JPH1163113A - バランシング・ウエイト - Google Patents
バランシング・ウエイトInfo
- Publication number
- JPH1163113A JPH1163113A JP9227016A JP22701697A JPH1163113A JP H1163113 A JPH1163113 A JP H1163113A JP 9227016 A JP9227016 A JP 9227016A JP 22701697 A JP22701697 A JP 22701697A JP H1163113 A JPH1163113 A JP H1163113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- clip
- balancing
- iron
- balancing weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 環境汚染をする鉛を使用しないバランシング
・ウエイトを提供すること。 【解決手段】 細長い弾性を有する鋼板の一端部21を丸
く曲げ加工し、平坦部22を残して他端部23を直角に曲げ
加工したクリップ２と、このクリップ２の幅および厚み
に相当する長さおよび深さの段差部11を形成した板状の
第１の鉄の重り1Aと、この第１の重り1Aの段差部11との
間にクリップ２を挟むように重ね合わせられる第２の鉄
の重り1Bとを組み合わせたものである。
・ウエイトを提供すること。 【解決手段】 細長い弾性を有する鋼板の一端部21を丸
く曲げ加工し、平坦部22を残して他端部23を直角に曲げ
加工したクリップ２と、このクリップ２の幅および厚み
に相当する長さおよび深さの段差部11を形成した板状の
第１の鉄の重り1Aと、この第１の重り1Aの段差部11との
間にクリップ２を挟むように重ね合わせられる第２の鉄
の重り1Bとを組み合わせたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のタイヤ
のバランスをとるために車輪のリムに取り付けるバラン
シング・ウエイトに関し、特に、環境汚染をする鉛を使
用しないように構成したものである。
のバランスをとるために車輪のリムに取り付けるバラン
シング・ウエイトに関し、特に、環境汚染をする鉛を使
用しないように構成したものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のバランシング・ウエイトは、図３
の斜視図（ａ）および側面図（ｂ）に示すように、車輪
のリムを挟むクリップ４と、重りとなる所定重量の鉛塊
５で構成されている。クリップ４は、鋼板を打ち抜き加
工したのち曲げ加工したものであって、弾性を有してお
り、鉛塊５よりクリップ４が抜け出さないように、鉛で
埋没する２つの孔41があけられており、さらに、ドライ
バーの先端を挿し込んで取り外すための孔42があけられ
ている。このような従来のバランシング・ウエイトにお
いては、廉価で、比重が大きく、かつ、融点が低くて加
工性のよい鉛が使用されている。
の斜視図（ａ）および側面図（ｂ）に示すように、車輪
のリムを挟むクリップ４と、重りとなる所定重量の鉛塊
５で構成されている。クリップ４は、鋼板を打ち抜き加
工したのち曲げ加工したものであって、弾性を有してお
り、鉛塊５よりクリップ４が抜け出さないように、鉛で
埋没する２つの孔41があけられており、さらに、ドライ
バーの先端を挿し込んで取り外すための孔42があけられ
ている。このような従来のバランシング・ウエイトにお
いては、廉価で、比重が大きく、かつ、融点が低くて加
工性のよい鉛が使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、廃棄処分され
る自動車の増加、特に、廃棄処分されるタイヤおよび車
輪の増加に伴って、車輪に付けられたバランシング・ウ
エイトの廃棄量も増加している。
る自動車の増加、特に、廃棄処分されるタイヤおよび車
輪の増加に伴って、車輪に付けられたバランシング・ウ
エイトの廃棄量も増加している。
【０００４】鉄またはアルミで作られた車輪を廃棄する
とき、タイヤは取り外されるが、バランシング・ウエイ
トは取り外されることなくそのまま廃棄されたり、リサ
イクルに回されている。
とき、タイヤは取り外されるが、バランシング・ウエイ
トは取り外されることなくそのまま廃棄されたり、リサ
イクルに回されている。
【０００５】バランシング・ウエイトの付いた車輪をリ
サイクルするとき、バランシング・ウエイトの鉛は不純
物となる。
サイクルするとき、バランシング・ウエイトの鉛は不純
物となる。
【０００６】また、廃棄処分されたバランシング・ウエ
イトに雨水がかかると、基準値を上回る鉛が溶け出して
環境を汚染することがあった。
イトに雨水がかかると、基準値を上回る鉛が溶け出して
環境を汚染することがあった。
【０００７】そこで、この発明は、このような課題を解
決するために考えられたもので、廃棄処分されても環境
汚染をせず、リサイクルされても不純物とならないバラ
ンシング・ウエイトを提供するものである。
決するために考えられたもので、廃棄処分されても環境
汚染をせず、リサイクルされても不純物とならないバラ
ンシング・ウエイトを提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明のバランシング
・ウエイトは、細長い弾性を有する鋼板の一端部21を丸
く曲げ加工し、平坦部22を残して他端部23を直角に曲げ
加工したクリップ２と、クリップ２の幅および厚みに相
当する長さおよび深さの段差部11を形成した板状の第１
の鉄の重り1Aと、この第１の重り1Aの段差部11との間に
クリップ２を挟むように重ね合わせられる第２の鉄の重
り1Bとにより構成される。
・ウエイトは、細長い弾性を有する鋼板の一端部21を丸
く曲げ加工し、平坦部22を残して他端部23を直角に曲げ
加工したクリップ２と、クリップ２の幅および厚みに相
当する長さおよび深さの段差部11を形成した板状の第１
の鉄の重り1Aと、この第１の重り1Aの段差部11との間に
クリップ２を挟むように重ね合わせられる第２の鉄の重
り1Bとにより構成される。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明のバランシング・ウエイ
トは、図１の組立図に示すように、細長い弾性を有する
鋼板の一端部21を丸く曲げ加工し、平坦部22を残して他
端部23をほぼ直角に曲げ加工し、平坦部22に２つの孔24
を穿孔したクリップ２と、一面の中央を窪ませて段差部
11を形成した板状の第１の鉄の重り1Aと、この第１の重
り1Aとの間にクリップ２を挟むように重ね合わせられる
第２の鉄の重り1Bとにより構成されている。
トは、図１の組立図に示すように、細長い弾性を有する
鋼板の一端部21を丸く曲げ加工し、平坦部22を残して他
端部23をほぼ直角に曲げ加工し、平坦部22に２つの孔24
を穿孔したクリップ２と、一面の中央を窪ませて段差部
11を形成した板状の第１の鉄の重り1Aと、この第１の重
り1Aとの間にクリップ２を挟むように重ね合わせられる
第２の鉄の重り1Bとにより構成されている。
【００１０】第１の重り1Aは、軟鋼または硬鋼の線材を
鍛造加工したものであって、中央の段差部11の長さは、
クリップ２の幅に相当する長さであり、この段差部11の
深さはクリップ２の厚みに相当するものであって、この
段差部11には、クリップ２の２つの孔24に入る２つのピ
ン12が突出しており、さらに、両側に２本のピン13が突
出している。
鍛造加工したものであって、中央の段差部11の長さは、
クリップ２の幅に相当する長さであり、この段差部11の
深さはクリップ２の厚みに相当するものであって、この
段差部11には、クリップ２の２つの孔24に入る２つのピ
ン12が突出しており、さらに、両側に２本のピン13が突
出している。
【００１１】段差部11に突出したピン12の長さは、クリ
ップ２の厚みに相当する長さであり、両側のピン13の長
さは、第２の重り1Bの厚みより僅かに長いものである。
ップ２の厚みに相当する長さであり、両側のピン13の長
さは、第２の重り1Bの厚みより僅かに長いものである。
【００１２】第２の重り1Bは、軟鋼または硬鋼の線材を
鍛造加工したものであって、第１の重り1Aの輪郭とほぼ
同じ外形を有し、第１の重り1Aのピン13が入る孔15があ
けられている。
鍛造加工したものであって、第１の重り1Aの輪郭とほぼ
同じ外形を有し、第１の重り1Aのピン13が入る孔15があ
けられている。
【００１３】第１の重り1Aの段差部11にクリップ２の平
坦部22を重ね、第１の重り1Aのピン12をクリップ２の孔
24に合わせる。第２の重り1Bの孔15に第１の重り1Aのピ
ン13を通して、２つの重り1A、1Bを重ね合わせ、第２の
重り1Bより突出したピン13の頭部をかしめると、図２の
斜視図に示すように、３つの部品は一体化されてバラン
シング・ウエイトを構成する。
坦部22を重ね、第１の重り1Aのピン12をクリップ２の孔
24に合わせる。第２の重り1Bの孔15に第１の重り1Aのピ
ン13を通して、２つの重り1A、1Bを重ね合わせ、第２の
重り1Bより突出したピン13の頭部をかしめると、図２の
斜視図に示すように、３つの部品は一体化されてバラン
シング・ウエイトを構成する。
【００１４】第１の重り1Aの中央の段差部11の深さおよ
び長さは、重量の大小に拘わらず共通した同じ寸法であ
り、両端部14の長さを変えることと、第２の重り1Bの長
さおよび厚みを任意に調整して、重量の異なる各種のも
のを製造することができる。
び長さは、重量の大小に拘わらず共通した同じ寸法であ
り、両端部14の長さを変えることと、第２の重り1Bの長
さおよび厚みを任意に調整して、重量の異なる各種のも
のを製造することができる。
【００１５】したがって、重量が異なるバランシング・
ウエイトであっても、１種類のクリップ２を用意するこ
とにより、重量が異なる重り1A、1Bと共通に組み合わせ
ることができる。
ウエイトであっても、１種類のクリップ２を用意するこ
とにより、重量が異なる重り1A、1Bと共通に組み合わせ
ることができる。
【００１６】このように構成されたバランシング・ウエ
イトの中から所望重量のものを選んで、クリップ２の端
部21を車輪のリムに沿わせ、丸く曲げた部分をハンマー
で打ち込んで車輪のリムに固定する。
イトの中から所望重量のものを選んで、クリップ２の端
部21を車輪のリムに沿わせ、丸く曲げた部分をハンマー
で打ち込んで車輪のリムに固定する。
【００１７】（その他の実施の形態）以上で説明した実
施の形態においては、段差部11を第１の重り1Aに形成し
ているが、第２の重り1Bに形成してもよいのである。
施の形態においては、段差部11を第１の重り1Aに形成し
ているが、第２の重り1Bに形成してもよいのである。
【００１８】また、第１の重り1Aにピン12およびピン13
を突出させているが、ピン13を省き、段差部11のピン12
を長くして第２の重り1Bの孔15を通して頭部をかしめ、
３つの部品を一体化してもよいのである。
を突出させているが、ピン13を省き、段差部11のピン12
を長くして第２の重り1Bの孔15を通して頭部をかしめ、
３つの部品を一体化してもよいのである。
【００１９】
【発明の効果】以上の実施の形態に基づく説明から明ら
かなように、この発明のバランシング・ウエイトによる
と、使用する材料が全て鉄であるから、廃棄処分されて
も鉛のように環境汚染をすることはない。また、鉄製の
車輪に取り付けられた状態で鉄材としてリサイクルされ
ても、鉄に対する不純物とはならない。
かなように、この発明のバランシング・ウエイトによる
と、使用する材料が全て鉄であるから、廃棄処分されて
も鉛のように環境汚染をすることはない。また、鉄製の
車輪に取り付けられた状態で鉄材としてリサイクルされ
ても、鉄に対する不純物とはならない。
【図１】この発明のバランシング・ウエイトの組立て状
態を示す組立図、
態を示す組立図、
【図２】この発明のバランシング・ウエイトの斜視図、
【図３】従来のバランシング・ウエイトを示す斜視図
（ａ）および側面図（ｂ）である。
（ａ）および側面図（ｂ）である。
1A、1B 重り ２ クリップ 11 段差部 12、13 ピン
Claims (1)
- 【請求項１】 細長い弾性を有する鋼板の一端部を丸く
曲げ加工し、平坦部を残して他端部をほぼ直角に曲げ加
工したクリップと、 上記クリップの幅および厚みに相当する長さおよび深さ
の段差部を形成した板状の第１の鉄の重りと、 該第１の重りの段差部との間にクリップを挟むように重
ね合わせられる第２の鉄の重りと、 により構成されることを特徴とするバランシング・ウエ
イト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9227016A JPH1163113A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | バランシング・ウエイト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9227016A JPH1163113A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | バランシング・ウエイト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1163113A true JPH1163113A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16854203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9227016A Pending JPH1163113A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | バランシング・ウエイト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1163113A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008164051A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Shanghai Xinming Auto Accessories Co Ltd | 自動車車輪用釣合錘及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP9227016A patent/JPH1163113A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008164051A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Shanghai Xinming Auto Accessories Co Ltd | 自動車車輪用釣合錘及びその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6540276B2 (en) | Bumper reinforcement structure | |
| US8398102B2 (en) | Suspension arm for a motor vehicle wheel suspension and method for manufacturing same | |
| CN101378921B (zh) | 横截面连续变化的锥形平衡杆及其制造方法 | |
| US20070074398A1 (en) | Method of manufacturing subframe for vehicles | |
| JPS62299402A (ja) | 自動車両の後車軸 | |
| JPH1159296A (ja) | 自動車用バンパーリーンフォースメント | |
| JP3300325B2 (ja) | バランシング・ウエイト | |
| JP3245383B2 (ja) | バランシング・ウエイト | |
| CN1951710A (zh) | 用于汽车轮胎的车轮配重块 | |
| JPH1163113A (ja) | バランシング・ウエイト | |
| JP3300326B2 (ja) | バランシング・ウエイト | |
| JPH11222152A (ja) | 自動車サスペンションメンバの製造方法 | |
| JPH1163112A (ja) | バランシング・ウエイト | |
| CA2300401C (en) | Disc brake backing plate and method of manufacturing same | |
| JP3532638B2 (ja) | 液圧緩衝器の取付環 | |
| JP3503007B2 (ja) | ホイールバランスウエイトおよびその製造方法 | |
| JPH06321033A (ja) | 薄鋼板を用いたバンパー補強材 | |
| JP4006848B2 (ja) | サスペンション用リンク | |
| JP2002276739A (ja) | バランス・ウエイト | |
| CN209241173U (zh) | 新型铝型材汽车防撞梁 | |
| JPH09109638A (ja) | サスペンションアーム | |
| JPS63291702A (ja) | ホイ−ルバランスウエイト | |
| JPH11270608A (ja) | ブッシュ装着用部材 | |
| CN201082728Y (zh) | 一种汽车仪表台板安装梁结构 | |
| JP2001097014A (ja) | アーム用部材 |