JPH1167545A - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
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- JPH1167545A JPH1167545A JP9227893A JP22789397A JPH1167545A JP H1167545 A JPH1167545 A JP H1167545A JP 9227893 A JP9227893 A JP 9227893A JP 22789397 A JP22789397 A JP 22789397A JP H1167545 A JPH1167545 A JP H1167545A
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- transformer
- coil
- primary
- coil bobbin
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 正しい位置関係で変圧器をベースプレートに
取り付けることができる変圧器を提供する。 【解決手段】 コイルボビン1と一次側コイルと二次側
コイルとコイルボビンに装着される鉄芯とを有する変圧
器本体を備え、コイルボビンの略対称となる位置に、前
記一次側コイルの両端部をそれぞれ接続する一対の一次
側端子を取り付ける一次側端子取付部2と、二次側コイ
ルの両端部をそれぞれ接続する二次側端子を取り付ける
一対の二次側端子取付部10とを設け、変圧器本体をベ
ースプレート4に取り付けてなる変圧器において、コイ
ルボビンの一次側端子取付部と二次側端子取付部とのい
ずれか一方の取付部の近傍であってベースプレートに臨
む部分に第一の凹部3を設け、ベースプレートの変圧器
に臨む面であって第一の凹部に対応する位置に第一の凹
部と嵌合する凸部5を設けた。
取り付けることができる変圧器を提供する。 【解決手段】 コイルボビン1と一次側コイルと二次側
コイルとコイルボビンに装着される鉄芯とを有する変圧
器本体を備え、コイルボビンの略対称となる位置に、前
記一次側コイルの両端部をそれぞれ接続する一対の一次
側端子を取り付ける一次側端子取付部2と、二次側コイ
ルの両端部をそれぞれ接続する二次側端子を取り付ける
一対の二次側端子取付部10とを設け、変圧器本体をベ
ースプレート4に取り付けてなる変圧器において、コイ
ルボビンの一次側端子取付部と二次側端子取付部とのい
ずれか一方の取付部の近傍であってベースプレートに臨
む部分に第一の凹部3を設け、ベースプレートの変圧器
に臨む面であって第一の凹部に対応する位置に第一の凹
部と嵌合する凸部5を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器に関し、特
に変圧器の一次側端子と二次側端子とへの誤結線を防止
する構造に関する。
に変圧器の一次側端子と二次側端子とへの誤結線を防止
する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図15乃至図18を用いて
説明する。図15は従来の変圧器の一例を示す平面図で
ある。図16は従来の変圧器の他の例を示す平面図であ
る。図17は従来の変圧器の他の例のコイルボビンの斜
視図である。図18は従来の変圧器の他の例のコイルボ
ビンの正面図である。
説明する。図15は従来の変圧器の一例を示す平面図で
ある。図16は従来の変圧器の他の例を示す平面図であ
る。図17は従来の変圧器の他の例のコイルボビンの斜
視図である。図18は従来の変圧器の他の例のコイルボ
ビンの正面図である。
【0003】従来、図15、図16に示すように、一次
側端子A,Aと二次側端子B,Bとが左右対称に位置し
て、電源に接続されている導線を二次側端子に誤って結
線しやすい構造の変圧器については、コイルボビンCの
一方の電極端子側にマーキングDを付して、一次側と二
次側とが目視により区別できるようになされている。そ
して、変圧器をベースに組み付ける際に、作業者が前記
マーキングを目視してコイルボビンC方向を確認してい
た。
側端子A,Aと二次側端子B,Bとが左右対称に位置し
て、電源に接続されている導線を二次側端子に誤って結
線しやすい構造の変圧器については、コイルボビンCの
一方の電極端子側にマーキングDを付して、一次側と二
次側とが目視により区別できるようになされている。そ
して、変圧器をベースに組み付ける際に、作業者が前記
マーキングを目視してコイルボビンC方向を確認してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような変圧器にあっては、一次側と二次側との確認を作
業者の目視にのみ頼っている。従って、一次側端子A,
Aと二次側端子B,Bとの位置関係を反対にしてベース
プレートに取り付けられる恐れがあるという問題点があ
った。
ような変圧器にあっては、一次側と二次側との確認を作
業者の目視にのみ頼っている。従って、一次側端子A,
Aと二次側端子B,Bとの位置関係を反対にしてベース
プレートに取り付けられる恐れがあるという問題点があ
った。
【0005】そして、万が一、一次側端子A,Aと二次
側端子B,Bとの位置関係を反対にして変圧器がベース
プレートに組み付けられた場合には、一次側コイルと二
次側コイルではコイルの巻数、線径が異なるため、変圧
器の検査工程で過電圧が加わって検査装置が故障する恐
れがあり、更に、誤って組み付けられた変圧器が使用さ
れた場合には変圧器が故障する恐れもある。
側端子B,Bとの位置関係を反対にして変圧器がベース
プレートに組み付けられた場合には、一次側コイルと二
次側コイルではコイルの巻数、線径が異なるため、変圧
器の検査工程で過電圧が加わって検査装置が故障する恐
れがあり、更に、誤って組み付けられた変圧器が使用さ
れた場合には変圧器が故障する恐れもある。
【0006】また、図17、図18に示すコイルボビン
Cにあっては、一次側端子A,Aを取り付ける取付穴
E,EがコイルボビンCの鍔部C1に設けられており、
巻回された一次側コイルの巻線の巻き始め部分と巻き終
わり部分とを挿入して取付穴E,E近傍に導く第一の導
線溝Fが前記鍔部C1に設けられている。また二次側端
子B,Bを取り付ける取付穴も同様にコイルボビンCの
鍔部C2に設けられており、同様に第二の導線溝も設け
られている。
Cにあっては、一次側端子A,Aを取り付ける取付穴
E,EがコイルボビンCの鍔部C1に設けられており、
巻回された一次側コイルの巻線の巻き始め部分と巻き終
わり部分とを挿入して取付穴E,E近傍に導く第一の導
線溝Fが前記鍔部C1に設けられている。また二次側端
子B,Bを取り付ける取付穴も同様にコイルボビンCの
鍔部C2に設けられており、同様に第二の導線溝も設け
られている。
【0007】しかし、該第一の導線溝F及び第二の導線
溝は同じ溝幅であるため、両導線溝は、一次側コイルの
巻線と二次側コイルの巻線とのいずれの巻線の巻き始め
部分と巻き終わり部分をも挿入可能であるため一次側コ
イルの巻線の巻き始め部分と巻き終わり部分が誤って第
二の導線溝に挿入されて二次側端子B,Bに接続される
恐れもある。かかる場合には、変圧器自体の位置関係を
正しくベースプレートに組み付けたとしても、上記誤結
線の状態と同様の状態を発生するという問題点があっ
た。
溝は同じ溝幅であるため、両導線溝は、一次側コイルの
巻線と二次側コイルの巻線とのいずれの巻線の巻き始め
部分と巻き終わり部分をも挿入可能であるため一次側コ
イルの巻線の巻き始め部分と巻き終わり部分が誤って第
二の導線溝に挿入されて二次側端子B,Bに接続される
恐れもある。かかる場合には、変圧器自体の位置関係を
正しくベースプレートに組み付けたとしても、上記誤結
線の状態と同様の状態を発生するという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、一次側端子と
二次側端子との位置関係を反対にしてベースプレートに
取り付けられるという取り付け誤りを生じることなく、
正しい位置関係で変圧器をベースプレートに取り付ける
ことができる変圧器を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、一次側端子と
二次側端子との位置関係を反対にしてベースプレートに
取り付けられるという取り付け誤りを生じることなく、
正しい位置関係で変圧器をベースプレートに取り付ける
ことができる変圧器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、コイル
ボビンと、該コイルボビンに巻回される一次側コイル
と、前記コイルボビンに巻回される二次側コイルと、前
記コイルボビンに装着される鉄芯とを有する変圧器本体
を備え、前記コイルボビンの略対称となる位置に、前記
一次側コイルの両端部をそれぞれ接続する一対の一次側
端子を取り付ける一次側端子取付部と、前記二次側コイ
ルの両端部をそれぞれ接続する二次側端子を取り付ける
一対の二次側端子取付部とを設け、前記変圧器本体をベ
ースプレートに取り付けてなる変圧器において、前記コ
イルボビンの一次側端子取付部と二次側端子取付部との
いずれか一方の取付部の近傍であって前記ベースプレー
トに臨む部分に第一の凹部を設け、前記ベースプレート
の変圧器に臨む面であって前記第一の凹部に対応する位
置に該第一の凹部と嵌合する凸部を設けたことを特徴と
するものである。
決するために、請求項1記載の発明にあっては、コイル
ボビンと、該コイルボビンに巻回される一次側コイル
と、前記コイルボビンに巻回される二次側コイルと、前
記コイルボビンに装着される鉄芯とを有する変圧器本体
を備え、前記コイルボビンの略対称となる位置に、前記
一次側コイルの両端部をそれぞれ接続する一対の一次側
端子を取り付ける一次側端子取付部と、前記二次側コイ
ルの両端部をそれぞれ接続する二次側端子を取り付ける
一対の二次側端子取付部とを設け、前記変圧器本体をベ
ースプレートに取り付けてなる変圧器において、前記コ
イルボビンの一次側端子取付部と二次側端子取付部との
いずれか一方の取付部の近傍であって前記ベースプレー
トに臨む部分に第一の凹部を設け、前記ベースプレート
の変圧器に臨む面であって前記第一の凹部に対応する位
置に該第一の凹部と嵌合する凸部を設けたことを特徴と
するものである。
【0010】請求項2記載の発明にあっては、前記コイ
ルボビンの前記一次側端子取付部の近傍であって前記ベ
ースプレートに臨む部分に第一の凹部を設け、前記コイ
ルボビンの前記二次側端子取付部の近傍であって前記ベ
ースプレートに臨む部分に第二の凹部を設け、該第二の
凹部に前記ベースプレートの凸部との嵌合を阻止する嵌
合阻止部を設けたことを特徴とするものである。
ルボビンの前記一次側端子取付部の近傍であって前記ベ
ースプレートに臨む部分に第一の凹部を設け、前記コイ
ルボビンの前記二次側端子取付部の近傍であって前記ベ
ースプレートに臨む部分に第二の凹部を設け、該第二の
凹部に前記ベースプレートの凸部との嵌合を阻止する嵌
合阻止部を設けたことを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の発明にあっては、コイルボ
ビンと、該コイルボビンに巻回される一次側コイルと、
前記コイルボビンに巻回される二次側コイルと、前記コ
イルボビンに装着される鉄芯とを有する変圧器本体を備
え、前記コイルボビンの略対称となる位置に、前記一次
側コイルの両端部をそれぞれ接続する一対の一次側端子
を取り付ける一次側端子取付部と、前記二次側コイルの
両端部をそれぞれ接続する二次側端子を取り付ける一対
の二次側端子取付部とを設け、前記変圧器本体をベース
プレートに取り付けてなる変圧器において、前記コイル
ボビンの一次側端子取付部と二次側端子取付部のいずれ
か一方の取付部の近傍であって前記ベースプレートに臨
む部分に第一の凹部を設け、該第一の凹部に対応するベ
ースプレートの位置に貫通孔を設けたことを特徴とする
ものである。
ビンと、該コイルボビンに巻回される一次側コイルと、
前記コイルボビンに巻回される二次側コイルと、前記コ
イルボビンに装着される鉄芯とを有する変圧器本体を備
え、前記コイルボビンの略対称となる位置に、前記一次
側コイルの両端部をそれぞれ接続する一対の一次側端子
を取り付ける一次側端子取付部と、前記二次側コイルの
両端部をそれぞれ接続する二次側端子を取り付ける一対
の二次側端子取付部とを設け、前記変圧器本体をベース
プレートに取り付けてなる変圧器において、前記コイル
ボビンの一次側端子取付部と二次側端子取付部のいずれ
か一方の取付部の近傍であって前記ベースプレートに臨
む部分に第一の凹部を設け、該第一の凹部に対応するベ
ースプレートの位置に貫通孔を設けたことを特徴とする
ものである。
【0012】請求項4記載の発明にあっては、前記一次
側コイルの巻き始め部分と巻き終わり部分を一次側端子
取付部に導く第一の導線溝と、前記二次側コイルの巻き
始め部分と巻き終わり部分を二次側端子取付部に導く第
二の導線溝と、を有し、前記第二の導線溝の溝幅を二次
側コイルの巻線のみを挿入可能な幅とし、前記第一の導
線溝の溝幅を一次側コイルの巻線及び二次側コイルの巻
線を挿入可能な幅とすることを特徴とするものである。
側コイルの巻き始め部分と巻き終わり部分を一次側端子
取付部に導く第一の導線溝と、前記二次側コイルの巻き
始め部分と巻き終わり部分を二次側端子取付部に導く第
二の導線溝と、を有し、前記第二の導線溝の溝幅を二次
側コイルの巻線のみを挿入可能な幅とし、前記第一の導
線溝の溝幅を一次側コイルの巻線及び二次側コイルの巻
線を挿入可能な幅とすることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明にかかる変圧器の第一実施
の形態を図1乃至図4に基づいて、第二実施の形態を図
5に基づいて、第三実施の形態を図6乃至図11に基づ
いて、第四実施の形態を図12乃至図14に基づいて説
明する。
の形態を図1乃至図4に基づいて、第二実施の形態を図
5に基づいて、第三実施の形態を図6乃至図11に基づ
いて、第四実施の形態を図12乃至図14に基づいて説
明する。
【0014】〔第一実施の形態〕図1は変圧器のコイル
ボビンの斜視図である。図2は変圧器をベースプレート
に取り付ける様子を示した側面図である。図3は変圧器
がベースプレートに正しい方向に取り付けられた様子を
示す側面図である。図4は変圧器がベースプレートに誤
った方向に取り付けられた様子を示す側面図である。
ボビンの斜視図である。図2は変圧器をベースプレート
に取り付ける様子を示した側面図である。図3は変圧器
がベースプレートに正しい方向に取り付けられた様子を
示す側面図である。図4は変圧器がベースプレートに誤
った方向に取り付けられた様子を示す側面図である。
【0015】図1において変圧器のコイルボビン1は、
両端部に鍔部1a,1bを有する四角筒のである。該
鍔部1bには一次側端子を挿入取り付けする穴である一
次側端子取付部2,2及び不図示の二次側端子取付部が
設けてある。そして、コイルボビン1の一次側端子取付
部2,2の間であって、変圧器を取着するベースプレー
トに臨む部分に、第一の凹部3を設けてある。コイルボ
ビン1の鉄芯挿入孔1cには不図示の積層鉄芯が挿入さ
れる。
両端部に鍔部1a,1bを有する四角筒のである。該
鍔部1bには一次側端子を挿入取り付けする穴である一
次側端子取付部2,2及び不図示の二次側端子取付部が
設けてある。そして、コイルボビン1の一次側端子取付
部2,2の間であって、変圧器を取着するベースプレー
トに臨む部分に、第一の凹部3を設けてある。コイルボ
ビン1の鉄芯挿入孔1cには不図示の積層鉄芯が挿入さ
れる。
【0016】また図2に示すように、ベースプレート4
には、変圧器をベースプレート4に取り付けた場合に前
記第一の凹部3に対応する位置に第一の凹部3と嵌合す
る凸部5を設けてある。
には、変圧器をベースプレート4に取り付けた場合に前
記第一の凹部3に対応する位置に第一の凹部3と嵌合す
る凸部5を設けてある。
【0017】そして、変圧器は、図2に示すように該コ
イルボビン1に一次側コイルの巻線6と二次側コイルの
巻線7とを巻回し、コイルボビン1にE字型の積層鉄芯
8の中央脚を挿入し、一次側端子取付部2,2に一次側
端子9,9を取り付け、二次側端子取付部10、10に
二次側端子11、11を取り付け、更に一次側コイルの
巻線6の巻き始め部分と巻き終わり部分とを各々一次側
端子9,9に接続し、二次側コイルの巻線7の巻き始め
部分と巻き終わり部分とを各々二次側端子11,11に
接続して構成される。
イルボビン1に一次側コイルの巻線6と二次側コイルの
巻線7とを巻回し、コイルボビン1にE字型の積層鉄芯
8の中央脚を挿入し、一次側端子取付部2,2に一次側
端子9,9を取り付け、二次側端子取付部10、10に
二次側端子11、11を取り付け、更に一次側コイルの
巻線6の巻き始め部分と巻き終わり部分とを各々一次側
端子9,9に接続し、二次側コイルの巻線7の巻き始め
部分と巻き終わり部分とを各々二次側端子11,11に
接続して構成される。
【0018】該変圧器をベースプレート4に組み付ける
場合、ベースプレート4に対して変圧器の取り付け方向
が正しい場合には、図3に示すように、第一の凹部3と
凸部5とが嵌合して、積層鉄芯8のベースプレート対向
面とベースプレートとが面接触する。
場合、ベースプレート4に対して変圧器の取り付け方向
が正しい場合には、図3に示すように、第一の凹部3と
凸部5とが嵌合して、積層鉄芯8のベースプレート対向
面とベースプレートとが面接触する。
【0019】しかし、上記変圧器をベースプレート4に
組み付ける場合に、ベースプレート4に対して変圧器の
取り付け方向が誤っている場合には、図4に示すよう
に、第一の凹部3と凸部5とは嵌合せず、凸部5はコイ
ルボビン1の鍔部1bのベースプレート対向面12と当
接する。従って、積層鉄芯8のベースプレート対向面と
ベースプレート4とが面接触せず、ベースプレート対向
面12の側の積層鉄芯8がベースプレート4から浮いた
状態となる。
組み付ける場合に、ベースプレート4に対して変圧器の
取り付け方向が誤っている場合には、図4に示すよう
に、第一の凹部3と凸部5とは嵌合せず、凸部5はコイ
ルボビン1の鍔部1bのベースプレート対向面12と当
接する。従って、積層鉄芯8のベースプレート対向面と
ベースプレート4とが面接触せず、ベースプレート対向
面12の側の積層鉄芯8がベースプレート4から浮いた
状態となる。
【0020】よって、変圧器をベースプレート4に組み
付ける作業者は、該積層鉄芯8が上記浮いた状態である
ことを認識することにより、変圧器をベースプレート4
に組み付ける方向が誤っていることを認識することがで
きる。変圧器をベースプレート4に組み付ける方向が誤
っていて積層鉄芯8が上記浮いた状態は、従来の技術で
説明したように変圧器をベースプレートに組み付ける方
向が誤っているためにマーキングが異なる位置となって
いる場合に較べて、作業者に大きな違和感を与えること
ができるため、より認識され易いものとなっており、一
次側端子と二次側端子との位置関係を反対にしてベース
プレートに取り付けられるという取り付け誤りを生じる
ことなく、正しい位置関係で変圧器をベースプレートに
取り付けることができて検査器の故障や製品の不良を防
止することができる。また、マーキングが不要であり、
組立作業者が一次側端子と二次側端子との位置関係とを
意識しなくとも接続誤りは生じない。
付ける作業者は、該積層鉄芯8が上記浮いた状態である
ことを認識することにより、変圧器をベースプレート4
に組み付ける方向が誤っていることを認識することがで
きる。変圧器をベースプレート4に組み付ける方向が誤
っていて積層鉄芯8が上記浮いた状態は、従来の技術で
説明したように変圧器をベースプレートに組み付ける方
向が誤っているためにマーキングが異なる位置となって
いる場合に較べて、作業者に大きな違和感を与えること
ができるため、より認識され易いものとなっており、一
次側端子と二次側端子との位置関係を反対にしてベース
プレートに取り付けられるという取り付け誤りを生じる
ことなく、正しい位置関係で変圧器をベースプレートに
取り付けることができて検査器の故障や製品の不良を防
止することができる。また、マーキングが不要であり、
組立作業者が一次側端子と二次側端子との位置関係とを
意識しなくとも接続誤りは生じない。
【0021】〔第二実施の形態〕図5は変圧器のコイル
ボビンの斜視図である。なお、図5においては前述の第
一実施の形態で説明したところの変圧器と同等の箇所に
は同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明
は省略する。
ボビンの斜視図である。なお、図5においては前述の第
一実施の形態で説明したところの変圧器と同等の箇所に
は同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明
は省略する。
【0022】図5に示す本実施の形態の変圧器が、前述
の第一実施の形態で説明したところの変圧器と異なり特
徴となるのは次の構成である。
の第一実施の形態で説明したところの変圧器と異なり特
徴となるのは次の構成である。
【0023】即ち、前記コイルボビン1の一次側端子取
付部2,2の近傍であって変圧器を取着するベースプレ
ートに臨む面に第一の凹部3を設け、前記コイルボビン
1の前記二次側端子取付部10,10の近傍であって変
圧器を取着するベースプレートに臨む面に第二の凹部1
3を設け、第二の凹部13にベースプレートの凸部との
嵌合を阻止する嵌合阻止部14を設けた構成である。
付部2,2の近傍であって変圧器を取着するベースプレ
ートに臨む面に第一の凹部3を設け、前記コイルボビン
1の前記二次側端子取付部10,10の近傍であって変
圧器を取着するベースプレートに臨む面に第二の凹部1
3を設け、第二の凹部13にベースプレートの凸部との
嵌合を阻止する嵌合阻止部14を設けた構成である。
【0024】該構成とすることにより、一次側端子取付
部2と第一の凹部3との間の肉厚t1と、二次側端子取
付部10と第二の凹部13との間の肉厚t2とは、共に
成形時にいわゆる「ひけ」を生じない程度の肉厚とな
る。つまり、二次側端子取付部10,10間に第二の凹
部13を設けない場合の二次側端子取付部10、10間
の肉厚t3の場合には「ひけ」が生じる恐れがあるが、
二次側端子取付部10,10間に第二の凹部13を設け
ることにより二次側端子取付部10と第二の凹部13と
の間の肉厚を肉厚t2とすることにより「ひけ」の発生
を防止することができる。ここで、いわゆる「ひけ」と
は成形時に肉厚が所定厚さより厚い場合に表面と内部と
の冷却時間の相違等の原因により成形面が収縮して凹面
となるように歪む現象をいう。
部2と第一の凹部3との間の肉厚t1と、二次側端子取
付部10と第二の凹部13との間の肉厚t2とは、共に
成形時にいわゆる「ひけ」を生じない程度の肉厚とな
る。つまり、二次側端子取付部10,10間に第二の凹
部13を設けない場合の二次側端子取付部10、10間
の肉厚t3の場合には「ひけ」が生じる恐れがあるが、
二次側端子取付部10,10間に第二の凹部13を設け
ることにより二次側端子取付部10と第二の凹部13と
の間の肉厚を肉厚t2とすることにより「ひけ」の発生
を防止することができる。ここで、いわゆる「ひけ」と
は成形時に肉厚が所定厚さより厚い場合に表面と内部と
の冷却時間の相違等の原因により成形面が収縮して凹面
となるように歪む現象をいう。
【0025】よって、上記構成の変圧器にあっては、
「ひけ」の発生を防止することができるとともに、第二
の凹部13には第二の凹部13がベースプレート4の凸
部5と嵌合するのを阻止する嵌合阻止部14を設けてあ
るので、ベースプレート4に対して誤った方向に変圧器
が組み付けられることも防止することができる。
「ひけ」の発生を防止することができるとともに、第二
の凹部13には第二の凹部13がベースプレート4の凸
部5と嵌合するのを阻止する嵌合阻止部14を設けてあ
るので、ベースプレート4に対して誤った方向に変圧器
が組み付けられることも防止することができる。
【0026】〔第三実施の形態〕図6はベースプレート
の斜視図である。図7は変圧器及びベースプレートが変
圧器組立装置に載置される様子を示した側面図である。
図8は変圧器及びベースプレートが変圧器組立装置に正
しい方向に載置された様子を示す側面図である。図9は
変圧器及びベースプレートが変圧器組立装置に誤った方
向に載置された様子を示す側面図である。図10は変圧
器及びベースプレートが変圧器組立装置に誤った方向に
載置された様子を示す側面図である。図11は他のベー
スプレートの斜視図である。なお、図6乃至図11にお
いては前述の第一実施の形態で説明したところの変圧器
と同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇
所の詳細な説明は省略する。
の斜視図である。図7は変圧器及びベースプレートが変
圧器組立装置に載置される様子を示した側面図である。
図8は変圧器及びベースプレートが変圧器組立装置に正
しい方向に載置された様子を示す側面図である。図9は
変圧器及びベースプレートが変圧器組立装置に誤った方
向に載置された様子を示す側面図である。図10は変圧
器及びベースプレートが変圧器組立装置に誤った方向に
載置された様子を示す側面図である。図11は他のベー
スプレートの斜視図である。なお、図6乃至図11にお
いては前述の第一実施の形態で説明したところの変圧器
と同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇
所の詳細な説明は省略する。
【0027】図6乃至図11に示す本実施の形態の変圧
器が、前述の第一実施の形態で説明したところの変圧器
と異なり特徴となるのは次の構成である。
器が、前述の第一実施の形態で説明したところの変圧器
と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0028】即ち、ベースプレート4に凸部5を設けず
して、コイルボビン1の第一の凹部3に対応するベース
プレート4の位置に貫通孔15を設けた構成である。
して、コイルボビン1の第一の凹部3に対応するベース
プレート4の位置に貫通孔15を設けた構成である。
【0029】該構成によると、変圧器をベースプレート
4に組み付ける装置である変圧器組立装置のベースプレ
ート載置面16の前記貫通孔15に対応する位置に凸部
17を設けることにより、図7に示すように変圧器組立
装置のベースプレート載置面16にベースプレート4を
載置しその上に変圧器を載置する場合、ベースプレート
4及び変圧器の方向が正しいときには貫通孔15に凸部
17が挿通され、更に貫通孔15から突出した凸部17
に第一の凹部3が嵌合する。よって、図8に示すよう
に、ベースプレート4とベースプレート載置面16とが
面接触するとともに、ベースプレート4と積層鉄芯8の
ベースプレート対向面とも面接触する。
4に組み付ける装置である変圧器組立装置のベースプレ
ート載置面16の前記貫通孔15に対応する位置に凸部
17を設けることにより、図7に示すように変圧器組立
装置のベースプレート載置面16にベースプレート4を
載置しその上に変圧器を載置する場合、ベースプレート
4及び変圧器の方向が正しいときには貫通孔15に凸部
17が挿通され、更に貫通孔15から突出した凸部17
に第一の凹部3が嵌合する。よって、図8に示すよう
に、ベースプレート4とベースプレート載置面16とが
面接触するとともに、ベースプレート4と積層鉄芯8の
ベースプレート対向面とも面接触する。
【0030】一方、変圧器の載置方向が誤っているとき
には、図9に示すように、貫通孔15に凸部17が挿通
されるが、凸部17はコイルボビン1の鍔部1bのベー
スプレート対向面12と当接する。従って、積層鉄芯8
のベースプレート対向面とベースプレート4とが面接触
せず、ベースプレート対向面12の側の積層鉄芯8がベ
ースプレート4から浮いた状態となる。よって作業者は
変圧器の載置方向の誤りを認識することができる。
には、図9に示すように、貫通孔15に凸部17が挿通
されるが、凸部17はコイルボビン1の鍔部1bのベー
スプレート対向面12と当接する。従って、積層鉄芯8
のベースプレート対向面とベースプレート4とが面接触
せず、ベースプレート対向面12の側の積層鉄芯8がベ
ースプレート4から浮いた状態となる。よって作業者は
変圧器の載置方向の誤りを認識することができる。
【0031】また、ベースプレート4の載置方向が誤っ
ているときには、図10に示すように、貫通孔15に凸
部17が挿通されることなく、ベースプレート4の下面
が凸部17に当接してベースプレート4の一方側がベー
スプレート載置面16から浮いた状態になる。よって作
業者はベースプレート4の載置方向の誤りを認識するこ
とができる。
ているときには、図10に示すように、貫通孔15に凸
部17が挿通されることなく、ベースプレート4の下面
が凸部17に当接してベースプレート4の一方側がベー
スプレート載置面16から浮いた状態になる。よって作
業者はベースプレート4の載置方向の誤りを認識するこ
とができる。
【0032】更に、変圧器がベースプレート4に組み付
けられてベースプレート載置面16から取り外される
と、凸部17は第一の凹部3から離れるので、ベースプ
レート4に凸部を設ける場合に較べて、ベースプレート
4と変圧器との間の絶縁距離を確保することができる。
けられてベースプレート載置面16から取り外される
と、凸部17は第一の凹部3から離れるので、ベースプ
レート4に凸部を設ける場合に較べて、ベースプレート
4と変圧器との間の絶縁距離を確保することができる。
【0033】なお、本実施の形態では、ベースプレート
4に独立の貫通孔15を設けるものとして説明している
が、これに限られるものではなく、図6に示すベースプ
レート4の周縁部に設けられている切欠き18,19の
いずれかを、図11に示すようにコイルボビン1の第一
の凹部3に対応するベースプレート4の位置にまで拡大
したものであってもよい。
4に独立の貫通孔15を設けるものとして説明している
が、これに限られるものではなく、図6に示すベースプ
レート4の周縁部に設けられている切欠き18,19の
いずれかを、図11に示すようにコイルボビン1の第一
の凹部3に対応するベースプレート4の位置にまで拡大
したものであってもよい。
【0034】〔第四実施の形態〕図12は変圧器のコイ
ルボビンの斜視図である。図13は変圧器のコイルボビ
ンの正面図である。図14は変圧器のコイルボビンの裏
面図である。なお、図12乃至図14においては前述の
第一実施の形態で説明したところの変圧器と同等の箇所
には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説
明は省略する。
ルボビンの斜視図である。図13は変圧器のコイルボビ
ンの正面図である。図14は変圧器のコイルボビンの裏
面図である。なお、図12乃至図14においては前述の
第一実施の形態で説明したところの変圧器と同等の箇所
には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説
明は省略する。
【0035】図12乃至図14に示す本実施の形態の変
圧器が、前述の第一実施の形態で説明したところの変圧
器と異なり特徴となるのは次の構成である。
圧器が、前述の第一実施の形態で説明したところの変圧
器と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0036】即ち、一次側コイルの巻き始め部分と巻き
終わり部分を一次側端子取付部2,2に導く第一の導線
溝20と、二次側コイルの巻き始め部分と巻き終わり部
分を二次側端子取付部10,10に導く第二の導線溝2
1とを有しており、第二の導線溝21の溝幅t5を二次
側コイルの巻線のみを挿入可能な幅とし、第一の導線溝
20の溝幅t4を一次側コイルの巻線及び二次側コイル
の巻線を挿入可能な幅とした構成である。
終わり部分を一次側端子取付部2,2に導く第一の導線
溝20と、二次側コイルの巻き始め部分と巻き終わり部
分を二次側端子取付部10,10に導く第二の導線溝2
1とを有しており、第二の導線溝21の溝幅t5を二次
側コイルの巻線のみを挿入可能な幅とし、第一の導線溝
20の溝幅t4を一次側コイルの巻線及び二次側コイル
の巻線を挿入可能な幅とした構成である。
【0037】よって、第二の導線溝21の溝幅を一次側
コイルの巻線の直径より大きく二次側コイルの巻線の直
径より小さくして二次側コイルの巻線のみ挿入可能な幅
とし、第一の導線溝20の溝幅を一次側コイルの巻線の
直径より大きくして一次側コイルの巻線及び二次側コイ
ルの巻線を挿入可能な幅としたので、一次側コイルの巻
線は第一の導線溝20には入り込むことができるが、第
二の導線溝21には入り込むことができない。
コイルの巻線の直径より大きく二次側コイルの巻線の直
径より小さくして二次側コイルの巻線のみ挿入可能な幅
とし、第一の導線溝20の溝幅を一次側コイルの巻線の
直径より大きくして一次側コイルの巻線及び二次側コイ
ルの巻線を挿入可能な幅としたので、一次側コイルの巻
線は第一の導線溝20には入り込むことができるが、第
二の導線溝21には入り込むことができない。
【0038】また第一の導線溝20は図12、図13に
示すように第一の凹部3と連通して一体の溝部となって
おり、コイルの巻線を挿入することができるとともに、
ベースプレート4の凸部5と嵌合することができるもの
となしてある。
示すように第一の凹部3と連通して一体の溝部となって
おり、コイルの巻線を挿入することができるとともに、
ベースプレート4の凸部5と嵌合することができるもの
となしてある。
【0039】従って、一次側コイルの巻線を誤って第二
の導線溝21に入れ込もうとする際に、入れ込むことが
できないことにより、作業者は入れ込む溝が誤っている
ことを認識することができ、誤った側のコイルの巻線を
引き出して電極端子に接続するという巻線と電極端子の
接続間違いを防止することができる。
の導線溝21に入れ込もうとする際に、入れ込むことが
できないことにより、作業者は入れ込む溝が誤っている
ことを認識することができ、誤った側のコイルの巻線を
引き出して電極端子に接続するという巻線と電極端子の
接続間違いを防止することができる。
【0040】なお、本実施の形態では、一次側コイルの
巻線の線径が二次側コイルの線径より大きいものとして
説明しているが、これに限られるものではなく、一次側
コイルの巻線の線径が二次側コイルの線径より小さいも
のであってもよい。この場合、上述の第一の導線溝20
に相当する溝幅の広い導線溝を二次側端子10,10の
側に設け、第二の導線溝21に相当する溝幅の狭い導線
溝を一次側端子2,2の側に設けるようにすればよい。
巻線の線径が二次側コイルの線径より大きいものとして
説明しているが、これに限られるものではなく、一次側
コイルの巻線の線径が二次側コイルの線径より小さいも
のであってもよい。この場合、上述の第一の導線溝20
に相当する溝幅の広い導線溝を二次側端子10,10の
側に設け、第二の導線溝21に相当する溝幅の狭い導線
溝を一次側端子2,2の側に設けるようにすればよい。
【0041】
【発明の効果】本発明の変圧器は上述のように構成して
あるから、請求項1記載の発明にあっては、コイルボビ
ンの一次側端子取付部と二次側端子取付部のいずれか一
方の取付部の近傍であってベースプレートに臨む部分に
凹部を設け、ベースプレートの前記凹部に対応する位置
に該凹部と嵌合する凸部を設けたので、一次側端子と二
次側端子との位置関係を反対にしてベースプレートに取
り付けられるという取り付け誤りを生じることなく、正
しい位置関係で変圧器をベースプレートに取り付けるこ
とができるという効果を奏する。
あるから、請求項1記載の発明にあっては、コイルボビ
ンの一次側端子取付部と二次側端子取付部のいずれか一
方の取付部の近傍であってベースプレートに臨む部分に
凹部を設け、ベースプレートの前記凹部に対応する位置
に該凹部と嵌合する凸部を設けたので、一次側端子と二
次側端子との位置関係を反対にしてベースプレートに取
り付けられるという取り付け誤りを生じることなく、正
しい位置関係で変圧器をベースプレートに取り付けるこ
とができるという効果を奏する。
【0042】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記コイルボビンの前記一
次側端子取付部の近傍であってベースプレートに臨む部
分に第一の凹部を設け、前記コイルボビンの前記二次側
端子取付部の近傍であってベースプレートに臨む部分に
第二の凹部を設けるとともに、嵌合阻止部が第二の凹部
とベースプレートの凸部との嵌合を阻止するので、コイ
ルボビンの電極端子取付部付近を薄肉形状として、成形
時の収縮を防止することができるという効果を奏する。
記載の発明の効果に加えて、前記コイルボビンの前記一
次側端子取付部の近傍であってベースプレートに臨む部
分に第一の凹部を設け、前記コイルボビンの前記二次側
端子取付部の近傍であってベースプレートに臨む部分に
第二の凹部を設けるとともに、嵌合阻止部が第二の凹部
とベースプレートの凸部との嵌合を阻止するので、コイ
ルボビンの電極端子取付部付近を薄肉形状として、成形
時の収縮を防止することができるという効果を奏する。
【0043】請求項3記載の発明にあっては、コイルボ
ビンの一次側端子取付部と二次側端子取付部のいずれか
一方の取付部の近傍であってベースプレートに臨む部分
に凹部を設け、該凹部に対応するベースプレートの位置
に貫通孔を設けたので、変圧器組立装置のベースプレー
ト載置面に設けた凸部がベースプレートの貫通孔に挿通
するようにベースプレートを載置し、更にコイルボビン
の凹部がベースプレート載置面に設けた凸部に嵌合する
ように載置すれば、一次側端子と二次側端子との位置関
係を反対にしてベースプレートに取り付けられるという
取り付け誤りを生じることなく、正しい位置関係で変圧
器をベースプレートに取り付けることができるととも
に、変圧器がベースプレートに組み付けられてベースプ
レート載置面から取り外されると、ベースプレート載置
面の凸部はコイルボビンの凹部から離れるので、ベース
プレートに凸部を設ける場合に較べて、ベースプレート
と変圧器との間の絶縁距離を確保することができるとい
う効果を奏する。
ビンの一次側端子取付部と二次側端子取付部のいずれか
一方の取付部の近傍であってベースプレートに臨む部分
に凹部を設け、該凹部に対応するベースプレートの位置
に貫通孔を設けたので、変圧器組立装置のベースプレー
ト載置面に設けた凸部がベースプレートの貫通孔に挿通
するようにベースプレートを載置し、更にコイルボビン
の凹部がベースプレート載置面に設けた凸部に嵌合する
ように載置すれば、一次側端子と二次側端子との位置関
係を反対にしてベースプレートに取り付けられるという
取り付け誤りを生じることなく、正しい位置関係で変圧
器をベースプレートに取り付けることができるととも
に、変圧器がベースプレートに組み付けられてベースプ
レート載置面から取り外されると、ベースプレート載置
面の凸部はコイルボビンの凹部から離れるので、ベース
プレートに凸部を設ける場合に較べて、ベースプレート
と変圧器との間の絶縁距離を確保することができるとい
う効果を奏する。
【0044】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項3記載の発明の効果に加えて、第二の導線溝
の溝幅を二次側コイルの巻線のみを挿入可能な幅とし、
第一の導線溝の溝幅を一次側コイルの巻線及び二次側コ
イルの巻線を挿入可能な幅としたので、一次側コイルの
巻線は第一の導線溝には入り込むことができるが、第二
の導線溝には入り込むことができないので、一次側コイ
ルの巻線を誤って第二の導線溝に入れ込もうとする際
に、入れ込む溝が誤っていることを認識することがで
き、よって巻線と電極端子の接続間違いを防止すること
ができるという効果を奏する。
乃至請求項3記載の発明の効果に加えて、第二の導線溝
の溝幅を二次側コイルの巻線のみを挿入可能な幅とし、
第一の導線溝の溝幅を一次側コイルの巻線及び二次側コ
イルの巻線を挿入可能な幅としたので、一次側コイルの
巻線は第一の導線溝には入り込むことができるが、第二
の導線溝には入り込むことができないので、一次側コイ
ルの巻線を誤って第二の導線溝に入れ込もうとする際
に、入れ込む溝が誤っていることを認識することがで
き、よって巻線と電極端子の接続間違いを防止すること
ができるという効果を奏する。
【図1】本発明の第一実施の形態の変圧器のコイルボビ
ンの斜視図である。
ンの斜視図である。
【図2】変圧器をベースプレートに取り付ける様子を示
した側面図である。
した側面図である。
【図3】変圧器がベースプレートに正しい方向に取り付
けられた様子を示す側面図である。
けられた様子を示す側面図である。
【図4】変圧器がベースプレートに誤った方向に取り付
けられた様子を示す側面図である。
けられた様子を示す側面図である。
【図5】本発明の第二実施の形態の変圧器のコイルボビ
ンの斜視図である。
ンの斜視図である。
【図6】本発明の第三実施の形態のベースプレートの斜
視図である。
視図である。
【図7】変圧器及びベースプレートが変圧器組立装置に
載置される様子を示した側面図である。
載置される様子を示した側面図である。
【図8】変圧器及びベースプレートが変圧器組立装置に
正しい方向に載置された様子を示す側面図である。
正しい方向に載置された様子を示す側面図である。
【図9】変圧器及びベースプレートが変圧器組立装置に
誤った方向に載置された様子を示す側面図である。
誤った方向に載置された様子を示す側面図である。
【図10】変圧器及びベースプレートが変圧器組立装置
に誤った方向に載置された様子を示す側面図である。
に誤った方向に載置された様子を示す側面図である。
【図11】他のベースプレートの斜視図である。
【図12】本発明の第四実施の形態の変圧器のコイルボ
ビンの斜視図である。
ビンの斜視図である。
【図13】変圧器のコイルボビンの正面図である。
【図14】変圧器のコイルボビンの裏面図である。
【図15】従来の変圧器の一例を示す平面図である。
【図16】従来の変圧器の他の例を示す平面図である。
【図17】従来の変圧器の他の例のコイルボビンの斜視
図である。
図である。
【図18】従来の変圧器の他の例のコイルボビンの正面
図である。
図である。
1 コイルボビン 1a 鍔部 1b 鍔部 2 一次側端子取付部 3 第一の凹部 4 ベースプレート 5 凸部 10 二次側端子取付部 13 第二の凹部 14 嵌合阻止部 15 貫通孔 20 第一の導線溝 21 第二の導線溝
Claims (4)
- 【請求項1】 コイルボビンと、該コイルボビンに巻回
される一次側コイルと、前記コイルボビンに巻回される
二次側コイルと、前記コイルボビンに装着される鉄芯と
を有する変圧器本体を備え、前記コイルボビンの略対称
となる位置に、前記一次側コイルの両端部をそれぞれ接
続する一対の一次側端子を取り付ける一次側端子取付部
と、前記二次側コイルの両端部をそれぞれ接続する二次
側端子を取り付ける一対の二次側端子取付部とを設け、
前記変圧器本体をベースプレートに取り付けてなる変圧
器において、 前記コイルボビンの一次側端子取付部と二次側端子取付
部とのいずれか一方の取付部の近傍であって前記ベース
プレートに臨む部分に第一の凹部を設け、前記ベースプ
レートの変圧器に臨む面であって前記第一の凹部に対応
する位置に該第一の凹部と嵌合する凸部を設けたことを
特徴とする変圧器。 - 【請求項2】 前記コイルボビンの前記一次側端子取付
部の近傍であって前記ベースプレートに臨む部分に第一
の凹部を設け、前記コイルボビンの前記二次側端子取付
部の近傍であって前記ベースプレートに臨む部分に第二
の凹部を設け、該第二の凹部に前記ベースプレートの凸
部との嵌合を阻止する嵌合阻止部を設けたことを特徴と
する請求項1記載の変圧器。 - 【請求項3】 コイルボビンと、該コイルボビンに巻回
される一次側コイルと、前記コイルボビンに巻回される
二次側コイルと、前記コイルボビンに装着される鉄芯と
を有する変圧器本体を備え、前記コイルボビンの略対称
となる位置に、前記一次側コイルの両端部をそれぞれ接
続する一対の一次側端子を取り付ける一次側端子取付部
と、前記二次側コイルの両端部をそれぞれ接続する二次
側端子を取り付ける一対の二次側端子取付部とを設け、
前記変圧器本体をベースプレートに取り付けてなる変圧
器において、 前記コイルボビンの一次側端子取付部と二次側端子取付
部のいずれか一方の取付部の近傍であって前記ベースプ
レートに臨む部分に第一の凹部を設け、該第一の凹部に
対応するベースプレートの位置に貫通孔を設けたことを
特徴とする変圧器。 - 【請求項4】 前記一次側コイルの巻き始め部分と巻き
終わり部分を一次側端子取付部に導く第一の導線溝と、
前記二次側コイルの巻き始め部分と巻き終わり部分を二
次側端子取付部に導く第二の導線溝と、を有し、前記第
二の導線溝の溝幅を二次側コイルの巻線のみを挿入可能
な幅とし、前記第一の導線溝の溝幅を一次側コイルの巻
線及び二次側コイルの巻線を挿入可能な幅とすることを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の変
圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227893A JPH1167545A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227893A JPH1167545A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1167545A true JPH1167545A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16867976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9227893A Withdrawn JPH1167545A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1167545A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107146705A (zh) * | 2017-07-18 | 2017-09-08 | 重庆泰昇智能电气有限公司 | 一种变压器器身和箱盖纠偏结构 |
CN109300656A (zh) * | 2017-07-25 | 2019-02-01 | 发那科株式会社 | 电抗器 |
-
1997
- 1997-08-25 JP JP9227893A patent/JPH1167545A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107146705A (zh) * | 2017-07-18 | 2017-09-08 | 重庆泰昇智能电气有限公司 | 一种变压器器身和箱盖纠偏结构 |
CN109300656A (zh) * | 2017-07-25 | 2019-02-01 | 发那科株式会社 | 电抗器 |
JP2019029370A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-21 | ファナック株式会社 | 固定用の切欠きが複数設けられている台座を備えたリアクトル |
US10790082B2 (en) | 2017-07-25 | 2020-09-29 | Fanuc Corporation | Reactor having base having securing notches |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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