JPH1170942A - 中仕切り付き密閉容器 - Google Patents

中仕切り付き密閉容器

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JPH1170942A
JPH1170942A JP9232628A JP23262897A JPH1170942A JP H1170942 A JPH1170942 A JP H1170942A JP 9232628 A JP9232628 A JP 9232628A JP 23262897 A JP23262897 A JP 23262897A JP H1170942 A JPH1170942 A JP H1170942A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合時に収容物が変質してしまうことを防止
することができるとともに、良好な接合状態を実現する
ことができ、更に重量増やコスト高を招来することなく
強度的信頼性を確保することのできる中仕切り付き密閉
容器を提供すること。 【解決手段】 この発明に係る中仕切り付き密閉容器
は、筒状の本体10と、前記本体10の内部に設けられた長
さ方向に沿う中仕切り11と、前記本体10の開口部を閉塞
する蓋体12とを備える。そして、前記蓋体12を前記本体
10と前記中仕切り11とに摩擦撹拌接合により接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中仕切り付き密
閉容器に関し、詳述すれば、例えば、水素貯蔵合金等を
収容する各種収容ケース、あるいはタンクローリーに装
備されているタンク等の各種圧力容器として好適な金属
製の中仕切り付き密閉容器に関する。
【0002】なお、この明細書において、「アルミニウ
ム」の語はその合金を含む意味において用いる。
【0003】
【従来の技術及び課題】例えば、筒状の本体と、前記本
体の内部に設けられた長さ方向に沿う中仕切りと、前記
本体の開口部を閉塞する蓋体とを備えた従来の中仕切り
付き密閉容器は、蓋体を本体に装着し、その蓋体と本体
とを外周面からTIG溶接やMIG溶接等の溶融溶接に
よって接合することにより密閉されていた。
【0004】しかしながら、こうして得られる中仕切り
付き密閉容器には、次のような問題があった。すなわ
ち、TIG溶接等の溶融溶接によると、溶接時に高熱が
発生するためにその熱により収容物が変質したり、急熱
急冷の熱サイクルを受けてその熱応力により溶接部に割
れが発生したりする問題があった。さらに、上記中仕切
り付き密閉容器は、蓋体と本体としか接合されていない
ので、強度面で不安があり、その一方で、強度的信頼性
を確保するために、肉厚の厚い蓋体や高強度・高剛性の
蓋体を用いると、重量増やコスト高を招来するという問
題が生じる。
【0005】一方、筒状の本体と、前記本体の内部に横
断状に設けられた長さ方向を仕切る中仕切りと、前記本
体の開口部を閉塞する蓋体とを備えた従来の中仕切り付
き密閉容器は、上記と同じようにTIG溶接やMIG溶
接等の溶融溶接により密閉されているので、溶接時に収
容物が変質したり、溶接部に割れが発生したりする問題
があった。さらに、TIG溶接等の溶融溶接では、中仕
切りを本体の内周面にに接合する場合に、本体の内側か
らその作業を行わなければならないため、面倒であっ
た。また、容器が小型の場合には、溶接装置を本体の内
側に挿入すること自体、困難であった。
【0006】この発明は、このような難点に鑑みてなさ
れたもので、接合時に収容物が変質してしまうことを防
止することができるとともに、良好な接合状態を実現す
ることができ、更に重量増やコスト高を招来することな
く強度的信頼性を確保することのできる中仕切り付き密
閉容器を提供することを第1の目的とする。また、接合
時に収容物が変質してしまうことを防止することができ
るとともに、良好な接合状態を実現することができ、更
に製作する際にも面倒な作業を伴わずに容易に製作する
ことのできる中仕切り付き密閉容器を提供することを第
2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1目的を達成する
ため、この発明の第1のものは、筒状の本体と、前記本
体の内部に設けられた長さ方向に沿う中仕切りと、前記
本体の開口部を閉塞する蓋体とを備えた中仕切り付き密
閉容器であって、前記蓋体が前記本体と前記中仕切りと
に摩擦撹拌接合により接合されていることを特徴とする
ものである。
【0008】かかる構成の中仕切り付き密閉容器は、固
相接合の一種である摩擦撹拌接合により接合されるの
で、接合時に発生する熱量を小さくし得、収容物の変質
を防止する。また、TIG等の溶融溶接の場合のよう
に、急熱急冷の熱サイクルを受けてその熱応力により接
合部に割れが発生することがなくなって、良好な接合状
態が実現される。
【0009】また、蓋体が本体と中仕切りとに接合され
たものなので、強度的信頼性が高くなる。
【0010】また、上記第2目的を達成するため、この
発明の第2のものは、筒状の本体と、前記本体の内部に
設けられた長さ方向を仕切る中仕切りと、前記本体の開
口部を閉塞する蓋体とを備える中仕切り付き密閉容器で
あって、前記中仕切りが前記本体に摩擦撹拌接合により
接合されるとともに、前記蓋体が前記本体に摩擦撹拌接
合により接合されていることを特徴とするものである。
【0011】かかる構成の中仕切り付き密閉容器は、固
相接合の一種である摩擦撹拌接合により接合されたもの
なので、接合時に発生する熱量を少なくし得、収容物の
変質を防止する。また、TIG等の溶融溶接の場合のよ
うに、急熱急冷の熱サイクルを受けてその熱応力により
接合部に割れが発生することがなくなって、良好な接合
状態が実現される。
【0012】また、摩擦撹拌接合によると、中仕切りを
本体に接合する場合に、本体の外側からその作業を行う
ことができるので、製作作業が容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態を説明
する。
【0014】図1〜図3は、この発明の第1のものに係
る中仕切り付き密閉容器の一つの実施形態を示すもので
ある。
【0015】これらの図において、(10)は密閉容器
の本体である。前記本体(10)は、図1に示すように
角筒状に形成されている。前記本体(10)の内部に
は、長さ方向に沿う横断面十字状の中仕切り(11)が
本体(10)と一体に設けられている。前記本体(1
0)と中仕切り(11)は、アルミニウム押出材から製
作されたものである。
【0016】(12)(12)は、前記本体(10)の
両端部に形成された開口部を閉塞する方形薄板状のアル
ミニウム製蓋体である。
【0017】この実施形態の中仕切り付き密閉容器を、
その製造方法に即して説明する。
【0018】まず、本体(10)の両端面に蓋体(1
2)を装着して、その蓋体(12)を、本体(10)と
中仕切り(11)とに摩擦撹拌接合により接合する。こ
の摩擦撹拌接合について説明すると、次のとおりであ
る。すなわち、図2に示すように、径大の円柱状回転子
(41)の端部軸線(Q)上に、蓋体(12)、本体
(10)及び中仕切り(11)より硬質の径小のピン状
プローブ(42)が突出して一体に設けられた接合装置
(40)を用い、前記回転子(42)を高速で回転させ
つつ、プローブ(42)を蓋体(12)の外面から挿入
する。挿入は、プローブ(42)の先端が蓋体(12)
の肉厚を越えて本体(10)又は中仕切り(11)に挿
入されるまで行い、また回転子(41)のプローブ側平
坦面からなる肩部(41a)が蓋体(12)に当接する
まで行う。そして、プローブ挿入状態のまま、本体(1
0)又は中仕切り(11)の端面に沿って、プローブ
(42)を進行方向と逆方向に僅かに傾けて回転子(4
1)の肩部(41a)の進行方向側の部分を僅かに浮か
せた状態で、相対的に移動させる。プローブ(42)の
回転により発生する摩擦熱、あるいは更に回転子(4
1)の肩部(41a)と蓋体(12)の外面との摺動に
伴い発生する摩擦熱により、プローブ(42)との接触
部分近傍において蓋体(12)と中仕切り(11)ある
いは蓋体(12)と本体(10)は軟化し、且つ撹拌さ
れるとともに、プローブ(42)の移動に伴って、軟化
撹拌部分がプローブ(42)の進行圧力を受けてプロー
ブの通過溝を受けるようにプローブ(42)の進行方向
後方へと回り込む態様で塑性流動したのち、摩擦熱を急
速に失って冷却固化される。この現象がプローブ(4
2)の移動に伴って順次繰り返されていき、最終的に蓋
体(12)が本体(10)と中仕切り(11)とに一体
に接合される。図3に示す(13)は蓋体(12)と本
体(10)の接合部、(14)は蓋体(12)と中仕切
り(11)の接合部である。
【0019】このように、回転するプローブ(42)を
接合予定部位に接触させて接合する摩擦撹拌接合によれ
ば、固相接合であるため、蓋体(12)、本体(10)
及び中仕切り(11)の材質に制限を受けない、接合時
に発生する熱量が少ない、熱歪みによる変形が少ない、
接合部(13)(14)に割れが生じない、等の利点が
ある。
【0020】以上のように蓋体(12)を本体(10)
と中仕切り(11)とに接合することにより、この実施
形態の中仕切り付き密閉容器が得られる。
【0021】この中仕切り付き密閉容器において、蓋体
(12)は本体(10)と中仕切り(11)とに接合さ
れているので、強度的信頼性が高いものとなっている。
【0022】図4〜図6は、この発明の第1のものに係
る中仕切り付き密閉容器のもう一つの実施形態を示すも
のである。
【0023】これらの図において、(20)は密閉容器
の本体である。前記本体(20)は、アルミニウム押出
材から製作されたものであって、図4に示すように角筒
状に形成されている。(21)は、前記本体(20)の
内部に設けられる長さ方向に沿う平板状のアルミニウム
製中仕切りである。
【0024】(22)(22)は、前記本体(20)の
両端部に形成された開口部を閉塞する方形薄板状のアル
ミニウム製蓋体である。
【0025】この実施形態の中仕切り付き密閉容器を、
その製造方法に即して説明する。
【0026】まず、本体(20)の内部に前記中仕切り
(21)を挿入配置させる。そして、上記実施形態と同
じ構成の接合装置(40)を用い、図5に示すように、
中仕切り(21)を本体(20)の内面に摩擦撹拌接合
により接合する。この摩擦撹拌接合は、上記実施形態と
略同じ方法・手順により行われる。これを簡単に説明す
れば、接合装置(40)の回転子(41)を回転させつ
つ、プローブ(42)を本体(20)の外面から挿入す
る。挿入は、プローブ(42)の先端が本体(20)の
肉厚を越えて中仕切り(21)に挿入されるまで行い、
また回転子(41)の肩部(41a)が本体(20)に
当接するまで行う。そして、プローブ挿入状態のまま、
中仕切り(21)の幅方向の端面に沿って、プローブ
(42)を移動させる。こうして、中仕切り(21)
は、その幅方向の両端面において本体(20)に一体に
接合される。図5に示す(25)は中仕切り(21)と
本体(20)の接合部である。
【0027】次いで、この本体(20)の両端面に蓋体
(22)を装着して、その蓋体(22)を、本体(2
0)と中仕切り(21)とに摩擦撹拌接合により接合す
る。図6に示す(23)は蓋体(22)と本体(20)
の接合部、(24)は蓋体(22)と中仕切り(21)
の接合部である。この摩擦撹拌接合は、上記実施形態と
同じ方法・手順により行われ、ここではその説明を省略
する。
【0028】以上のように蓋体(22)を本体(20)
と中仕切り(21)とに接合することにより、この実施
形態の中仕切り付き密閉容器が得られる。
【0029】この中仕切り付き密閉容器において、蓋体
(22)は本体(20)と中仕切り(21)とに接合さ
れているので、強度的信頼性が高いものとなっている。
【0030】而して、この実施形態のように本体(2
0)と中仕切り(21)とが別体に製作されてあって
も、摩擦撹拌接合によれば、中仕切り(21)の本体
(20)への接合を本体(20)の外側から行うことが
できるので、中仕切り付き密閉容器を極めて容易に製作
することができる。
【0031】図7〜図9は、この発明の第2のものに係
る中仕切り付き密閉容器の一つの実施形態を示すもので
ある。
【0032】これらの図において、(30)は密閉容器
の本体である。前記本体(30)は、アルミニウム押出
材から製作されたものであって、図7に示すように角筒
状に形成されている。(31)は、前記本体(30)の
内部に横断状配置に設けられて長さ方向を仕切る平板状
のアルミニウム製中仕切りである。
【0033】(32)(32)は、前記本体(30)の
両端部に形成された開口部を閉塞する方形薄板状のアル
ミニウム製蓋体である。
【0034】この実施形態の中仕切り付き密閉容器を、
その製造方法に即して説明する。
【0035】まず、本体(30)の内部に前記中仕切り
(31)を挿入配置させる。そして、図8に示すよう
に、中仕切り(31)を本体(30)の内周面に摩擦撹
拌接合により接合する。図8に示す(35)は中仕切り
(31)と本体(30)の接合部である。この摩擦撹拌
接合は、上記実施形態と略同じ方法・手順により行わ
れ、ここではその説明を省略する。
【0036】次いで、この本体(30)の両端面に蓋体
(32)を装着して、その蓋体(32)を本体(30)
に摩擦撹拌接合により接合する。図9に示す(33)は
蓋体(32)と本体(30)の接合部である。この摩擦
撹拌接合は、上記実施形態と同じ方法・手順により行わ
れ、ここではその説明を省略する。
【0037】以上のように蓋体(32)を本体(30)
に接合することにより、この実施形態の中仕切り付き密
閉容器が得られる。
【0038】而して、この実施形態のように本体(3
0)と中仕切り(31)とが別体に製作されてあって
も、摩擦撹拌接合によれば、中仕切り(31)の本体
(30)への接合を本体(30)の外側から行うことが
できるので、中仕切り付き密閉容器を極めて容易に製作
することができる。
【0039】以上、この発明の第1及び第2のものに係
る中仕切り付き密閉容器の実施形態について説明した
が、この発明は、これらの実施形態に限定されるもので
はない。例えば、上記3つの実施形態では、本体(1
0)(20)(30)は、いずれも両端部が開口した角
筒状のものであるが、一端だけが開口した底有角筒状乃
至丸筒状のものであっても良い。
【0040】なお、本体(10)(20)(30)の収
容物(図示せず)は、蓋体(12)(22)(32)を
接合する前に、本体(10)(20)(30)の開口部
から収容しておいても良いし、タンクローリー等のよう
に本体(10)(20)(30)の周面又は蓋体(1
2)(22)(32)に収容口(図示せず)が設けられ
ている場合などには、蓋体(12)(22)(32)を
接合した後に、その収容口(図示せず)から収容しても
良い。
【0041】
【発明の効果】この発明の第1のものは、上記のような
構成の中仕切り付き密閉容器であるから、次のような効
果を奏する。
【0042】蓋体が本体と中仕切りとに接合されている
ので、強度的信頼性が高く、蓋体として、わざわざ肉厚
の厚いものや高強度・高剛性のものを用いる必要のない
中仕切り付き密閉容器を提供することができる。
【0043】しかも、蓋体は摩擦撹拌接合によって接合
されたものなので、接合時に発生する熱量を少なくし得
て、収容物の変質を防止することができ、かつTIG溶
接等の溶融溶接の場合のように、急冷急熱の熱サイクル
を受けてその熱応力により接合部に割れが発生する問題
が起こらず、良好な接合状態を実現し得る中仕切り付き
密閉容器を提供することができる。
【0044】また、この発明の第2のものは、上記のよ
うな構成の中仕切り付き密閉容器であるから、次のよう
な効果を奏する。
【0045】摩擦撹拌接合によって接合されたものなの
で、接合時に発生する熱量を少なくし得て、収容物の変
質を防止することができ、かつTIG溶接等の溶融溶接
の場合のように、急冷急熱の熱サイクルを受けてその熱
応力により接合部に割れが発生する問題が起こらず、良
好な接合状態を実現し得る中仕切り付き密閉容器を提供
することができる。
【0046】さらに、摩擦撹拌接合によると、中仕切り
を本体に接合する場合に、本体の外側からその作業を行
うことができるので、容易に製作することのできる中仕
切り付き密閉容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1のものに係る中仕切り付き密閉
容器の一つの実施形態を示すものであって、蓋体を本体
と中仕切りに接合する前の状態を示す斜視図である。
【図2】蓋体を本体と中仕切りに接合する途中の状態を
示す図であって、(i)はその部分斜視図、(ii)は
図(i)中のII−II線断面図である。図1の平面図であ
る。
【図3】蓋体を本体と中仕切りに接合した状態を示す部
分斜視図である。
【図4】この発明の第1のものに係る中仕切り付き密閉
容器のもう一つの実施形態を示すものであって、蓋体を
本体と中仕切りに接合する前の状態を示す斜視図であ
る。
【図5】中仕切りを本体に接合した状態を示す斜視図で
ある。
【図6】蓋体を本体と中仕切りに接合した状態を示す部
分斜視図である。
【図7】この発明の第2のものに係る中仕切り付き密閉
容器の一つの実施形態を示すものであって、蓋体及び本
体を中仕切りに接合する前の状態を示す一部切欠き斜視
図である。
【図8】中仕切りを本体に接合した状態を示す斜視図で
ある。
【図9】蓋体を本体に接合した状態を示す部分斜視図で
ある。
【符号の説明】
10、20、30…本体 11、21、31…中仕切り 12、22、32…蓋体 40…接合装置 42…プローブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の本体(10)(20)と、前記本体
    (10)(20)の内部に設けられた長さ方向に沿う中仕切
    り(11)(21)と、前記本体(10)(20)の開口部を閉
    塞する蓋体(12)(22)とを備えた中仕切り付き密閉容
    器であって、 前記蓋体(12)(22)が前記本体(10)(20)と前記中
    仕切り(11)(21)とに摩擦撹拌接合により接合されて
    いることを特徴とする中仕切り付き密閉容器。
  2. 【請求項2】 筒状の本体(30)と、前記本体(30)の
    内部に設けられた長さ方向を仕切る中仕切り(31)と、
    前記本体(30)の開口部を閉塞する蓋体(32)とを備え
    る中仕切り付き密閉容器であって、 前記中仕切り(31)が前記本体(30)に摩擦撹拌接合に
    より接合されるとともに、 前記蓋体(32)が前記本体(30)に摩擦撹拌接合により
    接合されていることを特徴とする中仕切り付き密閉容
    器。
JP9232628A 1997-08-28 1997-08-28 中仕切り付き密閉容器 Expired - Fee Related JP3030269B2 (ja)

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