JP3300325B2 - バランシング・ウエイト - Google Patents

バランシング・ウエイト

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JP3300325B2 JP2000059741A JP2000059741A JP3300325B2 JP 3300325 B2 JP3300325 B2 JP 3300325B2 JP 2000059741 A JP2000059741 A JP 2000059741A JP 2000059741 A JP2000059741 A JP 2000059741A JP 3300325 B2 JP3300325 B2 JP 3300325B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のタイヤ
のバランスをとるために車輪のリムに取り付けるバラン
シング・ウエイトに関し、特に、環境を汚染する鉛を使
用しないように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバランシング・ウエイトは、図6
の斜視図(a)および側面図(b)に示すように、車輪
のリムを挟むクリップ4と、重りとなる所定重量の鉛塊
5で構成されている。クリップ4は、鋼板を打ち抜き加
工したのち曲げ加工したものであって、弾性を有してお
り、鉛塊5よりクリップ4が抜け出さないように、鉛で
埋没する2つの穴41があけられており、さらに、ドライ
バーの先端を挿し込んで取り外すための穴42があけられ
ている。
【0003】そして、図7の正面図(a)および断面図
(b)に示すように、バランシング・ウエイトを車輪の
リム3に添えてクリップ4をハンマーで打ち込んで固定
している。このような従来のバランシング・ウエイトに
おいては、廉価で、比重が大きく、かつ、融点が低くて
加工性のよい鉛が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、廃棄処分され
る自動車の増加、特に、廃棄処分されるタイヤおよび車
輪の増加に伴って、車輪に付けられたバランシング・ウ
エイトの廃棄量も増加している。
【0005】鉄またはアルミで作られた車輪を廃棄する
とき、タイヤは取り外されるが、バランシング・ウエイ
トは取り外されることなくそのまま廃棄されたり、リサ
イクルに回されている。
【0006】バランシング・ウエイトの付いた車輪をリ
サイクルするとき、バランシング・ウエイトの鉛は不純
物となる。
【0007】また、廃棄処分されたバランシング・ウエ
イトに雨水がかかると、基準値を上回る鉛が溶け出して
環境を汚染することがあった。
【0008】そこで、この発明は、このような課題を解
決するために考えられたもので、廃棄処分されても環境
を汚染せず、リサイクルされても不純物とならないバラ
ンシング・ウエイトを提供するために考えられたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のバランシング
・ウエイトは、細長い弾性を有する鋼板の中ほどに、コ
字形に裁断して起こした切起し片22を形成し、鋼板の両
端21、24を切起し片22と同じ側に曲げ加工したクリップ
2と、このクリップ2の幅とほぼ同じ長さの段部11を有
し、長手方向の両側に溝条12を形成した棒状の鉄の重り
1とよりなり、クリップ2の切起し片22の先端部23およ
び一方の端部24の先端部25を棒状の鉄の重り1の溝条12
に係合させて組み付けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明のバランシング・ウエイ
トは、図1の斜視図に示す鉄の重り1と、反対方向から
見た図2の斜視図(a)、(b)に示すクリップ2とに
より構成されている。
【0011】棒状の鉄の重り1は、中央部にクリップ2
の幅と同じ長さの段部11を有し、長手方向の両側に溝条
12を形成したものである。
【0012】クリップ2は、細長い弾性を有する鋼板の
中ほどに、コ字形に裁断して起こした切起し片22を形成
し、鋼板の両端部21、24を、切起し片22と同じ側に曲げ
加工したもので、切起し片22の先端部および切起し片22
と対向する鋼板の端部24の先端部には、鉄の重り1の溝
条12と係合する屈曲部23、25が形成されている。
【0013】棒状の鉄の重り1の段部11を下向きにし
て、鉄の重り1の中央部をクリップ2の切起し片22およ
び端部24の間に押し込むと、クリップ2は弾性を有して
いるので、押し込まれた鉄の重り1の中央部で、クリッ
プ2の切起し片22と端部24の間が開いて、図3の斜視図
および図4の側面図に示すように組み付けることができ
る。
【0014】クリップ2に鉄の重り1を組み付ける際
に、クリップ2の切起し片22の先端部および端部24の先
端部に、外向きの開く屈曲部23、25が形成されているの
で、組み付け作業を円滑に行なうことができる。
【0015】このようにして、鉄の重り1をクリップ2
に一度組み付けると、切起し片22の端部24の屈曲部23、
25が、鉄の重り1の溝条12と係合して、クリップ2より
鉄の重り1が外れることはないのである。
【0016】棒状の鉄の重り1は、軟鋼または硬鋼の線
材を鍛造加工したものであって、段部11を形成した中央
部の断面形状は、重量の大小に拘わらず同じであり、両
端部長さを変えることにより重り1の重量を任意に調整
して、重量の異なる各種のものを製造することができ
る。
【0017】したがって、重量が異なるバランシング・
ウエイトであっても、1種類のクリップ2を用意するこ
とにより、重量が異なる重り1と共通に組み付けること
ができる。この組み付けは、前以て行なう必要はなく、
バランシング・ウエイトを車輪のリム3に取り付ける直
前に、所望重量の重り1を選び出してクリップ2と組み
合わせてもよいのである。
【0018】このように構成されたバランシング・ウエ
イトを車輪のリムに取り付ける際には、図6の断面図に
示すように、クリップ2の端部21と鉄の重り1および切
起し片22との間にリム3を挟み込むようにハンマーで打
ち込んで固定する。
【0019】
【発明の効果】以上の実施の形態に基づく説明から明ら
かなように、この発明のバランシング・ウエイトによる
と、使用する材料が全て鉄であるから、廃棄処分されて
も鉛のように環境汚染をすることはない。また、鉄製の
車輪に取り付けられた状態で鉄材としてリサイクルされ
ても、鉄に対する不純物とはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のバランシング・ウエイトに用いる鉄
の重りの斜視図、
【図2】この発明のバランシング・ウエイトに用いるク
リップの反対方向から見た斜視図(a)、(b)、
【図3】この発明のバランシング・ウエイトを組み付け
た状態を示す斜視図、
【図4】この発明のバランシング・ウエイトを組み付け
た状態を示す側面図、
【図5】この発明のバランシング・ウエイトを車輪のリ
ムに取り付けた状態を示す断面図、
【図6】従来のバランシング・ウエイトを示す斜視図
(a)および側面図(b)、
【図7】従来のバランシング・ウエイトを車輪に取り付
けた状態を示す正面図(a)および断面図(b)であ
る。
【符号の説明】
1 鉄の重り 2 クリップ 3 車輪のリム 11 段部 12 溝条 21、24 端部 22 切起し片 23、25 屈曲部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い弾性を有する鋼板の中ほどに、コ
    字形に裁断して起こした切起し片を形成し、上記鋼板の
    両端を上記切起し片と同じ側に曲げ加工したクリップ
    と、 該クリップの幅とほぼ同じ長さの段部を有し、長手方向
    の両側に溝条を形成した棒状の鉄の重りとよりなり、 上記クリップの切起し片の先端部および一方の端部の先
    端部を上記棒状の鉄の重りの溝条に係合させて組み付け
    たことを特徴とするバランシング・ウエイト。
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