JPH1168953A - 自動電話取次方法および自動電話取次システム - Google Patents

自動電話取次方法および自動電話取次システム

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Publication number
JPH1168953A
JPH1168953A JP22606297A JP22606297A JPH1168953A JP H1168953 A JPH1168953 A JP H1168953A JP 22606297 A JP22606297 A JP 22606297A JP 22606297 A JP22606297 A JP 22606297A JP H1168953 A JPH1168953 A JP H1168953A
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JP
Japan
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telephone
data
caller
call
recipient
Prior art date
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Pending
Application number
JP22606297A
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English (en)
Inventor
Akihisa Kisuki
昭久 木透
Masahito Fukushima
雅仁 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1168953A publication Critical patent/JPH1168953A/ja
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  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばオフィス等で一台の電話を複数人が使用
し、不在等で取次不可能な人に電話がかかってきた場合
に、これを自動的に検知して単に電話機の呼出し機能を
付勢しない、つまり電話呼出し音の鳴る頻度を低減さ
せ、その分、周囲の者は自分の仕事に専念できるとい
う、受信者側の利益を享受できるのみならず、発信者に
対しては、単に取次ぎできないとするのではなく、取次
条件を再入力することにより、例えば緊急の用件といっ
た、予め設定の取次条件には対応できる自動電話取次方
法および自動電話取次システムの提供。 【解決手段】本発明方法の代表例を下記すると、発信者
(電話をかけてきた人)による取次要求者が受信者デー
タにあり、前記受信者データが取次不能であっても取次
代替者データが取次可能である場合には呼出し機能を付
勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機を接続して
使用していた電話用の端子(電話線端子)から直接得ら
れる音声等の情報を利用して、予め用意しておいたデー
タと比較または検索することにより、受信者側が必要と
している情報であるかを判断し、不在等で取次不可能な
人に対する電話の応対を不要とし、電話の呼出し音の鳴
る頻度を低減させる自動電話取次方法および自動電話取
次システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】会社等で使用する電話は、一つの電話を
数人で共用して使うケースが多い。
【0003】このようなケースでは、電話を取った人が
誰宛の電話であるのかを聞き、その要求相手に電話がか
かってきたことを知らせるか、または取次要求者が不在
の場合、その旨を相手に伝え、不在者に代わって応答で
きる人の名を聞いたり、大まかに用件を聞くといった作
業をしなければならない。
【0004】かかってきた電話の内容は必ずしも急ぎで
ない場合が少なくない。特に、かかってくる電話の頻度
が多い場合は、電話の対応をするだけでかなりの時間を
無駄にすることになり、周囲の者は自分の仕事が進まな
い等の弊害が生じる。
【0005】また、現在はコードレス電話機の普及によ
り子機を持ち運びできて便利であるが、その反面、少々
離れていても通話ができるので、このような場合、子機
を持って要求相手を探す作業が加わり、電話による割込
み時間が長くなるという問題も増えてきている。
【0006】これに対し、本発明者等は、先に、電話機
を接続して使用していた電話線端子から直接得られる音
声等の情報を利用して、予め用意しておいたデータと比
較または検索することにより、受信者側が必要としてい
る情報であるかを判断し、不在等で取次不可能な人に対
する電話の応対を不要とし、電話呼出し音の鳴る頻度を
低減させる自動電話取次方法および自動電話取次システ
ムを提案した。
【0007】なお、本発明と共通する分野における従来
例として、「構内通信装置」と題する特開昭61−17
1265号公報には、電話による音声通話を個人用デー
タ処理装置に入力して利用者不在、在籍等を確認し、不
在ならば不在処理を、在籍ならば対応可能かどうかを確
認し、可能ならば利用者に以降の処理を任せ、不可なら
個人用データ処理装置が利用者に代わって対応する技術
が開示されているが、この装置は、個人用データ処理装
置を介したデータのやり取りのため、個人用データ処理
装置間という予め設定された範囲内での通信に限られる
ものであり、決められていないあらゆる電話機からの音
声データを直接処理するものではない。
【0008】また「音声応答による自動着信呼分配方
式」と題する特開平1−137860号公報には、コン
ピュータと自動交換器とを連動させ、音声応答による自
動受付業務を行う技術が開示されており、さらに「自動
交換装置」と題する特開平3−58557号公報には、
音声認識により自動受付を行う技術が開示されている
が、これらは電話の交換を音声を利用して自動的に行う
というもので、電話機自体の呼出し音を鳴らす、鳴らさ
ないの制御を直接行うものではなく、電話回線の末端に
おいて処理を行うものでもない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者等
が先に提案した自動電話取次方法および自動電話取次シ
ステムによれば、受信者側が享受するメリットは大き
く、電話呼出し音の鳴る頻度を低減させた分、周囲の者
は自分の仕事に専念することができるが、反面、電話を
かけた発信者にとって、該当者が不在である等、取次ぎ
できない理由情報を返送されたとしても、例えば代替者
に伝言を依頼したいような場合には若干不満が残ること
が予想される。
【0010】本発明の目的は、例えばオフィス等で一台
の電話を複数人が使用し、不在等で取次不可能な人に電
話がかかってきた場合に、これを自動的に検知して単に
電話機の呼出し機能を付勢しない、つまり電話呼出し音
の鳴る頻度を低減させ、その分、周囲の者は自分の仕事
に専念できるという、受信者側の利益を享受できるのみ
ならず、発信者に対しても従来に比べてきめ細かに対応
できる自動電話取次方法および自動電話取次システムを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動電話取
次方法は、第1に、複数の受信者データを記憶部に記憶
させておき、発信者による取次要求者が前記受信者デー
タにあり、その特定の受信者データが取次不能の時には
電話機の呼出し機能を付勢しない自動電話取次方法であ
って、前記受信者データが取次不能であっても取次代替
者データが取次可能である場合には呼出し機能を付勢す
るというものである。
【0012】本発明方法は、第2に、複数の受信者デー
タを記憶部に記憶させておき、発信者による取次要求者
が前記受信者データにあり、その特定の受信者データが
取次不能の時には電話機の呼出し機能を付勢しない自動
電話取次方法であって、前記受信者データが取次不能で
あっても緊急可否の問いかけを返送し、緊急である場合
には呼出し機能を付勢するというものである。
【0013】本発明方法は、第3に、複数の受信者デー
タを記憶部に記憶させておき、発信者による取次要求者
が前記受信者データにあり、その特定の受信者データが
取次不能の時には電話機の呼出し機能を付勢しない自動
電話取次方法であって、前記受信者データが取次不能で
あっても他の取次要求者の有無の問いかけを返送し、発
信者の入力による他の取次要求者が前記受信者データに
あって取次可能な場合には、呼出し機能を付勢するとい
うものである。
【0014】また、本発明に係る自動電話取次システム
は、電話機を含む自動電話取次システムにおいて、電話
機を接続して通話することが可能な電話端子と、前記電
話端子と接続して得られる発信者からの情報と、前記情
報を情報処理装置で処理可能な信号に変換する電話入力
装置と、データを記憶しておく記憶装置と、データ等を
入力する入力装置と、入力内容やデータ情報を表示する
表示装置と、装置全体を制御するCPUと、かかってき
た電話の情報から電話取次可能かどうかを判断する電話
取次手段と、この電話取次手段で取次不能と判断された
時には電話機の呼出し機能を付勢せず、再入力された電
話取次条件をもとに取次可能であると判断された場合に
電話機の呼出し機能を付勢する電話呼出し機能制御手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付した図面に従って、本発
明の実施例について説明する。
【0016】図1は自動電話取次システムの概略ブロッ
ク図であり、各装置について詳細に説明する。
【0017】図中、1は電話端子部、2は電話入力部、
3は音声処理部、4は電話出力部、5はCPU、6は表
示部、7は入力部、8は記憶部、9は時計部、10は電
話機、11は情報処理装置、12は電話情報処理装置、
13は音節区切処理部、14は声質分類処理部、15は
発信者データ、16は受信者データ、17は応答デー
タ、18は表示データ、19はワークエリア部である。
【0018】電話端子1は、従来から電話機を直接接続
して利用している回線の末端であり、前記電話機に代え
て、電話端子1に本システムを接続するものであって、
電話端子1は、データを入手するための端子である。電
話入力部2は、電話端子1からの信号を直接受ける装置
であり、電話の呼出音信号を受けて電話を通話可能な状
態にしたり、情報処理装置11および音声処理部3のい
ずれかに信号送信方向を切り替える装置である。音声処
理部3は、電話入力部2で得た音声データを音節区切処
理部13と声質分類処理部14とで加工し、得られたデ
ータを情報処理装置11で処理できるようなデジタル信
号に変換する装置である。電話出力部4は、電話機10
に対して呼出し音を鳴らすための信号である呼出し音信
号を出力し、情報処理装置11より得た音声デジタル信
号を電話用音声信号に変換する装置である。
【0019】CPU5は、本システムの各ブロックを制
御し、情報の処理を行うための装置である。表示部6
は、記憶されているデータや入力情報を目で見るように
するための装置で、CRTや液晶表示装置に代表される
装置である。入力部7は、文字や図形データを入力する
ための装置で、キーボードやマウス、トラックボールに
代表される装置である。記憶部8は、本システムを動作
させるためのプログラムや処理に必要なデータを記憶し
ておくための装置である。時計9は日時を把握するため
の装置である。電話機10は、電話出力部4に接続して
使用する。
【0020】記憶部8の発信者データ15は、電話をか
けてきた相手である電話発信者を特定するために予め受
信者側で用意するデータであり、受信者データ16は、
取次要求者を特定するためのデータで、電話を受ける可
能性のある人物それぞれのデータが記憶されている、応
答データ17には、いくつかの電話対応パターンの音声
データが記憶されている。表示データ18には、表示部
6に文字や図形を表示するためのデータが記憶されてい
る。ワークエリア19は、電話取次等の処理を行うため
に一時的にデータやプログラムを読み込むエリアであ
る。
【0021】情報処理装置11は、CPU5、表示部
6、入力部7、記憶部8、時計部9から構成される装置
で、パソコンや情報通信端末等に代表される装置であ
り、本システムには市販のパソコン等を利用して構成す
ることができる。電話情報処理装置12は、情報処理装
置11と、電話入力部2、音声処理部3、電話出力部4
を含めた装置である。
【0022】図3と図4には、それぞれ発信者データ1
5と受信者データ16のデータ構造を示す。
【0023】図3中、301は発信者データNo、30
2は発信者識別情報、303は音節区切データ、304
は声質分類データ、305は発信者氏名情報、306は
発信者表示データ、307は発信者TEL情報、308
は発信者住所情報、309は発信者のその他の情報であ
る。
【0024】発信者データNo301は、発信者データ
15内の各発信者データを区別するデータであり、発信
者識別情報302は、後述する自動電話取次処理で発信
者を特定するためのデータで、音声処理部3の音節区切
処理部13で区切られた音節と比較するための音節区切
データ303と、音声処理部3の声質分類処理部14で
分類されたデータと比較するための声質分類データ30
4とを格納しておくエリアである。発信者氏名情報30
5は、登録されている発信者名のデータを格納するエリ
アであり、発信者TEL情報307は、登録されている
発信者の電話番号データを格納するエリアであり、発信
者住所情報308は、登録されている発信者の住所デー
タを格納するエリアであり、それぞれ受信者側の表示部
6に表示するための文字列データを格納する発信者表示
データ306エリアがある。発信者のその他の情報30
9は、拡張用データエリアで、後述する自動電話取次処
理では特に使用しない。
【0025】図4中、401は受信者データNo、40
2は受信者識別情報、403は音節区切データ、404
は受信者氏名情報、405は受信者表示データ、406
は受信者音声データ、407は取次情報、408は取次
不可日時、409は電話待ち発信者名、410は音節区
切りデータ、411は声質分類データ、412は受信者
のその他の情報である。
【0026】受信者データNo401は、受信者データ
16内の各受信者データを区別するデータであり、受信
者識別情報402は、後述する自動電話取次処理で受信
者を特定するためのデータで、音声処理部3の音節区切
処理部13で区切られた音節と比較するための音節区切
データ403を格納しておくエリアである。受信者氏名
情報404は、登録されている受信者名のデータを格納
するエリアであり、受信者側の表示部6に表示するため
の文字列データを格納する受信者表示データ405エリ
アと、発信者に応答するために電話出力部4に出力する
受信者音声データ406エリアとがある。取次情報40
7は、後述する受信者側データ作成処理で得た情報を格
納するエリアで、受信者の取次不可能な日時を格納する
取次不可日時408エリアがある。電話待ち発信者名4
09は、取次不可日時を設定した際に電話取次を要求す
る発信者を記憶しておくエリアで、人物を検索するため
のデータである音節区切りデータ410と、声質分類デ
ータ411とが格納される。受信者のその他の情報41
3は、拡張用データエリアで、後述する自動電話取次処
理では特に使用しない。
【0027】次に、図6の受信者側データ作成画面と、
図7の受信者側データ作成処理フローチャートを使用し
て、受信者側のデータ作成処理を説明する。
【0028】図6は、表示部6に表示された受信者側デ
ータ作成画面601であり、取次不可日時入力エリア6
02と、電話待ち発信者入力エリア603と、その他の
入力エリア604とが表示される。
【0029】図7の処理701は、受信者側データ入力
表示処理である。入力部7から入力された受信者側デー
タ作成画面表示命令を受けて、CPU5は、表示データ
18内の受信者側データ作成画面情報を表示部6に送信
し、表示させる。
【0030】処理702は、処理701により表示され
ている受信者側データ入力画面を見ながら入力部7より
データを入力する処理であると同時に、取次不可日時の
入力か、電話待ち受信者、その他の入力を判断する処理
である。
【0031】処理703は、処理702で入力され、更
に取次不可日時入力画面602の入力である場合の処理
で入力データを受信者データ16内の取次不可日時記憶
エリア408に記憶する処理である。
【0032】処理704は、時計部9が示す現在の時刻
が取次不可日時データであるかどうかを判断する処理で
ある。CPU5は、取次不可日時記憶エリア408内の
取次不可日時データと、時計部9の現在の時刻データと
を比較する。
【0033】処理706は、処理704において、現在
の時刻が取次不可日時記憶エリア408内の時刻データ
が一致した場合の処理で、取次不可能であることを表わ
す「NO」データを取次情報エリア407に格納し、処
理705は、処理703において、時刻データが一致し
ない場合の処理で、取次可能であることを表わす「YE
S」データを取次情報エリア407に格納する。
【0034】処理707は、処理702において、電話
待ち発信者データが入力された場合の処理で、電話待ち
発信者データを受けたCPU5は、発信者データ15を
検索する処理である。処理707において、発信者デー
タ15内にデータがある場合は、処理703を行い、処
理708は、処理707で未登録である場合の処理であ
り、CPU5は表示データ18内の電話待ち発信者が登
録されていない旨を表示部8に表示する。
【0035】図5(a)は取次要求者に続く言葉のパタ
ーンであり、取次要求者を抽出するためのデータである
と同時に、緊急性やまちがい等を示す言葉のパターンも
含まれたデータ群である。
【0036】図5(c)の登録者検索データパターンの
各行に表わされた氏名情報は、それぞれ発信者データ1
5、受信者データ16とリンクされているため、人物の
特定処理を行うとその人物に付加されているデータを知
ることができる。
【0037】次に、本システムの処理の流れを図2に従
って詳細に説明する。
【0038】処理101は、かかってきた電話の回線を
接続して音声等のデータを取り込み可能な状態にする処
理である。電話端子1から電話機の呼出し音を鳴らす呼
出し音信号を受けた電話入力部2は、電話回線接続処理
を行い、通話可能な状態(一般的に電話機の受話器を取
った状態)にする。
【0039】処理102は、かかってきた電話に対する
応答を行う処理である。処理101後、電話回線接続処
理終了信号を情報処理装置11に送る。電話回線接続処
理終了信号を受けた情報処理装置11のCPU5は、記
憶部8内の電話対応データエリア17に格納されている
応答用音声データを電話出力部4に出力する処理を行
う。電話出力部4が電話音声信号に変換して電話端子1
に出力後、電話入力部2は電話端子1からの音声データ
入力待ち状態にする。
【0040】処理103は、発信者と取次要求者を特定
するためのデータを作成する処理である。ここからの処
理については電話端子1から得た音声データ「○×だけ
ど□△いますか」を例にあげて説明する。
【0041】処理102後、電話入力部2は、電話端子
1から「○×だけど□△いますか」という音声データを
取得し、音声処理部3に電話端子1からの音声信号(ア
ナログ信号)のまま転送する。取得した音声信号「○×
だけど□△いますか」は音節区切処理部13により音節
「○」「×」「DA」「KE」「DO」「□」「△」
「I」「MA」「SU」「KA」に区切る処理と、声質
分類処理部14の働きにより、入力された音声信号から
声質分類データを作成し、それぞれデジタル処理可能な
形式の「音節データ列」と「声質分類データ」とに変換
する。
【0042】処理104は、処理103により得た「音
節データ列」と図8(a)の「取次要求者抽出パター
ン」とを比較処理することにより、どうしても急を要す
る重要な内容か、間違い電話やFAX等の無意味な内容
かを判断する処理である。
【0043】処理105は、「音節データ列」と図8
(a)の「取次要求者抽出パターン」、「音声分類デー
タ」と「発信者登録データ」とを比較処理することによ
り取次要求者と発信者とを抽出し、発信者データの有無
を確認する処理である。
【0044】取次要求者、発信者、緊急内容、間違い電
話を判断する処理は、「音節データ列」の末尾「KA」
と「取次要求者抽出パターン」の第1列目を検索し、
「KA」から始まる行全ての取次要求パターンの第2列
目に対して音節データ「SU」と比較し、「KA」AN
D「SU」行に絞り込む。この処理を繰り返し行い、取
次要求者抽出パターン内のデータと一致する、「KA」
AND「SU」AND「MA」AND「I」(います
か)になるまで比較処理を行う。「取次要求者抽出パタ
ーン」には、緊急を知らせるパターンである「緊急パタ
ーン」と、間違い電話やFAX信号等の不要なパターン
である「不要パターン」が記憶されており、「緊急パタ
ーン」を検出したならば後述する処理107に飛び、
「不要パターン」を検出したならば、CPU5は記憶部
8の電話応答データから間違いであることを知らせる音
号を電話出力部4に送信し、電話端子1に音声データを
出力して終了処理を行う。
【0045】「取次要求者抽出パターン」と音節データ
とが一致したならば、次の音節と図8(c)の氏名パタ
ーンで同様に音節毎の検索処理を行い、「△」AND
「□」なる取次要求者を抽出する。
【0046】取次要求者抽出後、次の音節データを同様
に検索し、図8(b)の発信者抽出パターン内の「D
O」AND「KE」AND「DA」に絞り込めたなら
ば、図8(c)の人物特定パターンで同様に音節毎の検
索処理を行い、「×」AND「○」なる発信者を抽出す
る。取次要求者抽出後の処理でうまく発信者を抽出でき
ない場合は、「声質分類データ」と記憶部8内に予め記
憶しておいた発信者データ内の声質分類データとを比較
し、発信者抽出処理を行う。発信者抽出処理において、
発信者が特定できない場合は、発信者データが記憶部8
内にないため処理109である発信者データ作成準備を
し、後述する処理106を行う。
【0047】処理109の発信者データ作成処理は、C
PU5により記憶部8内の表示データ18から図6の発
信者データ作成画面に示す表示データを表示部6に出力
し、入力部7からの入力待ち状態にする処理である。
【0048】処理106は、処理105で特定した取次
要求者データ内にある取次情報([YES]or[N
O])を判断する。
【0049】処理107は、処理106において、[Y
ES]データを検出した場合の処理であり、CPU5
は、電話出力部4に電話機10の呼出し音を鳴らす信号
を出力する命令を出し、電話出力4は電話機10に対し
呼出し音信号を出力する。処理107後、CPU5は、
処理104,105で抽出した発信者データ内の文字デ
ータを表示部6に出力する。
【0050】処理110は、処理106において[N
O]データを検出した場合の処理であり、CPU5は、
記憶部8の受信者データ内の取次条件に発信者の氏名が
記憶されているかを検索し、記憶されている場合は、処
理107を実行し、条件に登録されていない場合は、電
話応答データ内にある取次不可の返答と、代替者を要求
するデータを電話出力部4に送信し、電話出力部4は電
話端子1に対し電話用音声に変換した信号を出力し、処
理103に戻る。
【0051】図2の自動電話取次処理終了後、発信者デ
ータを作成する必要がある場合、発信者データ作成処理
を行う。図8はデータ入力画面であり、氏名入力80
2、TEL番号入力803、住所入力804の各入力エ
リアがあり、入力部7により入力されたデータを受けた
CPU5は、それぞれ発信者データ15内の発信者氏名
情報305、発信者TEL情報307、発信者住所情報
308の各データエリアに格納する処理を行う。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、例えばオフィス等で一
台の電話を複数人が使用し、不在等で取次不可能な人に
電話がかかってきた場合に、これを自動的に検知して単
に電話機の呼出し機能を付勢しない、つまり電話呼出し
音の鳴る頻度を低減させ、その分、周囲の者は自分の仕
事に専念できるという、受信者側の利益を享受できるの
みならず、発信者に対しても従来に比べてきめ細かに対
応できる自動電話取次方法および自動電話取次システ
ム、具体的には、発信者に対して単に取次ぎできないと
するのではなく、取次条件を再入力することにより、例
えば緊急の用件といった、予め設定の取次条件には対応
できる自動電話取次方法および自動電話取次システムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動電話取次システムの概略構成を表わすブロ
ック図である。
【図2】自動電話取次処理を説明するフローチャートで
ある。
【図3】電話をかける側である発信者のデータ構造説明
図である。
【図4】電話を受ける側である受信者のデータ構造説明
図である。
【図5】発信者や受信者を特定する手段に使うデータの
説明図である。
【図6】受信者側のデータ作成画面を示す図である。
【図7】受信者側のデータを作成するフローチャートで
ある。
【図8】発信者側のデータ作成画面を示す図である。
【符号の説明】
1…電話端子、2…電話入力部、3…音声処理部、4…
電話出力部、5…CPU、6…表示部、7…入力部、8
…記憶部、9…時計部、10…電話機、11…電話情報
処理装置、12…電話情報処理装置、13…音節区切処
理部、14…声質分類処理部、15…発信者データ、1
6…受信者データ、17…応答データ、18…表示デー
タ、19…ワークエリア、101…電話回線接続処理、
102…電話の応答および要求処理、103…電話デー
タ取得処理、104…データ分類処理、105…発信者
データ検索処理、106…取次検索処理、107…電話
の呼出し音を鳴らす処理、108…発信者と取次要求者
の表示処理、109…発信者データ作成準備処理、11
0…取次不可能の返答と代替者の要求処理、111…間
違えて電話をかけたことを知らせる処理、301…発信
者データNo、302…発信者識別情報エリア、303
…音節区切データ、304…声質分類データ、305…
発信者氏名情報、306…表示データ、307…発信者
TEL情報、308…発信者住所情報、309…発信者
のその他の情報、401…受信者データNo、402…
受信者識別情報、403…音節区切データ、404…受
信者氏名情報、405…表示データ、406…音声デー
タ、407…取次情報、408…取次不可日時、409
…電話待ち発信者名、410…音節区切データ、411
…声質分類データ、412…受信者のその他の情報、5
01…取次要求者抽出パターン列、502…取次要求者
抽出パターン行、503…取次要求者抽出パターン要
素、504…発信者抽出パターン列、505…発信者抽
出パターン行、506…発信者抽出パターン要素、50
7…登録者検索データ列、508…登録者検索データ
行、509…登録者検索データ要素、601…受信者側
データ入力画面、602…取次不可日時入力表示、60
3…電話待ち発信者入力表示、604…その他情報入力
表示、701…画面表示処理、702…データ入力処
理、703…データ記憶処理、704…時刻検索処理、
705…取次可能データ作成、706…取次不可能デー
タ作成、707…発信者登録検索、708…未登録表示
処理、801…受信者側データ入力画面、802…発信
者氏名入力表示、803…発信者電話番号入力表示、8
04…発信者住所入力表示。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受信者データを記憶部に記憶させ
    ておき、発信者(電話をかけてきた人)による取次要求
    者が前記受信者データにあり、その特定の受信者データ
    が取次不能の時には電話機の呼出し機能を付勢しない自
    動電話取次方法であって、前記受信者データが取次不能
    であっても取次代替者データが取次可能である場合には
    呼出し機能を付勢することを特徴とする自動電話取次方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の受信者データを記憶部に記憶させ
    ておき、発信者による取次要求者が前記受信者データに
    あり、その特定の受信者データが取次不能の時には電話
    機の呼出し機能を付勢しない自動電話取次方法であっ
    て、前記受信者データが取次不能であっても緊急可否の
    問いかけを返送し、緊急である場合には呼出し機能を付
    勢することを特徴とする自動電話取次方法。
  3. 【請求項3】 複数の受信者データを記憶部に記憶させ
    ておき、発信者による取次要求者が前記受信者データに
    あり、その特定の受信者データが取次不能の時には電話
    機の呼出し機能を付勢しない自動電話取次方法であっ
    て、前記受信者データが取次不能であっても他の取次要
    求者の有無の問いかけを返送し、発信者の入力による他
    の取次要求者が前記受信者データにあって取次可能な場
    合には、呼出し機能を付勢することを特徴とする自動電
    話取次方法。
  4. 【請求項4】 電話機を含む自動電話取次システムにお
    いて、電話機を接続して通話することが可能な電話端子
    と、前記電話端子と接続して得られる発信者からの情報
    と、前記情報を情報処理装置で処理可能な信号に変換す
    る電話入力装置と、データを記憶しておく記憶装置と、
    データ等を入力する入力装置と、入力内容やデータ情報
    を表示する表示装置と、装置全体を制御するCPUと、
    かかってきた電話の情報から電話取次可能かどうかを判
    断する電話取次手段と、この電話取次手段で取次不能と
    判断された時には電話機の呼出し機能を付勢せず、再入
    力された電話取次条件をもとに取次可能であると判断さ
    れた場合に電話機の呼出し機能を付勢する電話呼出し機
    能制御手段とを備えたことを特徴とする自動電話取次シ
    ステム。
JP22606297A 1997-08-22 1997-08-22 自動電話取次方法および自動電話取次システム Pending JPH1168953A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2356777A (en) * 1999-08-14 2001-05-30 Juergen Rinn Mobile telephone with incoming call interception where in an emergency a call can be passed on and in non urgent cases a caller has other options

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2356777A (en) * 1999-08-14 2001-05-30 Juergen Rinn Mobile telephone with incoming call interception where in an emergency a call can be passed on and in non urgent cases a caller has other options
GB2356777B (en) * 1999-08-14 2001-10-10 Juergen Rinn Telephone with incoming call interception

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