JPH1166042A - データ処理装置および方法 - Google Patents

データ処理装置および方法

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JPH1166042A
JPH1166042A JP9216126A JP21612697A JPH1166042A JP H1166042 A JPH1166042 A JP H1166042A JP 9216126 A JP9216126 A JP 9216126A JP 21612697 A JP21612697 A JP 21612697A JP H1166042 A JPH1166042 A JP H1166042A
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鎮 伊藤
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隆宏 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OFDM方式の送信、受信装置において、フィル
タの設計、仕様検討を不要にする。 【解決手段】 演算装置41は、入力されたデータに対
し、+,−の同一周波数成分を用いて所定の演算を施
し、新たな+,−の同一周波数成分のデータを逆フーリ
エ変換装置42に出力している。この演算は、従来時間
領域で処理されていた所望の時間ずれの量を、逆フーリ
エ変換装置42の出力がこのずれ量を持つように周波数
領域で変換を行う。逆フーリエ変換装置42からの出力
は、直交変調装置3に入力され、直交変調されて出力さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置お
よび方法に関し、特に、オーバサンプリングデータを発
生させるためのフィルタの代わりに、論理的に求めた変
換関数を用いて演算する装置を用いたデータ処理装置お
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、OFDM(Orthogonal Frequency
Division Multiplexing)方式に対応したデータ処理装
置の構成例を示している。送信されるデータは、逆フー
リエ変換装置1に入力される。逆フーリエ変換装置1か
らの2出力の一方は、直交変調装置3に入力され、他方
は補間フィルタ2Aを介して直交変調装置3に入力され
る。直交変調装置3は、逆フーリエ変換装置1からの出
力と、cos波発生器10からのcos波を乗算する乗算器1
2、補間フィルタ2Aからの出力と、sin波発生器11
からのsin波を乗算する乗算器13、および乗算器12
と乗算器13からの出力を加算し、出力する加算器14
とから構成されている。
【0003】図16は、実数時間軸応答と虚数時間軸応
答に、それぞれcos波とsin波が乗算されるときのサンプ
リング点と補間点との関係を示している。cos波とsin波
の周波数は、サンプリング周波数の半分で、この2つの
波形を4倍オーバサンプリングして用いている。つまり
cos波では(1,0,−1,0)の点、sin波では(0,
−1,0,1)の点をサンプリング点として用いる。但
し、ここでは上述した点を用いるが、cos波の(1,
0,−1,0)の点、sin波の(0,1,0,−1)の
点をそれぞれサンプリング点をとして用いる場合もあ
り、周辺回路に応じていずれかが使用される。この時、
補間点としてはサンプリング点の中点のみが必要とされ
る。
【0004】使用されるデータは、実数データの(R
a,Rb,Rc,・・・)とし、虚数データの(I
a’,Ib’,Ic’,・・・)とされる場合が考えら
れる。また、cos波およびsin波と、データの関係を1ク
ロックずらすことにより、実数データの(Ra’,R
b’,Rc’,・・・)と、虚数データの(Ia,I
b,Ic,・・・)が使用される場合もある。しかしな
がら結果的には、直交変調装置3で使用されるデータ量
は、元のサンプリング量と同じである。
【0005】次に図16を参照し、その動作について説
明する。逆フーリエ変換装置1に入力された周波数軸上
のデータは、逆フーリエ変換により、時間軸上のデータ
に変換され、その実数データが乗算器12に、虚数デー
タが補間フィルタ2Aに、それぞれ出力される。例え
ば、逆フーリエ変換装置1の出力は、(Ra,Ia),
(Rb,Ib),(Rc,Ic),・・・といった複素
数組になっている。補間フィルタ2Aは、入力されたデ
ータにオーバサンプリング点を追加する。よって、直交
変調装置3に入力されるデータは、(Ra,Ia’),
(Rb,Ib’),(Rc,Ic’),・・・となる。
このオーバサンプリング点を追加する処理は、入力され
たデータを遅延させる処理でもある。
【0006】出力された実数データは、cos波発生器1
0からのcos波を乗算器12において乗算され、加算器
14に出力される。また、出力された虚数データは、si
n波発生器11からのsin波を乗算器13において乗算さ
れ、加算器14に出力される。加算器14は、入力され
た2つのデータを加算し、出力する。
【0007】図15は、補間フィルタ2Aを虚数部を遅
延させる(Q軸遅延させる)のに用いたが、実数部を遅
延させる(I軸遅延させる)場合もある。図18は、I
軸を遅延させるために補間フィルタ2Aの代わりに補間
フィルタ2Bを、逆フーリエ変換装置1と乗算器12と
の間に設けている。その他の構成は、図16における場
合と同様である。
【0008】図18は、OFDMに対応したデータ演算装置
の構成例を示している。受信されたデータは、振り分け
装置20に入力され、実数部と虚数部とに振り分けられ
る。実数部は、直交復調装置21内の乗算器32に入力
され、cos波発生器30からのcos波と乗算され、フーリ
エ変換装置23に出力される。一方、虚数部は、直交復
調装置21内の乗算器33に入力され、sin波発生器3
1からのsin波と乗算され、補間フィルタ22Aを介し
てフーリエ変換装置23に出力される。フーリエ変換装
置23は、入力された時間軸上のデータを、周波数軸上
のデータに変換して出力している。
【0009】図19は、実数時間応答と虚数時間応答
に、それぞれ、cos波とsin波を乗算させる時のサンプリ
ング点と補間点との関係を示している。変調の場合と同
様に、cos波とsin波の周波数は、サンプリング周波数の
半分で、この2つの波形を4倍オーバーサンプリングし
て用いている。
【0010】図20を参照し、その動作について説明す
る。振り分け装置20に入力されるデータを(Ra,I
a,Rb,Ib,Rc,Ic,・・・)とする。入力さ
れたデータは、実数データ(Ra,Rb,Rc,・・
・)と、虚数データ(Ia,Ib,Ic,・・・)に振
り分けられる。振り分けられた実数データは、乗算器3
2に入力され、cos波と乗算され、(Ra,−Rb,R
c,・・・)とされる。一方虚数データは、乗算器33
に入力され、sin波と乗算され、(−Ia,Ib,−I
c,・・・)とされる。そして、虚数データは、補間フ
ィルタ22Aに入力される。補間データとしては、サン
プリング点の中点のみが必要とされる。よって、補間フ
ィルタ22Aに入力された虚数データは、(Ia’,I
b’,Ic’,・・・)とされて、フーリエ変換装置2
3に出力される。
【0011】よって、フーリエ変換装置23には、デー
タ(Ra,Ia’),(−Ra,Ib’),(Rc,I
c’),・・・が順次、入力される。そして入力された
時間軸上のデータは、周波数軸上のデータに変換された
出力される。
【0012】図18のデータ演算装置は、Q軸遅延され
たデータ(図15のデータ処理装置)に対応した装置で
ある。I軸遅延されたデータ(図17のデータ処理装
置)に対応するデータ演算装置は、図20に示すような
構成になる。補間フィルタ22Aの代わりに、I軸を遅
延するための補間フィルタ22Bが、乗算器32とフー
リエ変換装置23の間に備えられた構成となされてい
る。その他の構成は、図18の場合と同様である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た装置の補間フィルタは、多数の乗算器などを必要と
し、回路規模の増大、それに伴う消費電力の増大などの
問題があった。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、補間フィルタを用いずに同様の動作を実行
できるようにし、回路規模を小さくし、定省電力化を可
能とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
処理装置は、実数時間応答と虚数時間応答が、所定の時
間ずれを持つように、外部から入力された周波数領域デ
ータを演算処理する演算処理手段と、演算処理手段から
の出力の周波数領域のデータを、時間領域のデータに変
換する変換手段と、変換手段からの出力を直交変調する
変調手段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項5に記載のデータ処理方法は、実数
時間応答と虚数時間応答が、所定の時間ずれを持つよう
に、外部から入力された周波数領域データを演算処理す
る演算処理ステップと、演算処理ステップからの出力の
周波数領域のデータを、時間領域のデータに変換する変
換ステップと、変換ステップからの出力を直交変調する
変調ステップとを備えることを特徴とする。
【0017】請求項6に記載のデータ処理装置は、受信
信号の時間領域のデータを直交復調する復調手段と、復
調手段からの出力の時間領域のデータを周波数領域のデ
ータに変換する変換手段と、変換手段からの周波数領域
のデータが所定の時間ずれを持つように演算処理する演
算処理手段とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項10に記載のデータ処理方法は、受
信信号の時間領域のデータを直交復調する復調ステップ
と、復調ステップからの出力の時間領域のデータを周波
数領域のデータに変換する変換ステップと、変換ステッ
プからの周波数領域のデータが所定の時間ずれを持つよ
うに演算処理する演算処理ステップとを備えることを特
徴とする。
【0019】請求項1に記載のデータ処理装置および請
求項5に記載のデータ処理方法においては、送信信号の
実数時間応答と虚数時間応答が、所望の時間ずれを持つ
ように演算処理され、演算処理されたデータが、周波数
領域から時間領域に変換され、時間領域データが直交変
調される。
【0020】請求項6に記載のデータ処理装置および請
求項10に記載のデータ処理方法においては、受信信号
の時間領域のデータが直交復調され、復調されたデータ
が時間領域から周波数領域に変換され、周波数領域デー
タ上で所望の時間ずれを持たせる演算処理が施される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。また、従来の場合と対応す
る部分には、同一の符号を付してあり、その説明は、適
宣省略する。
【0022】請求項1に記載のデータ処理装置は、実数
時間応答と虚数時間応答が、所定の時間ずれを持つよう
に、外部から入力された周波数領域データを演算処理す
る演算処理手段(例えば、図1の演算装置41)と、演
算処理手段からの出力の周波数領域のデータを、時間領
域のデータに変換する変換手段(例えば、図1の逆フー
リエ変換装置42)と、変換手段からの出力を直交変調
する変調手段(例えば、図1の直交変調装置3)とを備
えることを特徴とする。
【0023】請求項2に記載のデータ処理装置の演算処
理手段は、外部から入力されたデータと演算処理手段内
で演算が施されたデータのうち、どちらか一方を選択し
出力する第1の選択出力手段(例えば、図6の入力側選
択装置80)と、第1の選択出力手段からのデータを蓄
積する蓄積手段(例えば、図6の蓄積装置81)と、蓄
積手段からのデータと前記外部から入力されたデータを
用いて演算する演算手段(例えば、図6の演算部82)
と、演算手段からの出力と蓄積手段からの出力のうちど
ちらか一方を選択し、出力する第2の選択出力手段(例
えば、図6の出力側選択装置83)とを備えることを特
徴とする。
【0024】請求項6に記載のデータ処理装置は、受信
信号の時間領域のデータを直交復調する復調手段(例え
ば、図8の直交復調装置21)と、復調手段からの出力
の時間領域のデータを周波数領域のデータに変換する変
換手段(例えば、図8のフーリエ変換装置92)と、変
換手段からの周波数領域のデータが所定の時間ずれを持
つように演算処理する演算処理手段(例えば、図8の演
算装置41)とを備えることを特徴とする。
【0025】請求項7に記載のデータ処理装置の演算処
理手段は、外部から入力されたデータと演算処理手段内
で演算が施されたデータのうち、どちらか一方を選択し
出力する第1の選択出力手段(例えば、図6の入力側選
択装置80)と、第1の選択出力手段からのデータを蓄
積する蓄積手段(例えば、図6の蓄積装置81)と、蓄
積手段からのデータと外部から入力されたデータを用い
て演算する演算手段(例えば、図6の演算部82)と、
演算手段からの出力と蓄積手段からの出力のうちどちら
か一方を選択し、出力する第2の選択出力手段(例え
ば、図6の出力側選択装置83)とを備えることを特徴
とする。
【0026】図1は、本発明を適用した送信装置の構成
例を示すブロック図である。送信されるデータは、演算
装置41に入力され、後述する変換関数により変換さ
れ、逆フーリエ変換装置42に出力される。逆フーリエ
変換装置42に入力されたデータは、時間応答へ変換さ
れる。逆フーリエ変換装置42からの出力の実数時間応
答は、乗算器12に、虚数時間応答は、乗算器13にそ
れぞれ入力される。また、cos波発生器10から乗算器
12に、sin波発生器11から乗算器13に、それぞれc
os波またはsin波が入力される。乗算器12,13から
の出力は、加算器14に入力される。
【0027】次に図1における信号の流れに付いて説明
する。演算装置41に入力されるデータは、複素数表現
されたデータなので、実数部と虚数部がある。この実数
部と虚数部との組み合わせのデータは、直流成分、+周
波数成分、−周波数成分の意味を持っている。演算装置
41では、入力されたデータに対し、+,−の同一周波
数成分を用いて演算を施し、新たな+,−の同一周波数
成分のデータを発生させる。この演算装置41に用いら
れる変換関数は、従来の方式において、時間領域で処理
されていた所定の時間のずれ量(図16の補間フィルタ
2Aまたは図18の補間フィルタ2Bが行っていた処
理)を、逆フーリエ変換装置42の出力が持つように、
周波数領域での変換を行う。
【0028】周波数領域での変換を施された演算装置4
1からのデータは、逆フーリエ変換装置42に入力さ
れ、時間応答のデータに変換され、直交変調装置3に出
力される。逆フーリエ変換装置42からの実数データ
と、cos波発生器10からのcos波は、乗算器12におい
て乗算され、加算器14に出力される。また、逆フーリ
エ変換装置42からの虚数データとsin波発生器11か
らのsin波は、乗算器13において乗算され、加算器1
4に出力される。加算器14に入力されたデータは、加
算(直交変調)され、出力される。
【0029】図2は、図1のデータ処理装置の他の構成
例を示すブロック図である。この構成例では、逆フーリ
エ変換装置42の代わりに、IFFT(Inversed Fast Four
ierTransform)演算装置51を用いている。この場合に
おいても、演算装置41の変換関数により、任意の時間
ずれを持つIFFT出力を得ることができる。
【0030】図3は、デジタル入力信号の特性を規定す
るものである。演算装置41では、+と−の対称周波数
成分を用いた変換関数で演算を行う。しかしながらIFFT
演算装置51を用いた場合、直流成分以外に、もう1つ
の対称成分を持たない周波数成分が存在する場合があ
り、この成分により必要とする変換結果を得ることがで
きない場合がある。この対策として、図3に示すよう
に、対称成分を持たない周波数成分の値を0に規定す
る。
【0031】演算装置41は、IFFT変換後(または逆フ
ーリエ変換後)の実数時間応答と虚数時間応答に時間ず
れを持たせることが可能である。従って、図4に示すよ
うに、演算装置41とIFFT演算装置51(または逆フー
リエ変換装置42)のみを用い、実数時間応答と虚数時
間応答に時間ずれを持たせることのみを要求する装置
に、この原理を適用することが可能である。
【0032】図1と図2の直交変調装置3の構成例を図
5に示す。直交変調装置3では、cos波の(1,0,−
1,0)の点、またsin波の(0,−1,0,1)の点
を用いるので、乗算器12,13、加算器14は、選択
装置で置き換えが可能となる。図5(A)に示した直交
変調装置3は、乗算器61A,61B、乗算代用選択装
置62A,62Bに、それぞれ、IFFT変換装置51(逆
フーリエ変換装置42)からデータが入力される。乗算
器61Aに入力されたデータは、−1が乗算され、乗算
代用選択装置62Aに出力される。同様に、乗算器61
Bに入力されたデータは、−1が乗算され、乗算代用選
択装置62Bに出力される。乗算代用選択装置62A,
62Bは、それぞれ入力された2データのうち一方のデ
ータを選択し、加算代用選択装置63に出力している。
加算代用選択装置63は、入力された2つのデータを加
算し、出力する。
【0033】次にその動作について説明する。例えば、
直交変調装置3に入力されるデータとして、(Ra,I
a),(Rb,Ib),(Rc,Ic),・・・が順次
入力されるものとする。まずデータ(Ra,Ia)のR
aは、乗算代用選択装置62Aと乗算器61Aに入力さ
れる。乗算器61Aに入力されたRaは、−1が乗算さ
れ、−Raとされて、乗算代用選択装置62Aに出力さ
れる。従って、乗算代用選択装置62Aには、Raと−
Raが入力されることになる。そして乗算代用選択装置
62Aは、cos波の1を用いた場合に対応するデータと
して、Raを選択し、加算代用選択装置63に出力す
る。
【0034】同様に、乗算代用選択装置62Bには、I
aと、乗算器61Bからの出力−Iaの、2つのデータ
が入力される。そして乗算代用選択装置62Bは、sin
波の−1を用いた場合に対応するデータとして、−Ia
を加算代用選択装置63に出力する。従って、加算代用
選択装置63に入力されるデータは、(Ra,−Ia)
となる。
【0035】同様にして、(Ra,Ia)の後に順次入
力されるデータ、(Rb,Ib),(Rc,Ic),・
・・は、(−Rb,Ib),(Rc,−Ic),・・・
となされて、加算代用選択装置63に順次入力される。
加算代用選択装置63は、入力されたデータをそれぞれ
加算し、出力する。つまり、(Ra,−Ia,−Rb,
Ib,Rc,−Ic,・・・)が出力される。
【0036】図5(B)は、直交変調装置3の他の構成
例を示しており、この構成例では、図5(A)の乗算代
用選択装置62A,62B、および加算代用選択装置6
3が、1つの演算代用選択装置70にまとめたられてい
る。
【0037】図5(C)は、直交変調装置3のさらに他
の構成例を示すブロック図である。ここの構成では、ま
ず演算代用選択装置75Aに実数部と虚数部、それぞれ
のデータが入力される。この2入力は、演算代用選択装
置75Aにより、1出力にされる。この演算代用選択装
置75Aからの出力は、演算代用選択装置75Bと乗算
器76に入力される。乗算器76からの出力は、演算代
用選択装置75Bに入力される。
【0038】次にその動作について説明する。上述した
ように、直交変調装置3には、(Ra,Ia),(R
b,Ib),(Rc,Ic),・・・が順次入力され、
その出力は、(Ra,−Ia,−Rb,Ib,Rc,−
Ic,・・・)となる。この特徴を利用し、まず始めに
演算代用選択装置75Aでは、入力された(Ra,I
a),(Rb,Ib),(Rc,Ic),・・・のデー
タを、(Ra,Ia,Rb,Ib,Rc,Ic,・・
・)と順次加算し、出力する。
【0039】出力されたデータは、演算代用選択装置7
5Bと乗算器76に入力される。乗算器76では、入力
されたデータに−1を乗算して出力する。例えば、演算
代用選択装置75Aの出力がRaのとき、演算代用選択
装置75Bに入力されるデータは、Raと−Raとな
る。この入力された2つのデータのうち、演算代用選択
装置75Bでは、一方を選択し、出力する。この場合、
Raを選択し出力する。同様の処理を繰り返すことによ
り、演算代用選択装置75Bは、(Ra,−Ia,−R
b,Ib,Rc,−Ic,・・・)を出力する。
【0040】図6は、演算装置41の詳細な回路構成の
ブロック図である。この演算装置41は、後述するデー
タ演算装置にも適用できる。演算装置41の演算は、+
と−の対称周波数成分を用いている。しかしながらこれ
らのデータは、シリアル系列で入力されるのが一般的で
ある。この場合、演算を行う+と−の対称周波数成分の
データ組は、連続して入力されていない。この対策とし
て、以下のデータ操作を行う。すなわち、演算装置41
に対して、(0)番目のデータから(N−1)番目のデ
ータの順に入力される時、(N/2)番目のデータから
(N−1)番目のデータ、次いで、(0)番目のデータ
から((N/2)−1)番目のデータの順に出力する。
また、(N/2)番目のデータから(N−1)番目のデ
ータ、次いで、(0)番目のデータから((N/2)−
1)番目のデータの順にデータが入力される時には、
(0)番目のデータから、(N−1)番目のデータの順
に出力する。
【0041】入力側選択装置80の入力端子Aには、演
算部82で演算されたデータが入力される。また、入力
側選択装置80の入力端子Bには、外部からのデータが
入力される。入力側選択装置80の出力は、蓄積装置8
1に入力される。演算部82には、蓄積装置81からの
データと外部からのデータが入力される。演算部82の
出力端子aからの出力は、入力側選択装置80に入力さ
れる。演算部82の出力端子bからの出力は、出力側選
択装置83の入力端子Cに入力される。出力側選択装置
83の入力端子Dには、蓄積装置81からのデータが入
力される。
【0042】以下に、その動作について説明する。まず
入力端子Bから入力される前半(N/2)のデータは、
入力側選択装置80を介して蓄積装置81に順次記憶さ
れる。後半(N/2)のデータは、演算部82に直接入
力される。入力側選択装置80は、前半では入力側(入
力側選択装置80の入力端子Bから入力されたデータ)
を、後半は演算出力(入力選択装置80の入力端子Aか
ら入力されたデータ)を選択している。蓄積装置81お
いては、入力データは順次書き込まれ、演算後のデータ
は入力データとは逆順に書き込まれる。読み出し時にお
いても、入力データは、その書き込みと逆順に読み出さ
れ、演算後のデータも、その書き込みと逆順に(入力デ
ータの書き込み順と同じ順序で)読み出される。演算部
82は、入力データと蓄積装置81からのデータを用
い、+と−の対称周波数成分をそれぞれ同時に求め、入
力側選択装置80と出力側選択装置83に出力する。
【0043】出力側選択装置83は、蓄積装置81から
演算後のデータが出力されている時には、そのデータ
を、それ以外の演算部82から演算データが出力されて
いるときには、そのデータを選択し、出力する。入出力
データと蓄積装置81の内部の様子を図7に示す。但
し、図7にはクロック的な遅延は表現していない。ここ
では、シンボルf,gは入力データとされ、F,Gは演
算出力とされている。またここでは、入力データ列が、
(0)番目のデータから(N−1)番目のデータの順に
入力された時の変化を示している。この構成により、
+,−対称周波数成分をそれぞれ求めるのにNポイント
分のデータを蓄積する必要を無くし(蓄積装置81の容
量は、N/2でよく)、また連続OFDMシンボルに対して
も演算可能としている。
【0044】図8は、本発明を適用した受信装置の構成
例を示すブロック図である。受信されたデータは、振り
分け装置20に入力され、実数時間応答と虚数時間応答
に振り分けられる。振り分けられた実数時間応答が乗算
器32に、虚数時間応答が乗算器33に、それぞれ入力
される。また、cos波発生器30からcos波が乗算器32
に、sin波発生器31からsin波が乗算器33に、それぞ
れ入力される。2つの乗算器32,33からの出力は、
フーリエ変換装置92に入力され、フーリエ変換され、
周波数応答に変換される。フーリエ変換装置92からの
出力は演算装置41に入力され、周波数特性の変換が施
される。
【0045】次にその動作について説明する。例えば、
振り分け装置20に入力されるデータを(Ra,Ia,
Rb,Ib,Rc,Ic,・・・)とする。このデータ
は、振り分け装置20により、実数データ(Ra,R
b,Rc,・・・)と、虚数データ(Ia,Ib,I
c,・・・)に振り分けられ、出力される。出力された
実数データ(Ra,Rb,Rc,・・・)は、直交復調
装置21内の乗算器32に入力され、cos波発生器30
からのcos波と乗算されて、(Ra,−Rb,Rc,・
・・)とされて出力される。また虚数のデータ(Ia,
Ib,Ic,・・・)は、直交復調装置21内の乗算器
33に入力され、sin波発生器31からのsin波と乗算さ
れ、(−Ia,Ib,−Ic,・・・)とされて出力さ
れる。つまりフーリエ変換装置92には、直交復調装置
21から、(Ra,−Ia),(−Rb,Ib),(R
c,−Ic),・・・といったデータが順次入力され
る。
【0046】フーリエ変換装置92に入力されたデータ
は、フーリエ変換により周波数応答のデータに変換され
て、演算装置41に出力される。演算装置41では、入
力されたデータを、変換関数により変換し、出力する。
【0047】図9は、図8のデータ演算装置の他の構成
例を示すブロック図である。この構成例では、フーリエ
変換装置92の代わりに、FFT(Fast Fourier Transfor
m)演算装置110を用いている。この場合において
も、演算装置41の変換関数により任意の時間ずれを持
つ演算出力を得ることができる。
【0048】演算装置41は、FFT変換前(またはフー
リエ変換前)の時間応答に対し、FFT変換後(またはフ
ーリエ変換後)に演算処理された周波数応答に、任意の
ずれを持たせることが可能である。従って、図10に示
すように、演算装置41とFFT演算装置110(または
逆フーリエ変換装置92)を用いることにより、周波数
応答のずれを持たせることのみを要求する装置において
も、この原理を適用することが可能である。
【0049】次に図8、図9に示した直交復調装置21
の構成例を図11に示す。直交復調装置21で用いるco
s波では、(1,0,−1,0)の点を、またsin波で
は、(0,−1,0,1)の点を、それぞれ用いるの
で、乗算器32,33は乗算代用選択装置112A,1
12Bで置き換えることが可能である。図11に示した
直交復調装置21では、振り分け装置20からの実数デ
ータが、2つに分けられ、その一方は、乗算代用選択装
置112Aに入力され、他方は乗算器111Aを介して
乗算代用選択装置112Aに入力される。同様に、振り
分け装置20からの虚数データは、2つに分けられ、そ
の一方は、乗算代用選択装置112Bに入力され、他方
は乗算器111Bを介して乗算代用選択装置112Bに
入力される。乗算代用選択装置112A,112Bは、
それぞれ入力された2入力のうち、一方を選択し、フー
リエ変換装置92、またはFFT演算装置110に出力し
ている。
【0050】次にその動作について説明する。例えば、
直交復調装置21に入力されるデータとして、実数デー
タを(Ra,Rb,Rc,・・・)、虚数データを(I
a,Ib,Ic,・・・)とする。まず、実数データR
aは、乗算代用選択装置112Aと乗算器111Aに入
力される。乗算器111Aに入力されたRaは、−1が
乗算され、−Raとされて出力される。従って、乗算代
用選択装置112Aには、Raと−Raが入力されるこ
とになる。そして、乗算代用選択装置112Aは、cos
波の1を用いた場合に対応するデータとして、Raを選
択し、出力する。
【0051】同様に、乗算代用選択装置112Bには虚
数データIaと−Iaの2つのデータが入力される。そ
して、乗算代用選択装置112Bは、sin波の−1を用
いた場合に対応する値として、−Iaを選択し、出力す
る。従って、フーリエ変換装置92には、(Ra,−I
b)が入力される。
【0052】同様にして、Ra,Ibの後に順次入力さ
れるデータ、(Rb,Rc,・・・),(Ib,Ic,
・・・)は、(−Rb,Rc,・・・),(Ib,−I
c,・・・)とされて、フーリエ変換装置92に順次出
力される。
【0053】図12は、図8(図9)において、振り分
け装置20と直交復調装置21が行う処理と同様の処理
をする回路構成を示すブロック図である。受信されたデ
ータは、乗算器115と乗算代用選択装置116に入力
される。乗算器115に入力されたデータは、−1が乗
算されて、乗算代用選択装置116に出力される。乗算
代用選択装置116の出力は、振り分け装置20に入力
され、実数データと虚数データに振り分けられて出力さ
れる。
【0054】次にその動作について説明する。入力され
るデータを(Ra,Ia,Rb,Ib,Rc,Ic,・
・・)とする。まずRaは、乗算代用選択装置116と
乗算器115に入力される。乗算器115に入力された
Raは、−1が乗算され、−Raとされて、乗算代用選
択装置116に出力される。従って、乗算代用選択装置
116には、Raと−Raが入力されることになる。乗
算代用選択装置116は、cos波の1を用いた場合に対
応する値として、Raを選択し、振り分け装置20に出
力する。
【0055】同様に、Ra以降に順次入力されるデータ
(Ia,Rb,Ib,Rc,Ic,・・・)は、(−I
a,−Rb,Ib,Rc,−Ic,・・・)となされて
乗算代用選択装置116から順次出力される。従って、
振り分け装置20に入力されるデータは、(Ra,−I
a,−Rb,Ib,Rc,−Ic,・・・)となる。こ
のデータは、振り分け装置20により、実数データ(R
a,−Rb,Rc,・・・)と、虚数データ(−Ia、
Ib,−Ic,・・・)とに分けられ、出力される。
【0056】上述したように、演算装置41は送信装置
と受信装置の、両方に用いることが可能である。この演
算装置41に用いられる変換関数について以下に説明す
る。
【0057】まず、フーリエ変換の性質として、時間応
答実部は、周波数応答の実部偶対称成分と、虚部奇対称
成分によりのみ構成され、時間応答虚部は、周波数応答
の実部奇対称成分と虚部偶対称成分によりのみ構成され
ている。この性質を用いて、時間応答の実部と虚部でサ
ンプリング時点が異なる(補間処理された)データを周
波数領域で生成する。そこで時間遅延を発生させる複素
フーリエ級数展開式について考える。まず時間遅れの無
い展開式を次式のように置く。
【数1】
【0058】時間ずれt0に対しては、次式のようにな
る。
【数2】 但し、Dcn=cosθn、Dsn=sinθn、θnは、
exp-j(2πnt0/T)に対応した角度、および添字nは、
周波数軸に対するパラメータである。
【0059】次に各周波数応答(Gn,Gn(t0))の
偶対称成分、奇対称成分を求める。まず式(1)の実数
部分をFRnとし、虚数部分をFInとすると、 Gn=FRn+FIn ・・・ (3) となる。さらに実数部分と虚数部分を、それぞれ偶対称
成分(添字en)と、奇対称成分(添字on)に分解する
と、 FRn=FRen+FRon , FIn=FIen+FRon ・・・ (4) となる。
【0060】さらに、各偶対称成分と奇対称成分は、
+,−、同一周波数成分の各実数、虚数成分で表現する
と、 FRen=(FRn+FR-n)/2 FRon=(FRn−FR-n)/2 FIen=(FIn+FI-n)/2 FIon=(FIn−FI-n)/2 ・・・ (5) となる。
【0061】同様に、時間ずれt0を持つ応答に関して
も、 Gn(t0)=FR’n+jFI’n ・・・ (6) と置くと、 FRe’n=(FR’n+FR’-n)/2 FRo’n=(FR’n−FR’-n)/2 FIe’n=(FI’n+FI’-n)/2 FIo’n=(FI’n−FI’-n)/2 ・・・ (7) が成り立つ。ここで、式(2)に式(3)を代入し、整
理すると次式のようになる。 Gn(t0)=(FRnDcn+FInDsn)+j(FInDcn−FRnDsn) ・・・ (8) 式(8)と、式(6)を比べることにより、次式が成り
立つ。 FR’n=FRnDcn+FInDsn FI’n=−FRnDsn+FInDcn ・・・ (9) 式(7)に式(4)と式(9)を用いて、整理すると次
式のようになる。 FRe’n=FRenDcn+FIonDsn FRo’n=FRonDcn+FIenDsn FRe’n=−FRonDsn+FIenDcn FRo’n=−FRenDsn+FIonDcn ・・・ (10)
【0062】ここで、送信側のQ軸データを補間した場
合の回路構成を考える。まずここまでの式変形をふまえ
て、本発明に必要な変換関数を Gn”=FR”n+jFI”n ・・・ (11) とし、偶対称成分と奇対称成分に分解して、 FR”n=FRe”n+FRo”n FI”n=FIe”n+FIo”n ・・・ (12) とする。Q軸データを補間するためには、換言すれば、
時間応答実部が時間ずれを持たずに、時間応答虚数部の
みが時間ずれを持つようにするためには、偶対称成分と
奇対称成分が、以下の関係式を満たしていればよい。 FRe”n=FRen , FRo”n=FRo’n FIe”n=FIe’n , FIo”n=FIon ・・・ (13) この式(12)に、この関係式(13)を用い、さら
に、式(10)と式(7)を代入、整理すると、 FR”n={(1+Dcn)FRn+DsnFIn +(1−Dcn)FR-n+DsnFI-n}/2 FI”n={−DsnFRn+(1+Dcn)FIn +DsnFR-n−(1−Dcn)FI-n}/2 ・・・ (14) となる。
【0063】従って、求めたい関係式FR”n+jF
I”nは次式のようになる。 FR”n+jFI”n={(1+Dcn−jDsn)(FRn+jFIn) +(1−Dcn+jDsn)(FR-n−jFI-n)}/2 =[{(FRn+FR-n)+(FRn−FR-n)Dcn +(FIn+FI-n)Dsn}+j{(FIn−FI-n) +(FIn+FI-n)Dcn−(FRn−FR-n)Dsn}]/2 ・・・ (15) この式(15)より、それぞれ、+側周波数、−側周波
数に対応する関係式を導くと、 FR”n+jFI”n=[{(FRn+FR-n)+(FRn−FR-n)Dcn +(FIn+FI-n)Dsn}+j{(FIn−FI-n) +(FIn+FI-n)Dcn−(FRn−FR-n)Dsn}]/2 FR”-n+jFI”-n=[{(FR-n+FRn)+(FR-n−FRn)Dcn −(FI-n+FIn)Dsn}+j{(FI-n−FIn) +(FI-n+FIn)Dcn+(FR-n−FRn)Dsn}]/2 ・・・ (16) となり、各出力をまとめて書き直すと、 FR”n={(FRn+FR-n)+(FRn−FR-n)Dcn +(FIn+FI-n)Dsn}/2 FI”n={(FIn−FI-n)+(FIn+FI-n)Dcn −(FRn−FR-n)Dsn}/2 FR”-n={(FR-n+FRn)+(FR-n−FRn)Dcn −(FI-n+FIn)Dsn}/2 FI”-n={(FI-n−FIn)+(FI-n+FIn)Dcn +(FR-n−FRn)Dsn}/2 ・・・ (17) となる。
【0064】式(17)の関係を満たす回路を構成する
ため以下のように式を置き換えていく。 are=FRn+FR-n , aim=FIn+FI-nre=FRn−FR-n , bim=FIn−FI-n ・・・ (18) 次に、 cre=Dcnre , cim=Dcnimre=Dsnre , dim=Dsnim ・・・ (19) さらに、 ere=cre+dim , eim=cim−dre ・・・ (20) 以上のように置くことにより、式(17)は、 FR”n=are+ere , FI”n=bim+eim FR”-n=are−ere , FI”-n=−bim+eim ・・・ (21) となる。
【0065】次に、送信側のI軸データを補間した場合
の回路構成を考える。Q軸データを補間した場合と同様
に、必要な変換関数を Gn"'=FR"'n+jFI"'n ・・・ (22) とし、偶対称成分と奇対称成分に分解して、 FR"'n=FRe"'n+FRo"'n FI"'n=FIe"'n+FIo"'n ・・・ (23) とする。
【0066】I軸データを補間するためには、換言すれ
ば、時間応答実部のみが時間ずれを持ち、時間応答虚数
部が時間ずれを持たないようにするには、偶対称成分と
奇対称成分が、以下の関係式を満たしていればよい。 FRe"'n=FRe’n , FRo"'n=FRon FIe"'n=FIen , FIo"'n=FIo’n ・・・ (24)
【0067】Q軸データを補間した場合と同様の処理を
行うことにより、以下の関係式を得る。 FR"'n={(FRn−FR-n)+(FRn+FR-n)Dcn +(FIn−FI-n)Dsn}/2 FI"'n={(FIn+FI-n)+(FIn−FI-n)Dcn −(FRn+FR-n)Dsn}/2 FR"'-n={(FR-n−FRn)+(FRn+FR-n)Dcn +(FIn−FI-n)Dsn}/2 FI"'ーn={(FIn+FI-n)−(FIn−FI-n)Dcn +(FRn+FR-n)Dsn}/2 ・・・ (25) 式(18)を用い、さらに以下のように式を置くことに
より、 c’re=Dcnre , c’im=Dcnim d’re=Dsnre , d’im=Dsnim ・・・ (26) e’re=c’re+d’im , e’im=c’im−d’re ・・・ (27) FR"'n=bre+e’re , FI"'n=aim+e’im FR"'-n=−bre+e’re , FI"'-n=aim−e’im ・・・ (28) となる。
【0068】次に受信側のQ軸データを補間した場合を
説明する。変調方式の時の式を必要に応じ用いて必要な
式を導く。ここで、最終的に復調されて得たい信号をF
n+jFIn(式(3))と置く。従って、求めたい式
には、FRen,FIonで示されるFRn,FInである
ので、まず方程式を解く必要がある。 FRen=FRe”n FRon=FRo”nDcn−FIe”nDsn FIen=FRo”nDsn+FIe”nDcn FIon=FIo”n ・・・ (29) という関係があり、この式(29)を用いることによ
り、 FRn={(1+Dcn)FR”n−DsnFIn +(1−Dcn)FR”-n−DsnFI”-n}/2 FIn={DsnFR”n+(1+Dcn)FI”n −DsnFR”-n−(1−Dcn)FI”-n}/2 ・・・ (30) を得る。従って、 FRn+jFIn={(1+Dcn+jDsn)(FR”n+jFI”n) +(1−Dcn+jDsn)(FR”-n−jFI”-n)}/2 ・・・ (31) となる。
【0069】式(31)を各出力毎に書き直すと、 FRn={(FR”n+FR”-n)+(FR”n−FR”-n)Dcn −(FI”n+FI”-n)Dsn}/2 FIn={(FI”n−FI”-n)+(FI”n+FI”-n)Dcn +(FR”n−FR”-n)Dsn}/2 FR-n={(FR”n+FR”-n)−(FR”n−FR”-n)Dcn +(FI”n+FI-n)Dsn}/2 FI-n={−(FI”n−FI”-n)+(FI”n+FI”-n)Dcn +(FR”n−FR”-n)Dsn/2 ・・・ (32) となる。
【0070】送信の際と同様に式を置き換えて簡略化し
ていく。 a’re=FR”n+FR”-n , a’im=FI”n+FI”-n b’re=FR”n−FR”-n , b’im=FI”n−FI”-n ・・・ (33) c”re=Dcnb’re , c”im=Dcna’im d”re=Dsnb’re , d”im=Dsna’im ・・・ (34) e”re=c”re−d”im , e”im=c’im+d”re ・・・ (35) FRn=a’re+e”re , FIn=b’im+e”im FR-n=a’re−e”re , FI-n=−b’im+e”im ・・・ (36)
【0071】次に、受信側のI軸データを補間した場合
を説明する。この場合もQ軸データを補間した場合と同
様に、最終的に得たい信号をFRn+jFInと置くと、 FRn+jFIn={(1+Dcn+jDsn)(FR”n+jFI”n) +(Dcn−1−jDsn)(FR”-n+jFI”-n)}/2 ・・・ (37) となり、この式(37)を各出力毎に書き直すと、 FRn={(FR”n−FR”-n)+(FR”n+FR”-n)Dcn −(FI”n−FI”-n)Dsn}/2 FIn={(FI”n+FI”-n)+(FI”n−FI”-n)Dcn +(FR”n+FR”-n)Dsn}/2 FRn={−(FR”n−FR”-n)+(FR”n+FR”-n)Dcn −(FI”n−FI”-n)Dsn}/2 FIn={(FI”n+FI”-n)−(FI”n−FI”-n)Dcn −(FR”n+FR”-n)Dsn}/2 ・・・ (38) となる。
【0072】上記した場合と同じように式を置き換えて
いくことにより、簡略化する。 a”re=FR"'n+FR"'-n , a”im=FI"'n+FI"'-n b”re=FR"'n−FR"'-n , b”im=FI"'n−FI"'-n ・・・ (39) c"'re=Dcna”re , c"'im=Dcnb”im d"'re=Dsna”re , d"'im=Dsnb”im ・・・ (40) e"'re=c"'re−d"'im , e"'im=c"'im+d"'re ・・・ (41) FRn=b”re+e"'re , FIn=a”im+e"'im FR-n=−b”re+e"'re , FI-n=a”im−e"'im ・・・ (42)
【0073】上述したように、送信側のQ軸遅延、I軸
遅延、受信側のQ軸遅延、およびI軸遅延の簡略化され
た4種類の関係式の間には、以下の関係があり、この関
係を用いると、ハードウェア化する際、容易に各方式へ
変換可能である。まず送信側のQ軸遅延と受信側のQ軸
遅延の間、送信側のI軸遅延と受信側のI軸遅延の間に
おいては、係数Dsnの符号を反転すれば同様の関係式
になる。また、送信側のQ軸遅延と送信側のI軸遅延の
間、受信側のQ軸遅延と送信側のI軸遅延との間におい
ては、入力(FRn,FIn)と出力(FR”n,F
I”n)を符号反転するか、または入力(FR-n,FI
-n)と出力(FR”ーn,FI”-n)を符号反転すれば、
同じ関係式になる。
【0074】以上の結果として、係数Dsn、+周波数
入力(FRn,FIn)と+周波数出力(FR”n,F
I”n)、および−周波数入力(FR-n,FI-n)と−
周波数出力(FR”-n,FI”-n)の3ポイントの符号
反転機能を持たせれば、全ての方式に対応した演算装置
41を構成できる。図13と図14は、全方式に対応し
た演算装置41内の演算部82の構成を示している。
【0075】図13は、送信側のQ軸遅延と送信側のI
軸遅延の間、または受信側のQ軸遅延と送信側のI軸遅
延との間の対応関係に関して、入力(FRn,FIn)と
出力(FR”n,FI”n)の符号反転する方に対応して
いる演算部82の構成例を示す回路図である。セレクタ
121は、送信(Tr:Transmit)か、受信(Re:Receiv
e)かを選択し、乗算器123にその選択結果を出力し
ている。乗算器123は、その選択結果に応じて、ROM
145からの出力Dsnに1または−1を乗算し、乗算
器136,137に出力している。
【0076】セレクタ122はI軸遅延か、Q軸遅延か
を選択し、その選択結果を乗算器124乃至127に出
力している。乗算器124乃至127は、その選択結果
に応じて、それぞれの乗算器に入力されたデータに対
し、1または−1を乗算し、出力している。乗算器12
4は、データFRnが入力され、減算器131と加算器
133に出力している。乗算器125は、データFIn
が入力され、加算器132と減算器134に出力してい
る。乗算器126は、加算器143からのデータが入力
され、データFR”nを出力している。乗算器127
は、加算器144からのデータが入力され、データF
I”nを出力している。
【0077】データFR-nは、減算器131と加算器1
33に入力される。データFI-nは、加算器132と減
算器134に入力される。 減算器131の出力は、乗
算器135,137に入力される。加算器132の出力
は、乗算器136,138に入力される。加算器133
の出力は、減算器141と加算器143に入力される。
減算器134の出力は、減算器142と加算器144に
入力される。また、乗算器135,138は、ROM14
5から発生されるDcnが入力される。
【0078】乗算器135,136の出力は、加算器1
39に入力される。乗算器137,138の出力は、減
算器140に入力される。加算器139の出力は、減算
器141と加算器143に入力される。また、減算器1
40の出力は、減算器142と加算器144に入力され
る。
【0079】次にその動作について、この回路を送信側
に用い、Q軸遅延の場合を例に挙げて説明する。セレク
タ121は、送信側(Tr)を選択し、その選択結果を
乗算器123に出力する。乗算器123は、その選択結
果に応じ、乗算する値として1を選択し、ROM145か
らの出力Dsnに乗算し、乗算器136,137に出力
する。セレクタ122は、Q軸遅延を選択し、その選択
結果を乗算器124乃至127に出力する。乗算器12
4乃至127は、受信した選択結果に応じ、乗算する値
として1を選択する。
【0080】乗算器124は、入力されたデータFRn
に1を乗算し、減算器131と加算器133に出力して
いる。乗算器125は、入力されたデータFInに1を
乗算し、加算器132と減算器134に出力する。
【0081】減算器131は、入力されたFRnから、
入力されたFR-nを減算し、breを出力する。加算器1
32は、入力されたFI-nとFInを加算し、aimを出
力する。加算器133は、入力されたFRnとFR-n
加算し、areを出力する。減算器134は、入力された
FInから、入力されたFI-nを減算し、bimを出力す
る。
【0082】減算器131からの出力breは、乗算器1
35に入力され、ROM145において発生されるDc
n(cos波)と乗算され、creとされて出力される。ま
た、減算器131からの出力breは、乗算器137にも
入力され、ROM145において発生されるDsn(sin
波)と乗算され、dreとされて出力される。加算器13
2からの出力aimは、乗算器138に入力され、ROM1
45において発生されるDcnと乗算され、cimとされ
て出力される。また、加算器132からの出力aimは、
乗算器136にも入力され、ROM145において発生さ
れるDsnと乗算され、dimとされて出力される。
【0083】乗算器135の出力Creと、乗算器136
の出力dimは、加算器139に入力され、加算され、e
reとされて出力される。また、乗算器138の出力cim
は、減算器140に入力され、乗算器137の出力dre
を減算され、eimとされて出力される。
【0084】加算器133の出力areは、減算器141
に入力され、加算器139の出力ereが減算され、F
R”-nとされて出力される。また、加算器133の出力
reと、加算器139の出力ereは、加算器143にも
入力され、加算され、乗算器126に出力される。乗算
器126は、入力されたデータに1を乗算し、FR”n
を出力する。
【0085】減算器140の出力eimは、減算器142
に入力され、減算器134の出力bimが減算され、F
I”-nとされて出力される。また、減算器140の出力
imと、減算器134の出力bimは、加算器144にも
入力され、加算され、乗算器127に出力される。乗算
器127は、入力されたデータに1を乗算し、FI”n
を出力する。
【0086】図14は、送信側のQ軸遅延と送信側のI
軸遅延の間、または受信側のQ軸遅延と送信側のI軸遅
延との間の対応関係に関して、入力(FR-n,FI-n
と出力(FR”ーn,FI”-n)を符号反転する方に対応
している演算部82の構成例を示す回路図である。セレ
クタ152はI軸遅延か、Q軸遅延かを選択し、その選
択結果を乗算器154乃至157に出力している。乗算
器154乃至157は、その選択結果に応じて、それぞ
れの乗算器に入力されたデータに対し、1または−1を
乗算し、出力している。
【0087】乗算器154は、データFR-nが入力さ
れ、減算器131と加算器133に出力している。乗算
器155は、データFI-nが入力され、加算器132と
減算器134に出力している。乗算器156は、減算器
141からのデータが入力され、データFR”-nを出力
している。乗算器157は、減算器142からのデータ
が入力され、データFI”-nを出力している。その他の
構成は、図13における場合と同様である。
【0088】次にその動作について、この回路を送信側
に用い、Q軸遅延の場合を例に挙げて説明する。セレク
タ152は、Q軸遅延を選択し、その選択結果を乗算器
154乃至157に出力している。乗算器154乃至1
57は、受信した選択結果に応じ、乗算する値として1
を選択する。乗算器154は、入力されたデータFR-n
に1を乗算し、減算器131と加算器133に出力す
る。乗算器155は、入力されたデータFI-nに1を乗
算し、加算器132と減算器134に出力する。乗算器
156は、減算器141からのデータに1を乗算し、デ
ータFR”-nを出力する。乗算器157は、減算器14
2からのデータに1を乗算し、データFI”-nを出力す
る。その他のデータの流れについては図13と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0089】図13と図14では、入力が(FR-n,F
-n,FRn,FIn)、出力が(FR”-n,FI”-n
FR”n,FI”n)と表記されているが、これは、この
回路を送信側のQ軸遅延に用いた場合の入力データと出
力データの関係を表している。従って、この回路を受信
側のQ軸遅延に用いた場合は、入力と出力の表記は、逆
になる。さらにこの回路を送信側のI軸遅延に用いた場
合、入力が(FR-n,FI-n,FRn,FIn)、出力が
(FR"'-n,FI"'-n,FR"'n,FI"'n)となる。従
って、この回路を受信側のI軸遅延に用いた場合、入力
と出力の表記は逆になる。しかしながら、表記が換わる
だけでその回路構成、動作については同様なので、その
説明および図示は省略する。
【0090】なお、上述した説明ではQ軸遅延、I軸遅
延のように記述したが、Q軸のデータまあはI軸のデー
タを進ませるようにしても良い。
【0091】図13と図14に示したように、Dcn
Dsnを供給する装置としてROMを用いたが、他の装置を
用いて供給するようにしても良い。また、ROMを用い、
そのROMのデータ自体に符号反転させた値を記憶させて
おくことにより、乗算器123を省略する構成にしても
良い。
【0092】以上のように、変調の際に必要とされるオ
ーバサンプリングデータを、逆フーリエ変換出力より得
られるように、また復調の際必要とされるオーバサンプ
リングデータを、フーリエ変換後の処理により得られる
ように、予め論理的に変換関係式を求め、装置化したこ
とにより、従来用いられた補間フィルタなどの設計、使
用検討を不要としたばかりでなく、要求されるデータに
対して誤差のない値を得ることができる。
【0093】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載のデータ処理
装置および請求項5に記載のデータ処理方法によれば、
実数時間応答と虚数時間応答が、所定の時間ずれを持つ
ように、予め周波数領域データの演算処理を行うように
したので、従来必要とされたフィルタの設計、仕様検討
が不要となる。
【0094】また請求項6に記載のデータ演算装置およ
び請求項10に記載のデータ処理方法によれば、周波数
領域データ上で所定の時間ずれを持たせる演算処理を行
うようにしたので、従来必要とされたフィルタの設計、
仕様検討が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置の一実施の形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明のデータ処理装置の他の実施の形態を示
すブロック図である。
【図3】図2のデータ処理装置が満たすスペクトラム構
成である。
【図4】図3のデータ処理装置の一部のみを用いること
が可能であることを説明するためのブロック図である。
【図5】直交変調装置の一実施の形態を示すブロック図
である。
【図6】演算装置の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の蓄積装置に蓄積されるデータの様子を説
明する図である。
【図8】本発明のデータ処理装置の一実施の形態を示す
ブロック図である。
【図9】本発明のデータ処理装置の他の実施の形態を示
すブロック図である。
【図10】図9のデータ処理装置の一部のみを用いるこ
とが可能であることを説明するためのブロック図であ
る。
【図11】直交復調装置の一実施の形態を示すブロック
図である。
【図12】直交復調装置の他の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図13】演算装置の一実施の形態の構成を示す回路図
である。
【図14】演算装置の他の実施の形態の構成を示す回路
図である。
【図15】従来のデータ処理装置の一例の構成を示すブ
ロック図である。
【図16】図15のデータ処理装置のデータの流れを説
明するための図である。
【図17】従来のデータ処理装置の他の一例の構成を示
すブロック図である。
【図18】従来のデータ処理装置の一例の構成を示すブ
ロック図である。
【図19】図18のデータ処理装置のデータの流れを説
明するための図である。
【図20】従来のデータ処理装置の他の一例の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
3 直交変調装置(変調手段), 41 演算装置(演
算処理手段), 42逆フーリエ変換装置(変換手
段), 51 IFFT演算装置, 61A,61B,7
6,111A,111B,115,123乃至127,
135乃至138,154乃至157 乗算器, 62
A,62B,112A,112B,116乗算代用選択
装置, 63 加算代用選択装置, 70,75A,7
5B 演算代用選択装置, 80 入力側選択装置(第
1の選択出力手段), 81 蓄積装置(蓄積手段),
82 演算部(演算手段), 83 出力選択装置
(第2の選択出力手段), 20 振り分け装置, 2
1 直交復調装置(復調手段), 92 フーリエ変換
装置(変換手段), 110 FFT演算装置, 12
1,122,156 セレクタ, 131,134,
140,141,142減算器, 132,133,1
39,143,144 加算器, 145 ROM

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実数時間応答と虚数時間応答が、所定の
    時間ずれを持つように、外部から入力された周波数領域
    データを演算処理する演算処理手段と、 前記演算処理手段からの出力の周波数領域のデータを、
    時間領域のデータに変換する変換手段と、 前記変換手段からの出力を直交変調する変調手段とを備
    えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記演算処理手段は、 外部から入力されたデータと前記演算処理手段内で演算
    が施されたデータのうち、どちらか一方を選択し出力す
    る第1の選択出力手段と、 前記第1の選択出力手段からのデータを蓄積する蓄積手
    段と、 前記蓄積手段からのデータと前記外部から入力されたデ
    ータを用いて演算する演算手段と、 前記演算手段からの出力と前記蓄積手段からの出力のう
    ちどちらか一方を選択し、出力する第2の選択出力手段
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、逆フーリエ変換を用い
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、IFFTを用いることを特
    徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 実数時間応答と虚数時間応答が、所定の
    時間ずれを持つように、外部から入力された周波数領域
    データを演算処理する演算処理ステップと、 前記演算処理ステップからの出力の周波数領域のデータ
    を、時間領域のデータに変換する変換ステップと、 前記変換ステップからの出力を直交変調する変調ステッ
    プとを備えることを特徴とするデータ処理方法。
  6. 【請求項6】 受信信号の時間領域のデータを直交復調
    する復調手段と、前記復調手段からの出力の時間領域の
    データを周波数領域のデータに変換する変換手段と、 前記変換手段からの周波数領域のデータが所定の時間ず
    れを持つように演算処理する演算処理手段とを備えるこ
    とを特徴とするデータ演算装置。
  7. 【請求項7】 前記演算処理手段は、 外部から入力されたデータと前記演算処理手段内で演算
    が施されたデータのうち、どちらか一方を選択し出力す
    る第1の選択出力手段と、 前記第1の選択出力手段からのデータを蓄積する蓄積手
    段と、 前記蓄積手段からのデータと前記外部から入力されたデ
    ータを用いて演算する演算手段と、 前記演算手段からの出力と前記蓄積手段からの出力のう
    ちどちらか一方を選択し、出力する第2の選択出力手段
    とを備えることを特徴とする請求項6に記載のデータ演
    算装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段は、フーリエ変換を用いる
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータ演算装置。
  9. 【請求項9】 前記変換手段は、FFTを用いることを特
    徴とする請求項6に記載のデータ演算装置。
  10. 【請求項10】 受信信号の時間領域のデータを直交復
    調する復調ステップと、 前記復調ステップからの出力の時間領域のデータを周波
    数領域のデータに変換する変換ステップと、 前記変換ステップからの周波数領域のデータが所定の時
    間ずれを持つように演算処理する演算処理ステップとを
    備えることを特徴とするデータ処理方法。
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