JPH1167457A - 薄膜elパネル - Google Patents

薄膜elパネル

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JPH1167457A
JPH1167457A JP9228996A JP22899697A JPH1167457A JP H1167457 A JPH1167457 A JP H1167457A JP 9228996 A JP9228996 A JP 9228996A JP 22899697 A JP22899697 A JP 22899697A JP H1167457 A JPH1167457 A JP H1167457A
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JP
Japan
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substrate
panel
transparent insulating
transparent
insulating resin
Prior art date
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JP9228996A
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English (en)
Inventor
Satoshi Inoue
智 井上
Mikihiro Noma
幹弘 野間
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH1167457A publication Critical patent/JPH1167457A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破壊力の大きな微小破壊が生じても、着色層
の破損や上部電極の断線等を防ぐことのできる薄膜EL
パネルを提供する。 【解決手段】 絶縁基板1に形成されたEL素子10、
透明基板5に形成された着色層6のうち少なくとも一方
を覆う透明絶縁樹脂17(または18)を形成し、EL
素子基板11とカラーフィルタ基板12とが離間されて
いる。このため、前記透明絶縁樹脂17(または18)
がEL素子10の微小破壊に対する保護膜として働くと
ともに、EL素子基板11とカラーフィルタ基板12と
の離間部によって前記微小破壊の伝搬を分散させ、着色
層6に与えるダメージを小さく抑えることができ、EL
素子10の上部電極4の断線を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EL素子に発生す
る微小破壊による不良の発生を抑えることができる薄膜
ELパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜ELパネルは、ガラスやセラミック
ス板等からなる基板上に下部電極、EL発光層、上部電
極を順次積層した構造を有しており、前記両電極に交流
電圧を印加することによって発光を得るものである。従
来から実用化されている薄膜ELパネルは、前記EL発
光層にZnS:Mn薄膜を用いた黄色モノクロームディ
スプレイであり、前記下部電極に透明導電膜、前記上部
電極に金属電極を用いて下部電極側から光を取り出すも
のであった。
【0003】ところで、近年情報産業の発達からカラー
ディスプレイの需要が高まっており、薄膜ELパネルの
カラー化への応用が盛んに進められている。前記薄膜E
Lパネルのカラー化の方法としては、上述した薄膜EL
パネルの構造に加えてカラーフィルタを組み合わせる方
法が多く用いられている。
【0004】図9に、カラーフィルタを組み合わせた薄
膜ELパネルの断面構成図を示す。同図において、10
1はガラス等の絶縁基板、105はガラス等の透明基板
である。前記絶縁基板101には、ストライプ状の下部
電極102と、EL発光層103と、前記下部電極10
2に直交するストライプ状の上部電極104とからなる
EL素子110が形成されている。この場合は、上部電
極104側から光を取り出す必要があるため、前記上部
電極104は透明導電膜により形成されている。
【0005】なお、前記下部電極102と上部電極10
4との交差部が画素となっている。前記EL発光層10
3は、ZnS:Mn薄膜やSrS:Ce薄膜等のEL発
光体を下部絶縁層、上部絶縁層で挟持した構成となって
いる。前記絶縁基板101、下部電極102、EL発光
層103、及び上部電極104によってEL素子基板1
11が構成されている。
【0006】前記透明基板105には、各画素に対応す
る着色層106が形成されており、該透明基板105と
着色層106とによりカラーフィルタ基板112が構成
されている。
【0007】前記EL素子基板111とカラーフィルタ
基板112とは、表示領域の周辺に設けられるシール樹
脂107によって貼合わされ、両基板間には、前記カラ
ーフィルタ基板112に設けられた注入孔108から絶
縁性液体115が注入されており、前記注入孔108は
封止ガラス109によって封止されている。
【0008】このような構成の薄膜ELパネルにおい
て、前記EL素子110と着色層106との間隙は、大
きすぎると斜め方向から見たときに色ずれが生じてしま
うため、前記EL素子基板111とカラーフィルタ基板
112とをできるだけ接近させて形成していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記EL素
子110と着色層106との間隙を小さくした場合、前
記EL素子110上に微小破壊が発生したときに、この
破壊力が前記着色層106にまで達し、着色層106が
破損してしまうという問題点があった。時には、破損し
た着色層106の破片がEL素子110上に付着し、そ
の結果上部電極104の断線を発生させてしまう場合も
あった。従来の薄膜ELパネルを20時間エージングし
た後の電極断線破壊電圧を調べたところ252Vであっ
た。
【0010】また、前記EL素子110と着色層106
とをできるだけ接近させて形成していたため、製造段階
でEL素子基板111とカラーフィルタ基板112とを
貼合わせる際に、EL素子110と着色層106とが接
触することによって、カラーフィルタ基板112の画素
欠けや上部電極104の断線等が発生してしまうという
問題点があった。
【0011】そこで、特開平5−94878号公報で
は、前記EL素子110上に透明樹脂層を形成し、該透
明樹脂層に接触するように着色層106が設けられたE
Lパネルが開示されている。
【0012】しかしながら、該公報に記載されたELパ
ネルの構造では、前記透明樹脂層が前記EL素子110
と着色層106との両方に接触するように設けられてい
るため、前記透明樹脂層を伝って微小破壊の破壊力が伝
搬するため着色層の破損を防ぎ切ることはできないとい
う問題点を有していた。該公報に開示されたELパネル
の電極断線破壊電圧を調べたところ200〜210V程
度であった。
【0013】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、破壊力の大きな微小破壊が生じても、着
色層の破損や上部電極の断線等を防ぐことのできる薄膜
ELパネルを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
薄膜ELパネルは、絶縁基板上に、ストライプ状の下部
電極、EL発光層、及び前記下部電極に直交するストラ
イプ状の上部電極からなるEL素子が形成されたEL素
子基板と、透明基板上に着色層が形成されたカラーフィ
ルタ基板とを対向配置させ、その周辺をシール樹脂によ
り貼合わせた構造を有する薄膜ELパネルにおいて、前
記カラーフィルタ基板に形成された着色層を覆って透明
絶縁樹脂が形成されており、該透明絶縁樹脂と前記EL
素子とが離間されていることを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項2記載の薄膜ELパネル
は、絶縁基板上に、ストライプ状の下部電極、EL発光
層、及び前記下部電極に直交するストライプ状の上部電
極からなるEL素子が形成されたEL素子基板と、透明
基板上に着色層が形成されたカラーフィルタ基板とを対
向配置させ、その周辺をシール樹脂により貼合わせた構
造を有する薄膜ELパネルにおいて、前記EL素子基板
に形成されたEL素子を覆って透明絶縁樹脂が形成され
ており、該透明絶縁樹脂と前記着色層とが離間されてい
ることを特徴とするものである。
【0016】本発明の請求項3記載の薄膜ELパネル
は、絶縁基板上に、ストライプ状の下部電極、EL発光
層、及び前記下部電極に直交するストライプ状の上部電
極からなるEL素子が形成されたEL素子基板と、透明
基板上に着色層が形成されたカラーフィルタ基板とを対
向配置させ、その周辺をシール樹脂により貼合わせた構
造を有する薄膜ELパネルにおいて、前記EL素子基板
に形成されたEL素子及び前記カラーフィルタ基板に形
成された着色層を覆って第1及び第2の透明絶縁樹脂が
形成されており、前記第1及び第2の透明絶縁樹脂が離
間されていることを特徴とするものである。
【0017】このように、本発明の薄膜ELパネルは、
前記EL素子、前記着色層のいずれか、または両方を独
立に覆う透明絶縁樹脂が設けられ、かつこれらが離間さ
れている、つまりこれらが離間部を介して貼合わされて
いるため、該透明絶縁樹脂がEL素子の微小破壊に対す
る保護膜として働くとともに、前記離間部が破壊力伝搬
の緩衝層として働くので、着色層の破損や上部電極の断
線等を防ぐことが可能となる。
【0018】また、前記EL素子基板と前記カラーフィ
ルタ基板との間に絶縁性液体が満たされている場合に
は、前記着色層を覆って形成される透明絶縁樹脂の屈折
率を前記絶縁性液体の屈折率以上とすることによって、
薄膜ELパネルの正面輝度の低下を防ぐことが可能とな
る。
【0019】また、前記EL素子を覆って形成される透
明絶縁樹脂の屈折率を前記絶縁性液体の屈折率以下とす
ることによって、薄膜ELパネルの正面輝度の低下を防
ぐことが可能となる。
【0020】更に、前記透明絶縁樹脂の熱分解温度を前
記シール樹脂の熱硬化温度よりも高くすることによっ
て、シール樹脂の硬化中に前記透明絶縁樹脂の成分が解
け出してEL素子を破損することを防ぐことが可能とな
る。
【0021】前記各透明絶縁樹脂の膜厚は0.5μmよ
り薄くすると保護膜としての効果が小さくなるので0.
5μm以上であることが望ましい。また、EL素子と着
色層との距離が200μmより大きくなると色ずれが生
じてしまうため、前記各透明絶縁樹脂の合計膜厚は20
0μm未満とすることが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図1
乃至図8を用いて以下に説明する。
【0023】(実施形態1)図1は本実施形態における
薄膜ELパネルの断面構造を示す図であり、1は絶縁基
板、2は下部電極、3はEL発光層、4は上部電極、5
は透明基板、6は着色層である。前記下部電極2、EL
発光層3、上部電極4によりEL素子10が形成されて
いる。
【0024】前記絶縁基板1及びEL素子10によりE
L素子基板11が構成され、前記透明基板5及び着色層
6によりカラーフィルタ基板12が構成されている。ま
た、前記カラーフィルタ基板12には着色層6を覆って
透明絶縁樹脂18が形成されている。
【0025】前記EL素子基板11と透明絶縁樹脂18
が形成されたカラーフィルタ基板12とは、周辺部に設
けられたシール樹脂7によって所定の間隙を保って貼合
わされ、該間隙には絶縁性液体15が充填されている。
該絶縁性液体15は、前記カラーフィルタ基板12に設
けられた注入孔8から注入され、注入後は封止ガラス9
によって前記注入孔8が封止されている。なお、本実施
形態では該間隙を一定に保つために球状のスペーサ16
を用いている。
【0026】本実施形態の薄膜ELパネルは、以下のよ
うにして作製することができる。まず、ガラスやシリコ
ン板等からなる絶縁基板1上に、ITO等の透明電極や
Ta、Mo、W等の金属電極を単体で、あるいは組み合
わせて構成される下部電極2をストライプ状に形成す
る。
【0027】前記下部電極2を覆って、SiO2、Si3
4からなる下部絶縁層と、ZnS:MnからなるEL
発光体と、Si34、SiO2からなる上部絶縁層とを
順次積層し、EL発光層3を形成する。
【0028】続いて、前記EL発光層3の上に、前記下
部電極2と直交するようにITO等の透明電極によって
上部電極4をストライプ状に形成し、EL素子基板11
を作製する。
【0029】なお、前記上部絶縁層には、Al23を含
んでいてもよい。また、前記EL発光体は、ZnS:M
nの他にもSrS:CeやZnMgS:Mn等を用いて
もよい。更に、これらを組み合わせて用いてもよい。
【0030】一方、これとは別にガラス等の透明基板5
上に、感光性樹脂に赤色顔料、緑色顔料を分散させた材
料を用いて、フォトリソグラフィ法により赤と緑の着色
層6をストライプ状に形成し、カラーフィルタ基板12
を作製する。本実施形態においては、前記透明基板5と
して平面基板を用いたが、EL素子10の防湿効果を高
めるために彫り込み加工が施されたものを用いてもよ
い。
【0031】そして、前記着色層6の上に透明絶縁樹脂
18をスピンコート法により2μm程度の膜厚に形成
し、フォトリソグラフィ法によって基板貼合わせ部(シ
ール樹脂7により貼合わされる部分)のみを除去する。
前記透明絶縁樹脂18としては、例えばプロピレン・グ
リコール・モノメチル・エーテル・アセテートとシクロ
ヘキサンとが混合された溶剤に感光性樹脂を分散させた
ものを用いることができる。なお、基板貼合わせ部にお
ける前記透明絶縁樹脂18を除去するのは、前記透明絶
縁樹脂18とシール樹脂7との貼合わせ強度が低い場合
に、そこで剥離が生じることを防ぐためである。
【0032】このように作製されたEL素子基板11と
透明絶縁樹脂18が形成されたカラーフィルタ基板12
とを、前記EL素子基板11上に散布した球状スペーサ
16を介して、エポキシ樹脂等からなるシール樹脂7に
よって貼合わせる。このとき、シール樹脂を硬化させる
ために、貼合わされた基板を150℃で30分程度加熱
する必要があるが、このときに前記透明絶縁樹脂18が
溶け出さないように、前記透明絶縁樹脂18は、熱分解
温度がシール樹脂の硬化温度よりも高いものを用いる必
要がある。このような透明絶縁樹脂としては、例えば富
士ハントエレクトロニクステクノロジー株式会社製のオ
ーバーコート材OCT100がある。これは250℃の
耐熱性があり、シール樹脂7の熱硬化工程にも十分耐え
得るものである。
【0033】続いて、前記カラーフィルタ基板12に形
成されている注入孔8から絶縁性液体15を前記基板間
に注入し、封止ガラス9をエポキシ樹脂等で前記注入孔
8に接着することにより該注入孔8を封止し、薄膜EL
パネルが完成する。
【0034】このように作製された薄膜ELパネルは、
前記着色層6を覆って透明絶縁樹脂18が形成されてい
るので、EL素子10に微小破壊が発生したときに、こ
の破壊から着色層6を保護することができ、着色層6の
損傷を抑えることが可能となる。
【0035】また、本実施形態の薄膜ELパネルと、透
明絶縁樹脂18が形成されていない従来の薄膜ELパネ
ルとを20時間エージングした後、それぞれのパネルに
ついて電極断線破壊電圧を調べたところ、従来の薄膜E
Lパネルでは252Vであったのに対し、本実施形態の
薄膜ELパネルでは281Vであった。このことから、
透明絶縁樹脂18を形成したことによってEL素子10
に微小破壊が発生しても、上部電極4の断線の不良の発
生を抑える効果が得られることが分かる。
【0036】また、前記透明絶縁樹脂18を形成するこ
とによって、EL素子10から発せられた光がその界面
で屈折し、薄膜ELパネルの輝度を低下させてしまうこ
とが考えられる。これを防ぐためには、前記EL素子基
板11とカラーフィルタ基板12との間隙に充填される
絶縁性液体15の屈折率以上の屈折率をもつ透明絶縁樹
脂を用いる必要がある。このような透明絶縁樹脂を用い
れば、図2に示すように、前記EL素子10から発せら
れた光aは、基板に対してより垂直から遠い方向へ屈折
することがないので、薄膜ELパネルの正面輝度が低下
することを防ぐことができる。
【0037】特に、前記透明絶縁樹脂18の屈折率が、
前記絶縁性液体15の屈折率よりも大きい場合は、前記
EL素子10から発せられた光aが、基板に対してより
垂直に近い方向へ屈折するため、薄膜ELパネルの正面
輝度を向上させることができる。なお、前記透明絶縁樹
脂18の屈折率は、その組成を調整することで容易に変
化させることが可能である。
【0038】なお、前記透明絶縁樹脂18は、その膜厚
が薄すぎると保護膜としての効果が小さくなってしま
う。そこで、前記透明絶縁樹脂18の膜厚を変化させて
上部電極の断線本数を調べたところ、図7に示すよう
に、最低0.5μm以上の膜厚が必要であることが分か
った。
【0039】また、前記絶縁性保護膜18の膜厚が厚す
ぎると、EL素子10と着色層6との間隙が大きくなっ
てしまい、色ずれを生じさせてしまう。そこで、EL素
子10と着色層6との間隙と薄膜ELパネルの視野角と
の関係を調べたところ、図8に示すように、EL素子1
0と着色層6との距離が200μm以下であれば問題は
ないので、透明絶縁樹脂18の膜厚は200μm未満と
すれば良いことが分かった。なお、ここで言う視野角と
は薄膜ELパネルを観察した時に色ずれが生じない角度
と定義している。通常、薄膜ELパネルの場合、前記視
野角は140°以上であれば実用上問題はないとされて
いる。
【0040】(実施形態2)図3は本実施形態における
薄膜ELパネルの断面構造を示す図であり、1は絶縁基
板、2は下部電極、3はEL発光層、4は上部電極、5
は透明基板、6は着色層である。前記下部電極2、EL
発光層3、上部電極4によりEL素子10が形成されて
いる。
【0041】前記絶縁基板1及びEL素子10によりE
L素子基板11が構成され、前記透明基板5及び着色層
6によりカラーフィルタ基板12が構成されている。ま
た、前記EL素子基板11にはEL素子10を覆って透
明絶縁樹脂17が形成されている。
【0042】前記透明絶縁樹脂17が形成されたEL素
子基板11とカラーフィルタ基板12とは、周辺部に設
けられたシール樹脂7によって所定の間隙を保って貼合
わされ、該間隙には絶縁性液体15が充填されている。
該絶縁性液体15は、前記カラーフィルタ基板12に設
けられた注入孔8から注入され、注入後は封止ガラス9
によって前記注入孔8が封止されている。なお、本実施
形態では該間隙を一定に保つために球状のスペーサ16
を用いている。
【0043】本実施形態の薄膜ELパネルは、以下のよ
うにして作製することができる。まず、ガラスやシリコ
ン板等からなる絶縁基板1上に、ITO等の透明電極や
Ta、Mo、W等の金属電極を単体で、あるいは組み合
わせて構成される下部電極2をストライプ状に形成す
る。
【0044】前記下部電極2を覆って、SiO2、Si3
4からなる下部絶縁層と、ZnS:MnからなるEL
発光体と、Si34、SiO2からなる上部絶縁層と、
を順次積層し、EL発光層3を形成する。
【0045】続いて、前記EL発光層3の上に、前記下
部電極2と直交するようにITO等の透明電極によって
上部電極4をストライプ状に形成し、EL素子基板11
を作製する。
【0046】なお、前記上部絶縁層には、Al23を含
んでいてもよい。また、前記EL発光体は、ZnS:M
nの他にもSrS:CeやZnMgS:Mn等を用いて
もよい。更に、これらを組み合わせて用いてもよい。
【0047】そして、前記EL素子10の上に透明絶縁
樹脂17をスピンコート法により2μm程度の膜厚に形
成し、フォトリソグラフィ法によって基板貼合わせ部
(シール樹脂7により貼合わされる部分)のみを除去す
る。前記透明絶縁樹脂17としては実施形態1と同様の
ものを用いることができる。また、基板貼合わせ部にお
ける前記透明絶縁樹脂17を除去するのは実施形態1と
同一の理由によるものである。
【0048】一方、これとは別にガラス等の透明基板5
上に、感光性樹脂に赤色顔料、緑色顔料を分散させた材
料を用いて、フォトリソグラフィ法により赤と緑の着色
層6をストライプ状に形成し、カラーフィルタ基板12
を作製する。本実施形態においては、前記透明基板5と
して平面基板を用いたが、EL素子10の防湿効果を高
めるために彫り込み加工が施されたものを用いてもよ
い。
【0049】このように作製されたカラーフィルタ基板
12と透明絶縁樹脂17が形成されたEL素子基板11
とを、前記透明絶縁樹脂17上に散布した球状スペーサ
16を介して、エポキシ樹脂等からなるシール樹脂7に
よって貼合わせる。このとき、シール樹脂を硬化させる
ために、貼合わされた基板を150℃で30分程度加熱
する必要があるが、このときに前記透明絶縁樹脂17が
溶け出さないように、前記透明絶縁樹脂17は、熱分解
温度がシール樹脂の硬化温度よりも高いものを用いる必
要がある。このような透明絶縁樹脂としては、例えば富
士ハントエレクトロニクステクノロジー株式会社製のオ
ーバーコート材OCT100がある。
【0050】続いて、前記カラーフィルタ基板12に形
成されている注入孔8から絶縁性液体15を前記基板間
に注入し、封止ガラス9をエポキシ樹脂等で前記注入孔
8に接着することにより該注入孔8を封止し、薄膜EL
パネルが完成する。
【0051】このように作製された薄膜ELパネルは、
前記EL素子10を覆って透明絶縁樹脂が形成されてい
るので、EL素子10に微小破壊が発生したときに、こ
の破壊から着色層6を保護することができ、着色層6の
損傷を抑えることが可能となる。
【0052】また、本実施形態の薄膜ELパネルと、透
明絶縁樹脂17が形成されていない従来の薄膜ELパネ
ルとを20時間エージングした後、それぞれのパネルに
ついて電極断線破壊電圧を調べたところ、従来の薄膜E
Lパネルでは252Vであったのに対し、本実施形態の
薄膜ELパネルでは266Vであった。このことから、
透明絶縁樹脂17を形成したことによってEL素子10
に微小破壊が発生しても、上部電極4の断線の不良の発
生を抑える効果が得られることが分かる。
【0053】また、前記透明絶縁樹脂17を形成するこ
とによって、EL素子10から発せられた光がその界面
で屈折し、薄膜ELパネルの輝度を低下させてしまうこ
とが考えられる。これを防ぐためには、前記EL素子基
板11とカラーフィルタ基板12との間隙に充填される
絶縁性液体15の屈折率以下の屈折率をもつ透明絶縁樹
脂を用いる必要がある。このような透明絶縁樹脂を用い
れば、図4に示すように、前記EL素子10から発せら
れた光bは、基板に対してより垂直から遠い方向へ屈折
することがないので、薄膜ELパネルの正面輝度が低下
することを防ぐことができる。
【0054】特に、前記透明絶縁樹脂17の屈折率が、
前記絶縁性液体15の屈折率よりも小さい場合は、前記
EL素子10から発せられた光bが、基板に対してより
垂直に近い方向へ屈折するため、薄膜ELパネルの正面
輝度を向上させることができる。なお、前記透明絶縁樹
脂17の屈折率は、その組成を調整することで容易に変
化させることが可能である。
【0055】なお、前記透明絶縁樹脂17は、その膜厚
が薄すぎると保護膜としての効果が小さくなってしま
う。そこで、前記透明絶縁樹脂17の膜厚を変化させて
上部電極の断線本数を調べたところ、実施形態1と同様
に、最低0.5μm以上の膜厚が必要であることが分か
った。
【0056】また、前記絶縁性保護膜17の膜厚が厚す
ぎると、EL素子10と着色層6との間隙が大きくなっ
てしまい、色ずれを生じさせてしまう。そこで、EL素
子10と着色層6との間隙と薄膜ELパネルの視野角と
の関係を調べたところ、実施形態1と同様に、EL素子
10と着色層6との距離が200μm以下であれば問題
はないので、透明絶縁樹脂17の膜厚は200μm未満
とすれば良いことが分かった。
【0057】(実施形態3)図5は本実施形態における
薄膜ELパネルの断面構造を示す図であり、1は絶縁基
板、2は下部電極、3はEL発光層、4は上部電極、5
は透明基板、6は着色層である。前記下部電極2、EL
発光層3、上部電極4によりEL素子10が形成されて
いる。
【0058】前記絶縁基板1及びEL素子10によりE
L素子基板11が構成され、前記透明基板5及び着色層
6によりカラーフィルタ基板12が構成されている。ま
た、前記EL素子基板11にはEL素子10を覆って第
1の透明絶縁樹脂17が形成されており、前記カラーフ
ィルタ基板12には着色層6を覆って第2の透明絶縁樹
脂18が形成されている。
【0059】前記第1の透明絶縁樹脂17が形成された
EL素子基板11と第2の透明絶縁樹脂18が形成され
たカラーフィルタ基板12とは、周辺部に設けられたシ
ール樹脂7によって所定の間隙を保って貼合わされ、該
間隙には絶縁性液体15が充填されている。該絶縁性液
体15は、前記カラーフィルタ基板12に設けられた注
入孔8から注入され、注入後は封止ガラス9によって前
記注入孔8が封止されている。なお、本実施形態では該
間隙を一定に保つために球状のスペーサ16を用いてい
る。
【0060】本実施形態の薄膜ELパネルは、実施形態
1で用いた透明絶縁樹脂18が形成されたカラーフィル
タ基板と、実施形態2で用いた透明絶縁樹脂17が形成
されたEL素子基板とを用いることができるので、これ
らの作製方法についての説明は省略する。
【0061】そして、第1の透明絶縁樹脂17が形成さ
れたEL素子基板11と、第2の透明絶縁樹脂18が形
成されたカラーフィルタ基板12とを、前記透明絶縁樹
脂17上に散布した球状スペーサ16を介して、エポキ
シ樹脂等からなるシール樹脂7によって貼合わせる。こ
のとき、シール樹脂を硬化させるために、貼合わされた
基板を150℃で30分程度加熱する必要があるが、こ
のときに前記第1及び第2の透明絶縁樹脂17、18が
溶け出さないように、前記第1及び第2の透明絶縁樹脂
17、18は、熱分解温度がシール樹脂の硬化温度より
も高いものを用いる必要がある。このような透明絶縁樹
脂としては、例えば富士ハントエレクトロニクステクノ
ロジー株式会社製のオーバーコート材OCT100があ
る。
【0062】続いて、前記カラーフィルタ基板12に形
成されている注入孔8から絶縁性液体15を前記基板間
に注入し、封止ガラス9をエポキシ樹脂等で前記注入孔
8に接着することにより該注入孔8を封止し、薄膜EL
パネルが完成する。
【0063】このように作製された薄膜ELパネルは、
前記EL素子10を覆って第1の透明絶縁樹脂17が形
成され、前記着色層6を覆って第2の透明絶縁樹脂18
が形成されているので、EL素子10に微小破壊が発生
したときに、この破壊から着色層6を保護することがで
き、着色層6の損傷を抑えることが可能となる。
【0064】また、本実施形態の薄膜ELパネルと、第
1及び第2の透明絶縁樹脂17、18が形成されていな
い従来の薄膜ELパネルとを20時間エージングした
後、それぞれのパネルについて電極断線破壊電圧を調べ
たところ、従来の薄膜ELパネルでは252Vであった
のに対し、本実施形態の薄膜ELパネルでは298Vで
あった。このことから、前記第1及び第2の透明絶縁樹
脂17、18を形成したことによってEL素子10に微
小破壊が発生しても、上部電極4の断線の不良の発生を
抑える効果が得られることが分かる。
【0065】また、前記第1及び第2の透明絶縁樹脂1
7、18を形成することによって、EL素子10から発
せられた光がその界面で屈折し、薄膜ELパネルの輝度
を低下させてしまうことが考えられる。これを防ぐため
には、前記EL素子基板11とカラーフィルタ基板12
との間隙に充填される絶縁性液体15の屈折率以下の屈
折率をもつ第1の透明絶縁樹脂17と、絶縁性液体15
の屈折率以上の屈折率をもつ第2の透明絶縁樹脂18と
を用いる必要がある。このような第1及び第2の透明絶
縁樹脂17、18を用いれば、図6に示すように、前記
EL素子10から発せられた光cは、基板に対してより
垂直から遠い方向へ屈折することがないので、薄膜EL
パネルの正面輝度が低下することを防ぐことができる。
【0066】特に、前記第1の透明絶縁樹脂17の屈折
率が、前記絶縁性液体15の屈折率よりも小さく、かつ
前記第2の透明絶縁樹脂18の屈折率が、前記絶縁性液
体15の屈折率よりも大きい場合は、前記EL素子10
から発せられた光cが、基板に対してより垂直に近い方
向へ屈折するため、薄膜ELパネルの正面輝度を向上さ
せることができる。なお、前記第1及び第2の透明絶縁
樹脂17、18の屈折率は、その組成を調整することで
容易に変化させることが可能である。
【0067】なお、前記第1及び第2の透明絶縁樹脂1
7、18は、その膜厚が薄すぎると保護膜としての効果
が小さくなってしまう。そこで、前記第1及び第2の透
明絶縁樹脂17、18の膜厚を変化させて上部電極の断
線本数を調べたところ、実施形態1と同様に、最低0.
5μm以上の膜厚が必要であることが分かった。
【0068】また、前記第1及び第2の絶縁性保護膜1
7、18の膜厚が厚すぎると、EL素子10と着色層6
との間隙が大きくなってしまい、色ずれを生じさせてし
まう。そこで、EL素子10と着色層6との間隙と薄膜
ELパネルの視野角との関係を調べたところ、実施形態
1と同様に、EL素子10と着色層6との距離が200
μm以下であれば問題はないので、前記第1及び第2の
透明絶縁樹脂17、18の膜厚は合計200μm未満と
すれば良いことが分かった。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜EL
パネルは、前記EL素子、前記着色層のいずれか、また
は両方を独立に覆う透明絶縁樹脂が設けられ、かつこれ
らが離間されている、つまりこれらが離間部を介して貼
合わされているため、該透明絶縁樹脂がEL素子の微小
破壊に対する保護膜として働くとともに、前記離間部が
破壊力伝搬の緩衝層として働くので、着色層の破損や上
部電極の断線等を防ぐことができるという効果を奏す
る。
【0070】また、前記EL素子基板と前記カラーフィ
ルタ基板との間に絶縁性液体が満たされている場合に
は、前記着色層を覆って形成される透明絶縁樹脂の屈折
率を前記絶縁性液体の屈折率以上とすることによって、
薄膜ELパネルの正面輝度の低下を防ぐことができると
いう効果を奏する。
【0071】また、前記EL素子を覆って形成される透
明絶縁樹脂の屈折率を前記絶縁性液体の屈折率以下とす
ることによって、薄膜ELパネルの正面輝度の低下を防
ぐことができるという効果を奏する。
【0072】更に、前記透明絶縁樹脂の熱分解温度を前
記シール樹脂の熱硬化温度よりも高くすることによっ
て、シール樹脂の硬化中に前記透明絶縁樹脂の成分が解
け出してEL素子を破損することを防ぐことができると
いう効果を奏する。
【0073】前記透明絶縁樹脂の膜厚は、0.5μm以
上200μm以下とすることにより、保護膜としての効
果を保ちつ、色ずれの発生を抑えることができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における薄膜ELパネルの
断面図である。
【図2】図1に示す薄膜ELパネルにおける光の出射方
向を示す図である。
【図3】本発明の実施形態2における薄膜ELパネルの
断面図である。
【図4】図2に示す薄膜ELパネルにおける光の出射方
向を示す図である。
【図5】本発明の実施形態3における薄膜ELパネルの
断面図である。
【図6】図3に示す薄膜ELパネルにおける光の出射方
向を示す図である。
【図7】透明絶縁樹脂の膜厚と上部電極の断線本数との
関係を示す図である。
【図8】EL素子と着色層との間隙と薄膜ELパネルの
視野角との関係を示す図である。
【図9】従来の薄膜ELパネルの断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 下部電極 3 EL発光層 4 上部電極 5 透明基板 6 着色層 7 シール樹脂 8 注入孔 9 封止ガラス 10 EL素子 11 EL素子基板 12 カラーフィルタ基板 15 絶縁性液体 16 スペーサ 17 透明絶縁樹脂 18 透明絶縁樹脂

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に、ストライプ状の下部電
    極、EL発光層、及び前記下部電極に直交するストライ
    プ状の上部電極からなるEL素子が形成されたEL素子
    基板と、透明基板上に着色層が形成されたカラーフィル
    タ基板とを対向配置させ、その周辺をシール樹脂により
    貼合わせた構造を有する薄膜ELパネルにおいて、 前記カラーフィルタ基板に形成された着色層を覆って透
    明絶縁樹脂が形成されており、該透明絶縁樹脂と前記E
    L素子とが離間されていることを特徴とする薄膜ELパ
    ネル。
  2. 【請求項2】 絶縁基板上に、ストライプ状の下部電
    極、EL発光層、及び前記下部電極に直交するストライ
    プ状の上部電極からなるEL素子が形成されたEL素子
    基板と、透明基板上に着色層が形成されたカラーフィル
    タ基板とを対向配置させ、その周辺をシール樹脂により
    貼合わせた構造を有する薄膜ELパネルにおいて、 前記EL素子基板に形成されたEL素子を覆って透明絶
    縁樹脂が形成されており、該透明絶縁樹脂と前記着色層
    とが離間されていることを特徴とする薄膜ELパネル。
  3. 【請求項3】 絶縁基板上に、ストライプ状の下部電
    極、EL発光層、及び前記下部電極に直交するストライ
    プ状の上部電極からなるEL素子が形成されたEL素子
    基板と、透明基板上に着色層が形成されたカラーフィル
    タ基板とを対向配置させ、その周辺をシール樹脂により
    貼合わせた構造を有する薄膜ELパネルにおいて、 前記EL素子基板に形成されたEL素子及び前記カラー
    フィルタ基板に形成された着色層を覆って第1及び第2
    の透明絶縁樹脂が形成されており、前記第1及び第2の
    透明絶縁樹脂が離間されていることを特徴とする薄膜E
    Lパネル。
  4. 【請求項4】 前記EL素子基板と前記カラーフィルタ
    基板との間に絶縁性液体が満たされており、前記着色層
    を覆って形成される透明絶縁樹脂の屈折率が、前記絶縁
    性液体の屈折率以上であることを特徴とする請求項1、
    2記載の薄膜ELパネル。
  5. 【請求項5】 前記EL素子基板と前記カラーフィルタ
    基板との間に絶縁性液体が満たされており、前記EL素
    子を覆って形成される透明絶縁樹脂の屈折率が、前記絶
    縁性液体の屈折率以下であることを特徴とする請求項
    2、3記載の薄膜ELパネル。
  6. 【請求項6】 前記透明絶縁樹脂の熱分解温度が、前記
    シール樹脂の熱硬化温度よりも高いことを特徴とする請
    求項1乃至5記載の薄膜ELパネル。
  7. 【請求項7】 前記各透明絶縁樹脂の膜厚は0.5μm
    以上であり、合計膜厚は200μm未満であることを特
    徴とする請求項1乃至6記載の薄膜ELパネル。
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