JP3038655U - 金網製造装置 - Google Patents
金網製造装置Info
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- JP3038655U JP3038655U JP1996012623U JP1262396U JP3038655U JP 3038655 U JP3038655 U JP 3038655U JP 1996012623 U JP1996012623 U JP 1996012623U JP 1262396 U JP1262396 U JP 1262396U JP 3038655 U JP3038655 U JP 3038655U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平行に配列した縦筋の上に横筋を配列し、そ
の各交差部分を対向する2つの電極チップで加圧し通電
することによりスポット溶接を施して金網を製造する金
網製造装置に関し、スポット溶接での電極チップ消耗に
起因する金網の変形発生を確実に防止できるようにす
る。 【解決手段】 この考案の金網製造装置は、平行に配列
した縦筋12の上に横筋11を配列し、その各交差部分
13を対向する2つの電極チップ21,22で加圧し通
電することによりスポット溶接を施して金網1を製造す
る金網製造装置において、電極チップ21を、当該電極
チップ21が接触する筋11の長さ方向での第1の幅M
1が、相手電極チップ22が接触する筋12の径長さL
1と同じ程度になるように形成した、ことを特徴とす
る。
の各交差部分を対向する2つの電極チップで加圧し通電
することによりスポット溶接を施して金網を製造する金
網製造装置に関し、スポット溶接での電極チップ消耗に
起因する金網の変形発生を確実に防止できるようにす
る。 【解決手段】 この考案の金網製造装置は、平行に配列
した縦筋12の上に横筋11を配列し、その各交差部分
13を対向する2つの電極チップ21,22で加圧し通
電することによりスポット溶接を施して金網1を製造す
る金網製造装置において、電極チップ21を、当該電極
チップ21が接触する筋11の長さ方向での第1の幅M
1が、相手電極チップ22が接触する筋12の径長さL
1と同じ程度になるように形成した、ことを特徴とす
る。
Description
【0001】
この考案は、平行に配列した縦筋の上に横筋を配列し、その各交差部分を対向 する2つの電極チップで加圧し通電することによりスポット溶接を施して金網を 製造する金網製造装置に関するものである。
【0002】
従来、多数の縦筋と横筋とから成る金網を製造する金網製造装置が知られてい る。この金網製造装置は、図5に示すように、縦筋12と横筋11との交差部分 を、対向する上電極チップ51と下電極チップ52とで加圧し通電することによ りスポット溶接を施して金網を製造するものである。図5の例では、下電極チッ プ52上に縦筋12を載せ、その縦筋12の上に横筋11を交差させてセットし 、その交差部分に、上電極チップ51を降ろしてきて加圧し、通電することでス ポット溶接を行う。
【0003】 そして、上記従来の金網製造装置において、スポット溶接を継続して行ってい ると、電極は繰り返し行われる通電のために徐々に消耗し、特に上電極チップ5 1の下端面51a中央での消耗が顕著となり、図6に示すように、下端面51a は中央が少しへこんだ形状に変形していく。
【0004】
ところで、上記のように下端面51aが変形した上電極チップ51を用いてス ポット溶接を行うと、下端面51aの両サイドは、図6の矢印(イ)(ロ)で示 すように、横筋11を押しつけるので、横筋11はその両サイド側で少し押し下 げられ、平坦ではなくなってしまい、その結果、図7に示すように、金網10に は反りが発生し、金網10は不良品となってしまっていた。
【0005】 この考案は上記に鑑み提案されたもので、スポット溶接での電極チップ消耗に 起因する金網の変形発生を確実に防止することができる金網製造装置を提供する ことを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、この考案の金網製造装置は、平行に配列した縦筋 の上に横筋を配列し、その各交差部分を対向する2つの電極チップで加圧し通電 することによりスポット溶接を施して金網を製造する金網製造装置において、上 記電極チップを、当該電極チップが接触する筋の長さ方向での第1の幅が、相手 電極チップが接触する筋の径長さと同じ程度になるように形成した、ことを特徴 としている。
【0007】
以下にこの考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は金網の構成を示す図である。図において、金網1は、平行に配列した縦 筋12…の上に横筋11…を所定ピッチで配列し、その各交差部分13にスポッ ト溶接を施すことで形成したものである。
【0008】 次に、図2〜図4を用いて、スポット溶接および電極チップの形状について説 明する。
【0009】 図2、図3および図4はスポット溶接の説明図であり、図2はスポット溶接の 斜視図、図3は図2のA矢視図、図4は図2のB矢視図である。これらの図にお いて、上記のスポット溶接は、上電極チップ21と下電極チップ22とで交差部 分13に加圧し通電することにより行う。
【0010】 例えば、下電極チップ22上に縦筋12を載せ、その縦筋12の上に横筋11 を交差させてセットし、その交差部分13に、上電極チップ21を降ろしてきて 加圧し、その状態で電源電圧Vを溶接トランス23で変圧し印加することで通電 する。これにより、縦筋12と横筋11とが溶接され、このスポット溶接を順次 交差部分13…に施して金網1を製造する。
【0011】 そして、上記の上電極チップ21は、円柱状の電極本体部210の先端を削り だして形成され、断面形状は幅M1と幅N1とを有する長方形となっている。幅 M1は、この上電極チップ21が接触する横筋11の長さ方向での幅であり、幅 N1は、幅M1の幅方向に直交する方向での幅である。幅M1は、下電極チップ 22が接触する縦筋12の径長さL1と同じ程度になるように形成してある。ま た幅N1は、幅M1より長くなるように形成し、チップ先端の面積をある程度確 保することにより、スポット溶接時の高電流に十分に耐えることができるように している。
【0012】 一方、下電極チップ22は、上電極チップ21と同様に、円柱状の電極本体部 220の先端を削りだして形成され、断面形状は幅M2と幅N2とを有する長方 形となっている。幅M2は、この下電極チップ22が接触する縦筋12の長さ方 向での幅であり、幅N2は、幅M2の幅方向に直交する方向での幅である。幅M 2は、上電極チップ21が接触する横筋11の径長さL2と同じ程度になるよう に形成してあり、また幅N2は、幅M2より長くなるように形成してある。
【0013】 通常、横筋11と縦筋12には、同一径のものを用いるため、幅M1と幅M2 も同一となり、上電極チップ21と下電極チップ22とは、同一形状であって、 その使用時の取り付け角度が互いに90度となる点のみが異なることとなる。
【0014】 このように、上電極チップ21の幅M1を、縦筋12の径長さL1と同じ程度 になるように形成したので、たとえ上電極チップ21が繰り返し通電によって消 耗し変形し、その変形した上電極チップ21で横筋11を加圧したとしても、幅 M1は最大でも縦筋12の径長さL1程度なので、横筋11を変形させるだけの 力は発生せず、横筋11の平坦さを保持したままでスポット溶接を完了させるこ とができ、金網1全体としての反り等の変形発生を確実に防止することができる 。
【0015】 また、上電極チップ21の幅N1は幅M1より長くとるようにしたが、幅N1 の幅方向では横筋11との接触はほとんど生じないので、横筋11の変形には何 ら影響を与えない。
【0016】 下電極チップ22についても、上記の上電極チップ21に関して述べた効果と 同じ効果を奏するので、ここではその説明を省略する。
【0017】 上記の説明では、上電極チップ21、下電極チップ22の双方に対して、この 考案に係る形状を適用するようにしたが、一方の電極チップに対してのみ適用す るようにしてもよい。例えば、上記実施形態のように、上電極チップ21を降下 させて溶接する場合は、上電極チップ21に対してのみこの考案に係る形状を適 用し、下電極チップ22は従来形状としても、金網1の変形を防止することがで きる。
【0018】
以上説明したように、この考案の金網製造装置によれば、電極チップが接触す る筋の長さ方向での当該電極チップの第1の幅を、相手電極チップが接触する筋 の径長さと同じ程度になるように形成したので、たとえ電極チップが繰り返し通 電によって消耗し変形し、その変形した電極チップで接触する筋を加圧したとし ても、第1の幅は最大でも他方の筋の径長さ程度なので、接触する筋を変形させ るだけの力は発生せず、平坦さを保持したままでスポット溶接を完了させること ができ、金網全体としての反り等の変形発生を確実に防止することができる。
【図1】金網の構成を示す図である。
【図2】スポット溶接の斜視図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】図2のB矢視図である。
【図5】従来のスポット溶接の説明図である。
【図6】従来のスポット溶接の部分拡大図である。
【図7】従来の金網に発生する反りを示す図である。
1 金網 11 横筋 12 縦筋 13 交差部分 21 上電極チップ 210,220 電極本体部 22 下電極チップ 23 溶接トランス L1 縦筋の径長さ L2 横筋の径長さ M1,N1 上電極チップの幅 M2,N2 下電極チップの幅
Claims (2)
- 【請求項1】 平行に配列した縦筋の上に横筋を配列
し、その各交差部分を対向する2つの電極チップで加圧
し通電することによりスポット溶接を施して金網を製造
する金網製造装置において、 上記電極チップを、当該電極チップが接触する筋の長さ
方向での第1の幅が、相手電極チップが接触する筋の径
長さと同じ程度になるように形成した、 ことを特徴とする金網製造装置。 - 【請求項2】 上記電極チップを、上記第1の幅の幅方
向とは直交する方向での第2の幅が、上記第1の幅より
長くなるように形成した、 ことを特徴とする請求項1に記載の金網製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012623U JP3038655U (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 金網製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012623U JP3038655U (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 金網製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3038655U true JP3038655U (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=43173324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996012623U Expired - Lifetime JP3038655U (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 金網製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038655U (ja) |
-
1996
- 1996-12-11 JP JP1996012623U patent/JP3038655U/ja not_active Expired - Lifetime
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