JPH1166363A - 駐車場管理方法及び駐車場管理装置 - Google Patents

駐車場管理方法及び駐車場管理装置

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JPH1166363A
JPH1166363A JP22954597A JP22954597A JPH1166363A JP H1166363 A JPH1166363 A JP H1166363A JP 22954597 A JP22954597 A JP 22954597A JP 22954597 A JP22954597 A JP 22954597A JP H1166363 A JPH1166363 A JP H1166363A
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parking
space
evacuation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 契約駐車場において契約車両の出庫後に生じ
る空きスペースを、一般車両にも有料で貸し出す場合、
賃貸時間帯を超過して駐車している一般車両が発生した
際、契約車両が駐車不能となる事態を回避する駐車場管
理方法及び駐車場管理装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも、賃貸時間帯の終了時刻から
所定時間遡った時刻までを包含する所定の避難時間帯に
おいて、車両検知器3によって車両が検知されていない
駐車スペースPaの中から所定数の駐車スペースが避難
スペースとして選択される。選択された避難スペースに
対する車両進入が禁止されて避難スペースが確保され
る。複数の駐車スペースに対応して設定されている契約
者識別情報のいずれかが入力されたときに、避難スペー
スに対する車両進入の禁止が解除されて、契約車両の駐
車が許可される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば月極め等の
駐車場の賃借契約を結んでいる特定者の車両と、そのよ
うな契約を結んでいない不特定者の車両とのいずれも1
つの駐車場に駐車できるようにした駐車場管理方法及び
駐車場管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駐車場をその契約形態で分類すると、所
定の期間単位で駐車スペースを貸し出す定期的な契約
(月極め契約)を結んだ特定者の車両(以下、契約車両
という)の駐車のみを許可する月極め駐車場と、そのよ
うな契約を結んでいない不特定者の車両(以下、一般車
両という)を駐車させ、その都度、駐車料金を徴収する
時間貸し駐車場とに大別される。
【0003】都市圏においては、車庫法等の規制によ
り、車両の購入時に、月極め駐車場の駐車スペースを登
録する必要がある。このため、都市圏においては、個人
及び法人の所有する車両数に対応する多数の駐車スペー
スが存在している。上記登録によって一契約者の駐車ス
ペースは特定されてしまうので、他の駐車スペースに駐
車することはできない。また、月極め等の契約に基づい
て駐車料金が定期的に支払われるので、駐車スペースに
車両検知器や精算機等は設置されない。
【0004】一方、時間貸し駐車場においては、無人管
理を行う駐車場管理装置を設置した駐車場が増加してい
る。このような駐車場管理装置としては、統括管理方式
と個別管理方式との2種類がある。前者は、駐車場に入
る車両に駐車場の入口ゲートに設けられた駐車券発行機
によって駐車券を発行し、駐車場から出る車両が、出口
ゲートに設けられた精算機に駐車券を投入すると、駐車
料金を表示し、その料金を収受したことをもって出口ゲ
ートを開放するようになっている。後者は、以下のよう
な構成となっている。すなわち、駐車場の各駐車スペー
スに対する車両の進入及び退出を阻止する車両阻止機
と、各駐車スペースにおける車両の有無を検知する車両
検知器と、駐車料金の収受を行う精算機とを設ける。車
両の入庫時には、車両を検知した車両検知器に対応する
駐車スペースに設けられている車両阻止機を阻止動作さ
せるとともに、当該駐車スペースに対する課金処理を開
始する。車両の出庫時には、当該駐車スペースに対して
上記課金処理によって算出された駐車料金の収受が精算
機によって正当になされたときに、車両阻止機の阻止動
作を解除して駐車していた車両の出庫を許可する。この
ような駐車場管理装置を用いることによって、一般車両
の駐車を無人で管理することができるというメリットが
ある。
【0005】ところで、本出願人が都市圏の月極め駐車
場について、その駐車スペースの空き具合を調査してと
ころ、特定の時間帯において、多くの車両が出庫してい
るため、駐車場にはかなりの空きスペースがあることが
わかった。つまり、主として通勤用途等に供される車両
が駐車する月極め駐車場においては、上記車両が出勤の
ために出庫した後、すなわち日中、半日以上に渡って、
多数の駐車スペースが空いているのである。
【0006】現在、都市部においては、前述したような
駐車場管理装置を設置した時間貸し駐車場が増設されて
いるものの、慢性的な駐車場不足を解消するにはいたっ
ていない。その一方で、月極め駐車場では、上述したよ
うに、特定の時間帯に多くの空きスペースが存在してい
るという矛盾が生じている。このような背景から、本出
願人は、駐車スペースを有効活用し、駐車場不足を解消
する駐車場管理方法及び駐車場管理装置を先に提案した
(特願平9−45124)。
【0007】図17を参照して、上記駐車場管理装置の
構成及び動作について簡単に説明すると、駐車場Pに設
けられる駐車場管理装置1は、各駐車スペースPaに対
応して設けられた、管理機2、車両検知器3及び車両阻
止機4から構成されている。車両検知器3は、当該駐車
スペースに車両が存在しているか否かを検知するもので
ある。車両阻止機4は、管理機2からの制御によって動
作することにより、当該駐車スペースに対する車両の進
入及び退出を阻止するものである。
【0008】駐車スペースPaに対応して賃借契約を結
んでいる契約者は、管理機2に対して、一般車両の駐車
を許可する賃貸時間帯と、契約車両(上記契約者)が専
用する契約時間帯とを相互に重ならないように設定す
る。賃貸時間帯において、管理機2は、車両検知器3が
当該駐車スペースPaにおける車両C(一般車両)を検
知したときに、車両阻止機4を阻止動作させて当該駐車
スペースPaからの車両退出を阻止するとともに、駐車
時間に応じた駐車料金を算出表示する。駐車料金の精算
処理の終了に基づいて車両阻止機4の阻止動作を解除す
る。これにより、一般車両は、駐車スペースから退出す
ることができる。一方、契約時間帯において、管理機2
は、車両検知器3が当該駐車スペースPaにおける車両
Cを検知しないときに、当該駐車スペースPaに対する
車両の進入を禁止し、当該駐車スペースPaに対応して
予め割り当てられている所定の識別情報を上記契約者が
入力したことに基づいて車両進入の禁止を解除する。す
なわち、所定の識別情報を入力することができる契約者
の契約車両のみが当該駐車スペースPaに駐車すること
ができるとともに、一般車両の駐車は禁止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような駐車場管
理装置にあっては、月極め駐車場において契約車両の出
庫後に生じる空きスペースを、一般車両にも有料で貸し
出すことを可能にすることによって、駐車スペースを有
効活用し、駐車場不足を解消することができるという効
果がある。ところで、上記構成の駐車場管理装置では、
一般車両が賃貸時間帯内に駐車スペースPaから出庫し
ていれば問題はない。しかしながら、一般車両の利用者
の不注意等によって、一般車両が賃貸時間帯を超え、契
約時間帯に侵入して駐車した場合、すなわち時間を超過
して駐車している車両(以下、時間超過車両という)が
生じた場合に、上記契約時間帯に該当する時刻であるに
も関わらず、帰還した契約車両が当該駐車スペースPa
に駐車することができないという不都合が生じるおそれ
がある。本発明は、このような事情に基づいてなされた
もので、その課題は、月極め駐車場において契約車両の
出庫後に生じる空きスペースを、一般車両にも有料で貸
し出すことを可能にした場合に、時間超過車両が発生し
ても、契約車両が駐車不能となる事態を回避する駐車場
管理方法及び駐車場管理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の駐車ス
ペースを有する駐車場において、各駐車スペースに対し
て、一般車両の駐車を許可する賃貸時間帯と契約車両が
専用する契約時間帯とを相互に重ならないように管理機
に設定し、前記賃貸時間帯において車両検知器が当該駐
車スペースにおける車両を検知したときに、車両阻止機
を阻止動作させて当該駐車スペースからの車両退出を阻
止するとともに、駐車時間に応じた駐車料金を算出表示
し、前記駐車料金の精算処理の終了に基づいて前記車両
阻止機の阻止動作を解除する賃貸時間帯処理と、前記契
約時間帯において前記車両検知器が当該駐車スペースに
おける車両を検知しないときに、当該駐車スペースに対
する車両進入を禁止し、所定の識別情報の入力に基づい
て車両進入の禁止を解除する契約時間帯処理とを行う駐
車場管理方法において、少なくとも、前記賃貸時間帯の
終了時刻から所定時間遡った時刻までを包含する所定の
避難時間帯において、前記車両検知器によって車両が検
知されていない駐車スペースの中から避難スペースを選
択する避難スペース選択処理と、選択した避難スペース
に対する車両進入を禁止して前記避難スペースを確保す
る避難スペース確保処理と、前記複数の駐車スペースに
対応する前記識別情報のいずれかと一致する識別情報が
入力されたときに、前記避難スペースに対する車両進入
の禁止を解除して、契約車両の駐車を許可する一時避難
処理とを行うことを特徴としている。上記方法によれ
ば、少なくとも、賃貸時間帯の終了時刻から所定時間遡
った時刻までを包含する所定の避難時間帯において、車
両検知器によって車両が検知されていない駐車スペース
の中から所定数の駐車スペースが避難スペースとして選
択される。選択された避難スペースに対する車両進入が
禁止されて避難スペースが確保される。複数の駐車スペ
ースに対応する全ての識別情報のいずれかが入力された
ときに、避難スペースに対する車両進入の禁止が解除さ
れて、契約車両の駐車が許可される。
【0011】上記方法において、駐車スペース及び避難
スペースに対する車両進入の禁止のために既に入力され
た識別情報と同一の識別情報が入力されたときに、前記
駐車スペース及び前記避難スペースに対する車両進入の
禁止を非解除とした場合には、同一の識別情報が入力さ
れた際には、駐車スペースに対する車両の進入が禁止さ
れる。
【0012】上記方法において、避難スペース選択処理
が、所定の避難時間帯において、前記車両検知器によっ
て車両が検知されていない駐車スペースの中から、賃貸
時間帯の終了時刻が、前記所定の避難時間帯の開始時刻
以降でかつ前記避難時間帯の開始時刻に近い時刻に設定
されている駐車スペースを優先的に避難スペースとして
選択する場合には、賃貸時間帯における避難時間帯とし
て確保される時間が短い駐車スペースから優先して避難
スペースとして確保される。
【0013】上記方法において、予め、月、週、曜日及
び日付の少なくともいずれかを特定する時間条件を各駐
車スペースに対応して設定しておき、避難スペース選択
処理が、所定の避難時間帯において、前記車両検知器に
よって車両が検知されていない駐車スペースの中から前
記時間条件を満たす駐車スペースを前記避難スペースと
して選択する場合には、上記時間条件を満たす駐車スペ
ースが避難スペースとして確保される。
【0014】上記方法において、避難スペースとして選
択された駐車スペースに対する契約時間帯処理と、避難
スペースに駐車するために入力された識別情報に対応す
る駐車スペースに対する契約時間帯処理とを互いに交換
して行う場合には、避難スペースに第1の契約車両が避
難すると、第1の契約車両に対応して契約されている第
1の駐車スペースに対応する第1の契約時間帯処理がな
される。一方、賃貸時間を超過して第1の駐車スペース
に駐車していた一般車両が退出した後、その空車状態と
なった第1の駐車スペースに、上記避難スペースとして
選択された第2の駐車スペースに対応して契約している
第2の契約車両が入庫すると、その第2の契約車両に
は、第2の駐車スペースに対応する第2の契約時間帯処
理がなされる。
【0015】本発明は、駐車スペースにおける車両の有
無を検知する車両検知器と、前記駐車スペースに対して
車両の進入及び退出を阻止する車両阻止機と、前記車両
検知器の検知状態を認識するとともに、前記車両阻止機
の阻止動作を制御する管理機とを有してなり、前記管理
機は、少なくとも現在時刻を示す時計データを生成する
時計手段と、駐車スペースに対する駐車契約を結んでい
る契約車両の駐車のみを許可する契約時間帯と、前記駐
車スペースに対する駐車契約を結んでいない一般車両の
駐車を許可する賃貸時間帯とを指定する時間帯情報を格
納する時間帯情報記憶手段と、前記車両検知器の車両検
知状態に基づいて課金動作を行って駐車料金を算出する
とともに、前記駐車料金の収受を行う料金精算手段と、
前記時計手段の時計データにより示される現在時刻が前
記賃貸時間帯に該当する場合には、前記車両阻止機の阻
止動作を解除して前記駐車スペースに対する駐車を許可
し、前記車両検知器が車両検知状態となったことをもっ
て前記車両阻止機の阻止動作を行わせ、かつ、前記料金
精算手段による駐車料金の収受がなされたことをもって
前記車両阻止機の阻止動作を解除して一般車両の出庫を
許可する賃貸時間帯制御手段と、前記駐車スペースに対
する駐車契約を結んでいる契約者を識別するための契約
者識別情報を格納する識別情報記憶手段と、前記契約者
識別情報を入力するための識別情報入力手段と、時計手
段の時計データにより示される現在時刻が契約時間帯に
該当する場合に、前記車両阻止機を阻止動作させるとと
もに、前記識別情報入力手段に入力された前記契約者識
別情報が前記契約者識別情報記憶手段に格納されている
と判定されたことをもって車両阻止機の阻止動作を解除
して前記駐車スペースに対する契約車両の駐車を許可す
る契約時間帯制御手段とを有する駐車場管理装置におい
て、前記賃貸時間帯の終了時刻から所定時間遡った時刻
までを避難時間帯として設定するための避難時間帯設定
手段と、時計手段から出力される時計データにより示さ
れる現在時刻が設定された前記避難時間帯と一致する場
合に、前記車両検知器によって車両が検知されていない
駐車スペースの中から避難スペースを選択する避難スペ
ース選択手段と、選択した避難スペースに対応する車両
阻止機を阻止動作させて当該避難スペースに対する車両
進入を禁止する避難スペース確保手段と、前記識別情報
入力手段に入力された前記契約者識別情報が前記契約者
識別情報記憶手段に格納されていると判定され、かつ、
前記契約者識別情報に対応する駐車スペースの車両検知
器が車両検知状態となっていることをもって前記避難ス
ペースに対応する前記車両阻止機の阻止動作を解除して
前記避難スペースに対する契約車両の駐車を許可する避
難制御手段とを有することを特徴としている。上記構成
によれば、避難スペース選択手段によって、少なくと
も、賃貸時間帯の終了時刻から所定時間遡った時刻まで
を包含する所定の避難時間帯において、車両検知器によ
って車両が検知されていない駐車スペースの中から所定
数の駐車スペースが避難スペースとして選択される。避
難スペース確保手段によって、選択した避難スペースに
対応する車両阻止機が阻止動作することにより当該避難
スペースに対する車両進入が禁止される。避難制御手段
によって、識別情報入力手段に入力された契約者識別情
報が契約者識別情報記憶手段に格納されていると判定さ
れ、かつ、契約者識別情報に対応する駐車スペースの車
両検知器が車両検知状態となっていることをもって避難
スペースに対応する車両阻止機の阻止動作を解除して避
難スペースに対する契約車両の駐車が許可される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の駐車場管
理方法を実施するための駐車場管理装置の実施の形態に
おける設置状況を示す説明図であり、図2は、実施の形
態における管理機の主として中央管理ユニットの構成を
示すブロック図である。図3は、識別情報記憶手段の記
憶内容の説明図であり、図4は、時間帯情報記憶手段の
記憶内容の説明図であり、図5は、避難スペース割当情
報記憶手段の記憶内容の説明図であり、図6は、時間条
件情報記憶手段の記憶内容の説明図であり、図7は、課
金情報記憶手段の記憶内容の説明図である。図8は、中
央管理ユニットの外観図であり、図9は、管理機の主と
して個別管理ユニットの構成を示すブロック図であり、
図10は、個別管理ユニットの外観図である。図11
は、駐車場管理装置のメインフローチャートであり、図
12は、駐車場管理装置の契約時間帯処理のフローチャ
ートであり、図13は、駐車場管理装置の個別管理ユニ
ットにおける賃貸時間帯処理のフローチャートであり、
図14は、駐車場管理装置の中央管理ユニットにおける
賃貸時間帯処理のフローチャートである。図15は、中
央管理ユニットの表示手段の一例を示す説明図であり、
図16は、駐車場管理装置の避難時間帯処理のフローチ
ャートである。
【0017】図1を参照して、駐車場管理装置の構成に
ついて説明する。駐車場Pに設けられる駐車場管理装置
1Aは、管理機2A、各駐車スペースPaに設けられた
車両阻止機4及び車両検知器3から構成されている。上
記管理機2Aは、1つの中央管理ユニット21と、これ
に接続されて各駐車スペースPaに設けられた個別管理
ユニット22とから構成されており、各個別管理ユニッ
ト22には、車両阻止機4及び車両検知器3がそれぞれ
接続されている。車両検知器3は、当該駐車スペースに
車両が存在しているか否かを検知するものである。車両
阻止機4は、当該駐車スペースに対する車両の進入及び
退出を阻止するものである。
【0018】図2に示すように、中央管理ユニット21
は、以下の各部から構成されている。記憶部101は、
CPU100が実行する装置プログラムを格納するRO
M101aと、ワークエリア及び一時記憶領域を提供す
る101bとから構成されている。
【0019】図3に示すように、識別情報記憶手段10
2は、各駐車スペースに割り当てられている駐車位置番
号Npと、各駐車スペースに対して駐車契約を結んでい
る契約者を識別するための契約者識別情報(識別情報)
IDとを対応して格納するものである。
【0020】図4に示すように、時間帯情報記憶手段1
03は、駐車位置番号Npと、時間帯情報Ttとを対応
して格納するものである。時間帯情報Ttは、各駐車ス
ペースに対する駐車契約を結んでいる契約車両の駐車の
みを許可する契約時間帯(例えば、契約車両が駐車して
いるために駐車スペースが塞がっている時間帯である1
8:00〜翌日8:00)と、駐車スペースに対する駐
車契約を結んでいない一般車両の駐車を許可する賃貸時
間帯(例えば、契約車両を通勤に供しているため駐車ス
ペースが空く時間帯である8:00〜18:00)とを
指定するための情報であって、後述するように、各契約
者が任意に設定することができるようになっている。
【0021】避難時間帯情報記憶手段104、所定の避
難時間帯を指定するための避難時間帯情報を格納するも
のである。避難時間帯情報Tsは、各駐車スペース毎に
設定するのではなく、駐車場で共通に用いられる。避難
時間帯は、少なくとも賃貸時間帯の終了時刻から所定時
間遡った時刻までを包含するものであり、当該駐車場に
おいて、時間超過車両が生じる可能性の高い時間帯、例
えば各駐車スペースに設定されている賃貸時間帯の終了
時刻をなるべく多く包含するように設定することが好ま
しい。本発明では、賃貸時間帯の一部を占める避難時間
帯において、一部の駐車スペースに対して一般車両の駐
車を禁止することにより、避難スペースを確保する。そ
して、ある駐車スペースにおいて、賃貸時間帯を超過し
ても駐車している一般車両(時間超過車両)が発生した
ときに、当該駐車スペースに駐車できなくなった契約車
両を上記避難スペースに一時的に駐車させることによ
り、契約車両が駐車不能になるという事態を回避するの
である。
【0022】図5に示すように、避難スペース割当情報
記憶手段105は、駐車位置番号Npに対応して、当該
駐車スペースが避難スペースとして割り当てられている
か否かを示す避難スペース割当て情報Fsを格納するも
のである。
【0023】図6に示すように、時間条件情報記憶手段
106は、駐車位置番号Npに対応して、当該駐車スペ
ースの割当てを許容する時間条件情報Tcを記憶するも
のである。
【0024】図7に示すように、課金情報記憶手段10
7は、各駐車スペースに対する駐車料金を算出するため
に必要な課金情報Dmを格納するものである。課金情報
Dmは、各駐車スペースに割り当てられている駐車位置
番号Np、各駐車スペースに駐車している一般車両の駐
車時間Tp、課金処理の際の課金単位の時間である単位
時間Tu、この単位時間当たりの料金を示す単位料金M
u及び上記各情報から算出される駐車料金Mpから構成
されている。
【0025】レシート発行手段108は、料金収受手段
111によって収受した料金の領収書を発行するもので
ある。
【0026】時計手段109は、年月日、現在時刻、曜
日、休日等を示す時計データを生成するものである。
【0027】I/F手段110は、各個別管理ユニット
22との間で情報の授受を行うための制御を行うもので
ある。料金収受手段111は、周知の技術を用いて駐車
料金の収受を行うものである。操作手段112は、契約
者識別情報等の情報を手動操作等によって入力するため
のテンキーボードや操作スイッチからなるものである。
【0028】表示手段113は、駐車料金、操作ガイダ
ンス等の情報を表示するためのものである。通信手段1
14は、携帯電話機やPHS電話機等の無線通信端末装
置との間で無線回線を介して通信を行うものである。
【0029】図8に示されているように、中央管理ユニ
ット21の操作パネルには、レシート発行手段108の
レシート排出口108aと、料金収受手段111を構成
する硬貨投入口111a、紙幣投入口111b及び釣り
銭排出口111cと、操作手段112と、表示手段11
2とが設けられている。
【0030】なお、駐車料金の算出処理は、周知の手順
で行えばよく、一例を示せば、時計手段109から出力
される時計データの時刻に基づいて駐車時間を求め、そ
の駐車時間を上記単位時間で割った値を整数に丸め、そ
の整数に上記単位金額を乗じて求めるのが普通である。
したがって、課金情報記憶手段107に格納する上記単
位金額及び上記単位時間の双方又は一方を変更すること
によって、駐車料金の金額を任意に変更することができ
る。
【0031】一方、図9に示すように、個別管理ユニッ
ト22は、以下の各部から構成されている。記憶部20
1は、CPU200が実行する装置プログラムを格納す
るROM201aと、ワークエリア及び一時記憶領域を
提供するRAM201bとから構成されている。
【0032】駐車可否表示手段202は、当該駐車スペ
ースに対する一般車両の駐車を許可しているのか、拒否
しているのかを表示するためのものである。
【0033】時間帯表示手段203は、当該駐車スペー
スに対する駐車契約を結んでいない一般車両の駐車を許
可する賃貸時間帯を表示するためのものである。
【0034】媒体読取手段204は、磁気カードやIC
カード等の記録媒体に記録されている契約者識別情報や
時間帯情報等の情報を読取って入力するためのものであ
る。操作手段205は、後述する契約者識別情報や時間
帯情報等の情報を手動操作で入力するためのものであ
り、例えば、周知のテンキーボード、パネルスイッチ等
から構成される。
【0035】中央管理ユニット21との間で情報の授受
を行うI/F手段206を具備している。CPU200
は、上記I/F手段206を介して、中央管理ユニット
21から与えられた指令に基づいて当該駐車スペースの
車両阻止機4の動作制御を行ったり、車両検知器3の検
知状態の監視を行ってその検知状態を中央管理ユニット
21へ報告したりしている。
【0036】図10(a)及び図10(b)は、それぞ
れ個別管理ユニット22の正面図及び右側面図を示して
いる。図示するように、個別管理ユニット22は、駐車
場の地面に立設された支柱2aの上部に設けられてい
る。支柱2aには、赤外線等の検知光を駐車スペースに
向かって照射し、その反射光の有無に基づいて駐車スペ
ースにおける車両の有無を検知する形式の車両検知器3
が設けられている。
【0037】個別管理ユニット22の正面側には、時間
帯表示手段203、及び駐車可否表示手段202を構成
する賃貸駐車可能を示す緑色点灯部202aと賃貸駐車
拒否を示す赤色点灯部202bが設けられている。右側
面側には、操作手段205を構成するテンキーボード2
05aと、媒体読取手段204の媒体挿入排出口204
aとが設けられている。
【0038】また、車両検知器3は、上述した赤外線等
の検知光を照射する形式のものに限定されるものではな
く、車両の金属部分を検知する磁気ループ検知器を用い
た形式、あるいはその他任意の形式のものを用いること
ができる。また、車両の検知をより確実に行うために、
異なる形式の車両検知器を複数個併用するようにしても
よい。
【0039】車両阻止機4は、起伏自在に設けられたフ
ラップをモータ等の駆動源によって起立させて車両の進
退を阻止し、フラップを伏臥させて車両の進退を許容す
る形式のものが一般的であるが、その他の任意の形式の
ものを用いることができる。また、車両の進入及び退出
をより確実に阻止するために、同一形式又は異なる形式
の車両阻止機を複数個併用するようにしてもよい。
【0040】次に、図11〜図14及び図16のフロー
チャートを参照して、上記構成による駐車場管理装置の
動作を説明する。各図において、ST及び数字を結合し
た符号はステップ番号を示している。
【0041】まず、図11のメインフローチャートを参
照して説明すると、中央管理ユニット21のCPU10
0は、時計手段108から出力される時計データと、避
難時間帯情報記憶手段104の避難時間帯情報Tsとを
比較して、現在時刻が契約時間帯に該当するか否かを判
定する(ST1)。ST1が“Y”ならば、後述する避
難時間帯処理(図16)に移行する。ST1が“N”な
らば、上記時計データと、時間帯情報記憶手段103に
格納されている各駐車スペース(駐車位置番号Np)に
対応する時間帯情報Ttとを比較する(ST2)。ST
2において、現在時刻が契約時間帯に該当すると判定さ
れた駐車スペースに対しては、図13に示す契約時間帯
処理(ST3)を行う。現在時刻が賃貸時間帯に該当す
ると判定された駐車スペースに対しては、図14,15
に示す賃貸時間帯処理(ST4)を行う。全ての駐車ス
ペースに対して上記ST3及びST4の処理を行った後
は、ST1へ戻る。
【0042】次に、図12を参照して契約時間帯処理を
説明する。中央管理ユニット21のCPU100は、現
在時刻が契約時間帯に該当していることを示す旨の情報
を生成して個別管理ユニット22へ送出する。個別管理
ユニット22のCPU200は、上記情報を受けとる
と、時間帯表示手段203における賃貸時間帯の表示を
クリアする(ST20)。次いで、駐車可否表示手段2
02を一般車両の駐車を拒否する表示に変更させる(S
T21)。図11で示せば、赤色点灯部202bを点灯
させる。次いで、車両検知器3がON状態(車両検知状
態)か否かを判定する(ST22)。判定結果が“N”
であれば、車両阻止機4の阻止動作をさせて、一般車両
が当該駐車スペースに入庫することを拒否する(ST2
3)。次いで、操作手段205又は媒体読取手段204
から契約者識別情報IDが入力されることを待機する
(ST24)。契約者識別情報が入力されると、これを
中央管理ユニット21に送出する。中央管理ユニット2
1のCPU100は、受取った契約者識別情報IDを契
約者識別情報記憶手段102の記憶内容と照合して一致
したことをもって、車両阻止機4の阻止動作を解除する
旨の指令を個別管理ユニット22へ送出する。個別管理
ユニット22は、上記指令に基づいて車両阻止機4の阻
止動作を解除する(ST25)。これにより、契約車両
の当該駐車スペースに対する入庫が許可される。そし
て、駐車可否表示手段202の表示をクリアする(ST
26)。図11で示せば、赤色点灯部202bを消灯す
る。そして、図12のST1に戻る。契約車両が当該駐
車スペースに入庫した後は、ST22の判定結果が
“Y”となり、このST22で待機状態となる。
【0043】図13及び図14を参照して、賃貸時間帯
処理について説明する。まず、図14を参照して、個別
管理ユニット側の動作を説明する。中央管理ユニット2
1のCPU100は、時間帯情報記憶手段203から読
み出した賃貸時間帯の開始時刻及び終了時刻を示す時間
帯情報Ttを、該当する個別管理ユニット22へ送出す
る。個別管理ユニット22のCPU200は、受け取っ
た時間帯情報Ttに基づいて賃貸時間帯の開始時刻及び
終了時刻を示すを時間帯表示手段203に表示する(S
T30)。次いで、駐車可否表示手段202を一般車両
の駐車を許可する表示に変更する(ST31)。図11
で示せば、緑色点灯部202aを点灯させる。次いで、
車両検知器3がON状態か否かを判定する(ST3
2)。この判定結果が“N”ならば、車両が当該駐車ス
ペースに入庫していないので、その状態で待機する。S
T32の判定結果が“Y”ならば、駐車スペースに一般
車両が入庫しているので、車両可否表示手段202の表
示をクリアし(ST33)、車両阻止機4に阻止動作を
させる(ST34)。
【0044】ST35において、個別管理ユニット22
のCPU200は、中央管理ユニット21に対して、当
該駐車スペースの駐車位置番号Np及び課金処理の開始
を指示するための車両入庫情報を送信する。次いで、中
央管理ユニット21から料金収受が完了したことを示す
車両出庫指令の受信を待機する(ST36)。上記車両
出庫指令を受信すると(ST36で“Y”)、車両阻止
機4の阻止動作を解除して(ST37)、図12のST
1に移行する。
【0045】次に、図14を参照して、中央管理ユニッ
ト21側の動作について説明する。CPU100は、個
別管理ユニット22から送信される駐車位置情報及び車
両入庫情報の受信を待機している(ST40)。ST4
0が“Y”ならば、課金情報記憶手段106において、
課金情報Mの駐車位置番号Npに対応する駐車時間Tp
を計測して書き込むとともに、駐車時間Tp、単位時間
Tu及び単位料金Muに応じて駐車料金Mpを算出して
格納する課金処理を行う(ST41)。
【0046】次いで、CPU100は、図15(a)に
示すように、表示手段112に駐車位置番号の入力を促
すガイダンス情報を表示するとともに(ST42)、操
作手段111から駐車位置番号が入力されたか否かを判
定し(ST43)、“N”ならば、ST40に戻る。こ
こで、駐車位置番号が入力されたら(ST43で
“Y”)、入力された駐車位置番号に対応する駐車料金
Mpを課金情報記憶手段107から読出し、図15
(b)に示すように、駐車料金を表示手段113に表示
させる(ST44)。次いで、正当な料金が料金収受手
段111に投入されたか否かを判定し(ST45)、こ
れが“Y”ならば、課金情報記憶手段107に格納され
ている課金情報の内、上記駐車位置番号に対応する駐車
時間及び駐車料金情報をクリアし(ST46)、個別管
理ユニット22に対して車両阻止機4の阻止動作を解除
する旨の指令する車両出庫指令を与える(ST47)。
ここで、CPU100は、図15(c)に示すように、
表示手段103に車両の出庫を促すガイダンス情報を表
示して(ST48)、ST40に移行する。
【0047】上述した図12の契約時間帯処理と、図1
3及び図14の賃貸時間帯処理とによれば、賃貸時間帯
が個別管理ユニット22の時間帯表示手段203によっ
て表示され、かつ、駐車可否表示部202によって一般
車両の駐車が許可される旨が表示される。これら2つの
表示を見た者は、車両阻止機4の阻止動作が解除されて
いる駐車スペースに入庫することができる。契約時間帯
では、駐車可否表示部202によって一般駐車の駐車が
拒否される旨が表示されるとともに、車両阻止機4が阻
止動作されているので、一般車両の駐車は行えない。当
該駐車スペースに対応する正当な契約者識別情報を操作
手段205又は媒体読取手段204に入力したときの
み、車両阻止機4の阻止動作が解除されるので、契約車
両が駐車できる。したがって、契約車両が出庫した後の
駐車スペースの空きを有効に活用することができる。
【0048】中央管理ユニット21の時間帯情報記憶手
段103には、予め時間帯情報が格納されていてよい
し、操作手段112の操作によって時間帯情報を時間帯
情報記憶手段103に設定するようにしてもよい。ま
た、時間帯情報の設定は、個別管理ユニット22側から
行ってもよい。すなわち、個別管理ユニット22の操作
手段205の操作によって時間帯情報を入力し、あるい
は、設定しようとする時間帯情報を記録してある記録媒
体を個別管理ユニット22の媒体読取手段204に読み
取らせることによって時間帯情報を入力し、その時間帯
情報を中央管理ユニット21へ送出することによって、
時間帯情報を時間帯記憶手段103に設定することもで
きる。この場合には、契約者が自分の車両運行予定の変
更に合わせて柔軟に賃貸時間帯を設定することができる
という利点がある。
【0049】次に、図17のフローチャートを参照し
て、避難時間帯処理の動作を説明する。 中央管理ユニ
ット21のCPU100は、まず、避難スペース割当情
報記憶手段105の各避難スペース割当情報Fsをクリ
アする(ST50)。次に、各個別管理ユニット22に
対して車両検知器4の検知状態を応答することを要求し
て、各個別管理ユニット22から応答される、空き状態
の駐車スペースの有無状態及び空き状態の駐車スペース
の駐車位置番号を受信して、空き駐車スペースの状態を
調べる(ST51)。ST51において、空き状態の駐
車スペースが1台も存在しないとわかった場合には、そ
の旨を中央管理ユニット21の表示手段112に報知し
て、利用者に避難スペースが無い旨を報知するようにし
てもよい。
【0050】次に、空き駐車スペースと判定された駐車
スペースの中から所定数の駐車スペースを避難スペース
として選択し、図5に示すように、避難スペース割当情
報記憶手段105において、選択された駐車スペースの
駐車位置番号Npに対応する避難スペース割当情報Fs
を有効状態となるように設定する(ST52)。なお、
避難スペースとして選択する駐車数の所定数は、当該駐
車場において発生する時間超過車両の発生頻度と、駐車
スペースが避難スペースとして確保された場合に生じる
当該駐車スペースの賃貸時間帯の時間短縮による損失コ
ストとの兼ね合いに基づいて適宜設定すればよい。
【0051】避難スペースとして設定された駐車スペー
スの個別管理ユニット22に対して、車両阻止機4の阻
止動作及び駐車可否表示手段202の駐車禁止表示を行
わせる命令を送信する(ST53)。これにより、所定
数の避難スペースが確保される。
【0052】そして、契約者識別情報IDの入力を待機
する(ST54)。すなわち、駐車場のある駐車スペー
スの契約者が駐車場に帰着した際に、自分の契約してい
る駐車スペースに時間超過車両が存在している場合に、
上記契約者は、自分の識別情報IDを中央管理ユニット
21の操作手段111から入力する。すると、ST54
が“Y”になるから、CPU100は、入力された契約
者識別情報IDが契約者識別情報記憶手段102に格納
されているかどうかを照合する(ST55)。ST55
で“N”ならば、表示手段113に契約者でない旨の表
示を行い処理を打ち切る(ST56)。
【0053】一方、契約者識別情報IDが識別情報記憶
手段102に格納されていることが照合されると(ST
55で“Y”)、避難スペース割当記憶手段104から
避難スペース割当情報Fsが有効な駐車位置番号Npを
検索して、避難スペースとして割り当てられている個別
管理ユニット22に対して車両検知器3の検知状態を応
答することを要求する(ST57)。
【0054】上記応答に基づいて、車両無しと判定され
た個別管理ユニット22の有無を判定し(ST58)、
駐車可能な避難スペースが1つもなければ、避難スペー
ス無しの旨を表示手段112に表示して(ST59)、
処理を打ち切る。
【0055】駐車可能な避難スペースが1以上あれば、
選択した避難スペースに対応する個別管理ユニット22
に対して車両阻止機4の禁止解除及び駐車か非表示手段
202の禁止表示の解除の命令を出し(ST60)、表
示手段112において、避難スペースの駐車位置を示す
ガイダンス情報を表示する(ST61)。
【0056】上記契約者は、車両を駐車が許容された避
難スペースに入庫して時間超過車両が出庫することを待
機する。時間超過車両が出庫後、その駐車スペースに入
庫する。契約車両が入庫する際の処理については、図1
2のフローチャートの処理と同様である。個別管理ユニ
ット22のCPU200は、避難時間帯内において、退
避スペースに避難していた車両が出庫したことを車両検
知器3によって検知した場合は、車両阻止機4を阻止動
作させ、他の契約車両が避難し得るにように準備する。
なお、図11のメインフローチャートに示したように、
避難時間帯の終了時刻が終了すれば、契約時間帯処理に
移行する。
【0057】上記契約者は、車両を駐車が許容された避
難スペースに入庫して時間超過車両が出庫することを待
機する。時間超過車両が出庫後、その駐車スペースに入
庫する。契約車両が入庫する際の処理については、図1
2のフローチャートの処理と同様である。個別管理ユニ
ット22のCPU200は、避難時間帯内において、退
避スペースに避難していた車両が出庫したことを車両検
知器3によって検知した場合は、車両阻止機4を阻止動
作させ、他の契約車両が避難し得るにように準備する。
なお、図11のメインフローチャートに示したように、
避難時間帯の終了時刻が終了すれば、契約時間帯処理に
移行する。
【0058】上述の実施の形態によれば、賃貸時間帯を
超過しているにも関わらず、注射スペースに駐車してい
る一般車両(時間超過車両)が発生したときに、当該駐
車スペースに駐車できなくなった契約車両を上記避難ス
ペースに一時的に駐車させることにより、契約車両が駐
車不能になるという事態を回避することができる。
【0059】上述した実施の形態の説明においては、避
難スペースとして確保された駐車スペースでは、その避
難スペースに設定されている賃貸時間帯が、避難時間帯
として確保された時間分だけ短くなってしまうため、損
失コストが生じることは避けられない。上記損失コスト
をなるべく低減するためには、例えば次のような構成と
すればよい。すなわち、賃貸時間帯の終了時刻が上記避
難時間帯の開始時刻以降で、かつ、その開始時刻に近い
駐車スペースから優先して避難スペースとして確保す
る。この場合には、賃貸時間帯における避難時間帯とし
て確保される時間が短い駐車スペースから優先して避難
スペースとして確保される。したがって、賃貸時間帯の
短縮による損失コストを低減することができる。
【0060】上述した実施の形態の説明においては、賃
貸時間帯の終了時刻が避難時間帯の開始時刻に近い駐車
スペースは、賃貸時間帯の終了時刻が避難時間帯の開始
時刻から遠い駐車スペースに比較して、避難スペースと
して確保される率が高くなるため、避難スペースの割り
当て対象となる駐車スペースに偏りが生じる。避難スペ
ースの割り当て対象となる駐車スペースに偏りが生じる
ことが好ましくない場合には、例えば次のような構成と
すればよい。すなわち、図6に示されているように、時
間条件情報記憶手段105に、予め、月、週、曜日及び
日付の少なくともいずれかを特定する時間条件情報を各
駐車スペースに対応して設定しておく。そして、避難時
間帯において、避難スペースを選択する際、時計手段1
08から生成される時計データと、時間条件情報記憶手
段105に記憶されている時間条件情報とを比較して、
時間条件を満たす駐車スペースがあれば、その駐車ペー
スの中から避難スペースを選択する。例えば、5台の駐
車スペースを有する駐車場において、各駐車スペースの
それぞれに対して、時間条件情報Tcとして月曜日〜金
曜日を割り当てる。この場合には、月曜日から金曜日の
間、各駐車スペースが順次避難スペースとして偏りなく
確保される。なお、時間条件情報Tcとしては、上述し
た曜日以外にも、月、週及び日付を設定してもよい。
【0061】上述した実施の形態の説明においては、契
約者識別情報を入力することによって、その契約者識別
情報に対応する駐車スペースに対する駐車の許可と、避
難スペースに対する駐車の許可とがなされる。したがっ
て、ある契約者が同一の契約者識別情報を用いることに
より、契約している駐車スペースに車両を駐車させると
ともに、別の駐車スペースである避難スペースに別の車
両を駐車させることが許容されてしまう。このような避
難スペースに対する不正駐車が許容されると、避難スペ
ースを利用しようとする他の利用者が迷惑を被ることに
なり好ましくない。上記不都合を解消するためには、次
のような方法とすればよい。すなわち、駐車スペース及
び避難スペースに対する車両進入の禁止のために既に入
力された識別情報と同一の識別情報が入力されたとき
に、前記駐車スペース及び前記避難スペースに対する車
両進入の禁止を非解除とする。この処理をフローチャー
トを用いて説明すると、契約時間帯処理(図12)にお
いて、ST24の契約者識別情報の入力照合後、車両阻
止機の阻止動作の解除を行わない処理とする。また、避
難時間帯処理(図16)において、ST55の契約者識
別情報照合後、車両阻止機の阻止動作の解除を行わない
処理とする。上述の処理を行えば、同一の識別情報を入
力して複数台の車両が駐車スペース及び避難スペースに
不正に駐車することを防止できる。したがって、契約者
識別情報の不正利用による避難スペースへの不正駐車を
禁止して、避難スペースを利用しようとする他の利用者
が迷惑を被ることを防止することができる。なお、上述
した既駐車分の契約者識別情報を認識する処理は、例え
ば、図3に示した契約者識別情報記憶手段102におい
て、駐車位置番号Np及び契約者識別情報IDに関連付
けて、駐車許可状態にあるか否かを示す駐車有無状態情
報を格納する記憶領域を設ける。そして、契約時間帯及
び退避時間帯の処理において、CPU100が、契約者
識別情報の入力に基づいて、上記駐車有無状態情報を更
新するとともに、同一情報の入力の有無を判定するよう
にする。
【0062】また、上述した実施の形態の説明において
は、ある駐車スペース(以下、第1の駐車スペースとい
う)において時間超過車両があると、上記第1の駐車ス
ペースに対応して契約している契約車両(以下、第1の
契約車両という)は、避難スペース(以下、第2の駐車
スペースという)に避難して、上記一般車両の出庫を待
機することになる。上記一般車両の出庫後、第1の契約
車両は、第2の駐車スペースから第1の駐車スペースに
移動する。したがって、第1の契約車両の運転者は、第
1の契約車両を第2の駐車スペースから第1の駐車スペ
ースに移動させなくてはならないため、第2の駐車スペ
ースにおいて、第1の駐車スペースが空車状態となるま
で、いつ出庫するかわからない上記一般車両の動向を待
機している必要があり、不便な面がある。このような欠
点を解消するためには、以下のような方法とすればよ
い。すなわち、避難スペースとして選択された第2の駐
車スペースに対する契約時間帯処理と、避難スペースに
駐車するために入力された識別情報に対応する第1の駐
車スペースに対する契約時間帯処理とを互いに交換して
行う。上記方法によれば、第2のスペース(避難スペー
ス)に第1の契約車両が避難すると、第1の契約車両に
対応して契約されている第1の駐車スペースに対応する
第1の契約時間帯処理がなされる。一方、賃貸時間帯を
超過して第1の駐車スペースに駐車していた一般車両が
退出した後、その空車状態となった第1の駐車スペース
に、上記避難スペースとして選択された第2の駐車スペ
ースに対応して契約している第2の契約車両が入庫する
と、その第2の契約車両には、第2の駐車スペースに対
応する第2の契約時間帯処理がなされる。すなわち、第
1の契約車両及び第2の契約車両は、契約時間帯におい
て、それぞれが契約している駐車スペースを交換して駐
車することができる。したがって、第2の駐車スペース
に駐車していた第1の契約車両は、第1の駐車スペース
に移動する必要がなく、したがって、第1の駐車スペー
スにおける時間超過車両の出庫を待機する必要もなくな
る。なお、第1の駐車スペース及び第2の駐車スペース
に対応する契約時間帯処理を互いに入れ替えるために
は、図4に示した時間帯情報記憶手段106において、
駐車位置番号Npを入れ替えればよい。また、上記時間
帯情報記憶手段106に格納されている駐車位置番号N
pを入れ替えて読み出すための変換テーブル、すなわ
ち、駐車位置番号Npと、入れ替え対象となる駐車番号
Npとを関連付けて格納するテーブルを別に設けてお
き、上記変換テーブルによって変換した駐車番号Npに
基づいて、時間帯情報記憶手段106から時間帯情報T
tを読み出すようにすればよい。
【0063】また、駐車位置番号の入力や時間帯情報情
報の設定は、これらの情報を携帯電話機やPHS電話機
等の無線通信装置から通信手段113を介して中央管理
ユニット21に入力することによって行ってもよい。
【0064】なお、上述の実施の形態では、契約時間帯
及び避難時間帯においては、車両阻止機を阻止動作させ
ておき、契約者識別情報が管理機に入力されたときの
み、上記阻止動作を解除させるようにして、一般車両が
不正に駐車することを防止している。しかしながら、車
両阻止機が阻止動作しているにも関わらず、運転者の不
注意等により車両が誤って駐車スペースに進入してしま
った場合には、車両阻止機の形態によっては、車両と阻
止動作中の車両阻止機とが接触する等して車両及び車両
阻止機の双方に損傷が生じるおそれがある。このような
事情を考慮して、契約時間帯においては、車両阻止機の
阻止動作を解除したままとしてもよい。そうすれば、仮
に、車両が誤って当該駐車スペースに対して進入したと
しても上述の不都合を回避することができる。
【0065】上述したように、契約時間帯及び避難時間
帯において、車両阻止機の阻止動作を解除したままにす
る場合には、一般車両の駐車を禁止して契約車両の駐車
スペースを確保しておくことが望ましい。したがって、
駐車可否表示手段によって一般車両の駐車を拒否する旨
の表示を行わせたり、時間帯表示手段によって賃貸時間
帯及び契約時間帯の双方又は一方を表示させたりするこ
とによって、一般車両の駐車が禁止されている旨を利用
者に認識させて注意を喚起することが好ましい。
【0066】ここで、実施の形態の説明と請求範囲の記
載との対応関係について説明しておく。図17のST5
1,ST52の動作が、請求項1に記載されている、少
なくとも、前記賃貸時間帯の終了時刻から所定時間遡っ
た時刻までを包含する所定の避難時間帯において、前記
車両検知器によって車両が検知されていない駐車スペー
スの中から所定数の駐車スペースを避難スペースとして
選択する「避難スペース選択処理」に相当している。ま
た、ST53の動作が、請求項1に記載されている、選
択した避難スペースに対する車両進入を禁止して前記避
難スペースを確保する「避難スペース確保処理」に相当
している。ST54〜ST60の動作が、請求項1に記
載されている、前記複数の駐車スペースに対応する全て
の前記識別情報のいずれかが入力されたときに、前記避
難スペースに対する車両進入の禁止を解除して、契約車
両の駐車を許可する「一時避難処理」に相当している。
【0067】請求項6に記載されている「料金精算手
段」、「賃貸時間帯制御手段」、「識別情報入力手段」
及び「契約時間帯制御手段」は、従来技術に相当する部
分であるが、実施の形態との対応関係を明確にするため
に対応関係を説明しておく。すなわち、図2の課金情報
記憶手段107、料金収受手段111、図13のST3
2,ST35の制御を行うCPU200、及び図14の
ST40,ST41の制御を行うCPU100が、請求
項6に記載されている、車両検知器の車両検知状態に基
づいて課金動作を行って駐車料金を算出するとともに、
駐車料金の収受を行う「料金精算手段」に相当してい
る。図13のST34、ST36、ST37の制御を行
うCPU200と、図14のST43,ST45,ST
47の制御を行うCPU100とが、請求項6に記載さ
れている、時計手段の時計データにより示される現在時
刻が前記賃貸時間帯に該当する場合には、前記車両阻止
機の阻止動作を解除して前記駐車スペースに対する駐車
を許可し、前記車両検知器が車両検知状態となったこと
をもって前記車両阻止機の阻止動作を行わせ、かつ、前
記料金精算手段による駐車料金の収受がなされたことを
もって前記車両阻止機の阻止動作を解除して一般車両の
出庫を許可する「賃貸時間帯制御手段」に相当してい
る。図2の操作手段112、図9の操作手段205、媒
体読取手段204は、請求項6に記載されている、契約
者識別情報を入力するための「識別情報入力手段」に相
当している。図12のST22〜ST25の制御を行う
CPU100及びCPU200が、請求項6に記載され
ている、時計手段の時計データにより示される現在時刻
が契約時間帯に該当する場合に、前記車両阻止機を阻止
動作させるとともに、前記識別情報入力手段に入力され
た前記契約者識別情報が前記契約者識別情報記憶手段に
格納されていると判定されたことをもって車両阻止機の
阻止動作を解除して前記駐車スペースに対する契約車両
の駐車を許可する「契約時間帯制御手段」に相当する。
【0066】図17のST51,ST52の動作を行う
中央管理ユニット21のCPU100が、請求項6に記
載されている、時計手段から出力される時計データによ
り示される現在時刻が少なくとも、設定された前記避難
時間帯と一致する場合に、前記車両検知器によって車両
が検知されていない駐車スペースの中から所定数の駐車
スペースを避難スペースとして選択する「避難スペース
選択手段」に相当している。なお、避難時間帯情報記憶
手段104に対する避難時間帯情報の設定は、例えば、
中央管理ユニット21において、操作手段112によっ
て入力された避難時間帯情報をCPU100が避難時間
帯情報記憶手段104に設定することによって行えばよ
く、このような処理を行うCPU100が、賃貸時間帯
の終了時刻から所定時間遡った時刻までを避難時間帯と
して設定する「避難時間帯設定手段」に相当する。ま
た、ST53の動作を行うCPU100が、請求項6に
記載されている、選択した避難スペースに対応する車両
阻止機を阻止動作させて当該避難スペースに対する車両
進入を禁止する「避難スペース確保手段」に相当してい
る。ST54〜ST60の動作を行うCPU100が、
請求項6に記載されている、前記識別情報入力手段に入
力された前記契約者識別情報が前記契約者識別情報記憶
手段に格納されていると判定され、かつ、前記契約者識
別情報に対応する駐車スペースの車両検知器が車両検知
状態となっていることをもって前記避難スペースに対応
する前記車両阻止機の阻止動作を解除して前記避難スペ
ースに対する契約車両の駐車を許可する「避難制御手
段」に相当している。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の駐車場管
理方法によれば、契約駐車場において契約車両の出庫後
に生じる空きスペースを、一般車両にも有料で貸し出す
ことを可能にした場合に、駐車スペースにおいて、賃貸
時間帯を超過しても駐車している一般車両が発生したと
きに、当該駐車スペースに駐車できなくなった契約車両
を上記避難スペースに一時的に駐車させることができる
ため、契約車両が駐車不能となる事態を回避することが
できる。
【0068】上記方法において、駐車スペース及び避難
スペースに対する車両進入の禁止のために既に入力され
た識別情報と同一の識別情報が入力されたときに、前記
駐車スペース及び前記避難スペースに対する車両進入の
禁止を非解除とする場合には、同一の識別情報を入力し
て複数台の車両が駐車スペース及び避難スペースに不正
に駐車することを防止できる。
【0069】上記方法において、避難スペース選択処理
が、所定の避難時間帯において、前記車両検知器によっ
て車両が検知されていない駐車スペースの中から、賃貸
時間帯の終了時刻が、前記所定の避難時間帯の開始時刻
以降でかつ前記避難時間帯の開始時刻に近い時刻に設定
されている駐車スペースを優先的に避難スペースとして
選択する場合には、賃貸時間帯における避難時間帯とし
て確保される時間が短い駐車スペースから優先して避難
スペースとして確保される。したがって、賃貸時間帯の
短縮による損失コストを低減することができる。
【0070】上記方法において、予め、月、週、曜日及
び日付の少なくともいずれかを特定する時間条件を各駐
車スペースに対応して設定しておき、避難スペース選択
処理は、所定の避難時間帯において、前記車両検知器に
よって車両が検知されていない駐車スペースの中から所
定数の駐車スペースを避難スペースとして選択する際、
前記時間条件を満たす駐車スペースの中から前記避難ス
ペースを選択するようにした場合には、上記時間条件を
満たす駐車スペースが避難スペースとして確保される。
したがって、上記時間条件を適宜設定することにより、
避難スペースとして確保される駐車スペースに偏りを生
じないようにすることが可能となる。
【0071】また、本発明の駐車場管理装置によれば、
契約駐車場において契約車両の出庫後に生じる空きスペ
ースを、一般車両にも有料で貸し出すことを可能にした
場合に、駐車スペースにおいて、賃貸時間帯を超過して
も駐車している一般車両が発生したときに、当該駐車ス
ペースに駐車できなくなった契約車両を上記避難スペー
スに一時的に駐車させることができるため、契約車両が
駐車不能となる事態を回避することができる。
【0072】上記装置において、避難スペース選択手段
が、所定の避難時間帯において、前記車両検知器によっ
て車両が検知されていない駐車スペースの中から所定数
の駐車スペースを避難スペースとして選択する際、賃貸
時間帯の終了時刻が、前記所定の避難時間帯の開始時刻
以降でかつ前記所定の避難時間帯の開始時刻に近い時刻
に設定されている駐車スペースから優先的に選択する場
合には、賃貸時間帯における避難時間帯として確保され
る時間が短い駐車スペースから優先して避難スペースと
して確保される。したがって、賃貸時間帯の短縮による
損失コストを低減することができる。
【0073】上記方法において、各駐車スペースに対応
して避難スペースの割当てを許可する月、週、曜日及び
日付の少なくともいずれかを特定する時間条件を記憶す
る時間条件情報記憶手段を設け、避難スペース選択手段
は、所定の避難時間帯において、前記車両検知器によっ
て車両が検知されていない駐車スペースの中から所定数
の駐車スペースを避難スペースとして選択する際、前記
車両検知器によって車両が検知されていない駐車スペー
スの中から、前記時間条件情報記憶手段から読出した前
記時間条件を満たす駐車スペースを特定し、その特定し
た駐車スペースの中から前記避難スペースを選択するよ
うにした場合には、上記時間条件を満たす駐車スペース
が避難スペースとして確保される。したがって、上記時
間条件を適宜設定することにより、避難スペースとして
確保される駐車スペースに偏りを生じないようにするこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車場管理装置の実施の形態における
設置状況を示す説明図である。
【図2】実施の形態における管理機の主として中央管理
ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】識別情報記憶手段の記憶内容の説明図である。
【図4】時間帯情報記憶手段の記憶内容の説明図であ
る。
【図5】避難スペース割当情報記憶手段の記憶内容の説
明図である。
【図6】時間条件情報記憶手段の記憶内容の説明図であ
る。
【図7】課金情報記憶手段の記憶内容の説明図である。
【図8】中央管理ユニットの外観図である。
【図9】管理機の主として個別管理ユニットの構成を示
すブロック図である。
【図10】個別管理ユニットの外観図である。
【図11】駐車場管理装置のメインフローチャートであ
る。
【図12】駐車場管理装置の契約時間帯処理のフローチ
ャートである。
【図13】駐車場管理装置の個別管理ユニットにおける
賃貸時間帯処理のフローチャートである。
【図14】駐車場管理装置の中央管理ユニットにおける
賃貸時間帯処理のフローチャートである。
【図15】中央管理ユニットの表示手段の一例を示す説
明図である。
【図16】駐車場管理装置の避難時間帯処理のフローチ
ャートである。
【図17】従来の駐車場管理装置の設置状況を示す説明
図である。
【符号の説明】
1A 駐車場管理装置 2A 管理機 21 中央管理ユニット 22 個別管理ユニット 3 車両検知器 4 車両阻止機 100,200 CPU 102 契約者識別情報記憶手段 103 時間帯情報記憶手段 104 避難時間帯記憶手段 105 避難スペース割当情報記憶手段 106 時間条件情報記憶手段 107 課金情報記憶手段 109 時計手段 111 料金収受手段 112 操作手段 114 通信手段 202 駐車可否表示手段 203 時間帯表示手段 204 媒体読取手段 205 操作手段 P 駐車場 Pa 駐車スペース C 自動車(車両)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の駐車スペースを有する駐車場にお
    いて、各駐車スペースに対して、一般車両の駐車を許可
    する賃貸時間帯と契約車両が専用する契約時間帯とを相
    互に重ならないように管理機に設定し、前記賃貸時間帯
    において車両検知器が当該駐車スペースにおける車両を
    検知したときに、車両阻止機を阻止動作させて当該駐車
    スペースからの車両退出を阻止するとともに、駐車時間
    に応じた駐車料金を算出表示し、前記駐車料金の精算処
    理の終了に基づいて前記車両阻止機の阻止動作を解除す
    る賃貸時間帯処理と、前記契約時間帯において前記車両
    検知器が当該駐車スペースにおける車両を検知しないと
    きに、当該駐車スペースに対する車両進入を禁止し、所
    定の識別情報の入力に基づいて車両進入の禁止を解除す
    る契約時間帯処理とを行う駐車場管理方法において、 少なくとも、前記賃貸時間帯の終了時刻から所定時間遡
    った時刻までを包含する所定の避難時間帯において、前
    記車両検知器によって車両が検知されていない駐車スペ
    ースの中から避難スペースを選択する避難スペース選択
    処理と、 選択した避難スペースに対する車両進入を禁止して前記
    避難スペースを確保する避難スペース確保処理と、 前記複数の駐車スペースに対応する前記識別情報のいず
    れかと一致する識別情報が入力されたときに、前記避難
    スペースに対する車両進入の禁止を解除して、契約車両
    の駐車を許可する一時避難処理とを行うこと、 を特徴とする駐車場管理方法。
  2. 【請求項2】 駐車スペース及び避難スペースに対する
    車両進入の禁止のために既に入力された識別情報と同一
    の識別情報が入力されたときに、前記駐車スペース及び
    前記避難スペースに対する車両進入の禁止を非解除とす
    ることを特徴とする請求項1記載の駐車場管理方法。
  3. 【請求項3】 避難スペース選択処理は、所定の避難時
    間帯において、前記車両検知器によって車両が検知され
    ていない駐車スペースの中から、賃貸時間帯の終了時刻
    が、前記所定の避難時間帯の開始時刻以降でかつ前記避
    難時間帯の開始時刻に近い時刻に設定されている駐車ス
    ペースを優先的に避難スペースとして選択することを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の駐車場管理方法。
  4. 【請求項4】 予め、月、週、曜日及び日付の少なくと
    もいずれかを特定する時間条件を各駐車スペースに対応
    して設定しておき、避難スペース選択処理は、所定の避
    難時間帯において、前記車両検知器によって車両が検知
    されていない駐車スペースの中から前記時間条件を満た
    す駐車スペースを前記避難スペースとして選択すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の駐車場管理方
    法。
  5. 【請求項5】 避難スペースとして選択された駐車スペ
    ースに対する契約時間帯処理と、避難スペースに駐車す
    るために入力された識別情報に対応する駐車スペースに
    対する契約時間帯処理とを互いに交換して行うことを特
    徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の駐車場
    管理装置。
  6. 【請求項6】 駐車スペースにおける車両の有無を検知
    する車両検知器と、前記駐車スペースに対して車両の進
    入及び退出を阻止する車両阻止機と、前記車両検知器の
    検知状態を認識するとともに、前記車両阻止機の阻止動
    作を制御する管理機とを有してなり、前記管理機は、少
    なくとも現在時刻を示す時計データを生成する時計手段
    と、駐車スペースに対する駐車契約を結んでいる契約車
    両の駐車のみを許可する契約時間帯と、前記駐車スペー
    スに対する駐車契約を結んでいない一般車両の駐車を許
    可する賃貸時間帯とを指定する時間帯情報を格納する時
    間帯情報記憶手段と、前記車両検知器の車両検知状態に
    基づいて課金動作を行って駐車料金を算出するととも
    に、前記駐車料金の収受を行う料金精算手段と、前記時
    計手段の時計データにより示される現在時刻が前記賃貸
    時間帯に該当する場合には、前記車両阻止機の阻止動作
    を解除して前記駐車スペースに対する駐車を許可し、前
    記車両検知器が車両検知状態となったことをもって前記
    車両阻止機の阻止動作を行わせ、かつ、前記料金精算手
    段による駐車料金の収受がなされたことをもって前記車
    両阻止機の阻止動作を解除して一般車両の出庫を許可す
    る賃貸時間帯制御手段と、前記駐車スペースに対する駐
    車契約を結んでいる契約者を識別するための契約者識別
    情報を格納する識別情報記憶手段と、前記契約者識別情
    報を入力するための識別情報入力手段と、時計手段の時
    計データにより示される現在時刻が契約時間帯に該当す
    る場合に、前記車両阻止機を阻止動作させるとともに、
    前記識別情報入力手段に入力された前記契約者識別情報
    が前記契約者識別情報記憶手段に格納されていると判定
    されたことをもって車両阻止機の阻止動作を解除して前
    記駐車スペースに対する契約車両の駐車を許可する契約
    時間帯制御手段とを有する駐車場管理装置において、 前記賃貸時間帯の終了時刻から所定時間遡った時刻まで
    を避難時間帯として設定するための避難時間帯設定手段
    と、 時計手段から出力される時計データにより示される現在
    時刻が設定された前記避難時間帯と一致する場合に、前
    記車両検知器によって車両が検知されていない駐車スペ
    ースの中から避難スペースを選択する避難スペース選択
    手段と、 選択した避難スペースに対応する車両阻止機を阻止動作
    させて当該避難スペースに対する車両進入を禁止する避
    難スペース確保手段と、 前記識別情報入力手段に入力された前記契約者識別情報
    が前記契約者識別情報記憶手段に格納されていると判定
    され、かつ、前記契約者識別情報に対応する駐車スペー
    スの車両検知器が車両検知状態となっていることをもっ
    て前記避難スペースに対応する前記車両阻止機の阻止動
    作を解除して前記避難スペースに対する契約車両の駐車
    を許可する避難制御手段とを有すること、 を特徴とする駐車場管理装置。
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