JPH1168154A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH1168154A
JPH1168154A JP22917197A JP22917197A JPH1168154A JP H1168154 A JPH1168154 A JP H1168154A JP 22917197 A JP22917197 A JP 22917197A JP 22917197 A JP22917197 A JP 22917197A JP H1168154 A JPH1168154 A JP H1168154A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 lnGaAlP系半導体発光素子において、
不純物シリコンによる非発光再結合中心の作用を抑制す
ることにより、短波長においても発光効率が高い半導体
発光素子を提供することを目的とする。 【解決手段】 lnGaAlP活性層に所定量の亜鉛を
ドーピングすることにより、不純物シリコンの非発光再
結合中心としての作用を抑制し、短波長においても高輝
度を有する半導体発光素子を提供することができる。さ
らに、不純物シリコンの混入量を所定のレベル以下に抑
制することにより、発光効率は顕著に改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発光素子に
関する。より具体的には、本発明は、黄色から緑色の波
長帯において高輝度、且つ低コストで製造することがで
きる半導体発光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体発光素子は、コンパクト且つ低消
費電力であり、信頼性に優れるなどの多くの利点を有
し、近年では、高い発光輝度が要求される室内外の表示
板、鉄道/交通信号、車載用灯具などについても広く応
用されつつある。特に、4元化合物半導体であるlnG
aAlP系材料を発光層として用いたものは、その組成
を調節することにより、赤色から緑色までの幅広い波長
帯において発光させることができる。
【0003】なお、本明細書において「lnGaAlP
系化合物半導体」とは、組成式lnx Gay Al1-x-y
Pにおける組成比xおよびyを、0≦x≦1、0≦y≦
1、但し(x+y)≦1の範囲で変化させたあらゆる組
成の半導体を含むものとする。図7は、従来のlnGa
AlP系半導体発光素子の概略構成を表す断面模式図で
ある。すなわち、発光素子100は、n型GaAs基板
101の上に、n型GaAsバッファ層102、n型l
nAlPクラッド層103、InGaAlP活性層10
4、p型InAlPクラッド層105、p型GaAlA
s電流拡散層106が順次積層され、さらに、p側電極
108、およびn側電極109が形成されている。各半
導体層101〜106は、例えば、有機金属化学気相成
長法(MOCVD法)によりエピタキシャル成長して形
成される。
【0004】同図に示した構成は、いわゆる「ダブルヘ
テロ型」といわれる構造である。このような「ダブルヘ
テロ型」発光素子においては、一般にn型クラッド層1
03とp型クラッド層105との間に、不純物がドーピ
ングされない活性層104が設けられていることが特徴
とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示した
ような従来のlnGaAlP系発光素子においては、発
光波長を短くするに従って発光輝度が大きく低下すると
いう問題があった。以下、この問題について詳述する。
【0006】図8は、従来のlnGaAlP系発光素子
の発光波長と発光効率との関係を表すグラフ図である。
すなわち、同図の横軸は活性層の発光波長を表し、それ
ぞれの波長に対応する発光色も併せて示されている。同
図から、lnGaAlP系発光素子においては、発光波
長が短くなるにつれて発光効率が低下し、黄緑色から緑
色の波長帯においては、発光効率は、黄色の1/10以
下にまで低下することが分かる。
【0007】このような発光効率の低下の原因は、活性
層中に形成される非発光再結合中心である。活性層中に
このような非発光再結合中心が形成される原因は、不純
物シリコン(Si)である。すなわち、MOCVD法に
よりlnGaAlP層を成長する場合に、原料として用
いるトリメチル・ガリウム(TMG)、トリメチル・ア
ルミニウム(TMA)、トリメチル・インジウム(TM
I)などに含有される不純物シリコンが、lnGaAl
P層に混入される。本発明者は、lnGaAlP活性層
中に混入される不純物シリコンの量と、発光素子の発光
効率との関係を独自に調べた。
【0008】図9は、この結果を表すグラフ図である。
すなわち、同図の横軸は緑色LEDの活性層の不純物シ
リコン濃度を表し、縦軸はその発光効率を表す。活性層
に混入する不純物シリコンの濃度は、1015〜1017
-3のオーダであり、混入量が増加するに従って、発光
効率が顕著に低下することが分かる。
【0009】発光効率を改善するためには、不純物シリ
コンの混入を遮断すれば良い。しかし、このような不純
物シリコンは結晶成長の原料に含有されているので、そ
の混入を完全に遮断することは容易でないという問題が
ある。
【0010】ここで、不純物シリコンは、特にTMAに
多く含有されている。従って、活性層のアルミニウム組
成を高くするほど、すなわち発光波長を短くするほど、
不純物シリコンの混入量が増加し、発光効率が低下する
という問題があった。また、本発明者は、活性層の発光
波長と不純物シリコンのエネルギ準位との関係について
も独自に調べた。図10は、この結果を表すグラフ図で
ある。すなわち、同図の横軸はlnGaAlP活性層の
発光波長を表し、縦軸は不純物シリコンのエネルギ準位
を表す。ここで、縦軸のエネルギ準位は、lnGaAl
Pの伝導帯からみた値が示されている。同図から分かる
ように、活性層の発光波長が短くなるほど、不純物シリ
コンのエネルギ準位は深くなる。このようにエネルギ準
位が深くなると、非発光再結合中心としての作用がより
顕著になり、発光素子の発光効率が著しく低下する。つ
まり、従来のlnGaAlP系発光素子においては、発
光波長が短くなるほど、不純物シリコンのエネルギ準位
が深くなり、発光効率が低下する。
【0011】以上説明したように、従来のlnGaAl
P系発光素子においては、発光波長が短くなるほど、不
純物シリコンの混入量が増加し、しかも、不純物シリコ
ンの非発光再結合中心としての作用が顕著となるため
に、発光効率が顕著に低下してしまうという問題があっ
た。
【0012】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
である。すなわち、本発明は、lnGaAlP系半導体
発光素子において、不純物シリコンによる非発光再結合
中心の作用を抑制することにより、短波長においても発
光効率が高い半導体発光素子を提供することを目的とす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の半導
体発光素子は、基板と、前記基板上に形成されたlnG
aAlP系化合物半導体からなる第1のクラッド層と、
前記第1のクラッド層の上に形成されたlnGaAlP
系化合物半導体からなる活性層と、前記活性層の上に形
成されたlnGaAlP系化合物半導体からなる第2の
クラッド層と、を備えた半導体発光素子であって、前記
活性層は、非発光再結合中心を形成する不純物元素と、
前記非発光再結合中心を不活性化させることにより、励
起キャリアの非発光再結合過程による再結合のライフタ
イムを長くする元素と、を含有してなることを特徴とす
るものして構成され、非発光再結合中心の作用が抑制さ
れて高い発光効率を得ることができる。
【0014】ここで、非発光再結合中心を形成する不純
物元素としては、シリコンが挙げられ、非発光再結合中
心を不活性化させる元素としては、亜鉛を挙げることが
できる。
【0015】また、活性層における前記シリコンの含有
量は、5×1016cm-3以下で、前記活性層における前
記亜鉛の含有量は、5×1016cm-3以上、且つ2×1
17cm-3以下とすると、従来の約1.5倍の発光効率
を得ることができる。
【0016】さらに、前記活性層における前記シリコン
の含有量は、1×1016cm-3以下であり、前記活性層
における前記亜鉛の含有量は、5×1016cm-3以上、
且つ2×1017cm-3以下とすると、従来の約3倍の発
光効率を得ることができる。ここで、前記活性層を構成
する前記lnGaAlP系化合物半導体の発光波長は、
550nm以上で580nm以下とすると、発光効率の
改善が顕著となる。また、前記活性層は、多重量子井戸
型構造とすることにより、発光特性をさらに改善するこ
とができるようになる。
【0017】また、前記活性層の層厚は、0.8μm以
上、且つ2.0μm以下とすることにより、発光効率を
顕著に改善することができる。
【0018】一方、前記半導体発光素子は電流拡散層と
電極とをさらに備え、且つ、前記前記第2のクラッド層
と前記電流拡散層との間に前記電極に対応して部分的に
形成され、前記電極の下部における電流を抑制する電流
ブロック層を設けることにより光の取り出し効率を改善
することができる。
【0019】また、前記基板と前記第1のクラッド層と
の間に形成された光反射層をさらに備え、前記活性層か
らの発光を前記第2のクラッド層の方向に反射するよう
にすることによって光の取り出し効率をさらに改善する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明によれば、lnGaAlP
活性層に所定量の亜鉛をドーピングすることにより、不
純物シリコンの非発光再結合中心としての作用を抑制
し、短波長においても高輝度を有する半導体発光素子を
提供することができる。さらに、不純物シリコンの混入
量を所定のレベル以下に抑制することにより、発光効率
は顕著に改善される。
【0021】以下に図面を参照しつつ、本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明による半導体発
光素子の断面構造を例示する概略図である。図7に表し
たような従来の発光素子との主な相違点は、活性層に所
定量の亜鉛がドーピングされている点にある。
【0022】すなわち、本発明による発光素子10は、
一例としてダブルヘテロ型の構造を有するものとして構
成することができる。そして、n型GaAs基板11
(厚さ約250μm)上に、n型GaAsバッファ層
(0.5μm)12、n型InAlPクラッド層(0.
6μm)13、InGaAlP活性層(1.0μm)1
4、p型InAlPクラッド層(1.0μm)15、p
型GaAlAs電流拡散層16が順次積層された構造を
有する。
【0023】各半導体層12〜16は、例えばMOCV
D法によりエピタキシャル成長することができる。MO
CVD法による場合の結晶成長温度は、例えば700℃
程度とすることができる。また、原料としては、例え
ば、TMG、TMA、TMIなどの有機金属と、アルシ
ン(AsH3 )、フォスフィン(PH3 )などの水素化
ガスとを用いることができる。ここで、n型の半導体層
12、13には不純物として、例えばシリコンをドーピ
ングし、p型の半導体層15、16には、不純物とし
て、例えば亜鉛(Zn)をドーピングする。シリコンの
原料としては、例えばシラン(SiH4 )を用い、亜鉛
の原料としては、例えばジメチル亜鉛(DMZ)を用い
ることができる。前述した各種の原料ガスは、水素など
のキャリアガスと共に、反応炉内に適宜導入され、Ga
As基板11上で熱分解を生じて所定の結晶層が成長す
る。
【0024】また、活性層14は、lnGaAlPから
なる単一層の代わりに、いわゆる多重量子井戸型(MQ
W)構造としても良い。このようなMQW構造として
は、例えば、組成とそれに伴うバンドギャップが互いに
異なる2種類のlnGaAlP層、すなわち、lnGa
AlP井戸層とlnGaAlP障壁層とを交互に積層さ
せた構造とすることができる。それぞれの組成は、所定
の発光波長に応じて適宜決定することができる。また、
lnGaAlP井戸層の層厚は5〜15nm程度で、l
nGaAlP障壁層の層厚は5〜20nm程度とするこ
とが望ましい。このような井戸層と障壁層の積層数は、
10〜30周期とすることが望ましい。活性層14をこ
のようなMQW構造とすることにより、発光素子の発光
特性が改善される。すなわち、発光波長の単色性や発光
強度、温度特性などが改善される。結晶成長工程の後
に、p側電極18とn側電極19とをそれぞれ形成し、
ダイシング法によって一辺が約300μmの正方形状の
チップに切り出して発光素子10が完成する。この発光
素子は、例えば、ステムなどの図示しない実装部材に実
装し、ワイア・ボンディング、樹脂封止によって直径約
5mmのLEDランプに組み立てて、発光輝度や発光波
長などを評価することができる。
【0025】ここで、所定の発光波長を得るためには、
活性層14を構成するlnx GayAl1-x-y P混晶の
組成比xおよびyを調節すれば良い。すなわち、組成比
x、yを調節することにより、バンドギャップを変化さ
せて、例えば黄色、黄緑色あるいは緑色などの所定の発
光波長を得ることができる。
【0026】本発明においては、lnGaAlP活性層
14に亜鉛がドーピングされ、不純物シリコンの悪影響
が抑制されている。亜鉛のドーピングは、例えばDMZ
を用いて行うことができる。また、活性層14を前述し
たようなMQW構造とした場合には、lnGaAlP井
戸層とlnGaAlP障壁層の両方に亜鉛をドーピング
することにより、不純物シリコンの悪影響を効果的に抑
制することができる。
【0027】亜鉛のドーピング量は、lnGaAlP活
性層14に含有される不純物シリコンの量に応じて適宜
決定することができる。しかし、本発明の独自の検討の
結果、後に詳述するように不純物シリコンの混入量が約
1×1016以下である場合に、亜鉛をドーピングする効
果が特に顕著に表れることが分かった。
【0028】図2は、本発明による発光素子において、
活性層への亜鉛のドーピング量と、発光効率との関係を
表すグラフ図である。同図に示した関係は、発光波長が
560nmの緑色の領域で発光する発光素子についての
ものである。また、同図においては、活性層14に混入
された不純物シリコンの量が約1×1016cm-3場合
(a)、約5×1016cm-3の場合(b)、および約1
×1017cm-3の場合(c)とがそれぞれ示されてい
る。また、同図の(a’)、(b’)および(c’)
は、亜鉛をドーピングしない場合のそれぞれのシリコン
濃度における発光効率を表す。
【0029】図2から分かるように、不純物シリコン濃
度が1×1017cm-3の場合には、亜鉛をドーピングし
ても、発光効率は改善されず、逆に2×10cm-3以上
の亜鉛をドーピングすると発光効率は低下する傾向がみ
られる。このような発光効率の低下は、ドーピングされ
た亜鉛がlnGaAlP活性層14中において、非発光
再結合中心を形成するためであると推測される。
【0030】これに対して、不純物シリコン濃度が5×
1016cm-3の場合には、亜鉛のドーピングにより発光
効率は改善され、亜鉛を約1×1017cm-3ドーピング
した場合に、発光効率は極大値を有し、従来例、すなわ
ち亜鉛をドーピングしない場合に比べて発光効率は、約
1.5倍に改善される。
【0031】さらに、不純物シリコン濃度が1×1016
cm-3の場合には、亜鉛のドーピングにより発光効率は
顕著に改善され、亜鉛を約1×1017cm-3ドーピング
した場合に、発光効率は極大値を有し、従来例、すなわ
ち亜鉛をドーピングしない場合に比べて発光効率は、約
3倍に改善される。すなわち、本発明によれば、不純物
シリコンの混入量が所定のレベル以下の場合に、亜鉛を
ドーピングすることにより、顕著な発光効率の向上が得
られることが分かった。
【0032】このように、不純物シリコンの混入量が所
定のレベル以下の場合に、亜鉛のドーピングの効果が顕
著になる理由は、必ずしも明確ではない。しかし、本発
明者の検討によれば、ドーパントである亜鉛とシリコン
とが、lnGaAlP活性層中において何らかの相互作
用を有する結果として、不純物シリコンの量が多い場合
には、亜鉛が非発光再結合中心として作用しやすくなる
ことが推測される。
【0033】以上説明したように、本発明によれば、不
純物シリコンの量が所定量以下である場合に、亜鉛が極
めて有効に作用し、発光効率が顕著に改善される。
【0034】図3は、本発明の発光素子と従来の発光素
子とについて、発光波長と発光効率との関係を表すグラ
フ図である。ここでは、lnGaAlP活性層中に含有
される不純物シリコンの量が約1×1016cm-3であ
り、亜鉛を約1×1017cm-3ドーピングした場合につ
いて示した。
【0035】本発明によれば、活性層の発光波長が約5
50〜590nmの範囲、すなわち緑色から黄色の範囲
において、従来よりも発光効率が改善されていることが
分かる。また、発光波長が約550〜580nm、すな
わち緑色から黄緑色の範囲において、発光効率の改善が
顕著であり、さらに、発光波長が約550〜570n
m、すなわち緑色の範囲において特に発光効率の改善が
顕著であることが分かる。これは、図8に関して前述し
たように、lnGaAlP層においては発光波長が短く
なるほど不純物シリコンによる非発光再結合中心の影響
が顕著になることと対応していると考えられる。すなわ
ち、lnGaAlP層のバンドギャップが大きくなるほ
ど、不純物シリコンが非発光再結合中心として作用する
傾向が顕著となり、本発明により亜鉛をドーピングする
ことによる発光効率の改善の顕著にみられるようにな
る。以上説明したように、本発明によれば、緑色などの
短波長の発光素子において、特に顕著な効果を得ること
ができる。
【0036】本発明者はさらに、本発明による亜鉛ドー
ピングの作用効果についてキャリアのライフタイムの観
点から検討を行った。図4は、lnGaAlP活性層に
おけるフォトルミネッセンス(PL)励起キャリア密度
と、キャリアのライフタイムとの関係を表すグラフ図で
ある。ここで用いたlnGaAlP層は、発光波長が約
560nmの組成を有するものである。ここで、「PL
励起キャリア密度」とは、光を照射することにより励起
されたlnGaAlP活性層中のキャリアの密度をい
う。また、ここで測定された「ライフタイム」は、励起
されたキャリアが非発光結合過程により再結合する場合
のライフタイムと、発光再結合過程により再結合する場
合のライフタイムとを合わせたものである。ここで、励
起キャリアの特性として、キャリア密度が低い場合、す
なわち、同図の右側の領域においては、非発光再結合に
よるライフタイムが主要成分となり、キャリア密度が高
い場合、すなわち同図の左側の領域におけるライフタイ
ムは、発光再結合によるライフタイムが主要成分とな
る。
【0037】同図から、本発明によるlnGaAlP層
は、キャリア密度が低い領域におけるライフタイムが従
来のものよりも長いことがわかる。つまり、本発明によ
るlnGaAlP層においては、励起キャリアが非発光
再結合するまでのライフタイムが長く、非発光再結合が
抑制されていることが分かった。つまり、本発明におい
ては、亜鉛をドーピングしたことによって、非発光再結
合中心が不活性化されていることが分かった。
【0038】これに対して、励起キャリア密度が高くな
ると、本発明においても従来例においてもライフタイム
が短くなり、励起キャリア濃度が1×1017cm-3以上
においては、ほぼ同一のライフタイムを有することが分
かる。すなわち、発光再結合のライフタイムは、本発明
においても従来例においても概略同一であり、亜鉛をド
ーピングしても、発光再結合が生じにくくなることはな
いことが分かる。
【0039】以上説明したように、本発明によれば、l
nGaAlP活性層に亜鉛をドーピングすることによ
り、不純物シリコンに起因する非発光再結合を不活性化
し、発光効率を改善することができる。さらに、本発明
のこの効果は、不純物シリコンの混入量が1×1017
-3以下、望ましくは5×1016cm-3以下、さらに望
ましくは1×1016cm-3以下である場合に、顕著とな
り、発光効率を従来の約2倍程度に改善することができ
る。
【0040】不純物シリコンの混入量を制御するために
は、結晶成長の原料を選定したり、結晶成長条件を調節
する方法を採ることができる。本発明者の検討によれ
ば、MOCVD法においては、TMAやTMIが特に不
純物シリコンを多く含有する傾向がみられた。従って、
特に、これらの原料について純物シリコンの含有量をモ
ニタし、原料を選別することによって、lnGaAlP
層に混入される不純物シリコンの量を制御することがで
きる。
【0041】また、結晶成長条件を調節することによっ
ても不純物シリコンの混入量を制御することができる。
例えば、結晶成長時の温度や、III族原料とV族元素
ガスとの流量比、あるいはキャリアガスとの流量比など
の種々のパラメータ調節することによって、lnGaA
lP層に混入される不純物シリコンの量を制御すること
が可能である。
【0042】ここで、本発明による非発光再結合中心の
抑制効果は、発光波長が短波長になるほど顕著となる。
すなわち、図3に示したように、本発明によれば、緑色
などの短波長領域において、従来よりも大幅に発光効率
が改善された高い発光輝度を有する発光素子を提供する
ことができる。
【0043】さらに、本発明者は、活性層14の層厚と
発光効率との関係について調べた。その結果、活性層1
4の層厚には最適範囲が存在し、層厚が0.8〜2.0
μmの場合に最も高い発光効率が得られることが分かっ
た。このような最適範囲が存在する理由は、活性層14
の層厚がこれよりも薄いと十分な発光量が得られず、逆
に層厚がこれよりも厚いと注入キャリアの拡散長よりも
厚くなり、ダブルヘテロ構造による閉じこめ効果が低下
するからであると考えられる。このように、活性層14
の層厚を最適化することにより、さらに高輝度の発光素
子を提供することができるようになる。
【0044】次に、本発明による第2の発光素子につい
て説明する。図5は、本発明による第2の半導体発光素
子の断面構造を例示する概略図である。図1に表した発
光素子との相違点は、p型クラッド層55と電流拡散層
56との間に電流ブロック層57が設けられている点で
ある。すなわち、本発明による発光素子50は、n型G
aAs基板51(厚さ約250μm)上に、n型GaA
sバッファ層(0.5μm)52、n型InAlPクラ
ッド層(0.6μm)53、InGaAlP活性層
(1.0μm)54、p型InAlPクラッド層(1.
0μm)55、電流ブロック層57、p型GaAlAs
電流拡散層56が順次積層された構造を有する。電流ブ
ロック層57は、例えば、絶縁性を有する材料や、n型
半導体により構成され、p側電極58の直下部にのみ設
けられている。さらに、p側電極58とn側電極59と
がそれぞれ形成されている。
【0045】各半導体層52〜57は、例えばMOCV
D法によりエピタキシャル成長することができ、その成
長温度や原料などは、図1に関して前述したものと同様
とすることができる。
【0046】ここで、本実施形態においても、lnGa
AlP活性層54に亜鉛がドーピングされ、不純物シリ
コンに起因する非発光再結合中心が不活性化されてい
る。亜鉛のドーピングは、例えばDMZを用いて行うこ
とができる。また、亜鉛のドーピング量は、lnGaA
lP活性層54に含有される不純物シリコンの量に応じ
て適宜決定することができる。しかし前述したように、
不純物シリコンの混入量を1×1017cm-3以下、望ま
しくは5×1016cm-3以下、さらに望ましくは1×1
16cm-3以下に抑制することによって、亜鉛ドーピン
グの効果が顕著となり、発光効率を従来の約2倍以上に
改善することができる。
【0047】また、本実施形態においては、電流ブロッ
ク層57が設けられているために、p側電極58の下部
において流れる電流を制限することができ、外部に取り
出すことができない電極下部での発光を抑制して、光の
取り出し効率を改善することができる。
【0048】なお、本実施形態においても、活性層54
は、lnGaAlPからなる単一層の代わりに、MQW
構造としても良い。すなわち、lnGaAlP井戸層と
lnGaAlP障壁層とを交互に積層させた構造とする
ことができる。それぞれの組成は、所定の発光波長に応
じて適宜決定することができる。また、lnGaAlP
井戸層の層厚は5〜15nm程度で、lnGaAlP障
壁層の層厚は5〜20nm程度とすることが望ましい。
このような井戸層と障壁層の積層数は、10〜30周期
とすることが望ましい。活性層54をこのようなMQW
構造とすることにより、発光素子の発光特性が改善され
る。すなわち、発光波長の単色性や発光強度、温度特性
などが改善される。さらに、これらの井戸層と障壁層と
にそれぞれ亜鉛を所定量ドーピングすることによって、
前述したように不純物シリコンを不活性化して発光特性
をさらに改善することができる。
【0049】次に、本発明による第3の発光素子につい
て説明する。図6は、本発明による第3の半導体発光素
子の断面構造を例示する概略図である。図1に表した発
光素子との相違点は、p型クラッド層65と電流拡散層
66との間に電流ブロック層67が設けられ、さらに、
バッファ層62とn型クラッド層63との間に光反射層
70が設けられている点である。すなわち、本発明によ
る発光素子60は、n型GaAs基板61(厚さ約25
0μm)上に、n型GaAsバッファ層(0.5μm)
62、n型InAlPクラッド層(0.6μm)63、
InGaAlP活性層(1.0μm)64、p型InA
lPクラッド層(1.0μm)65、電流ブロック層6
7、p型GaAlAs電流拡散層66が順次積層された
構造を有する。
【0050】電流ブロック層67は、例えば、絶縁性を
有する材料や、n型半導体により構成され、p側電極5
8の直下部にのみ設けられている。また、光反射層70
は、光屈折率が異なる2種類の材料からなる層を交互に
積層した、いわゆるブラッグ反射層とすることができ
る。各層の層厚は、活性層の発光波長λを、各層の屈折
率をnとした時に、λ/(4n)とすることが望まし
い。例えば、n型InGaAlP層とn型GaAs層と
を交互に積層することにより形成することができる。ま
た、n型InAlP層とn型GaAs層とを交互に積層
して形成しても良い。
【0051】本実施形態においても、lnGaAlP活
性層64に亜鉛がドーピングされ、不純物シリコンに起
因する非発光再結合中心が不活性化されている。亜鉛の
ドーピングは、例えばDMZを用いて行うことができ
る。また、亜鉛のドーピング量は、lnGaAlP活性
層64に含有される不純物シリコンの量に応じて適宜決
定することができる。しかし前述したように、不純物シ
リコンの混入量を1×1017cm-3以下、望ましくは5
×1016cm-3以下、さらに望ましくは1×1016cm
-3以下に抑制することによって、亜鉛ドーピングの効果
が顕著となり、発光効率を従来の約2倍以上に改善する
ことができる。
【0052】また、本実施形態においては、電流ブロッ
ク層67が設けられているために、p側電極58の下部
において流れる電流を制限することができ、外部に取り
出すことができない電極下部での発光を抑制して、光の
取り出し効率を改善することができる。
【0053】さらに、本実施形態においては、光反射層
70が設けられているために、活性層64からの発光
が、図中の上方に向けて反射され、光の取り出し効率を
さらに改善することができる。この結果として、従来よ
りもさらに高輝度の発光素子を提供することができる。
【0054】なお、本実施形態においても、活性層64
は、lnGaAlPからなる単一層の代わりに、MQW
構造としても良い。すなわち、lnGaAlP井戸層と
lnGaAlP障壁層とを交互に積層させた構造とする
ことができる。それぞれの組成は、所定の発光波長に応
じて適宜決定することができる。また、lnGaAlP
井戸層の層厚は5〜15nm程度で、lnGaAlP障
壁層の層厚は5〜20nm程度とすることが望ましい。
このような井戸層と障壁層の積層数は、10〜30周期
とすることが望ましい。活性層64をこのようなMQW
構造とすることにより、発光素子の発光特性が改善され
る。すなわち、発光波長の単色性や発光強度、温度特性
などが改善される。さらに、これらの井戸層と障壁層と
にそれぞれ亜鉛を所定量ドーピングすることによって、
前述したように不純物シリコンを不活性化して発光特性
をさらに改善することができる。
【0055】以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の
形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具
体例に限定されるものでははない。
【0056】例えば、非発光再結合中心として作用する
元素は、前述したシリコンに限定されない。本発明は、
その他のIV族元素、VI族元素や、遷移金属元素など
に起因する種々の非発光再結合中心に対しても同様に適
用することができる。
【0057】また、これらの非発光再結合中心を不活性
化するドーパントとしては、例示した亜鉛に限定されな
い。例えば、この他のII族元素であるマグネシウム
(Mg)、ベリリウム(Be)、カドミウム(Cd)な
どの元素をドーピングしても、同様に非発光再結合中心
を不活性化することができる。
【0058】また、各半導体層の結晶成長法としては、
前述したMOCVD法の他に、ハイドライド化学気相成
長法(HCVD)、化学ビーム・エピタキシャル法(C
BE)、液相成長法(LPE)などを用いることもき
る。
【0059】また、その導電型についても図示した構成
に限定されず、p型とn型とが反転した構造であっても
良い。
【0060】さらに、ダブルヘテロ型構造に限定され
ず、例えば、ヘテロ接合をひとつだけ有する、いわゆる
シングルヘテロ型構造や、クラッド層が多重量子井戸型
構造を有するいわゆる多重量子障壁(MQB)型のよう
な発光素子についても本発明を適用することができる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形し
て実施することが可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上に説明した形態で実施さ
れ、以下に説明する効果を奏する。
【0062】まず、本発明によれば、lnGaAlP活
性層に亜鉛をドーピングすることによって、非発光再結
合中心による励起キャリアの非発光再結合過程による再
結合のライフタイムを長くすることができる。その結果
として、非発光再結合中心を不活性化させて非発光再結
合中心の作用を抑制し、発光効率を改善することができ
る。
【0063】また、本発明によれば、不純物シリコン濃
度が5×1016cm-3の場合には、亜鉛のドーピングに
より発光効率は改善され、亜鉛を約1×1017cm-3
ーピングした場合に、発光効率は極大値を有し、従来
例、すなわち亜鉛をドーピングしない場合に比べて発光
効率は、約1.5倍に改善される。
【0064】さらに、本発明によれば、不純物シリコン
濃度が1×1016cm-3の場合には、亜鉛のドーピング
により発光効率は顕著に改善され、亜鉛を約1×1017
cm-3ドーピングした場合に、発光効率は極大値を有
し、従来例、すなわち亜鉛をドーピングしない場合に比
べて発光効率は、約3倍に改善される。すなわち、本発
明によれば、不純物シリコンの混入量が所定のレベル以
下の場合に、亜鉛をドーピングすることにより、顕著な
発光効率の向上が得られる。
【0065】また、本発明によれば、活性層の発光波長
が約550〜590nmの範囲、すなわち緑色から黄色
の範囲において、従来よりも発光効率を改善することが
できる。また、発光波長が約550〜580nm、すな
わち緑色から黄緑色の範囲において、発光効率の改善が
顕著であり、さらに、発光波長が約550〜570n
m、すなわち緑色の範囲において特に発光効率の改善が
顕著である。
【0066】すなわち、本発明によれば、lnGaAl
P層のバンドギャップが大きくなるほど、不純物シリコ
ンが非発光再結合中心として作用する傾向が顕著とな
り、本発明により亜鉛をドーピングすることによる発光
効率の改善の顕著にみられるようになる。以上説明した
ように、本発明による非発光再結合中心の抑制効果は、
発光波長が短波長になるほど顕著となる。すなわち、本
発明によれば、緑色などの短波長領域において、従来よ
りも大幅に発光効率が改善された高い発光輝度を有する
発光素子を提供することができる。
【0067】また、本発明によれば、電流ブロック層を
設けることにより、p側電極の下部において流れる電流
を制限することができ、外部に取り出すことができない
電極下部での発光を抑制して、光の取り出し効率を改善
することができる。
【0068】さらに、本発明によれば、光反射層を設け
ることによって、活性層からの発光が、図中の上方に向
けて反射され、光の取り出し効率をさらに改善すること
ができる。この結果として、従来よりもさらに高輝度の
発光素子を提供することができる。
【0069】以上説明したように、本発明によれば、特
に短波長領域において、高い発光効率を有するlnGa
AlP系発光素子を提供することができるようになり、
産業上のメリットは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体発光素子の断面構造を例示
する概略図である。
【図2】本発明による発光素子において、活性層への亜
鉛のドーピング量と、発光効率との関係を表すグラフ図
である。
【図3】本発明の発光素子と従来の発光素子とについ
て、発光波長と発光効率との関係を表すグラフ図であ
る。
【図4】lnGaAlP活性層におけるフォトルミネッ
センス(PL)励起キャリア密度と、ライフタイムとの
関係を表すグラフ図である。
【図5】本発明による第2の半導体発光素子の断面構造
を例示する概略図である。
【図6】本発明による第3の半導体発光素子の断面構造
を例示する概略図である。
【図7】従来のlnGaAlP系半導体発光素子の概略
構成を表す断面模式図である。
【図8】従来のlnGaAlP系発光素子の発光波長と
発光効率との関係を表すグラフ図である。
【図9】活性層の不純物シリコン濃度と発光効率との関
係を表すグラフ図である。すなわち、同図の横軸は緑色
LEDの活性層の不純物シリコン濃度を表し、縦軸はそ
の発光効率を表す。
【図10】活性層の発光波長と不純物シリコンのエネル
ギ準位との関係を表すグラフ図である。すなわち、同図
の横軸はlnGaAlP活性層の発光波長を表し、縦軸
は不純物シリコンのエネルギ準位を表す。
【符号の説明】
10、50、60、100 半導体発光素子 11、51、61、101 基板 12、52、62、102 バッファ層 13、53、63、103 クラッド層 14、54、64、104 活性層 15、55、65、105 バッファ層 16、56、66、106 電流拡散層 18、58、68、108 p側電極 19、59、69、109 n側電極 57、67 電流ブロック層 70 光反射層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板上に形成されたlnGa
    AlP系化合物半導体からなる第1のクラッド層と、前
    記第1のクラッド層の上に形成されたlnGaAlP系
    化合物半導体からなる活性層と、前記活性層の上に形成
    されたlnGaAlP系化合物半導体からなる第2のク
    ラッド層と、を備えた半導体発光素子であって、 前記活性層は、 非発光再結合中心を形成する不純物元素と、 前記非発光再結合中心を不活性化させることにより、励
    起キャリアの非発光再結合過程による再結合のライフタ
    イムを長くする元素と、を含有してなることを特徴とす
    る半導体発光素子。
  2. 【請求項2】前記非発光再結合中心を形成する不純物元
    素は、シリコンであり、 前記非発光再結合中心を不活性化させる元素は、亜鉛で
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 【請求項3】前記活性層における前記シリコンの含有量
    は、5×1016cm-3以下であり、 前記活性層における前記亜鉛の含有量は、5×1016
    -3以上、且つ2×1017cm-3以下であることを特徴
    とする請求項2記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】前記活性層における前記シリコンの含有量
    は、1×1016cm-3以下であり、 前記活性層における前記亜鉛の含有量は、5×1016
    -3以上、且つ2×1017cm-3以下であることを特徴
    とする請求項3記載の半導体発光素子。
  5. 【請求項5】前記活性層を構成する前記lnGaAlP
    系化合物半導体の発光波長は、550nm以上で580
    nm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1つに記載の半導体発光素子。
  6. 【請求項6】前記活性層は、多重量子井戸型構造を有す
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載
    の半導体発光素子。
  7. 【請求項7】前記活性層の層厚は、0.8μm以上、且
    つ2.0 μm以下であることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  8. 【請求項8】前記半導体発光素子は、 前記第2のクラッド層の上に形成された電流拡散層と、 前記電流拡散層の上に部分的に形成された電極と、をさ
    らに備え、 且つ、 前記前記第2のクラッド層と前記電流拡散層との間に前
    記電極に対応して部分的に形成され、前記電極の下部に
    おける電流を抑制する電流ブロック層が設けられたもの
    として構成されていることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1つに記載の半導体発光素子。
  9. 【請求項9】前記半導体発光素子は、 前記基板と前記第1のクラッド層との間に形成された光
    反射層をさらに備え、前記活性層からの発光を前記第2
    のクラッド層の方向に反射するものとして構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載
    の半導体発光素子。
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