JPH1166968A - 複合リード材およびその製造方法 - Google Patents

複合リード材およびその製造方法

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JPH1166968A
JPH1166968A JP24354297A JP24354297A JPH1166968A JP H1166968 A JPH1166968 A JP H1166968A JP 24354297 A JP24354297 A JP 24354297A JP 24354297 A JP24354297 A JP 24354297A JP H1166968 A JPH1166968 A JP H1166968A
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JP
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metal
metal plate
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composite lead
width
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JP24354297A
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English (en)
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Hiroshi Yamada
廣志 山田
Fumio Iwane
文男 岩根
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なった金属の端子と端子とを導通する場合
に溶接して用いても接合強度が低下することがない複合
リード材1および製造方法を提供すること。 【解決手段】 Alなどの一方の金属板2の一端部側に
Cuなどのこの一方の金属板2とは異なる金属の他方の
金属板3の他端部側を重ねて冷間圧延圧接した複合リー
ド材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合リード材およ
びその製造方法、詳細には異なった金属の端子と端子を
接続するための複合リード材およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電池の陽極と他の電池の陰極、電池の電
極と他の機器の端子などを電気的に導通する場合、例え
ば一方が金属のAIからなる端子で他方が金属のNiか
らなる端子、一方が金属のAIからなる端子で他方が金
属のCuからなる端子などのように異なった金属の端子
間を電気的に導通する場合がある。従来、このような場
合においてもリード材として一方の端子と同じ金属から
なるリード材、例えば上記AIからなる端子とNiから
なる端子間を導通する場合、リード材としてAI製のリ
ード材を用いて端子とリード材をレーザー溶接、スポッ
ト溶接、超音波溶接などで接合していた。しかし、この
ような場合端子の金属とリード材の金属が同じほうの接
合部は十分の接合強度を得ることができるが、端子の金
属とリード材の金属が異なったほうの接合部は十分の接
合強度を得ることができなかった。
【0003】そこで、このような場合図7に示したよう
にそれぞれの端子の金属と同じ金属の板を重ね合わせて
冷間圧延圧接した複合リード材1を用いることも考えら
れるが、このよな複合リード材を用いてレーザー溶接、
スポット溶接などで溶接して端子8に接合すると、異な
った金属板2、3を冷間圧延圧接した複合材であるため
に溶接部(図8の10)に金属間化合物、例えばAI板
とNi板を冷間圧延圧接した複合リード材1を用いた場
合にAIとNiの金属間化合物が生じて接合強度が低下
する場合があり、このような形状の複合リード材1を使
用することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、異なった金
属の端子間を導通する場合に溶接接合しても接合強度が
低下することがない複合リード材およびこの複合リード
材を製造する方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の複合リード材においては、一方の金属板の
一端部側に該一方の金属板とは異なる金属の他方の金属
板の他端部側を重ねて冷間圧延圧接したものとしたこと
である。本発明の複合リード材の製造方法においては、
原材料の一方の金属板の上に該原材料の一方の金属板よ
り幅が狭く、かつ該原材料の一方の金属板とは異なる金
属の原材料の他方の金属板を載せて冷間圧延圧接し、そ
の後必要に応じて冷間圧延および焼鈍し、長さ方向(縦
方向)に切断して2分割し、必要に応じてエッチングす
る部分を除いてエッチング防止被覆をした後、不要な部
分をエッチングして除去し、必要に応じて上記被覆を剥
離し、更に必要な幅になるように幅方向(横方向)に切
断することである。
【0006】さらに、上記目的を達成するため、本発明
の複合リード材の製造方法においては、原材料の一方の
金属板の上に幅方向に一部が重なるように該原材料の一
方の金属板とは異なる金属の原材料の他方の金属板を載
せ、この重なった部分を冷間圧延圧接し、その後必要に
応じて冷間圧延および焼鈍し、更に所望の幅になるよう
に幅方向(横方向)に切断することである。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明の
複合リード材の製造方法においては、原材料の一方の金
属板の2枚を間隔を開けて平行に並べ、この2枚の板の
それぞれに一部が重なるように該原材料の一方の金属材
とは異なる金属の原材料の他方の金属板を載せ、重なっ
た部分を冷間圧延圧接し、更に必要に応じて冷間圧延お
よび焼鈍し、その後長さ方向(縦方向)に切断して2分
割し、すなわち原材料の他方の金属板の中央部を長さ方
向に切断して2分割し、更に所望の幅になるように幅方
向(横方向)に切断することである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。先ず、本発明の複合リード材について図面
を参照して説明する。図1は本発明の複合リード材の正
面図、図2は図1のものの平面図である。本発明の複合
リード材1は、一方の金属板2の一端部側に一方の金属
板とは異なる金属の他方の金属板3の他端部側を重ねて
冷間圧延圧接したものである。
【0009】この複合リード材1の一方の金属板と他方
の金属板の組み合わせは、AI板とNi板、AI板とC
u板、Ti板とCu板などである。さらに、この複合リ
ード材の冷間圧延圧接は、接合面の酸化層などをブラッ
シングなどで除去した後、冷間圧延によって圧接したも
ので、圧接するための加工率は材料の組み合わせによっ
て異なるが、通常10%以上が必要である。また、この
複合リード材の厚さは、幅、長さ及び冷間圧延圧接部の
長さは、用途に応じて決定されるものであるが、例え
ば、リード材の厚さは0.1〜0.5mm、幅は2〜7
mm、長さは15〜100mm、冷間圧延圧接部の長さ
は5〜30mmである。また一方の金属板と他方の金属
板の長さは、同じでもよいし、異なっていてもよい。そ
れぞれの長さの割合は経済性および電導性などを考慮し
て決めることができる。
【0010】
【作用】本発明の複合リード材は、一方の金属板2の一
端部側に他方の金属板3の他端部側を重ねて冷間圧延圧
接したものであるので、一方の金属板2をこの金属板2
と同じ金属の端子に、また他方の金属板3をこの金属板
3と同じ金属の端子に溶接接合することができるため、
接合強度を高くすることができる。また本発明の複合リ
ード材は、端子に溶接する部分が単一の金属板であるの
で、溶接により脆い金属間化合物が生成することがな
い。
【0011】次に、本発明の複合リード材の製造方法に
ついて説明する。先ず、本発明の複合リード材の製造方
法の第一の実施の形態について図面を参照して説明す
る。本発明の複合リード材の製造方法の第一の実施の形
態は、図3にその製造工程を示したように原材料の一方
の金属板4の上にこの原材料の一方の金属板4より幅が
狭く、かつ該原材料の一方の金属板4の金属と異なる金
属の原材料の他方の金属板5を重ね(図3のa)、冷間
圧延圧接し(図3のb)、更に必要に応じて冷間圧延し
て所定の厚さにし(図3のc)、また必要に応じて焼鈍
し(図示してない)、その後長さ方向に切断して2分割
し(図3のd)、不要な部分をエッチングで除去するた
めにマスキング材6でマスキング(図3のe)をし、不
要な部分7をエッチングした後マスキング材6を除去し
(図3のf)、所定の幅になるように幅方向に切断する
こと(図3の(g)である。
【0012】この複合リード材の製造方法の冷間圧延圧
接は、上記のように接合面の酸化層などをブラッシング
などで除去した後、冷間圧延によって圧接する方法で、
圧接するための加工率は材料の組み合わせによって異な
るが、通常10%以上が必要である。さらに、この複合
リード材の製造方法の焼鈍は、冷間加工によって生じた
歪みを取るためのもので、連続焼鈍でも、バッチ焼鈍で
もよく、その温度および時間は、金属板の金属の種類お
よび板厚によるが、複合リード材がAlとCuの場合に
は400〜600℃で1〜3分程度で行うことができ
る。
【0013】また、この複合リード材の製造方法のエッ
チングは、化学エッチングでも、電解エッチングでも、
またケミカルミーリングでもよく、そのエッチング液、
エッチング方法、マスキング方法などは公知のものでよ
い。例えば、Alを化学エッチングする場合にはネオプ
レンゴム製のマスキング材および粘着材を用いてマスキ
ングをし、水酸化ナトリウムを主剤とするエッチング液
を用いて40〜60℃で行うことができる。またCuを
化学エッチングする場合には塩化ビニル製のマスキング
材を用いてマスキングをし、硝酸50%の水溶液を用い
て30〜40℃で行うことができる。更にCuを電解エ
ッチングする場合にはネオプレンゴム製のマスキング材
を用いてマスキングをし、塩化ナトリウムを主成分とす
る電解浴を用い常温で10〜40A/dm2 の条件で行
うことである。またステンレス鋼をケミカルミーリング
する場合には塩化ビニル製のマスキング材を用いてマス
キングをし、硝酸10%、塩酸10%の混合加工液を用
いて50〜80℃の条件で行うことができる。
【0014】
【実施例】
実施例1 板厚0.4mm×板幅120mmの純Al板4と板厚
0.4mm×板幅80mmの純Cu板5を用いて、両板
の接合界面になる面をブラッシングして酸化層を除去し
た後、図3に示したように純Al板4の中央に純Cu板
5を載せ(図3のa)て重ね、重ねた部分の板厚が0.
4mm(加工率50%)になるように冷間圧延圧接し
(図3のb)、更に冷間圧延して0.2mmにし(図3
のc)、その後500℃で連続焼鈍(保持時間2分)
し、この板を2分の1の幅になるように長さ方向に切断
(スリット)し(図3のd)、純Al板の図3のeの7
の部分を残してネオプレンゴム製の板6を粘着材で張り
つけ(図3のe)、10%の水酸化ナトリウム水溶液
(40℃)で上記7の部分をエッチング除去した後ネオ
プレンゴム製の板6を取り除き(図3のf)、5mmの
幅になるように切断して(図3のg)、板厚0.2mm
×板幅5mm×長さ60mmの複合リード材1を得た。
【0015】この複合リード材1を図6のaに示したよ
うにAlの部分2をAl端子8の上に載せ、電極9aと
9bの間に挟んで周波数40Hz、電流80mAでスポ
ット溶接したところ、接合強度は7.4kgf/mm2
であった。比較例として図6のbに示したようにこのリ
ード材1のAlとCuが重なった部分を同じ形状のAl
端子8の上に載せ、上記条件でスポット溶接したとこ
ろ、接合強度は2.8kgf/mm2 であった。また、
比較例として図6のcに示したようにこのリード材1の
Cuの部分3をAl端子8の上に載せ、上記条件でスポ
ット溶接したところ、接合強度は0.7kgf/mm2
であった。
【0016】実施例2 板厚0.4mm×板幅120mmの純Al板4と板厚
0.4mm×板幅80mmの純Ni板5を用いて、両板
の接合界面になる面をブラッシングして酸化層を除去し
た後、図3に示したように純Al板4の中央に純Ni板
5を載せ(図3のa)、この重ねた部分の板厚が0.4
mm(加工率50%)になるように冷間圧延圧接し(図
3のb)、更に冷間圧延して0.2mmにし(図3の
c)、その後500℃で連続焼鈍(保持時間2分)し、
この板を2分の1の幅にスリットし(図3のd)、純A
l板の図3のeの7の部分を残してネオプレンゴム製の
板を張りつけ(図3のe)、10%の水酸化ナトリウム
水溶液(40℃)で上記7の部分をエッチング除去した
後ネオプレンゴム製の板6を取り除き(図3のf)、5
mmの幅になるように切断して(図3のg)、板厚0.
2mm×板幅5mm×長さ60mmの複合リード材1を
得た。
【0017】この複合リード材1を図6のaに示したよ
うにAlの部分2をAl端子8の上に載せて周波数45
Hz、電流75mAでスポット溶接したところ、接合強
度は7.1kgf/mm2 であった。比較例として図6
のbに示したようにこの複合リード材1のAlとNiが
重なった部分を同じ形状のAl端子8の上に載せ、上記
条件でスポット溶接したところ、接合強度は2.3kg
f/mm2 であった。また、比較例として図6のcに示
したようにこの複合リード材1のNiの部分3をAl端
子8の上に載せて周波数45Hz、電圧75mAでスポ
ット溶接したところ、接合強度は0.6kgf/mm2
であった。
【0018】実施例3 板厚0.4mm×板幅120mmの純Ti板4と板厚
0.4mm×板幅80mmの純Cu板5を用いて、両板
の接合界面になる面をブラッシングして酸化層を除去し
た後、図3に示したように純Ti板4の中央に純Cu板
5を載せ(図3のa)、この重ねた部分の板厚が0.3
5mm(加工率56%)になるように冷間圧延圧接し
(図3のb)、更に冷間圧延して0.2mmにし(図3
のc)、その後500℃で連続焼鈍(保持時間2分)
し、この板を2分の1の幅にスリットし(図3のd)、
純Ti板の図3のeの7の部分を残して塩化ビニル製の
板を張りつけ(図3のe)、硝酸30%、フッ化水素8
%の混合液(30℃)で上記7の部分をエッチング除去
した後ネオプレンゴム製の板6を取り除き(図3の
f)、5mmの幅になるように切断して(図3のg)、
板厚0.2mm×板幅5mm×長さ60mmの複合リー
ド材1を得た。
【0019】この複合リード材1を図6のaに示したよ
うにTiの部分2をTi端子8の上に載せて周波数50
Hz、電流85mAでスポット溶接したところ、接合強
度は8.8kgf/mm2 であった。比較例として図6
のbに示したようにTiとCuが重なった部分を同じ形
状のTi端子の上に載せ、上記条件でスポット溶接した
ところ、接合強度は2.8kgf/mm2 であった。ま
た、比較例として図6のcに示したようにCu3の部分
をTi端子8の上に載せ、上記条件でスポット溶接した
ところ、接合強度は0.9kgf/mm2 であった。
【0020】これらの結果より、複合リード材1と端子
の金属が同じ場合には、接合強度が7.1〜8.8kg
f/mm2 であったが、複合リード材1の2種の金属材
が重なった部分と端子とを接合した場合には、上記重な
った部分の端子と接触する側の金属が端子の金属と同じ
であったにも係わらずその接合強度が2.3〜2.8k
gf/mm2 であり、また複合リード材1の金属と端子
の金属が異なった場合には、接合強度が0.6〜0.9
kgf/mm2 であった。
【0021】次に、本発明の複合リード材の製造方法の
第二の実施の形態について図4を参照して説明する。本
発明の複合リード材の製造方法の第二の実施の形態は、
図4にその製造工程を示したように原材料の一方の金属
板4の一端部側上に原材料の一方の金属板4とは異なる
金属の他方の金属板5を重ね(図4のa)、重ねた部分
を冷間圧延圧接し(図4のb)、更に必要に応じて冷間
圧延して所定の厚さにし(図4のc)、更に必要に応じ
て焼鈍し(図示してない)、その後所望の幅になるよう
に切断すること(図4のe)である。
【0022】
【実施例】板厚0.4mm×板幅60mmの純Al板4
と板厚0.4mm×板幅60mmの純Cu板5を用い
て、両板の接合界面になる面をブラッシングして酸化層
を除去した後、図4に示したように純Al板4の上に純
Cu板5の半分が載るように(図4のa)純Al板と純
Cu板を圧延機に供給し、重ねた部分の板厚が0.4m
m(加工率50%)になるように冷間圧延圧接し(図4
のb)、更に冷間圧延して0.2mmにし(図4の
c)、その後500℃で連続焼鈍(保持時間2分)し、
5mmの幅になるように切断して(図4のd)、板厚
0.2mm×板幅5mm×長さ90mmの複合リード材
1を得た。この複合リード材1の冷間圧延圧接部の接合
強度は7.3kgf/mm2 であった。この接合強度
は、リード材として十分の強度であった。
【0023】次に、本発明の複合リード材の製造方法の
第三の実施の形態について図5を参照して説明する。本
発明の複合リード材の製造方法の第三の実施の形態は、
図5にその製造工程を示したように原材料の一方の金属
板の2枚4、4を間隔を開けて平行に並べ、この2枚の
板のそれぞれに一部が重なるように原材料の一方の金属
板とは異なる金属の他方の金属板5を載せ(図5の
a)、重なった部分を冷間圧延圧接し(図5のb)、更
に必要に応じて冷間圧延して所定の厚さにし(図5の
c)、また更に必要に応じて焼鈍し(図示してない)、
長さ方向に切断して2分割、すなわち他方の金属板5の
中央部を長さ方向に切断して2分割し(図5のd)、所
望の幅になるように幅方向に切断すること(図5のe)
である。
【0024】
【実施例】板厚0.4mm×板幅60mmの純Al板4
を2枚と板厚0.4mm×板幅120mmの純Cu板5
を用いて、これらの板の接合界面となる面をブラッシン
グして酸化層を除去した後図5に示したように板厚0.
4mm×板幅60mmの純Alの2枚の板4、4を60
mmの間隔を開けて平行に圧延機に供給するとともに、
この2枚の板のそれぞれに30mmずつ重なるように
(図5のa)板厚0.4mm×板幅120mmの純Cu
板5を圧延機に供給し、重ねた部分の板厚が0.4mm
(加工率50%)になるように冷間圧延圧接し(図4の
b)、更に冷間圧延して0.2mmにし(図4のc)、
その後500℃で連続焼鈍(保持時間2分)し、長さ方
向に切断して2分割し(図4のd)、5mmの幅になる
ように切断して(図4のe)、板厚0.2mm×板幅5
mm×長さ90mmの複合リード材1を得た。この複合
リード材1の冷間圧延圧接部の接合強度は7.2kgf
/mm2 であった。この接合強度は、リード材として十
分の強度であった。
【0025】上記実施例では冷間圧延圧接した後、冷間
圧延し、更に焼鈍しているが、原材料の一方および他方
の金属板が十分薄く、既に焼鈍しているものであれば、
冷間圧延および焼鈍をすることなく製造することができ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の複合リード材および製造方法
は、上記構成にしたことにより次のような優れた効果を
奏する。 (1)本発明の複合リード材は、異なった金属の端子に
溶接接合して使用しても十分の接合強度を得ることがで
きる。 (2)また、本発明の複合リード材の製造方法は、複合
リード材を安価に大量に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合リード材の正面図である。
【図2】図1のものの平面図である。
【図3】本発明の複合リード材の製造方法の第一の実施
の形態の製造工程を説明するための工程図で、a〜fは
正面図、gは平面図である。
【図4】本発明の複合リード材の製造方法の第二の実施
の形態の製造工程を説明するための工程図で、a〜cは
正面図、dは平面図である。
【図5】本発明の複合リード材の製造方法の第三の実施
の形態の製造工程を説明するための工程図で、a〜dは
正面図、eは平面図である。
【図6】本発明の複合リード材の接合強度を測定する場
所を説明するための説明図である。
【図7】全体を重ねた複合リード材の正面図aおよび平
面図bである。
【図8】図7に示したものを溶接接合した場合の欠点を
説明するための正面図である。
【符号の説明】
1、複合リード材 2 一方の金属板 3 他方の金属板 4 原材料の一方の金属板 5 原材料の他方の金属板 6 マスキング材 7 エッチングして除去する部分 8 端子 9a、9b スポット溶接の電極 10 金属間化合物が生成する部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の金属板(2)の一端部側に該一方
    の金属板(2)とは異なる金属の他方の金属板(3)の
    他端部側を重ねて冷間圧延圧接したものであることを特
    徴とする複合リード材。
  2. 【請求項2】 原材料の一方の金属板(4)の上に該原
    材料の一方の金属板(4)より幅が狭く、かつ該原材料
    の一方の金属板(4)とは異なる金属の原材料の他方の
    金属板(5)を載せて冷間圧延圧接し、その後長さ方向
    に切断して2分割し、不要な部分をエッチングして除去
    し、更に所望の幅になるように幅方向に切断することを
    特徴とする複合リード材の製造方法。
  3. 【請求項3】 原材料の一方の金属板(4)の上に幅方
    向に一部が重なるように該原材料の一方の金属板(4)
    とは異なる金属の原材料の他方の金属板(5)を載せ、
    この重なった部分を冷間圧延圧接し、更に所望の幅にな
    るように幅方向に切断することを特徴とする複合リード
    材の製造方法。
  4. 【請求項4】 原材料の一方の金属板の2枚(4、4)
    を間隔を開けて平行に並べ、この2枚の板のそれぞれに
    一部が重なるように該原材料の一方の金属板(4、4)
    とは異なる金属の原材料の他方の金属板(5)を載せて
    冷間圧延圧接し、その後長さ方向に切断して2分割し、
    更に所望の幅になるように幅方向に切断することを特徴
    とする複合リード材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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