算出部43に通知される。
【0044】膜厚算出部43は、反射率測定部42から
通知された反射率に基づいて所定の演算を施すことによ
り、フィルムF上の薄膜の膜厚を算出するとともに(モ
ニタ用膜厚算出部に相当)、算出された膜厚に対して所
定の比例定数を積算することにより、ラック6にセット
されているレンズL上の薄膜の膜厚を算出する(基板膜
厚算出部に相当)。上述の比例定数は、蒸着釜1内で実
際に蒸着を行ったときにレンズLに形成された薄膜の膜
厚,及び、フィルムF上に形成された薄膜の反射率に基
づいて、実験的に予め求められている。この膜厚算出部
43によって算出されたレンズL上の膜厚の値は、比較
部44に通知される。
【0045】比較部44は、通知された膜厚の値を、操
作者によって任意に設定される目標膜厚の値と比較する
とともに、通知された膜厚の値が目標膜厚に達すると、
蒸着制御部45に対してその旨を通知する。
【0046】蒸着制御部45は、比較部44からの通知
前(起動直後,又は、リセットスイッチS2の投入後)
においては何れかの坩堝5内の抵抗発熱体5aに対して
電力を供給しているが、比較部44からの通知がある
と、その抵抗発熱体5aに供給していた電力を切断す
る。 (真空蒸着装置及び膜厚モニタ装置の動作)次に、以上
のように構成された真空蒸着装置及び膜厚モニタ装置の
動作を説明する。 [第1層目の薄膜形成]まず、蒸着工程に先立って、操
作者は、蒸着釜1から天板1aを取り外し、ホルダ6に
形成された各貫通孔にレンズLをはめ込むとともに、各
坩堝5内に所定の薄膜形成物質を蒸着材料としてセット
する。また、所望の目標膜厚を制御回路40の比較部4
4に設定する。
【0047】操作者は、以上の準備を完了すると、蒸着
釜1を天板1aによって密封するとともに、バルブ3を
開けて、吸引ポンプ4によって蒸着釜1内の空気を吸引
する。そして、この吸引ポンプ4の吸引によって蒸着釜
1内の圧力が1×10-5(Torr)程度まで引かれる
と、操作者は、メインスイッチS1及びリセットスイッ
チS2を投入する。すると、モータ制御部41によっ
て、スリット部材11のスリットSが、フィルムFの背
面側縁近傍に対向する位置へ移動されるとともに、光学
ユニット20内のフォトリフレクタユニット35がスリ
ットSの直上へ移動される。同時に、モータ制御部41
によってフィルムFが両ドラム16,19間で高速回転
されるとともに、第1層目の蒸着材料がセットされた何
れかの坩堝5内の抵抗発熱体5aに対して蒸着制御部4
5によって電力が供給される。
【0048】この抵抗加熱体5aに対する電力供給によ
って坩堝5内の温度が上昇すると、坩堝5内にセットさ
れた蒸着材料が蒸発し、その分子が蒸着釜1内に拡散す
る。このように拡散した蒸着材料の分子は、所定の確率
にて、ホルダ6にセットされた各レンズLに付着・凝結
して薄膜を形成するとともに、スリットSを介して、フ
ィルムF上のスリットSに対向した位置にも薄膜を形成
する。
【0049】この時、駆動ドラム16が高速回転してい
るために、フィルムFの全周にわたって均等な膜厚で極
細の直線状薄膜が形成される。また、ホルダ6にセット
された各レンズL上に形成される薄膜の成長速度,及び
フィルムF上に形成される薄膜の成長速度は、夫々一定
であるので、両薄膜の膜厚比は一定に保たれる。但し、
フィルムFの全周の長さに対するスリットSの長さの比
率が非常に低いために、各レンズL上の薄膜の膜厚に対
するフィルムF上の薄膜の膜厚の比率は、非常に低くな
っている。
【0050】このような蒸着工程の間、フィルムF上に
形成された薄膜の反射率は、フォトリフレクタユニット
35及び反射率測定部42によって測定されている。そ
して、膜厚算出部43は、測定された薄膜の反射率に基
づいてフィルムF上の薄膜の膜厚を算出するとともに、
算出したフィルムF上の薄膜の膜厚に所定の比例定数を
積算することにより、レンズL上の薄膜の膜厚を算出す
る。
【0051】ところで、薄膜膜厚に対して反射率は周期
関数の関係にあるので、反射率に基づいて算出できるフ
ィルムF上の薄膜の膜厚のレンジは、それ程広くない。
しかしながら、上述したように、各レンズL上の薄膜の
膜厚に対するフィルムF上の薄膜の膜厚の比率は非常に
低くされているので、反射率に基づいて算出できるレン
ズL上の薄膜の膜厚のレンジは、非常に広くなってい
る。
【0052】膜厚算出部43にて算出されたレンズL上
の薄膜の膜厚は、比較部44によって目標膜厚と比較さ
れる。そして、算出された膜厚が目標膜厚に達すると、
蒸着制御部45は、坩堝5内の抵抗加熱体5aに対する
電力供給を停止し、一層目の薄膜形成工程を終了する。 [第2層目以降の薄膜形成]ホルダ6にセットされてい
るレンズLに対して2層目以降の薄膜を形成する場合に
は、操作者は、シフトスイッチS3を投入する。する
と、モータ制御部41によって、スリット部材11のス
リットSが、開放端101側へ若干量だけ移動されると
ともに、光学ユニット19内のフォトリフレクタユニッ
ト35がスリットSの上方へ移動される。同時に、その
層の蒸着材料がセットされた何れかの坩堝5内の抵抗発
熱体5aに対して蒸着制御部45によって電力が供給さ
れる。
【0053】すると、上述した第1層目の場合と同様に
して、フィルムF上のスリットSに対向している位置に
薄膜が形成され、このフィルムF上の薄膜の反射率に基
づいて、ホルダ6にセットされているレンズLの膜厚が
算出される。そして、この膜厚が目標膜厚まで達する
と、その層の薄膜形成工程が終了する。
【0054】以上の薄膜形成工程を繰り返した結果、最
外層の薄膜形成工程が完了すると、操作者は、吸引ポン
プ4を停止させるとともに、外気をバルブ3から蒸着釜
1内に導入して、天板1aを蒸着釜1から外す。 [フィルム除去時]以上のような薄膜形成を繰り返した
結果、フィルムFの正面側縁近傍まで薄膜が形成された
場合には、操作者は、最外層のフィルムFを一巻分だけ
はぎ取って、未だ薄膜形成のなされていない部分を、フ
ィルムFの表に出した後に、リセットスイッチS2を投
入する。すると、スリット部材11のスリットSが、再
度、フィルムの背面側縁近傍に対向した位置へ移動する
とともに、フォトリフレクタユニット35が、スリット
Sの上方へ移動する。 [フィルム交換時]以上のフィルムはぎ取りを繰り返し
た結果、両ドラム16,19間に巻き付けられたフィル
ムFが無くなってしまった場合には、駆動ドラム16を
駆動軸部材15から取り外すとともに従動ドラム19を
従動軸部材18から取り外し、新品のフィルムFが多重
に巻き付けられている駆動ドラム16及び従動ドラム1
9を、架台内部空間にセットする。
【0055】以上説明したように、本実施形態の膜厚モ
ニタ装置によると、高速回転するフィルムF上にモニタ
用の薄膜が形成されので、モニタ用の薄膜が均等になっ
て正確な薄膜監視に寄与する。フィルムF上に形成され
たモニタ用の薄膜は、フィルムFに対向しつつスリット
Sと同期して移動するフォトリフレクタユニット35に
よって測定されるので、モニタ用薄膜の幅は、あまり広
くなくても良い。
【0056】従って、一枚のフィルムF(ミシン目相互
間の部分の事)上に多数本のモニタ用薄膜を形成するこ
とができるので、装置規模を大きくすることなく、一枚
のフィルムFで膜厚監視可能な薄膜の層数を多くするこ
とができる。このように膜厚監視可能な薄膜の層数が多
くなれば、フィルムFのはぎ取り作業回数が非常に少な
くて済む。また、フィルムFをはぎ取るだけで、直ちに
膜厚監視を再開できるので、作業再開に要する手間を軽
減することができる。また、膜厚モニタ装置7全体のサ
イズが小さくて済み、反射率測定に要する光路長も短く
て済むので、測定時におけるノイズの混入を避けること
ができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の膜厚モニ
タ装置によると、一枚のフィルム上に極細のモニタ用薄
膜を均等な膜厚で形成することができるので、一枚のフ
ィルムを用いて多数の薄膜の膜厚監視を正確に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態である膜厚モニタ装置を
組み込んだ真空蒸着装置の断面図
【図2】 図1の膜厚モニタ装置の斜視図
【図3】 図2のスリット部材の斜視図
【図4】 図2の架台の斜視図
【図5】 架台の透視図
【図6】 架台の枠部にスリット部材を挿入した状態を
示す斜視図
【図7】 架台に各モータ,ピニオンギア,各軸部材及
び光学ユニット取り付けた状態を示す斜視図
【図8】 架台内空間におけるスリットとフィルムの状
態を示す透視図
【図9】 光学ユニットの透視図
【図10】 制御回路を示すブロック図
【図11】 従来の膜厚モニタ装置を組み込んだ真空蒸
着装置の断面図
【符号の説明】
1 蒸着釜 6 ホルダ 7 膜厚モニタ装置 10 架台 12 ピニオンギア 13,14 モータ 15 駆動軸部材 16 駆動ドラム 17 ステー 18 従動軸部材 19 従動ドラム 20 光学ユニット 35 フォトリフレクタユニット F フィルム L レンズ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空槽内に配置された基板表面に拡散源か
    ら拡散した材料物質を付着させることによって薄膜を形
    成する薄膜形成装置における、前記薄膜の膜厚を監視す
    るための膜厚モニタ装置であって、 互いに平行に配置された2本の軸と、 前記両軸に対してベルト状に巻き付けられたフィルム
    と、 このフィルムを前記両軸間で回転させる回転機構と、 このフィルムの回転方向に沿ってスリットが形成されて
    いるとともに、前記フィルムを前記拡散源に面した側か
    ら覆いつつ前記フィルムの幅方向に移動可能に設けられ
    た遮蔽部材と、 前記フィルムに対して前記遮蔽部材によって覆われてい
    ない側から対向しつつ前記フィルムの幅方向に移動可能
    に設けられ、前記遮蔽部材の前記スリットを通過した前
    記材料物質によって前記フィルム上に形成された薄膜に
    光を照射するとともにこの薄膜での反射光を受光するフ
    ォトリフレクタと、 前記スリットと前記フォトリフレクタとが前記フィルム
    の幅方向において相互に同位置となるように、前記遮蔽
    部材と前記フォトリフレクタとを移動する移動機構とを
    備えたことを特徴とする薄膜モニタ装置。
  2. 【請求項2】前記遮蔽部材をスライド自在に支持すると
    ともに、この遮蔽部材によって覆われていない方向から
    前記フィルムを覆う筺体を更に備えたことを特徴とする
    請求項1記載の薄膜モニタ装置。
  3. 【請求項3】前記フィルムは前記両軸に対して多重に巻
    き付けられていることを特徴とする請求項1記載の薄膜
    モニタ装置。
  4. 【請求項4】前記フォトリフレクタは、前記両軸に巻き
    付けられたフィルムを挟んで前記拡散源とは反対側に位
    置していることを特徴とする請求項1記載の薄膜モニタ
    装置。
  5. 【請求項5】前記フォトリフレクタによって受光された
    反射光量に基づいて、前記フィルム上に形成された薄膜
    の反射率を測定する反射率測定部を更に備えたことを特
    徴とする請求項1記載の薄膜モニタ装置。
  6. 【請求項6】前記反射率測定部によって測定された反射
    率に基づいて、前記フィルム上に形成された薄膜の膜厚
    を算出するモニタ用膜厚算出部を更に備えたことを特徴
    とする請求項5記載の薄膜モニタ装置。
  7. 【請求項7】前記モニタ用膜厚算出部によって算出され
    た膜厚に基づいて、前記基板表面に形成された薄膜の膜
    厚を算出する基板膜厚算出部を更に備えたことを特徴と
    する請求項6記載の薄膜モニタ装置。
  8. 【請求項8】前記基板膜厚算出手段によって算出された
    膜厚が目標膜厚に達したか否かを判定する比較部を更に
    備えたことを特徴とする請求項7記載の膜厚モニタ装
    置。
  9. 【請求項9】前記薄膜の膜厚が目標膜厚に達したと前記
    比較部が判定した時に前記拡散源からの前記材料物質の
    拡散を停止する制御部を更に備えたことを特徴とする請
    求項8記載の膜厚モニタ装置。
JP23311997A 1997-08-28 1997-08-28 膜厚モニタ装置 Pending JPH1172309A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283121A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sony Corp 真空蒸着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006283121A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sony Corp 真空蒸着装置

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