JPH1171268A - 性ホルモン含有錠剤 - Google Patents
性ホルモン含有錠剤Info
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- JPH1171268A JPH1171268A JP24764197A JP24764197A JPH1171268A JP H1171268 A JPH1171268 A JP H1171268A JP 24764197 A JP24764197 A JP 24764197A JP 24764197 A JP24764197 A JP 24764197A JP H1171268 A JPH1171268 A JP H1171268A
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- JP
- Japan
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- pharmaceutical composition
- sex hormone
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- Pending
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Abstract
流動性を発揮する医薬組成物を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 性ホルモンを有効成分とする医薬組成物
に於いて、結晶セルロース5〜15重量%、ヒドロキシ
プロピルセルロース5〜15重量%、クロスカルメロー
スナトリウム10〜20重量%を含有し、且つ、デンプ
ンを含有しないことを特徴とする医薬組成物を提供す
る。本発明によれば、製剤化の造粒過程に於いて優れた
流動性を発揮する医薬組成物を提供することができる。
Description
する医薬組成物に関し、更に詳しくは、製造過程に於け
る造粒時に流動特性が改善されていて均一性に優れる、
性ホルモンを含有する医薬組成物に関する。
ンのバランスの変動は、閉経後の各種の身体異常の原因
となるため、この様な症状を緩和する意味でこれら性ホ
ルモン製剤は重要な役割を担っている。この様な性ホル
モンバランスの変調を原因とする身体異常は、現代のよ
うな高年齢化社会では日常のように起こる可能性のある
疾病であるため、経口的に投与可能な錠剤などの形態が
好適であるとされている。この様な錠剤は通常、乳糖、
デンプン、結晶セルロースのような賦形剤とヒドロキシ
プロピルセルロースのような結合剤とクロスカルメロー
スナトリウムの様な崩壊剤とステアリン酸マグネシウム
のような滑沢剤とを造粒し、打錠して製造される。しか
し、これら性ホルモンの薬理作用の高い点から、取り分
け、錠剤に於ける含有量が少なく、その為これら薬剤の
より高い均一性が要求される。これは性ホルモンの薬理
作用のムラを避けるためである。この為、更に造粒時に
流動性を向上させこの様な危険を回避することが望まれ
ていた。一方、結晶セルロース5〜15重量%、ヒドロ
キシプロピルセルロース5〜15重量%、クロスカルメ
ロースナトリウム10〜20重量%を含有し、且つ、デ
ンプンを含有しない系が造粒時に優れた流動特性を発揮
し、この様な危険を回避しうることは全く知られていな
かった。
下行われたものであり、製剤化の造粒過程に於いて優れ
た流動性を発揮する医薬組成物を提供することを課題と
する。
て、性ホルモンを有効成分とする医薬組成物に於いて、
製剤化の造粒過程で優れた流動性を発揮する医薬組成物
を求めて、鋭意研究を重ねた結果、結晶セルロース5〜
15重量%、ヒドロキシプロピルセルロース5〜15重
量%、クロスカルメロースナトリウム10〜20重量%
を含有し、且つ、デンプンを含有しないことを特徴とす
る医薬組成物にその様な特性を見いだし、発明を完成さ
せるに至った。以下、本発明の実施の形態を中心に詳細
に説明する。
ロン、プロゲステロン、プロゲスチン、メドロキシプロ
ゲステロン及びこれらのエステル類等のプロゲストン、
エストロゲン、デヒドロエストロゲン、エストラジオー
ル、エストリオール及びこれらのエステル類等のエスト
ロン等が好適に例示でき、中でもメドロキシプレゲステ
ロン、その酢酸エステル、エストリオールがより好まし
く例示できる。これらは、閉経後の不定愁訴等の種々の
ホルモンバランスの変調時のホルモン療法などに使用さ
れる。これらの化合物の薬理作用は極めて強く、通常の
医薬品よりも錠剤に於ける含有量の均一性が強く望まれ
ている。この為、賦形剤量を多くし、起因塚をはかるこ
とが行われている。又、これらの性ホルモンの不適切な
投与は癌の原因になる可能性も指摘されており、錠剤に
於ける均一性を更に向上させる手段が望まれていたのは
前述の通りである。又、この様な薬理作用の強さから、
性ホルモンの製剤特性としては迅速に体内利用される事
が重要であることも判る。この為、錠剤などでは速やか
に崩壊すること及び崩壊時間のばらつきが少ないことが
条件となっていた。これらの性ホルモンの経口投与での
一日あたりの投与量は、0.01〜20mg程度であ
り、この投与量は症状や患者の状況によって異なる。
ロース5〜15重量%、好ましくは7〜13重量%、ヒ
ドロキシプロピルセルロース5〜15重量%、好ましく
は7〜10重量%、クロスカルメロースナトリウム10
〜20重量%、好ましくは12〜15重量%を含有し、
且つ、デンプンを含有しないことを特徴とする。又、本
発明の効果を発揮するためには、製造過程に於いて造粒
工程を含むことが望ましく、適切な製剤は顆粒剤、錠
剤、顆粒剤を充填したカプセル剤などである。又、好ま
しい性ホルモンの含有量は0.001〜10重量%であ
り、より好ましくは0.01〜5重量%である。これら
性ホルモンは唯1種を含有させることもできるし、2種
以上を組み合わせて使用することも可能である。本発明
の医薬組成物では、これらの必須成分以外に通常医薬組
成物で使用されている任意成分を本発明の効果を損なわ
ない範囲に於いて含有させることが可能である。かかる
任意成分としては、例えば、賦形剤、結合剤、被覆剤、
滑沢剤、糖衣剤、崩壊剤、増量剤、矯味矯臭剤、分散
剤、安定剤、pH調整剤等が例示できる。これらの成分
を常法に従って処理することによって本発明の医薬組成
物を得ることができる。これら性ホルモン以外の成分は
何れも古くから製剤成分として用いられており、安全性
は高い。
細に説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定を受
けないことは言うまでもない。尚、表中の成分組成の数
値の単位は何れも重量部である。
処方成分をV型混合機で良く混合し、これをニーダーで
造粒し、40℃10時間乾燥させた後、24メッシュで
篩過し、顆粒剤を作成し、これと0.75重量部のステ
アリン酸マグネシウムと混合し、打錠して錠剤を得た。
この錠剤について崩壊速度を局方に従って測定した。
又、造粒過程中、流動性を次に示す基準に従って判定し
た。++:極めて優れた流動性、+:優れた流動性、
±:流動性やや難あり、−:流動性悪いであった。又、
同時に次に示す指標で任意の10錠に於ける均一性も判
定した。++:含有ばらつき0.01%未満、+:含有
ばらつき0.01%以上0.1%未満、±:0.1以上
1%未満、−:1%以上の基準である。この表より、本
発明の医薬組成物は流動性に優れ従って含有量のムラが
少ないことが判る。
処方成分をV型混合機で良く混合し、これをニーダーで
造粒し、40℃10時間乾燥させた後、24メッシュで
篩過し、顆粒剤を作成し、これと0.75重量部のステ
アリン酸マグネシウムと混合し、打錠して錠剤を得た。
この錠剤について崩壊速度を局方に従って測定した。
又、造粒過程中、流動性を次に示す基準に従って判定し
た。++:極めて優れた流動性、+:優れた流動性、
±:流動性やや難あり、−:流動性悪いであった。又、
同時に次に示す指標で任意の10錠に於ける均一性も判
定した。++:含有ばらつき0.01%未満、+:含有
ばらつき0.01%以上0.1%未満、±:0.1以上
1%未満、−:1%以上の基準である。この表より、本
発明の医薬組成物は流動性に優れ従って含有量のムラが
少ないことが判る。
いて優れた流動性を発揮する医薬組成物を提供すること
ができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 性ホルモンを有効成分とする医薬組成物
に於いて、結晶セルロース5〜15重量%、ヒドロキシ
プロピルセルロース5〜15重量%、クロスカルメロー
スナトリウム10〜20重量%を含有し、且つ、デンプ
ンを含有しないことを特徴とする医薬組成物。 - 【請求項2】 錠剤であることを特徴とする、請求項1
に記載の医薬組成物。 - 【請求項3】 性ホルモンがエストリオール又はメドロ
キシプロゲステロンアセテートである、請求項1又は2
に記載の医薬組成物。 - 【請求項4】 ニーダーで造粒し、打錠する事を特徴と
する、請求項2又は3に記載の医薬組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24764197A JPH1171268A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 性ホルモン含有錠剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24764197A JPH1171268A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 性ホルモン含有錠剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1171268A true JPH1171268A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17166527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24764197A Pending JPH1171268A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 性ホルモン含有錠剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1171268A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007506797A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-03-22 | ノボ・ノルディスク・フェムケア・アーゲー | 向上した安定性のプロゲストーゲン製剤 |
JP2010513514A (ja) * | 2006-12-20 | 2010-04-30 | デュラメド ファーマシューティカルズ インコーポレーティッド | プロゲスチンを含む口腔内崩壊性固体剤形ならびにその製造方法および使用方法 |
AT12800U1 (de) * | 2007-11-05 | 2012-11-15 | Bayer Schering Pharma Ag | Pharmazeutisches Präparat zur Verwendung bei der oralen Kontrazeption von Frauen mit Laktoseintoleranz |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP24764197A patent/JPH1171268A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007506797A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-03-22 | ノボ・ノルディスク・フェムケア・アーゲー | 向上した安定性のプロゲストーゲン製剤 |
JP4880465B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2012-02-22 | ノボ・ノルディスク・フェムケア・アーゲー | 向上した安定性のプロゲストーゲン製剤 |
JP2010513514A (ja) * | 2006-12-20 | 2010-04-30 | デュラメド ファーマシューティカルズ インコーポレーティッド | プロゲスチンを含む口腔内崩壊性固体剤形ならびにその製造方法および使用方法 |
AT12800U1 (de) * | 2007-11-05 | 2012-11-15 | Bayer Schering Pharma Ag | Pharmazeutisches Präparat zur Verwendung bei der oralen Kontrazeption von Frauen mit Laktoseintoleranz |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040316 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040331 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060829 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |