JPH1163173A - プーリ - Google Patents
プーリInfo
- Publication number
- JPH1163173A JPH1163173A JP24184897A JP24184897A JPH1163173A JP H1163173 A JPH1163173 A JP H1163173A JP 24184897 A JP24184897 A JP 24184897A JP 24184897 A JP24184897 A JP 24184897A JP H1163173 A JPH1163173 A JP H1163173A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- belt guiding
- guiding part
- outer ring
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pulleys (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄板のベルト案内部を厚肉にすることなく強
度を向上させたプーリを提供すること。 【解決手段】 固定内輪と、回転外輪と、内外輪間に介
装され保持器にて保持された転動体と、外輪外周面に嵌
合固定された薄板からなるベルト案内部とを有するプー
リにおいて、上記ベルト案内部６の表面部分に窒化層７
が形成されたことを特徴とする。
度を向上させたプーリを提供すること。 【解決手段】 固定内輪と、回転外輪と、内外輪間に介
装され保持器にて保持された転動体と、外輪外周面に嵌
合固定された薄板からなるベルト案内部とを有するプー
リにおいて、上記ベルト案内部６の表面部分に窒化層７
が形成されたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、プーリ、例えば
自動車のアイドラプーリに関する。
自動車のアイドラプーリに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のプーリは、例えば、固定内輪と、
回転外輪と、内外輪間に介装され保持器にて保持された
転動体と、外輪外周面に固定された薄板からなるベルト
案内部とを備えている。このベルト案内部は、ＪＩＳ規
格ＳＰＣＣを使用してプレス成形にて例えば断面コ字形
とされ、防錆性向上のため、りん酸塩被膜処理や亜鉛フ
ロメートによる表面処理が施されている。
回転外輪と、内外輪間に介装され保持器にて保持された
転動体と、外輪外周面に固定された薄板からなるベルト
案内部とを備えている。このベルト案内部は、ＪＩＳ規
格ＳＰＣＣを使用してプレス成形にて例えば断面コ字形
とされ、防錆性向上のため、りん酸塩被膜処理や亜鉛フ
ロメートによる表面処理が施されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来プーリにおい
ては、ＪＩＳ規格ＳＰＣＣを素材として使用しているた
め、強度面から厚肉とされており、重量増加とコストア
ップの要因となっている。
ては、ＪＩＳ規格ＳＰＣＣを素材として使用しているた
め、強度面から厚肉とされており、重量増加とコストア
ップの要因となっている。
【０００４】そこで、この発明の目的は、薄板のベルト
案内部を厚肉にすることなく強度を向上させたプーリを
提供することにある。
案内部を厚肉にすることなく強度を向上させたプーリを
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、固定内輪と、回転外輪と、内外輪間に介
装され保持器にて保持された転動体と、外輪外周面に嵌
合固定された薄板からなるベルト案内部とを有するプー
リにおいて、上記ベルト案内部の表面部分に窒化層が形
成されたことを特徴とする。
の手段として、固定内輪と、回転外輪と、内外輪間に介
装され保持器にて保持された転動体と、外輪外周面に嵌
合固定された薄板からなるベルト案内部とを有するプー
リにおいて、上記ベルト案内部の表面部分に窒化層が形
成されたことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例に
ついて図面を参照して説明する。図１は、この発明にか
かる一実施例であり、固定側である内輪１と、回転側で
ある外輪２と、内外輪１，２間に介装され保持器４に保
持された玉３と、外輪２の両端部に配置され内外輪１，
２間を密封するシール５と、外輪２の外周面２ａに嵌合
固定され金属薄板からなる断面コ字形のベルト案内部６
とからなる。ベルト案内部６の外周面６ａにて図示しな
いベルトが案内される。上記金属薄板のベルト案内部６
はＪＩＳ規格ＳＰＣＣを素材としてプレス成形により製
作され、その表面部分には窒化層７が形成されている。
ついて図面を参照して説明する。図１は、この発明にか
かる一実施例であり、固定側である内輪１と、回転側で
ある外輪２と、内外輪１，２間に介装され保持器４に保
持された玉３と、外輪２の両端部に配置され内外輪１，
２間を密封するシール５と、外輪２の外周面２ａに嵌合
固定され金属薄板からなる断面コ字形のベルト案内部６
とからなる。ベルト案内部６の外周面６ａにて図示しな
いベルトが案内される。上記金属薄板のベルト案内部６
はＪＩＳ規格ＳＰＣＣを素材としてプレス成形により製
作され、その表面部分には窒化層７が形成されている。
【０００７】この窒化層の形成は次のようにされる。ま
ずプレス成形されたベルト案内部６を、ふっ化窒素、窒
素等の混合気中に所要温度・時間で保持し、表面の酸化
物を除去して金属ふっ化膜を形成する。次にこの金属ふ
っ化膜が形成されたベルト案内部６を窒化ガスにて所要
温度・時間にて窒化処理を行い、表面部に窒化層を形成
する。このとき、前述のふっ化処理過程において形成さ
れた金属ふっ化膜は活性化膜であるため、窒化処理にお
いて窒素が金属内部に速やかに深く浸透、拡散しやすく
なる。なお、上記窒化層の深さは、例えば０．００５〜
０．０２０ｍｍに設定しているが、窒化層の深さ等に応
じて、窒化処理での温度および保持時間を適宜設定すれ
ばよい。
ずプレス成形されたベルト案内部６を、ふっ化窒素、窒
素等の混合気中に所要温度・時間で保持し、表面の酸化
物を除去して金属ふっ化膜を形成する。次にこの金属ふ
っ化膜が形成されたベルト案内部６を窒化ガスにて所要
温度・時間にて窒化処理を行い、表面部に窒化層を形成
する。このとき、前述のふっ化処理過程において形成さ
れた金属ふっ化膜は活性化膜であるため、窒化処理にお
いて窒素が金属内部に速やかに深く浸透、拡散しやすく
なる。なお、上記窒化層の深さは、例えば０．００５〜
０．０２０ｍｍに設定しているが、窒化層の深さ等に応
じて、窒化処理での温度および保持時間を適宜設定すれ
ばよい。
【０００８】また、図２は別の実施例であり、ベルト案
内部６が軸方向に延びる平坦状とされている。このベル
ト案内部にも図１の実施例と同様に表面部に窒化層が形
成されている。
内部６が軸方向に延びる平坦状とされている。このベル
ト案内部にも図１の実施例と同様に表面部に窒化層が形
成されている。
【０００９】
【発明の効果】この発明のプーリは、金属薄板のベルト
案内部の表面部に窒化層を形成しているため、防錆性を
維持した状態で、強度を向上させることができ、薄板の
厚肉を薄くすることができる。したがって軽量化及び加
工性の容易化が可能となりコストダウンが可能となる。
さらに、表面硬度が高くなり耐摩耗性が向上する。
案内部の表面部に窒化層を形成しているため、防錆性を
維持した状態で、強度を向上させることができ、薄板の
厚肉を薄くすることができる。したがって軽量化及び加
工性の容易化が可能となりコストダウンが可能となる。
さらに、表面硬度が高くなり耐摩耗性が向上する。
【図１】この発明の一実施例であるプーリの断面図であ
る。
る。
【図２】この発明の別実施例であるプーリの断面図であ
る。
る。
１ 内輪 ２ 外輪 ３ 玉 ４ 保持器 ６ ベルト案内部 ７ 窒化層
Claims (1)
- 【請求項１】 固定内輪と、回転外輪と、内外輪間に介
装され保持器にて保持された転動体と、外輪外周面に嵌
合固定された薄板からなるベルト案内部とを有するプー
リにおいて、上記ベルト案内部の表面部分に窒化層が形
成されたことを特徴とするプーリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24184897A JPH1163173A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | プーリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24184897A JPH1163173A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | プーリ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163173A true JPH1163173A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=17080416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24184897A Pending JPH1163173A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | プーリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1163173A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011042424A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ巻上機シーブ |
| WO2012114846A1 (ja) * | 2011-02-23 | 2012-08-30 | Ntn株式会社 | チェーンガイド及びチェーンテンショナ装置 |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP24184897A patent/JPH1163173A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011042424A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ巻上機シーブ |
| WO2012114846A1 (ja) * | 2011-02-23 | 2012-08-30 | Ntn株式会社 | チェーンガイド及びチェーンテンショナ装置 |
| JP2012172810A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Ntn Corp | チェーンガイド及びチェーンテンショナ装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050301 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050428 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050531 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050728 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050908 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050915 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20051111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070827 |