JPH1170190A - ゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法 - Google Patents
ゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法Info
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- JPH1170190A JPH1170190A JP9239128A JP23912897A JPH1170190A JP H1170190 A JPH1170190 A JP H1170190A JP 9239128 A JP9239128 A JP 9239128A JP 23912897 A JP23912897 A JP 23912897A JP H1170190 A JPH1170190 A JP H1170190A
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- Japan
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- core
- driving
- suspension
- club head
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D1/00—Processes for applying liquids or other fluent materials
- B05D1/28—Processes for applying liquids or other fluent materials performed by transfer from the surfaces of elements carrying the liquid or other fluent material, e.g. brushes, pads, rollers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D3/00—Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials
- B05D3/04—Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by exposure to gases
- B05D3/0493—Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by exposure to gases using vacuum
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- Golf Clubs (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装
方法。 【解決手段】 鍛造或いは鋳造したコアをエメリーバフ
にかけた後、超音波洗浄し、コアを懸吊式打込み機３の
回転支柱３２の懸吊架３１に懸吊り、該コアに対して、
塗装用金属粉末と直径約２ｍｍから１．０ｍｍの微粒子
状のスチールボール２とを混合した打込み材料を、遠心
力を利用して機械アーム３４で拡散打込させ、コアの表
面に、スチールボール２の硬度により多数の孔１１を形
成して先に落下させて、該孔に金属材料を把持させてコ
ア表面に金属材料層を形成して半完成品とし、高温で加
熱後、電解めっき、アニーリングして半完成品の表面に
強硬な金属薄膜を形成してゴルフクラブヘッドを完成す
る。
方法。 【解決手段】 鍛造或いは鋳造したコアをエメリーバフ
にかけた後、超音波洗浄し、コアを懸吊式打込み機３の
回転支柱３２の懸吊架３１に懸吊り、該コアに対して、
塗装用金属粉末と直径約２ｍｍから１．０ｍｍの微粒子
状のスチールボール２とを混合した打込み材料を、遠心
力を利用して機械アーム３４で拡散打込させ、コアの表
面に、スチールボール２の硬度により多数の孔１１を形
成して先に落下させて、該孔に金属材料を把持させてコ
ア表面に金属材料層を形成して半完成品とし、高温で加
熱後、電解めっき、アニーリングして半完成品の表面に
強硬な金属薄膜を形成してゴルフクラブヘッドを完成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は一種のゴルフクラブ
ヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法に関する。
ヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】草地に落ちたボールをゴルフクラブで打
つとき、石ころにヘッドがぶつかってヘッド表面の金属
塗装が磨損することがあり、その外観と実用性が損なわ
れることがよくある。
つとき、石ころにヘッドがぶつかってヘッド表面の金属
塗装が磨損することがあり、その外観と実用性が損なわ
れることがよくある。
【０００３】一般にゴルフクラブヘッドは、強力スイン
グを可能とするために、表面に吹きつけ或いは電気めっ
きによる金属塗装がなされることで、その美観と硬度が
高められている。周知の塗装の中、電気めっきは電気化
学反応を利用して表面に一層の金属被覆膜を形成するも
ので、被覆用の金属材料を電解質溶液中に懸浮させ、並
びに直流電源のマイナス極板と連接し、被覆される金属
を直流電源のプラス極板に連接し、電気を流して電気化
学反応を進行させるものであり、この方法による被覆層
は相当に脆弱であった。一方、吹きつけ塗装は、塗料の
金属の表面へのしみ込みの深さが有限であり、即ち薄い
被覆層がヘッド表面に付着しているのみであった。この
ため、スイング時に石ころなど硬質の物品に強く衝突す
ると、塗装或いはめっきが脱落或いは磨損しやすかっ
た。
グを可能とするために、表面に吹きつけ或いは電気めっ
きによる金属塗装がなされることで、その美観と硬度が
高められている。周知の塗装の中、電気めっきは電気化
学反応を利用して表面に一層の金属被覆膜を形成するも
ので、被覆用の金属材料を電解質溶液中に懸浮させ、並
びに直流電源のマイナス極板と連接し、被覆される金属
を直流電源のプラス極板に連接し、電気を流して電気化
学反応を進行させるものであり、この方法による被覆層
は相当に脆弱であった。一方、吹きつけ塗装は、塗料の
金属の表面へのしみ込みの深さが有限であり、即ち薄い
被覆層がヘッド表面に付着しているのみであった。この
ため、スイング時に石ころなど硬質の物品に強く衝突す
ると、塗装或いはめっきが脱落或いは磨損しやすかっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに、本発明は、ゴ
ルフクラブヘッドの実用性と耐久性をますことのできる
一種のゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法
を提供することを課題としている。
ルフクラブヘッドの実用性と耐久性をますことのできる
一種のゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法
を提供することを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、 １．鍛造或いは鋳造によりクラブヘッド１のコアを製造
する ２．コアを粗面エメリーバフにかけて表面を粗削りし、
表面に毛細孔を形成する ３．コアを細面エメリーバフにかけて研磨し、コアの表
面により細かい毛細孔を形成する ４．コアの表面を超音波方式で洗浄して表面に付着した
油漬及び塵垢を除去する ５．コアを懸吊式打込み機３の回転支柱３２より水平に
放射状に延伸された懸吊架３１に懸吊る ６．塗装に用いる金属粉末と直径約２ｍｍから１．０ｍ
ｍの微粒子状のスチールボール２とを混合して打込み材
料となす ７．上記打込み材料を懸吊式打込み機３のスクリューコ
ンベア３３中に入れ、続いて懸吊式打込み機３の機械ア
ーム３４に送り込み、機械アーム３４は懸吊式打込み機
の後部空間ｐに設け、後部空間ｐに負圧（真空）状態を
形成させ、打込み時の空気が形成する衝撃抵抗を低下さ
せ、並びに空気中に含まれる灰塵を減らして灰塵のコア
への付着を防止する ８．懸吊式打込み機３の懸吊架３１を回転支柱３２を回
転させて回転させ、回転して後部空間ｐに至った懸吊架
３１に懸吊されたコアに対して、遠心力を利用して機械
アーム３４に打込み材料を打ち込ませ、なお、打込み材
料中のスチールボール２は磨損して直径が不足するよう
になるまで回収再使用可能であり、直径が不足するよう
になれば、さらに添加する、 ９．打込み材料を拡散させつつ打ち込むことで、コアの
表面に、打ち込んだスチールボール２の硬度により多数
の孔１１を形成し、打込み時には、スチールボール２の
コアへの衝突時の反作用力が金属材料より大きいことを
利用して先に落下させ、スチールボール２の衝突時に高
熱を発生して静電気を発生することから粉末状の金属材
料をコアの孔１１に付着しやすくさせて、金属材料を孔
１１内に強力に把持させてコアの表面に金属薄層を形成
した半完成品となす １０．上記半完成品を高温で加熱し、さらに外塗装材料
の違いにより異なる成分と成分比を有する電解液中で電
解めっきし、さらに急速に摂氏−８度まで冷却し、これ
により半完成品の表面に強硬な金属薄膜を形成する、 以上の１から１０のステップを包括してなるゴルフクラ
ブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法としている。
する ２．コアを粗面エメリーバフにかけて表面を粗削りし、
表面に毛細孔を形成する ３．コアを細面エメリーバフにかけて研磨し、コアの表
面により細かい毛細孔を形成する ４．コアの表面を超音波方式で洗浄して表面に付着した
油漬及び塵垢を除去する ５．コアを懸吊式打込み機３の回転支柱３２より水平に
放射状に延伸された懸吊架３１に懸吊る ６．塗装に用いる金属粉末と直径約２ｍｍから１．０ｍ
ｍの微粒子状のスチールボール２とを混合して打込み材
料となす ７．上記打込み材料を懸吊式打込み機３のスクリューコ
ンベア３３中に入れ、続いて懸吊式打込み機３の機械ア
ーム３４に送り込み、機械アーム３４は懸吊式打込み機
の後部空間ｐに設け、後部空間ｐに負圧（真空）状態を
形成させ、打込み時の空気が形成する衝撃抵抗を低下さ
せ、並びに空気中に含まれる灰塵を減らして灰塵のコア
への付着を防止する ８．懸吊式打込み機３の懸吊架３１を回転支柱３２を回
転させて回転させ、回転して後部空間ｐに至った懸吊架
３１に懸吊されたコアに対して、遠心力を利用して機械
アーム３４に打込み材料を打ち込ませ、なお、打込み材
料中のスチールボール２は磨損して直径が不足するよう
になるまで回収再使用可能であり、直径が不足するよう
になれば、さらに添加する、 ９．打込み材料を拡散させつつ打ち込むことで、コアの
表面に、打ち込んだスチールボール２の硬度により多数
の孔１１を形成し、打込み時には、スチールボール２の
コアへの衝突時の反作用力が金属材料より大きいことを
利用して先に落下させ、スチールボール２の衝突時に高
熱を発生して静電気を発生することから粉末状の金属材
料をコアの孔１１に付着しやすくさせて、金属材料を孔
１１内に強力に把持させてコアの表面に金属薄層を形成
した半完成品となす １０．上記半完成品を高温で加熱し、さらに外塗装材料
の違いにより異なる成分と成分比を有する電解液中で電
解めっきし、さらに急速に摂氏−８度まで冷却し、これ
により半完成品の表面に強硬な金属薄膜を形成する、 以上の１から１０のステップを包括してなるゴルフクラ
ブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１に示されるように、本発明
は、一種のゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装
方法を提供するものであり、該方法は以下のステップを
包括している。 １．鍛造或いは鋳造によりクラブヘッド１のコアを製造
する。 ２．コアを粗面エメリーバフにかけて表面を粗削りし、
表面に毛細孔を形成する。 ３．コアを細面エメリーバフにかけて研磨し、コアの表
面により細かい毛細孔を形成する。 ４．コアの表面を超音波方式で洗浄して表面に付着した
油漬及び塵垢を除去し、後続の塗装における塗料をコア
の表面の毛細孔に進入させて付着させやすくする。 ５．図２に示されるように、コアを懸吊式打込み機３
（懸吊式打込み機は本発明の目的ではないため、ただ概
ねの構造についてのみ説明する）の懸吊架３１に置く。
該懸吊架３１は懸吊式打込み機３の中央に直立する回転
支柱３２より径方向に延伸されている。 ６．塗装に用いる塗料（特に金属粉末、例えばチタン粉
末２１）と微粒子状のスチールボール２（直径約２ｍｍ
から１．０ｍｍ）（図４参照）とを混合して打込み材料
となす。 ７．打込み材料（スチールボール２と塗料であるチタン
粉末２１とを混合したもの）を懸吊式打込み機３のスク
リューコンベア３３中に入れ、続いて懸吊式打込み機３
の機械アーム３４に送り込む。機械アーム３４は懸吊式
打込み機の後部空間ｐに設けられ、後部空間ｐに負圧
（真空）状態を形成させ、打込み時の空気が形成する衝
撃抵抗を低下させ、並びに空気中に含まれる灰塵を減ら
して灰塵のコアへの付着を防止する。 ８．懸吊式打込み機３の懸吊架３１を回転支柱３２を回
転させて回転させ、回転して後部空間ｐに至った懸吊架
３１に懸吊されたコアに対して、遠心力を利用して機械
アーム３４に打込み材料（スチールボール２と塗料であ
るチタン粉末２１とを混合したもの）を打ち込ませる。
打込み材料中のスチールボール２は微粒子であり、磨損
して直径が不足するようになるまで回収再使用可能であ
り、直径が不足するようになれば、さらに添加すればよ
い。 ９．さらに図３、図４に示されるように、打込み材料を
拡散させつつ打ち込むことで、コアの表面に、打ち込ん
だスチールボール２の硬度により多数の孔１１を形成す
る。スチールボール２はチタン金属粉末２１と混合さ
れ、スチールボール２がコアに衝突した後の反作用力は
比較的大きく、チタン金属粉末２１は重力と衝撃後の反
作用力が比較的小さいため、スチールボール２の方が先
に落下する。さらに、スチールボール２がコア表面に衝
突する時、高熱を発生して静電気を発生するため、粉末
状のチタン金属粉末２１がコアの孔１１に付着しやす
く、強固に把持され、こうしてコア表面にチタン金属薄
膜が形成されたゴルフクラブの半完成品が形成される。 １０．半完成品を高温で加熱し、さらに電解液（この電
解液は外塗装材料の違いにより異なる成分と成分比を有
するものとする）に浸漬し、さらに急速に摂氏−８度ま
で冷却し、これにより半完成品の表面に強固な金属薄膜
（厚さ約０．１ｍｍから０．２ｍｍ）を形成する。完成
品は図５に示す。
は、一種のゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装
方法を提供するものであり、該方法は以下のステップを
包括している。 １．鍛造或いは鋳造によりクラブヘッド１のコアを製造
する。 ２．コアを粗面エメリーバフにかけて表面を粗削りし、
表面に毛細孔を形成する。 ３．コアを細面エメリーバフにかけて研磨し、コアの表
面により細かい毛細孔を形成する。 ４．コアの表面を超音波方式で洗浄して表面に付着した
油漬及び塵垢を除去し、後続の塗装における塗料をコア
の表面の毛細孔に進入させて付着させやすくする。 ５．図２に示されるように、コアを懸吊式打込み機３
（懸吊式打込み機は本発明の目的ではないため、ただ概
ねの構造についてのみ説明する）の懸吊架３１に置く。
該懸吊架３１は懸吊式打込み機３の中央に直立する回転
支柱３２より径方向に延伸されている。 ６．塗装に用いる塗料（特に金属粉末、例えばチタン粉
末２１）と微粒子状のスチールボール２（直径約２ｍｍ
から１．０ｍｍ）（図４参照）とを混合して打込み材料
となす。 ７．打込み材料（スチールボール２と塗料であるチタン
粉末２１とを混合したもの）を懸吊式打込み機３のスク
リューコンベア３３中に入れ、続いて懸吊式打込み機３
の機械アーム３４に送り込む。機械アーム３４は懸吊式
打込み機の後部空間ｐに設けられ、後部空間ｐに負圧
（真空）状態を形成させ、打込み時の空気が形成する衝
撃抵抗を低下させ、並びに空気中に含まれる灰塵を減ら
して灰塵のコアへの付着を防止する。 ８．懸吊式打込み機３の懸吊架３１を回転支柱３２を回
転させて回転させ、回転して後部空間ｐに至った懸吊架
３１に懸吊されたコアに対して、遠心力を利用して機械
アーム３４に打込み材料（スチールボール２と塗料であ
るチタン粉末２１とを混合したもの）を打ち込ませる。
打込み材料中のスチールボール２は微粒子であり、磨損
して直径が不足するようになるまで回収再使用可能であ
り、直径が不足するようになれば、さらに添加すればよ
い。 ９．さらに図３、図４に示されるように、打込み材料を
拡散させつつ打ち込むことで、コアの表面に、打ち込ん
だスチールボール２の硬度により多数の孔１１を形成す
る。スチールボール２はチタン金属粉末２１と混合さ
れ、スチールボール２がコアに衝突した後の反作用力は
比較的大きく、チタン金属粉末２１は重力と衝撃後の反
作用力が比較的小さいため、スチールボール２の方が先
に落下する。さらに、スチールボール２がコア表面に衝
突する時、高熱を発生して静電気を発生するため、粉末
状のチタン金属粉末２１がコアの孔１１に付着しやす
く、強固に把持され、こうしてコア表面にチタン金属薄
膜が形成されたゴルフクラブの半完成品が形成される。 １０．半完成品を高温で加熱し、さらに電解液（この電
解液は外塗装材料の違いにより異なる成分と成分比を有
するものとする）に浸漬し、さらに急速に摂氏−８度ま
で冷却し、これにより半完成品の表面に強固な金属薄膜
（厚さ約０．１ｍｍから０．２ｍｍ）を形成する。完成
品は図５に示す。
【０００７】
【発明の効果】本発明の方法の優れた点は以下のとおり
である。 １．本発明では打込み材料（スチールボール２と塗料で
あるチタン粉末２１とを混合したもの）をクラブヘッド
１のコア表面に拡散させて打ち込み、コア表面にスチー
ルボール２の硬度により多数の孔１１を形成し、それに
よりコア表面積を増すと共に、該孔１１によりチタン金
属粉末２１が容易にコア表面に付着するようにし、さら
にスチールボール２の衝撃により発生する高熱と静電気
により強固にチタン金属粉末２１が把持されるようにし
ている。その付着力は、一般の表面塗装や電気めっきの
ものよりも強力である。 ２．本発明によるアニーリング処理後の製品の表面に形
成された金属薄膜の硬度は、ロックウェル硬さが増して
いる。 ３．本発明で塗装用の金属粉末（チタン金属粉末２１）
は、粉末状態で直接コアに塗装され、純度が非常に高
く、電解により化学変化を形成しなくとも、金属材料が
コア表面に付着する。 ４．また、本発明で使用する打込み材料（スチールボー
ル２と塗料であるチタン粉末２１とを混合したもの）
は、遠心力を利用してコアに対して拡散打込みされるた
め、コア表面に均一に衝突し、粗面エメリーバフや細面
エメリーバフでは届かなかった死角、即ち折れ曲がった
部分や細かい部分にも打込まれるため、コア表面に均一
に孔１１が形成されその孔１１に均一にチタン金属粉末
２１が充填される。
である。 １．本発明では打込み材料（スチールボール２と塗料で
あるチタン粉末２１とを混合したもの）をクラブヘッド
１のコア表面に拡散させて打ち込み、コア表面にスチー
ルボール２の硬度により多数の孔１１を形成し、それに
よりコア表面積を増すと共に、該孔１１によりチタン金
属粉末２１が容易にコア表面に付着するようにし、さら
にスチールボール２の衝撃により発生する高熱と静電気
により強固にチタン金属粉末２１が把持されるようにし
ている。その付着力は、一般の表面塗装や電気めっきの
ものよりも強力である。 ２．本発明によるアニーリング処理後の製品の表面に形
成された金属薄膜の硬度は、ロックウェル硬さが増して
いる。 ３．本発明で塗装用の金属粉末（チタン金属粉末２１）
は、粉末状態で直接コアに塗装され、純度が非常に高
く、電解により化学変化を形成しなくとも、金属材料が
コア表面に付着する。 ４．また、本発明で使用する打込み材料（スチールボー
ル２と塗料であるチタン粉末２１とを混合したもの）
は、遠心力を利用してコアに対して拡散打込みされるた
め、コア表面に均一に衝突し、粗面エメリーバフや細面
エメリーバフでは届かなかった死角、即ち折れ曲がった
部分や細かい部分にも打込まれるため、コア表面に均一
に孔１１が形成されその孔１１に均一にチタン金属粉末
２１が充填される。
【図１】本発明の方法のフローチャートである。
【図２】本発明の装置の使用状態における斜視図であ
る。
る。
【図３】本発明の打込み動作表示図である。
【図４】本発明の打込み塗装過程表示図である。
【図５】本発明による完成品の斜視図である。
【符号の説明】 １ クラブヘッド １１ 孔 ２ スチールボール ２１ チタン粉末 ３ 懸吊式打込み機 ３１ 懸吊架 ３２ 回転支柱 ３３ スクリューコンベア ３４ 機械アーム ｐ 後部空間
Claims (1)
- 【請求項１】 １．鍛造或いは鋳造によりクラブヘッド
１のコアを製造する ２．コアを粗面エメリーバフにかけて表面を粗削りし、
表面に毛細孔を形成する ３．コアを細面エメリーバフにかけて研磨し、コアの表
面により細かい毛細孔を形成する ４．コアの表面を超音波方式で洗浄して表面に付着した
油漬及び塵垢を除去する ５．コアを懸吊式打込み機３の回転支柱３２より水平に
放射状に延伸された懸吊架３１に懸吊る ６．塗装に用いる金属粉末と直径約２ｍｍから１．０ｍ
ｍの微粒子状のスチールボール２とを混合して打込み材
料となす ７．上記打込み材料を懸吊式打込み機３のスクリューコ
ンベア３３中に入れ、続いて懸吊式打込み機３の機械ア
ーム３４に送り込み、機械アーム３４は懸吊式打込み機
の後部空間ｐに設け、後部空間ｐに負圧（真空）状態を
形成させ、打込み時の空気が形成する衝撃抵抗を低下さ
せ、並びに空気中に含まれる灰塵を減らして灰塵のコア
への付着を防止する ８．懸吊式打込み機３の懸吊架３１を回転支柱３２を回
転させて回転させ、回転して後部空間ｐに至った懸吊架
３１に懸吊されたコアに対して、遠心力を利用して機械
アーム３４に打込み材料を打ち込ませ、なお、打込み材
料中のスチールボール２は磨損して直径が不足するよう
になるまで回収再使用可能であり、直径が不足するよう
になれば、さらに添加する、 ９．打込み材料を拡散させつつ打ち込むことで、コアの
表面に、打ち込んだスチールボール２の硬度により多数
の孔１１を形成し、打込み時には、スチールボール２の
コアへの衝突時の反作用力が金属材料より大きいことを
利用して先に落下させ、スチールボール２の衝突時に高
熱を発生して静電気を発生することから粉末状の金属材
料をコアの孔１１に付着しやすくさせて、金属材料を孔
１１内に強力に把持させてコアの表面に金属薄層を形成
した半完成品となす １０．上記半完成品を高温で加熱し、さらに外塗装材料
の違いにより異なる成分と成分比を有する電解液中で電
解めっきし、さらに急速に摂氏−８度まで冷却し、これ
により半完成品の表面に強硬な金属薄膜を形成する、 以上の１から１０のステップを包括してなるゴルフクラ
ブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/909,700 US5945157A (en) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | Method of coating golf club head under vacuum condition with open hanger type shot blasting machine |
| JP9239128A JPH1170190A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-21 | ゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/909,700 US5945157A (en) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | Method of coating golf club head under vacuum condition with open hanger type shot blasting machine |
| JP9239128A JPH1170190A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-21 | ゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1170190A true JPH1170190A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=26534094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9239128A Pending JPH1170190A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-21 | ゴルフクラブヘッドの真空懸吊打込み式塗装方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5945157A (ja) |
| JP (1) | JPH1170190A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009136837A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Inax Corp | 被処理物の表面処理方法 |
| US8172699B2 (en) * | 2008-11-05 | 2012-05-08 | Sri Sports Limited | Golf club head and method for manufacturing the same |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6443854B1 (en) * | 1998-03-26 | 2002-09-03 | A. R. Wilfley & Sons, Inc. | Anodized aluminum golf club head and method of manufacturing same |
| US6623376B2 (en) * | 2001-06-18 | 2003-09-23 | Acushnet Company | Peen conditioning of titanium metal wood golf club heads |
| US6852041B1 (en) * | 2003-07-23 | 2005-02-08 | Fu Sheng Industrial Co., Ltd. | Golf club head and manufacturing method therefor |
| US20050233825A1 (en) * | 2004-04-14 | 2005-10-20 | Jung-Yao Tsai | Forging blank for a golf club head |
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