JPH1165857A - マクロ実行システム及びマクロ実行プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
マクロ実行システム及びマクロ実行プログラムを記録した記録媒体Info
- Publication number
- JPH1165857A JPH1165857A JP22540097A JP22540097A JPH1165857A JP H1165857 A JPH1165857 A JP H1165857A JP 22540097 A JP22540097 A JP 22540097A JP 22540097 A JP22540097 A JP 22540097A JP H1165857 A JPH1165857 A JP H1165857A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- macro
- application program
- instruction
- program
- command
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のアプリケーションプログラムがマクロ
命令を実行することができるマクロ実行システム及びそ
れに用いられる記録媒体を提供する。 【解決手段】 各アプリケーションプログラムAP1,
AP2,AP3,・・・ は、作成したマクロ命令A,B,
C,・・・ をメモリに出力する機能を有する。マクロ実行
プログラム20は、各アプリケーションプログラムAP
1,AP2,AP3,・・・ とは独立したプログラムであ
る。各アプリケーションプログラムAP1,AP2,A
P3,・・・ とマクロ実行プログラム20とは、互いのプ
ログラム間でプロセス間通信ができる。マクロ実行プロ
グラム20は、一のアプリケーションプログラムからの
マクロ実行の指示を受けて、メモリに記録されている所
定のマクロ命令を読み込んで、一のアプリケーションプ
ログラムとの間でプロセス間通信を用いて、マクロ命令
を実行する。
命令を実行することができるマクロ実行システム及びそ
れに用いられる記録媒体を提供する。 【解決手段】 各アプリケーションプログラムAP1,
AP2,AP3,・・・ は、作成したマクロ命令A,B,
C,・・・ をメモリに出力する機能を有する。マクロ実行
プログラム20は、各アプリケーションプログラムAP
1,AP2,AP3,・・・ とは独立したプログラムであ
る。各アプリケーションプログラムAP1,AP2,A
P3,・・・ とマクロ実行プログラム20とは、互いのプ
ログラム間でプロセス間通信ができる。マクロ実行プロ
グラム20は、一のアプリケーションプログラムからの
マクロ実行の指示を受けて、メモリに記録されている所
定のマクロ命令を読み込んで、一のアプリケーションプ
ログラムとの間でプロセス間通信を用いて、マクロ命令
を実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCAD等の
アプリケーションプログラムで作成されたマクロ命令を
実行するマクロ実行システムに関するものである。
アプリケーションプログラムで作成されたマクロ命令を
実行するマクロ実行システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばCAD等のアプリケーショ
ンプログラムでは、図形等の作成過程を記録したマクロ
命令を作成し、マクロ実行プログラムがそのマクロ命令
の内容を実行することにより、同じ図形等を再生するこ
とが行われている。図6は従来のアプリケーションプロ
グラムとマクロ命令とのメモリ上の状況を示す図であ
る。図6に示すように、マクロ実行プログラムは、アプ
リケーションプログラムの中に一つのモジュールとして
組み込まれている。すなわち、マクロ実行プログラム
は、アプリケーションプログラムと一体となっており、
そのアプリケーションプログラムの中でしか使うことが
できない。アプリケーションプログラムはマクロ命令を
作成すると、ファイル名を付けてマクロ命令をメモリに
記録する。そして、マクロ命令を実行する際には、アプ
リケーションプログラムの一部としてのマクロ実行プロ
グラムが、そのマクロ命令を読み込んで、実行する。
ンプログラムでは、図形等の作成過程を記録したマクロ
命令を作成し、マクロ実行プログラムがそのマクロ命令
の内容を実行することにより、同じ図形等を再生するこ
とが行われている。図6は従来のアプリケーションプロ
グラムとマクロ命令とのメモリ上の状況を示す図であ
る。図6に示すように、マクロ実行プログラムは、アプ
リケーションプログラムの中に一つのモジュールとして
組み込まれている。すなわち、マクロ実行プログラム
は、アプリケーションプログラムと一体となっており、
そのアプリケーションプログラムの中でしか使うことが
できない。アプリケーションプログラムはマクロ命令を
作成すると、ファイル名を付けてマクロ命令をメモリに
記録する。そして、マクロ命令を実行する際には、アプ
リケーションプログラムの一部としてのマクロ実行プロ
グラムが、そのマクロ命令を読み込んで、実行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
アプリケーションプログラムとマクロ実行プログラムと
が一体となっていたので、あるアプリケーションプログ
ラムで作成されたマクロ命令は、そのアプリケーション
プログラムに組み込まれたマクロ実行プログラムでしか
利用することができない。このため、一のアプリケーシ
ョンプログラムで既にマクロ命令が作成されていても、
他のアプリケーションプログラムは、そのマクロ命令を
実行することができないので、ユーザーは、再度、他の
アプリケーションプログラムで同じ内容のマクロ命令を
作成しなければならず、手間がかかるという問題があっ
た。
アプリケーションプログラムとマクロ実行プログラムと
が一体となっていたので、あるアプリケーションプログ
ラムで作成されたマクロ命令は、そのアプリケーション
プログラムに組み込まれたマクロ実行プログラムでしか
利用することができない。このため、一のアプリケーシ
ョンプログラムで既にマクロ命令が作成されていても、
他のアプリケーションプログラムは、そのマクロ命令を
実行することができないので、ユーザーは、再度、他の
アプリケーションプログラムで同じ内容のマクロ命令を
作成しなければならず、手間がかかるという問題があっ
た。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、複数のアプリケーションプログラムがマクロ命
令を実行することができるマクロ実行システム及びそれ
に用いられる記録媒体を提供することを目的とするもの
である。
であり、複数のアプリケーションプログラムがマクロ命
令を実行することができるマクロ実行システム及びそれ
に用いられる記録媒体を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、アプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムとは独立したプログラムであ
るマクロ実行プログラムとを有し、両プログラム間でプ
ロセス間通信ができるマクロ実行システムであって、前
記アプリケーションプログラムは作成したマクロ命令を
記録手段に出力する機能を有し、前記マクロ実行プログ
ラムは前記アプリケーションプログラムからのマクロ実
行の指示を受けて、前記記録手段に記録されている前記
マクロ命令を読み込んで、前記アプリケーションプログ
ラムとの間でプロセス間通信を用いて、前記マクロ命令
を実行することを特徴とするものである。
めの本発明は、アプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムとは独立したプログラムであ
るマクロ実行プログラムとを有し、両プログラム間でプ
ロセス間通信ができるマクロ実行システムであって、前
記アプリケーションプログラムは作成したマクロ命令を
記録手段に出力する機能を有し、前記マクロ実行プログ
ラムは前記アプリケーションプログラムからのマクロ実
行の指示を受けて、前記記録手段に記録されている前記
マクロ命令を読み込んで、前記アプリケーションプログ
ラムとの間でプロセス間通信を用いて、前記マクロ命令
を実行することを特徴とするものである。
【0006】アプリケーションプログラムとは独立した
マクロ実行プログラムを設け、両プログラム間でプロセ
ス間通信ができることにより、一のアプリケーションプ
ログラムは、マクロ実行プログラムを用いて、自己が作
成したマクロ命令だけでなく、他のアプリケーションプ
ログラムが作成したマクロ命令を実行することが可能と
なる。また、記録手段に記録されたマクロ命令をエディ
タで変更・編集することにより、マクロ命令をより使い
やすいものに加工することができると共に、例えば、複
数のアプリケーションプログラム間で一連の処理を実行
させるような、多様な制御を行うことが可能となる。
マクロ実行プログラムを設け、両プログラム間でプロセ
ス間通信ができることにより、一のアプリケーションプ
ログラムは、マクロ実行プログラムを用いて、自己が作
成したマクロ命令だけでなく、他のアプリケーションプ
ログラムが作成したマクロ命令を実行することが可能と
なる。また、記録手段に記録されたマクロ命令をエディ
タで変更・編集することにより、マクロ命令をより使い
やすいものに加工することができると共に、例えば、複
数のアプリケーションプログラム間で一連の処理を実行
させるような、多様な制御を行うことが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
であるマクロ実行システムの概略ブロック図である。本
実施形態のマクロ実行システムは、図1に示すように、
複数のアプリケーションプログラムAP1,AP2,A
P3,・・・ と、マクロ実行プログラム20とを備えるも
のである。尚、アプリケーションプログラムは一つであ
ってもよい。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
であるマクロ実行システムの概略ブロック図である。本
実施形態のマクロ実行システムは、図1に示すように、
複数のアプリケーションプログラムAP1,AP2,A
P3,・・・ と、マクロ実行プログラム20とを備えるも
のである。尚、アプリケーションプログラムは一つであ
ってもよい。
【0008】各アプリケーションプログラムAP1,A
P2,AP3,・・・ は、図1に示すように、マクロ命令
A,B,C,・・・ を作成し、その作成したマクロ命令
A,B,C,・・・ を記録手段としてのメモリに出力する
機能を有する(図1に示すa)。ここで、マクロ命令の
出力とは、アプリケーションプログラムの一機能として
ユーザーが実行した手順をメモリ等の記録媒体に記録す
ることをいう。マクロ実行プログラム20は、各アプリ
ケーションプログラムAP1,AP2,AP3,・・・ か
らのマクロ実行の指示を受けて、メモリに記録されてい
る所定のマクロ命令を読み込んで、そのマクロ命令の内
容を内部的に解析する等の処理を行うものである(図1
に示すb)。
P2,AP3,・・・ は、図1に示すように、マクロ命令
A,B,C,・・・ を作成し、その作成したマクロ命令
A,B,C,・・・ を記録手段としてのメモリに出力する
機能を有する(図1に示すa)。ここで、マクロ命令の
出力とは、アプリケーションプログラムの一機能として
ユーザーが実行した手順をメモリ等の記録媒体に記録す
ることをいう。マクロ実行プログラム20は、各アプリ
ケーションプログラムAP1,AP2,AP3,・・・ か
らのマクロ実行の指示を受けて、メモリに記録されてい
る所定のマクロ命令を読み込んで、そのマクロ命令の内
容を内部的に解析する等の処理を行うものである(図1
に示すb)。
【0009】本実施形態では、各アプリケーションプロ
グラムAP1,AP2,AP3,・・・ とマクロ実行プロ
グラム20とは、互いのプログラム間でプロセス間通信
ができる(図1に示すc)。例えば、マクロ実行プログ
ラム20は、かかるプロセス間通信を用いて、マクロ命
令中のコマンドを複数のアプリケーションプログラムA
P1,AP2,AP3,・・・ に送信する。また、各アプ
リケーションプログラムAP1,AP2,AP3,・・・
は、プロセス間通信を用いて、マクロ実行プログラム2
0にマクロ実行の指示等を送信する。
グラムAP1,AP2,AP3,・・・ とマクロ実行プロ
グラム20とは、互いのプログラム間でプロセス間通信
ができる(図1に示すc)。例えば、マクロ実行プログ
ラム20は、かかるプロセス間通信を用いて、マクロ命
令中のコマンドを複数のアプリケーションプログラムA
P1,AP2,AP3,・・・ に送信する。また、各アプ
リケーションプログラムAP1,AP2,AP3,・・・
は、プロセス間通信を用いて、マクロ実行プログラム2
0にマクロ実行の指示等を送信する。
【0010】また、マクロ実行プログラム20は、図1
に示すように、変換手段21を有する。かかる変換手段
21は、マクロ実行プログラム20が一のアプリケーシ
ョンプログラムからのマクロ実行の指示を受けて、その
マクロ命令を実行する際に、そのマクロ命令中のコマン
ドをそのアプリケーションプログラムが実行することが
できる汎用性のあるコマンドに変換するものである。こ
れにより、マクロ命令を使用できるアプリケーションプ
ログラムの範囲を拡大することができる。
に示すように、変換手段21を有する。かかる変換手段
21は、マクロ実行プログラム20が一のアプリケーシ
ョンプログラムからのマクロ実行の指示を受けて、その
マクロ命令を実行する際に、そのマクロ命令中のコマン
ドをそのアプリケーションプログラムが実行することが
できる汎用性のあるコマンドに変換するものである。こ
れにより、マクロ命令を使用できるアプリケーションプ
ログラムの範囲を拡大することができる。
【0011】図2にアプリケーションプログラムAP
1,AP2,AP3,・・・ 、マクロ実行プログラム20
及びマクロ命令A,B,C,・・・ のメモリ上の状況を示
す。図2に示すように、アプリケーションプログラムA
P1,AP2,AP3,・・・ と、マクロ実行プログラム
20と、マクロ命令A,B,C,・・・ とはそれぞれ、メ
モリ上において別個に記録されている。マクロ実行プロ
グラム20は、各アプリケーションプログラムAP1,
AP2,AP3,・・・ とは独立したプログラムであり、
マクロ実行プログラム20及び各アプリケーションプロ
グラムAP1,AP2,AP3,・・・ はそれぞれ、独立
して実行可能プログラムとなっている。
1,AP2,AP3,・・・ 、マクロ実行プログラム20
及びマクロ命令A,B,C,・・・ のメモリ上の状況を示
す。図2に示すように、アプリケーションプログラムA
P1,AP2,AP3,・・・ と、マクロ実行プログラム
20と、マクロ命令A,B,C,・・・ とはそれぞれ、メ
モリ上において別個に記録されている。マクロ実行プロ
グラム20は、各アプリケーションプログラムAP1,
AP2,AP3,・・・ とは独立したプログラムであり、
マクロ実行プログラム20及び各アプリケーションプロ
グラムAP1,AP2,AP3,・・・ はそれぞれ、独立
して実行可能プログラムとなっている。
【0012】このように、マクロ実行プログラム20と
各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP
3,・・・ とを独立に記録しておき、各プログラム間でプ
ロセス間通信ができることにより、例えば、アプリケー
ションプログラムAP1は、他のアプリケーションプロ
グラムAP2,AP3,・・・ で作成されたマクロ命令を
も実行することが可能となる。尚、マクロ命令をメモリ
上に記憶する代わりに、例えば、外部記録装置としての
ハードディスク等にマクロ命令をファイルとして記憶す
るようにしてもよい。
各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP
3,・・・ とを独立に記録しておき、各プログラム間でプ
ロセス間通信ができることにより、例えば、アプリケー
ションプログラムAP1は、他のアプリケーションプロ
グラムAP2,AP3,・・・ で作成されたマクロ命令を
も実行することが可能となる。尚、マクロ命令をメモリ
上に記憶する代わりに、例えば、外部記録装置としての
ハードディスク等にマクロ命令をファイルとして記憶す
るようにしてもよい。
【0013】本実施形態では、本来的な機能の他に、作
成したマクロ命令をメモリに出力する機能をコンピュー
タに実現させるためのアプリケーションプログラムAP
1,AP2,AP3,・・・ と、アプリケーションプログ
ラムとの間でプロセス間通信を用いてマクロ命令を実行
する機能をコンピュータに実現させるためのマクロ実行
プログラム20とを記録媒体に記録している。そして、
これらのプログラムがコンピュータに読み込まれて、本
実施形態のマクロ実行システムがコンピュータ上で実現
されることになる。尚、記録媒体としては、マクロ実行
プログラム20だけが記録されたものを用いてもよい。
成したマクロ命令をメモリに出力する機能をコンピュー
タに実現させるためのアプリケーションプログラムAP
1,AP2,AP3,・・・ と、アプリケーションプログ
ラムとの間でプロセス間通信を用いてマクロ命令を実行
する機能をコンピュータに実現させるためのマクロ実行
プログラム20とを記録媒体に記録している。そして、
これらのプログラムがコンピュータに読み込まれて、本
実施形態のマクロ実行システムがコンピュータ上で実現
されることになる。尚、記録媒体としては、マクロ実行
プログラム20だけが記録されたものを用いてもよい。
【0014】次に、アプリケーションプログラムがマク
ロ命令をメモリに記録する際の処理手順について説明す
る。図3はアプリケーションプログラムがマクロ命令を
記録する際の処理手順を示すフローチャートである。図
3の処理フローは、アプリケーションプログラムがマク
ロ命令を記録する旨の指示を受けたときに開始する。ま
ず、アプリケーションプログラムは、ユーザーがそのア
プリケーションプログラム上で、あるコマンドを実行し
たり、キーを打ったりしたときに、その入力されたもの
がコマンドであるか否かを判断する(step11)。コマン
ドでないと判断すると、step13に移行し、一方、コマン
ドであると判断すると、アプリケーションプログラム
は、そのコマンドをメモリ等の記録媒体にマクロ命令と
して記録する(step12)。次に、アプリケーションプロ
グラムは、マクロ命令の記録を終了する旨のコマンドが
入力されたか否かを判断する(step13)。マクロ命令の
記録を終了する旨のコマンドが入力されていないと判断
すると、step11に移行し、step11からstep13までの処理
を繰り返す。一方、マクロ命令の記録を終了する旨のコ
マンドが入力されたと判断すると、アプリケーションプ
ログラムは、マクロ命令を記録する処理を終了する。こ
うして、図3の処理フローにおいて記録されたマクロ命
令は、ユーザーが実行した作業の履歴として残ることに
なる。
ロ命令をメモリに記録する際の処理手順について説明す
る。図3はアプリケーションプログラムがマクロ命令を
記録する際の処理手順を示すフローチャートである。図
3の処理フローは、アプリケーションプログラムがマク
ロ命令を記録する旨の指示を受けたときに開始する。ま
ず、アプリケーションプログラムは、ユーザーがそのア
プリケーションプログラム上で、あるコマンドを実行し
たり、キーを打ったりしたときに、その入力されたもの
がコマンドであるか否かを判断する(step11)。コマン
ドでないと判断すると、step13に移行し、一方、コマン
ドであると判断すると、アプリケーションプログラム
は、そのコマンドをメモリ等の記録媒体にマクロ命令と
して記録する(step12)。次に、アプリケーションプロ
グラムは、マクロ命令の記録を終了する旨のコマンドが
入力されたか否かを判断する(step13)。マクロ命令の
記録を終了する旨のコマンドが入力されていないと判断
すると、step11に移行し、step11からstep13までの処理
を繰り返す。一方、マクロ命令の記録を終了する旨のコ
マンドが入力されたと判断すると、アプリケーションプ
ログラムは、マクロ命令を記録する処理を終了する。こ
うして、図3の処理フローにおいて記録されたマクロ命
令は、ユーザーが実行した作業の履歴として残ることに
なる。
【0015】次に、アプリケーションプログラムで作成
されたマクロ命令について具体例を用いて説明する。図
4(a)はアプリケーションプログラムで作成されたマ
クロ命令の一例を示す図である。図4(a)のマクロ命
令には、最初に、書式として「#include」と「mai
n()」とが含まれているが、これらはマクロ命令がC
プログラミング言語で記述されていることを示してい
る。また、図4(a)のマクロ命令では、「Open(“文
書.doc”)」、「 Print()」という二つのコマンドが
与えられている。「Open(“文書.doc”)」は、“文
書.doc”という名称のテキストデータをアプリケーショ
ンプログラムに呼び出すコマンドであり、また、「Prin
t()」は、その呼び出したテキストデータを印刷する
コマンドである。したがって、アプリケーションプログ
ラムは、図4(a)に示すマクロ命令を実行すると、そ
のマクロ命令中のコマンドで指定されたテキストデータ
を読み出して、印刷する処理を行う。
されたマクロ命令について具体例を用いて説明する。図
4(a)はアプリケーションプログラムで作成されたマ
クロ命令の一例を示す図である。図4(a)のマクロ命
令には、最初に、書式として「#include」と「mai
n()」とが含まれているが、これらはマクロ命令がC
プログラミング言語で記述されていることを示してい
る。また、図4(a)のマクロ命令では、「Open(“文
書.doc”)」、「 Print()」という二つのコマンドが
与えられている。「Open(“文書.doc”)」は、“文
書.doc”という名称のテキストデータをアプリケーショ
ンプログラムに呼び出すコマンドであり、また、「Prin
t()」は、その呼び出したテキストデータを印刷する
コマンドである。したがって、アプリケーションプログ
ラムは、図4(a)に示すマクロ命令を実行すると、そ
のマクロ命令中のコマンドで指定されたテキストデータ
を読み出して、印刷する処理を行う。
【0016】ところで、通常、アプリケーションプログ
ラムがマクロ命令を作成し、それをメモリに出力すると
きには、変数や条件文等はメモリに記録されず、命令と
してのコマンドの羅列が記録されるだけであり、一方、
マクロ命令を実際に実行するときは、変数や条件文等も
解釈することができる。本実施形態では、ユーザーが、
メモリに記録されたマクロ命令をエディタで変更・編集
を行うことができるようにしている。これにより、マク
ロ命令の中に、ある程度、変数や条件文等を記述でき、
しかも、マクロ実行プログラム20がマクロ命令の内容
を解釈するときに、条件文等に従って処理することがで
きる。このため、例えば、複数のアプリケーションプロ
グラム間でデータのやり取りを行ったり、あるいは複数
のアプリケーションプログラムに一連の処理を連携して
実行させたりすることができるので、普通のマクロ命令
を実行する場合に比べて複雑な制御を行うことが可能で
ある。
ラムがマクロ命令を作成し、それをメモリに出力すると
きには、変数や条件文等はメモリに記録されず、命令と
してのコマンドの羅列が記録されるだけであり、一方、
マクロ命令を実際に実行するときは、変数や条件文等も
解釈することができる。本実施形態では、ユーザーが、
メモリに記録されたマクロ命令をエディタで変更・編集
を行うことができるようにしている。これにより、マク
ロ命令の中に、ある程度、変数や条件文等を記述でき、
しかも、マクロ実行プログラム20がマクロ命令の内容
を解釈するときに、条件文等に従って処理することがで
きる。このため、例えば、複数のアプリケーションプロ
グラム間でデータのやり取りを行ったり、あるいは複数
のアプリケーションプログラムに一連の処理を連携して
実行させたりすることができるので、普通のマクロ命令
を実行する場合に比べて複雑な制御を行うことが可能で
ある。
【0017】図4(b)は図4(a)のマクロ命令の内
容をエディタで変更した場合の例を示す図である。図4
(b)のマクロ命令は、図4(a)のマクロ命令に対し
内部コマンドや条件文を追加したものである。内部コマ
ンドや条件文の内容は、マクロ実行プログラム20で実
行されることになる。図4(b)において、「strcp
y」、「SelectApp 」、「Command 」が内部コマンドで
ある。「strcpy(pData,“文書.doc”)」は、変数とし
ての“文書.doc”に、文書名としてのpData をコピーす
るコマンドである。「SelectApp (“AP1 ”)」は、プ
ロセス間通信における通信先としてアプリケーションプ
ログラム“AP1”を選択するコマンドである。また、
「Command (“MAC1”)」は、実行中のマクロ命令を停
止し、“MAC1”というマクロの割り込み実行を行うコマ
ンドであり、これにより、いわゆるマクロ命令のネスト
処理が可能となる。この場合は、“MAC1”マクロが終了
した後に、停止していたマクロ命令の実行が再開され
る。
容をエディタで変更した場合の例を示す図である。図4
(b)のマクロ命令は、図4(a)のマクロ命令に対し
内部コマンドや条件文を追加したものである。内部コマ
ンドや条件文の内容は、マクロ実行プログラム20で実
行されることになる。図4(b)において、「strcp
y」、「SelectApp 」、「Command 」が内部コマンドで
ある。「strcpy(pData,“文書.doc”)」は、変数とし
ての“文書.doc”に、文書名としてのpData をコピーす
るコマンドである。「SelectApp (“AP1 ”)」は、プ
ロセス間通信における通信先としてアプリケーションプ
ログラム“AP1”を選択するコマンドである。また、
「Command (“MAC1”)」は、実行中のマクロ命令を停
止し、“MAC1”というマクロの割り込み実行を行うコマ
ンドであり、これにより、いわゆるマクロ命令のネスト
処理が可能となる。この場合は、“MAC1”マクロが終了
した後に、停止していたマクロ命令の実行が再開され
る。
【0018】また、図4(b)において、「strcpy」の
次の行から、「Open」の上の行までに、条件文が記述さ
れている。この中には、「SelectApp 」や「Command 」
のコマンドが含まれている。かかる条件文は、テキスト
データの内容によって実行の内容を変えるものである。
その具体的な内容は、テキストデータがpData であれ
ば、プロセス間通信の通信先をアプリケーションプログ
ラム“AP1”とし、一方、テキストデータがpData で
なければ、プロセス間通信の通信先をアプリケーション
プログラム“AP2”とし、マクロ名が“MAC1”である
他のマクロ命令を実行するというものである。「Select
App 」のコマンドで選択されたアプリケーションプログ
ラムには、この条件文以下に記述された「Open」と「Pr
int 」のコマンドが送られることになる。
次の行から、「Open」の上の行までに、条件文が記述さ
れている。この中には、「SelectApp 」や「Command 」
のコマンドが含まれている。かかる条件文は、テキスト
データの内容によって実行の内容を変えるものである。
その具体的な内容は、テキストデータがpData であれ
ば、プロセス間通信の通信先をアプリケーションプログ
ラム“AP1”とし、一方、テキストデータがpData で
なければ、プロセス間通信の通信先をアプリケーション
プログラム“AP2”とし、マクロ名が“MAC1”である
他のマクロ命令を実行するというものである。「Select
App 」のコマンドで選択されたアプリケーションプログ
ラムには、この条件文以下に記述された「Open」と「Pr
int 」のコマンドが送られることになる。
【0019】このように、ユーザーがエディタでプロセ
ス間通信の送り先を切り替えるようなコマンドをマクロ
命令中に追加することにより、例えば、あるアプリケー
ションプログラムには、それに適した処理を行わせ、ま
た、別のアプリケーションプログラムには、それに適し
た他の処理を行わせることができる。また、マクロ実行
プログラム20は、一のアプリケーションプログラムか
らのマクロ実行の指示を受けたときに、メモリに記録さ
れているマクロ命令を読み込んで、そのマクロ命令を作
成したアプリケーションプログラムとの間でプロセス間
通信を用いて、そのマクロ命令を実行し、その実行した
結果を一のアプリケーションプログラムに転送すること
もできる。
ス間通信の送り先を切り替えるようなコマンドをマクロ
命令中に追加することにより、例えば、あるアプリケー
ションプログラムには、それに適した処理を行わせ、ま
た、別のアプリケーションプログラムには、それに適し
た他の処理を行わせることができる。また、マクロ実行
プログラム20は、一のアプリケーションプログラムか
らのマクロ実行の指示を受けたときに、メモリに記録さ
れているマクロ命令を読み込んで、そのマクロ命令を作
成したアプリケーションプログラムとの間でプロセス間
通信を用いて、そのマクロ命令を実行し、その実行した
結果を一のアプリケーションプログラムに転送すること
もできる。
【0020】次に、マクロ命令を実行する際のアプリケ
ーションプログラムAP1とマクロ実行プログラム20
との処理手順について説明する。図5はマクロ命令を実
行する際のアプリケーションプログラムAP1とマクロ
実行プログラム20との処理手順を示すフローチャート
である。ここで、図5では、真ん中に引いた点線を介し
て、左側にアプリケーションプログラムAP1の処理フ
ローを示し、右側にマクロ実行プログラム20の処理フ
ローを示す。
ーションプログラムAP1とマクロ実行プログラム20
との処理手順について説明する。図5はマクロ命令を実
行する際のアプリケーションプログラムAP1とマクロ
実行プログラム20との処理手順を示すフローチャート
である。ここで、図5では、真ん中に引いた点線を介し
て、左側にアプリケーションプログラムAP1の処理フ
ローを示し、右側にマクロ実行プログラム20の処理フ
ローを示す。
【0021】まず、アプリケーションプログラムAP1
の実行中に、メモリに記録された所定のマクロファイル
が選択されると(step21)、アプリケーションプログラ
ムAP1は、プロセス間通信を用いて、マクロ実行プロ
グラム20に、選択されたマクロファイル名を通知する
(step22)。ここで、step21においては、アプリケーシ
ョンプログラムAP1が作成したマクロ命令だけでな
く、他のアプリケーションプログラムAP2,AP3,
・・・ が作成したマクロ命令をも、選択することができ
る。特に、本実施形態では、マクロ実行プログラム20
の変換手段21が、マクロ命令中のコマンドを汎用性の
あるコマンドに変換することにより、アプリケーション
プログラムAP1は、他のアプリケーションプログラム
AP2,AP3,・・・ が作成したマクロ命令でも実行す
ることができる。尚、アプリケーションプログラムAP
1は、かかる通知を発した後は、待ち状態に入る。
の実行中に、メモリに記録された所定のマクロファイル
が選択されると(step21)、アプリケーションプログラ
ムAP1は、プロセス間通信を用いて、マクロ実行プロ
グラム20に、選択されたマクロファイル名を通知する
(step22)。ここで、step21においては、アプリケーシ
ョンプログラムAP1が作成したマクロ命令だけでな
く、他のアプリケーションプログラムAP2,AP3,
・・・ が作成したマクロ命令をも、選択することができ
る。特に、本実施形態では、マクロ実行プログラム20
の変換手段21が、マクロ命令中のコマンドを汎用性の
あるコマンドに変換することにより、アプリケーション
プログラムAP1は、他のアプリケーションプログラム
AP2,AP3,・・・ が作成したマクロ命令でも実行す
ることができる。尚、アプリケーションプログラムAP
1は、かかる通知を発した後は、待ち状態に入る。
【0022】次に、マクロ実行プログラム20は、アプ
リケーションプログラムAP1からマクロファイル名の
通知を受けると、そのマクロ命令をメモリから読み出す
(step31)。ここで、アプリケーションプログラムAP
1がかかる通知を発したときに、マクロ実行プログラム
20が起動していないときには、アプリケーションプロ
グラムAP1は、マクロ実行プログラム20に起動命令
を出すことになる。その後、マクロ実行プログラム20
は、マクロ命令を1ステップずつ読み出し(step32)、
それがどういうコマンドであるかを内部的に解析してい
く。すなわち、まず、マクロ実行プログラム20は、そ
の読み出したものがコマンドであるか否かを判断する
(step33)。コマンドでないと判断すると、step39に移
行する。一方、コマンドであると判断すると、マクロ実
行プログラム20は、そのコマンドが他のマクロファイ
ルのマクロ命令を実行するコマンドであるか否か、具体
的には、図4(b)の例で言えば、「Command 」である
か否かを判断する(step34)。他のマクロファイルのマ
クロ命令を実行するコマンドであると判断すると、実行
中のマクロ命令を停止し、他のマクロファイルのマクロ
命令を割り込み実行するマクロネスト処理を行う(step
35)。そして、かかるマクロネスト処理が終了した後
に、step39に移行する。
リケーションプログラムAP1からマクロファイル名の
通知を受けると、そのマクロ命令をメモリから読み出す
(step31)。ここで、アプリケーションプログラムAP
1がかかる通知を発したときに、マクロ実行プログラム
20が起動していないときには、アプリケーションプロ
グラムAP1は、マクロ実行プログラム20に起動命令
を出すことになる。その後、マクロ実行プログラム20
は、マクロ命令を1ステップずつ読み出し(step32)、
それがどういうコマンドであるかを内部的に解析してい
く。すなわち、まず、マクロ実行プログラム20は、そ
の読み出したものがコマンドであるか否かを判断する
(step33)。コマンドでないと判断すると、step39に移
行する。一方、コマンドであると判断すると、マクロ実
行プログラム20は、そのコマンドが他のマクロファイ
ルのマクロ命令を実行するコマンドであるか否か、具体
的には、図4(b)の例で言えば、「Command 」である
か否かを判断する(step34)。他のマクロファイルのマ
クロ命令を実行するコマンドであると判断すると、実行
中のマクロ命令を停止し、他のマクロファイルのマクロ
命令を割り込み実行するマクロネスト処理を行う(step
35)。そして、かかるマクロネスト処理が終了した後
に、step39に移行する。
【0023】また、step34において、他のマクロ命令を
実行するコマンドでないと判断すると、マクロ実行プロ
グラム20は、そのコマンドが内部コマンドであるか否
か、具体的には、図4(b)の例で言えば、「strcpy」
又は「SelectApp 」であるか否かを判断する(step3
6)。内部コマンドであると判断すると、その内部コマ
ンドを実行し(step37)、その後、step39に移行する。
一方、内部コマンドでなければ、マクロ実行プログラム
20は、そのコマンドがアプリケーションプログラムA
P1に実行させるコマンドであると判断して、プロセス
間通信を用いて、そのコマンドをアプリケーションプロ
グラムAP1に送信する(step38)。
実行するコマンドでないと判断すると、マクロ実行プロ
グラム20は、そのコマンドが内部コマンドであるか否
か、具体的には、図4(b)の例で言えば、「strcpy」
又は「SelectApp 」であるか否かを判断する(step3
6)。内部コマンドであると判断すると、その内部コマ
ンドを実行し(step37)、その後、step39に移行する。
一方、内部コマンドでなければ、マクロ実行プログラム
20は、そのコマンドがアプリケーションプログラムA
P1に実行させるコマンドであると判断して、プロセス
間通信を用いて、そのコマンドをアプリケーションプロ
グラムAP1に送信する(step38)。
【0024】step39では、マクロ実行プログラム20
は、マクロ実行を終了するか否かを判断する。ここで、
マクロ実行を終了すると判断するのは、マクロ命令中の
最後のステップまで処理を行ったとき、又は、マクロ命
令中にマクロ実行を終了する旨のコマンドを読み出した
ときである。マクロ実行を終了しないと判断すると、st
ep32に移行し、step32からstep39までの処理を繰り返し
行う。一方、マクロ実行を終了すると判断すると、マク
ロ実行プログラム20は、プロセス間通信を用いて、終
了通知をアプリケーションプログラムAP1に送信する
(step41)。
は、マクロ実行を終了するか否かを判断する。ここで、
マクロ実行を終了すると判断するのは、マクロ命令中の
最後のステップまで処理を行ったとき、又は、マクロ命
令中にマクロ実行を終了する旨のコマンドを読み出した
ときである。マクロ実行を終了しないと判断すると、st
ep32に移行し、step32からstep39までの処理を繰り返し
行う。一方、マクロ実行を終了すると判断すると、マク
ロ実行プログラム20は、プロセス間通信を用いて、終
了通知をアプリケーションプログラムAP1に送信する
(step41)。
【0025】また、アプリケーションプログラムAP1
は、マクロ実行プログラム20からのプロセス間通信に
よりデータを受信すると(step23)、待ち状態を解除し
て、そのデータがコマンドであるかどうかを判断する
(step24)。コマンドであると判断すると、アプリケー
ションプログラムAP1は、そのコマンドを実行し(st
ep25)、その後、step23に移行する。一方、コマンドで
ないと判断すると、終了通知であるかどうかを判断する
(step26)。終了通知でなければ、step23に移行し、再
度、待ち状態に入る。また、終了通知であると判断する
と、アプリケーションプログラムAP1は、マクロ実行
を終了する(step27)。
は、マクロ実行プログラム20からのプロセス間通信に
よりデータを受信すると(step23)、待ち状態を解除し
て、そのデータがコマンドであるかどうかを判断する
(step24)。コマンドであると判断すると、アプリケー
ションプログラムAP1は、そのコマンドを実行し(st
ep25)、その後、step23に移行する。一方、コマンドで
ないと判断すると、終了通知であるかどうかを判断する
(step26)。終了通知でなければ、step23に移行し、再
度、待ち状態に入る。また、終了通知であると判断する
と、アプリケーションプログラムAP1は、マクロ実行
を終了する(step27)。
【0026】本実施形態のマクロ実行システムでは、ア
プリケーションプログラムとは独立したマクロ実行プロ
グラムを設け、マクロ実行プログラムがアプリケーショ
ンプログラムからのマクロ実行の指示を受けて、メモリ
に記録されているマクロ命令を読み込んで、アプリケー
ションプログラムとの間でプロセス間通信を用いて、マ
クロ命令を実行することにより、一のアプリケーション
プログラムは、マクロ実行プログラムを用いて、自己が
作成したマクロ命令だけでなく、他のアプリケーション
プログラムが作成したマクロ命令を実行することが可能
となる。
プリケーションプログラムとは独立したマクロ実行プロ
グラムを設け、マクロ実行プログラムがアプリケーショ
ンプログラムからのマクロ実行の指示を受けて、メモリ
に記録されているマクロ命令を読み込んで、アプリケー
ションプログラムとの間でプロセス間通信を用いて、マ
クロ命令を実行することにより、一のアプリケーション
プログラムは、マクロ実行プログラムを用いて、自己が
作成したマクロ命令だけでなく、他のアプリケーション
プログラムが作成したマクロ命令を実行することが可能
となる。
【0027】また、マクロ実行プログラムに、マクロ実
行プログラムが一のアプリケーションプログラムからの
マクロ実行の指示を受けて、そのマクロ命令を実行する
際に、そのマクロ命令中のコマンドをそのアプリケーシ
ョンプログラムが実行することができる汎用性のあるコ
マンドに変換する変換手段を設けたことにより、マクロ
命令の汎用性を高め、マクロ命令を使用できるアプリケ
ーションプログラムの範囲を拡大することができる。
行プログラムが一のアプリケーションプログラムからの
マクロ実行の指示を受けて、そのマクロ命令を実行する
際に、そのマクロ命令中のコマンドをそのアプリケーシ
ョンプログラムが実行することができる汎用性のあるコ
マンドに変換する変換手段を設けたことにより、マクロ
命令の汎用性を高め、マクロ命令を使用できるアプリケ
ーションプログラムの範囲を拡大することができる。
【0028】更に、メモリに記録されたマクロ命令をエ
ディタで変更・編集することにより、マクロ命令をより
使いやすいものに加工することができると共に、例え
ば、複数のアプリケーションプログラムに一連の処理を
実行させたり、複雑な制御を行うことが可能となる。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではな
く、その要旨の範囲内において種々の変形が可能であ
る。
ディタで変更・編集することにより、マクロ命令をより
使いやすいものに加工することができると共に、例え
ば、複数のアプリケーションプログラムに一連の処理を
実行させたり、複雑な制御を行うことが可能となる。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではな
く、その要旨の範囲内において種々の変形が可能であ
る。
【0029】上記の実施形態では、マクロ実行プログラ
ム20が変換手段21を有する場合について説明した
が、マクロ実行プログラム20に変換手段21を設ける
代わりに、各アプリケーションプログラムに、マクロ命
令を出力する際に、マクロ命令中のコマンドをマクロ命
令を使用する他のアプリケーションプログラムが実行す
ることができるコマンドに変換する変換手段を設けるよ
うにしてもよい。このとき、変換手段としては、マクロ
命令中のコマンドを、他のアプリケーションが実行する
ことができるような汎用性のあるコマンドに変換するも
のを用いることが望ましい。
ム20が変換手段21を有する場合について説明した
が、マクロ実行プログラム20に変換手段21を設ける
代わりに、各アプリケーションプログラムに、マクロ命
令を出力する際に、マクロ命令中のコマンドをマクロ命
令を使用する他のアプリケーションプログラムが実行す
ることができるコマンドに変換する変換手段を設けるよ
うにしてもよい。このとき、変換手段としては、マクロ
命令中のコマンドを、他のアプリケーションが実行する
ことができるような汎用性のあるコマンドに変換するも
のを用いることが望ましい。
【0030】また、上記の実施形態において、マクロ実
行プログラムでマクロ命令を実行するときに、実行速度
を上げるために、マクロ命令をコンパイルして実行する
ようにしてもよい。
行プログラムでマクロ命令を実行するときに、実行速度
を上げるために、マクロ命令をコンパイルして実行する
ようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
プリケーションプログラムとは独立したマクロ実行プロ
グラムを設け、マクロ実行プログラムがアプリケーショ
ンプログラムからのマクロ実行の指示を受けて、メモリ
に記録されているマクロ命令を読み込んで、アプリケー
ションプログラムとの間でプロセス間通信を用いて、マ
クロ命令を実行することにより、一のアプリケーション
プログラムは、マクロ実行プログラムを用いて、自己が
作成したマクロ命令だけでなく、他のアプリケーション
プログラムが作成したマクロ命令を実行することが可能
となるマクロ実行システムを提供することができる。
プリケーションプログラムとは独立したマクロ実行プロ
グラムを設け、マクロ実行プログラムがアプリケーショ
ンプログラムからのマクロ実行の指示を受けて、メモリ
に記録されているマクロ命令を読み込んで、アプリケー
ションプログラムとの間でプロセス間通信を用いて、マ
クロ命令を実行することにより、一のアプリケーション
プログラムは、マクロ実行プログラムを用いて、自己が
作成したマクロ命令だけでなく、他のアプリケーション
プログラムが作成したマクロ命令を実行することが可能
となるマクロ実行システムを提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態であるマクロ実行システム
の概略ブロック図である。
の概略ブロック図である。
【図2】アプリケーションプログラム、マクロ実行プロ
グラム及びマクロ命令のメモリ上の状況を示す図であ
る。
グラム及びマクロ命令のメモリ上の状況を示す図であ
る。
【図3】アプリケーションプログラムがマクロ命令を記
録する際の処理手順を示すフローチャートである。
録する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】(a)はアプリケーションプログラムで作成さ
れたマクロ命令の一例を示す図、(b)は(a)のマク
ロ命令の内容をエディタで変更した場合の例を示す図で
ある。
れたマクロ命令の一例を示す図、(b)は(a)のマク
ロ命令の内容をエディタで変更した場合の例を示す図で
ある。
【図5】マクロ命令を実行する際のアプリケーションプ
ログラムとマクロ実行プログラムとの処理手順を示すフ
ローチャートである。
ログラムとマクロ実行プログラムとの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】従来のアプリケーションプログラムとマクロ命
令とのメモリ上の状況を示す図である。
令とのメモリ上の状況を示す図である。
AP1,AP2,AP3,・・・ アプリケーションプ
ログラム 20 マクロ実行プログラム 21 変換手段
ログラム 20 マクロ実行プログラム 21 変換手段
Claims (8)
- 【請求項1】 アプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムとは独立したプログラムであ
るマクロ実行プログラムとを有し、両プログラム間でプ
ロセス間通信ができるマクロ実行システムであって、 前記アプリケーションプログラムは作成したマクロ命令
を記録手段に出力する機能を有し、 前記マクロ実行プログラムは前記アプリケーションプロ
グラムからのマクロ実行の指示を受けて、前記記録手段
に記録されている前記マクロ命令を読み込んで、前記ア
プリケーションプログラムとの間でプロセス間通信を用
いて、前記マクロ命令を実行することを特徴とするマク
ロ実行システム。 - 【請求項2】 前記マクロ実行プログラムは、複数の前
記アプリケーションプログラムに対してプロセス間通信
を用いてマクロ命令を実行することができるものであ
り、一のアプリケーションプログラムからのマクロ実行
の指示を受けて、前記記録手段に記録されているマクロ
命令を読み込んで、前記一のアプリケーションプログラ
ムとの間でプロセス間通信を用いて、前記マクロ命令を
実行することを特徴とする請求項1記載のマクロ実行シ
ステム。 - 【請求項3】 前記マクロ実行プログラムは、複数の前
記アプリケーションプログラムに対してプロセス間通信
を用いてマクロ命令を実行することができるものであ
り、一のアプリケーションプログラムからのマクロ実行
の指示を受けて、前記記録手段に記録されているマクロ
命令を読み込んで、そのマクロ命令を作成したアプリケ
ーションプログラムとの間でプロセス間通信を用いて、
前記マクロ命令を実行し、その実行した結果を前記一の
アプリケーションプログラムに転送することを特徴とす
る請求項1又は2記載のマクロ実行システム。 - 【請求項4】 前記アプリケーションプログラムは、前
記マクロ命令を出力する際に、前記マクロ命令中のコマ
ンドを前記マクロ命令を使用する他のアプリケーション
プログラムが実行することができるコマンドに変換する
変換手段を有することを特徴とする請求項1、2又は3
記載のマクロ実行プログラム。 - 【請求項5】 前記アプリケーションプログラムは、前
記マクロ命令を出力する際に、前記マクロ命令中のコマ
ンドを前記マクロ命令を使用する他のアプリケーション
プログラムが実行することができるように汎用性のある
コマンドに変換する変換手段を有することを特徴とする
請求項1、2又は3記載のマクロ実行プログラム。 - 【請求項6】 前記マクロ実行プログラムは、一のアプ
リケーションプログラムからのマクロ実行の指示を受け
て、前記マクロ命令を実行する際に、前記マクロ命令中
のコマンドを前記一のアプリケーションプログラムが実
行することができるコマンドに変換する変換手段を有す
ることを特徴とする請求項1、2又は3記載のマクロ実
行プログラム。 - 【請求項7】 コンピュータに、本来的な機能の他に、
作成したマクロ命令を記録手段に出力する機能を実現さ
せるためのアプリケーションプログラムと、前記アプリ
ケーションプログラムとは独立したプロクラムであっ
て、且つコンピュータに、前記アプリケーションプログ
ラムとの間でプロセス間通信を用いて前記マクロ命令を
実行する機能を実現させるためのマクロ実行プログラム
と、を記録した記録媒体。 - 【請求項8】 アプリケーションプログラムとは独立し
たプロクラムであって、且つコンピュータに、前記アプ
リケーションプログラムが作成したマクロ命令を、前記
アプリケーションプログラムとの間でプロセス間通信を
用いて実行する機能を実現させるためのマクロ実行プロ
グラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22540097A JPH1165857A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | マクロ実行システム及びマクロ実行プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22540097A JPH1165857A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | マクロ実行システム及びマクロ実行プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1165857A true JPH1165857A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16828778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22540097A Withdrawn JPH1165857A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | マクロ実行システム及びマクロ実行プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1165857A (ja) |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22540097A patent/JPH1165857A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0895821A (ja) | マルチタスクのプログラムデバッグ方法とその装置 | |
KR100708266B1 (ko) | 다이렉트 메모리 액세스 제어 방법, 다이렉트 메모리액세스 제어 장치, 정보 처리 시스템, 프로그램을 기록한컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 | |
JP2010272076A (ja) | マルチプロセッサシステム | |
EP1347373A2 (en) | Apparatus for processing instructions of different instruction set architectures | |
US6754724B2 (en) | Kernel creator for creating kernel capable of executing entertainment processing using a peripheral device | |
JPH1165857A (ja) | マクロ実行システム及びマクロ実行プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2001255912A (ja) | モーションプログラムの実行方法 | |
JP4400097B2 (ja) | 印刷装置、印刷制御方法、プログラム及び記録媒体 | |
JP2511544B2 (ja) | システム定義変更方式 | |
JPH0210429A (ja) | プログラム構造化処理方式 | |
JPH0365735A (ja) | 診断処理代行方式 | |
JP3733746B2 (ja) | プログラマブルコントローラ | |
JPH07296124A (ja) | Icカード応用装置 | |
JP3774051B2 (ja) | コンパイル装置、ローディング装置、プログラム送信装置及びプログラム記録媒体 | |
JPH05324279A (ja) | Sysinデータの仮パラメータ置換方法 | |
JPH0619515A (ja) | プログラマブルコントローラの副処理装置 | |
JP3570870B2 (ja) | システム構築装置、システム構築方法及びシステム構築プログラムを記録した媒体 | |
JPH04322327A (ja) | サブルーチン共有方法 | |
JPH04153873A (ja) | 文書処理プログラム起動終了方式 | |
JP2002287981A (ja) | プログラム生成装置、プログラム生成方法、プログラム | |
JPS6378255A (ja) | プログラムの実行システム | |
JP2004151835A (ja) | 帳票編集方法 | |
JPS5884334A (ja) | 入出力制御方式 | |
JPH05274091A (ja) | 磁気テープ装置 | |
JPH0954663A (ja) | 印刷制御方法と記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |