JPH116369A - 家具用扉 - Google Patents

家具用扉

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Publication number
JPH116369A
JPH116369A JP15664297A JP15664297A JPH116369A JP H116369 A JPH116369 A JP H116369A JP 15664297 A JP15664297 A JP 15664297A JP 15664297 A JP15664297 A JP 15664297A JP H116369 A JPH116369 A JP H116369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
japanese paper
door
end plate
furniture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15664297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Yagi
洋和 八木
Masaki Hosoiri
正樹 細入
Tanehisa Amano
種久 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP15664297A priority Critical patent/JPH116369A/ja
Publication of JPH116369A publication Critical patent/JPH116369A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 和紙の質感や風合を損なうことなく、耐水性
や耐汚染性も備え、和風の室内環境への設置に合致した
家具用扉を提供する。 【解決手段】 扉1は、基板3の表面側に和紙5を貼着
した鏡板部7と、この鏡板部7が裏面側から嵌着され鏡
板部の表面側の周縁部を枠取りする略方形状の額縁2
と、この額縁2に嵌着した鏡板部7の裏面側の周縁部を
押えて額縁2に着脱自在に取付けられる押え縁8とから
構成され、鏡板部7における和紙5の表面にはポリウレ
タン系樹脂の透明つや消しコーティング剤を塗布して、
透明のつや消しコーティング層6で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてキッチン
に設置される流し台や調理台などの厨房家具や食器棚な
どの家具、あるいは洗面台などの家具に装着される家具
用扉に係るもので、中でもシステムキッチンの扉として
特に有用な家具用扉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システムキッチンにおける扉の材
質には天然木、ポリエステル化粧合板、メラミン化粧合
板及び塩ビ化粧合板などが使用され、また、その色柄は
天然木を使用のものはその木目を生かして塗装したもの
が多く、樹脂系の化粧合板を使用のものは木目を模した
ものや抽象柄あるいは単色のものが大部分であり、さら
に、扉の形状は框扉と称している額縁状のものや化粧合
板からなる扉の木口面に厚ものの縁材を巻いたものな
ど、種々の材質、色柄及び形状としたものが使用されて
いる。
【0003】ところで、現在におけるシステムキッチン
の型はヨーロッパから輸入されてきたものであるためわ
が国の生活様式に必ずしも合致したものではなく、ま
た、その扉のデザインもヨーロッパの影響を色濃く受け
ており、襖や障子あるいは畳といったわが国における和
風の室内環境に合ったものとはいえない。
【0004】このような現状において、従来において
も、和紙を模した表面柄の扉や、また、近年において
は、一部の建築設計士や施工主などの要望による和風ス
タイルを強調したものとして、耐水性や耐汚染性を配慮
して表面をつや有りの塗料で厚く被覆して鏡面仕上げと
した和紙を使用した扉や、ガラスとガラスの間に和紙を
挾み込んだ構造の扉が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べたもののうち前者の材質や色柄及び形状とし
たシステムキッチンの扉では和風の室内環境への設置に
不釣合いであり、また、後者のうち和紙を模した表面柄
の扉ではその質感や風合が明らかに和紙とは異なり和風
感に乏しく、さらに、和紙を使用してはいるものの耐水
性や耐汚染性を重視してその表面をつや有りの塗料で被
覆して鏡面仕上げとした扉やガラス間に和紙を挾み込ん
だ扉では、和紙そのものが持つ質感や風合を損なうとい
う問題点を有していた。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、和紙本来の質感や風合
を損なうことなく耐水性や耐汚染性も備え、和風の室内
環境への設置に合致した家具用扉を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における家具用扉は、基板の表面側に貼着し
た和紙の表面が透明のつや消しコーティング層で被覆さ
れた鏡板部と、該鏡板部が裏面側から嵌着され該鏡板部
の表面側の周縁部を枠取りする略方形状の額縁と、該額
縁に嵌着した前記鏡板部の裏面側の周縁部を押えて前記
額縁に着脱自在に取付けられる押え縁とからなることを
特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、扉裏面側の外観及
び耐水性や耐汚染性も考慮して、請求項1記載の発明に
おいて、基板の表裏の両面側に和紙が貼着され、該和紙
の表面が透明のつや消しコーティング層で被覆された鏡
板部であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】基板の表面側に貼着した和紙の表
面は、和紙自体の質感や風合を残しつつ、且つ耐水性及
び耐汚染性を配慮して、ポリウレタン系樹脂による透明
のつや消しコーティング層で被覆する。
【0010】和紙を表面側に貼着する基板には、中比重
繊維板(MDF)やパーティクルボード等の木質系のも
のが使用され、この基板の表面側又は表裏の両面に和紙
を接着剤を使用し、和紙の凹凸感を損なわないように低
圧プレスで接着して貼着する。このように基板に和紙を
貼着した後、前述のように和紙の表面を透明のつや消し
コーティング層で被覆する処理を行って、鏡板部が製作
される。
【0011】略方形状の額縁及び押え縁は、この額縁の
裏面側から嵌着する鏡板部の周縁部を押える押え縁の額
縁への取付け及び取外しが容易にできて鏡板部の交換が
できるように、楓材などの木質系のものが使用され、押
え縁はピンタッカー等により額縁に取付けられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る家具用扉の実施例につい
て、図1乃至図2を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1(a)は本発明に係る家具用扉の分解
斜視図、図1(b)は図1(a)中における鏡板部の詳
細断面図、図1(c)は扉の水平方向の断面図、図2
(a)は本発明に係る家具用扉の表面側の斜視図、図2
(b)は本発明に係る家具用扉の裏面側の斜視図であ
る。
【0014】図1(a)において、扉1は、楓材からな
る4本の額縁材を略方形状となるように組み付けて形成
した額縁2と、図1(b)中に示す板厚が9mmの中比
重繊維板(MDF)からなる基板3の両面に和紙5,5
を接着剤4,4を用いて低圧プレスによりそれぞれ接着
して貼着した後、和紙5,5の表面を透明のつや消しコ
ーティング層6,6でそれぞれ被覆して形成した鏡板部
7と、鏡板部7の裏面側の周縁部を押えて額縁1に取付
けるための楓材からなる4本の押え縁8とから構成され
る。
【0015】上記の鏡板部7は、図1(b)に示すよう
に、中比重繊維板からなる基板3の表裏両面に、ワシウ
ォール LY−2358(リリカラ(株)製、商品名、重
量210g/m2、厚さ0.45mm)の和紙5を接着
剤4を用い低圧プレスによりそれぞれ接着した後、和紙
5,5の表面にポリウレタン系樹脂の透明つや消しコー
ティング剤を塗布して和紙5,5の表面を透明のつや消
しコーティング層6,6で被覆することにより形成され
る。
【0016】次に、図1(c)に示すように、方形状の
額縁2の裏面側から鏡板部7を嵌め込み嵌着して、鏡板
部7の裏面側の周縁部をそれぞれ押え縁8,8により額
縁2側に押え付けるようにして、押え縁8,8をそれぞ
れピンタッカー9を用いて額縁2に取付け固定すること
により、図2(a)及び(b)に示すような扉1を構成
する。
【0017】なお、実施例では基板の両面に和紙を貼着
した鏡板部としたが、これに限らず、扉としての表面側
に位置する鏡板部の片面のみに和紙を貼着するようにし
てもよく、さらに、基板の両面に和紙を貼着する場合に
は、鏡板部の表側と裏側とで異なる柄の種類の和紙を貼
着することにより、家具が設置される室内の模様替えな
どに合わせ鏡板部を裏返しにして額縁に嵌着すること
で、一枚の扉で2種類の柄への変更が可能な扉とするこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】本発明による家具用扉は、基板の表面側
に貼着した和紙の表面が透明のつや消しコーティング層
で被覆された鏡板部と、鏡板部が裏面側から嵌着され鏡
板部の表面側の周縁部を枠取りする略方形状の額縁と、
額縁に嵌着した鏡板部の裏面側の周縁部を押えて額縁に
着脱自在に取付けられる押え縁とからなる構成であり、
和紙の表面を透明のつや消しコーティング層で被覆して
いるため、和紙特有のざらざらとした質感や風合を損な
うことなく残すことができ、また、耐水性や耐汚染性も
備えており、和風の室内環境への設置に合致した家具用
扉となる。また、額縁の裏面側に嵌着される鏡板部の周
縁部を押える押え縁を額縁に着脱自在に取付けており、
押え縁を取外すことにより鏡板部の交換が容易にできる
ため、季節毎や1〜2年毎に室内の模様替えを行うこと
の多い和風のインテリアに対応しやすいという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家具用扉の実施例を示し、(a)
は扉の分解斜視図、(b)は(a)中における鏡板部の
詳細断面図、(c)は扉の水平方向の断面図である。
【図2】(a)は本発明に係る家具用扉の表面側の斜視
図、(b)は本発明に係る家具用扉の裏面側の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…扉 2…額縁 3…基板 4,4…接着剤 5,5…和紙 6,6…コーティ
ング層 7…鏡板部 8,8…押え縁 9…ピンタッカー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面側に貼着した和紙の表面が透
    明のつや消しコーティング層で被覆された鏡板部と、該
    鏡板部が裏面側から嵌着され該鏡板部の表面側の周縁部
    を枠取りする略方形状の額縁と、該額縁に嵌着した前記
    鏡板部の裏面側の周縁部を押えて前記額縁に着脱自在に
    取付けられる押え縁とからなることを特徴とする家具用
    扉。
  2. 【請求項2】 基板の表裏の両面側に和紙が貼着され、
    該和紙の表面が透明のつや消しコーティング層で被覆さ
    れた鏡板部であることを特徴とする請求項1に記載の家
    具用扉。
JP15664297A 1997-06-13 1997-06-13 家具用扉 Pending JPH116369A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15664297A JPH116369A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 家具用扉

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JP15664297A JPH116369A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 家具用扉

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JPH116369A true JPH116369A (ja) 1999-01-12

Family

ID=15632134

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JP15664297A Pending JPH116369A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 家具用扉

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JP (1) JPH116369A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019127001A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社ワーロン 和紙の風合いを呈するシート状部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019127001A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社ワーロン 和紙の風合いを呈するシート状部材

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