JPH1163250A - 圧力補償弁装置 - Google Patents

圧力補償弁装置

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JPH1163250A
JPH1163250A JP10198002A JP19800298A JPH1163250A JP H1163250 A JPH1163250 A JP H1163250A JP 10198002 A JP10198002 A JP 10198002A JP 19800298 A JP19800298 A JP 19800298A JP H1163250 A JPH1163250 A JP H1163250A
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JP
Japan
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spool
pressure
pilot chamber
rotation
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP10198002A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Koiwai
秀志 小岩井
Yoneaki Takahashi
米秋 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スプール11、12が流体力の影響で回転し
ないようにして、その偏摩耗や摩耗粉の発生等を防止す
ることを目的にする。 【解決手段】 可変絞り機構の前後の差圧を一定に保
ち、圧力変化に関係なく流量を設定値に制御する圧力補
償弁装置において、スプール11、12の一端に突起部
27、28を設け、第1、2パイロット室15、16側
には、上記突起部27、28が嵌合してその回転を阻止
する凹部31、32を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可変絞り機構の
前後の差圧を一定に保ち、圧力変化に関係なく流量を設
定値に制御する圧力補償弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、1つの可変吐出ポンプPで、2
つのアクチュエータA1、A2を駆動するとともに、負荷
圧の高いアクチュエータに合わせて可変吐出ポンプPの
吐出圧を制御するようにした駆動装置を示したものであ
る。そして、この駆動装置に用いた一対の圧力補償弁V
1、V2は、この発明の圧力補償弁装置の主要素である圧
力補償弁の従来例に相当するものである。そこでまず、
上記駆動装置全体を説明しつつ、圧力補償弁装置も具体
的に説明することにする。
【0003】第1、2圧力補償弁V1、V2は、一次側ポ
ート1、2と二次側ポート3、4とを形成するととも
に、一次側ポート1、2はパラレル通路5、6を介して
可変吐出ポンプPに接続している。また、上記二次側ポ
ート3、4は、ロードチェック弁7、8及び可変絞り
9、10を介して第1、2アクチュエータA1、A2に接
続している。このようにした第1、2圧力補償弁V1
2には、スプール11、12を組み込んでいるが、こ
のスプール11、12は、中央部分に環状凹部13、1
4を形成し、この環状凹部13、14の位置に応じて一
次側ポート1、2と二次側ポート3、4との流路面積が
制御されるものである。
【0004】さらに、このスプール11、12の一端を
第1パイロット室15、16に臨ませ、他端を第2パイ
ロット室17、18に臨ませている。上記第1パイロッ
ト室15、16は、ダンパオリフィス33、34を介し
て、ロードチェック弁7、8と可変絞り9、10間に接
続している。第2パイロット室17、18は、スプリン
グ19、20を設けるとともに、可変絞り9、10と第
1、2アクチュエータA1、A2との間に接続している。
また、可変絞り9、10と第1、2アクチュエータ
1、A2間の圧力は、シャトル弁21で高圧が選択され
て、可変吐出ポンプPのレギュレータ22に導かれるよ
うにしている。
【0005】例えば第2アクチュエータA2の負荷圧よ
りも、第1アクチュエータA1の負荷圧の方が高い状態
で使用したとすると、その第1アクチュエータA1側の
負荷圧がシャトル弁21で選択されてレギュレータ22
に導かれる。したがって、可変吐出ポンプPは、この第
1アクチュエータA1が必要とする圧力に見合った流量
を吐出する。そのために第1圧力補償弁V1は、スプリ
ング19の作用で図示のノーマル状態を保ち、一次側ポ
ート1と二次側ポート3とを全開状態で連通させる。こ
れによって第1アクチュエータA1には、制御された可
変吐出ポンプPからの流量が供給されることになる。
【0006】そして、負荷圧の低い方の第2アクチュエ
ータA2を制御する第2圧力補償弁V2の一次側ポート2
には、可変吐出ポンプPの吐出油がパラレル通路6を経
由して流入する。ただし、このときの供給流量は、上記
したように第1アクチュエータA1が必要とする流量な
ので、第2圧力補償弁V2は、第2アクチュエータA2
供給される流量を、その第2アクチュエータA2が必要
とする流量に制御する。すなわち、第2圧力補償弁V2
の一次側ポート2に流入した圧油は、環状凹部14→二
次側ポート4→ロードチェック弁8→可変絞り10を介
して第2アクチュエータA2に供給される。このとき、
上記可変絞り10の上流側の圧力は、第1パイロット室
16に導かれ、その下流側の圧力は第2パイロット室1
8に導かれる。
【0007】したがって、第2圧力補償弁V2は、第1
パイロット室16の圧力と、第2パイロット室18及び
スプリング20のバネ力とが、バランスする位置で停止
し、一次側ポート2と二次側ポート4との流路面積を制
御する。すなわち、この第2圧力補償弁V2は、可変絞
り10の前後の差圧がスプリング20のバネ力に等しく
なるように、スプール12の移動位置を制御する。この
ように可変絞り10の前後の差圧が一定になるように第
2圧力補償弁V2が動作するので、第2アクチュエータ
2に供給される流量は、その負荷圧に関係なく常に一
定になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、第1、2圧力補償弁V1、V2の一次側ポー
ト1、2と環状凹部13、14とが連通したとき、その
環状凹部13、14に流れ込む圧油の流体力によって、
スプール11、12が回転することがあった。このよう
にスプールが回転すると、それが偏摩耗したりする。ま
た、スプール11、12とスプリング19、20との間
の摩耗で摩耗粉が発生するが、この摩耗粉の影響でスプ
ールに傷がついたりする。このようにスプールに傷がつ
いたり、それが偏摩耗したりすると、正確な制御ができ
なくなるという問題があった。この発明の目的は、流体
力が作用しても、スプールが回転しないような装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、圧力源に通
じる一次側ポートとアクチュエータに通じる二次側ポー
トとを形成する一方、これら両ポート間の流路面積を制
御するスプールを設け、このスプールの一端を第1パイ
ロット室に臨ませ、他端を第2パイロット室に臨ませる
とともに、二次側ポートとアクチュエータとの間に可変
絞り機構を設け、上記二次側ポートと可変絞り機構との
間の圧力を第1パイロット室に導き、可変絞り機構とア
クチュエータとの間の圧力を第2パイロット室に導き、
可変絞り機構前後の差圧が、設定値に保たれるようにス
プールが移動して一次側ポートと二次側ポート間の流路
面積を制御する圧力補償弁装置を前提にする。上記の装
置を前提にしつつ、この発明は、スプールの一端あるい
はパイロット室のいずれか一方に突起部を設け、スプー
ルの一端あるいはパイロット室のいずれか他方に、上記
突起部に嵌合してその回転を阻止する凹部を設けた点に
特徴を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示した実施例は、
一次側ポート1、2と第1パイロット室15、16との
間におけるスプール11、12の周囲に、環状溝23、
24を形成するとともに、この環状溝23、24を二次
側ポート3、4に連通させる連通溝25、26を形成し
たものである。上記のように連通溝25、26を形成し
たので、一次側ポート1、2側の圧油がスプール11、
12の周囲を通って第1パイロット室15、16側に漏
れたとしても、それは、第1パイロット室15、16に
到達する前に環状溝23、24に流れ込んでしまう。し
かも、この環状溝23、24に流れ込んだ圧油は、連通
溝25、26を介して二次側ポート3、4に流出するの
で、第1パイロット室15、16には圧油が流入したり
しなくなる。なお、この実施例における可変絞り9、1
0が、この発明の可変絞り機構を構成するが、この可変
絞り機構には、方向制御弁も含まれること当然である。
【0011】また、第1パイロット室15、16に臨ま
せたスプール端に突起部27、28を形成するととも
に、この突起部27、28を、プラグ29、30に形成
した凹部31、32に挿入している。そして、上記突起
部27、28は、図2の断面図からも明らかなように、
その両側に平面部分27a、28aを形成している。さ
らに、上記凹部31、32も、上記平面部分27a、2
8aに対応する平坦部分31a、32aを形成してい
る。
【0012】このようにした突起部27、28の平面部
分27a,28aと凹部31、32の平坦部分31a、
32aとを互いに対向させ、両者の相対回転を阻止し、
スプール11、12が回転しないようにしている。した
がって、突起部27、28と凹部31、32との作用
で、スプール11、12の回転が阻止されるので、前記
した従来のように、スプールが回転することによる不都
合がいっさい発生しない。
【0013】
【発明の効果】この発明の装置によれば、流体力が作用
してもスプールが回転しないので、スプールが偏摩耗し
たり、摩耗粉が発生したりせず、常に正確な制御が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力補償弁だけを具体的な断面図で示した回路
図である。
【図2】図1のII-II線断面図である。
【図3】従来の装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 、A2 第1、2アクチュエータ V1 、V2 第1、2圧力補償弁 1 、2 一次側ポート 3 、4 二次側ポート 9 、10 可変絞り機構を構成する可変絞り 11、12 スプール 15、16 第1パイロット室 17、18 第2パイロット室 27、28 突起部 31、32 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F16K 17/30 F15B 11/02 P

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力源に通じる一次側ポートとアクチュ
    エータに通じる二次側ポートとを形成する一方、これら
    両ポート間の流路面積を制御するスプールを設け、この
    スプールの一端を第1パイロット室に臨ませ、他端を第
    2パイロット室に臨ませるとともに、二次側ポートとア
    クチュエータとの間に可変絞り機構を設け、上記二次側
    ポートと可変絞り機構との間の圧力を第1パイロット室
    に導き、可変絞り機構とアクチュエータとの間の圧力を
    第2パイロット室に導き、可変絞り機構前後の差圧が、
    設定値に保たれるようにスプールが移動して一次側ポー
    トと二次側ポート間の流路面積を制御する圧力補償弁装
    置において、上記スプールの一端あるいはパイロット室
    のいずれか一方に突起部を設け、スプールの一端あるい
    はパイロット室のいずれか他方に、上記突起部に嵌合し
    てその回転を阻止する凹部を設けてなる圧力補償弁装
    置。
JP10198002A 1998-06-29 1998-06-29 圧力補償弁装置 Pending JPH1163250A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004293701A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Jatco Ltd 油圧制御弁
JP2017003100A (ja) * 2015-06-16 2017-01-05 日立建機株式会社 スプール弁装置
KR20190108056A (ko) 2018-03-13 2019-09-23 다이덴 가부시키가이샤 유량 조정 밸브

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