JPH10231835A - 球面軸受 - Google Patents

球面軸受

Info

Publication number
JPH10231835A
JPH10231835A JP9050893A JP5089397A JPH10231835A JP H10231835 A JPH10231835 A JP H10231835A JP 9050893 A JP9050893 A JP 9050893A JP 5089397 A JP5089397 A JP 5089397A JP H10231835 A JPH10231835 A JP H10231835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
spherical
spherical bearing
ring
raceway surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9050893A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Kimura
治生 木村
Hideki Fujiwara
英樹 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP9050893A priority Critical patent/JPH10231835A/ja
Publication of JPH10231835A publication Critical patent/JPH10231835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、外輪の硬度が高くでき、しかも
軸受の防錆効果が維持できる球面軸受を提供すること。 【解決手段】 外面に球状軌道面を有する内輪と、この
内輪の球状軌道面に対応して回転自在に嵌合される円弧
状軌道面を内面に有する外輪とからなる球面軸受におい
て、上記内輪1および外輪3が非分離とされるととも
に、この内外輪1,3に軟窒化処理による窒化層6,7
が施され、さらに酸化処理により内外輪の表面に酸化膜
8,9が形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、球面軸受、例え
ば自動車のサスペンション等に使用される球面軸受に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、外周に球状軌道面を有する内輪
と、この内輪の球状軌道面に対応して回転自在に嵌合さ
れる円弧状軌道面を内面に有する外輪とからなり、外輪
の一端部の外周面を全周にわたりかしめて内輪と外輪と
を一体結合した球面軸受が知られている。この内輪と外
輪は、組み立て前に別々に亜鉛メッキによる表面処理が
防錆のため施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の球面軸受
においては、内外輪に亜鉛メッキが施された後に互いに
嵌合され、その後に外輪をかしめて非分離とされている
ため、かしめ時に亜鉛メッキがはがれないよう十分に注
意が必要でかしめ作業が面倒である。さらに、外輪の強
度を向上させようと外輪の硬さを向上させる必要がでて
きた場合、内外輪の非分離のための外輪のかしめ加工が
困難となることがある。
【0004】そこで、この発明は、外輪の硬度が高くで
き、しかも軸受の防錆効果が維持できる球面軸受を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、外面に球状軌道面を有する内輪と、この
内輪の球状軌道面に対応して回転自在に嵌合される円弧
状軌道面を内面に有する外輪とからなる球面軸受におい
て、上記内輪および外輪が非分離とされるとともに、こ
の内外輪に軟窒化処理による窒化層が施され、さらに酸
化処理により内外輪の表面に酸化膜が形成されているこ
とを特徴とする。
【0006】さらに、上記軟窒化処理がガス軟窒化処理
であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は、この発明
にかかる一実施形態の球面軸受であり、外面に球状軌道
面2を有する内輪1と、この内輪1の球状軌道面2に対
応して回転自在に嵌合される円弧状軌道面4を内面に有
する外輪3とを有している。そして、内外輪1,3が嵌
合された後、両部材が回転自在かつ非分離となるよう、
外輪3の一端部3aの外周面の全周がかしめられる。な
お、実施形態では外輪3の一部として、この外輪3の円
周上の一ヵ所に半径方向に延びるねじ付きボルト5を一
体形成されているが、このボルト5は形成されない場合
もある。
【0008】上記内外輪1,3は一体化された後、この
組み立てられた軸受全体には軟窒化処理が施される。こ
の軟窒化処理には、浸炭ガス中にNH3を添加して窒化
を行うガス軟窒化処理が量産上有利である。この軟窒化
処理により、内輪1の全表面および外輪3の全表面に窒
化層6,7が形成される。この軟窒化処理により、内外
輪1,3は、A1変態点以下で処理されるため、寸法変
化や変形が起こらず、表面に圧縮力が残留して疲れ強が
向上し表面硬度は向上する。なお、内外輪1,3間には
実際には回転自在となるわずかな隙間が設定されている
ため、上記ガスはその隙間に容易にかつ十分に入りこみ
内外輪1,3の両球状軌道面2,4が確実に軟窒化処理
が行われる。
【0009】さらに、上記軟窒化処理直後に温度低下が
ほぼない状態で空気を球面軸受に吹きつけ、内輪1の全
表面および外輪3の全表面に酸化膜8,9が形成され、
防錆効果が達成される。
【0010】
【発明の効果】本発明は、外輪のかしめによる内外輪の
一体化の後、軟窒化処理により内外輪の表面に窒化層が
形成されているため、内外輪の硬度がかしめに関係なく
向上させることができる。さらに、内外輪の全表面に酸
化膜が形成されているため、防錆効果が確実に維持され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の断面図である。
【符号の説明】
1 内輪 2 球状軌道面 3 外輪 4 円弧状軌道面 6,7 窒化層 8,9 酸化膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面に球状軌道面を有する内輪と、この
    内輪の球状軌道面に対応して回転自在に嵌合される円弧
    状軌道面を内面に有する外輪とからなる球面軸受におい
    て、上記内輪および外輪が非分離とされるとともに、こ
    の内外輪に軟窒化処理による窒化層が施され、さらに酸
    化処理により内外輪の表面に酸化膜が形成されているこ
    とを特徴とする球面軸受。
  2. 【請求項2】 上記軟窒化処理がガス軟窒化処理である
    ことを特徴とする請求項1に記載の球面軸受。
JP9050893A 1997-02-19 1997-02-19 球面軸受 Pending JPH10231835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9050893A JPH10231835A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 球面軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9050893A JPH10231835A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 球面軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10231835A true JPH10231835A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12871423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9050893A Pending JPH10231835A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 球面軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10231835A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001148309A (ja) * 1999-11-22 2001-05-29 Heiwa Corp ソレノイドの可動芯材、及びその製造方法
CN102862019A (zh) * 2012-10-09 2013-01-09 苏州苏万万向节有限公司 一种球与球碗装配工艺
WO2014108963A1 (ja) * 2013-01-09 2014-07-17 パナソニック株式会社 落下防止部材及びそれを用いた照明器具
CN106050937A (zh) * 2016-05-27 2016-10-26 安庆银泰轴承有限公司 一种空调轴承的表面防腐处理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001148309A (ja) * 1999-11-22 2001-05-29 Heiwa Corp ソレノイドの可動芯材、及びその製造方法
CN102862019A (zh) * 2012-10-09 2013-01-09 苏州苏万万向节有限公司 一种球与球碗装配工艺
WO2014108963A1 (ja) * 2013-01-09 2014-07-17 パナソニック株式会社 落下防止部材及びそれを用いた照明器具
JP2014135177A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Panasonic Corp 落下防止部材及びそれを用いた照明器具
CN106050937A (zh) * 2016-05-27 2016-10-26 安庆银泰轴承有限公司 一种空调轴承的表面防腐处理方法
CN106050937B (zh) * 2016-05-27 2018-11-30 安庆银泰轴承有限公司 一种空调轴承的表面防腐处理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5528278B2 (ja) 車輪用軸受装置
JPH11132316A (ja) アイドラプーリ
JP2002101795A5 (ja)
JP2001294011A (ja) 車輪軸受装置
US6969201B2 (en) Wheel bearing device
JPH11344052A (ja) 一方向クラッチ
JPH0540328Y2 (ja)
JPH10231835A (ja) 球面軸受
JP2007064309A (ja) シェル形ころ軸受
JP2007085446A (ja) シェル形ころ軸受
JP4720032B2 (ja) 軸受装置の組み立て方法
CN108700119A (zh) 车轮用轴承装置和其制造方法
JPH10252728A (ja) リップ付スラスト軌道輪のための軸方向向き回転防止機構
JP2003056577A (ja) 車軸用軸受装置
JP2004132552A (ja) 車輪支持用転がり軸受ユニット
JP3601537B2 (ja) 車輪支持用転がり軸受ユニット
JP2009068537A (ja) クラッチレリーズ軸受装置
JP2002323049A (ja) 転がり軸受
JP2000081033A (ja) 球面軸受
JPS6128095Y2 (ja)
JP2002181068A (ja) ユニバーサルジョイント
JPH06144539A (ja) ローラ用ラジアルベアリングユニットおよびこれが装着されたローラ
JP2002266872A (ja) 転がり軸受
JPH0247295Y2 (ja)
JP2007010062A (ja) 車輪用軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees