JPH1167168A - 薄型ポリマー電池 - Google Patents

薄型ポリマー電池

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JPH1167168A
JPH1167168A JP9231849A JP23184997A JPH1167168A JP H1167168 A JPH1167168 A JP H1167168A JP 9231849 A JP9231849 A JP 9231849A JP 23184997 A JP23184997 A JP 23184997A JP H1167168 A JPH1167168 A JP H1167168A
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polymer battery
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能薄型ポリマー電池を構成するための外
被包材を提供する。 【解決手段】 正極板と負極板とを電解質層およびセパ
レータを介して交互に対向させて重ねてなる電池内部要
素を外被包材で挟み込み、外被包材の周囲で外被包材同
士を融着して電池内部要素を密封することにより構成し
た電池において外被包材31を、強度を保つための保護
層41(最外層)、接着剤層42a、バリアメタル層4
3、接着層層42b、ピンホール防止用のショート防止
層44、耐電解液性向上用の第1密着層45および第2
密着層46(最内層)の順に積層して構成する。保護層
41をPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム
で、接着剤層42a,42bをアイオノマーフィルム
で、バリアメタル層をアルミニウム箔で、ショート防止
層をPETフィルムで、第1密着層を線状低密度ポリエ
チレンで、第2密着層をアイオノマーで、それぞれ形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄型ポリマー電池に
関し、詳しくは薄型電池の外装構造、すなわち外装包皮
材(外被包材)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のエレクトロニクス分野の発展はめ
ざましく、電子機器の小型化、軽量化、高性能化の要求
が著しい。電子機器の心臓と言われる電池には、単位体
積当たりまたは単位重量当たりのエネルギー密度が大き
く、且つ長寿命の電池の開発が望まれている。そのよう
な中で、携帯電話、小型OA機器、小型通信機などへの
リチウムイオン2次電池の用途展開が期待されている。
【0003】従来、ハンディタイプのビデオカメラやコ
ードレス電話、携帯電話などの小型電子機器には、電源
供給用の種々形式の1次電池あるいは2次電池が搭載さ
れている。充電して繰り返し利用可能な2次電池をこれ
ら電子機器等に搭載する場合には、電子機器等あるいは
充電器等への着脱を容易にするために単数あるいは複数
の2次電池等を一つのケースに納めた電池装置が使用さ
れている。この電池装置(図示せず)はたとえば、プラ
スチック材料等からなる、おおむね長方体状に形成され
る電池容器と、この電池容器内に収納される単数あるい
は複数の充電放電可能な2次電池とからなっている。
【0004】このような電池装置は、電子機器等や充電
用機器等に搭載するために、陽極端子と陰極端子とを有
しており、電子機器などに搭載された場合には2次電池
に蓄えられた電力を、陽極端子と陰極端子とから電子機
器等へ供給する。この2次電池は、図10に示すように
正極板11と負極板12とをセパレータ13で袋詰めを
して、交互に重ね合わせることによって形成される。
【0005】そして、この正極板11と負極板12と、
袋状のセパレータ13とからなる積層体を、図示しない
おおむね長方体のバッテリーケースに挿入して電解液を
注入するか、または予め高分子固体電解質やゲル電解質
を正極板11と負極板12の間に形成した後に、バッテ
リーケースに挿入することによって2次電池として機能
させる。電流の取出しは正極端子14a、負極端子14
bで行う。前記正極板11はたとえば図11に示すよう
に、矩形で厚さ20μm程度のアルミニウム箔からなる
集電体21の両面に、リチウムと遷移金属との複合酸化
物たとえばLiV2 5 ,LiCoO2 ,LiNiO2
やLiMn2 4 などを正極活物質22として塗布乾操
させたものである。
【0006】一方、前記負極板12は、たとえば図11
に示す矩形で厚さ10μm程度の銅箔からなる集電体2
3の両面に、リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な
カーボンたとえばグラファイト構造を有する炭素や軟黒
鉛化炭素材料等の炭素を負極活物質24として塗布乾燥
させたものである。また、セパレータ13には、たとえ
ば厚さ25μm程度の多孔性ポリエチレンフィルムや多
孔性ポリプロピレンフィルムを袋状にして使用してい
る。
【0007】図11において電解質25としては、たと
えばエチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネ
ート(DMC)との混合溶媒にLiPF6 を溶解した非
水電解液や、前記溶媒中にLiBF4 あるいはLiN
(CF3 SO2 2 を溶解した非水電解液を使用する
か、またはそれらをゲル化した高分子ゲル電解質を使用
する。図11に示すような、正極板11/電解質25/
セパレータ13/電解質25/負極板12の組み合わせ
を電池発電要素と呼んでいる。
【0008】冒頭でも述べたが、近年ますます電池電源
には重量当たりの高エネルギー密度と体積当たりの高エ
ネルギー密度、長寿命、高信頼性が求められており、小
型・軽量で薄い電池の実現のために薄型電池が提案され
ている。従来、薄型電池はその厚みを極力薄くするため
に扁平な発電要素を、金属箔と熱融着樹脂フィルムとを
有するラミネートフィルム(外被包材)で液密、気密に
外装しており、特に非水電解液を用いた電池発電要素を
外装する場合には、発電要素への外気中の水分や酸素、
窒素の進入や、外気への電解液の漏洩による性能劣化や
安全性の低下が大きいため、数々の提案がなされてい
る。
【0009】図12は従来の扁平型薄型電池の外装構造
(ラミネートフィルムによる外装例)を示す断面図、図
13は外被包材の積層構造を示す断面図である。この薄
型電池では、ステンレス鋼製基板1の裏面にアイオノマ
ーフィルム2をラミネートし、このアイオノマーフィル
ム2上に正極側リード体9を介して、導電性ガラス基板
3および発電要素を載置し、さらにこの発電要素上に、
負極側リード体8を介してアルミニウム箔ラミネートフ
ィルム7を被覆してある。前記発電要素は正極4、固体
電解質5および負極6から構成されている。
【0010】前記アルミニウム箔ラミネートフィルム7
は、図13に示すようにアルミニウム箔7aの内面に熱
融着性樹脂フィルムとしてアイオノマーフィルム7bを
ラミネートし、外面にアルミニウム箔7aの保護フィル
ムとしてポリエステルフィルム7cをラミネートしたも
のである(特開昭60−211762号公報)。
【0011】このように、図12の薄型電池では、機能
素子の基板の裏面にポリエステルの熱融着フィルムをラ
ミネートし、電池発電要素を配置した後に内側面にアイ
オノマーの熱融着性樹脂フィルムを被せ、基板にラミネ
ートした熱融着フィルムと、金属箔ラミネートフィルム
の熱融着性樹脂フィルムとを熱融着させて封止してあ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−211762号公報の薄型電池では、融着部の融
着を確実に行ったとしてもショートしてしまうという欠
点があった。すなわち内側面の熱融着性樹脂フィルムに
ピンホールが発生した場合には、金属箔と集電体あるい
は端子との間で電気的にショートし、最悪の場合には発
火してしまうという欠点があった。また、外被包材同士
を熱融着した際に、シールエッジ部で端子が金属箔と接
触してショートしてしまうという欠点があった。本発明
は、このような課題に鑑みてなされたものである。
【0013】本発明者は、前記ショートをなくするため
に金属箔と熱融着性樹脂フィルムとの間に、別のフィル
ムを介在させれば良いと考えた。そこでナイロン、エチ
レン−ビニルアルコール重合体を介在させたところ電池
寿命が低下した。このような結果はナイロン、エチレン
−ビニルアルコール重合体の吸湿性に起因するもので、
したがって水分を嫌うリチウム電池には、これらのフィ
ルムは採用できないことがわかった。
【0014】ところで、ポリエステル(ポリエステル系
熱融着性樹脂)は吸湿性がなく、電解質に使われるよう
な溶剤に対する耐溶剤性にも優れていることが知られて
いる。しかし、ポリエステルは金属箔との接着性が悪い
ため、ポリエステルフィルムと金属箔との界面に接着剤
を介在させなくてはならない。しかし、一般にポリエス
テルは非水電解液で膨潤することが知られており、薄型
ポリマー電池の電解質が液、ゲルであるにもかかわら
ず、電解液成分が存在するため、介在させたに接着剤が
剥離してしまう恐れがあった。
【0015】したがって本発明の目的は、薄型ポリマー
電池において、外被包材の金属箔よりも外側の耐熱性樹
脂フィルムにピンホールが発生した場合でも、金属箔が
外気に曝されて端子とのショートや外気の進入が発生す
る心配がなく、電池内部要素の進出もなく、しかも内側
の熱融着性樹脂にピンホールが発生した場合にも、金属
箔と集電体とのショートを阻止することができるととも
に、液およびゲル電解質の電解液成分に侵されないよう
にした外装包皮材を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、2枚の外被
包材、二つに折り込んだ1枚の外被包材、または袋状に
二つに折り込んだ1枚の外被包材で、それぞれ電池内部
要素を挟んで外被包材の周囲で外被包材同士を接着して
密封した薄型ポリマー電池において、たとえば図7に示
すように、前記外被包材を保護層41、接着剤層42
a、バリアメタル層43、ショート防止層44、接着層
層42bおよび密着層の順に積層して構成する。
【0017】すなわち図7に示す外被包材31は、
(1)外側から強度を保つための保護層41、(2)下
地の金属箔のバリアメタル層43、(3)保護層41と
バリアメタル層43との接着性向上用の接着剤層42
a、(3)バリアメタル層43の内側の、ピンホール防
止用のショート防止層44、(4)バリアメタル層43
とショート防止層44との接着性向上のための接着層層
42b、および(5)接着層層42bの内側の、耐電解
液性を向上させるための密着層により構成されている。
【0018】また、前記外被包材31では、たとえば図
8に示すように、 保護層41を、耐熱性樹脂フィルムであるポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(51)で、 接着剤層42a,42bを熱融着性樹脂フィルムであ
るアイオノマーフィルム(52,54)で、 バリアメタル層43をアルミニウム箔53で、 ショート防止層44をポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(55)で、それぞれ形成する。
【0019】前記密着層(図7および図8を参照)は、
たとえば第1密着層45と第2密着層46とからなる2
層構造にする。第1密着層45は、ポリエチレンテレフ
タレート51からなるショート防止層44との接着性が
良く、かつ耐電解液性の良い線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)56とし、第2密着層46はこのLLD
PEとの接着性および耐電解液性が良く、かつ端子金属
との接着性が良好なアイオノマー57とする。このよう
に、図7に示す外被包材31は、たとえば保護層41
(最外層)〜第2密着層46(最内層)の7層からなる
積層構造とする。
【0020】すなわち、請求項1に記載のポリマー電池
(図2,7および図11を参照)は、正極板11と負極
板12とを電解質層25および、省略しても良いセパレ
ータ13を介して交互に対向させて重ねてなる電池内部
要素を外被包材31で挟み込み、外被包材31の周囲で
外被包材同士を融着して電池内部要素を密封することに
より構成した電池において、外被包材31が、外層側か
ら少なくとも保護層41、バリアメタル層43、ショー
ト防止層44、密着層の順に積層した形態となっている
ことを特徴とする。
【0021】請求項2に記載のポリマー電池は、請求項
1において、電池内部要素を2枚の外被包材で挟み込
み、外被包材の周囲で外被包材同士を融着して電池内部
要素を密封したことを特徴とする。
【0022】請求項3に記載のポリマー電池は、請求項
1において、電池内部要素を二つに折り込んだ1枚の外
被包材で挟み込み、外被包材の3辺で外被包材同士を融
着して電池内部要素を密封したことを特徴とする。
【0023】請求項4に記載のポリマー電池は、請求項
2または3において、保護層が耐熱性フィルムであるこ
とを特徴とする。
【0024】請求項5に記載のポリマー電池は、請求項
4において保護層の耐熱性フィルムがポリエチレンテレ
フタレートフィルムであることを特徴とする。
【0025】請求項6に記載のポリマー電池は、請求項
2または3において保護層とバリアメタル層との界面の
接着剤がアイオノマーであることを特徴とする。
【0026】請求項7に記載のポリマー電池は、請求項
1においてバリアメタル層がアルミニウム箔であること
を特徴とする。
【0027】請求項8に記載のポリマー電池は、請求項
2または3においてバリアメタル層とショート防止層と
の界面の接着剤がアイオノマーであることを特徴とす
る。
【0028】請求項9に記載のポリマー電池は、請求項
2または3において、ショート防止層が耐熱性フィルム
であることを特徴とする。
【0029】請求項10に記載のポリマー電池は、請求
項9においてショート防止層の耐熱性フィルムがポリエ
チレンテレフタレートフィルムであることを特徴とす
る。
【0030】請求項11に記載のポリマー電池は、請求
項2または3において密着層が少なくとも2層になって
いることを特徴とする。
【0031】請求項12に記載のポリマー電池は、請求
項11において密着層が、線状低密度ポリエチレン(L
LDPE)とアイオノマーとの2層からなっていること
を特徴とする。
【0032】請求項13に記載のポリマー電池は、請求
項11において、電池内部要素が外被包材の最も外側の
面と、最も内側の面とで融着して筒状に折り込んだ1枚
の外被包材で挟み込み、外被包材の2辺で外被包材同士
を融着して電池内部要素を密封することにより構成した
ことを特徴とする。
【0033】請求項14に記載のポリマー電池は、請求
項13において外被包材の最も外側の接着剤がアイオノ
マーであることを特徴とする。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。 実施例1(請求項1,2) 図1は電池の構造を示す斜視図、図2は図1のA−A’
線断面図である。この電池は、図10に示した電池内部
要素を2枚の外被包材31,31で挟み込み、これらの
外被包材31,31を、その周囲で融着(32は融着
部、33は融着面)することで電池内部要素を密封して
構成されている。電流の取り出しは正極端子14a、負
極端子14bで行う。
【0035】正極板11はたとえば図11に示すよう
に、矩形で厚さ20μm程度のアルミニウム箔からなる
集電体21の両面に、リチウムと遷移金属との複合酸化
物たとえばLiV2 5 ,LiCoO2 ,LiNiO2
やLiMn2 4 などを正極活物質22として塗布乾燥
させたものである。
【0036】一方、負極板12はたとえば、図11に示
す矩形で厚さ10μm程度の銅箔からなる集電体23の
両面に、リチウムイオンをドープ・脱ドープ可能なカー
ボンたとえばグラファイト構造を有する炭素や軟黒鉛化
炭素材料等の炭素を負極活物質24として塗布乾燥させ
たものである。
【0037】また、図11においてセパレータ13に
は、たとえば厚さ25μm程度の多孔性ポリエチレンフ
ィルムや多孔性ポリプロピレンフィルムを袋状にして使
用している。電解質25は、たとえばエチレンカーボネ
ート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)との混
合溶媒にLiPF6 を溶解した非水電解液や、前記溶媒
中にLiBF4 あるいはLiN(CF3 SO2 2 を溶
解した非水電解液を使用するか、またはそれらをゲル化
した高分子ゲル電解質を使用する。
【0038】この実施例では、正極板11/電解質25
/セパレータ13/電解質25/負極板12の組み合わ
せ構造とした電池発電要素を外被包材31,31で挟み
込み、外被包材31,31の周囲でこれらを融着して電
池内部要素を密封することにより、電池が構成されてい
る。
【0039】図7は、7層構造の外被包材31の積層構
造を示す断面図であって、それぞれの層の機能を示すも
のである。図8は、この外被包材31の各層を形成する
素材の一例を示す断面図である。図7の外被包材31
は、外側から保護層41、接着剤層42a、バリアメタ
ル層43、接着剤層42b、ショート防止層44および
密着層(第1密着層45と第2密着層46の2層になっ
ている)の順に積層した形態となっている。
【0040】図7および図8を用いて具体的に説明する
と、保護層41は厚さ20μmの耐熱性フィルムであ
り、ポリエチレンテレフタレート51からなる。保護層
41とバリアメタル層43との界面の接着剤層42a
は、熱融着樹脂フィルムであるアイオノマー52からな
る。バリアメタル層43は、厚さ30〜100μmのア
ルミニウム箔53である。バリアメタル層43とショー
ト防止層44との界面の接着剤層42bはアイオノマー
54からなる。ショート防止層44は耐熱性フィルムで
あり、ポリエチレンテレフタレート55からなる。
【0041】第1密着層45は線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)56からなり、第2密着層46はアイオ
ノマー57からなる。前記融着面33(図2を参照)
は、アイオノマー同士によるもの(アイオノマー57,
57)であるから融着力が高くかつ均一である。また、
アイオノマー57と正極端子14a、負極端子14b
(いずれもNi製)との密着性も良好である。
【0042】実施例2(請求項3) 図3は電池構造を示す斜視図、図4は図3のB−B’線
断面図である。この電池は、二つに折り込んだ1枚の外
被包材31で電池内部要素を挟み込み、外被包材31の
3辺の融着部32で外被包材同士を融着して電池内部要
素を密封することにより構成されている。
【0043】実施例3(請求項13) 図5は電池構造を示す斜視図、図6は図5のC−C’線
断面図である。この電池は、外被包材31の最も外側の
面(ポリエチレンテレフタレート51からなる保護層4
1)と、最も内側の面(アイオノマー57からなる第2
密着層46)とを融着して筒状に折り込んだ1枚の外被
包材31で電池内部要素を挟み込み、外被包材31の2
辺で外被包材同士を融着することにより電池内部要素を
密封して構成されている。ポリエチレンテレフタレート
51とアイオノマー57との接着性は比較的良好である
から、これらを融着することで、良好な融着状態の融着
面33を形成することができる。なお、図9に示すよう
に、ポリエチレンテレフタレート51(保護層41)の
上にアイオノマー61を積層すれば、アイオノマー同士
の接着により外被包材同士を融着することができるた
め、前記接着面の接着力が更に増大する。
【0044】なお、実施例では保護層にポリエチレンテ
レフタレートを用いたがOPP(延伸ポリプロピレン)
またはNY(ポリアミド)であっても良い。ショート防
止層にOPPまたはPAN(ポリアクリロニトリル)を
使用し、あるいは密着層にEMAAを用いても良い。ま
た吸湿性、膨潤性、耐電解液性、接着性及び層構成を考
慮すればPP,PE,CPP,EMA,EVA等も使用
可能である。さらに、バリアメタル層としてNi箔を用
いることもできる。また、本発明の実施例ではセパレー
タを用いたが、セパレータを省略しても本発明による効
果に何ら影響はない。
【0045】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明によれ
ば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1〜3,13 正極板と負極板とを電解質層および、省略しても良いセ
パレータを介して交互に対向させて重ねてなる電池内部
要素を外被包材で挟み込み、外被包材の周囲で外被包材
同士を融着して電池内部要素を密封することにより構成
した電池において、外被包材を、外側から少なくとも保
護層(外側保護層)、バリアメタル層、ショート防止
層、密着層の順に積層した構造としたので、外被包材で
挟み込み外被包材の周囲で外被包材同士を融着して電池
内部要素を密封して構成した際に、電池内部要素のショ
ートを防止することができる。
【0046】(2)請求項5 また、外被包材の外側保護層を、耐熱性樹脂フィルムで
あるポリエチレンテレフタレートフィルムで形成したの
で、電池としての強度が増大する。
【0047】(3)請求項6〜10 下地の金属箔のバリアメタル層と保護層との接着性を向
上するために熱融着性樹脂フィルムであるアイオノマー
接着層を設けたので、外被包材の金属箔よりも外側の耐
熱性樹脂フィルムにピンホールが発生した場合でも、金
属箔が外気に曝されて端子とのショートが発生したり、
外気の進入や電池内部要素の進出が発生したりすること
がなくなる。また、ポリエチレンテレフタレートとアイ
オノマーとの接着性が良いので、電池の安全性が向上す
る。また、バリアメタル層の内側にポリエチレンテレフ
タレートからなるショート防止層を設け、バリアメタル
層とショート防止層との接着層としてアイオノマーを配
置したので、内側の熱融着性樹脂にピンホールが発生し
た場合にも、金属箔と集電体とのショートを阻止するこ
とができる。
【0048】(4)請求項11 本発明の電池では外被包材を、耐電解液性・接着性およ
び、電池内部要素にとってマイナスの因子である吸湿性
・膨潤性を考慮して選定した、耐熱性樹脂材料及び融着
性樹脂材料により最適の層構成で組み合わせた7層以上
の積層構造とし、外被包材同士を融着して電池内部要素
を密封することにより電池を構成するとともに、小型・
軽量で薄い電池の実現のための扁平な発電要素を金属箔
と熱融着樹脂フィルムを有する外被包材で液密・気密に
外装した。このため、非水電解液を用いた電池発電要素
を外装した場合、従来構造の電池と違って、外気中の水
分・酸素・窒素の発電要素への進入や、電池外への電解
液漏洩を的確に防止することができるので、これらに起
因する性能劣化や安全性の低下がなくなり、重量当たり
のエネルギー密度および、体積当たりエネルギー密度が
ともに高くなるうえ、長寿命・高信頼性が得られる。
【0049】(5)請求項12 ポリエチレンテレフタレートのショート防止層との接着
性が良く、かつ耐電解液性の良い線状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)からなる第1密着層と、このLLDP
Eとの接着性および耐電解液性が良く、かつ端子金属と
の接着性が良好なアイオノマーを第2密着層として前記
密着層を構成したので、高性能の電池が得られる。
【0050】(6)請求項13 1枚の外被包材を筒状に折り込んで電池内部要素を挟み
込むとともに、この外被包材の2辺(最外面と最内面)
を融着して電池内部要素を密封することにより電池を構
成するようにしたので、電池製造の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電池の構造を示す斜視
図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】別の実施例に係る電池の構造を示す斜視図であ
る。
【図4】図3のB−B’線断面図である。
【図5】更に別の実施例に係る電池の構造を示す斜視図
である。
【図6】図5のC−C’線断面図である。
【図7】本発明に係る電池を構成する外被包材の積層構
造を示す断面図であって、それぞれの層の機能を示すも
のである。
【図8】図7の外被包材の各層を形成する素材の一例を
示す断面図である。
【図9】外被包材の別例を示す断面図である。
【図10】従来の2次電池の構造を示す斜視図である。
【図11】図10の2次電池の電池発電要素を示す模式
的断面図である。
【図12】従来の扁平型薄型電池の外装構造を示す断面
図である。
【図13】図12の電池を構成する外被包材の積層構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ステンレス鋼製基板 2 アイオノマーフィルム 3 導電性ガラス基板 4 正極 5 固体電解質 6 負極 7 アルミニウム箔ラミネートフィルム 7a アルミニウム箔 7b アイオノマーフィルム 7c ポリエステルフィルム 8 負極側リード体 9 正極側リード体 11 正極板 12 負極板 13 セパレータ 14a 正極端子 14b 負極端子 21 集電体 22 正極活物質 23 集電体 24 負極活物質 25 電解質 31 外被包材 32 融着部 33 融着面 41 保護層 42a,42b 接着剤層 43 バリアメタル層 44 ショート防止層 45 第1密着層 46 第2密着層 51 ポリエチレンテレフタレート 52,54 アイオノマー 53 アルミニウム箔 55 ポリエチレンテレフタレート 56 線状低密度ポリエチレン(LLDPE) 57,61 アイオノマー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極板と負極板とを電解質層および、省
    略しても良いセパレータを介して交互に対向させて重ね
    てなる電池内部要素を外被包材で挟み込み、外被包材の
    周囲で外被包材同士を融着して電池内部要素を密封する
    ことにより構成した電池において、外被包材が、外側か
    ら少なくとも保護層、バリアメタル層、ショート防止
    層、密着層の順に積層した形態となっていることを特徴
    とする薄型ポリマー電池。
  2. 【請求項2】 電池内部要素を2枚の外被包材で挟み込
    み、外被包材の周囲で外被包材同士を融着して電池内部
    要素を密封したことを特徴とする請求項1記載の薄型ポ
    リマー電池。
  3. 【請求項3】 電池内部要素を二つに折り込んだ1枚の
    外被包材で挟み込み、外被包材の3辺で外被包材同士を
    融着して電池内部要素を密封したことを特徴とする請求
    項1記載の薄型ポリマー電池。
  4. 【請求項4】 保護層が耐熱性フィルムであることを特
    徴とする請求項2または3記載の薄型ポリマー電池。
  5. 【請求項5】 保護層の耐熱性フィルムがポリエチレン
    テレフタレートフィルムであることを特徴とする請求項
    4記載の薄型ポリマー電池。
  6. 【請求項6】 保護層とバリアメタル層との界面の接着
    剤がアイオノマーであることを特徴とする請求項2また
    は3記載の薄型ポリマー電池。
  7. 【請求項7】 バリアメタル層がアルミニウム箔である
    ことを特徴とする請求項1記載の薄型ポリマー電池。
  8. 【請求項8】 バリアメタル層とショート防止層との界
    面の接着剤がアイオノマーであることを特徴とする請求
    項2または3記載の薄型ポリマー電池。
  9. 【請求項9】 ショート防止層が耐熱性フィルムである
    ことを特徴とする請求項2または3記載の薄型ポリマー
    電池。
  10. 【請求項10】 ショート防止層の耐熱性フィルムがポ
    リエチレンテレフタレートであることを特徴とする請求
    項9記載の薄型ポリマー電池。
  11. 【請求項11】 密着層が少なくとも2層になっている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の薄型ポリマー
    電池。
  12. 【請求項12】 密着層が線状低密度ポリエチレン(L
    LDPE)とアイオノマーとの2層からなっていること
    を特徴とする請求項11記載の薄型ポリマー電池。
  13. 【請求項13】 電池内部要素を外被包材の最も外側の
    面と、最も内側の面とで融着して筒状に折り込んだ1枚
    の外被包材で挟み込み、外被包材の2辺で外被包材同士
    を融着して電池内部要素を密封することにより構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の薄型ポリマー電池。
  14. 【請求項14】 外被包材の最も外側の接着剤がアイオ
    ノマーであることを特徴とする請求項13記載の薄型ポ
    リマー電池。
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