JP2007334460A - 駐車システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駐車スペース1において、駐車スペース1内に設けられ車両の進入を防ぐフラップ板7、フラップ板7の上昇や下降を実行する昇降装置6、駐車中の車両を感知する車両センサ8、認識媒体3からの駐車要求信号を受信する信号受信部5、本システムを制御する制御部9、信号受信部5からの信号を識別する識別部10を有し、認識媒体3から発信される駐車要求信号4を信号受信部5によって受信し、制御部9を介して識別部10に送る。そして、識別部10によって、駐車要求信号4が、駐車該当車両からのものであることが識別できた場合は、昇降装置6がフラップ板7を下降させて、駐車スペース1内への車両の進入を受け入れる。
【選択図】図1
Description
また、特許文献1には、専用駐車スペースに可動式のパイロンを設置して、該当者は駐車時に自分の車両の先端部でパイロンを押して駐車スペースを確保し、出車後はバネの付勢力によってパイロンを元の位置に戻しておくという技術が開示されている。
また、パイロンなどの邪魔物を設置して身障者以外の駐車を防止する方法は、駐車前に車を降りて邪魔物を移動させる作業が必要となり、身障者にとって負担が大きいという問題点があった。さらに、車両の先端部を用いて邪魔物を除去する場合は、自分の車両に疵が発生する可能性があり、実行することに抵抗感があった。
請求項2の駐車システムは、請求項1の駐車システムにおいて、前記信号受信部が、複数設けられ、それぞれ受信する駐車要求信号の強さによって認識媒体の現在位置を求める事により、複数の駐車スペースのうちどの駐車スペースに駐車しようとしているのかを特定するシステムであることを特徴とする。
請求項3の駐車システムは、請求項1又は2の駐車システムにおいて、前記駐車スペース内に、駐車中の車両を感知する車両センサが備えられ、前記フラップ板を下降させインターバルタイムの後、駐車中の車両の監視を開始することを特徴とする。
図1は、本発明の駐車システムに関する実施形態1の斜視図である。
実施形態1の駐車システムは、駐車スペース1において、駐車スペース1内に設けられ車両の進入を防ぐフラップ板7、フラップ板7の上昇や下降を実行する昇降装置6、駐車中の車両を感知する車両センサ8、認識媒体3からの駐車要求信号を受信する信号受信部5、本システムを制御する制御部9、信号受信部5からの信号を識別する識別部10を有している。
すなわち、本発明の駐車システムは、認識媒体3から発信される駐車要求信号4を信号受信部5によって受信し、識別部10によって、駐車要求信号4が、駐車該当車両からのものであることが識別できた場合は、制御部9の制御によって昇降装置6がフラップ板7を下降させ、駐車スペース1内への車両の進入を受け入れる。
そして、車両が駐車スペース1内に駐車すると、駐車スペース1内に設けられた車両センサ8が駐車車両を感知して、車両の有無の監視を開始する。そして、駐車車両が出車して車両センサ8が駐車車両を感知しなくなると、制御部9に信号を送り、フラップ板7を上昇させて駐車防止状態とする。
なお、フラップ板7は、ゴムなどの軟質材料を使用することにより、上昇状態時の車両進入に対して、車両及びフラップ板の破損を防ぎ、歩行者への安全も確保することができる。
図3に示すように、認識媒体3は、常時又はスイッチを作動させることによって固有の識別コードを含んだ駐車要求信号4を送信し、駐車要求信号4を受信した信号受信部5は、その識別コードを含んだ駐車要求信号4を識別部10に送り、識別部10において、受信した駐車要求信号4について原則的な判断を実行する。ここで、原則的な判断とは、認識媒体3が有する固有の識別コードが、予め取り決められた正規のコードを有するかを判断することをいう。
上位機器25には、非原則的情報が格納されてあり、識別部10からの受信コード21を内部に格納された非原則的な情報と照合して、当該認識媒体3が不正なものでないかどうか判定結果22を、識別部10に返す。
上位機器25からの判定が正当な認識媒体であるとの信号を受信した場合に、識別部10は、制御部9に対してフラップ板7の下降指示を出力して、制御部9は昇降装置6のフラップ板7を下降させる。
駐車車両が駐車スペース1から出車した場合には、車両センサ8が車両を感知しなくなり、制御部9は昇降装置6のフラップ板7を上昇させる。
(1)100から100000の範囲中の偶数値を該当とする方法、(2)3で除算した余りの値が2の値を該当とする方法などである。(1)の例としては、100から100000の範囲中の偶数値(100,102,104、・・・など)を駐車を許可する識別コードとすることができる。(2)の例としては、11,14,17など、3で除算した余りが2となるシリアル番号を、駐車を許可する識別コードとすることができる。
これらの方法を使用する事により、新規に識別コードを発行する場合に、その都度識別コードの登録を行う手間が不要となる。なお、いずれの方法とも規則性は非公開にする事が好ましい。
駐車装置は暗号化されたシリアル番号を読み込むと、秘密暗号鍵という規則を使用して暗号を解除する。公開暗号鍵はシリアル番号を暗号化するために公開して秘密鍵は非公開とするが、第三者は秘密鍵なしに暗号を解除する事は出来ない。
紛失や盗難などによって識別コードが身障者以外によって不正使用されるおそれがある場合に、その識別コードを無効にする必要がある。この場合、認識媒体の所有者から紛失又は盗難の届けがあった場合に、無効な識別コードとして上位機器25に登録しておき、識別部10からの照会に対して無効である旨応答する。なお、認識媒体10と上位機器25の通信手段にインターネットなど利用する事により広範囲に渡る複数の駐車装置で無効な識別コードの情報を共有する事が出来る。
図4に示すように、認識信号受信部5は、車両に搭載された認識媒体3からの駐車要求信号4を受信する待機状態にあり、駐車要求信号4の受信をしない場合(N)フラップ板を上昇させている(ステップ1)。
認識媒体3からの駐車要求信号4を受信すると、駐車要求信号4に含まれる認識媒体3の識別コードも併せて受信する(ステップ2)。
ステップ2で受信した認識媒体3の識別コード(受信コード)の原則的な判定を行い(ステップ3)、識別コードが予め設定されたものである場合において、上位機器が接続されているかどうかの接続をチェックする(ステップ4)。
上位機器が接続されており照会が有効の場合には、上位機器に対して認識媒体3の識別コードの照会を行い、照会結果がOK(認識媒体3が盗難などによって不正に取得されたものではない)の場合には、フラップ板7を下降させる(ステップ5)。
ステップ3において非該当の場合(識別コードが予め設定されたものではない場合)には、フラップ板7を下降させることなくステップ2に再び戻り、駐車要求信号3の受信待機状態になる(ステップ3のN)。
次に、フラップ板を下降させて車両を導き入れた後、数秒間のインターバルタイマを作動させる(ステップ5)。インターバルタイマの設定した時間が経過した後、駐車車両の感知状態に入る(ステップ6)。
ここでのインターバルタイマは、フラップ板7が下降して車両が駐車スペースに導き入れられ駐車した後、車両センサが感知するまでに要する時間、を考慮して時間を適宜設定することができる。
ステップ6においては、駐車車両の感知を常時行うが、駐車車両が駐車スペースから出車して空となった場合(非感知状態)には、フラップ板7を上昇させるとともに、ステップ2の駐車要求信号4の待受け状態に移る(ステップ7)。
図5は、駐車スペースが複数ある場合の実施形態2の駐車システムを示す斜視図である。実施形態2の駐車システムは、駐車スペース1において、駐車スペース1内に設けられ車両の進入を防ぐフラップ板7、フラップ板7の上昇や下降を実行する昇降装置6、駐車中の車両を感知する車両センサ8、認識媒体3からの駐車要求信号を受信する信号受信部5、本システムを制御する制御部9、信号受信部5からの信号を識別する識別部10を有している点で、実施形態1の駐車システムと同様であるが、複数の駐車スペースを有する点において異なる。
軌跡感知範囲40b内を通る軌跡51(符号51に示す丸1から丸4に移行する軌跡)は、駐車スペース61に向かっていると判断されるため、駐車スペース61へ駐車しようとしていると判断して、駐車スペース61のフラップ板7を下降させる。
軌跡感知範囲40c内を通る軌跡52(符号52に示す丸1から丸4に移行する軌跡)は、駐車スペース62には向かっていないため、駐車しようとしている車両ではなく単なる通過車両であると判断して、駐車スペース62のフラップ板7を下降させない。
認識信号受信部5は、車両に搭載された認識媒体3からの駐車要求信号4を受信する待機状態にあり、駐車要求信号4の受信をしない場合(N)フラップ板を上昇させている(ステップ1)。
認識媒体からの駐車要求信号4を受信すると、駐車要求信号4に含まれる認識媒体3の識別コード番号も併せて受信する(ステップ2)。
ステップ2で受信した認識媒体3の識別コード番号(受信コード)の原則的な判定を行い(ステップ3)、該当車両である場合は、上位機器が接続されているかどうかを接続をチェックする(ステップ4)。
上位機器が接続されており照会が有効の場合には、上位機器に対して認識媒体3の識別コード番号の照会を行い、照会結果がOK(認識媒体3が盗難などによって不正に取得されたものではない)の場合には、フラップ板7を下降させる(ステップ5)。
ステップ3において非該当の場合には、ステップ2に再び戻り駐車要求信号3の受信待機状態になる(ステップ3のN)。
次に、駐車スペースに設置されている複数の認識信号受信部からの駐車要求信号を受信して認識媒体の座標情報を得る(ステップ5)。
そして、ステップ8で、規定回数の軌跡を解析して、軌跡が駐車スペースに向かっているか否かの判断を行い、駐車スペースに向かっていると判断された場合には、フラップ板を下降させ、車両を導き入れた後、数秒間のインターバルタイマを作動させる(ステップ9)。インターバルタイマの設定した時間が経過した後は、駐車している車両の感知状態に入る(ステップ10)。
ここでのインターバルタイマは、フラップ板7が下降してから、車両が駐車スペースに導き入れられ、駐車してから車両センサが感知するまでに要する時間、を考慮して時間を設定するものである。
ステップ10においては、常時駐車車両の感知を行うが、駐車車両が駐車スペースから出車して空となった場合(非感知状態)には、フラップ板7を上昇させ(ステップ11)、ステップ2の駐車要求信号4の待受け状態に移る。
なお、本発明の駐車システムは、一般車両用の月極駐車場やショッピング施設などのVIP(特定者)用駐車場などにおいても使用可能である。
3 認識媒体
4 駐車要求信号
5 信号受信部
5a、5b、5c 信号受信部
5-1 信号処理部
6 昇降装置
7 フラップ板
8 車両センサ
9 制御部
10 識別部
11 上昇
20,21 受信コード
20a 位置
22 判定結果
23 車両感知信号
25 上位機器
30 感知範囲
40,40a,40b,40c 軌跡感知範囲
41,50,51,52 軌跡
60,61,62 駐車スペース
Claims (3)
- 駐車スペース内に設けられ、車両の進入を防ぐフラップ板と、該フラップ板の上昇や下降を実行する昇降装置と、駐車要求信号を受信する信号受信部と、を備え、
認識媒体から発信される駐車要求信号を信号受信部によって受信し、
識別部によって、前記駐車要求信号に含まれている識別コードを判定し、
前記判定した識別コードが予め設定した識別コードと一致する場合は、制御部の制御によって昇降装置が前記フラップ板を下降させることを特徴とする駐車システム。 - 前記信号受信部が、複数設けられ、それぞれ受信する駐車要求信号の強さによって認識媒体の現在位置を求める事により、複数の駐車スペースのうちどの駐車スペースに駐車しようとしているのかを特定するシステムであることを特徴とする請求項1に記載の駐車システム。
- 前記駐車スペース内に、駐車中の車両を感知する車両センサが備えられ、
前記フラップ板を下降させインターバルタイムの後、駐車中の車両の監視を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の駐車システム。
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