JPH1163180A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPH1163180A
JPH1163180A JP21682497A JP21682497A JPH1163180A JP H1163180 A JPH1163180 A JP H1163180A JP 21682497 A JP21682497 A JP 21682497A JP 21682497 A JP21682497 A JP 21682497A JP H1163180 A JPH1163180 A JP H1163180A
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pressure
signal pressure
signal
adjusting
valve
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JP21682497A
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Norio Imai
教雄 今井
Takafumi Nozawa
啓文 野沢
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧回路において、各油圧回路ごとの出力油
圧(制御圧)のばらつきを小さく抑える。 【解決手段】 油圧回路において、第1の信号圧を出力
するリニアソレノイドバルブを第1の調整機構により、
低圧側調整点を基準点として調圧する。また、第2の信
号圧を出力するゲインコントロールバルブを第2の調整
機構により、高圧側調整点を基準点として調圧する。こ
れにより、各油圧回路ごとの制御圧PL のばらつきを図
2の二点鎖線内に納めることができる。特に、低圧側調
整点及び高圧側調整点においては、精度の高い制御圧P
L を出力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧回路のおける
制御圧のばらつきを少なくするための調整機構を備えた
自動変速機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧回路において、リニアソレノイドバ
ルブや調圧バルブを使用して、油圧を所定の制御圧に調
圧することがよく行われる。このとき、リニアソレノイ
ドバルブのソレノイドの電流値に対して、リニアソレノ
イドバルブによって発生される信号圧、及び調圧バルブ
の出力圧である制御圧は、リニアに変化する。
【0003】ところが、リニアソレノイドバルブや調圧
バルブは、バルブボディやスプールの加工精度及び組立
精度、さらにはスプールを付勢するスプリングのスプリ
ング荷重等が各個体間でばらつくため、同じ電流値に対
しても、リニアソレノイドの信号圧や調整バルブの制御
圧等がそれぞれの油圧回路によってばらつくことにな
る。すなわち、入力としての電流値に対して、出力とし
ての制御圧がばらつく。
【0004】この油圧回路ごとの制御圧のばらつきをな
くすべく、リニアソレノイドバルブ自体に調整機構を設
けたものが知られている。調整機構としては、例えばス
プールを付勢するスプリングのスプリング荷重を増減す
る調整ねじがあり、油圧回路ごとにこの調整ねじのねじ
込み量を調整してスプリング荷重を増減し、これにより
信号圧さらには信号圧に対応する制御圧を調圧して、所
定の制御圧を得るようにしている。
【0005】図6に制御圧の調圧例を示す。同図は、複
数の油圧回路について、リニアソレノイドの電流値Iに
対して制御圧PL が各油圧回路ごとにばらつきをもった
状態で、リニアに変化するようすを示すものである。同
図中の各直線は、直線(実線)Aがねらい値(目標
値)、直線(上の二点鎖線)a1 が調整前のばらつきの
最大値、直線(下の二点鎖線)a2 が調整前のばらつき
の最小値、直線(上の一点鎖線)b1 が調整後のばらつ
きの最大値、直線(下の一点鎖線)b2 が調整後のばら
つきの最小値をそれぞれ示している。
【0006】制御圧PL の調整は、例えば、次のように
して行う。
【0007】本例では、制御圧PL の低圧側に調整点
(基準点)を設け、この調整点における制御圧がPA
なるように調圧している。実際の調整は、リニアソレノ
イドの電流値を所定の値に維持する。そして、調圧バル
ブから出力される制御圧を監視しながら調圧ねじのねじ
込み量を適宜に微調整し、制御圧がPA となったときに
調整を終了する。
【0008】この調整は、図6上では次のようになる。
【0009】調整前のばらつきの最大値である直線a1
に対しては、例えば、調整ねじのねじ込み量を多くして
直線a1 の左端をPA に一致させる。他方、調整前のば
らつきの最小値である直線a2 に対しては、調整ねじの
ねじ込み量を少なくして直線a2 の左端をPA に一致さ
せる。これにより、直線a1 、a2 は、それぞれ平行移
動されて直線b1 、b2 のようになる。
【0010】このような調整を各油圧回路ごとに行うこ
とにより、いずれの油圧回路においても、リニアソレノ
イドの所定の電流値に対して所定の制御圧PA を得るこ
と、、つまり、所定の電流値に対して所定の制御圧が対
応するようにすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来技術によると、調整点を制御圧PL の低圧側に設定し
ているため、制御圧PL の高圧側において調圧後のばら
つき幅が大きいという問題があった。このため図6中の
ねらい値Aに対して過剰な油圧が出力されることがあ
り、この過剰油圧に備えて油圧回路全体としての強度や
耐久性等を考慮する必要が生じる。
【0012】他方、上述の従来技術とは逆に、調整点を
制御圧PL の高圧側に設定した場合、上述と同様に調整
ねじのねじ込み量を変更することで、高圧側の調整点で
のばらつきは抑えることができる。しかし、今度は、低
圧側でのばらつきが大きくなるという問題があるため、
低圧側での大きなばらつきに対しても制御圧が不足しな
いように、最低制御圧を高めに設定するといった対策が
必要となる。
【0013】上述のように、制御圧PL の調整点を、低
圧側に設けたときは高圧側のばらつきが、また逆に、高
圧側に設けたときは低圧側のばらつきがそれぞれ大きく
なる。つまり、制御圧PL は調整点から離れるほどばら
つきが大きくなる。これは、前述の調整ねじによる調整
が、図6中の直線の傾きを変更するものではなく、各直
線を平行移動するような調整だからである。
【0014】そこで、本発明は、調整点を2箇所に設け
ることにより、出力油圧(制御圧)のばらつきを小さく
抑えるようにした自動変速機の油圧制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明は、第1の信号圧(P10)を
出力する第1の信号圧出力手段(SLT)と、第2の信
号圧(P20)を出力する第2の信号圧出力手段(11
0)と、前記第1の信号圧(P10)により低い油圧を調
圧するとともに、前記第2の信号圧(P20)により高い
油圧を調圧する調圧バルブ(72)と、前記第1の信号
圧出力手段(SLT)を調整することにより前記第1の
信号圧(P10)を調圧する第1の調整機構(120)
と、前記第2の信号圧出力手段(110)を調整するこ
とにより前記第2の信号圧(P20)を調圧する第2の調
整機構(130)と、を備えた自動変速機の油圧制御装
置において、前記第1の調整機構(120)は、前記調
圧バルブ(72)の出力油圧(PL )の低圧側を基準点
として前記第1の信号圧(P10)を調圧するとともに、
前記第2の調整機構(130)は、前記調圧バルブ(7
2)の出力油圧(PL )の高圧側を基準点として前記第
2の信号圧(P20)を調圧する、ことを特徴とする。
【0016】請求項2に係る本発明において、前記第2
の信号圧出力手段(110)は、前記第1の信号圧出力
手段(SLT)により調整され、前記第1の調整機構
(120)による前記第1の信号圧(P10)の調圧を、
前記第2の調整機構(130)による前記第2の信号圧
(P20)の調圧よりも先に行う、ことを特徴とする。
【0017】請求項3に係る本発明は、前記第1の信号
圧(P10)と前記第2の信号圧(P20)とのうちのいず
れか一方のみを選択的に前記調圧バルブ(72)に入力
する選択手段(111、115、116)を有する、こ
とを特徴とする。
【0018】請求項4に係る本発明は、第1の信号圧を
出力する第1の信号圧出力手段と、第2の信号圧を出力
する第2の信号圧出力手段と、前記第1の信号圧により
低い油圧を調圧するとともに、前記第1及び第2の信号
圧により高い油圧を調圧する調圧バルブと、前記第1の
信号圧出力手段を調整することにより前記第1の信号圧
を調圧する第1の調整機構と、前記第2の信号圧出力手
段を調整することにより前記第2の信号圧を調圧する第
2の調整機構と、を備えた自動変速機の油圧制御装置に
おいて、前記第1の調整機構は、前記調圧バルブの出力
油圧の低圧側を基準点として前記第1の信号圧を調圧す
るとともに、前記第2の調整機構は、前記調圧バルブの
出力油圧の高圧側を基準点として前記第2の信号圧を調
圧する、ことを特徴とする。
【0019】
【発明の作用・効果】請求項1の発明によると、調圧バ
ルブ(72)の出力油圧(PL )のうちの低い油圧は、
第1の信号圧出力手段(SLT)が出力する第1の信号
圧(P10)によって調圧され、また高い油圧は、第2の
信号圧出力手段(110)が出力する第2の信号圧(P
20)によって調圧される。上述の低い油圧を調圧する第
1の信号圧(P10)は、第1の調整機構(120)によ
って調圧されるが、このとき第1の信号圧(P10)は、
低い油圧のうちの低圧側を基準点として調圧される。ま
た、上述の高い油圧を調圧する第2の信号圧(P20
は、第2の調整機構(130)によって調圧されるが、
このとき第2の信号圧(P20)は、高い油圧のうちの高
圧側を基準点として調圧される。すなわち、調圧バルブ
(72)の出力油圧(PL )は、第1の調整機構(12
0)及び第2の調整機構(130)により、低圧側及び
高圧側を基準点として調圧される。これにより、調圧バ
ルブ(72)の出力油圧は、低圧側及び高圧側における
ばらつきが抑えられる。言い換えると、調圧バルブ(7
2)の出力油圧(PL )は、低圧側及び高圧側におい
て、精度のよいものとなる。したがって、前述したよう
な問題、すなわち、低圧側のみを基準点とするために調
圧後に高圧側でのばらつき幅が大きくなるという問題、
及びこの逆に高圧側のみを基準点とするために調圧後に
低圧側でのばらつき幅が大きくなるという問題を解消す
ることができ、これら問題に付随する、過剰油圧に備え
ての強度や耐久性等の考慮や、最低制御圧を高めの設定
するといった対策が不要のものとなる。
【0020】請求項2の発明によると、第2の信号圧出
力手段(110)は、第1の信号圧出力手段(SLT)
によって調整される。すなわち、第2の信号圧(P20
は、第1の信号圧(P10)によって調圧される。この場
合、第2の信号圧(P20)は第1の信号圧(P10)によ
って影響されるので、調整の順序が問題になる。仮に、
第2の調整機構(130)によって第2の信号圧出力手
段(110)を調整し、その後、第1の調整機構(12
0)によって第1の信号圧出力手段(SLT)を調整し
た場合には、上述のように、先に調圧された第2の信号
圧(P20)が、後に調圧された第1の信号圧(P10)に
影響されるため、精度のよい調整が困難である。そこ
で、調整の順を逆にし、まず、第1の調整機構(12
0)によって第1の信号圧出力手段(SLT)を調整
し、その後、第2の調整機構(130)によって第2の
信号圧出力手段(110)を調整する。先に調圧された
第1の信号圧(P10)は、後に調圧された第2の信号圧
(P20)には影響されないので、精度のよい調整を行う
ことができる。
【0021】請求項3の発明によると、選択手段(11
1、115、116)によって、第1の信号圧(P10
と第2の信号圧(P20)とのうちのいずれか一方のみが
調圧バルブ(72)に入力されるので、第1の調整機構
(120)による第1の信号圧出力手段(SLT)の調
整と、第2の調整機構(130)による第2の信号圧出
力手段(110)の調整とを、それぞれ独立させて個別
に行うことができる。このため調整作業を確実なものと
することができる。
【0022】請求項4の発明によると、調圧バルブ(7
2A)の出力油圧(PL )のうちの低い油圧は、第1の
信号圧出力手段(SLT)が出力する第1の信号圧(P
10)によって調圧され、また高い油圧は、第1の信号圧
出力手段(SLT)が出力する第1の信号圧(P10)及
び第2の信号圧出力手段(110)が出力する第2の信
号圧(P20)によって調圧される。上述の低い油圧を調
圧する第1の信号圧(P10)は、第1の調整機構(12
0)によって調圧されるが、このとき第1の信号圧(P
10)は、低い油圧のうちの低圧側を基準点として調圧さ
れる。また、上述の高い油圧を調圧する第1の信号圧
(P10)と第2の信号圧(P20)のうちの第2の信号圧
(P20)は、第2の調整機構(130)によって調圧さ
れるが、このとき第2の信号圧(P20)は、高い油圧の
うちの高圧側を基準点として調圧される。すなわち、調
圧バルブ(72A)の出力油圧(PL )は、第1の調整
機構(120)及び第2の調整機構(130)により、
低圧側及び高圧側を基準点として調圧される。これによ
り、調圧バルブ(72A)の出力油圧は、低圧側及び高
圧側におけるばらつきが抑えられる。言い換えると、調
圧バルブ(72A)の出力油圧(PL )は、低圧側及び
高圧側において、精度のよいものとなる。したがって、
前述したような問題、すなわち、低圧側のみを基準点と
するために調圧後に高圧側でのばらつき幅が大きくなる
という問題、及びこの逆に高圧側のみを基準点とするた
めに調圧後に低圧側でのばらつき幅が大きくなるという
問題を解消することができ、これら問題に付随する、過
剰油圧に備えての強度や耐久性等の考慮や、最低制御圧
を高めの設定するといった対策が不要のものとなる。
【0023】なお、上述の「発明が解決しようとする課
題」及び「発明の作用・効果」においてカッコ内に記し
た符号は、図面との対照を容易にする目的で便宜的に記
したものである。したがって、これらの符号によって発
明が何等限定されるものではない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0025】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る自
動変速機の油圧制御装置(以下単に「油圧制御装置」と
いう。)の構成を示す。
【0026】同図に示す油圧制御装置は、第1の信号圧
発生手段としてのリニアソレノイドバルブSLTと、第
2の信号圧発生手段としてのゲインコントロールバルブ
110と、選択手段としてのチェックボール111と、
調圧バルブとしてのプライマリレギュレータバルブ72
と、第1の調整機構120と、第2の調整機構130と
を備えている。
【0027】以下、順に説明する。
【0028】リニアソレノイドバルブSLTは、スプー
ル140aと、スプール140aを上方に付勢するスプ
リング140bと、リニアソレノイド140cとを有し
ており、制御部(不図示)からリニアソレノイド140
cに入力される電流値Iに応じて、スプール140aを
移動させる。リニアソレノイドバルブSLTに入力され
たモジュレータ圧PM は、スプール140aの位置に応
じて調圧され、出力ポートmから第1の信号圧P10とし
て出力される。この第1の信号圧P10は、上述の電流値
Iに対してリニアに変化する。
【0029】ゲインコントロールバルブ110は、リニ
アソレノイドバルブSLTによって発生される第1の信
号圧P10が入力される油室aと、プライマリレギュレー
タバルブ72から出力されたライン圧(制御圧)PL
入力される入力ポートcと、ライン圧PL を第1の信号
圧P10により第2の信号圧P20として調圧して出力する
出力ポートbとを有する。また、ゲインコントロールバ
ルブ110は、ランドL1 、L2 を有するスプール11
0aを有し、スプール110aは、スプリング110b
によって下方に付勢されている。なお、第1の信号圧P
10と第2の信号圧P20との大きさについては、本実施の
形態においては、第1の信号圧P10がある所定の大きさ
15に達するまでは、P10≧P20とし、また第1の信号
圧P20が所定の大きさP15を超えたときは、P10<P20
となるように設定されているものとする。
【0030】チェックボール111は、2個の入力口1
11a、111bと、1個の出力口111cとを有す
る。一方の入力口111aはリニアソレノイドバルブS
LTからの第1の信号圧P10が入力されるものであり、
他方の入力口111bはゲインコントロールバルブ11
0からの第2の信号圧P20が入力されるものである。こ
れら第1の信号圧P10と第2の信号圧P20とのうちの大
きい方の信号圧が、ボール111dにより選択され、出
力口111cから出力されてオリフィス101を介して
プライマリレギュレータバルブ72の一端室lに入力さ
れる。この一端室lに入力された信号圧に応じて、ライ
ン圧PL が調圧されることになる。
【0031】プライマリレギュレータバルブ72は、ス
プール72aと、このスプール72aを上方に付勢する
スプリング72bとを有する。また、プライマリレギュ
レータバルブ72の下部の一端室lには、リニアソレノ
イドバルブSLTの出力ポートmからの第1の信号圧P
10と、ゲインコントロールバルブ110の出力ポートb
からの第2の信号圧P20とのうちの大きい方の信号圧が
チェックボール111によって選択されオリフィス10
1を介して入力され、また、上部の他端室nにはライン
圧PL がオリフィス102を介してフィードバック圧と
して入力される。したがって、スプール72aは一端室
lに作用する信号圧と他端室nに作用するフィードバッ
ク圧とによりバランスし、このバランスにより、例え
ば、オイルポンプ(不図示)からプライマリレギュレー
タバルブ72の入力ポートoに供給される圧は、入力ポ
ートoがドレーンポートEX及びセカンダリポートqに
所定割合にて連通することによりライン圧PL として調
圧される。
【0032】第1の調整機構120は、上述のリニアソ
レノイドバルブSLTの下端部にこれと一体的に構成さ
れており、バルブボディ側に螺刻された雌ねじ部120
aと、これに螺合する調整ねじ120bとを有する。こ
の調整ねじ120bとスプール140aとの間には、上
述のスプリング140bが縮設されており、したがっ
て、スプール140aに対するスプリング140bのス
プリング荷重は、調整ねじ120bのねじ込み量を増す
と大きくなり、逆に、調整ねじ120bのねじ込み量を
減じると小さくなる。
【0033】第2の調整機構130も、上述の第1の調
整機構120とほぼ同じ構成である。すなわち、第2の
調整機構120は、上述のゲインコントロールバルブ1
10の上端部にこれと一体的に構成されており、バルブ
ボディ側に螺刻された雌ねじ部130aと、これに螺合
する調整ねじ130bとを有する。この調整ねじ13b
とスプール110aとの間には、上述のスプリング11
0bが縮設されており、したがって、スプール110a
に対するスプリング110bのスプリング荷重は、調整
ねじ130bのねじ込み量を増すと大きくなり、逆に、
調整ねじ130bのねじ込み量を減じると小さくなる。
【0034】次に、上述構成の油圧制御装置全体の動作
について説明する。
【0035】オイルポンプ(不図示)が起動されると、
オイルポンプからの油圧は、プライマリレギュレータバ
ルブ72の入力ポートoに入力されるとともに、オリフ
ィス102を介してスプール72a上方の他端室nに入
力される。スプール72aは、他端室nに入力された油
圧により、スプリング72bに抗して下方に押し下げら
れ、図1の左半位置に配置される。一方、ゲインコント
ロールバルブ110は、スプール110aがスプリング
110bによって押し下げられて左半位置に配置され
る。これにより、ゲインコントロールバルブ110の入
力ポートcは、ランドL2 よって閉鎖され、ゲインコン
トロールバルブ110には、ライン圧PLは入力されな
い。
【0036】この状態から、制御部によりリニアソレノ
イド140cに通電されると、その電流値Iに応じて、
スプール140aがスプリング140bに抗して移動す
る。すると、リニアソレノイドバルブSLTにより第1
の信号圧P10が発生される。この第1の信号圧P10は、
ゲインコントロールバルブ110の油室aと、チェック
ボール111の入力口111aに入力される。このとき
チェックボール111の他方の入力口111bには、ま
だライン圧PL から調圧された第2の信号圧P20は入力
されないので、ボール111dは、入力口111aから
入力された第1の信号圧P10によって同図中の上方に押
し付けられる。これにより、チェックボール111の出
力口111cからは、第1の信号圧P10がそのまま出力
される。出力された第1の信号圧P10は、オリフィス1
01を介して、プライマリレギュレータバルブ72の一
端室lに入力される。
【0037】さらに、第1の信号圧P10が増加すると、
油室aに入力る第1の信号圧P10によってスプール11
0aが徐々に押し上げられるのと並行して、プライマリ
レギュレータバルブ72に入力される第1の信号圧P10
が徐々に増加し、これにより、プライマリレギュレータ
バルブ72からのライン圧PL も増加する。このとき
の、第1の信号圧P10の変化に対する、ライン圧PL
変化の比、つまりゲインGは、低ゲインG1 となる(図
2の低圧側に対応)。この図2における傾きの小さい低
ゲインG1 は、後述の切換点までつづく。
【0038】第1の信号圧P10の増加に伴うスプール1
10aの上昇により、ランドL2 の下面が入力ポートc
の下端を過ぎると、ゲインコントロールバルブ110
に、入力ポートcからライン圧PL が入力され調圧され
て、出力ポートbから第2の信号圧P20として出力され
る。この第2の信号圧P20は、チェックボール111の
入力口111bに入力される。このとき、スプール11
0aは、ランドL1 上面の受圧面積がランドL2 下面の
受圧面積よりも大きいことに基づいて、ライン圧PL
らは下方に押し下げる力を受ける。この力は、ランドL
1 上面の受圧面積とランドL2 下面の受圧面積との面積
差と、ライン圧PL との積であり、この力と第1の信号
圧P10が油室aに作用する力とのバランスにより、第2
の信号圧P20は調圧される。なお、スプール110aの
ランドL1 上面の受圧面積と、ランドL2 下面の受圧面
積との差を適宜に設定することで、出力ポートbからの
第2の信号圧P20を適宜に調圧することができる。例え
ば、これらの受圧面積の差を小さくすると、同じ第1の
信号圧P10に対して高い第2の信号圧P20でつり合うこ
とになり、ゲインGを、後述の高ゲインG2 よりもさら
に高いものとすることが可能である。
【0039】上述のように、油室aに入力される第1の
信号圧P10が増加するに伴って、チェックボール111
の入力口111aに入力される第1の信号圧P10と、入
力口111bに入力される第2の信号圧P20とは双方と
も増加する。そして、第1の信号圧P10が前述のP15
りも低い領域では、前述の設定のように、第2の信号圧
20よりも第1の信号圧P10の方が大きいため、ボール
111dが上方に押し付けられて、出力口111cから
は、大きい方の第1の信号圧P10が出力される。
【0040】ところが、第2の信号圧P20は、第1の信
号圧P10によって調圧され、ライン圧PL のフィードバ
ック圧の受圧面積(ランドL1 上面とランドL2 下面の
受圧面積差)が第1の信号圧P10の受圧面積よりも小さ
く設定されているため、この入力口111bに入力され
る第2の信号圧P20と、入力口111aに入力される第
1の信号圧P10とを比較すると、第2の信号圧P20の増
加率が第1の信号圧P10の増加率よりも大きくなる。
【0041】したがって、第1の信号圧P10を徐々に増
加させていくと、前述のP15で第2の信号圧P20と第1
の信号圧P10との大小関係が逆転し、第2の信号圧P20
が第1の信号圧P10を上回る。この点が図2に示す切換
点である。この切換点までは、第1の信号圧P10よりも
小さかった第2の信号圧P20が、この切換点を境とし
て、第1の信号圧P10よりも大きくなる。これにより、
ボール111dが図1中の下方に押し下げられ、以後、
出力口111cからは、第2の信号圧P20が出力され、
これがオリフィス101を介してプライマリレギュレー
タバルブ72に入力されることになる。このときの、油
室aに入力される第1の信号圧P10の変化に対する、プ
ライマリレギュレータバルブ72からのライン圧PL
変化の比(ゲインG)は、高ゲインG2 (G2 >G1
となる。なお、低ゲインG1 、高ゲインG2 における
「低」、「高」とは、ゲインGの絶対値の高低をいうの
ではなく、他方に対する相対的な「高低」をいうもので
ある。
【0042】この高ゲインG2 は、第1の信号圧P10
最大値に対応するライン圧(制御圧)PL の最大値まで
つづく。なお、図2のグラフにおいては、グラフの傾き
がゲインGを示し、傾きが小さいときが低ゲインG1
傾きが大きいときが高ゲインG2 となる。
【0043】次に、本発明の特徴である、第1の調整機
構120及び第2の調整機構130の調整による第1の
信号圧P10及び第2の信号圧P20の調圧について説明す
る。
【0044】前述したように、図2に示す電流値Iに対
するライン圧(制御圧)PL の値は、油圧回路によって
ばらつく。調整前のばらつきの最大値と最小値とを二点
鎖線で示す。
【0045】本実施の形態1においては、前述のよう
に、第2の信号圧P20が第1の信号圧P10によって影響
されるので、先に第1の信号圧P10を調圧し、その後、
第2の信号圧P20を調圧する。
【0046】まず、リニアソレノイドバルブSLTのリ
ニアソレノイド140cに対する通電量Iを最小とし、
このときのライン圧PL をみる。このライン圧PL の最
低値が低圧側の調整点(基準点)よりも高い場合には、
第1の調整機構120の調整ねじ120bのねじ込み量
を多くして、スプリング140bのスプリング荷重を大
きくし、これにより第1の信号圧P10を全体的に下げ
て、ライン圧PL の最低値を低圧側調整点と一致させ
る。これとは逆に、ライン圧PL の最低値が低圧側の調
整点(基準点)よりも低い場合には、第1の調整機構1
20の調整ねじ120bのねじ込み量を少なくして、ス
プリング140bのスプリング荷重を小さくし、これに
より第1の信号圧P10を全体的に上げて、ライン圧PL
の最低値を低圧側調整点と一致させる。
【0047】ここまでの調整は、前述の従来技術と同じ
であり、このままでは、ライン圧PL は、高圧側におい
て大きくばらつくことになる。
【0048】そこで、本発明においては、第2の調整機
構130により、高圧側においても調圧を行う。
【0049】すなわち、ライン圧PL の高圧側を調圧し
ている第2の信号圧P20を調圧する。リニアソレノイド
バルブSLTのリニアソレノイド140cに対する通電
量Iを最大とし、このときのライン圧PL をみる。この
ライン圧PL の最大値が高圧側の調整点(基準点)より
も高い場合には、第2の調整機構130の調整ねじ13
0bのねじ込み量を多くして、スプリング110bのス
プリング荷重を大きくし、これにより第2の信号圧P20
を全体的に下げて、ライン圧PL の最大値を高圧側調整
点と一致させる。これとは逆に、ライン圧PL の最大値
が高圧側の調整点(基準点)よりも低い場合には、第2
の調整機構130の調整ねじ130bのねじ込み量を少
なくして、スプリング110bのスプリング荷重を小さ
くし、これにより第2の信号圧P20を全体的に上げて、
ライン圧PL の最低値を高圧側調整点と一致させる。
【0050】このように、低圧側調整点と高圧側調整点
との2箇所でライン圧PL を調圧することにより、各油
圧回路における、電流値Iに対するライン圧PL のばら
つきを、図2中の一点鎖線内の斜線部に納めることがで
きる。もちろん、低圧側調整点であるライン圧PL の最
低値、及び高圧側調整点であるライン圧PL の最大値
は、電流値Iに対して精度よく対応させることができ
る。
【0051】したがって、従来必要とされていた、過剰
油圧に備えての油圧回路全体の強度や耐久性等の考慮
や、最低制御圧を高めの設定するといった対策が不要の
ものとなる。
【0052】〈実施の形態2〉図3に、本発明に係る油
圧制御装置の実施の形態2を示す。
【0053】本実施の形態2は、前述の実施の形態1と
は、選択手段が異なる。すなわち、前述の実施の形態1
では図1に示すように選択手段としてチェックボール1
11を使用していたが、本実施の形態2では図3に示す
ように、選択手段としてチェックボール111に代え
て、切換バルブ115とオン/オフ用のソレノイドバル
ブ116とを使用している。なお、選択手段以外の構成
・動作については、実施の形態2は実施の形態1と同様
であるので、同様の符号を付して重複説明は適宜省略す
るものとする。ただし、図1(実施の形態1)と図3
(実施の形態2)とでは、ゲインコントロールバルブ1
10の上下関係が逆になっているので、これに伴う記載
がすべて逆になる。
【0054】以下、切換バルブ115及びソレノイドバ
ルブ116によって構成された選択手段を主に説明す
る。
【0055】切換バルブ115は、スプール115a
と、このスプール115aを上方に付勢するスプリング
115bとを有する。また、切換バルブ115は、リニ
アソレノイドバルブSLTの出力ポートmからの第1の
信号圧P10が入力される入力ポートfと、ゲインコント
ロールバルブ110の出力ポートbからの第2の信号圧
20が入力される入力ポートeと、ソレノイドバルブ1
16からの信号圧が入力される入力ポートdと、第1の
信号圧P10が出力される出力ポートhと、第2の信号圧
20が出力される出力ポートgとドレンポートiとを有
する。
【0056】上述の構成によれば、ソレノイドバルブ1
16からの信号圧によって、切換バルブ115を右半位
置に配置すると、リニアソレノイドバルブSLTからの
第1の信号圧P10が、切換バルブ115の入力ポート
f、出力ポートh、オリフィス101を介してプライマ
リレギュレータバルブ72に入力される。一方、ソレノ
イドバルブ116からの信号圧によって、切換バルブ1
15を左半位置に配置すると、ゲインコントロールバル
ブ110からの第2の信号圧P20が、切換バルブ115
の入力ポートe、出力ポートg、オリフィス101を介
してプライマリレギュレータバルブ72に入力される。
【0057】本実施の形態2によると、前述の実施の形
態1と同様の効果を上げることができる。すなわち、図
2に示すように、低圧側調整点と高圧側調整点との2箇
所でライン圧PL を調圧することにより、各油圧回路に
おける、電流値Iに対するライン圧PL のばらつきを、
図2中の一点鎖線内の斜線部に納めることができる。
【0058】本実施の形態2よると、これに加え、さら
にプライマリレギュレータバルブ72に選択的に入力さ
れる信号圧が、第1の信号圧P10であるか第2の信号圧
20であるかは、ソレノイドバルブ116による切換バ
ルブ115の切り換えによって決定されるため、第1の
信号圧P10に対して高ゲインG2 を、また第2の信号圧
20に対して低ゲインG1 を得るようにすることもでき
る。
【0059】なお、本実施の形態2においては、第1の
信号圧P10と第2の信号圧P20とでゲインの大小を逆に
したり、同じにしたりすることも可能である。この場合
における効果も実施の形態1と同様に、低圧側調整点と
高圧側調整点との2箇所でライン圧PL を調圧すること
により、各油圧回路における、電流値Iに対するライン
圧PL のばらつきを小さくすることができ、特に低圧側
調整点及び高圧側調整点においては、ライン圧PL のば
らつきをほとんどなくすことができる。
【0060】〈実施の形態3〉図5に、本発明に係る油
圧制御装置の実施の形態3を示す。
【0061】上述の実施の形態1に対し、本実施の形態
3においては、第1の信号圧P10が低い領域において
は、これをプライマリレギュレータバルブ72に入力
し、また、第1の信号圧P10が高い領域においては、第
1の信号圧P10と第2の信号圧との双方をプライマリレ
ギュレータバルブ72に入力するものである。つまり本
実施の形態3においては、実施の形態1及び実施の形態
2と同様の意味での択一的な選択手段はもたない。な
お、図1に示す実施の形態1と同じ構成、同じ作用の部
材等については、同じ符号を付して、これらの重複説明
を省略するとともに、主に実施の形態1と異なる部分に
ついて説明するものとする。
【0062】図5において、信号圧発生手段としてのリ
ニアソレノイドバルブSLT及びゲインコントロールバ
ルブ110は、図1のものとすべて同様であり、また、
調圧手段としてのプライマリレギュレータバルブ72A
は、スプール72aの下端部を下方に延長するとともに
油室dを設けた点を除いて、図1のものと同様である。
【0063】リニアソレノイドバルブSLTから発生さ
れた第1の信号圧P10は、オリフィス101を介して、
プライマリレギュレータバルブ72Aの油室lに入力さ
れてスプール72aを徐々に上方に押し上げるととも
に、ゲインコントロールバルブ110の油室aに入力さ
れてスプール110aを徐々に上方に押し上げる。
【0064】この状態は、図2に示すように低圧側(低
ゲイン)G1 であり、第1の信号圧P10が切換点に達す
るまで継続される。
【0065】次に、第1の信号圧P10が切換点に達する
と、ゲインコントロールバルブ110の出力ポートbか
らプライマリレギュレータバルブ72Aの油室dに第2
の信号圧P20が入力され、スプール72aは第1の信号
圧P10に加え、第2の信号圧P20によっても上方へ押し
上げられる。したがって、本実施の形態3においては、
第1の信号圧P10が切換点に達するまでは、この第1の
信号圧P10のみがプライマリレギュレータバルブ72A
のスプール72aを上方に押し上げ、切換点を超える
と、この第1の信号圧P10と第2の信号圧P20との双方
がスプール72aを上方に押し上げることになる。
【0066】第1の実施の形態では、第1の信号圧P10
と第2の信号圧P20とのうちの大きい方が選択的にプラ
イマリレギュレータバルブ72のスプール72aを押し
上げていたのと異なり、本実施の形態3においては、第
1の信号圧P10に加えて第2の信号圧P20が付加される
ことになるため、前述の実施の形態1の場合に比して、
低ゲインG1 から高ゲインG2 への移行、またその逆の
移行が円滑に行われる。
【0067】本実施の形態3によると、前述の実施の形
態1と同様の効果を上げることができる。すなわち、図
2に示す低圧側調整点と高圧側調整点とをそれぞれリニ
アソレノイドバルブSLTの第1の調整機構120とゲ
インコントロールバルブ110の第2の調整機構130
とによってプライマリレギュレータバルブ72Aを制御
し、これによってライン圧PL を調圧することにより、
各油圧回路における、電流値Iに対するライン圧PL
ばらつきを、図2中の一点鎖線内の斜線部に納めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における、油圧制御装置の構成を
示す図。
【図2】実施の形態1における、電流値と制御圧との関
係を示す図。
【図3】実施の形態2における、油圧制御装置の構成を
示す図。
【図4】実施の形態2における、電流値と制御圧との関
係を示す図。
【図5】実施の形態3における、油圧制御装置の構成を
示す図。
【図6】従来の電流値と制御圧との関係を示す図。
【符号の説明】
72 調圧バルブ(プライマリレギュレータバル
ブ) 110 第2の信号圧出力手段(ゲインコントロー
ルバルブ) 111 選択手段(チェックボール) 115 選択手段(切換バルブ) 116 選択手段(ソレノイドバルブ) 120 第1の調整機構 130 第2の調整機構 P10 第1の信号圧 P20 第2の信号圧 PL 出力油圧(制御圧、ライン圧) SLT 第1の信号圧出力手段(リニアソレノイド
バルブ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号圧を出力する第1の信号圧出
    力手段と、 第2の信号圧を出力する第2の信号圧出力手段と、 前記第1の信号圧により低い油圧を調圧するとともに、
    前記第2の信号圧により高い油圧を調圧する調圧バルブ
    と、 前記第1の信号圧出力手段を調整することにより前記第
    1の信号圧を調圧する第1の調整機構と、 前記第2の信号圧出力手段を調整することにより前記第
    2の信号圧を調圧する第2の調整機構と、を備えた自動
    変速機の油圧制御装置において、 前記第1の調整機構は、前記調圧バルブの出力油圧の低
    圧側を基準点として前記第1の信号圧を調圧するととも
    に、 前記第2の調整機構は、前記調圧バルブの出力油圧の高
    圧側を基準点として前記第2の信号圧を調圧する、 ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の信号圧出力手段は、前記第1
    の信号圧出力手段により調整され、 前記第1の調整機構による前記第1の信号圧の調圧を、
    前記第2の調整機構による前記第2の信号圧の調圧より
    も先に行う、 ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の油圧制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の信号圧と前記第2の信号圧と
    のうちのいずれか一方のみを選択的に前記調圧バルブに
    入力する選択手段を有する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動変速
    機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 第1の信号圧を出力する第1の信号圧出
    力手段と、 第2の信号圧を出力する第2の信号圧出力手段と、 前記第1の信号圧により低い油圧を調圧するとともに、
    前記第1及び第2の信号圧により高い油圧を調圧する調
    圧バルブと、 前記第1の信号圧出力手段を調整することにより前記第
    1の信号圧を調圧する第1の調整機構と、 前記第2の信号圧出力手段を調整することにより前記第
    2の信号圧を調圧する第2の調整機構と、を備えた自動
    変速機の油圧制御装置において、 前記第1の調整機構は、前記調圧バルブの出力油圧の低
    圧側を基準点として前記第1の信号圧を調圧するととも
    に、 前記第2の調整機構は、前記調圧バルブの出力油圧の高
    圧側を基準点として前記第2の信号圧を調圧する、 ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
JP21682497A 1997-07-04 1997-08-11 自動変速機の油圧制御装置 Pending JPH1163180A (ja)

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US09/102,906 US6019700A (en) 1997-07-04 1998-06-23 Variable pressure gain control system for a CVT
DE19829642A DE19829642B4 (de) 1997-07-04 1998-07-02 Hydraulisches Steuersystem für ein Automatikgetriebe

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001116130A (ja) * 1999-10-18 2001-04-27 Nissan Motor Co Ltd 液圧制御方法
JP2008002483A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Jatco Ltd ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JP2013199988A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Mitsubishi Electric Corp 変速機制御装置
JP2013256979A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Mitsubishi Electric Corp 変速機制御装置、および変速機制御装置の出力特性調整方法

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