JPH1166417A - 自動販売機の商品上下搬送装置 - Google Patents
自動販売機の商品上下搬送装置Info
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- JPH1166417A JPH1166417A JP22326497A JP22326497A JPH1166417A JP H1166417 A JPH1166417 A JP H1166417A JP 22326497 A JP22326497 A JP 22326497A JP 22326497 A JP22326497 A JP 22326497A JP H1166417 A JPH1166417 A JP H1166417A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上下駆動される台車に一端が固定されて水平
に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された上下
に延在するガイド部に上下移動可能に係合する支持棒
と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持さ
れる受け皿とを備える自動販売機の商品上下搬送装置で
あって、内箱の溶接歪みが大きく、内箱の高さ方向中央
部の括れが大きい場合でも、商品棚から受け皿への商品
の払い出しに支障を来すおそれの無い商品上下搬送装置
を提供する。 【解決手段】 上下駆動される台車に一端が固定されて
水平に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された
上下に延在するガイド部に上下移動可能に係合する支持
棒と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持
される受け皿と、受け皿の支持棒に対する支持棒延在方
向の相対移動を規制する規制部材とを備える。
に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された上下
に延在するガイド部に上下移動可能に係合する支持棒
と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持さ
れる受け皿とを備える自動販売機の商品上下搬送装置で
あって、内箱の溶接歪みが大きく、内箱の高さ方向中央
部の括れが大きい場合でも、商品棚から受け皿への商品
の払い出しに支障を来すおそれの無い商品上下搬送装置
を提供する。 【解決手段】 上下駆動される台車に一端が固定されて
水平に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された
上下に延在するガイド部に上下移動可能に係合する支持
棒と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持
される受け皿と、受け皿の支持棒に対する支持棒延在方
向の相対移動を規制する規制部材とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の商品
上下搬送装置に関するものである。
上下搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上下駆動される台車に一端が固定されて
水平に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された
上下に延在するガイド部に上下移動可能に係合する支持
棒と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持
される受け皿とを備える自動販売機の商品上下搬送装置
が従来から知られている。係る商品上下搬送装置は、商
品棚から払い出された商品を商品取り出し口へ搬送する
ために使用される。上記の商品上下搬送装置において
は、台車とガイド部とによって受け皿の支持棒からの抜
け落ちが防止されるのみで、受け皿の支持棒に対する支
持棒延在方向の相対移動は従来特に規制されていなかっ
た。自動販売機の内箱は、溶接歪みにより、高さ方向中
央部が括れた鼓形状を成すので、台車とガイド部との間
の間隔も、内箱の高さ方向中央部で狭く、内箱の高さ方
向上下端部で広い。受け皿の上下方向移動を支障なく行
うために、商品上下搬送装置の受け皿の支持棒延在方向
の長さは、内箱の高さ方向中央部での台車とガイド部と
の間の間隔よりも短く設定されている。
水平に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された
上下に延在するガイド部に上下移動可能に係合する支持
棒と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持
される受け皿とを備える自動販売機の商品上下搬送装置
が従来から知られている。係る商品上下搬送装置は、商
品棚から払い出された商品を商品取り出し口へ搬送する
ために使用される。上記の商品上下搬送装置において
は、台車とガイド部とによって受け皿の支持棒からの抜
け落ちが防止されるのみで、受け皿の支持棒に対する支
持棒延在方向の相対移動は従来特に規制されていなかっ
た。自動販売機の内箱は、溶接歪みにより、高さ方向中
央部が括れた鼓形状を成すので、台車とガイド部との間
の間隔も、内箱の高さ方向中央部で狭く、内箱の高さ方
向上下端部で広い。受け皿の上下方向移動を支障なく行
うために、商品上下搬送装置の受け皿の支持棒延在方向
の長さは、内箱の高さ方向中央部での台車とガイド部と
の間の間隔よりも短く設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の商品上下搬送装
置には、受け皿の支持棒に対する支持棒延在方向の相対
移動は従来特に規制されていないので、内箱の溶接歪み
が大きく、内箱の高さ方向中央部の括れが大きい場合、
受け皿が内箱の高さ方向中央部以外の高さ位置に在る時
に、何らかの外力によって受け皿が支持棒に対して支持
棒延在方向ヘ大きく相対移動し、商品棚から受け皿への
商品の払い出しに支障を来す可能性があるという問題が
あった。本発明は上記問題に鑑みてなされたものであ
り、上下駆動される台車に一端が固定されて水平に延在
し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された上下に延在
するガイド部に上下移動可能に係合する支持棒と、支持
棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持される受け
皿とを備える自動販売機の商品上下搬送装置であって、
内箱の溶接歪みが大きく、内箱の高さ方向中央部の括れ
が大きい場合でも、商品棚から受け皿への商品の払い出
しに支障を来すおそれの無い商品上下搬送装置を提供す
ることを目的とする。
置には、受け皿の支持棒に対する支持棒延在方向の相対
移動は従来特に規制されていないので、内箱の溶接歪み
が大きく、内箱の高さ方向中央部の括れが大きい場合、
受け皿が内箱の高さ方向中央部以外の高さ位置に在る時
に、何らかの外力によって受け皿が支持棒に対して支持
棒延在方向ヘ大きく相対移動し、商品棚から受け皿への
商品の払い出しに支障を来す可能性があるという問題が
あった。本発明は上記問題に鑑みてなされたものであ
り、上下駆動される台車に一端が固定されて水平に延在
し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された上下に延在
するガイド部に上下移動可能に係合する支持棒と、支持
棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持される受け
皿とを備える自動販売機の商品上下搬送装置であって、
内箱の溶接歪みが大きく、内箱の高さ方向中央部の括れ
が大きい場合でも、商品棚から受け皿への商品の払い出
しに支障を来すおそれの無い商品上下搬送装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、上下駆動される台車に一端が固
定されて水平に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形
成された上下に延在するガイド部に上下移動可能に係合
する支持棒と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可
能に支持される受け皿と、受け皿の支持棒に対する支持
棒延在方向の相対移動を規制する規制部材とを備えるこ
とを特徴する自動販売機の商品上下搬送装置を提供す
る。本発明に係る自動販売機の商品上下搬送装置におい
ては、規制部材によって、受け皿の支持棒に対する支持
棒延在方向の相対移動が規制されるので、内箱の溶接歪
みが大きく、内箱の高さ方向中央部の括れが大きい場合
でも、受け皿が内箱の高さ方向中央部以外の高さ位置に
在る時に、何らかの外力によって受け皿が支持棒に対し
て支持棒延在方向ヘ大きく相対移動するおそれは無く、
従って商品棚から受け皿への商品の払い出しに支障を来
すおそれは無い。本発明の好ましい態様においては、規
制部材は、支持棒延在方向の受け皿の両端部に隣接して
配設される。規制部材を支持棒延在方向の受け皿の両端
部に隣接して配設することにより、工作誤差によって規
制の実効性が低下する可能性が減少する。
に、本発明においては、上下駆動される台車に一端が固
定されて水平に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形
成された上下に延在するガイド部に上下移動可能に係合
する支持棒と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可
能に支持される受け皿と、受け皿の支持棒に対する支持
棒延在方向の相対移動を規制する規制部材とを備えるこ
とを特徴する自動販売機の商品上下搬送装置を提供す
る。本発明に係る自動販売機の商品上下搬送装置におい
ては、規制部材によって、受け皿の支持棒に対する支持
棒延在方向の相対移動が規制されるので、内箱の溶接歪
みが大きく、内箱の高さ方向中央部の括れが大きい場合
でも、受け皿が内箱の高さ方向中央部以外の高さ位置に
在る時に、何らかの外力によって受け皿が支持棒に対し
て支持棒延在方向ヘ大きく相対移動するおそれは無く、
従って商品棚から受け皿への商品の払い出しに支障を来
すおそれは無い。本発明の好ましい態様においては、規
制部材は、支持棒延在方向の受け皿の両端部に隣接して
配設される。規制部材を支持棒延在方向の受け皿の両端
部に隣接して配設することにより、工作誤差によって規
制の実効性が低下する可能性が減少する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る自動販売機
の商品上下搬送装置を、図1〜10に基づいて説明す
る。以下の説明において、図1〜10の矢印I、II、
III、IV、V、VIの方向を、前方、後方、左方、
右方、上方、下方と呼ぶ。図1、2に示すように、本実
施例に係る商品上下搬送装置を備える自動販売機Aは、
前面が開放された外箱1を備えている。外箱1内に前面
が開放された内箱2が配設されている。内箱2は断熱加
工されている。内箱2の右側壁下部に開口2aが形成さ
れている。内箱2と外箱1の右側壁との間に第1機械室
3aが形成され、内箱2と外箱1の底壁との間に第2機
械室3bが形成されている。外箱1の前面に、内箱2の
開放された前面を覆う、透明な窓を有する揺動式の扉4
が取り付けられている。外箱1の前面に、第1、第2機
械室3a、3bを覆うパネル5が着脱可能に取り付けら
れている。パネル5の右下部に商品取出口5aが形成さ
れている。パネル5の第1機械室3aに対峙する部分の
上部に、図示しない商品選択釦が取り付けられている。
の商品上下搬送装置を、図1〜10に基づいて説明す
る。以下の説明において、図1〜10の矢印I、II、
III、IV、V、VIの方向を、前方、後方、左方、
右方、上方、下方と呼ぶ。図1、2に示すように、本実
施例に係る商品上下搬送装置を備える自動販売機Aは、
前面が開放された外箱1を備えている。外箱1内に前面
が開放された内箱2が配設されている。内箱2は断熱加
工されている。内箱2の右側壁下部に開口2aが形成さ
れている。内箱2と外箱1の右側壁との間に第1機械室
3aが形成され、内箱2と外箱1の底壁との間に第2機
械室3bが形成されている。外箱1の前面に、内箱2の
開放された前面を覆う、透明な窓を有する揺動式の扉4
が取り付けられている。外箱1の前面に、第1、第2機
械室3a、3bを覆うパネル5が着脱可能に取り付けら
れている。パネル5の右下部に商品取出口5aが形成さ
れている。パネル5の第1機械室3aに対峙する部分の
上部に、図示しない商品選択釦が取り付けられている。
【0006】内箱2内に、上下に互いに間隔を隔てて7
段に積層された商品棚6が配設されている。各商品棚6
には、前後に延在する複数の商品列100を成して、商
品200が載置されている。最上段の商品棚6に載置さ
れた各商品列100の上方に、前後に延在する無端ベル
トと無端ベルトを回転駆動するモータと無端ベルトに固
定された押片とにより構成される商品払い出し装置7が
配設されている。最上段の商品棚6を除く各商品棚6に
載置された各商品列100の上方に且つ直上の商品棚6
の下方に、前後に延在する無端ベルトと無端ベルトを回
転駆動するモータと無端ベルトに固定された押し片とに
より構成される商品払い出し装置7が配設されている。
各商品棚6の前端に、各商品列100に対峙して、商品
ストッパー8が取り付けられている。商品ストッパー8
は、直立位置と、右方から見て反時計回りに180度倒
れた位置との間で揺動可能に、取り付けられている。商
品ストッパー8は、図示しないバネの付勢力により、無
負荷時に直立している。
段に積層された商品棚6が配設されている。各商品棚6
には、前後に延在する複数の商品列100を成して、商
品200が載置されている。最上段の商品棚6に載置さ
れた各商品列100の上方に、前後に延在する無端ベル
トと無端ベルトを回転駆動するモータと無端ベルトに固
定された押片とにより構成される商品払い出し装置7が
配設されている。最上段の商品棚6を除く各商品棚6に
載置された各商品列100の上方に且つ直上の商品棚6
の下方に、前後に延在する無端ベルトと無端ベルトを回
転駆動するモータと無端ベルトに固定された押し片とに
より構成される商品払い出し装置7が配設されている。
各商品棚6の前端に、各商品列100に対峙して、商品
ストッパー8が取り付けられている。商品ストッパー8
は、直立位置と、右方から見て反時計回りに180度倒
れた位置との間で揺動可能に、取り付けられている。商
品ストッパー8は、図示しないバネの付勢力により、無
負荷時に直立している。
【0007】商品棚6の前端と内箱2の開放端との間
に、上下に移動可能な受け皿と受け皿の駆動装置により
構成される商品上下搬送装置9が配設されている。商品
棚6の前端と内箱2の開放端との間に、且つ最下段の商
品棚6の下方に、左右に延在するコンベヤ10が配設さ
れている。
に、上下に移動可能な受け皿と受け皿の駆動装置により
構成される商品上下搬送装置9が配設されている。商品
棚6の前端と内箱2の開放端との間に、且つ最下段の商
品棚6の下方に、左右に延在するコンベヤ10が配設さ
れている。
【0008】第1機械室3a内の上部及び高さ方向中央
部に図示しないコイン計数装置、コインロッカー、各種
制御装置等が配設され、下部に且つ内箱の開口2aの下
方に図示しない商品受け棚が配設されている。第2機械
室3b内に図示しない冷却装置の圧縮機、凝縮器が配設
され、内箱2内の最下段の商品棚6の下方に蒸発器が配
設されている。
部に図示しないコイン計数装置、コインロッカー、各種
制御装置等が配設され、下部に且つ内箱の開口2aの下
方に図示しない商品受け棚が配設されている。第2機械
室3b内に図示しない冷却装置の圧縮機、凝縮器が配設
され、内箱2内の最下段の商品棚6の下方に蒸発器が配
設されている。
【0009】商品上下搬送装置9の構成を、図3〜図9
を参照しつつ詳述する。図3、4、7、8に示すよう
に、ガイド部材9aが上下に延在している。ガイド部材
9aは内箱2の左壁に固定され、左壁の一部を構成して
いる。上下に延在する無端ベルト9bがガイド部材9a
に取り付けられている。無端ベルト9bを回転駆動する
モータ9cがガイド部材9aの頂部に取り付けられてい
る。上下に延在する一対の台車ガイドレール9dが無端
ベルト9bに隣接してガイド部材9aに取り付けられて
いる。上下に延在する一対のローラーガイド9eが台車
ガイドレール9dに隣接してガイド部材9aに取り付け
られている。ローラーガイド9eの下端は下から2番目
の商品棚6の僅かに上方に位置決めされており、図3、
4に示すように、ローラーガイド9eの下端部は、後方
へ略直角に屈曲している。図4、7、8に示すように、
台車ガイドレール9dに跨座する台車9fが、無端ベル
ト9bに連結されている。マイクロスイッチ9gが台車
9fに取り付けられている。軸受け9hがマイクロスイ
ッチ9gに隣接して台車9fに取り付けられている。軸
受け9hは、図4、5、7、8に示すように、後方斜め
上方へ延びる中心角が略90度の扇状の係止片9h′を
有している。図3、4、7、8に示すように、左端が台
車9fに固定された支持棒9iが、軸受け9hを貫通し
て水平に右方へ延在している。図4、6に示すように、
支持棒9iの右端近傍部に、一対の小穴9jが向かい合
って形成されている。
を参照しつつ詳述する。図3、4、7、8に示すよう
に、ガイド部材9aが上下に延在している。ガイド部材
9aは内箱2の左壁に固定され、左壁の一部を構成して
いる。上下に延在する無端ベルト9bがガイド部材9a
に取り付けられている。無端ベルト9bを回転駆動する
モータ9cがガイド部材9aの頂部に取り付けられてい
る。上下に延在する一対の台車ガイドレール9dが無端
ベルト9bに隣接してガイド部材9aに取り付けられて
いる。上下に延在する一対のローラーガイド9eが台車
ガイドレール9dに隣接してガイド部材9aに取り付け
られている。ローラーガイド9eの下端は下から2番目
の商品棚6の僅かに上方に位置決めされており、図3、
4に示すように、ローラーガイド9eの下端部は、後方
へ略直角に屈曲している。図4、7、8に示すように、
台車ガイドレール9dに跨座する台車9fが、無端ベル
ト9bに連結されている。マイクロスイッチ9gが台車
9fに取り付けられている。軸受け9hがマイクロスイ
ッチ9gに隣接して台車9fに取り付けられている。軸
受け9hは、図4、5、7、8に示すように、後方斜め
上方へ延びる中心角が略90度の扇状の係止片9h′を
有している。図3、4、7、8に示すように、左端が台
車9fに固定された支持棒9iが、軸受け9hを貫通し
て水平に右方へ延在している。図4、6に示すように、
支持棒9iの右端近傍部に、一対の小穴9jが向かい合
って形成されている。
【0010】図3、4、7、8に示すように、左右に延
在する受け皿9kが、受け皿9に形成された全通穴に支
持棒9iが挿通された状態で、支持棒9iによって回動
可能に支持されている。受け皿9kの左端に、バランス
ウエイト9mが取り付けられている。バランスウエイト
9mの存在により、受け皿9kは、無負荷時に、図3、
7、8に示すように、前縁から後縁へ向けて僅かに下方
へ傾斜している。図4、5、7、8に示すように、バラ
ンスウエイト9mに、鉤型の係止爪9nが形成されてい
る。図7、8に示すように、係止爪9nは係止片9h′
に係合している。図4に破線で示し、図7、8に実線で
示すように、バランスウエイト9mに、左方へ突出する
ローラー9pが回動可能に取り付けられている。図7、
8に示すように、受け皿9kが無負荷である時に、ロー
ラー9pは、一対のローラーガイド9e中の前方のロー
ラーガイド9eに当接している。この結果、受け皿9k
は、無負荷時に、前縁から後縁へ向けて僅かに下方へ傾
斜した状態に保たれる。図4に破線で示し、図7に実線
と破線とで示すように、バランスウエイト9mに、左方
へ突出するスイッチ押し片9qが取り付けられている。
受け皿9kが無負荷である時に、スイッチ押し片9q
が、マイクロスイッチ9gに下方から当接し、マイクロ
スイッチ9gをOFF状態にしている。
在する受け皿9kが、受け皿9に形成された全通穴に支
持棒9iが挿通された状態で、支持棒9iによって回動
可能に支持されている。受け皿9kの左端に、バランス
ウエイト9mが取り付けられている。バランスウエイト
9mの存在により、受け皿9kは、無負荷時に、図3、
7、8に示すように、前縁から後縁へ向けて僅かに下方
へ傾斜している。図4、5、7、8に示すように、バラ
ンスウエイト9mに、鉤型の係止爪9nが形成されてい
る。図7、8に示すように、係止爪9nは係止片9h′
に係合している。図4に破線で示し、図7、8に実線で
示すように、バランスウエイト9mに、左方へ突出する
ローラー9pが回動可能に取り付けられている。図7、
8に示すように、受け皿9kが無負荷である時に、ロー
ラー9pは、一対のローラーガイド9e中の前方のロー
ラーガイド9eに当接している。この結果、受け皿9k
は、無負荷時に、前縁から後縁へ向けて僅かに下方へ傾
斜した状態に保たれる。図4に破線で示し、図7に実線
と破線とで示すように、バランスウエイト9mに、左方
へ突出するスイッチ押し片9qが取り付けられている。
受け皿9kが無負荷である時に、スイッチ押し片9q
が、マイクロスイッチ9gに下方から当接し、マイクロ
スイッチ9gをOFF状態にしている。
【0011】図4、6、7、9に示すように、スナップ
リング9rが配設されている。スナップリング9rは、
円筒部とフランジ部とを有している。図6に示すよう
に、フランジ部と円筒部の一部とに亘って、2組の対の
スリットが向かい合って形成され、各対のスリットに挟
まれて、狭幅の弾性部9r′が形成されている。各弾性
部9r′の内側に突起9r″が形成されている。図7、
9に示すように、スナップリング9rの円筒部が、受け
皿9kの全通穴の右端へ挿入され、前記全通穴の右端か
ら右方へ突出する支持棒9iの右端部へ外嵌合してい
る。弾性部9r′の内側に形成された突起9r″が、支
持棒9iの右端近傍部に形成された小穴9jに嵌合し
て、スナップリング9rを支持棒9iに係止している。
リング9rが配設されている。スナップリング9rは、
円筒部とフランジ部とを有している。図6に示すよう
に、フランジ部と円筒部の一部とに亘って、2組の対の
スリットが向かい合って形成され、各対のスリットに挟
まれて、狭幅の弾性部9r′が形成されている。各弾性
部9r′の内側に突起9r″が形成されている。図7、
9に示すように、スナップリング9rの円筒部が、受け
皿9kの全通穴の右端へ挿入され、前記全通穴の右端か
ら右方へ突出する支持棒9iの右端部へ外嵌合してい
る。弾性部9r′の内側に形成された突起9r″が、支
持棒9iの右端近傍部に形成された小穴9jに嵌合し
て、スナップリング9rを支持棒9iに係止している。
【0012】図3、7に示すように、ガイド部材9aに
対峙して、ガイド部材9sが配設され、上下に延在して
いる。ガイド部材9sは、内箱2の右側壁に固定され、
右側壁の一部を構成している。ガイド部材9sに上下に
延在する凸部と凸部に形成され上下に延在する長穴とに
より構成されるガイド部9s′が形成されている。支持
棒9iの右端がガイド部9s′の長穴に上下に移動可能
に挿通されている。内箱2は、溶接歪みにより、高さ方
向中央部が括れた鼓形状を成すので、台車9fとガイド
部9s′との間の間隔も、内箱2の高さ方向中央部で狭
く、内箱2の高さ方向上下端部で広い。受け皿9kの上
下方向移動を支障なく行うために、受け皿9kの左右方
向の長さは、内箱2の高さ方向中央部での台車9fとガ
イド部9s′ 間の間隔よりも短く設定されている。
対峙して、ガイド部材9sが配設され、上下に延在して
いる。ガイド部材9sは、内箱2の右側壁に固定され、
右側壁の一部を構成している。ガイド部材9sに上下に
延在する凸部と凸部に形成され上下に延在する長穴とに
より構成されるガイド部9s′が形成されている。支持
棒9iの右端がガイド部9s′の長穴に上下に移動可能
に挿通されている。内箱2は、溶接歪みにより、高さ方
向中央部が括れた鼓形状を成すので、台車9fとガイド
部9s′との間の間隔も、内箱2の高さ方向中央部で狭
く、内箱2の高さ方向上下端部で広い。受け皿9kの上
下方向移動を支障なく行うために、受け皿9kの左右方
向の長さは、内箱2の高さ方向中央部での台車9fとガ
イド部9s′ 間の間隔よりも短く設定されている。
【0013】上記構成を有する自動販売機Aの作動と商
品上下搬送装置9の作動とを説明する。ユーザーは扉4
の透明な窓から内部の商品200を見通して所望の商品
200を選択し、次いでパネル5に形成された図示しな
いコイン投入口からコインを投入し、商品選択釦を押し
て、所望の商品200によって構成された商品列100
と該商品列100が載置された商品棚6とを指定する。
商品上下搬送装置9が作動し、受け皿9kが、最上段の
商品棚6よりも上方の初期位置から下降し、所望の商品
200によって構成された商品列100が載置された商
品棚6よりも僅かに下方の高さ位置に停止する。受け皿
9kの停止位置制御は、モータ9cに取り付けられたエ
ンコーダの計数値を検知することにより正確に行われ
る。互いに係合する係止爪9n、係止片9h′と、支持
棒9iの右端部に係止されたスナップリング9rのフラ
ンジ部とにより、受け皿9kの支持棒9iに対する支持
棒9i延在方向の相対移動が規制される。この結果、ど
の段の商品棚6に対峙して受け皿9kが停止しても、受
け皿9kの左右端部は、商品棚6上の左右両端の商品列
100に対して、左右方向に正規の位置関係にある。
品上下搬送装置9の作動とを説明する。ユーザーは扉4
の透明な窓から内部の商品200を見通して所望の商品
200を選択し、次いでパネル5に形成された図示しな
いコイン投入口からコインを投入し、商品選択釦を押し
て、所望の商品200によって構成された商品列100
と該商品列100が載置された商品棚6とを指定する。
商品上下搬送装置9が作動し、受け皿9kが、最上段の
商品棚6よりも上方の初期位置から下降し、所望の商品
200によって構成された商品列100が載置された商
品棚6よりも僅かに下方の高さ位置に停止する。受け皿
9kの停止位置制御は、モータ9cに取り付けられたエ
ンコーダの計数値を検知することにより正確に行われ
る。互いに係合する係止爪9n、係止片9h′と、支持
棒9iの右端部に係止されたスナップリング9rのフラ
ンジ部とにより、受け皿9kの支持棒9iに対する支持
棒9i延在方向の相対移動が規制される。この結果、ど
の段の商品棚6に対峙して受け皿9kが停止しても、受
け皿9kの左右端部は、商品棚6上の左右両端の商品列
100に対して、左右方向に正規の位置関係にある。
【0014】受け皿9kが所望の商品200によって構
成された商品列100が載置された商品棚6よりも僅か
に下方の高さ位置に停止すると、該商品列100の直上
の商品払い出し装置7が作動し、商品列100の最後尾
に位置する商品200に後方から当接する押し片が商品
1個分の距離だけ前方へ移動し、商品列100を商品1
個分の距離だけ前方へ押し出す。最前の商品200が商
品ストッパー8を付勢するバネ力に逆らって、直立した
商品ストッパー8を押し倒し、商品棚6の前縁から落下
する。落下した商品200は、商品上下搬送装置9の受
け皿9kによって受け止められる。前述のごとく、どの
段の商品棚6に対峙して受け皿9kが停止しても、受け
皿9kの左右端部は、商品棚6上の左右両端の商品列1
00に対して、左右方向に正規の位置関係にあるので、
ユーザーによって選択された商品列100が左端又は右
端の商品列100であっても、該商品列100を構成す
る商品200が、支障なく受け皿9kによって受け止め
られる。
成された商品列100が載置された商品棚6よりも僅か
に下方の高さ位置に停止すると、該商品列100の直上
の商品払い出し装置7が作動し、商品列100の最後尾
に位置する商品200に後方から当接する押し片が商品
1個分の距離だけ前方へ移動し、商品列100を商品1
個分の距離だけ前方へ押し出す。最前の商品200が商
品ストッパー8を付勢するバネ力に逆らって、直立した
商品ストッパー8を押し倒し、商品棚6の前縁から落下
する。落下した商品200は、商品上下搬送装置9の受
け皿9kによって受け止められる。前述のごとく、どの
段の商品棚6に対峙して受け皿9kが停止しても、受け
皿9kの左右端部は、商品棚6上の左右両端の商品列1
00に対して、左右方向に正規の位置関係にあるので、
ユーザーによって選択された商品列100が左端又は右
端の商品列100であっても、該商品列100を構成す
る商品200が、支障なく受け皿9kによって受け止め
られる。
【0015】受け皿9kは、図10に実線で示すよう
に、無負荷時において、バランスウエイト9mの存在に
より、支持棒9iの回りに、右方から見て時計方向に回
動し、ローラー9pが一対のローラーガイド9e中の前
方のローラーガイド9eに当接することにより、前縁か
ら後縁へ向かって僅かに下方へ傾斜している。受け皿9
kに商品200が乗ると、受け皿9kは、図10に一点
鎖線で示すように、商品200の重さによって、右方か
ら見て反時計方向ヘ回動し、ローラー9pが一対のロー
ラーガイド9e中の後方のローラーガイド9eに当接し
て、略水平に延在する。この結果、商品200は受け皿
9kによって安定して支持される。受け皿9kが無負荷
位置から負荷位置へ移行し、支持棒9iの回りに、右方
から見て反時計回りに回動する際に、無負荷時において
マイクロスイッチ9gに下方から当接し、マイクロスイ
ッチ9gをOFF状態にしていたスイッチ押し片9q
が、マイクロスイッチ9gから下方へ離れ、マイクロス
イッチ9gをONさせる。これにより、商品棚6から商
品上下搬送装置9へ商品200が払い出されたことが検
知される。
に、無負荷時において、バランスウエイト9mの存在に
より、支持棒9iの回りに、右方から見て時計方向に回
動し、ローラー9pが一対のローラーガイド9e中の前
方のローラーガイド9eに当接することにより、前縁か
ら後縁へ向かって僅かに下方へ傾斜している。受け皿9
kに商品200が乗ると、受け皿9kは、図10に一点
鎖線で示すように、商品200の重さによって、右方か
ら見て反時計方向ヘ回動し、ローラー9pが一対のロー
ラーガイド9e中の後方のローラーガイド9eに当接し
て、略水平に延在する。この結果、商品200は受け皿
9kによって安定して支持される。受け皿9kが無負荷
位置から負荷位置へ移行し、支持棒9iの回りに、右方
から見て反時計回りに回動する際に、無負荷時において
マイクロスイッチ9gに下方から当接し、マイクロスイ
ッチ9gをOFF状態にしていたスイッチ押し片9q
が、マイクロスイッチ9gから下方へ離れ、マイクロス
イッチ9gをONさせる。これにより、商品棚6から商
品上下搬送装置9へ商品200が払い出されたことが検
知される。
【0016】商品棚6から商品上下搬送装置9へ商品2
00が払い出されたことが検知された後、商品上下搬送
装置9が作動し、受け皿9kは、商品200を乗せて略
水平に延在したまま下降する。受け皿9kは、下から2
番目の商品棚6の僅かに上方の位置まで下降すると停止
する。該高さ位置において、ローラーガイド9eの下端
部が後方へ略直角に屈曲しているので、ローラー9pは
支えを失う。この結果、受け皿9kは、商品200の重
さにより、支持棒9iの回りに、右方から見て反時計回
りに回動する。受け皿9kが略90度回動すると、図1
0に二点鎖線で示すように、ローラー9pが一対のロー
ラーガイド9e中の前方のローラーガイド9eに当接
し、受け皿9kの回動が停止しする。後縁から前縁へ向
けて略鉛直に延在する受け皿9kから商品200が落下
する。荷重を失った受け皿9kは、バランスウエイト9
mの存在により、支持棒9iの回りに、右方から見て時
計方向へ回動する。図10に破線で示すように、ローラ
ー9pが一対のローラーガイド9e中の前方のローラー
ガイド9eの後方ヘ屈曲した部分に当接し、受け皿9k
の回動が停止する。
00が払い出されたことが検知された後、商品上下搬送
装置9が作動し、受け皿9kは、商品200を乗せて略
水平に延在したまま下降する。受け皿9kは、下から2
番目の商品棚6の僅かに上方の位置まで下降すると停止
する。該高さ位置において、ローラーガイド9eの下端
部が後方へ略直角に屈曲しているので、ローラー9pは
支えを失う。この結果、受け皿9kは、商品200の重
さにより、支持棒9iの回りに、右方から見て反時計回
りに回動する。受け皿9kが略90度回動すると、図1
0に二点鎖線で示すように、ローラー9pが一対のロー
ラーガイド9e中の前方のローラーガイド9eに当接
し、受け皿9kの回動が停止しする。後縁から前縁へ向
けて略鉛直に延在する受け皿9kから商品200が落下
する。荷重を失った受け皿9kは、バランスウエイト9
mの存在により、支持棒9iの回りに、右方から見て時
計方向へ回動する。図10に破線で示すように、ローラ
ー9pが一対のローラーガイド9e中の前方のローラー
ガイド9eの後方ヘ屈曲した部分に当接し、受け皿9k
の回動が停止する。
【0017】商品上下搬送装置9が作動し、受け皿9k
は初期位置まで上昇する。上昇する際に、受け皿9k
は、右方から見て時計方向へ回動し、ローラー9pが一
対のローラーガイド9e中の前方のローラーガイド9e
の後方ヘ屈曲した部分に当接しつつ前方ヘ移動し、やが
て、一対のローラーガイド9e中の前方のローラーガイ
ド9eの鉛直に延在する部分に当接する。この時点で受
け皿9kの回動が停止し、受け皿9kは、図10に実線
で示す、無負荷時の、前縁へら後縁へ向けて僅かに下方
へ傾斜した状態となる。受け皿9kが初期位置へ到達す
ると、商品上下搬送装置9が作動が停止する。
は初期位置まで上昇する。上昇する際に、受け皿9k
は、右方から見て時計方向へ回動し、ローラー9pが一
対のローラーガイド9e中の前方のローラーガイド9e
の後方ヘ屈曲した部分に当接しつつ前方ヘ移動し、やが
て、一対のローラーガイド9e中の前方のローラーガイ
ド9eの鉛直に延在する部分に当接する。この時点で受
け皿9kの回動が停止し、受け皿9kは、図10に実線
で示す、無負荷時の、前縁へら後縁へ向けて僅かに下方
へ傾斜した状態となる。受け皿9kが初期位置へ到達す
ると、商品上下搬送装置9が作動が停止する。
【0018】受け皿9kから落下した商品200は、コ
ンベヤ9によって受け止められる。コンベヤ9が作動
し、商品200を開口2aへ向けて搬送する。商品20
0は開口2aを通り、開口2aの下方に配設された商品
受け棚上に落下する。ユーザーは商品取り出し口5aを
介して、商品受け棚上の商品200を取り出す。
ンベヤ9によって受け止められる。コンベヤ9が作動
し、商品200を開口2aへ向けて搬送する。商品20
0は開口2aを通り、開口2aの下方に配設された商品
受け棚上に落下する。ユーザーは商品取り出し口5aを
介して、商品受け棚上の商品200を取り出す。
【0019】最下段の商品棚6に載置された商品200
或いは下から2段目の商品棚6に載置された商品200
が選択された場合には、商品払い出し装置7によって商
品棚6から払い出された商品200は、商品上下搬送装
置9の受け皿9kを介することなく、直接コンベヤ10
上に落下し、コンベヤ10によって商品受け棚まで搬送
され、商品取り出し口5aを介して、取り出される。
或いは下から2段目の商品棚6に載置された商品200
が選択された場合には、商品払い出し装置7によって商
品棚6から払い出された商品200は、商品上下搬送装
置9の受け皿9kを介することなく、直接コンベヤ10
上に落下し、コンベヤ10によって商品受け棚まで搬送
され、商品取り出し口5aを介して、取り出される。
【0020】本実施例に係る自動販売機Aの商品上下搬
送装置9においては、前述のごとく、互いに係合する係
止爪9n、係止片9h′と、支持棒9iの右端部に係止
されたスナップリング9rのフランジ部とにより、受け
皿9kの支持棒9iに対する支持棒9i延在方向の相対
移動が規制され、どの段の商品棚6に対峙して受け皿9
kが停止しても、受け皿9kの左右端部は、商品棚6上
の左右両端の商品列100に対して、左右方向に正規の
位置関係にあるので、ユーザーによって選択された商品
列100が左端又は右端の商品列100であっても、該
商品列100を構成する商品200が、支障なく受け皿
9kによって受け止められる。互いに係合する係止爪9
n、係止片9h′と、支持棒9iの右端部に係止された
スナップリング9rとが配設されず、従来構造の商品上
下搬送装置と同様に、台車9fとガイド部9s′とによ
って受け皿9kの支持棒9iからの抜け落ちが防止され
るのみで、受け皿9kの支持棒9iに対する支持棒9i
延在方向の相対移動が規制されない場合には、内箱2の
溶接歪みが大きく、内箱2の高さ方向中央部の括れが大
きい場合、受け皿9kが内箱2の高さ方向中央部に位置
する商品棚6以外の商品棚6に対峙する位置で停止した
時に、何らかの外力によって受け皿9kが支持棒9iに
対して支持棒9i延在方向ヘ大きく相対移動し、受け皿
9kの左右端部が左右端部の商品列100に対して、左
右方向に正規の位置関係から外れ、商品棚6から受け皿
6への左右端部の商品列100に属する商品200の払
い出しに支障を来すおそれを生ずる。しかし本実施例の
ように、互いに係合する係止爪9n、係止片9h′と、
支持棒9iの右端部に係止されたスナップリング9rと
を配設すれば、かかる不具合は生じない。
送装置9においては、前述のごとく、互いに係合する係
止爪9n、係止片9h′と、支持棒9iの右端部に係止
されたスナップリング9rのフランジ部とにより、受け
皿9kの支持棒9iに対する支持棒9i延在方向の相対
移動が規制され、どの段の商品棚6に対峙して受け皿9
kが停止しても、受け皿9kの左右端部は、商品棚6上
の左右両端の商品列100に対して、左右方向に正規の
位置関係にあるので、ユーザーによって選択された商品
列100が左端又は右端の商品列100であっても、該
商品列100を構成する商品200が、支障なく受け皿
9kによって受け止められる。互いに係合する係止爪9
n、係止片9h′と、支持棒9iの右端部に係止された
スナップリング9rとが配設されず、従来構造の商品上
下搬送装置と同様に、台車9fとガイド部9s′とによ
って受け皿9kの支持棒9iからの抜け落ちが防止され
るのみで、受け皿9kの支持棒9iに対する支持棒9i
延在方向の相対移動が規制されない場合には、内箱2の
溶接歪みが大きく、内箱2の高さ方向中央部の括れが大
きい場合、受け皿9kが内箱2の高さ方向中央部に位置
する商品棚6以外の商品棚6に対峙する位置で停止した
時に、何らかの外力によって受け皿9kが支持棒9iに
対して支持棒9i延在方向ヘ大きく相対移動し、受け皿
9kの左右端部が左右端部の商品列100に対して、左
右方向に正規の位置関係から外れ、商品棚6から受け皿
6への左右端部の商品列100に属する商品200の払
い出しに支障を来すおそれを生ずる。しかし本実施例の
ように、互いに係合する係止爪9n、係止片9h′と、
支持棒9iの右端部に係止されたスナップリング9rと
を配設すれば、かかる不具合は生じない。
【0021】互いに係合する係止爪9n、係止片9h′
のみを配設し、或いは支持棒9iの右端部に係止された
スナップリング9rのみを配設しても、受け皿9kの支
持棒9iに対する支持棒9i延在方向の相対移動を規制
することは可能である。しかし、両者を同時に配設する
ことにより、工作誤差によって相対移動規制の実効性が
低下する可能性が減少する。
のみを配設し、或いは支持棒9iの右端部に係止された
スナップリング9rのみを配設しても、受け皿9kの支
持棒9iに対する支持棒9i延在方向の相対移動を規制
することは可能である。しかし、両者を同時に配設する
ことにより、工作誤差によって相対移動規制の実効性が
低下する可能性が減少する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る自動
販売機の商品上下搬送装置においては、規制部材によっ
て、受け皿の支持棒に対する支持棒延在方向の相対移動
が規制されるので、内箱の溶接歪みが大きく、内箱の高
さ方向中央部の括れが大きい場合でも、受け皿が内箱の
高さ方向中央部以外の高さ位置に在る時に、何らかの外
力によって受け皿が支持棒に対して支持棒延在方向ヘ大
きく相対移動するおそれは無く、従って商品棚から受け
皿への商品の払い出しに支障を来すおそれは無い。規制
部材を支持棒延在方向の受け皿の両端部に隣接して配設
することにより、工作誤差によって規制の実効性が低下
する可能性が減少する。
販売機の商品上下搬送装置においては、規制部材によっ
て、受け皿の支持棒に対する支持棒延在方向の相対移動
が規制されるので、内箱の溶接歪みが大きく、内箱の高
さ方向中央部の括れが大きい場合でも、受け皿が内箱の
高さ方向中央部以外の高さ位置に在る時に、何らかの外
力によって受け皿が支持棒に対して支持棒延在方向ヘ大
きく相対移動するおそれは無く、従って商品棚から受け
皿への商品の払い出しに支障を来すおそれは無い。規制
部材を支持棒延在方向の受け皿の両端部に隣接して配設
することにより、工作誤差によって規制の実効性が低下
する可能性が減少する。
【図1】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置を備え
る自動販売機の斜視図である。
る自動販売機の斜視図である。
【図2】図1の自動販売機の、外箱の右側壁と内箱の右
側壁とを取り去った状態での、右方から見た側面図であ
る。
側壁とを取り去った状態での、右方から見た側面図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置の斜視
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置の部分
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置の一部
の構成部材の斜視図である。
の構成部材の斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置の一部
の構成部材の斜視図である。
の構成部材の斜視図である。
【図7】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置の平面
図である。
図である。
【図8】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置の部分
斜視図である。
斜視図である。
【図9】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置の部分
斜視図である。
斜視図である。
【図10】本発明の実施例に係る商品上下搬送装置の作
動を示す図である。
動を示す図である。
A 自動販売機 1 外箱 2 内箱 6 商品棚 7 商品払い出し装置 8 商品ストッパー 9 商品上下搬送装置 9k 受け皿 9h′係止片 9n 係止爪 9r スナップリング 10 コンベヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 上下駆動される台車に一端が固定されて
水平に延在し他端が自動販売機の内箱側壁に形成された
上下に延在するガイド部に上下移動可能に係合する支持
棒と、支持棒が挿通され支持棒によって回動可能に支持
される受け皿と、受け皿の支持棒に対する支持棒延在方
向の相対移動を規制する規制部材とを備えることを特徴
する自動販売機の商品上下搬送装置。 - 【請求項2】 規制部材は、支持棒延在方向の受け皿の
両端部に隣接して配設されることを特徴する請求項1に
記載の自動販売機の商品上下搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22326497A JPH1166417A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 自動販売機の商品上下搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22326497A JPH1166417A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 自動販売機の商品上下搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1166417A true JPH1166417A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16795394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22326497A Pending JPH1166417A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 自動販売機の商品上下搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1166417A (ja) |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP22326497A patent/JPH1166417A/ja active Pending
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