JP2766095B2 - マルチカラーｅｌパネル - Google Patents
マルチカラーｅｌパネルInfo
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- JP2766095B2 JP2766095B2 JP3253575A JP25357591A JP2766095B2 JP 2766095 B2 JP2766095 B2 JP 2766095B2 JP 3253575 A JP3253575 A JP 3253575A JP 25357591 A JP25357591 A JP 25357591A JP 2766095 B2 JP2766095 B2 JP 2766095B2
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 21
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 21
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 12
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Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はマルチカラーＥＬパネ
ルに関し、より詳しくは、薄膜ＥＬ素子とカラーフィル
タとを組み合わせて構成されるフィルタ方式のマルチカ
ラーＥＬパネルに関する。
ルに関し、より詳しくは、薄膜ＥＬ素子とカラーフィル
タとを組み合わせて構成されるフィルタ方式のマルチカ
ラーＥＬパネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、実用化されている薄膜ＥＬパネル
は黄橙色のパネルだけであり、ディスプレイの表示情報
量を増大させる多色化が重要な課題となっている。薄膜
ＥＬパネルを多色化するためには大別して２つの方式が
試みられている。１つは発光色の異なる発光層をモザイ
ク状あるいはストライプ状に配置して、複数の発光色を
得る併置方式。もう１つは単一の発光層から出る光を複
数色のカラーフィルタ(有機物からなる)により分光し
て、複数の発光色を得るフィルタ方式である。
は黄橙色のパネルだけであり、ディスプレイの表示情報
量を増大させる多色化が重要な課題となっている。薄膜
ＥＬパネルを多色化するためには大別して２つの方式が
試みられている。１つは発光色の異なる発光層をモザイ
ク状あるいはストライプ状に配置して、複数の発光色を
得る併置方式。もう１つは単一の発光層から出る光を複
数色のカラーフィルタ(有機物からなる)により分光し
て、複数の発光色を得るフィルタ方式である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記併
置方式は、発光層を形成する際に微細加工を必要とし、
プロセスが複雑になる。また、異なる発光層を用いるた
め輝度−電圧特性やエージング特性がばらつくという問
題がある。一方、上記フィルタ方式は、ＥＬ素子とカラ
ーフィルタとの間のギャップにより視角依存性を生ずる
ため、できるだけＥＬ素子とカラーフィルタとを近接さ
せなければならない。しかしながら、ＥＬ素子とカラー
フィルタを密着させると、ＥＬ素子にブレークダウンが
発生したとき、有機物であるフィルタも同時に変質また
は破壊するという問題がある。
置方式は、発光層を形成する際に微細加工を必要とし、
プロセスが複雑になる。また、異なる発光層を用いるた
め輝度−電圧特性やエージング特性がばらつくという問
題がある。一方、上記フィルタ方式は、ＥＬ素子とカラ
ーフィルタとの間のギャップにより視角依存性を生ずる
ため、できるだけＥＬ素子とカラーフィルタとを近接さ
せなければならない。しかしながら、ＥＬ素子とカラー
フィルタを密着させると、ＥＬ素子にブレークダウンが
発生したとき、有機物であるフィルタも同時に変質また
は破壊するという問題がある。
【０００４】そこで、この発明の目的は、フィルタ方式
のマルチカラーＥＬパネルにおいて、視角依存性を抑制
でき、しかもＥＬ素子のブレークダウン発生時にフィル
タが変質,破壊するのを防止できるマルチカラーＥＬパ
ネルを提供することにある。
のマルチカラーＥＬパネルにおいて、視角依存性を抑制
でき、しかもＥＬ素子のブレークダウン発生時にフィル
タが変質,破壊するのを防止できるマルチカラーＥＬパ
ネルを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載のマルチカラーＥＬパネルは、第１
の基板の片面に形成された単一色の光を発生する薄膜Ｅ
Ｌ素子と、第２の基板の片面に形成された複数色のカラ
ーフィルタとを、上記第１の基板と第２の基板との間に
挟んだ状態に組み合わせて構成されるマルチカラーＥＬ
パネルにおいて、上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタと
の間に透明樹脂層が設けられ、この透明樹脂層を介して
上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタとが貼り合わされて
いることを特徴としている。
に、請求項１に記載のマルチカラーＥＬパネルは、第１
の基板の片面に形成された単一色の光を発生する薄膜Ｅ
Ｌ素子と、第２の基板の片面に形成された複数色のカラ
ーフィルタとを、上記第１の基板と第２の基板との間に
挟んだ状態に組み合わせて構成されるマルチカラーＥＬ
パネルにおいて、上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタと
の間に透明樹脂層が設けられ、この透明樹脂層を介して
上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタとが貼り合わされて
いることを特徴としている。
【０００６】また、請求項２に記載のマルチカラーＥＬ
パネルは、請求項１に記載のマルチカラーＥＬパネルに
おいて、上記透明樹脂層の厚さは上記薄膜ＥＬ素子の画
素の間隔以下であることを特徴としている。
パネルは、請求項１に記載のマルチカラーＥＬパネルに
おいて、上記透明樹脂層の厚さは上記薄膜ＥＬ素子の画
素の間隔以下であることを特徴としている。
【０００７】
【作用】請求項１のマルチカラーＥＬパネルでは、薄膜
ＥＬ素子とカラーフィルタとの間に透明樹脂層を設けた
ことにより、ＥＬ素子がブレークダウンした場合に上記
透明樹脂層が緩衝層の役割を果たす。したがって、ＥＬ
素子のブレークダウンの影響がカラーフィルタにまで及
ばなくなり、表示品質が高く保持される。しかも、この
透明樹脂層を介して上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタ
とが貼り合わせられているので、このマルチカラーＥＬ
パネルは簡単に作製される。
ＥＬ素子とカラーフィルタとの間に透明樹脂層を設けた
ことにより、ＥＬ素子がブレークダウンした場合に上記
透明樹脂層が緩衝層の役割を果たす。したがって、ＥＬ
素子のブレークダウンの影響がカラーフィルタにまで及
ばなくなり、表示品質が高く保持される。しかも、この
透明樹脂層を介して上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタ
とが貼り合わせられているので、このマルチカラーＥＬ
パネルは簡単に作製される。
【０００８】また、請求項２のマルチカラーＥＬパネル
では、上記透明樹脂層の厚さが上記薄膜ＥＬ素子の画素
の間隔以下であるから、上記ＥＬ素子とカラーフィルタ
とを十分に近接させることができ、ＥＬ素子とカラーフ
ィルタとの間のギャップによる視角依存性が抑制され
る。
では、上記透明樹脂層の厚さが上記薄膜ＥＬ素子の画素
の間隔以下であるから、上記ＥＬ素子とカラーフィルタ
とを十分に近接させることができ、ＥＬ素子とカラーフ
ィルタとの間のギャップによる視角依存性が抑制され
る。
【０００９】
【実施例】以下、この発明のマルチカラーＥＬパネルを
図示の実施例により詳細に説明する。
図示の実施例により詳細に説明する。
【００１０】図１に示すように、このマルチカラーＥＬ
パネルは、第１の基板としてのガラス基板１上に、単一
色を発生する薄膜ＥＬ素子１００を備えている。この薄
膜ＥＬ素子１００は、Ｔa、Ｍo、Ｗなどの下部電極２を
ストライプ状に形成し、その上にＳiＯ2、Ｓi3Ｎ4から
なる下部絶縁層３と、ＺnＳ：Ｍnからなる発光層４と、
Ｓi3Ｎ4、Ａl2Ｏ3からなる上部絶縁層５とを順次積層
し、最後にＩＴＯからなるストライプ状の透明電極６を
上記下部電極２と直交する方向に形成して構成されてい
る。上記下部電極２と上部電極６との各交差箇所が画素
となっている。この薄膜ＥＬ素子１００上に、透明樹脂
層７が設けられている。この透明樹脂層７は、付加反応
タイプのシリコン樹脂を材料とし、スピンナーでＥＬ素
子１００の画素の間隔以下(０.１〜５００μｍ)の厚さ
に塗布した後、空気中で加熱硬化して形成する。これと
は別に、第２の基板としてのシールガラス９に赤と緑の
カラーフィルタ８をモザイク状に形成しておき、このシ
ールガラス９を透明樹脂層７を介してＥＬ素子１００と
貼り合わせる。これにより、マルチカラーＥＬパネルを
構成する。
パネルは、第１の基板としてのガラス基板１上に、単一
色を発生する薄膜ＥＬ素子１００を備えている。この薄
膜ＥＬ素子１００は、Ｔa、Ｍo、Ｗなどの下部電極２を
ストライプ状に形成し、その上にＳiＯ2、Ｓi3Ｎ4から
なる下部絶縁層３と、ＺnＳ：Ｍnからなる発光層４と、
Ｓi3Ｎ4、Ａl2Ｏ3からなる上部絶縁層５とを順次積層
し、最後にＩＴＯからなるストライプ状の透明電極６を
上記下部電極２と直交する方向に形成して構成されてい
る。上記下部電極２と上部電極６との各交差箇所が画素
となっている。この薄膜ＥＬ素子１００上に、透明樹脂
層７が設けられている。この透明樹脂層７は、付加反応
タイプのシリコン樹脂を材料とし、スピンナーでＥＬ素
子１００の画素の間隔以下(０.１〜５００μｍ)の厚さ
に塗布した後、空気中で加熱硬化して形成する。これと
は別に、第２の基板としてのシールガラス９に赤と緑の
カラーフィルタ８をモザイク状に形成しておき、このシ
ールガラス９を透明樹脂層７を介してＥＬ素子１００と
貼り合わせる。これにより、マルチカラーＥＬパネルを
構成する。
【００１１】このようにして作成したマルチカラーＥＬ
パネルは、電圧を印加し発光させるとＺnＳ:Ｍn発光層
４から出る黄橙色の発光がカラーフィルタ８を通ること
により赤と緑に分離され多色発光が可能となる。しか
も、ＥＬ素子１００とカラーフィルタ８との間に透明樹
脂層７を介在させているので、ＥＬ素子１００がブレー
クダウンを起こしても、この透明樹脂層７が緩衝層とし
て働く。したがって、カラーフィルタ８の黒化や脱色と
いった変質,破壊が起こず、表示品質を高く保持するこ
とができる。また、上記透明樹脂層７の厚さをＥＬ素子
１００の画素の間隔以下にしているので、ＥＬ素子１０
０とカラーフィルタ８とを十分に近接させることがで
き、したがってＥＬ素子１００とカラーフィルタ８との
間のギャップによる視角依存性を抑制できる。
パネルは、電圧を印加し発光させるとＺnＳ:Ｍn発光層
４から出る黄橙色の発光がカラーフィルタ８を通ること
により赤と緑に分離され多色発光が可能となる。しか
も、ＥＬ素子１００とカラーフィルタ８との間に透明樹
脂層７を介在させているので、ＥＬ素子１００がブレー
クダウンを起こしても、この透明樹脂層７が緩衝層とし
て働く。したがって、カラーフィルタ８の黒化や脱色と
いった変質,破壊が起こず、表示品質を高く保持するこ
とができる。また、上記透明樹脂層７の厚さをＥＬ素子
１００の画素の間隔以下にしているので、ＥＬ素子１０
０とカラーフィルタ８とを十分に近接させることがで
き、したがってＥＬ素子１００とカラーフィルタ８との
間のギャップによる視角依存性を抑制できる。
【００１２】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項１のマ
ルチカラーＥＬパネルでは、単一色の光を発生する薄膜
ＥＬ素子と、複数色のカラーフィルタとを組み合わせて
構成されるマルチカラーＥＬパネルにおいて、上記薄膜
ＥＬ素子とカラーフィルタとの間に緩衝層として働く透
明樹脂層を設けているので、ＥＬ素子のブレークダウン
が起こったときにカラーフィルタが変質したり、破壊し
たりするのを防止できる。したがって、表示品質を高く
保持することができる。しかも、この透明樹脂層を介し
て上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタとが貼り合わせら
れているので、このマルチカラーＥＬパネルは簡単に作
製される。
ルチカラーＥＬパネルでは、単一色の光を発生する薄膜
ＥＬ素子と、複数色のカラーフィルタとを組み合わせて
構成されるマルチカラーＥＬパネルにおいて、上記薄膜
ＥＬ素子とカラーフィルタとの間に緩衝層として働く透
明樹脂層を設けているので、ＥＬ素子のブレークダウン
が起こったときにカラーフィルタが変質したり、破壊し
たりするのを防止できる。したがって、表示品質を高く
保持することができる。しかも、この透明樹脂層を介し
て上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタとが貼り合わせら
れているので、このマルチカラーＥＬパネルは簡単に作
製される。
【００１３】また、請求項２のマルチカラーＥＬパネル
では、上記透明樹脂層の厚さが上記薄膜ＥＬ素子の画素
の間隔以下であるから、上記ＥＬ素子とカラーフィルタ
とを十分に近接させることができ、ＥＬ素子とカラーフ
ィルタとの間のギャップによる視角依存性を抑制でき
る。
では、上記透明樹脂層の厚さが上記薄膜ＥＬ素子の画素
の間隔以下であるから、上記ＥＬ素子とカラーフィルタ
とを十分に近接させることができ、ＥＬ素子とカラーフ
ィルタとの間のギャップによる視角依存性を抑制でき
る。
【図１】 この発明の一実施例のマルチカラーＥＬパネ
ルの断面構造を示す図である。
ルの断面構造を示す図である。
１ ガラス基板 ２ 下部電極 ３ 下部絶縁層 ４ 発光層 ５ 上部絶縁層 ６ 透明電極 ７ 透明樹脂 ８ カラーフィルタ ９ シールガラス １００ 薄膜ＥＬ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−121296（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−92398（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H05B 33/22
Claims (2)
- 【請求項１】 第１の基板の片面に形成された単一色の
光を発生する薄膜ＥＬ素子と、第２の基板の片面に形成
された複数色のカラーフィルタとを、上記第１の基板と
第２の基板との間に挟んだ状態に組み合わせて構成され
るマルチカラーＥＬパネルにおいて、 上記薄膜ＥＬ素子とカラーフィルタとの間に透明樹脂層
が設けられ、この透明樹脂層を介して上記薄膜ＥＬ素子
とカラーフィルタとが貼り合わされていることを特徴と
するマルチカラーＥＬパネル。 - 【請求項２】 上記透明樹脂層の厚さは上記薄膜ＥＬ素
子の画素の間隔以下であることを特徴とする請求項１に
記載のマルチカラーＥＬパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3253575A JP2766095B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | マルチカラーｅｌパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3253575A JP2766095B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | マルチカラーｅｌパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0594878A JPH0594878A (ja) | 1993-04-16 |
| JP2766095B2 true JP2766095B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=17253286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3253575A Expired - Lifetime JP2766095B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | マルチカラーｅｌパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2766095B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100357119B1 (ko) * | 2000-07-18 | 2002-10-18 | 엘지전자 주식회사 | 유기전계발광 마이크로 디스플레이 소자의 구조 및 그제조방법 |
| US6664563B2 (en) | 2001-03-30 | 2003-12-16 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Electroluminescence device with shock buffer function and sealing member with shock buffer function for the same |
| CN1685769B (zh) | 2003-06-13 | 2011-05-11 | 富士电机控股株式会社 | 有机el显示器 |
| GB2417599B (en) | 2003-06-13 | 2006-10-04 | Fuji Electric Holdings Co | Organic el display |
| JP4867305B2 (ja) * | 2005-11-16 | 2012-02-01 | セイコーエプソン株式会社 | エレクトロルミネッセンス装置、および電子機器 |
| JP2008089634A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置及び電子機器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0766858B2 (ja) * | 1986-11-11 | 1995-07-19 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 薄膜発光素子 |
| JP3092398U (ja) * | 2002-08-28 | 2003-03-07 | 株式会社テーラーヨシムラ | 上 衣 |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP3253575A patent/JP2766095B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0594878A (ja) | 1993-04-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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