JP3040498B2 - 制御弁装置 - Google Patents
制御弁装置Info
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- JP3040498B2 JP3040498B2 JP3014731A JP1473191A JP3040498B2 JP 3040498 B2 JP3040498 B2 JP 3040498B2 JP 3014731 A JP3014731 A JP 3014731A JP 1473191 A JP1473191 A JP 1473191A JP 3040498 B2 JP3040498 B2 JP 3040498B2
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- pressure
- valve
- spool
- actuator
- control valve
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧力補償弁を内蔵し
た制御弁装置に関する。
た制御弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、米国特許第4,693,272
号に係わる制御弁を示したもので、バルブ本体1には図
示していないスプールを内装するとともに、このスプー
ルに直交する方向に一対のアクチュエータポート2、3
を形成している。さらに、このハルブ本体1には、圧力
補償弁4を内装している。この圧力補償弁4は、図2か
らも明らかなように、上記アクチュエータポート2、3
と直交する方向に配置している。
号に係わる制御弁を示したもので、バルブ本体1には図
示していないスプールを内装するとともに、このスプー
ルに直交する方向に一対のアクチュエータポート2、3
を形成している。さらに、このハルブ本体1には、圧力
補償弁4を内装している。この圧力補償弁4は、図2か
らも明らかなように、上記アクチュエータポート2、3
と直交する方向に配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、アクチュエータポート2、3と圧力補償弁
4とを直交させているので、アクチュエータポートと圧
力補償弁を内蔵するための孔を形成するとき、切削工具
を進める方向を変更しなければならない。そのために、
この従来の装置では、アクチュエータポートと上記内蔵
孔とを形成するのに、工程数が多くなるという問題があ
った。この発明の目的は、工程数を増やさなくても、ア
クチュエータポートと圧力補償弁を内蔵するための孔を
形成できる制御弁装置を提供することである。
の装置では、アクチュエータポート2、3と圧力補償弁
4とを直交させているので、アクチュエータポートと圧
力補償弁を内蔵するための孔を形成するとき、切削工具
を進める方向を変更しなければならない。そのために、
この従来の装置では、アクチュエータポートと上記内蔵
孔とを形成するのに、工程数が多くなるという問題があ
った。この発明の目的は、工程数を増やさなくても、ア
クチュエータポートと圧力補償弁を内蔵するための孔を
形成できる制御弁装置を提供することである。
【0004】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、アク
チュエータポート及び圧力補償弁を内蔵する孔を形成す
るのに、バルブ本体に対して、切削工具を同一方向から
進めることができる。
チュエータポート及び圧力補償弁を内蔵する孔を形成す
るのに、バルブ本体に対して、切削工具を同一方向から
進めることができる。
【0005】
【実施例】第1実施例を示した図1は、制御弁V1 に圧
力補償弁V2 を組み込んだ断面図を示したものである。
力補償弁V2 を組み込んだ断面図を示したものである。
【0006】制御弁V1 は、そのバルブ本体21に、ス
プール22を摺動自在に挿入するとともに、このスプー
ル22のほぼ中央位置両側に、ノッチ23、24を形成
した第1環状溝25、26を形成している。この第1環
状溝25、26は、バルブ本体21側に形成した供給流
路27、28に常時連通している。そして、スプール2
2を左右いずれかに切換えることによって、第1環状溝
25又は26を介して、供給流路27又は28と、中継
流路29とが連通する。ただし、それらが連通したとき
の流路面積は、ノッチ23、24と中継流路29とのラ
ップ量によって相違する。つまり、このノッチ23、2
4と中継流路29とで、スプール22の切換え量に比例
して開度を相違させる可変オリフィスを構成するもので
ある。
プール22を摺動自在に挿入するとともに、このスプー
ル22のほぼ中央位置両側に、ノッチ23、24を形成
した第1環状溝25、26を形成している。この第1環
状溝25、26は、バルブ本体21側に形成した供給流
路27、28に常時連通している。そして、スプール2
2を左右いずれかに切換えることによって、第1環状溝
25又は26を介して、供給流路27又は28と、中継
流路29とが連通する。ただし、それらが連通したとき
の流路面積は、ノッチ23、24と中継流路29とのラ
ップ量によって相違する。つまり、このノッチ23、2
4と中継流路29とで、スプール22の切換え量に比例
して開度を相違させる可変オリフィスを構成するもので
ある。
【0007】上記のようにしたスプール22には、ブリ
ードオフ流路30を形成しているが、このブリードオフ
流路30は、スプール22の中央部分に開口した小孔3
0aと、スプール22の軸線に沿って形成した流通孔3
0bと、上記小孔30aとは反対側において開口する小
孔30cとからなる。このようにしたブリードオフ流路
30は、スプール22が微小切換え範囲にあるかぎり、
小孔30aが中継流路29に連通し、小孔30cがバル
ブ本体21側に形成したタンク流路31に連通するよう
にしている。
ードオフ流路30を形成しているが、このブリードオフ
流路30は、スプール22の中央部分に開口した小孔3
0aと、スプール22の軸線に沿って形成した流通孔3
0bと、上記小孔30aとは反対側において開口する小
孔30cとからなる。このようにしたブリードオフ流路
30は、スプール22が微小切換え範囲にあるかぎり、
小孔30aが中継流路29に連通し、小孔30cがバル
ブ本体21側に形成したタンク流路31に連通するよう
にしている。
【0008】また、上記中継流路29には、圧力補償弁
V2 を接続している。この圧力補償弁V2 は、バルブ本
体21に一体的に組み込むとともに、その円筒スプール
32をバルブ本体21に対して摺動自在にしている。こ
の円筒スプール32にはチェック弁33を内装している
が、このチェック弁33は、中継流路29から円筒スプ
ール32に形成した流出ポート34への流通のみを許容
する構成にしている。そして、この圧力補償弁V2 は、
中継流路29側を一方のパイロット室35とするととも
に、このパイロット室35とは反対側に他方のパイロッ
ト室36を形成している。この他方のパイロット室36
には、アクチュエータ側の負荷圧が作用するようにして
いる。
V2 を接続している。この圧力補償弁V2 は、バルブ本
体21に一体的に組み込むとともに、その円筒スプール
32をバルブ本体21に対して摺動自在にしている。こ
の円筒スプール32にはチェック弁33を内装している
が、このチェック弁33は、中継流路29から円筒スプ
ール32に形成した流出ポート34への流通のみを許容
する構成にしている。そして、この圧力補償弁V2 は、
中継流路29側を一方のパイロット室35とするととも
に、このパイロット室35とは反対側に他方のパイロッ
ト室36を形成している。この他方のパイロット室36
には、アクチュエータ側の負荷圧が作用するようにして
いる。
【0009】上記他方のパイロット室36にはスプリン
グ37を設けている。したがって、パイロット室35の
圧力が、他方のパイロット室36の圧力とスプリング3
7のばね力とを合計した力に打ち勝つと円筒スプール3
2が上昇する。この円筒スプール32が上昇すると、そ
の移動量に応じて、流出ポート34と高圧流路38との
ラップ量が制御される。これによって、中継流路29と
高圧流路38との圧力差が、一定の値以上になるもので
ある。
グ37を設けている。したがって、パイロット室35の
圧力が、他方のパイロット室36の圧力とスプリング3
7のばね力とを合計した力に打ち勝つと円筒スプール3
2が上昇する。この円筒スプール32が上昇すると、そ
の移動量に応じて、流出ポート34と高圧流路38との
ラップ量が制御される。これによって、中継流路29と
高圧流路38との圧力差が、一定の値以上になるもので
ある。
【0010】上記高圧流路38は、スプール22の移動
方向に応じて、第2環状溝39を介して一方のアクチュ
エータポート40に連通したり、第2環状溝41を介し
て他方のアクチュエータポート42に連通したりする。
なお、これらアクチュエータポート40、42は、一方
が高圧流路38に連通しているときは、他方がタンク流
路31に連通するものである。
方向に応じて、第2環状溝39を介して一方のアクチュ
エータポート40に連通したり、第2環状溝41を介し
て他方のアクチュエータポート42に連通したりする。
なお、これらアクチュエータポート40、42は、一方
が高圧流路38に連通しているときは、他方がタンク流
路31に連通するものである。
【0011】そして、上記アクチュエータポート40、
42の軸線と圧力補償弁V2 の軸線とが、同一方向にお
いて平行に配置されるようにしている。
42の軸線と圧力補償弁V2 の軸線とが、同一方向にお
いて平行に配置されるようにしている。
【0012】次に、この実施例の作用を説明するいま、
スプール22を図面右方向に移動すると、ノッチ23が
中継流路29とラップし、その可変オリフィスの開度が
定まる。したがって、供給流路27に供給された圧力流
体は中継流路29に流れるとともに、そのときの圧力が
圧力補償弁V2 の一方のパイロット室35に作用し、チ
ェック弁33を開弁させる。
スプール22を図面右方向に移動すると、ノッチ23が
中継流路29とラップし、その可変オリフィスの開度が
定まる。したがって、供給流路27に供給された圧力流
体は中継流路29に流れるとともに、そのときの圧力が
圧力補償弁V2 の一方のパイロット室35に作用し、チ
ェック弁33を開弁させる。
【0013】圧力補償弁V2 の一方のパイロット室35
に上記のように圧力が作用すると、円筒スプール32
は、一方のパイロット室35の圧力作用と、他方のパイ
ロット室36の圧力作用及びスプリング37のばね力と
が、バランスする位置まで上昇する。これによって流出
ポート34と高圧流路38とのラップ量が定まる。
に上記のように圧力が作用すると、円筒スプール32
は、一方のパイロット室35の圧力作用と、他方のパイ
ロット室36の圧力作用及びスプリング37のばね力と
が、バランスする位置まで上昇する。これによって流出
ポート34と高圧流路38とのラップ量が定まる。
【0014】したがって、中継流路29に流入した圧力
流体は、高圧流路38及び第2環状溝39を経由して一
方のアクチュエータポート40からアクチュエータ側に
供給される。このとき、アクチュエータからの戻り流体
は、他方のアクチュエータポート42及び第2環状溝4
1を経由してタンク流路31に流出する。
流体は、高圧流路38及び第2環状溝39を経由して一
方のアクチュエータポート40からアクチュエータ側に
供給される。このとき、アクチュエータからの戻り流体
は、他方のアクチュエータポート42及び第2環状溝4
1を経由してタンク流路31に流出する。
【0015】そして、上記の状態で中継流路29に供給
された圧力流体の一部は、ブリードオフ流路30を経由
してタンク流路31に流出する。したがって、この特定
の制御弁の開度を微少開度とした場合で、アクチュエー
タへの供給流量がゼロであっても、このブリードオフさ
れる流量のみは確保される。このようにアクチュエータ
への供給流量がゼロになっても、最低限ブリードオフ流
量だけは確保されるので、ポンプ吐出圧の急激な上昇を
防止できるとともに、負荷側の圧力を連続的に変化させ
ることも可能になる。
された圧力流体の一部は、ブリードオフ流路30を経由
してタンク流路31に流出する。したがって、この特定
の制御弁の開度を微少開度とした場合で、アクチュエー
タへの供給流量がゼロであっても、このブリードオフさ
れる流量のみは確保される。このようにアクチュエータ
への供給流量がゼロになっても、最低限ブリードオフ流
量だけは確保されるので、ポンプ吐出圧の急激な上昇を
防止できるとともに、負荷側の圧力を連続的に変化させ
ることも可能になる。
【0016】また、この実施例においては、アクチュエ
ータポート40、42と圧力補償弁の軸線とを、同一方
向において平行に配置したので、このアクチュエータポ
ート及び円筒スプール32を内装する孔を形成するの
に、切削工具を進める方向が同じになる。そのために、
当該孔を形成する上において、バルブ本体21の位置を
変更しなくてもよいことになる。
ータポート40、42と圧力補償弁の軸線とを、同一方
向において平行に配置したので、このアクチュエータポ
ート及び円筒スプール32を内装する孔を形成するの
に、切削工具を進める方向が同じになる。そのために、
当該孔を形成する上において、バルブ本体21の位置を
変更しなくてもよいことになる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、上記のようにアクチュエー
タポートの軸線と、圧力補償弁を内蔵する孔の軸線と
を、同一方向において平行に配置したので、それら孔を
形成するとき、バルブ本体の位置を変更しなくてもよく
なる。そのために、その切削工程数を、従来の場合より
も少なくできる。
タポートの軸線と、圧力補償弁を内蔵する孔の軸線と
を、同一方向において平行に配置したので、それら孔を
形成するとき、バルブ本体の位置を変更しなくてもよく
なる。そのために、その切削工程数を、従来の場合より
も少なくできる。
【図1】断面図である。
【図2】従来の制御弁装置の断面図である。
V1 制御弁 21 バルブ本体 22 スプール 23 可変オリフィスを構成するノッチ 24 可変オリフィスを構成するノッチ V2 圧力補償弁 40 アクチュエータポート 42 アクチュエータポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川好美 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界 貿易センタービル カヤバ工業株式会社 内 (72)発明者 小岩井秀志 埼玉県浦和市辻8−7−24 カヤバ工業 株式会社 浦和工場内 (56)参考文献 特開 昭52−11425(JP,A) 特開 昭62−297512(JP,A) 実開 平1−60001(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 16/00 - 16/20
Claims (1)
- 【請求項1】 アクチュエータに連通する一対のアクチ
ュエータポートを形成してなるバルブ本体にバルブスプ
ールを内装し、このスプールの切換え量に応じて、供給
流路とアクチュエータポートとを連通する過程に設けた
可変オフィスの開度を制御する一方、負荷圧と可変オリ
フィスの下流側の圧力との圧力差を一定に保つ圧力補償
弁を、バルブ本体における可変オリフィスの下流側に設
けた制御弁装置において、アクチュエータポートの軸線
と上記圧力補償弁の軸線とを同一方向に平行にしてなる
制御弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3014731A JP3040498B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 制御弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3014731A JP3040498B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 制御弁装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5107461A Division JP3024032B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 制御弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04305712A JPH04305712A (ja) | 1992-10-28 |
JP3040498B2 true JP3040498B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=11869276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3014731A Expired - Fee Related JP3040498B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 制御弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040498B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP3014731A patent/JP3040498B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04305712A (ja) | 1992-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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