JP2001236954A - 電池用電極板の製造方法 - Google Patents
電池用電極板の製造方法Info
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Abstract
時のスパークの防止。 【解決手段】 活物質を塗布した基板1の表面のうち集
電用タブ2を溶接すべき溶接箇所(一側縁部分)1aか
ら活物質を除去する。次に、活物質の除去を行った基板
1の溶接箇所1aに対して、予め一対のローラ形溶接電
極3,3で加圧・通電を行う。次に、予め加圧・通電の
行われた基板1の溶接箇所1aに対して、一対のローラ
形溶接電極4,4で集電用タブ2を抵抗溶接する。この
ように、基板1の溶接箇所1aに対して予め加圧・通電
を行うことで、集電用タブ2を抵抗溶接する前に、予め
当該溶接箇所1aの残留活物質をスパークさせてしまう
ことができる。
Description
ケル・金属水素化物電池の正極板として用いられるよう
な、活物質を保持した多孔性金属基板の一側縁部分に集
電用タブを溶接してなる電池用電極板の製造方法に関す
る。
法の例が示されている。この電池用電極板の製造方法に
おいては、まず多孔性金属基板(例えば多孔性ニッケル
基板)1の表面に活物質(例えばニッケル水酸化物)を
塗布する。次に、図3(a)に示すように、活物質を塗
布した基板1の表面のうち集電用タブ2を溶接すべき溶
接箇所(一側縁部分)1aから活物質を除去する。
所1aに対して、図3(b)に示すように集電用タブ2
を抵抗溶接する。この抵抗溶接は、基板1の溶接箇所1
aを集電用タブ2と共に挟んで転動する一対のローラ形
溶接電極4,4によって行われる。このようにして、活
物質を保持した基板1の一側縁部分に集電用タブ2を溶
接してなる電池用電極板が作られる。
電極板の製造方法には、以下のような問題点がある。す
なわち、基板1の溶接箇所1aから活物質を除去する
際、当該箇所に僅かながら活物質が残留してしまう可能
性がある。そして、基板1の溶接箇所1aに残留活物質
があると、集電用タブ2を抵抗溶接する際にスパークが
生じ、基板1や溶接電極4,4を破損させる原因とな
る。
たものであり、基板の溶接箇所に残留した活物質による
集電用タブ溶接時のスパークを防止できるような電池用
電極板の製造方法を提供することを目的とする。
保持した多孔性金属基板の一側縁部分に集電用タブを溶
接してなる電池用電極板の製造方法において、前記基板
の表面に前記活物質を塗布する工程と、前記活物質を塗
布した基板の表面のうち前記集電用タブを溶接すべき溶
接箇所から前記活物質を除去する工程と、前記活物質の
除去を行った基板の溶接箇所に対して、予め加圧・通電
を行う工程と、予め加圧・通電を行った前記基板の溶接
箇所に対して、前記集電用タブを抵抗溶接する工程とを
備えたことを特徴とする電池用電極板の製造方法であ
る。
に対して予め加圧・通電を行うことで、集電用タブを抵
抗溶接する前に、予め当該溶接箇所の残留活物質をスパ
ークさせてしまうことができる。このため、基板の溶接
箇所に活物質が残留していたとしても、集電用タブ溶接
時のスパークを防止することができる。
予め加圧・通電を行う工程は、前記基板の溶接箇所を挟
んで転動する一対のローラ形溶接電極によって行われる
ものである。
集電用タブを抵抗溶接する工程は、前記基板の溶接箇所
を前記集電用タブと共に挟んで転動する一対のローラ形
溶接電極によって行われるものである。
れかにおいて、前記予め加圧・通電を行う工程におい
て、通電状態の変化に基づいて前記基板の溶接箇所に残
留した前記活物質の検出を行うものである。
を行う工程によっても残留活物質を除去しきれないよう
な基板を検出し、そのような基板が集電用タブを抵抗溶
接する工程に流れないように選別することが可能とな
る。
実施形態について説明する。図1及び図2は本発明によ
る電池用電極板の製造方法の実施の形態を示す図であ
る。なお、図1及び図2に示す本発明の実施の形態にお
いて、図3に示す従来例と同一の構成部分には同一符号
を付して説明する。
孔性金属基板1の一側縁部分に集電用タブ2を溶接して
なる電池用電極板の製造方法の実施形態が示されてい
る。そのような多孔性金属基板1としては、例えば密閉
型のニッケル・カドミウム電池やニッケル・金属水素化
物電池の正極板の場合、ニッケル水酸化物系の活物質を
保持した多孔性ニッケル基板(一般に矩形平板状のも
の)が用いられる。
まず多孔性金属基板1の表面に活物質を塗布する。次
に、図1(a)に示すように、活物質を塗布した基板1
の表面のうち集電用タブ2を溶接すべき溶接箇所(一側
縁部分)1aから活物質を除去する。この活物質の除去
は、例えばワイヤブラシ等を用いて行われる。
箇所1aに対して、図1(b)に示すように(集電用タ
ブ2の溶接前に予め)加圧・通電を行う。この加圧・通
電は、基板1の溶接箇所1aを挟んで転動する一対のロ
ーラ形溶接電極3,3によって行われる。
3による通電状態の変化に基づいて、基板1の溶接箇所
1aに残留した活物質の検出を行う。具体的には、加圧
・通電によって残留活物質がスパークすると、抵抗の異
常によって通電電流の値が変動する。そこで、例えば通
電電流の変化を監視することで、残留活物質の量などを
測定することが可能となる。
溶接箇所1aに対して、図1(c)に示すように集電用
タブ2を抵抗溶接する。この抵抗溶接は、基板1の溶接
箇所1aを集電用タブ2と共に挟んで転動する一対のロ
ーラ形溶接電極4,4によって行われる。このようにし
て、活物質を保持した基板1の一側縁部分に集電用タブ
2を溶接してなる電池用電極板が作られる。
ける、加圧・通電の条件および溶接電極に関する条件
は、例えば以下のように設定される。
る本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態
によれば、基板1の溶接箇所1aに対して予め加圧・通
電を行うことで、集電用タブ2を抵抗溶接する前に、予
め当該溶接箇所1aの残留活物質をスパークさせてしま
うことができる。このため、基板1の溶接箇所1aに活
物質が残留していたとしても、集電用タブ溶接時のスパ
ークを防止することができる。
金属同士が結合することで、基板1が密に一体化され、
溶接箇所1aの強度が均質化される。このことにより、
基板1の溶接箇所1aのうねりや厚さのむらが減少し、
集電用タブ溶接時の電流のばらつきが小さくなるだけで
なく、より小さな電流(例えば約1kA減)で溶接する
ことが可能となる。このため、溶接電極4,4の発熱が
少なくなって、連続溶接が容易となると共に、溶接電極
4,4の摩耗を抑えてその寿命を延ばすことが可能とな
る。
て、通電状態の変化に基づいて基板1の溶接箇所1aに
残留した活物質の検出を行うことで、当該工程によって
も残留活物質を除去しきれないような基板1を検出し、
そのような基板1が集電用タブ2を抵抗溶接する工程に
流れないように選別することが可能となる。
ーラ形溶接電極3,3及び4,4を直列的に配置するこ
とで、図1(b)〜(c)に示す工程を連続的に行うよ
うに構成したものである。
ブ2を溶接する場合について説明したが、集電用タブ2
を省略して、捲回または集積された電極板の一側縁部分
1aに直接集電体を溶接する場合にも、残留活物質によ
るスパークの防止を図ることができる。また、加圧・通
電時に基板1の一側縁部分1aを数回折り返す等するこ
とで集電用タブ2の役割を持たせることも可能である。
て予め加圧・通電を行うことで、集電用タブを抵抗溶接
する前に、予め当該溶接箇所の残留活物質をスパークさ
せてしまうことができる。このため、基板の溶接箇所に
活物質が残留していたとしても、集電用タブ溶接時のス
パークを防止することができる。
方法を(a)〜(c)の工程順に示す模式的な斜視図。
示す模式図。
(b)の工程順に示す模式的な斜視図。
Claims (4)
- 【請求項1】活物質を保持した多孔性金属基板の一側縁
部分に集電用タブを溶接してなる電池用電極板の製造方
法において、 前記基板の表面に前記活物質を塗布する工程と、 前記活物質を塗布した基板の表面のうち前記集電用タブ
を溶接すべき溶接箇所から前記活物質を除去する工程
と、 前記活物質の除去を行った基板の溶接箇所に対して、予
め加圧・通電を行う工程と、 予め加圧・通電を行った前記基板の溶接箇所に対して、
前記集電用タブを抵抗溶接する工程とを備えたことを特
徴とする電池用電極板の製造方法。 - 【請求項2】前記予め加圧・通電を行う工程は、前記基
板の溶接箇所を挟んで転動する一対のローラ形溶接電極
によって行われることを特徴とする請求項1記載の電池
用電極板の製造方法。 - 【請求項3】前記集電用タブを抵抗溶接する工程は、前
記基板の溶接箇所を前記集電用タブと共に挟んで転動す
る一対のローラ形溶接電極によって行われることを特徴
とする請求項1又は2記載の電池用電極板の製造方法。 - 【請求項4】前記予め加圧・通電を行う工程において、
通電状態の変化に基づいて前記基板の溶接箇所に残留し
た前記活物質の検出を行うことを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の電池用電極板の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000049508A JP4459367B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 電池用電極板の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001236954A true JP2001236954A (ja) | 2001-08-31 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4459367B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105855325A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-08-17 | 合肥国轩高科动力能源有限公司 | 一种锂离子电池极耳弯折矫正装置 |
CN111094958A (zh) * | 2017-09-22 | 2020-05-01 | 日本电产理德股份有限公司 | 焊接状态检测方法以及焊接状态检测装置 |
-
2000
- 2000-02-25 JP JP2000049508A patent/JP4459367B2/ja not_active Expired - Fee Related
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