JP2005117150A - 狭域通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する狭域通信用路側機器との間で混乱(混信)を防止する狭域通信システムを提供する。
【解決手段】車両に搭載され、狭域通信が可能な車載装置と、車両に対して情報提供サービスを行う店舗に配置された複数の狭域通信用路側機器と、複数の狭域通信用路側機器に接続された車両用情報サーバとを有する狭域通信システムであって、狭域通信用路側機器は、車載装置と狭域通信が可能な無線通信領域を隣接して形成し、車両用情報サーバは、車両が無線通信領域に存在するか否かを判定する判定手段と、車両が無線通信領域に存在する場合、車両から送信される情報に基いて車両と接続する情報提供サーバを切換えるサーバ切換え手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、狭域通信システムに係り、特に、無線通信を利用して路車間で情報の授受を行う狭域通信システムに関する。
5.8GHz帯無線信号を用いた狭域無線(Dedicated Short-Range Communication:DSRC)規格の無線通信を利用して、路車間で情報の授受を行う狭域通信システムが実用化されている。自動料金収受(Electric Toll Collection:ETC)システムはこの狭域通信システムを用いたもので、有料道路の料金所に路側機器を設置し、車載装置との間で車両情報や課金情報を送受して通行料金の自動収受を行っている。
この狭域通信システムにおいて、車載装置が受信する受信信号の電界強度が予め設定したしきい値を越えている場合には車載装置が狭域通信領域内にあるとし、狭域通信領域内でのみ通信を行うようにした狭域通信用車載装置が知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
特開2002−133481号公報
ところで、狭域通信用路側機器の電界強度を精度良く調整して狭域通信領域を形成すれば、異なる周波数の狭域通信用路側機器(DSRC基地局)が隣接していても、夫々の狭域通信領域内において、車載装置と路側機器との間で通信を行うことができる。
しかし、隣接する狭域通信領域と干渉しないように電界強度を調整して狭域通信領域を形成するには、例えば効果的なフェーズドアレイアンテナを用いたり、路側機器設置施設の壁面に電波吸収帯を貼り付ける等の対策をとらなければならず、狭域通信用路側機器の設置費がかさむ。
また、狭域通信領域ごとの電界強度を調整せずに狭域通信用路側機器を隣接して配置すると、車載装置と路側機器との接続が混乱(混信)し、接続すべき路側機器と異なる路側機器に接続されてしまう。
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、隣接する狭域通信用路側機器との間で混乱(混信)を防止する狭域通信システムを提供することにある。
本発明の特徴は、車両に搭載され、狭域通信が可能な車載装置と、車両に対して情報提供サービスを行う店舗に配置された複数の狭域通信用路側機器と、複数の狭域通信用路側機器に接続された車両用情報サーバとを有する狭域通信システムであって、狭域通信用路側機器は、車載装置と狭域通信が可能な無線通信領域を隣接して形成し、車両用情報サーバは、車両が無線通信領域に存在するか否かを判定する判定手段と、車両が無線通信領域に存在する場合、車両から送信される情報に基いて車両と接続する情報提供サーバを切換えるサーバ切換え手段とを有することを要旨とする。
本発明によれば、隣接する情報提供サーバとの間で混乱(混信)を防止する狭域通信システムを提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一あるいは類似部分には同一あるいは類似な符号を付している。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る狭域通信システムは、車両10a、10bに搭載された車載装置11a、11bと、車両10a、10bに対して情報提供サービスを行う店舗15a、15b内に配置された複数の狭域通信用路側機器(以後、「情報提供サーバ」という)16a、16bと、複数の情報提供サーバ16a、16bに接続された車両用情報サーバ(以後、「車両位置判定サーバ」という)17とを有する。第1の実施の形態では、第1の店舗15aに第1の情報提供サーバ16aが配置され、第2の店舗15bに第2の情報提供サーバ16bが配置されている場合を例にとり説明する。したがって、車両位置判定サーバ17は、第1の情報提供サーバ16a及び第2の情報提供サーバ16bに接続されている。また、第1及び第2の車両10a、10bに第1及び第2の車載装置11a、11bがそれぞれ搭載されている。
第1の店舗15aには、車両位置判定サーバ17を介して第1及び第2の情報提供サーバ16a、16bに接続された第1の無線制御装置18aと、第1の無線制御装置18aに接続された第1のアンテナ19aとが配置されている。同様に、第2の店舗15bには、車両位置判定サーバ17を介して第1及び第2の情報提供サーバ16a、16bに接続された第2の無線制御装置18bと、第2の無線制御装置18bに接続された第2のアンテナ19bとが配置されている。したがって、第1の情報提供サーバ16a及び第2の情報提供サーバ16bは、第1の無線制御装置18a及び第2の無線制御装置18bの上位部で車両位置判定サーバ17を介して互いに接続されている。
第1の情報提供サーバ16aは、第1のアンテナ19aを用いて狭域通信が可能な第1の無線通信領域f1を形成する。第2の情報提供サーバ16bは、第2のアンテナ19bを用いて狭域通信が可能な第2の無線通信領域f2を形成する。第1の店舗15aは、車両を駐車するための3つの駐車枠P1−1〜P1−3を所有している。第2の店舗15bは、駐車枠P1−3に隣接して、車両を駐車するための3つの駐車枠P2−1〜P2−3を所有している。第1の無線通信領域f1には、3つの駐車枠P1−1〜P1−3と、隣接する駐車枠P2−1の一部とが含まれる。第2の無線通信領域f2には、3つの駐車枠P2−1〜P2−3が含まれる。なお、第1の車両10aは駐車枠P1−1に駐車され、第2の車両10bは駐車枠P2−1に駐車されている。したがって、第1の車両10aは第1の無線通信領域f1内に駐車されているが、第2の車両10bは第1及び第2の無線通信領域f1、f2内に駐車されている。
第1の無線通信領域f1は、第1のアンテナ19aから発信される電波の電界強度が一定の通信開始しきい値以上となる領域である。車載装置11a、11bは、通信開始しきい値以上の電界強度を有する電波を受信することによって狭域通信を行う。したがって、第1の情報提供サーバ16aは、第1の無線通信領域f1内に存在する第1及び第2の車両10a、10bに搭載された第1及び第2の車載装置11a、11bと狭域通信を行うことができる。第2の情報提供サーバ16bは、第2の無線通信領域f2内に存在する第2の車両10bに搭載された第2の車載装置11bと狭域通信を行うことができる。
第1及び第2の車載装置11a、11bは同様な構成を有する。図2に示すように、第1及び第2の車載装置11a、11bは、車載装置本体21と、車両位置判定サーバ17から送信される情報を提示する表示手段(表示器22及び車内スピーカ23)と、狭域通信を行うための狭域通信アンテナ24と、GPS車両位置情報を得るためのGPSアンテナ25と、運転者からの情報入力を受け付ける入力部26とを有する。車載装置本体21は、車載装置処理プログラムを記録したメモリ27と、各種データを処理する処理部28と、DSRC通信の変復調を実施する無線部29とを有する。無線部29及び処理部28は、通信関連制御信号線及び狭域通信アンテナ24が受信する信号の電界強度の値を伝える電界強度信号線によって接続されている。処理部28は、電界強度信号線を介して、狭域通信アンテナ24が受信する信号の電界強度が所定の通信開始しきい値以上であるか否かを監視し、第1及び第2の情報提供サーバ16a、16bに対して接続要求(車両固有の識別信号)をいつ送信するかを制御している。第1及び第2の車載装置11a、11bには、総てのDSRCアプリケーションに対して同一の通信開始しきい値が設定されている。なお、通信開始しきい値は、第1及び第2の車載装置11a、11bが本来有する受信感度値以上の値で任意に設定される。表示手段(表示器22及び車内スピーカ23)は、処理部28の処理結果及び受信情報を運転者に提示する。なお、GPS信号は、車両の位置を3〜5mの範囲の精度で特定することができる。
図3に示すように、車両位置判定サーバ17は、第1及び第2の車両10a、10bが第1或いは第2の無線通信領域f1、f2に存在するか否かを判定する判定手段30と、第1及び第2の車両10a、10bが第1或いは第2の無線通信領域f1、f2に存在する場合、第1及び第2の車両10a、10bから送信される情報に基いて第1及び第2の車両10a、10bと接続する第1及び第2の情報提供サーバ16a、16bを切換えるサーバ切換え手段31とを有する。
図4を参照して図1に示した狭域通信システムの制御の流れを説明する。ここでは、図1に示したように第2の車両10bを駐車枠P2−1に駐車した場合を例に取り説明する。
(イ)先ず、S110段階において、第2の車載装置11bの処理部28は、狭域通信アンテナ24が受信する信号の電界強度が所定の通信開始しきい値以上であるか否かを監視している。即ち、第2の車両10bが第1或いは第2の無線通信領域f1、f2に進入したか否かを監視している。第2の車両10bが第1或いは第2の無線通信領域f1、f2に進入した場合(S110段階でYES)、S111段階に進む。
(ロ)図1に示したように、第2の車両10bが、第1の無線通信領域f1と第2の無線通信領域f2が重なり合う駐車枠P2−1に駐車されたとき、S111段階において、第2の車載装置11bは第1及び第2の情報提供サーバ16a、16bに対して接続要求(車両固有のID信号)をそれぞれ送信する。これに対して、第1および第2の店舗15a、15bは、第1及び第2のアンテナ19a、19bを介して第2の車載装置11bからの接続要求を受信する。そして、車両位置判定サーバ17は、第2の車載装置11bからの接続要求とともにアップリンクされてくる第2の車両10bの位置を示すGPS車両位置情報が送信されているか否かを判断する。GPS車両位置情報が送信されている場合(S111段階でYES)S112段階に進む。GPS車両位置情報が送信されていない場合(S111段階でNO)S114段階に進む。
(ハ)S112段階において、車両位置判定サーバ17は、GPS車両位置情報に基いて、第2の車両10bがどこの駐車枠に駐車しているのかを判定する。ここでは、第2の車両10bが駐車枠P2−1に駐車されていることを判定する。
(ニ)S113段階において、車両位置判定サーバ17のサーバ切換え手段31は、第2の車両10bから送信される情報(GPS車両位置情報)に基いて第2の車両10bと接続する第1及び第2の情報提供サーバ16a、16bを切換える。即ち、車両位置判定サーバ17は、第2の車両10bを第2の車両10bが駐車されている駐車枠P2−1を所有する第2の店舗15b内の第2の情報提供サーバ16bへ接続する。
(ホ)一方、GPS車両位置情報がアップリンクされていない場合(S111段階でNO)S114段階において、第2の車載装置11bは、第1及び第2の無線制御装置18a、18bを設置した第1及び第2の情報提供サーバ16a、16bにそれぞれ接続される。
(へ)第2の車載装置11bが第1或いは第2の情報提供サーバ16a、16bに接続されると、第1或いは第2の情報提供サーバ16a、16b内の情報提供サービスプログラムが実行され、第1或いは第2の情報提供サーバ16a、16bは第2の車載装置11bを制御して情報提供サービスを開始する。
このように、車両位置判定サーバ17は、第2の車載装置11bからのGPS車両位置情報を元に第2の車両10bが第2の店舗15b用の駐車枠P2−1に駐車されていることを判断して、第2の車載装置11bと第2の情報提供サーバ16bとを接続する。なお、第1の車両10aについても同様な手順により情報提供が実施される。
以上説明したように、隣接して配置された第1及び第2の無線制御装置18a、18b及び第1及び第2のアンテナ19a、19bの上位において、車両位置判定サーバ17は、第1及び第2の情報提供サーバ16a、16bに接続され、第1及び第2の車載装置11a、11bから接続要求と共にGPS車両位置情報をアップリンクさせる。このことにより、狭域通信システムのコスト面、DSRC基地局の配置環境等で精度よく無線通信領域を設定できず、隣接する無線通信領域が互いに重なり合う状況においても、高額な電波環境の整備、即ち隣接する無線通信領域を厳密に管理することなしに、情報提供の混乱を起すことなく、目的とする情報提供サーバに接続することができる。換言すれば、情報提供サーバ同士が隣接する場所において、無線通信領域が重なることによって異なる情報提供サーバに接続されるという混乱などを防止することができる。
また、GPS車両位置情報に基いて接続すべき情報提供サーバ16a、16bを切換えるため、無線通信領域f1、f2が干渉しているか否かを判定する必要が無くなる。
(比較例)
図5に示すように、比較例に係る狭域通信システムは、第1及び第2の車両60a、60bにそれぞれ搭載された第1及び第2の車載装置61a、61bと、第1及び第2の車両60a、60bに対して情報提供サービスを行う第1及び第2の店舗65a、65b内に配置された第1及び第2の情報提供サーバ66a、66bとを有する。
第1の店舗65aには、第1の情報提供サーバ66aに接続された第1の無線制御装置68aと、第1の無線制御装置68aに接続された第1のアンテナ69aとが配置されている。同様に、第2の店舗65bには、第2の情報提供サーバ66bに接続された第2の無線制御装置68bと、第2の無線制御装置68bに接続された第2のアンテナ69bとが配置されている。したがって、第1の情報提供サーバ66a及び第2の情報提供サーバ66bは、互いに独立した情報提供システムを構築していることになる。
第1の情報提供サーバ66aは、第1のアンテナ69aを用いて狭域通信が可能な第1の無線通信領域f1を形成する。第2の情報提供サーバ66bは、第2のアンテナ69bを用いて狭域通信が可能な第2の無線通信領域f2を形成する。第1の無線通信領域f1には、3つの駐車枠P1−1〜P1−3と、隣接する駐車枠P2−1の一部とが含まれる。第2の無線通信領域f2には、3つの駐車枠P2−1〜P2−3が含まれる。第1の車両60aは第1の無線通信領域f1内に駐車されているが、第2の車両60bは第1及び第2の無線通信領域f1、f2内に駐車されている。
この場合、第1の車載装置61aが第1のアンテナ69aから受信する信号の電界強度は、第2のアンテナ69bから受信する信号よりも高いため、第1の車載装置61aは第1の情報提供サーバ66aに接続され、誤って第2の情報提供サーバ66bに接続されることはない。しかし、第2の車両60bの駐車枠P2−1内での駐車位置や狭域通信アンテナ24の配置位置によっては、第2の車載装置61bが第2のアンテナ69bから受信する信号の電界強度が、第1のアンテナ69aから受信する信号よりも低い場合がありえる。したがって、第2の車載装置61bは誤って第1の情報提供サーバ66aに接続されてしまうおそれがある。
(第2の実施の形態)
図6に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る狭域通信システムは、車両40a、40b、40cに搭載された車載装置41a、41b、41cと、車両40a、40b、40cに対して情報提供サービスを行う店舗35a、35b、35c内に配置された複数の情報提供サーバ36a、36b、36cと、複数の情報提供サーバ36a、36b、36cに接続された車両位置判定サーバ37とを有する。第2の実施の形態では、第1乃至第3の店舗35a、35b、35c内に第1乃至第3の情報提供サーバ36a、36b、36cが配置されている場合を例にとり説明する。したがって、車両位置判定サーバ37は、第1乃至第3の情報提供サーバ36a、36b、36cに接続されている。また、第1乃至第3の車両40a、40b、40cに第1乃至第3の車載装置41a、41b、41cがそれぞれ搭載されている。
第1乃至第3の店舗35a、35b、35cは、車両位置判定サーバ37を介して第1乃至第3の情報提供サーバ36a、36b、36cに接続された第1及び第2の無線制御装置38a、38bと、第1及び第2の無線制御装置38a、38bにそれぞれ接続された第1及び第2のアンテナ39a、39bとを共同で所有している。したがって、第1乃至第3の情報提供サーバ36a、36b、36cは、第1の無線制御装置38a及び第2の無線制御装置38bの上位部で車両位置判定サーバ37を介して互いに接続されている。
第1のアンテナ39aは狭域通信が可能な第1の無線通信領域f1を形成する。第2のアンテナ39bは狭域通信が可能な第2の無線通信領域f2を形成する。第1の無線通信領域f1と第2の無線通信領域f2とは互いに隣接して配置され、一部が重なり合っている。第1乃至第3の店舗35a、35b、35cがそれぞれ所有している駐車枠は、第1或いは第2の無線通信領域f1、f2内に隣接して配置されている。なお、第1の車両40aは第1の無線通信領域f1に駐車され、第2の車両40bは第1の無線通信領域f1及び第2の無線通信領域f2が重なり合う領域に駐車され、第3の車両40cは第2の無線通信領域f2に駐車されている。
車両位置判定サーバ37は、各車両40a〜40cからアップリンクされてくるGPS車両位置情報に基いて、車両40a〜40cから最も近い店舗35a〜35cに配置されている情報提供サーバ36a〜36cとそれに隣接した情報提供サーバ36a〜36cのそれぞれのリンク先を車載装置41a〜41cにダウンロードする。これに対して、車載装置41a〜41cはリンク先を図2の表示器22に表示して、運転者に接続先を選択させるようになっている。即ち、車載装置41a〜41cは、情報提供サーバ36a〜36cの接続先を選択するための選択手段を更に備え、表示器22に識別情報(情報提供サーバのリンク先)を表示すると共に、選択手段により識別情報を選択する。例えば、第1の情報提供サーバ36aのアドレスが「aaa」であり、第2の情報提供サーバ36bのアドレスが「bbb」であり、第3の情報提供サーバ36cのアドレスが「ccc」である場合、第1の車両40aは第1の店舗35aに最も近い為、第1の車載装置41aの表示器22には、アドレス「aaa」及び「bbb」が表示され、何れかを選択することができる。同様に、第2の車両40bは第2の店舗35bに最も近い為、第2の車載装置41bの表示器22には、アドレス「aaa」、「bbb」及び「ccc」が表示され、何れかを選択することができ、第3の車両40cは第3の店舗35cに最も近い為、第3の車載装置41cの表示器22には、アドレス「bbb」及び「ccc」が表示され、何れかを選択することができる。
図7を参照して図6に示した狭域通信システムの制御の流れを説明する。ここでは、図6に示したように第2の車両40bを駐車した場合を例に取り説明する。
(イ)先ず、S120段階において、第2の車載装置41bの処理部28は、狭域通信アンテナ24が受信する信号の電界強度が所定の通信開始しきい値以上であるか否かを監視している。即ち、第2の車両40bが第1或いは第2の無線通信領域f1、f2に進入したか否かを監視している。第2の車両40bが第1或いは第2の無線通信領域f1、f2に進入した場合(S120段階でYES)、S121段階に進む。
(ロ)S121段階において、車両位置判定サーバ37に対して接続要求(車両固有のID信号)を送信する。これに対して、車両位置判定サーバ37は、第1及び第2のアンテナ39a、39bを介して第2の車載装置41bからの接続要求を受信する。そして、車両位置判定サーバ37は、第2の車載装置41bからの接続要求とともにアップリンクされてくる第2の車両40bの位置を示すGPS車両位置情報が送信されているか否かを判断する。GPS車両位置情報が送信されている場合(S121段階でYES)S122段階に進む。GPS車両位置情報が送信されていない場合(S121段階でNO)S124段階に進む。
(ハ)S122段階において、車両位置判定サーバ37は、GPS車両位置情報に基いて、第2の車両40bがどこの店舗35a〜35cの駐車枠に駐車しているのかを判定する。ここでは、第2の車両10bが第2の店舗35bの駐車枠に駐車されていることを判定する。
(ニ)S123段階において、車両位置判定サーバ37は、第2の車両40bから送信される情報(GPS車両位置情報)に基いて、第2の車両40bから最も近い第2の店舗35bに配置されている第2の情報提供サーバ36bとそれに隣接した第1及び第3の情報提供サーバ36a、36cのそれぞれのリンクアドレス(aaa、bbb、ccc)を第2の車載装置41bにダウンロードする。
(ホ)一方、GPS車両位置情報がアップリンクされていない場合(S121段階でNO)S124段階において、車両位置判定サーバ37は、車両位置判定サーバ37に接続されている総ての情報提供サーバ36a〜36cのリンクアドレスを第2の車載装置41bにダウンロードする。
(へ)第2の車載装置41bはダウンロードされたリンクアドレスを表示器22に表示する。リンクアドレスの表示方法は、運転者が選択し易いように、接続候補である店舗名をアイコン状に表示することが望ましい。運転者はリンクアドレス、即ち接続先を選択する。
以上説明したように、情報提供サービスを行う店舗の数に対して無線制御装置及びアンテナの数が少ない場合でも、第1の実施の形態と同様な狭域通信システムを構築することができる。
即ち、隣接して配置された第1及び第2の無線制御装置38a、38b及び第1及び第2のアンテナ39a、39bの上位において、車両位置判定サーバ37は、第1乃至第3の情報提供サーバ36a〜36cに接続され、車載装置41a〜41cから接続要求と共にGPS車両位置情報をアップリンクさせる。このことにより、狭域通信システムのコスト面、DSRC基地局の配置環境等で精度よく無線通信領域を設定できず、隣接する無線通信領域が互いに重なり合う状況においても、高額な電波環境の整備、即ち隣接する無線通信領域を厳密に管理することなしに、情報提供の混乱を起すことなく、目的とする情報提供サーバに接続することができる。換言すれば、情報提供サーバ同士が隣接する場所において、無線通信領域が重なることによって異なる情報提供サーバに接続されるという混乱などを防止することができる。
また、GPS車両位置情報に基いて接続すべき情報提供サーバ36a、36b、36cを切換えるため、無線通信領域f1、f2が干渉しているか否かを判定する必要が無くなる。
また、無線制御装置及びアンテナを複数の店舗間で共有することで、店舗経営者の負担が減り、運転者にはサービス選択の自由度が高まる。なお、ある特定の駐車枠を複数の店舗にて共同使用する場合、総ての店舗のリンクアドレスをダウンリンクしてもよい。
上記のように、本発明は、第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
第1の実施の形態では、車載装置から送信されるGPS信号などの車両位置情報を元にして、情報提供サーバを切換えていた。しかし、車両位置情報が送信されなかった場合、情報提供サーバを切換えることは出来ない。そこで、無線通信領域に相当する領域を撮像することができるカメラを各店舗に配置しても構わない。この場合、この車両位置情報に代えて、カメラが撮像する画像情報から車両の位置を判定して、情報提供サーバを切換えることができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る狭域通信システムを示すブロック図である。 図1に示す第1及び第2の車載装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す車両位置判定サーバの構成を示すブロック図である。 図1に示す狭域通信システムの制御の流れを示すフローチャートである。 比較例に係る狭域通信システムを示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る狭域通信システムを示すブロック図である。 図6に示す狭域通信システムの制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10a、10b、40a〜40c、60a、60b 車両
11a、11b、41a〜41c、61a、61b 車載装置
15a、15b、35a〜35c、65a、65b 店舗
16a、16b、36a〜36c、66a、66b 情報提供サーバ
17、37 車両用情報サーバ(車両位置判定サーバ)
18a、18b、38a、38b、68a、68b 無線制御装置
19a、19b、39a、39b、69a、69b アンテナ
21 車載装置本体
22 表示器
23 車内スピーカ
24 狭域通信アンテナ
25 GPSアンテナ
26 入力部
27 メモリ
28 処理部
29 無線部
30 判定手段
31 サーバ切換え手段
f1、f2 無線通信領域
P1−1〜P1−3、P2−1〜P2−3 駐車枠

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、狭域通信が可能な車載装置と、
    前記車両に対して情報提供サービスを行う店舗に配置され、前記車載装置と狭域通信が可能な無線通信領域を隣接して形成する複数の狭域通信用路側機器と、
    前記車両が前記無線通信領域に存在するか否かを判定する判定手段と、前記車両が前記無線通信領域に存在する場合、前記車両から送信される情報に基いて前記車両と接続する前記情報提供サーバを切換えるサーバ切換え手段とを有する、前記複数の狭域通信用路側機器に接続された車両用情報サーバ
    とを有することを特徴とする狭域通信システム。
  2. 前記車載装置は、前記車両用情報サーバから送信される情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の狭域通信システム。
  3. 前記車両用情報サーバから送信される情報には前記狭域通信用路側機器の識別情報が含まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の狭域通信システム。
  4. 前記車載装置は、前記狭域通信用路側機器の接続先を選択するための選択手段を更に備え、
    前記車載装置は、前記表示手段に前記識別情報を表示すると共に、前記選択手段により前記識別情報を選択することを特徴とする請求項3記載の狭域通信システム。
  5. 前記車両から送信される情報は前記車両の現在位置情報であることを特徴とする請求項1記載の狭域通信システム。
  6. 前記現在位置情報はGPS信号であることを特徴とする請求項5記載の狭域通信システム。
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